JPH11205150A - Daコンバータ回路 - Google Patents
Daコンバータ回路Info
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- JPH11205150A JPH11205150A JP381598A JP381598A JPH11205150A JP H11205150 A JPH11205150 A JP H11205150A JP 381598 A JP381598 A JP 381598A JP 381598 A JP381598 A JP 381598A JP H11205150 A JPH11205150 A JP H11205150A
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- voltage
- converter circuit
- bits
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Abstract
(57)【要約】
【課題】デューテイ可変のパルス信号に基づいて直流電
圧を発生させるDAコンバータ回路において、パルス信
号の波高値を変化させて直流電圧を得るようにして実質
的に周期を短縮したDAコンバータ回路を提供する。 【解決手段】デューテイ可変のパルス信号を発生させる
PWM制御回路からのパルス信号のデューテイに基づい
た直流電圧を発生させる直流電圧出力部からなるDAコ
ンバータ回路において、パルス信号を発生させるデジタ
ルデータを2つのブロックに分割し、上位ブロックのビ
ットに基づいてデューテイ可変のパルス信号を制御し、
下位ブロックのビットに基づいてパルス信号の波高値を
変化させるようにする。
圧を発生させるDAコンバータ回路において、パルス信
号の波高値を変化させて直流電圧を得るようにして実質
的に周期を短縮したDAコンバータ回路を提供する。 【解決手段】デューテイ可変のパルス信号を発生させる
PWM制御回路からのパルス信号のデューテイに基づい
た直流電圧を発生させる直流電圧出力部からなるDAコ
ンバータ回路において、パルス信号を発生させるデジタ
ルデータを2つのブロックに分割し、上位ブロックのビ
ットに基づいてデューテイ可変のパルス信号を制御し、
下位ブロックのビットに基づいてパルス信号の波高値を
変化させるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DA(Degit
al/Analog)コンバータ回路に関するものであ
り、更に詳しくはパルス信号のデューテイを制御するだ
けでなく、パルス信号の電圧も制御できるようにしたD
Aコンバータ回路に関する。
al/Analog)コンバータ回路に関するものであ
り、更に詳しくはパルス信号のデューテイを制御するだ
けでなく、パルス信号の電圧も制御できるようにしたD
Aコンバータ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術におけるDAコンバータ回路
は、図3に示すように、デューテイ可変のパルス信号を
発生させるPWM発生器10と、RC回路からなる直流
電圧出力部11とから構成されている。
は、図3に示すように、デューテイ可変のパルス信号を
発生させるPWM発生器10と、RC回路からなる直流
電圧出力部11とから構成されている。
【0003】このような構成からDAコンバータ回路に
おいては、デューテイが小さいパルス信号(A点)の場
合には、図4(イ)に示すように、直流電圧出力部11
から出力される直流電圧値(B点)は小さく制御されて
出力される。
おいては、デューテイが小さいパルス信号(A点)の場
合には、図4(イ)に示すように、直流電圧出力部11
から出力される直流電圧値(B点)は小さく制御されて
出力される。
【0004】又、デューテイが大きいパルス信号(A
点)の場合には、図4(ロ)に示すように、デューテイ
が小さいパルス信号による直流電圧値に比べて高い直流
電圧値(B点)で出力される。
点)の場合には、図4(ロ)に示すように、デューテイ
が小さいパルス信号による直流電圧値に比べて高い直流
電圧値(B点)で出力される。
【0005】このようにして、デューテイ可変のパルス
信号のパルス幅に基づいた直流電圧値を出力するように
して、電子ボリュームの制御や、モータスピードの制御
を行う。
信号のパルス幅に基づいた直流電圧値を出力するように
して、電子ボリュームの制御や、モータスピードの制御
を行う。
【0006】この方式は、デジタル回路だけで構成でき
るので、マイクロプロセッサ等のデジタル回路を主体と
