JPH10200356A - チップ型crフィルタ、その製造方法およびチップ型crフィルタの実装構造 - Google Patents

チップ型crフィルタ、その製造方法およびチップ型crフィルタの実装構造

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JPH10200356A
JPH10200356A JP1762197A JP1762197A JPH10200356A JP H10200356 A JPH10200356 A JP H10200356A JP 1762197 A JP1762197 A JP 1762197A JP 1762197 A JP1762197 A JP 1762197A JP H10200356 A JPH10200356 A JP H10200356A
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JP
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electrode
filter
ridge
chip
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JP1762197A
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Inventor
Yuji Shigeta
祐二 繁田
Hiroshi Kikuyama
洋 菊山
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】信号電極が搭載基板と対面する面に形成されて
おらず、また占有面積を小さくできるチップ型CRフィ
ルタ、製造方法及び実装構造を提供する。 【解決手段】チップ型CRフィルタ100は、誘電体セ
ラミックス単板10と、面11上の抵抗体からなる容量
取得用電極20と、面12上の導体からなる容量取得用
電極40と、面13上の接地接続用電極30と、面1
5、16上の外部接続用端部電極51、52とを備え
る。面13が搭載基板90と対面するようにフィルタ1
00を実装する。フィルタ100の接地接続用電極30
を搭載基板90の接地配線130と接続し、端部電極5
1、52を信号配線151、152と接続する。容量取
得用電極20、40と誘電体セラミックス単板10とに
より容量を形成し、容量取得用電極20自体で抵抗を形
成し、容量と抵抗とが接地との間に直列に接続されたC
Rフィルタとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ型CRフィ
ルタ、その製造方法およびチップ型CRフィルタの実装
構造に関し、特に、セラミックス単板を利用したチップ
型CRフィルタ、その製造方法およびチップ型CRフィ
ルタの実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器が広くあらゆる方面で利
用されている。これらはノイズ成分を多く含むデジタル
信号を応用したものが中心である。このためノイズ障害
が社会問題となり、主要な国では規制が始まっている。
このような時代を反映し、ノイズ障害を制御するための
EMI(Electro Magnetic Inte
rference)、ノイズ障害を出す側と受ける側の
双方で解決しようとするEMC(Electro Ma
gnetic Compatibility)の研究や
開発が進み、3端子コンデンサやフェライトビーズイン
ダクタやチップ型LCフィルタやチップ型CRフィルタ
に代表されるノイズ対策部品が多く各社から販売されて
いる。
【0003】図6は、従来のチップ型CRフィルタの一
例(特開平8−195636号参照。)を説明するため
の図であり、図6(A)は概略斜視図、図6(B)は図
6(A)のX6−X6線断面図、図6(C)は図6
(A)のY6−Y6線断面図である。
【0004】このチップ型CRフィルタ200において
は、絶縁体基板210の上面212に左側縁部から右側
縁部に到る帯状の信号電極240が設けられ、下面21
1に手前縁部近傍から奥側縁部近傍に到る帯状であって
抵抗体からなる容量電極220が設けられ、絶縁体基板
210の左右両側面215、216にはそれぞれ入力電
極251、出力電極252が設けられ、手前側の側面2
