JPH11205798A - 画像復号化装置及び多重化装置 - Google Patents

画像復号化装置及び多重化装置

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JPH11205798A
JPH11205798A JP267498A JP267498A JPH11205798A JP H11205798 A JPH11205798 A JP H11205798A JP 267498 A JP267498 A JP 267498A JP 267498 A JP267498 A JP 267498A JP H11205798 A JPH11205798 A JP H11205798A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】飛び越し走査画像と順次走査画像の両方を復号
する際に、ストリームの切り替わり位置で、表示フィー
ルドの抜けや、PTS同期出画動作の乱れが発生しない
ようにする。 【解決手段】モード遷移検出手段は、飛び越し走査画像
を符号化した第1のビットストリームから、順次走査画
像を符号化した第2のビットストリームへの切り替わっ
た最初のフレームI0を検出して、モード遷移情報を第
1のシーケンサに出力する。第1のシーケンサは、モー
ド遷移情報を受け取ると、次のフレームのデコード開始
を、図2の210から211へ、1垂直同期期間遅らせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル放送の
分野に属し、画像圧縮された動画、圧縮された音声、及
び時間情報を多重化してディジタル放送信号を作成す
る、MPEG2システムエンコーダなどの多重化装置、
及びディジタル放送信号を受信するセットトップボック
スなどに内蔵され、選択されたビデオストリームから動
画を復号化し表示する、MPEG2ビデオデコーダなど
の画像復号化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の多重化装置として、動画を圧縮し
たビデオ・エレメンタリ・ストリーム(以下、ビデオE
Sと略す)と、音声を圧縮したオーディオ・エレメンタ
リ・ストリーム(以下、オーディオESと略す)と、そ
れぞれの表示時刻を指定するための時間情報とを多重化
して、番組ストリームを作成し、さらにこの番組ストリ
ームを、多くのチャネル数多重化してディジタル放送信
号を作成する多重化装置がある。
【0003】また、従来の画像復号化装置として、この
ディジタル放送信号から、1つの番組ストリームを選択
し、この番組ストリームから分離された、ビデオESも
しくはビデオ・パケッタイズド・エレメンタリ・ストリ
ーム(以下、ビデオPESと略す)を入力して、画像復
号化を施し、復号された動画信号を表示する画像復号化
装置がある(例えば、「70近くの多チャネルを実現する
日本初のディジタル衛星放送」日経エレクトロニクス、
日経BP社、149頁〜164頁、1996年9月2日
号)。
【0004】多重化装置は、画像信号の圧縮方式として
MPEG2を用いた場合、圧縮の際に、複数の動き予測
(以下、MCと略す)モード、符号化モードを画像の特
性によって切り替えている。そして、これらのモードの
選択結果をヘッダとしてビデオESの中に多重して伝送
している。画像復号化装置は、このヘッダの情報を解析
し、解析結果に基づいて、内部の動作を切り替えている
(例えば、「ビデオ圧縮」テレビジョン学会誌、Vol.4
9、No.4、435頁〜466頁、(1995))。
【0005】図16に、従来の多重化装置の構成例を示
す。図16において、50、51、60、61は入力端
子、52、62は映像符号化手段、53、63は音声符
号化手段、54、55、64、65はPES化手段、5
6、57、66、67はTS化手段、58、68は1次
多重手段、70は時間情報発生手段、71は2次多重手
段、72は出力端子である。
【0006】入力端子50及び60には映像信号、入力
端子51及び61には音声信号が入力される。
【0007】入力端子50に入力された映像信号は、映
像符号化手段52で画像圧縮されて、ビデオESとな
り、PES化手段54で、時間情報発生手段70からの
表示タイムスタンプ(以下PTSと略す)を多重され、
パケッタイズド・エレメンタリ・ストリーム(以下PE
Sと略す)に変換される。PES化手段54から出力さ
れたビデオPESは、TS化手段56で、時間情報発生
手段70からの番組基準時間情報(以下PCRと略す)
を多重され、トランスポート・ストリーム(以下TSと
略す)に変換される。TS化手段56から出力されたビ
デオTSは、1次多重手段58に入力される。
【0008】入力端子51に入力された音声信号も、音
声符号化手段53、PES化手段55、TS化手段57
で同様の処理を施され、1次多重手段58に入力され
る。
【0009】1次多重手段58は、入力されたビデオT
SとオーディオTSを多重化して、番組ストリームを作
成し、2次多重手段71に出力する。
【0010】同様に、入力端子60に入力された映像信
号、および、入力端子61に入力された音声信号も、上
述したようにして処理を施され、1次多重手段68でビ
デオTSとオーディオTSが多重化されて番組ストリー
ムが作成され、2次多重手段71に出力される。
【0011】2次多重手段71は、入力された複数の番
組ストリームを多重化して、ディジタル放送信号を作成
し、出力端子72から出力する。
【0012】図17および18に、従来の画像復号化装
置を用いたセットトップボックスの構成例を示す。な
お、図18は、図17の画像復号化装置40を構成する
各構成手段のブロック図である。図17において、41
は入力端子、42はシステムデコーダ、43は音声復号
化装置、44は出力端子、40は画像復号化装置30及
び32は入力端子を示す。また、図18において、31
はES分離手段、33は同期出画制御手段、2はストリ
ームバッファメモリ、3は可変長復号手段、4は逆量子
化手段、5は逆DCT手段、6は加算手段、7はヘッダ
解析手段、39は第3のシーケンサ、9は動き補償手
段、10は第1のフレームメモリ、11は第2のフレー
ムメモリ、21は第1の表示用メモリ、22は第2の表
示用メモリ、24は表示画像選択手段、23は出力端
子、20は第2のシーケンサ、25はタイミング生成手
段を示す。
【0013】システムデコーダ42は、入力端子41か
ら入力されたディジタル放送信号から、表示すべき番組
ストリームを選択し、ビデオPES及びオーディオPE
Sを抜き出して、それぞれ画像復号化装置40及び音声
復号化装置43に入力する。また、各PESに対応する
PCRを抜き出して、画像復号化装置40及び音声復号
化装置43に出力する。
【0014】オーディオPESは、音声復号化装置43
で復号化され、出力端子44から出力される。
【0015】一方、入力端子30を介して、画像復号化
装置40に入力されたビデオPESは、ES分離手段3
1でビデオESのみが分離されて、ストリームバッファ
メモリ2に蓄積される。また、ES分離手段31は、P
TSを抜き取り、同期出画制御手段33に入力する。同
期出画制御手段33は、入力端子32を介して入力され
るPCRと、ES分離手段から入力されたPTSとを用
いて、復号画像の表示タイミングがPTSで指定された
タイミングになるように、第3のシーケンサ39を制御
する。このことにより、復号後の映像と音声の同期が実
現される。
【0016】ストリームバッファメモリ2に蓄積された
ビデオESは、可変長復号手段3に入力される。可変長
復号手段3は、MPEG規格に沿って、可変長符号化さ
れたビデオESをもとの符号に戻し、量子化DCT係数
データを逆量子化手段4に出力するとともに、必要な情