した集積回路に簡単に実装できる利点を持つが、DA変
換するビット数が大きくなるに従って、パルス信号の周
期が長くなるので、直流電圧出力部11を構成するLP
F(Low Pass Filter)のカットオフ周波
数を小さくする必要があり、大容量のコンデンサが必
要になる、LPFの応答時間が長くなる、という欠点
があった。
るので、マイクロプロセッサ等のデジタル回路を主体と
した集積回路に簡単に実装できる利点を持つが、DA変
換するビット数が大きくなるに従って、パルス信号の周
期が長くなるので、直流電圧出力部11を構成するLP
F(Low Pass Filter)のカットオフ周波
数を小さくする必要があり、大容量のコンデンサが必
要になる、LPFの応答時間が長くなる、という欠点
があった。
【0007】この欠点を補う方法として、パルス信号を
発生させるデジタルデータを2つのブロックに分け、上
位ブロックのビットでPWM制御によるパルス信号のデ
ューテイ比の制御を行い、下位ブロックのビットに基づ
いてPWM制御されたパルス信号に付加パルス信号を印
加して制御を行う方法が用いられている。
発生させるデジタルデータを2つのブロックに分け、上
位ブロックのビットでPWM制御によるパルス信号のデ
ューテイ比の制御を行い、下位ブロックのビットに基づ
いてPWM制御されたパルス信号に付加パルス信号を印
加して制御を行う方法が用いられている。
【0008】例えば、8ビットのデジタルデータをDA
変換する場合の1例として、上位ブロックを6ビットと
し、下位ブロックを2ビットに分ける(5ビット/3ビ
ット等でも良い)。
変換する場合の1例として、上位ブロックを6ビットと
し、下位ブロックを2ビットに分ける(5ビット/3ビ
ット等でも良い)。
【0009】この場合、上位ブロックの6ビットの値に
よって、0/64〜63/64個のデューテイ比のパル
ス信号を発生させることができる。
よって、0/64〜63/64個のデューテイ比のパル
ス信号を発生させることができる。
【0010】しかし、これだけでは、DA変換の分解能
が6ビットしかとれないので、図5に示すように、下位
ブロックの2ビットの値によって、付加パルス信号13
a〜13cをPWM制御されたパルス信号12に付加す
る。
が6ビットしかとれないので、図5に示すように、下位
ブロックの2ビットの値によって、付加パルス信号13
a〜13cをPWM制御されたパルス信号12に付加す
る。
【0011】具体的には、下位ブロックの2ビットの値
が”00”の場合は、図5(イ)に示すように、パルス
信号12に付加パルス信号は付けない波形で直流電圧1
4を発生させる。下位ブロックの2ビットの値が”0
1”の場合は、図5(ロ)に示すように、4個のパルス
信号12に1個の付加パルス信号13aを付けた波形で
直流電圧14を発生させる。下位ブロックの2ビットの
値が”10”の場合は、図5(ハ)に示すように、4個
のパルス信号12に2個の付加パルス信号13a、13
bを付けた波形で直流電圧14を発生させる。下位ブロ
ックの2ビットの値が”11”の場合は、図5(ニ)に
示すように、4個のパルス信号12に3個の付加パルス
信号13a、13b、13cを付けた波形で直流電圧1
4を発生させる。
が”00”の場合は、図5(イ)に示すように、パルス
信号12に付加パルス信号は付けない波形で直流電圧1
4を発生させる。下位ブロックの2ビットの値が”0
1”の場合は、図5(ロ)に示すように、4個のパルス
信号12に1個の付加パルス信号13aを付けた波形で
直流電圧14を発生させる。下位ブロックの2ビットの
値が”10”の場合は、図5(ハ)に示すように、4個
のパルス信号12に2個の付加パルス信号13a、13
bを付けた波形で直流電圧14を発生させる。下位ブロ
ックの2ビットの値が”11”の場合は、図5(ニ)に
示すように、4個のパルス信号12に3個の付加パルス
信号13a、13b、13cを付けた波形で直流電圧1
4を発生させる。
【0012】このようにして6ビットでデューテイを制
御したパルス信号12であっても、8ビットの分解能を
持った直流電圧を発生させることができる。この図5に
示した例の場合、パルス信号の周期は8ビットでデュー
テイを制御した場合において、クロック信号を1/25
6分周するのに対し、クロック信号を1/64分周とな
るため4倍の高速化を図ることが出来る。
御したパルス信号12であっても、8ビットの分解能を
持った直流電圧を発生させることができる。この図5に
示した例の場合、パルス信号の周期は8ビットでデュー
テイを制御した場合において、クロック信号を1/25
6分周するのに対し、クロック信号を1/64分周とな
