JPH11205008A - 誘電体共振器を用いたフィルタ - Google Patents

誘電体共振器を用いたフィルタ

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JPH11205008A
JPH11205008A JP1319598A JP1319598A JPH11205008A JP H11205008 A JPH11205008 A JP H11205008A JP 1319598 A JP1319598 A JP 1319598A JP 1319598 A JP1319598 A JP 1319598A JP H11205008 A JPH11205008 A JP H11205008A
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JP
Japan
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dielectric resonator
dielectric
filter
coupling pin
coupling
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JP1319598A
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Hirotoshi Takahashi
宏寿 高橋
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Kokusai Electric Corp
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Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的容易に優れた特性が得られる誘電体共振
器を用いたフィルタを提供する。 【解決手段】2つの誘電体共振器11、12を基板80
上に搭載する。誘電体共振器11、12内の孔13、1
4に結合ピン20、30をそれぞれ圧入する。結合ピン
20のリード22の途中に、結合ピン30に向かって延
在する容量形成用副リード23を設ける。これによっ
て、誘電体共振器11、12間の誘導結合61をキャン
セルする容量62を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誘電体共振器を用い
たフィルタに関し、特に誘電体共振器を用いた帯域阻止
フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】誘電体共振器を用いて帯域阻止フィルタ
(以下BEFと略す。)を構成した例として、図7に2
段のBEFを構成した時の等価回路図を示し、その特性
を図8に示す。又、その具体的な構成例を図6に示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の構成例には
以下の問題点がある。それは図9に示す等価回路のよう
に、誘電体共振器11、12間に誘導性の結合ができて
しまい、これにより特性が劣化してしまうことである。
この事を回避するための対策として、従来は以下に示す
事を行っていた。
【0004】(1)問題となりうる誘導結合が出来ない
ように部品の配置を変える。
【0005】(2)問題となりうる誘導結合が発生しな
いように誘電体共振器11、12間をシールドする。ま
たは、誘電体共振器11、12間を仕切ってしまう。
【0006】しかし、(1)の方法は大幅な部品配置の
変更とスペースが必要となり、(2)の方法はシールド
ケースの設計、加工に費用と時間が必要になってしまう
という問題がある。
【0007】従って、本発明の目的は、比較的容易に優
れた特性が得られる誘電体共振器を用いたフィルタを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究の
結果、従来のフィルタの特性が劣化する原因は、誘電体
共振器11、12間に図9に示すような誘導結合、つま
り等価的なコイルがある事なので、特性の劣化は、図3
の様に誘電体共振器11、12間の誘導結合61に並列
に容量(コンデンサ)62を付けてやれば回避できるこ
とを見いだした。
【0009】従って、請求項1によれば、複数の誘電体
共振器にそれぞれ取り付けられた結合ピンのうち互いに
隣接する結合ピン間に容量成分を設けたことを特徴とす
る誘電体共振器を用いたフィルタが提供される。
【0010】また、請求項2によれば、第1の誘電体共
振器と、前記第1の誘電体共振器に取り付けられた第1
の結合ピンと、第2の誘電体共振器と、前記第2の誘電
体共振器に取り付けられた第2の結合ピンとを備え、前
記第1の結合ピンから前記第2の結合ピンに向かって容
量形成用リードを延在させたことを特徴とする誘電体共
振器を用いたフィルタが提供される。