報をヘッダ解析手段7に出力する。逆量子化手段4に入
力された量子化DCT係数データは、逆量子化手段4で
逆量子化され、逆DCT手段5で逆DCT処理され、さ
らに、加算手段6で動き予測データと加算されて、復号
画像データとなる。
【0017】この復号画像データは、第2のシーケンサ
20の制御により、第1のフレームメモリ10、第2の
フレームメモリ11、第1の表示用メモリ21、第2の
表示用メモリ22のうちで、最適なメモリに記憶され
る。動き補償の際に、参照画像として用いられるフレー
ムの復号画像データは、第1のフレームメモリ10また
は第2のフレームメモリ11に記憶され、動き補償(以
下、MCと略す)を行う動き補償手段9に入力されて、
動き予測データに変換される。参照画像として用いられ
ない、双方向予測により圧縮されたフレームの復号画像
データは、第1の表示用メモリ21または第2の表示用
メモリ22に記憶される。表示画像選択手段24は、第
2のシーケンサ20の制御により、第1のフレームメモ
リ10、第2のフレームメモリ11、第1の表示用メモ
リ21、第2の表示用メモリ22に記憶された復号画像
データのうち、適切なフレームを順次読み出して、出力
端子23に出力する。
【0018】ヘッダ解析手段7は、ビデオストリームに
多重されたヘッダ情報から、フレームレートなどの原画
の画像フォーマット、動き予測モード、DCTモード、
動きベクトルなどの付加情報を解析し、解析結果を逆量
子化手段4、逆DCT手段5、動き補償手段9及び第3
のシーケンサ39に出力する。第3のシーケンサ39
は、ヘッダ解析手段7からの情報、及び、タイミング生
成手段25からのタイミング信号に基づき、可変長復号
手段3、逆量子化手段4、逆DCT手段5、動き補償手
段9及び第2のシーケンサ20を制御して、順次、復号
及び表示動作を行わせる。
【0019】図19に、図18に示した従来の画像復号
化装置の動作の一例を示すタイミングチャートを示す。
ここでは、現行のテレビ放送の信号で用いられている、
59.94フィールド/秒の飛び越し走査画像を符号化
したビデオESを、従来の画像復号化装置で復号化する
場合の動作を示すが、同時に、従来の画像復号化装置に
入力される入力ストリームが、59.94フレーム/秒
の順次走査画像をフレーム符号化したストリームに切り
替わった場合の動作も、併せて示す。
【0020】図19において、101は復号区間、10
2は表示区間、103は垂直同期信号を示す。また、I
はイントラ符号化されたフレーム、Pは前方向予測符号
化されたフレーム、Bは双方向予測符号化されたフレー
ムを示し、Topはトップフィールド、Botはボトム
フィールドを、添え字は画像番号を示す。
【0021】復号、表示ともに垂直同期信号103を基
準に開始されるよう構成されている。例えば、59.9
4フィールド/秒の飛び越し走査画像を復号する際に、
フレームP26のボトムフィールドが第1のフレームメ
モリ10から読み出されて表示されるのと同時に、フレ
ームB27が復号されて第1の表示用メモリ21に記憶
される。同様に、フレームB27のボトムフィールドが
第1の表示用メモリ21から読み出されるのと同時に、
フレームB28が復号されて第2の表示用メモリ22に
記憶される。このような動作により、表示用メモリに記
憶された復号画像データが、表示のために読み出される
前に、次の復号画像データで書きつぶされることの無い
ように構成されている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】このような、従来の画
像復号化装置においては、現行のテレビ放送の信号で用
いられている、59.94フィールド/秒の飛び越し走
査画像を符号化したビデオESを、復号化する際には問
題がないものの、59.94フレーム/秒の順次走査画
像を符号化したビデオESとの切り替わり時点におい
て、問題点を生ずる。すなわち、図19のタイミングチ
ャートに示したように、フレームP29のトップフィー
ルドを表示した次の、垂直同期期間において、フレーム
I0が表示されてしまい、フレームP29のボトムフィ
ールドが表示されない。
【0023】本発明は、上記問題点に鑑み、画像復号化
装置の入力が、59.94フィールド/秒の飛び越し走
査画像を符号化したビデオESと、59.94フレーム
/秒の順次走査画像を符号化したビデオESとの間で切
り替わっても、切り替わり時点において、表示できない
フィールドを生じることなく、全画像情報を復号できる
画像復号化装置及び多重化装置を提供することを目的と
する。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、飛
び越し走査画像が符号化された第1ビットストリーム、
および、順次走査画像が符号化された第2ビットストリ
ームを入力する入力手段と、前記入力手段が入力した前
記第1ビットストリームおよび前記第2ビットストリー
ムのデータを復号する復号手段と、前記復号手段に復号
されるビットストリームが前記第1または第2ビットス
トリームのうちの一方から他方のビットストリームへ変
更されたことを検出し、その旨の情報をモード遷移情報
として出力するモード遷移検出手段と、前記モード遷移
検出手段からの前記モード遷移情報を入力し、そのモー
ド遷移情報に基づいて、前記復号手段のデータ復号の開
始時間を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
画像復号化装置である。
【0025】請求項12の本発明は、飛び越し走査画像
を入力して、第1ビットストリームに符号化し、また、
順次走査画像を入力して、第2ビットストリームに符号
化する符号化手段と、前記符号化手段が符号化した前記
第1ビットストリームおよび前記第2ビットストリーム
の各データに、そのデータの復号画像が所定の垂直同期
信号に同期して所定の時刻に表示されるように、表示時
刻基準信号を多重化する多重化手段と、前記符号化手段
に符号化されたビットストリームが前記第1ビットスト
リームまたは前記第2ビットストリームのうちの一方か
ら他方のビットストリームへ変更されたことを検出し、
その旨の情報をモード遷移情報として出力するモード遷
移検出手段とを備え、前記符号化手段に符号化されたビ
ットストリームが前記第2ビットストリームから前記第
1ビットストリームへ変更された場合、前記多重化手段
は、前記第2ビットストリームの最先のデータに、その
データの復号画像が前記垂直同期信号の垂直期間の2以
上の整数倍の期間遅れて表示されるように、前記表示時
刻基準信号を多重化することを特徴とする多重化装置で
ある。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の画像復号化装置
及び多重化装置を図面を参照して説明する。
【0027】(実施の形態1)図1に、本発明の実施の
形態1の画像復号化装置のブロック図を示す。図1にお
いて、2〜7、9〜11、20〜33は図18に示す従
来例と同一であり、8は第1のシーケンサ、12はモー
ド遷移検出手段である。
【0028】入力端子30を介して、画像復号化装置に
入力されたビデオPESは、ES分離手段31でビデオ
ESのみが分離されて、ストリームバッファメモリ2に
蓄積される。また、ES分離手段31は、PTSを抜き
取り、同期出画制御手段33に出力する。同期出画制御
手段33は、入力端子32を介して入力されるPCR
と、ES分離手段31から入力されたPTSとを用い
て、復号画像の表示タイミングが、PTSで指定された
タイミングになるように第1のシーケンサ8を制御す
る。
【0029】ストリームバッファメモリ2に蓄積された
ビデオESは、可変長復号手段3に入力される。可変長
復号手段3は、MPEG規格に沿って、可変長符号化さ
れたビデオESを、もとの符号に戻し、量子化DCT係