るため4倍の高速化を図ることが出来る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術で説明したDAコンバータ回路においては、見掛
けだけのものであり、クロック信号の1/256分周の
成分(例えば図5(ロ)、(ニ)に示す付加パルス信号
13a、13b、13c)を含んでしまうため、直流電
圧出力部11を構成するローパスフィルタ(LPF)の
カットオフ周波数を上げられないという問題点がある。
来技術で説明したDAコンバータ回路においては、見掛
けだけのものであり、クロック信号の1/256分周の
成分(例えば図5(ロ)、(ニ)に示す付加パルス信号
13a、13b、13c)を含んでしまうため、直流電
圧出力部11を構成するローパスフィルタ(LPF)の
カットオフ周波数を上げられないという問題点がある。
【0014】従って、デジタルデータを2つのブロック
に分割した下位ブロックのビットによる制御に基づいて
実質的な高速化を図ることに解決しなければならない課
題を有している。
に分割した下位ブロックのビットによる制御に基づいて
実質的な高速化を図ることに解決しなければならない課
題を有している。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明に係るDAコンバータ回路は、デューテイ可変のパル
ス信号を発生させるPWM制御手段と、該パルス信号の
デューテイに基づいて異なった直流電圧を発生させる直
流電圧出力手段とからなるDAコンバータ回路であっ
て、前記PWM制御手段には、前記パルス信号の波高値
を変化させるパルス信号制御手段を設けたことである。
明に係るDAコンバータ回路は、デューテイ可変のパル
ス信号を発生させるPWM制御手段と、該パルス信号の
デューテイに基づいて異なった直流電圧を発生させる直
流電圧出力手段とからなるDAコンバータ回路であっ
て、前記PWM制御手段には、前記パルス信号の波高値
を変化させるパルス信号制御手段を設けたことである。
【0016】又、前記パルス信号制御手段は、前記パル
ス信号を発生させるデジタルデータを上位と下位の2つ
のブロックに分割し、上位ブロックのビットによって前
記パルス信号のデューテイを制御し、下位ブロックのビ
ットによって前記パルス信号における波高値の変化を制
御させるようにしたことである。
ス信号を発生させるデジタルデータを上位と下位の2つ
のブロックに分割し、上位ブロックのビットによって前
記パルス信号のデューテイを制御し、下位ブロックのビ
ットによって前記パルス信号における波高値の変化を制
御させるようにしたことである。
【0017】このような構成からなるDAコンバータ回
路は、デューテイ可変のパルス信号の波高値を変化させ
るようにしたことにより、実質的な周期を短縮して直流
電圧を出力するカットオフ周波数を高く設定することが
できる。
路は、デューテイ可変のパルス信号の波高値を変化させ
るようにしたことにより、実質的な周期を短縮して直流
電圧を出力するカットオフ周波数を高く設定することが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るDAコンバー
タ回路に関する実施の形態について図面を参照して説明
する。
タ回路に関する実施の形態について図面を参照して説明
する。
【0019】DAコンバータ回路は、図1に示すよう
に、デューテイ可変のパルス信号を発生させるPWM制
御手段であるPWM制御部20と、パルス信号の波高値
を変化させるパルス信号制御手段であるパルス信号制御
部25と、パルス信号に基づいて異なった直流電圧を発
生させる直流電圧出力手段である直流電圧出力部28と
から構成されている。
に、デューテイ可変のパルス信号を発生させるPWM制
御手段であるPWM制御部20と、パルス信号の波高値
を変化させるパルス信号制御手段であるパルス信号制御
部25と、パルス信号に基づいて異なった直流電圧を発
生させる直流電圧出力手段である直流電圧出力部28と
から構成されている。
【0020】PWM制御部20は、8ビットのデジタル
データ31を2つのブロックに分割した上位ブロックの
6ビットを計数する6ビットカウンタ21と、コンパレ
ータ22と、上位ブロックの6ビットを設定する6ビッ
トラッチ23と、フリップフロップ24とから構成され
ている。
データ31を2つのブロックに分割した上位ブロックの
6ビットを計数する6ビットカウンタ21と、コンパレ
ータ22と、上位ブロックの6ビットを設定する6ビッ
トラッチ23と、フリップフロップ24とから構成され
ている。