14と奥側の側面213には、上面212上から底面2
11上までそれぞれ延在してグランド電極231、23
2がそれぞれ設けられている。入力電極251は信号電
極240の一方の端部に電気的に接続され、出力電極2
52は信号電極240の他方の端部に電気的に接続さ
れ、グランド電極231、232はそれぞれ容量電極2
20の端部に電気的に接続されている。
【0005】このチップ型CRフィルタ200において
は、容量電極220が絶縁体基板210を介して信号電
極240と対向している部分に容量Cが形成され、この
容量Cと容量電極240自身の抵抗Rとで、RC直列回
路を構成している。その結果、このチップ型CRフィル
タ200は、ノイズを除去するフィルタとして機能す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造のチップ型CRフィルタ200を搭載基板上に
実装すると、信号電極240が形成された面212が搭
載基板に対面する面となるので、信号電極240が搭載
基板の表面と接触したり、搭載基板内の多層配線の一部
と容量を形成したりして所望の特性が得られなくなるお
それがある。また、グランド電極231および232は
信号電極240を挟んでその両側に形成されているの
で、搭載基板の表面においては、グランド電極231お
よび232と接続される接地配線は、信号電極240を
避けつつ両グランド電極231および232と接続する
形状としなければならずその形状が複雑なものとなって
しまう。さらに、搭載基板の表面においては、信号電極
240を避けつつ他の信号配線等を形成する必要がある
ので、信号配線の配線密度を大きくできないか、または
配線密度を大きくしようとすると、配線の形状が複雑に
なったり配線長が長くなって信号遅延をもたらすおそれ
も生じ得る。
【0007】また、グランド電極231、232を、抵
抗体からなる容量電極220が設けられた面211から
面214を経由して反対側の面212までそれぞれ延在
させて設けているので、形状が複雑となり、製造上のコ
ストが高くなるという問題もある。
【0008】加えて、CRフィルタに要求される所望の
特性を満たすためには、信号電極240や抵抗体からな
る容量電極220には所定の長さや面積等が必要となる
が、この従来のチップ型CRフィルタ200において
は、信号電極240が形成された面212や、抵抗体か
らなる容量電極220が設けられた面211は、搭載基
板と対向し、搭載基板に平行な面であるので、チップ型
CRフィルタ200による搭載基板の占有面積を小さく
するのもCRフィルタに要求される特性からの制約上困
難であった。
【0009】従って、本発明の目的は、信号電極が搭載
基板の表面と対面する面に形成されていない構造のチッ
プ型CRフィルタ、その製造方法およびチップ型CRフ
ィルタの実装構造を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、搭載基板における占
有面積を小さくできるチップ型CRフィルタ、その製造
方法およびチップ型CRフィルタの実装構造を提供する
ことにある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、搭載基板の表
面の配線等の形状が複雑になったり配線長が長くなって
しまうことを抑制または防止できるチップ型CRフィル
タ、その製造方法およびチップ型CRフィルタの実装構
造を提供することにある。
【0012】本発明のさらに他の目的は、表面実装が可
能で、しかも製造上のコストが安いチップ型CRフィル
タ、その製造方法およびチップ型CRフィルタの実装構
造を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、搭載
基板上に搭載されるチップ型CRフィルタにおいて、略
直方体状の誘電体基板であって、第1の主面と、前記第
1の主面に略垂直な第2および第3の主面であって互い
に対向する前記第2および第3の主面とを有する前記誘
電体基板と、前記第1の主面に形成された接地接続用電
極と、前記第2の主面に形成された第1の容量取得用電
極であって、少なくともその一部に抵抗成分を含むと共
に前記接地接続用電極と電気的に接続された前記第1の
容量取得用電極と、前記第3の主面に形成された第2の
容量取得用電極と、前記第2の容量取得用電極に電気的