数データを逆量子化手段4に出力するとともに、必要な
情報をヘッダ解析手段7に出力する。逆量子化手段4に
入力された量子化DCT係数データは、逆量子化手段4
で逆量子化され、逆DCT手段5で逆DCT処理され、
さらに、加算手段6で動き予測データと加算されて、復
号画像データとなる。
【0030】この復号画像データは、第2のシーケンサ
20の制御により、第1のフレームメモリ10、第2の
フレームメモリ11、第1の表示用メモリ21、第2の
表示用メモリ22のうちで、最適なメモリに記憶され
る。動き補償の際に、参照画像として用いられるフレー
ムの復号画像データは、第1のフレームメモリ10また
は第2のフレームメモリ11に記憶され、動き補償手段
9に入力されて、動き予測データに変換される。参照画
像として用いられないフレームの復号画像データは、第
1の表示用メモリ21または第2の表示用メモリ22に
記憶される。表示画像選択手段24は、第2のシーケン
サ20の制御により、第1のフレームメモリ10、第2
のフレームメモリ11、第1の表示用メモリ21、第2
の表示用メモリ22に記憶された復号画像データのう
ち、適切なフレームを順次読み出して、出力端子23に
出力する。
【0031】ヘッダ解析手段7は、ビデオストリームに
多重されたヘッダ情報から、フレームレートなどの原画
の画像フォーマット、動き予測モード、DCTモード、
動きベクトルなどの付加情報を解析し、解析結果を逆量
子化手段4、逆DCT手段5、動き補償手段9及びモー
ド遷移検出手段12に出力する。モード遷移検出手段1
2は、ヘッダ解析手段7からのヘッダ情報の、必要なも
のを第1のシーケンサ8に出力すると同時に、59.9
4フィールド/秒の飛び越し走査画像を符号化したビデ
オESから、59.94フレーム/秒の順次走査画像を
符号化したビデオESへの切り替わりを検出して、モー
ド遷移情報として第1のシーケンサ8に出力する。第1
のシーケンサ8は、モード遷移検出手段12からのヘッ
ダ情報、モード遷移情報及びタイミング生成手段25か
らの垂直同期信号に基づき、可変長復号手段3、逆量子
化手段4、逆DCT手段5、動き補償手段9及び第2の
シーケンサ20を制御して、順次、復号及び表示動作を
行わせる。
【0032】図2に、図1の本発明の実施の形態1の画
像復号化装置の動作の一例を示すタイミングチャートを
示す。図2において、103は、図19に示す従来の画
像復号化装置のタイミングチャートに示した垂直同期信
号と同一のものである。201は復号区間、202は表
示区間を示す。
【0033】図1、図2において、モード遷移検出手段
12は、59.94フィールド/秒の飛び越し走査画像
を符号化したビデオESから、59.94フレーム/秒
の順次走査画像を符号化したビデオESへの切り替わっ
た最初のフレームI0を検出して、モード遷移情報を第
1のシーケンサ8に出力する。第1のシーケンサ8は、
モード遷移情報を受け取ると、次のフレームのデコード
開始を、図2の210から211へ、1垂直同期期間だ
け遅らせる。
【0034】図3に、この様な動作を行うための、第1
のシーケンサ8の垂直同期パルス入力部分に設けられる
回路の一例を示す。図3において、90、91は入力端
子、92はSRフリップフロップ(以下SR−FFと略
す)、93は反転手段、94はOR演算手段、95は出
力端子である。
【0035】入力端子90に垂直同期パルスが、また、
入力端子91にモード遷移情報のパルスが入力される。
入力端子91にモード遷移情報のパルスが入力される
と、SR−FF92の出力はLになり、その結果OR演
算手段94の出力は、入力端子90からの信号に関わら
ず、常にHとなる。その場合の、入力端子90に入った
垂直同期パルスは、出力端子95には出力されない。こ
れ以降は、入力端子90に入った垂直同期パルスがその
まま出力端子95から出力される。第1のシーケンサ8
は、この出力端子95からの信号を基準として次のフレ
ームの復号を開始する。
【0036】このような動作により、フレームI0の表
示区間を1垂直同期期間遅らせることで、フレームP2
9のボトムフィールドが抜けることなく、ストリーム内
の全てのフレームを表示することが可能となる。
【0037】(実施の形態2)図4に、本発明の実施の
形態2の画像復号化装置のブロック図を示す。図4にお
いて、2〜12、20、21、23〜33は図1に示す
本発明の実施の形態1と同一であり、13は遅延手段で
ある。また、第2の表示用メモリ22が削除され、第1
の表示用メモリ21の書き込み/読み出しアドレスの情
報を伝える表示アドレス情報信号400が、第2のシー
ケンサ20から第1のシーケンサ8に入力される。遅延
手段13は、タイミング生成手段25からの垂直同期信
号から、第1の復号開始信号を作成して、第1のシーケ
ンサ8に出力する。
【0038】図5に、図4の本発明の実施の形態2の画
像復号化装置の動作の一例を示すタイミングチャートを
示す。図5において、103は図1に示す本発明の実施
の形態1のタイミングチャートに示した垂直同期信号と
同一のものである。301は復号区間、302は表示区
間、303は遅延手段13から出力される、第1の復号
開始信号を示す。
【0039】図4、図5において、遅延手段13は、5
9.94フィールド/秒の飛び越し走査画像を符号化し
たビデオESを復号している間は、垂直同期信号をその
まま第1のシーケンサ8に入力している。モード遷移検
出手段12は、59.94フレーム/秒の順次走査画像
を符号化したビデオESへの切り替わった最初のフレー
ムI0を検出して、モード遷移情報を第1のシーケンサ
8に出力する。第1のシーケンサ8は、モード遷移情報
を受け取ると、遅延手段13を制御して、第1の復号開
始信号303を図5の311から312へ、所定の期間
Tだけ遅延させるとともに、次のフレームのデコード開
始を、図5の310から312へ、つまり、1垂直同期
期間と所定の期間Tだけ遅らせる。このような動作によ
り、フレームP29のボトムフィールドを表示すること
が可能となる。
【0040】さらに、本発明の実施の形態2において
は、フレームメモリの量を削減できる。図6に、59.
94フィールド/秒の飛び越し走査画像を復号および表
示する際の、第1の表示用メモリ21の動作を概念的に
示す。図6は、第1の表示用メモリ21のアドレスを2
次元で表現しており、この2次元表現は、復号画像デー
タのそれぞれの画素データの、画面上の位置と一致して
いるものとする。すなわち、復号画像データの1ライン
目のデータが図6の一番上に記憶されており、最終ライ
ンのデータが一番下に記憶されているものとする。
【0041】502は、フレームB27のボトムフィー
ルドが、第1の表示用メモリ21から読み出される際
の、読み出しアドレスを示すリードポインタである。ま
た、501は、フレームB28が復号されて、第1の表
示用メモリ21に記憶される際の、書き込みアドレスを
示すライトポインタである。これらのポインタは、第2
のシーケンサ20に制御されており、その値を表示アド
レス情報信号400として、第1のシーケンサ8に出力
する。図6においては、これらのポインタはともに、上
端から読み出し/書き込みを開始し、下に向かって進
む。下端までポインタが進んだ時点で、1フレームの処
理を終了する。
【0042】第1のシーケンサ8は、ライトポインタ5
01の値とリードポインタ502の値の差が、所定の値
以下になった場合、すなわち、フレームB27の復号画
像データが表示される前に、フレームB28の復号画像
データで書きつぶされそうになった場合には、ポインタ
の差が所定の値以上になるまで、復号、すなわち書き込
み動作を一時停止させる。
【0043】フレームB28の復号画像データがフレー
ム符号化されたESであるため、ライトポインタ501
は、図5の313から315までの時間で、図6の上端