【0021】6ビットカウンタ21は、クロック信号C
LKを1/64分周し、カウント値が最大の時にキャリ
ー信号を出力する構成となっている。
LKを1/64分周し、カウント値が最大の時にキャリ
ー信号を出力する構成となっている。
【0022】コンパレータ22は、6ビットラッチ23
の出力信号と6ビットカウンタ21の値とを比較し、一
致した時に出力信号を発生させる。
の出力信号と6ビットカウンタ21の値とを比較し、一
致した時に出力信号を発生させる。
【0023】6ビットラッチ23は、デジタルデータ3
1の上位ブロックの6ビットを蓄積する構成となってい
る。
1の上位ブロックの6ビットを蓄積する構成となってい
る。
【0024】フリップフロップ24は、6ビットカウン
タ21のキャリー信号でセットされ、且つコンパレータ
22の出力信号でリセットされる。そして、セットとリ
セットが同時の場合はリセットが優先される構造となっ
ている。
タ21のキャリー信号でセットされ、且つコンパレータ
22の出力信号でリセットされる。そして、セットとリ
セットが同時の場合はリセットが優先される構造となっ
ている。
【0025】パルス信号制御部25は、デジタルデータ
31の下位ブロックの2ビットを蓄積する2ビットラッ
チ26と、デコーダ27とから構成されている。
31の下位ブロックの2ビットを蓄積する2ビットラッ
チ26と、デコーダ27とから構成されている。
【0026】デコーダ27は、下記の表1に示すよう
に、入力端子A、B、C、Dの信号に対して、出力端子
a、b、c、d、eの信号を出力する機能を有してお
り、これら出力端子からの信号と直流電圧出力部28の
加算器29のスイッチsw1〜sw5とでパルス信号の
波高値を変化させる。この点に関しては後述する。
に、入力端子A、B、C、Dの信号に対して、出力端子
a、b、c、d、eの信号を出力する機能を有してお
り、これら出力端子からの信号と直流電圧出力部28の
加算器29のスイッチsw1〜sw5とでパルス信号の
波高値を変化させる。この点に関しては後述する。
【0027】
【表1】
【0028】直流電圧出力部28は、直流電源電圧Vd
dとグランドGND間にスイッチsw1〜sw5と抵抗
を直列に接続した加算器29と、加算器29からの出力
信号を直流電圧に変換するLPF30とから構成されて
いる。
dとグランドGND間にスイッチsw1〜sw5と抵抗
を直列に接続した加算器29と、加算器29からの出力
信号を直流電圧に変換するLPF30とから構成されて
いる。
【0029】加算器29を構成するスイッチsw1〜s
w5は、デコーダ27の出力端子a〜eの出力信号に基
づいてオン/オフ制御され、スイッチsw1のみがオン
すると電源電圧VddのみがLPF30に供給されてD
A変換され、スイッチsw5のみがオンすればグランド
GNDの電圧がLPF30に供給されてDA変換され
る。又、スイッチsw2〜sw5を変化させることによ
り所定の等分化された所定電圧値37a〜37cを加算
することができる。
w5は、デコーダ27の出力端子a〜eの出力信号に基
づいてオン/オフ制御され、スイッチsw1のみがオン
すると電源電圧VddのみがLPF30に供給されてD
A変換され、スイッチsw5のみがオンすればグランド
GNDの電圧がLPF30に供給されてDA変換され
る。又、スイッチsw2〜sw5を変化させることによ
り所定の等分化された所定電圧値37a〜37cを加算
することができる。
【0030】このような構成からなるDAコンバータ回
路においては、PWM制御部20において、デューテイ
比が0/64から63/64まで可変のパルス信号を発
生させることができる。
路においては、PWM制御部20において、デューテイ
比が0/64から63/64まで可変のパルス信号を発
生させることができる。
【0031】ここで、上記表1に示した機能を有するデ
コーダ27においては、PWM制御部20のフリップフ
ロップ24の出力が”1”(入力端子Bがオン)の時
は、出力端子aがオンになり加算器29のスイッチsw
1をオンにする。そうすると、電源電圧VddのみがL
PF30に供給されてDA変換される。
コーダ27においては、PWM制御部20のフリップフ
ロップ24の出力が”1”(入力端子Bがオン)の時
は、出力端子aがオンになり加算器29のスイッチsw
1をオンにする。そうすると、電源電圧VddのみがL
PF30に供給されてDA変換される。
【0032】フリップフロップ24の出力が”0”(入
力端子Bがオフ)の時は、出力端子eがオンになり、加
算器29のスイッチsw5をオンにする。そうすると、
グランドGNDのみがLPF30に供給されてDA変換