【0011】また、請求項3によれば、第1の誘電体共
振器と、前記第1の誘電体共振器に取り付けられた第1
の結合ピンと、第2の誘電体共振器と、前記第2の誘電
体共振器に取り付けられた第2の結合ピンと、前記第1
および第2の誘電体共振器が実装される実装基板とを備
える誘電体共振器を用いたフィルタにおいて、前記実装
基板上に容量形成用導体パターンを設け、前記第1の結
合ピンおよび前記第2の結合ピンを前記容量形成用導体
パターンにそれぞれ接続したことを特徴とする誘電体共
振器を用いたフィルタが提供される。
【0012】上記のようにすれば、シールドケース等の
設計、加工を行わず、又、部品の大幅な配置替えを行わ
ずして、第1および第2の誘電体共振器間に容易に容量
が形成できる。そして、この容量は、第1および第2の
誘電体共振器間の誘導結合に並列に接続されるので、第
1および第2の誘電体共振器間の誘導結合よる特性の劣
化を防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0014】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態の誘電体共振器を用いた帯域阻止フィル
タを説明するための斜視図であり、図2は、本発明の第
1の実施の形態の誘電体共振器を用いた帯域阻止フィル
タで使用する結合ピンを説明するための平面図であり、
図3は、本発明の第1および第2の実施の形態の誘電体
共振器を用いた帯域阻止フィルタの等価回路図である。
【0015】本実施の形態の帯域阻止フィルタ100
は、2つの誘電体共振器11、11を使用した2段のB
EFであり、誘電体共振器11、12は、基板80上に
形成された接地導体パターン70上に搭載されている。
基板80には、入出力導体パターン53、54が設けら
れ、入出力導体パターン53、54の端部がそれぞれ入
出力端子51、52とされている。入出力導体パターン
53、54と接地導体パターン70との間にはチップコ
ンデンサ45、41がそれぞれ接続して設けられ、入出
力導体パターン53、54間にはチップコンデンサ43
が接続して設けられている。誘電体共振器11内には孔
13が形成され、誘電体共振器12内には孔14が形成
され、これらの孔13、14の内壁には導体(図示せ
ず。)がそれぞれ形成されている。孔13には図2に示
す結合ピン20の圧入部21が圧入され、孔14には図
2に示す結合ピン30の圧入部31が圧入されている。
結合ピン20のリード22の先端部は、チップコンデン
サ42の一方の外部電極と直接または基板上に形成され
た導体パターン(図示せず。)を介して接続され、チッ
プコンデンサ42の他方の外部電極は入出力導体パター
ン54と接続されている。結合ピン30のリード32の
先端部は、チップコンデンサ44の一方の外部電極と直
接または基板上に形成された導体パターン(図示せ
ず。)を介して接続され、チップコンデンサ44の他方
の外部電極は入出力導体パターン53と接続されてい
る。
【0016】このように、結合ピン20、30は、誘電
体共振器11、12を実装する基板80との電気的接触
をとり回路を構成する物であるが、本実施の形態におい
ては、この結合ピン20の構造を工夫したものである。
すなわち、結合ピン20のリード22の途中に、結合ピ
ン30に向かって延在する容量形成用副リード23を設
けた。これによって、図3に示すように、誘電体共振器
11、12間の誘導結合61をキャンセルする容量62
を形成することができる。
【0017】(第2の実施の形態)図4は、本発明の第
2の実施の形態の誘電体共振器を用いた帯域阻止フィル
タを説明するための斜視図であり、図5は、本発明の第
2の実施の形態の誘電体共振器を用いた帯域阻止フィル
タを説明するための平面図である。
【0018】上述した第1の実施の形態では、結合ピン
20に容量形成用副リード23を形成して結合ピン2
0、30間の誘導結合61をキャンセルする容量62を
形成したのに対して、本実施の形態においては、誘電体
共振器11、12の孔13、14にそれぞれ圧入する結
合ピン30’、30が接続される基板80上の基板導体
パターン90によって容量を形成した点が第1の実施の
形態と異なるが他の構成は同じである。
【0019】基板80上に、入出力導体パターン53、
54、接地導体パターン70および基板導体パターン9
0を設ける。基板導体パターン90は、導体ベースパタ
ーン92、93と、導体ベースパターン92から導体ベ
ースパターン93側に向かって延在する複数の容量形成
用導体パターン94と、導体ベースパターン93から導
体ベースパターン92側に向かって延在する複数の容量
形成用導体パターン95とを備えている。複数の容量形
成用導体パターン94と複数の容量形成用導体パターン
95とは互いに平行であり、これらによって容量形成用
櫛形導体パターン91が形成されている。
【0020】結合ピン30、30’は図2Bに示す構造
のものであり、それぞれ圧入部31、31’とリード3