から下端まで順に進んでいく。一方、フレームB28の
復号画像データの表示は飛び越し走査の表示となるた
め、リードポインタ502は、図5の316から313
までの時間で、図6の上端から下端まで、トップフィー
ルドのみを読み出し、その後、図5の313から314
までの時間で、ボトムフィールドのみを読み出す。従っ
て、フレームB27の読み出しと、フレームB28の書
き込みが同時に発生する。この場合、図5の313から
314までの時間において、読み出しがフィールド単
位、すなわち1ラインおきであるのに対し、書き込みは
フレーム単位であるため、基本的にはリードポインタの
進行がライトポインタの進行よりも速い。従って、復号
画像データの書きつぶしが発生しそうになった時点で、
復号動作が一時停止しても、復号停止による影響は発生
しない。このような動作により、第1の表示用メモリ2
1に記憶された復号画像データが、表示のために読み出
される前に、次の復号画像データで書きつぶされること
の無いように構成されている。
【0044】図7に、59.94フレーム/秒の順次走
査画像を復号および表示する際の、第1の表示用メモリ
21の動作を概念的に示す。図7においても、図6と同
様に、第1の表示用メモリ21のアドレスを2次元で表
現しており、この2次元表現は、復号画像データのそれ
ぞれの画素データの、画面上の位置と一致しているもの
とする。
【0045】602は、フレームB1が、第1の表示用
メモリ21から読み出される際の、読み出しアドレスを
示すリードポインタである。また、601は、フレーム
B2が復号されて、第1の表示用メモリ21に記憶され
る際の、書き込みアドレスを示すライトポインタであ
る。
【0046】フレームB2の復号画像データがフレーム
符号化されたESであるため、ライトポインタ601
は、図5の320から321までの時間で、図7の上端
から下端まで順に進んでいく。一方、フレームB1の復
号画像データの表示のため、リードポインタ602は、
図5の322から323までの時間で、図7の上端から
下端まで順に進んでいく。従って、フレームB1の読み
出しと、フレームB2の書き込みが同時に発生する。こ
の場合、図5の322から321までの時間において、
ライトポインタ601の進行は、リードポインタ602
の進行に対して、遅延手段13で設定される所定の遅延
時間T、すなわち図5の311から312までの時間だ
けの余裕がある。このような動作により、59.94フ
レーム/秒の順次走査画像を復号する際も、第1の表示
用メモリ21に記憶された復号画像データが、表示のた
めに読み出される前に、次の復号画像データで書きつぶ
されるということは無い。
【0047】本発明の実施の形態2は、画像復号化装置
の入力が59.94フィールド/秒の飛び越し走査画像
を符号化したビデオESから59.94フレーム/秒の
順次走査画像を符号化したビデオESへ切り替わって
も、それぞれのビデオESの復号において、必要な表示
用メモリの容量を削減した上で、切り替わり時点におい
て、表示できないフィールドを生じることなく、全画像
情報を復号できる画像復号化装置を提供可能とする。
【0048】(実施の形態3)図8に、本発明の実施の
形態3の画像復号化装置のブロック図を示す。図8にお
いて、2〜12、20〜24、30〜33は図4に示す
本発明の実施の形態2と同一であり、14は復号タイミ
ング選択手段、26は第2のタイミング生成手段であ
る。第2のタイミング生成手段26は、垂直同期信号1
03以外に、第2の復号開始信号700、第3の復号開
始信号701、第4の復号開始信号702を作成して、
復号タイミング選択手段14に出力する。第2の復号開
始信号700は飛び越し走査画像のトップ・フィールド
の復号開始時刻を示す信号、第3の復号開始信号701
は同じくボトム・フィールドの復号開始時刻を、また、
第4の復号開始信号702は順次走査画像の復号開始時
刻を示す信号である。また、第1のシーケンサ8から復
号タイミング選択手段14への入力780はリセットパ
ルス、781は制御信号である。
【0049】図9に、図8の本発明の実施の形態3の画
像復号化装置において、59.94フィールド/秒で、
トップ・フィールド・ファーストの飛び越し走査画像を
復号した後に、59.94フレーム/秒の順次走査画像
を復号した場合の動作の一例を示すタイミングチャート
を示す。図9において、103、301、302それぞ
れは、図5に示す本発明の実施の形態2のタイミングチ
ャートに示した垂直同期信号、復号区間、表示区間と同
一のものである。700は第2の復号開始信号、701
は第3の復号開始信号、702は第4の復号開始信号、
750は復号タイミング選択手段14の出力である。ま
た、飛び越し走査画像を符号化したビデオESの最後に
は、シーケンスエンドコード740が付加されているも
のとする。また、この実施の形態3では、ビデオESの
シーケンスレイヤが復号されて、原画像のフォーマット
がわかるまでは、初期設定として、第2の復号開始信号
700を復号の開始時刻の基準として用いるものとす
る。
【0050】図8、図9において、復号タイミング選択
手段14は、59.94フィールド/秒の飛び越し走査
画像を符号化したビデオESを復号している間は、第2
の復号開始信号700を第1のシーケンサ8に出力して
いる。モード遷移検出手段12は、シーケンスエンドコ
ード740を検出すると、シーケンスエンドコード検出
情報(以下、SEC検出情報と略する)を第1のシーケ
ンサ8に出力する。第1のシーケンサ8は、SEC検出
情報を入力すると、そのビデオESの復号を一旦終了さ
せ、復号タイミング選択手段14にリセットパルスを出
力する。復号タイミング選択手段14は、リセットパル
スを入力した直後から、初期設定である、第2の復号開
始信号700を出力する。
【0051】その後、第1のシーケンサ8は、次に入っ
てきたビデオESを、第2の復号開始信号700を基準
として、図9の720から復号する。このときに、モー
ド遷移検出手段12は、59.94フレーム/秒の順次
走査画像を符号化したビデオESへ切り替わった最初の
フレームI0を検出して、モード遷移情報を第1のシー
ケンサ8に出力する。この際、実施の形態3において
は、前にデコードしていたビデオESが、飛び越し走査
のボトム・フィールド・ファーストのビデオESであっ
たかどうかの情報を、フレーム遷移情報に含めて、第1
のシーケンサ8に出力するものとする。
【0052】第1のシーケンサ8は、モード遷移情報を
受け取ると、復号タイミング選択手段14を、制御信号
781により制御して、第4の復号開始信号702を出
力させる。この際に、復号タイミング選択手段14は、
第1のシーケンサ8から入力される制御信号781を、
垂直同期信号103の立ち上がりでラッチするように構
成する。このとき、第1のシーケンサ8から、制御信号
781により送られた内容は、その次の垂直同期期間か
ら、復号タイミング選択手段14の動作に反映される。
従って、復号タイミング選択手段14の出力750は、
図9のタイミング721以降から、第4の復号開始信号
702を出力するようになる。
【0053】一方、第1のシーケンサ8は、復号タイミ
ング選択手段14の出力750に基づいて復号を行う
が、モード遷移情報を受け取ると、前にデコードしてい
たビデオESが、飛び越し走査のボトム・フィールド・
ファーストのビデオESで無ければ、次のフレームのデ
コード開始を、復号開始信号1回分待ってから行う。図
9においては、信号722を1回分飛ばして、次の72
3からデコードを開始する。このような動作により、フ
レームP29のボトムフィールドを表示することが可能
となる。
【0054】図10に、図8の本発明の実施の形態3の
画像復号化装置において、59.94フィールド/秒
で、ボトム・フィールド・ファーストの飛び越し走査画