にそれぞれ接続されて形成された第1および第2の外部
接続用電極とを備え、前記第1の主面が、前記チップ型
CRフィルタが前記搭載基板上に搭載された場合に、前
記搭載基板と対面する主面であることを特徴とするチッ
プ型CRフィルタが提供される。
【0014】また、請求項2によれば、前記第1の容量
取得用電極および前記第2の容量取得用電極が前記第1
の主面に形成されていないことを特徴とする請求項1記
載のチップ型CRフィルタが提供される。
【0015】また、請求項3によれば、前記接地接続用
電極が前記第1の主面のみに形成されていることを特徴
とする請求項1または2記載のチップ型CRフィルタが
提供される。
【0016】また、請求項4によれば、前記第1の容量
取得用電極が抵抗体からなることを特徴とする請求項1
乃至3のいずれかに記載のチップ型CRフィルタが提供
される。
【0017】また、請求項5によれば、前記第1の容量
取得用電極と前記接地接続用電極とが、前記第1の主面
と前記第2の主面とが交わる第1の稜部において接続さ
れていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
記載のチップ型CRフィルタが提供される。
【0018】また、請求項6によれば、前記第1の容量
取得用電極と前記接地接続用電極とが、前記第1の主面
と前記第2の主面とが交わる第1の稜部において互いに
直接接触して接続されていることを特徴とする請求項1
乃至5のいずれかに記載のチップ型CRフィルタが提供
される。
【0019】また、請求項7によれば、前記接地接続用
電極が、前記第1の主面と前記第2の主面とが交わる第
1の稜部近傍から前記第1の主面と前記第3の主面とが
交わる第2の稜部近傍まで前記第1の主面上を延在して
設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいず
れかに記載のチップ型CRフィルタが提供される。
【0020】また、請求項8によれば、前記誘電体基板
が、前記第1の主面、前記第2の主面および前記第3の
主面とそれぞれ略垂直な第4および第5の主面であって
互いに対向する前記第4および第5の主面をさらに有
し、前記第2の容量取得用電極が、前記第3の主面と前
記第4の主面とが交わる第3の稜部近傍から前記第3の
主面と前記第5の主面とが交わる第4の稜部近傍まで延
在し、前記第1の外部接続用電極が、前記第2の容量取
得用電極と前記第3の稜部近傍で接続されると共に前記
第4の主面から前記第1の主面の一部まで延在して形成
され、前記第2の外部接続用電極が、前記第2の容量取
得用電極と前記第4の稜部近傍で接続されると共に前記
第5の主面から前記第1の主面の一部まで延在して形成
されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
に記載のチップ型CRフィルタが提供される。
【0021】また、請求項9によれば、搭載基板上に搭
載されるチップ型CRフィルタにおいて、略直方体状の
誘電体基板であって、第1の主面と、前記第1の主面に
略垂直な第2および第3の主面であって互いに対向する
前記第2および第3の主面と、前記第1の主面、前記第
2の主面および前記第3の主面とそれぞれ略垂直な第4
および第5の主面であって互いに対向する前記第4およ
び第5の主面とを有する前記誘電体基板と、前記第1の
主面と前記第2の主面とが交わる第1の稜部近傍から前
記第1の主面と前記第3の主面とが交わる第2の稜部近
傍まで延在して前記第1の主面のみに形成された接地接
続用電極と、抵抗体からなり、前記第2の主面のみに形
成されると共に前記第1の稜部において前記接地接続用
電極と直接接触して接続された第1の容量取得用電極
と、前記第3の主面と前記第4の主面とが交わる第3の
稜部近傍から前記第3の主面と前記第5の主面とが交わ
る第4の稜部近傍まで延在して前記第3の主面のみに形
成された第2の容量取得用電極と、前記第2の容量取得
用電極と前記第3の稜部近傍で接続されると共に前記第
4の主面から前記第1の主面の一部まで延在して形成さ
れた第1の外部接続用電極と、前記第2の容量取得用電
極と前記第4の稜部近傍で接続されると共に前記第5の
主面から前記第1の主面の一部まで延在して形成された
第2の外部接続用電極とを備え、前記第1の主面が、前
記チップ型CRフィルタが前記搭載基板上に搭載された