される。
力端子Bがオフ)の時は、出力端子eがオンになり、加
算器29のスイッチsw5をオンにする。そうすると、
グランドGNDのみがLPF30に供給されてDA変換
される。
【0033】但し、6ビットカウンタ21のキャリー信
号が”1”(入力端子Aがオン)の状態の時は、2ビッ
トラッチ26に蓄積されている下位ブロックの2ビット
の値(入力端子C、D)に基づいて出力端子b、c、d
の値に従ってスイッチsw2〜sw4をオン/オフさせ
る。即ち、スイッチsw2〜sw4がオン/オフする組
み合わせは4通りあり、電源電圧Vddを4等分した電
圧の数を選んで加算した電圧、即ち、パルス信号の波高
値を変化させて出力することができる。
号が”1”(入力端子Aがオン)の状態の時は、2ビッ
トラッチ26に蓄積されている下位ブロックの2ビット
の値(入力端子C、D)に基づいて出力端子b、c、d
の値に従ってスイッチsw2〜sw4をオン/オフさせ
る。即ち、スイッチsw2〜sw4がオン/オフする組
み合わせは4通りあり、電源電圧Vddを4等分した電
圧の数を選んで加算した電圧、即ち、パルス信号の波高
値を変化させて出力することができる。
【0034】例えば、図2に示すように、パルス信号3
5a〜35eに等分化した直流電圧を付加した状態にし
てパルス信号35a〜35eの波高値を変化させて直流
電圧36a〜36eを発生させることができる。
5a〜35eに等分化した直流電圧を付加した状態にし
てパルス信号35a〜35eの波高値を変化させて直流
電圧36a〜36eを発生させることができる。
【0035】図2(イ)は、下位ブロックの2ビットデ
ータの2ビットラッチ26が”00”の時を示したもの
であり、デコータ27の入力端子C、Dは”00”とな
り、その時のデコーダ27の出力端子eのみがオンする
ためスイッチsw5のみがオンとなりグランドGNDの
電位のみがLPF30に供給されるため、パルス信号3
5aの波高値の変化はない状態で直流電圧36aを得る
ことができる。
ータの2ビットラッチ26が”00”の時を示したもの
であり、デコータ27の入力端子C、Dは”00”とな
り、その時のデコーダ27の出力端子eのみがオンする
ためスイッチsw5のみがオンとなりグランドGNDの
電位のみがLPF30に供給されるため、パルス信号3
5aの波高値の変化はない状態で直流電圧36aを得る
ことができる。
【0036】図2(ロ)は、下位ブロックの2ビットデ
ータの2ビットラッチ26が”01”の時を示したもの
であり、デコータ27の入力端子C、Dは”01”とな
り、その時のデコーダ27の出力端子dのみがオンする
ためスイッチsw4のみがオンとなり等分化された直流
電圧の1個分の電圧37aがLPF30に供給される。
従って、パルス信号35bの波高値の変化は4個の等分
化された直流電圧のうち1個分の電圧37aの直流電圧
36bが発生する。
ータの2ビットラッチ26が”01”の時を示したもの
であり、デコータ27の入力端子C、Dは”01”とな
り、その時のデコーダ27の出力端子dのみがオンする
ためスイッチsw4のみがオンとなり等分化された直流
電圧の1個分の電圧37aがLPF30に供給される。
従って、パルス信号35bの波高値の変化は4個の等分
化された直流電圧のうち1個分の電圧37aの直流電圧
36bが発生する。
【0037】図2(ハ)は、下位ブロックの2ビットデ
ータの2ビットラッチ26が”10”の時を示したもの
であり、デコータの入力端子C、Dは”10”となり、
その時のデコーダ27の出力端子cのみがオンするため
スイッチsw3のみがオンとなり等分化された直流電圧
の2個分の電圧37a、37bがLPF30に供給され
る。従って、パルス信号の波高値の変化は4個の等分化
された直流電圧のうち2個分の電圧37a、37bが加
わったパルス信号35cの直流電圧36cが発生する。
ータの2ビットラッチ26が”10”の時を示したもの
であり、デコータの入力端子C、Dは”10”となり、
その時のデコーダ27の出力端子cのみがオンするため
スイッチsw3のみがオンとなり等分化された直流電圧
の2個分の電圧37a、37bがLPF30に供給され
る。従って、パルス信号の波高値の変化は4個の等分化
された直流電圧のうち2個分の電圧37a、37bが加
わったパルス信号35cの直流電圧36cが発生する。
【0038】図2(ニ)は、下位ブロックの2ビットデ
ータの2ビットラッチ26が”11”の時を示したもの
であり、デコータ27の入力端子C、Dは”11”とな
り、その時のデコーダ27の出力端子bのみがオンする
ためスイッチsw2のみがオンとなり等分化された直流