像を復号した後に、59.94フレーム/秒の順次走査
画像を復号した場合の動作の一例を示すタイミングチャ
ートを示す。図10において、700、701、70
2、103、740それぞれは、図9に示すタイミング
チャートに示したものと同一である。710は復号区
間、711は表示区間である。図8、図10において、
復号タイミング選択手段14は、59.94フィールド
/秒の飛び越し走査画像を符号化したビデオESを復号
している間は、ボトム・フィールド・ファーストのた
め、第3の復号開始信号701を第1のシーケンサ8に
出力する。モード遷移検出手段12は、シーケンスエン
ドコード740を検出すると、SEC検出情報を第1の
シーケンサ8に出力する。第1のシーケンサ8は、SE
C検出情報を入力すると、そのビデオESの復号を一旦
終了させ、復号タイミング選択手段14にリセットパル
スを出力する。復号タイミング選択手段14は、リセッ
トパルスを入力した直後から、初期設定である、第2の
復号開始信号700を出力する。
【0055】その後、第1のシーケンサ8は、次に入っ
てきたビデオESを、第2の復号開始信号700を基準
として、図10の730から復号する。このときに、モ
ード遷移検出手段12は、59.94フレーム/秒の順
次走査画像を符号化したビデオESへ切り替わった最初
のフレームI0を検出して、モード遷移情報を第1のシ
ーケンサ8に出力する。
【0056】第1のシーケンサ8は、モード遷移情報を
受け取ると、復号タイミング選択手段14を、制御信号
781により制御して、第4の復号開始信号702を出
力させる。この際に、復号タイミング選択手段14は、
第1のシーケンサ8から入力される制御信号781を、
垂直同期信号103の立ち上がりでラッチするように構
成する。このとき、第1のシーケンサ8から、制御信号
781により送られた内容は、その次の垂直同期期間1
03から、復号タイミング選択手段14の動作に反映さ
れる。従って、復号タイミング選択手段14の出力75
1は、図10のタイミング731以降から、第4の復号
開始信号702を出力するようになる。
【0057】一方、第1のシーケンサ8は、復号タイミ
ング選択手段14の出力751に基づいて復号を行わせ
る。図10の場合は、前にデコードしていたビデオES
が、飛び越し走査のボトム・フィールド・ファーストで
あるため、モード遷移情報を受け取っても、次のフレー
ムの復号を、次の復号開始信号で行う。図10において
は、信号732からすぐに復号を開始する。このような
動作により、ボトム・フィールド・ファーストのビデオ
ESから順次走査のビデオESへの切り替わりで、逆に
フレームを多く表示することを防ぐことが可能となる。
【0058】以上のように、実施の形態3は、飛び越し
走査のビデオESから順次走査のビデオESへの切り替
わりにおいて、飛び越し走査のビデオESが、トップ・
フィールド・ファーストでも、ボトム・フィールド・フ
ァーストでも、ビデオESの切り替わり時点で、全ての
フレームを表示でき、かつ特定のフレームが繰り返し表
示されない画像復号化装置を提供可能とする。さらに、
ビデオESの切り替わり時点に、シーケンスエンドコー
ドが挿入されているストリームに対応可能である。さら
に、復号開始信号の選択を垂直同期信号103に同期し
て行うことで、復号を待つ回数が、復号タイミング選択
手段14の出力信号の、1パルス以上にならないように
なり、回路の構成を簡略にすることができる。
【0059】(実施の形態4)図11および12に、本
発明の実施の形態4の画像復号化装置を用いたセットト
ップボックスの構成例を示す。なお、図12は、図11
の画像復号化装置40を構成する各構成手段のブロック
図である。図11において、40〜44は図17に示す
従来例と同一であり、また、図12において、2〜33
は図7に示す本発明の実施の形態3と同一である。さら
に、図12において、35は第2の同期出画制御手段、
900はモード遷移情報である。
【0060】図13に、図12の本発明の実施の形態4
の画像復号化装置40において、59.94フレーム/
秒の順次走査画像を復号した後に、59.94フィール
ド/秒で、トップ・フィールド・ファーストの飛び越し
走査画像を復号した場合の動作の一例を示すタイミング
チャートを示す。図13において、700、701、7
02、103それぞれは、図9に示す本発明の実施の形
態3のタイミングチャートに示したものと同一である。
910は復号区間、911は表示区間、950は復号タ
イミング選択手段14の出力である。また、図13は、
図9に示す本発明の実施の形態3のタイミングチャート
とは異なり、順次走査画像を符号化したビデオESの最
後に、シーケンスエンドコードが付加されていない場合
の例である。
【0061】図12、図13において、復号タイミング
選択手段14は、59.94フレーム/秒の順次走査画
像を符号化したビデオESを復号している間は、第4の
復号開始信号702を第1のシーケンサ8に出力する。
第1のシーケンサ8は、この復号タイミング選択手段1
4の出力を基準に、入力されたビデオESを復号する。
【0062】モード遷移検出手段12は、59.94フ
レーム/秒の順次走査画像を符号化したビデオESか
ら、59.94フィールド/秒の飛び越し走査画像を符
号化したビデオESへの切り替わった最初のフレームI
0を検出して、モード遷移情報を第1のシーケンサ8に
出力する。
【0063】第1のシーケンサ8は、モード遷移情報を
受け取ると、復号タイミング選択手段14を、制御信号
781により制御して、第2の復号開始信号700を出
力させる。この際に、復号タイミング選択手段14は、
第1のシーケンサ8から入力される制御信号781を、
垂直同期信号103の立ち上がりでラッチするように構
成する。このとき、第1のシーケンサ8から、制御信号
781により送られた内容は、その次の垂直同期期間1
03から、復号タイミング選択手段14の動作に反映さ
れる。従って、復号タイミング選択手段14の出力95
0は、図13のタイミング921以降から、第2の復号
開始信号700を出力するようになる。
【0064】一方、第1のシーケンサ8は、復号タイミ
ング選択手段14の出力950に基づいて復号を行う
が、モード遷移情報を受け取ると、モード遷移後に復号
するビデオESが、飛び越し走査のボトム・フィールド
・ファーストのビデオESで無ければ、そのまま復号を
行う。図13においては、タイミング922から続きの
フレームを復号する。
【0065】この際に、表示区間911において、92
3及び924のように、先に復号した59.94フレー
ム/秒の順次走査画像の最後のフレームP29が3回繰
り返して表示されることになる。これは、Bフレームの
復号の際に、順次走査画像のビデオESでも、飛び越し
走査のビデオESでも、少ないメモリで復号するために
は避けられない動作である。すなわち、順次走査画像の
復号で、フレームB28の復号をタイミング925で開
始し、表示をタイミング926で開始することと、飛び
越し走査画像の復号で、フレームB1の復号をタイミン
グ927で開始し、表示をタイミング928で開始する
ことを両立しようとすると、タイミング923と924
の時刻に空きが必ず発生する。ところが、上述したよう
な復号/表示タイミングで動作することで、本発明の実
施の形態2で述べたように、少ないメモりで復号するこ
とができる。
【0066】従って、メモリ容量の少ないメモリを有す
る画像復号化装置で、画像と音声の同期を合わせて表示
しようとすると、PTS同期出画を、図13のタイミン
グに合わせて行う必要がある。このため、図12の画像
復号化装置40においては、モード遷移検出手段12
は、モード遷移情報900を第2の同期出画制御手段3
5に出力する。第2の同期出画制御手段35は、59.