場合に、前記搭載基板と対面する主面であることを特徴
とするチップ型CRフィルタが提供される。
【0022】また、請求項10によれば、前記誘電体基
板がセラミックス単板であることを特徴とする請求項1
乃至9のいずれかに記載のチップ型CRフィルタが提供
される。
【0023】また、請求項11によれば、搭載基板の一
主面上にチップ型CRフィルタを搭載するチップ型CR
フィルタの実装構造において、前記チップ型CRフィル
タが、略直方体状の誘電体基板であって、第1の主面
と、前記第1の主面に略垂直な第2および第3の主面で
あって互いに対向する前記第2および第3の主面とを有
する前記誘電体基板と、前記第1の主面に形成された接
地接続用電極と、前記第2の主面に形成された第1の容
量取得用電極であって、少なくともその一部に抵抗成分
を含むと共に前記接地接続用電極と電気的に接続された
前記第1の容量取得用電極と、前記第3の主面に形成さ
れた第2の容量取得用電極と、前記第2の容量取得用電
極に電気的にそれぞれ接続されて形成された第1および
第2の外部接続用電極とを備え、前記搭載基板が前記一
主面に形成された接地配線と、第1および第2の信号配
線とを備え、前記チップ型CRフィルタの前記第1の主
面を前記搭載基板の前記一主面と対面させ、前記チップ
型CRフィルタの前記接地接続用電極を前記搭載基板の
前記接地配線と電気的に接続し、前記チップ型CRフィ
ルタの前記第1および第2の外部接続用電極を前記搭載
基板の前記第1および第2の信号配線とそれぞれ電気的
に接続して、前記チップ型CRフィルタを前記搭載基板
上に搭載したことを特徴とするチップ型CRフィルタの
実装構造が提供される。
【0024】また、請求項12によれば、前記第1の容
量取得用電極および前記第2の容量取得用電極が前記第
1の主面に形成されていないことを特徴とする請求項1
1記載のチップ型CRフィルタの実装構造が提供され
る。
【0025】また、請求項13によれば、前記接地接続
用電極が前記第1の主面のみに形成されていることを特
徴とする請求項11または12記載のチップ型CRフィ
ルタの実装構造が提供される。
【0026】また、請求項14によれば、前記第1の容
量取得用電極が抵抗体からなることを特徴とする請求項
11乃至13のいずれかに記載のチップ型CRフィルタ
の実装構造が提供される。
【0027】また、請求項15によれば、前記第1の容
量取得用電極と前記接地接続用電極とが、前記第1の主
面と前記第2の主面とが交わる第1の稜部において接続
されていることを特徴とする請求項11乃至14のいず
れかに記載のチップ型CRフィルタの実装構造が提供さ
れる。
【0028】また、請求項16によれば、前記第1の容
量取得用電極と前記接地接続用電極とが、前記第1の主
面と前記第2の主面とが交わる第1の稜部において互い
に直接接触して接続されていることを特徴とする請求項
11乃至15のいずれかに記載のチップ型CRフィルタ
の実装構造が提供される。
【0029】また、請求項17によれば、前記接地接続
用電極が、前記第1の主面と前記第2の主面とが交わる
第1の稜部近傍から前記第1の主面と前記第3の主面と
が交わる第2の稜部近傍まで前記第1の主面上を延在し
て設けられていることを特徴とする請求項11乃至16
のいずれかに記載のチップ型CRフィルタの実装構造が
提供される。
【0030】また、請求項18によれば、前記誘電体基
板が、前記第1の主面、前記第2の主面および前記第3
の主面とそれぞれ略垂直な第4および第5の主面であっ
て互いに対向する前記第4および第5の主面をさらに有
し、前記第2の容量取得用電極が前記第3の主面と前記
第4の主面とが交わる第3の稜部近傍から前記第3の主
面と前記第5の主面とが交わる第4の稜部近傍まで延在
し、前記第1の外部接続用電極が、前記第2の容量取得
用電極と前記第3の稜部近傍で接続されると共に前記第
4の主面から前記第1の主面の一部まで延在して形成さ
れ、前記第2の外部接続用電極が、前記第2の容量取得
用電極と前記第4の稜部近傍で接続されると共に前記第
5の主面から前記第1の主面の一部まで延在して形成さ
れていることを特徴とする請求項11乃至17のいずれ
かに記載のチップ型CRフィルタの実装構造が提供され
る。
【0031】また、請求項19によれば、搭載基板の一
主面上にチップ型CRフィルタを搭載するチップ型CR