2、32’とを備えている。リード32、32’は、導
体ベースパターン93、92とそれぞれ半田付け等によ
り電気的に接続される。また、導体ベースパターン9
3、92と入出力導体パターン54、53との間にはそ
れぞれチップコンデンサ44、42が接続される。
【0021】本実施の形態のような構成にすれば、基板
80上に形成された容量形成用櫛形導体パターン91に
よって、図3に示すように、誘電体共振器11、12間
の誘導結合61をキャンセルする容量62を形成するこ
とができる。
【0022】上記第1および第2の実施の形態のよう
に、等価的にコンデンサ62を形成してやる事で、シー
ルドケース等の設計、加工を行わず、又、部品の大幅な
配置替えを行わずして、誘電体共振器11、12間の誘
導結合62による特性の劣化を防ぐ事ができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、シールドケース等の設
計、加工を行わず、又、部品の大幅な配置替えを行わず
して、第1および第2の誘電体共振器間に容易に容量が
形成できる。そして、この容量は、第1および第2の誘
電体共振器間の誘導結合に並列に接続されるので、第1
および第2の誘電体共振器間の誘導結合よる特性の劣化
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の誘電体共振器を用
いた帯域阻止フィルタを説明するための斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の誘電体共振器を用
いた帯域阻止フィルタで使用する結合ピンを説明するた
めの平面図である。
【図3】本発明の第1および第2の実施の形態の誘電体
共振器を用いた帯域阻止フィルタの等価回路図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の誘電体共振器を用
いた帯域阻止フィルタを説明するための斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の誘電体共振器を用
いた帯域阻止フィルタを説明するための平面図である。
【図6】従来の誘電体共振器を用いた帯域阻止フィルタ
を説明するための斜視図である。
【図7】従来の誘電体共振器を用いた帯域阻止フィルタ
の等価回路図である。
【図8】2段の誘電体共振器を用いた帯域阻止フィルタ
の通過特性および反射特性を示す図である。
【図9】従来の誘電体共振器を用いた帯域阻止フィルタ
の問題点を説明するための等価回路図である。
【符号の説明】
11、12…誘電体共振器 20、30…結合ピン 21、31…圧入部 22、32…リード 23…容量形成用副リード 41〜45…チップコンデンサ(容量) 53、54…入出力導体パターン 61…誘導結合 62…容量 70…接地導体パターン 80…基板 91…容量形成用櫛形導体パターン 94、95…容量形成用導体パターン 100、200…帯域阻止フィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の誘電体共振器にそれぞれ取り付けら
    れた結合ピンのうち互いに隣接する結合ピン間に容量成
    分を設けたことを特徴とする誘電体共振器を用いたフィ
    ルタ。
  2. 【請求項2】第1の誘電体共振器と、前記第1の誘電体
    共振器に取り付けられた第1の結合ピンと、第2の誘電
    体共振器と、前記第2の誘電体共振器に取り付けられた
    第2の結合ピンとを備え、前記第1の結合ピンから前記
    第2の結合ピンに向かって容量形成用リードを延在させ
    たことを特徴とする誘電体共振器を用いたフィルタ。
  3. 【請求項3】第1の誘電体共振器と、前記第1の誘電体
    共振器に取り付けられた第1の結合ピンと、第2の誘電
    体共振器と、前記第2の誘電体共振器に取り付けられた
    第2の結合ピンと、前記第1および第2の誘電体共振器
    が実装される実装基板とを備える誘電体共振器を用いた
    フィルタにおいて、 前記実装基板上に容量形成用導体パターンを設け、前記
    第1の結合ピンおよび前記第2の結合ピンを前記容量形
    成用導体パターンにそれぞれ接続したことを特徴とする
    誘電体共振器を用いたフィルタ。
JP1319598A 1998-01-08 1998-01-08 誘電体共振器を用いたフィルタ Withdrawn JPH11205008A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000072402A1 (en) * 1999-05-19 2000-11-30 Adc Telecommunications Oy Filter

Cited By (2)

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