電圧の3個分の電圧37a、37b、37cがLPF3
0に供給される。従って、パルス信号35dの波高値の
変化は4個の等分化された直流電圧のうち3個分の電圧
37a、37b、37cが加わったパルス信号35cの
直流電圧36dが発生する。
ータの2ビットラッチ26が”11”の時を示したもの
であり、デコータ27の入力端子C、Dは”11”とな
り、その時のデコーダ27の出力端子bのみがオンする
ためスイッチsw2のみがオンとなり等分化された直流
電圧の3個分の電圧37a、37b、37cがLPF3
0に供給される。従って、パルス信号35dの波高値の
変化は4個の等分化された直流電圧のうち3個分の電圧
37a、37b、37cが加わったパルス信号35cの
直流電圧36dが発生する。
【0039】図2(ホ)は、下位ブロックの2ビットデ
ータが上位ブロックに繰り上がりがあった時であって、
フリップフロップ24がオンした時を示したものであ
り、デコータ27の入力端子Bは”1”となり、その時
のデコーダ27の出力端子aのみがオンするためスイッ
チsw1のみがオンとなり等分化された直流電源電圧に
相当する直流電圧の4個分の電圧38がLPF30に供
給される。従って、パルス信号35eの波高値の変化は
4個分の直流電圧38の変化となる。
ータが上位ブロックに繰り上がりがあった時であって、
フリップフロップ24がオンした時を示したものであ
り、デコータ27の入力端子Bは”1”となり、その時
のデコーダ27の出力端子aのみがオンするためスイッ
チsw1のみがオンとなり等分化された直流電源電圧に
相当する直流電圧の4個分の電圧38がLPF30に供
給される。従って、パルス信号35eの波高値の変化は
4個分の直流電圧38の変化となる。
【0040】このようにデジタルデータで生成されたパ
ルス信号に等分化した直流電圧を印加してパルス信号の
波高値を変化させ、LPF30を通して直流分のみを取
り出せば、8ビットの分解能を持った直流電圧を発生さ
せることができるのである。
ルス信号に等分化した直流電圧を印加してパルス信号の
波高値を変化させ、LPF30を通して直流分のみを取
り出せば、8ビットの分解能を持った直流電圧を発生さ
せることができるのである。
【0041】又、下位ブロックのビットで駆動するDA
コンバータは、ビット数が少ないので要求される精度が
低く、簡単な回路で実現することができ、マイクロプロ
セッサに内臓するのには極めて好都合である。
コンバータは、ビット数が少ないので要求される精度が
低く、簡単な回路で実現することができ、マイクロプロ
セッサに内臓するのには極めて好都合である。
【0042】
【発明の効果】上記説明したように、本発明に係るDA
コンバータ回路は、デジタルデータを構成する下位ビッ
トに基づいてパルス信号の波高値を変化させて直流電圧
を得るようにしたため、従来の付加パルス方式のような
見掛けだけの短縮ではないので、パルス信号に基づいた
直流電圧を発生させるLPFのカットオフ周波数を高く
設定でき、DAコンバータの出力値を変更したときの応
答速度を向上させることができると云う効果がある。
コンバータ回路は、デジタルデータを構成する下位ビッ
トに基づいてパルス信号の波高値を変化させて直流電圧
を得るようにしたため、従来の付加パルス方式のような
見掛けだけの短縮ではないので、パルス信号に基づいた
直流電圧を発生させるLPFのカットオフ周波数を高く
設定でき、DAコンバータの出力値を変更したときの応
答速度を向上させることができると云う効果がある。
【0043】又、回路構成が比較的簡単なため、マイク
ロプロセッサのようなデジタル回路を主体とした集積回
路にも簡単に実装できると云う効果がある。
ロプロセッサのようなデジタル回路を主体とした集積回
路にも簡単に実装できると云う効果がある。
【図1】本発明に係るDAコンバータ回路を略示的に示
したブロック図である。
したブロック図である。
【図2】同DAコンバータ回路におけるパルス信号に等
分化した直流電圧を付与してパルス信号の波高値を変化
させる様子を示したタイミングチャート図である。
分化した直流電圧を付与してパルス信号の波高値を変化
させる様子を示したタイミングチャート図である。
【図3】同従来技術におけるDAコンバータ回路図を略
示的に示したブロック図である。
示的に示したブロック図である。
【図4】従来技術におけるDAコンバータ回路図におけ
るタイミングチャート図である。
るタイミングチャート図である。
【図5】従来技術におけるDAコンバータ回路図におけ
るパルス信号に付加信号を付与した様子を示したタイミ
ングチャート図である。
るパルス信号に付加信号を付与した様子を示したタイミ