フィルタの実装構造において、前記チップ型CRフィル
タが、略直方体状の誘電体基板であって、第1の主面
と、前記第1の主面に略垂直な第2および第3の主面で
あって互いに対向する前記第2および第3の主面と、前
記第1の主面、前記第2の主面および前記第3の主面と
それぞれ略垂直な第4および第5の主面であって互いに
対向する前記第4および第5の主面とを有する前記誘電
体基板と、前記第1の主面と前記第2の主面とが交わる
第1の稜部近傍から前記第1の主面と前記第3の主面と
が交わる第2の稜部近傍まで延在して前記第1の主面の
みに形成された接地接続用電極と、抵抗体からなり、前
記第2の主面のみに形成されると共に前記第1の主面と
前記第2の主面とが交わる第1の稜部において前記接地
接続用電極と直接接触して接続された第1の容量取得用
電極と、前記第3の主面と前記第4の主面とが交わる第
3の稜部近傍から前記第3の主面と前記第5の主面とが
交わる第4の稜部近傍まで延在して前記第3の主面のみ
に形成された第2の容量取得用電極と、前記第2の容量
取得用電極と前記第3の稜部近傍で接続されると共に前
記第4の主面から前記第1の主面の一部まで延在して形
成された第1の外部接続用電極と、前記第2の容量取得
用電極と前記第4の稜部近傍で接続されると共に前記第
5の主面から前記第1の主面の一部まで延在して形成さ
れた第2の外部接続用電極とを備え、前記搭載基板が前
記一主面に形成された接地配線と、第1および第2の信
号配線とを備え、前記チップ型CRフィルタの前記第1
の主面を前記搭載基板の前記一主面と対面させ、前記チ
ップ型CRフィルタの前記接地接続用電極を前記搭載基
板の前記接地配線と電気的に接続し、前記チップ型CR
フィルタの前記第1および第2の外部接続用電極を前記
搭載基板の前記第1および第2の信号配線とそれぞれ電
気的に接続して、前記チップ型CRフィルタを前記搭載
基板上に搭載したことを特徴とするチップ型CRフィル
タの実装構造が提供される。
【0032】また、請求項20によれば、前記誘電体基
板がセラミックス単板であることを特徴とする請求項1
1乃至19のいずれかに記載のチップ型CRフィルタの
実装構造が提供される。
【0033】上述したチップ型CRフィルタおよびチッ
プ型CRフィルタの実装構造においては、互いに対向す
る第2および第3の主面に、その一部に抵抗成分を含む
第1の容量取得用電極および第2の容量取得用電極をそ
れぞれ形成し、この第1の容量取得用電極を接地接続用
電極と電気的に接続し、第2の容量取得用電極に第1お
よび第2の外部接続用電極をそれぞれ電気的に接続する
ことにより、第1および第2の外部接続用電極間の信号
電極と接地接続用電極との間に容量と抵抗とが直列に接
続されたチップ型CRフィルタが得られる。このような
構成のCRフィルタとすることにより、選択的にフィル
タリングするだけでなく、全帯域でノイズレベルを下げ
ることができるようになる。
【0034】そして、搭載基板と対面する主面である第
1の主面に接地接続用電極を形成し、この第1の主面に
略垂直な第2および第3の主面であって互いに対向する
第2および第3の主面に、第1の容量取得用電極および
第2の容量取得用電極をそれぞれ形成しているから、第
1の容量取得用電極および第2の容量取得用電極は、搭
載基板上に対面する面に設ける必要がなくなる。従っ
て、好ましくは、搭載基板と対面する第1の主面には第
1の容量取得用電極および第2の容量取得用電極を形成
しない。
【0035】このように、第1の容量取得用電極および
第2の容量取得用電極を、搭載基板と対面する第1の主
面に形成しなければ、第1および第2の外部接続用電極
間の信号電極となる第1の容量取得用電極が搭載基板の
表面と接触したり、第1および第2の容量取得用電極が
搭載基板内の多層配線の一部と容量を形成したりして所
望の特性が得られなくなることが防止される。また、搭
載基板の表面においても、接地配線は、第1の容量取得
用電極および第2の容量取得用電極を避ける必要がなく
なるので、その形状が複雑なものとならない。その結
果、搭載基板の表面の信号配線等の配線密度も大きくで
きるようになり、さらには、配線の形状も簡単なものに
することもできるようになり、配線長も短くでき信号遅
延も小さくできるようになる。
【0036】また、搭載基板と対面する第1の主面に略
垂直な第2および第3の主面に、第1の容量取得用電極