94フレーム/秒の順次走査画像を符号化したビデオE
Sから、59.94フィールド/秒の飛び越し走査画像
を符号化したビデオESへの切り替わりをモード遷移情
報900から検出し、PTS同期出画が正常に行われて
いるかどうかの判定、及びその結果に基づいて、タイミ
ング923及び924においては復号が一時中止される
ように、復号タイミングを制御する。このような動作に
より、フレームP29が複数回表示されることに起因し
て、PTS同期出画の動作が異常になることが回避され
る。ただし、後述するように、送信側の多重化装置にお
いても対策を行うことが必要である。
【0067】図14に、図12の本発明の実施の形態4
の画像復号化装置40において、59.94フレーム/
秒の順次走査画像を復号した後に、59.94フィール
ド/秒で、ボトム・フィールド・ファーストの飛び越し
走査画像を復号した場合の動作の一例を示すタイミング
チャートを示す。図14において、700、701、7
02、103それぞれは、図13のタイミングチャート
に示したものと同一である。912は復号区間、913
は表示区間、951は復号タイミング選択手段14の出
力である。
【0068】図12、図14において、復号タイミング
選択手段14は、59.94フレーム/秒の順次走査画
像を符号化したビデオESを復号している間は、第4の
復号開始信号702を第1のシーケンサ8に出力する。
第1のシーケンサ8は、この復号タイミング選択手段1
4の出力を基準に、入力されたビデオESを復号する。
【0069】モード遷移検出手段12は、59.94フ
レーム/秒の順次走査画像を符号化したビデオESか
ら、59.94フィールド/秒の飛び越し走査画像を符
号化したビデオESへの切り替わった最初のフレームI
0を検出して、モード遷移情報を第1のシーケンサ8に
出力する。
【0070】第1のシーケンサ8は、モード遷移情報を
受け取ると、復号タイミング選択手段14を、制御信号
781により制御して、第3の復号開始信号701を出
力させる。この際に、復号タイミング選択手段14は、
第1のシーケンサ8から入力される制御信号781を、
垂直同期信号103の立ち上がりでラッチするように構
成する。このとき、第1のシーケンサ8から、制御信号
781により送られた内容は、その次の垂直同期期間1
03から、復号タイミング選択手段14の動作に反映さ
れる。従って、復号タイミング選択手段14の出力95
1は、図14のタイミング931以降から、第3の復号
開始信号701を出力するようになる。
【0071】一方、第1のシーケンサ8は、復号タイミ
ング選択手段14の出力951に基づいて復号を行う
が、モード遷移情報を受け取ると、モード遷移後に復号
するビデオESが、飛び越し走査のボトム・フィールド
・ファーストのビデオESであれば、1垂直同期期間開
けて、次のフレームから復号を行う。図14において
は、タイミング932から続きのフレームを復号する。
【0072】この際に、表示区間913において、93
3、934及び935の様に、先に復号した59.94
フレーム/秒の順次走査画像の最後のフレームP29が
4回繰り返して表示されることになる。
【0073】従って、メモリ容量の少ないメモリを有す
る画像復号化装置で、画像と音声の同期を合わせて表示
しようとすると、PTS同期出画を、図14のタイミン
グに合わせて行う必要がある。このため、図12の画像
復号化装置40においては、モード遷移検出手段12
は、モード遷移情報900を第2の同期出画制御手段3
5に出力する。第2の同期出画制御手段35は、59.
94フレーム/秒の順次走査画像を符号化したビデオE
Sから、59.94フィールド/秒の飛び越し走査画像
を符号化したビデオESへの切り替わりをモード遷移情
報900から検出し、PTS同期出画が正常に行われて
いるかどうかの判定、及びその結果に基づいて、タイミ
ング933、934及び935においては復号が一時中
止されるように、復号タイミングを制御する。このよう
な動作により、フレームP29が複数回表示されること
に起因する、PTS同期出画の動作が異常になることが
回避される。
【0074】上述したように、本発明の実施の形態4の
画像復号化装置を用いることにより、59.94フレー
ム/秒の順次走査画像を符号化したビデオESから、5
9.94フィールド/秒の飛び越し走査画像を符号化し
たビデオESへの切り替わり時に、順次走査画像の最後
のフレームが複数回表示されることに伴う、PTS同期
出画の動作異常を避けることが可能になる。ただし、送
信側の多重化装置においても対策を施しておく必要があ
る。これについて、以下に記述する。
【0075】図15に本発明の実施の形態4の多重化装
置のブロック図を示す。図15において、50〜72は
図16に示した従来例のブロック図と同一である。8
0、81はモード遷移検出手段である。
【0076】入力端子50に入力された映像信号は、映
像符号化手段52で画像圧縮されて、ビデオESとな
り、PES化手段54で、時間情報発生手段70からの
PTSを多重され、PESに変換される。PES化手段
54から出力されたビデオPESは、TS化手段56
で、時間情報発生手段70からのPCRを多重され、T
Sに変換される。TS化手段56から出力されたビデオ
TSは1次多重手段58に入力される。
【0077】入力端子51に入力された音声信号も、音
声符号化手段53、PES化手段55、TS化手段57
で同様の処理を施され、1次多重手段58に入力され
る。
【0078】1次多重手段58は、入力されたビデオT
SとオーディオTSを多重化して、番組ストリームを作
成し、2次多重手段71に出力する。
【0079】同様に、入力端子60に入力された映像信
号、および、入力端子61に入力された音声信号も、上
述したようにして処理を施され、1次多重手段68でビ
デオTSとオーディオTSが多重化されて番組ストリー
ムが作成され、2次多重手段71に出力される。
【0080】2次多重手段71は、入力された複数の番
組ストリームを多重化して、ディジタル放送信号を作成
し、出力端子72から出力する。
【0081】モード遷移検出手段80は、映像符号化手
段52からのヘッダ情報から、59.94フレーム/秒
の順次走査画像から、59.94フィールド/秒の飛び
越し走査画像への切り替わりを検出し、順次走査画像の
最後に表示されるPフレームのPTSに対し、飛び越し
走査画像の最初のIフレームのPTSを、飛び越し走査
画像がトップ・フィールド・ファーストの時は3垂直同
期期間だけ後の時刻、飛び越し走査画像がボトム・フィ
ールド・ファーストの時は4垂直同期期間だけ後の時刻
に、Iフレームが表示されるように、PES化手段54
及び55を制御する。このことは、例えば単純にPES
化手段54及び55において、ビデオESの切り替わり
以降の、飛び越し走査の各フレームのデータをPES化
する際に、時間情報発生手段70から入力されたPTS
に対して、3垂直同期期間分または4垂直同期期間分の
時間に相当する値を、常にオフセット値として加算する
ことによって実現できる。
【0082】以上のように構成した多重化装置と、図1
2に示した画像復号化装置の組み合わせにより、59.