ングチャート図である。
20;PWM制御部、21;6ビットカウンタ、22;
コンパレータ、23;6ビットラッチ、24;フリップ
フロップ、25;パルス信号制御部、26;2ビットラ
ッチ、27;デコーダ、28;直流電圧出力部、29;
加算器、30;LPF、31;デジタルデータ
コンパレータ、23;6ビットラッチ、24;フリップ
フロップ、25;パルス信号制御部、26;2ビットラ
ッチ、27;デコーダ、28;直流電圧出力部、29;
加算器、30;LPF、31;デジタルデータ
Claims (6)
- 【請求項1】デューテイ可変のパルス信号を発生させる
PWM制御手段と、該パルス信号のデューテイに基づい
た直流電圧を発生させる直流電圧出力手段とからなるD
Aコンバータ回路であって、前記PWM制御手段には、
前記パルス信号の波高値を変化させるパルス信号制御手
段を設けたことを特徴とするDAコンバータ回路。 - 【請求項2】前記パルス信号制御手段は、1クロック分
毎にパルス信号を制御するようにした請求項1に記載の
DAコンバータ回路。 - 【請求項3】前記パルス信号制御手段は、前記パルス信
号を発生させるデジタルデータを上位と下位の2つのブ
ロックに分割し、上位ブロックのビットによって前記パ
ルス信号のデューテイを制御し、下位ブロックのビット
によって前記パルス信号における波高値の変化を制御す
るようにしたことを特徴とする請求項1に記載のDAコ
ンバータ回路。 - 【請求項4】前記パルス信号制御手段は、前記下位ブロ
ックのビットに基づいた直流電圧を前記パルス信号に印
加して、該パルス信号の波高値を変化させるようにした
請求項3に記載のDAコンバータ回路。 - 【請求項5】前記パルス信号制御手段は、複数の直流電
圧を等分化し、該等分化した直流電圧の数を前記下位ブ
ロックのビットに基づいて設定し、該設定された直流電
圧を前記パルス信号に印加して該パルス信号の波高値を
変化させるようにした請求項4に記載のDAコンバータ
回路。 - 【請求項6】前記直流電圧出力手段は、LPFである請
求項1に記載のDAコンバータ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP381598A JPH11205150A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | Daコンバータ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP381598A JPH11205150A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | Daコンバータ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11205150A true JPH11205150A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=11567695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP381598A Pending JPH11205150A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | Daコンバータ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11205150A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012124774A (ja) * | 2010-12-09 | 2012-06-28 | Advantest Corp | Ad変換装置およびda変換装置 |
-
1998
- 1998-01-12 JP JP381598A patent/JPH11205150A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012124774A (ja) * | 2010-12-09 | 2012-06-28 | Advantest Corp | Ad変換装置およびda変換装置 |
US8941521B2 (en) | 2010-12-09 | 2015-01-27 | Advantest Corporation | Analog to digital converter and digital to analog converter |
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