94フレーム/秒の順次走査画像を符号化したビデオE
Sから、59.94フィールド/秒の飛び越し走査画像
を符号化したビデオESへの切り替わり時に、順次走査
画像の最後のフレームが複数回表示されることに伴う、
PTS同期出画の動作異常を避けることが可能になる。
【0083】なお、上述した本発明の実施の形態におい
ては、画像復号化装置の入力が、59.94フィールド
/秒の飛び越し走査画像を符号化したビデオESと、5
9.94フレーム/秒の順次走査画像を符号化したビデ
オESとの間で切り替わった場合について説明したが、
フレームレートはこの数字に限られるものではなく、タ
イミング図の関係が、実質上本発明の実施の形態に示し
たような関係になるものであれば、何でも良い。例え
ば、60フィールド/秒の飛び越し走査画像を符号化し
たビデオESと、59.94フレーム/秒の順次走査画
像を符号化したビデオESとの場合を考えても良いし、
29.97フィールド/秒の飛び越し走査画像を符号化
したビデオESと、30フレーム/秒の順次走査画像を
符号化したビデオESとの場合を考えても良い。
【0084】また、上述した実施の形態1から3では、
図2、5、9、10において、I0とP3との間に1垂
直期間以上の期間を設けて、B1のフレームの復号遅ら
せるとしたが、上述した例に限らない。要するに、復号
されるデータが飛び越し走査画像が符号化された第1ビ
ットストリームから、順次走査画像が符号化された第2
ビットストリームへ変更された場合、第2ビットストリ
ームにおいて、はじめて出てくる双方向予測符号化され
た画像のデータより前のタイミングのその第2ビットス
トリームの所定のデータ復号の開始が垂直同期信号の1
垂直期間以上遅れさえすればよい。
【0085】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、画像復号化装置の入力が、飛び
越し走査画像を符号化したビデオESと、順次走査画像
を符号化したビデオESとの間で切り替わっても、切り
替わり時点において、表示できないフィールドを生じる
ことなく、全画像情報を復号することができる。
【0086】また、画像復号化装置の入力が、飛び越し
走査画像を符号化したビデオESと、順次走査画像を符
号化したビデオESとの間で切り替わっても、それぞれ
のビデオESの復号において、表示用メモリの容量を削
減した上で、切り替わり時点において、表示できないフ
ィールドを生じることなく、全画像情報を復号すること
ができる。
【0087】また、飛び越し走査のビデオESから順次
走査のビデオESへの切り替わりにおいて、飛び越し走
査のビデオESが、トップ・フィールド・ファーストで
も、ボトム・フィールド・ファーストでも、ビデオES
の切り替わり時点で、全てのフレームを表示でき、か
つ、特定のフレームが繰り返し表示されることなく全画
像情報を復号することが出来る。さらに、ビデオESの
切り替わり時点に、シーケンスエンドコードが挿入され
ているストリームに対応できる。
【0088】さらに、順次走査画像のビデオESでも、
飛び越し走査のビデオESでも、少ないメモリで復号す
るためには、順次走査画像を符号化したビデオESか
ら、飛び越し走査画像を符号化したビデオESへの切り
替わり時に、先に復号した順次走査画像の最後のフレー
ムが、繰り返して表示されることが避けられないが、こ
のことに伴う、PTS同期出画の動作異常を避けること
ができるという顕著な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の画像復号化装置のブロ
ック図
【図2】本発明の実施の形態1の画像復号化装置の動作
の一例を示すタイミングチャート
【図3】本発明の実施の形態1における、第1のシーケ
ンサ8の垂直同期パルス入力部分に設けられる回路の一
例を示す回路図
【図4】本発明の実施の形態2の画像復号化装置のブロ
ック図
【図5】本発明の実施の形態2の画像復号化装置の動作
の一例を示すタイミングチャート
【図6】本発明の実施の形態2における、59.94フ
ィールド/秒の飛び越し走査画像を復号および表示する
際の第1の表示用メモリ21の動作の一例を示す概念図
【図7】本発明の実施の形態2における、59.94フ
レーム/秒の順次走査画像を復号および表示する際の第
1の表示用メモリ21の動作の一例を示す概念図
【図8】本発明の実施の形態3の画像復号化装置のブロ
ック図
【図9】本発明の実施の形態3の画像復号化装置におい
て、59.94フィールド/秒で、トップ・フィールド
・ファーストの飛び越し走査画像を復号した後に、5
9.94フレーム/秒の順次走査画像を復号した場合の
動作の一例を示すタイミングチャート
【図10】本発明の実施の形態3の画像復号化装置にお
いて、59.94フィールド/秒で、ボトム・フィール
ド・ファーストの飛び越し走査画像を復号した後に、5
9.94フレーム/秒の順次走査画像を復号した場合の
動作の一例を示すタイミングチャート
【図11】本発明の実施の形態4の画像復号化装置を用
いたセットトップボックスのブロック図
【図12】図11の画像復号化装置40を構成する各構
成手段のブロック図
【図13】本発明の実施の形態4の画像復号化装置にお
いて、59.94フレーム/秒の順次走査画像を復号し
た後に、59.94フィールド/秒で、トップ・フィー
ルド・ファーストの飛び越し走査画像を復号した場合の
動作の一例を示すタイミングチャート
【図14】本発明の実施の形態4の画像復号化装置にお
いて、59.94フレーム/秒の順次走査画像を復号し
た後に、59.94フィールド/秒で、ボトム・フィー
ルド・ファーストの飛び越し走査画像を復号した場合の
動作の一例を示すタイミングチャート
【図15】本発明の実施の形態4の多重化装置のブロッ
ク図
【図16】従来の多重化装置のブロック図
【図17】従来の画像復号化装置を用いたセットトップ
ボックスのブロック図
【図18】図17の画像復号化装置40を構成する各構
成手段のブロック図
【図19】従来の画像復号化装置の動作の一例を示すタ
イミングチャート
【符号の説明】
2 ストリームバッファメモリ 3 可変長復号手段 4 逆量子化手段 5 逆DCT手段 6 加算手段 7 ヘッダ解析手段 8 第1のシーケンサ 9 動き補償手段 10 第1のフレームメモリ 11 第2のフレームメモリ 12 モード遷移検出手段 13 遅延手段 14 復号タイミング選択手段 20 第2のシーケンサ 21 第1の表示用メモリ 22 第2の表示用メモリ 23 出力端子 24 表示画像選択手段 25 タイミング生成手段 26 第2のタイミング生成手段 30 入力端子 31 ES分離手段 32 入力端子 33 同期出画制御手段 35 第2の同期出画制御手段 39 第3のシーケンサ 40 画像復号化装置 41 入力端子 42 システムデコーダ 43 音声復号化装置 44 出力端子 50、51 入力端子 52 映像符号化手段 53 音声符号化手段 54、55 PES化手段 56、57 TS化手段 58 1次多重手段 60、61 入力端子 62 映像符号化手段 63 音声符号化手段 64、65 PES化手段 66、67 TS化手段 68 1次多重手段 70 時間情報発生手段 71 2次多重手段 72 出力端子 80、81 モード遷移検出手段 90、91 入力端子 92 SRフリップフロップ 93 反転手段 94 OR演算手段 95 出力端子 101 復号区間 102 表示区間 103 垂直同期信号 201 復号区間 202 表示区間 301 復号区間 302 表示区間 303 第1の復号開始信号 400 表示アドレス情報信号 501 ライトポインタ 502 リードポインタ 601 ライトポインタ 602 リードポインタ 700 第2の復号開始信号 701 第3の復号開始信号 702 第4の復号開始信号 710 復号区間 711 表示区間 740 シーケンスエンドコード 750 復号タイミング選択手段14の出力 751 復号タイミング選択手段14の出力 780 リセットパルス 781 制御信号 900 モード遷移情報 910 復号区間 911 表示区間 912 復号区間 913 表示区間 950 復号タイミング選択手段14の出力 951 復号タイミング選択手段14の出力

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】飛び越し走査画像が符号化された第1ビッ
    トストリーム、および、順次走査画像が符号化された第
    2ビットストリームを入力する入力手段と、 前記入力手段が入力した前記第1ビットストリームおよ
    び前記第2ビットストリームのデータを復号する復号手
    段と、 前記復号手段に復号されるビットストリームが前記第1
    または第2ビットストリームのうちの一方から他方のビ
    ットストリームへ変更されたことを検出し、その旨の情
    報をモード遷移情報として出力するモード遷移検出手段
    と、 前記モード遷移検出手段からの前記モード遷移情報を入
    力し、そのモード遷移情報に基づいて、前記復号手段の
    データ復号の開始時間を制御する制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像復号化装置。
  2. 【請求項2】前記復号手段は、所定の垂直同期信号を利
    用してデータを復号し、 前記復号手段に復号されるデータが前記第1ビットスト
    リームから前記第2ビットストリームへ変更された場
    合、 前記制御手段は、前記復号手段が行う、前記第2ビット
    ストリームにおいて、はじめて出てくる双方向予測符号
    化された画像のデータより前のタイミングのその第2ビ
    ットストリームの所定のデータの復号の開始時間を前記
    垂直同期信号の1垂直期間以上遅らせることを特徴とす
    る請求項1記載の画像復号化装置。
  3. 【請求項3】前記復号手段が復号する画像を一時蓄積す
    るデータ蓄積手段を備え、 前記制御手段は、同じタイミングに、前記データ蓄積手
    段に蓄積される所定の画像の蓄積位置と、前記データ蓄
    積手段から読み出される、前記所定の画像の直前の画像
    の読み出し位置とを検出し、 前記垂直同期信号の1垂直期間以上の期間とは、前記蓄
    積位置と前記読み出し位置との差が所定の値以上になる
    ような期間を意味することを特徴とする請求項2記載の
    画像復号化装置。
  4. 【請求項4】前記第1ビットストリームのトップフィー
    ルドの復号開始を指示する第1タイミング信号、前記第
    1ビットストリームのボトムフィールドの復号開始を指
    示する第2タイミング信号、および、前記第2ビットス
    トリームの順次走査フレームの復号開始を指示する第3
    タイミング信号を出力するタイミング信号発生手段と、 前記モード遷移検出手段からの前記モード遷移情報に基
    づいて、前記タイミング信号発生手段からの前記第1、
    第2または第3タイミング信号のいずれかを選択する選
    択手段とを備え、 前記モード遷移検出手段は、前記第1ビットストリーム
    のトップフィールドの画像と、ボトムフィールドの画像
    のいずれが先の時刻の画像であるのかを検出し、その検
    出結果をフィールド順情報として出力し、 前記制御手段は、前記モード遷移検出手段からの前記フ
    ィールド順情報、および、前記選択手段が選択した前記
    第1、第2または第3タイミング信号を入力し、前記フ
    ィールド順情報と前記第1、第2または第3タイミング
    信号をも利用して、前記復号手段のデータ復号の開始時
    間を制御することを特徴とする請求項2記載の画像復号
    化装置。
  5. 【請求項5】前記第1ビットストリームの前記トップフ
    ィールドの画像が前記ボトムフィールドの画像より先の
    時刻の画像である場合であって、前記復号手段に復号さ
    れるビットストリームが前記第1ビットストリームから
    前記第2ビットストリームへ変更された場合、 前記選択手段は、所定のタイミングに前記第3タイミン
    グ信号を選択し、 前記制御手段は、前記第3タイミング信号が選択された
    後、前記復号手段が行う、前記第2ビットストリームの
    所定のデータ復号の開始時間を前記第3タイミング信号
    の1垂直期間遅らせるともに、その後の前記第2ビット
    ストリームのデータの復号を、前記第3タイミング信号
    に同期させることを特徴とする請求項4記載の画像復号
    化装置。
  6. 【請求項6】前記第1ビットストリームの前記ボトムフ
    ィールドの画像が前記トップフィールドの画像より先の
    時刻の画像である場合であって、前記復号手段に復号さ
    れるビットストリームが前記第1ビットストリームから
    前記第2ビットストリームへ変更された場合、 前記選択手段は、所定のタイミングに前記第3タイミン
    グ信号を選択し、 前記制御手段は、前記第3タイミング信号が選択された
    後、前記復号手段が行う、前記第2ビットストリームの
    データの復号を前記第3タイミング信号に同期させるこ
    とを特徴とする請求項4記載の画像復号化装置。
  7. 【請求項7】前記第1ビットストリームのトップフィー
    ルドの復号開始を指示する第1タイミング信号、前記第
    1ビットストリームのボトムフィールドの復号開始を指
    示する第2タイミング信号、および、前記第2ビットス
    トリームの順次走査フレームの復号開始を指示する第3
    タイミング信号を出力するタイミング信号発生手段と、 前記モード遷移検出手段からの前記モード遷移情報に基
    づいて、前記タイミング信号発生手段からの前記第1、
    第2または第3タイミング信号のいずれかを選択する選
    択手段とを備え、 前記モード遷移検出手段は、前記第1ビットストリーム
    のトップフィールドの画像と、ボトムフィールドの画像
    のいずれが先の時刻の画像であるのかを検出し、その検
    出結果をフィールド順情報として出力することを特徴と
    する請求項1記載の画像復号化装置。
  8. 【請求項8】前記制御手段は、前記復号手段が復号した
    復号画像の表示時刻を、所定の表示時刻基準信号に同期
    させ、 前記復号手段に復号されるビットストリームが前記第2
    ビットストリームから前記第1ビットストリームへ変更
    された場合、 前記選択手段は、前記第1または第2タイミング信号を
    選択して前記制御手段に出力し、 前記制御手段は、前記復号手段が行う、前記第1ビット
    ストリームのデータの復号を、前記選択されたタイミン
    グ信号に同期させ、また、前記第1ビットストリームへ
    変更された後の所定のデータの復号画像の表示時刻を、
    前記表示時刻基準信号に同期させる動作を所定の期間中
    止することを特徴とする請求項7記載の画像復号化装
    置。
  9. 【請求項9】前記復号手段に復号されるビットストリー
    ムが前記第2ビットストリームから前記第1ビットスト
    リームへ変更された場合、 前記選択手段は、所定の垂直同期信号に同期した所定の
    タイミングに、前記第1または第2タイミング信号を選
    択して前記制御手段に出力し、 前記制御手段は、前記復号手段が行う、前記第1ビット
    ストリームのデータの復号を、前記選択されたタイミン
    グ信号に同期させることを特徴とする請求項7記載の画
    像復号化装置。
  10. 【請求項10】前記第1のビットストリームの飛び越し
    走査画像は、1秒間のフィールド数が59.94もしく
    は60の動画であり、前記第2のビットストリームの順
    次走査画像は、1秒間のフレーム数が59.94もしく
    は60の動画であることを特徴とする請求項1から9の
    いずれかに記載の画像復号化装置。
  11. 【請求項11】前記第1のビットストリームの飛び越し
    走査画像は、1秒間のフィールド数が29.97もしく
    は30の動画であり、前記第2のビットストリームの順
    次走査画像は、1秒間のフレーム数が29.97もしく
    は30の動画であることを特徴とする請求項1から9の
    いずれかに記載の画像復号化装置。
  12. 【請求項12】飛び越し走査画像を入力して、第1ビッ
    トストリームに符号化し、また、順次走査画像を入力し
    て、第2ビットストリームに符号化する符号化手段と、 前記符号化手段が符号化した前記第1ビットストリーム
    および前記第2ビットストリームの各データに、そのデ
    ータの復号画像が所定の垂直同期信号に同期して所定の
    時刻に表示されるように、表示時刻基準信号を多重化す
    る多重化手段と、 前記符号化手段に符号化されたビットストリームが前記
    第1ビットストリームまたは前記第2ビットストリーム
    のうちの一方から他方のビットストリームへ変更された
    ことを検出し、その旨の情報をモード遷移情報として出
    力するモード遷移検出手段とを備え、 前記符号化手段に符号化されたビットストリームが前記
    第2ビットストリームから前記第1ビットストリームへ
    変更された場合、 前記多重化手段は、前記第2ビットストリームの最先の
    データに、そのデータの復号画像が前記垂直同期信号の
    垂直期間の2以上の整数倍の期間遅れて表示されるよう
    に、前記表示時刻基準信号を多重化することを特徴とす
    る多重化装置。
  13. 【請求項13】前記第1のビットストリームの飛び越し
    走査画像は、1秒間のフィールド数が59.94もしく
    は60の動画であり、前記第2のビットストリームの順
    次走査画像は、1秒間のフレーム数が59.94もしく
    は60の動画であることを特徴とする請求項12記載の
    多重化装置。
  14. 【請求項14】前記第1のビットストリームの飛び越し
    走査画像は、1秒間のフィールド数が29.97もしく
    は30の動画であり、前記第2のビットストリームの順
    次走査画像は、1秒間のフレーム数が29.97もしく
    は30の動画であることを特徴とする請求項12記載の
    多重化装置。
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