および第2の容量取得用電極をそれぞれ形成しているか
ら、CRフィルタに要求される所望の特性を満たすため
に、第1の容量取得用電極および第2の容量取得用電極
に所定の長さや面積等が必要となったとしても、そのこ
とによってチップ型CRフィルタによる搭載基板の占有
面積に影響を与えることはなく、その結果、所望の特性
を達成しつつ占有面積を小さくできるようになる。
【0037】さらに、接地接続用電極を第1の主面のみ
に形成すれば、接地接続用電極の形状が簡単なものとな
り、製造上のコストも低減される。
【0038】そして、第1の容量取得用電極と接地接続
用電極とが、第1の主面と第2の主面とが交わる第1の
稜部において接続されているようにし、特に好ましく
は、この第1の稜部において互いに直接接触して接続さ
れているようにすることにより、接地接続用電極は第1
の主面のみに、第1の容量取得用電極は第2の主面のみ
に容易に形成することができるようになる。
【0039】また、接地接続用電極を、第1の主面と第
2の主面とが交わる第1の稜部近傍から第1の主面と第
3の主面とが交わる第2の稜部近傍まで第1の主面上を
延在して設けることにより、チップ型CRフィルタの接
地を確実なものとすることができる。
【0040】また、請求項21によれば、略直方体状の
誘電体セラミックス単板であって、第1の主面と、前記
第1の主面に略垂直な第2および第3の主面であって互
いに対向する前記第2および第3の主面と、前記第1の
主面、前記第2の主面および前記第3の主面とそれぞれ
略垂直な第4および第5の主面であって互いに対向する
前記第4および第5の主面とを有する前記誘電体セラミ
ックス単板を準備する工程と、抵抗体からなる第1の容
量取得用電極を前記第2の主面のみに形成する工程と、
前記第3の主面と前記第4の主面とが交わる第1の稜部
近傍から前記第3の主面と前記第5の主面とが交わる第
2の稜部近傍まで延在して前記第3の主面のみに第2の
容量取得用電極を形成する工程と、前記第1の主面のみ
に接地接続用電極を形成すると共に、前記第1の主面と
前記第2の主面とが交わる第3の稜部近傍において前記
接地接続用電極を前記第1の容量取得用電極と直接接触
させる工程と、前記第2の容量取得用電極と前記第1の
稜部近傍で接続すると共に前記第4の主面から前記第1
の主面の一部まで延在する第1の外部接続用電極を形成
する工程と、前記第2の容量取得用電極と前記第2の稜
部近傍で接続すると共に前記第5の主面から前記第1の
主面の一部まで延在する第2の外部接続用電極を形成す
る工程と、を備えることを特徴とするチップ型CRフィ
ルタの製造方法が提供される。
【0041】また、請求項22によれば、略直方体状の
誘電体セラミックス単板であって、第1の主面と、前記
第1の主面に略垂直な第2および第3の主面であって互
いに対向する前記第2および第3の主面と、前記第1の
主面、前記第2の主面および前記第3の主面とそれぞれ
略垂直な第4および第5の主面であって互いに対向する
前記第4および第5の主面とを有する前記誘電体セラミ
ックス単板を準備する工程と、その後、抵抗ペーストを
前記第2の主面のみに設け、第1の導電ペーストを前記
第3の主面と前記第4の主面とが交わる第1の稜部近傍
から前記第3の主面と前記第5の主面とが交わる第2の
稜部近傍まで延在して前記第3の主面のみに設け、その
後熱処理を行い前記第2の主面のみに第1の容量取得用
電極を形成し、前記第3の主面のみに第2の容量取得用
電極を形成する工程と、その後、前記第1の主面と前記
第2の主面とが交わる第3の稜部近傍において前記第1
の容量取得用電極と導通すべく第2の導電ペーストを前
記第1の主面のみに設け、その後熱処理を行い、前記第
1の主面のみに接地接続用電極を形成する工程と、前記
第2の容量取得用電極と前記第2の稜部近傍で接続する
と共に前記第4の主面から前記第1の主面の一部まで延
在する第1の外部接続用電極を形成し、前記第2の容量
取得用電極と前記第3の稜部近傍で接続すると共に前記
第5の主面から前記第1の主面の一部まで延在する第2
の外部接続用電極を形成する工程と、を備えることを特
徴とするチップ型CRフィルタの製造方法が提供され
る。
【0042】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0043】図1は、本発明の一実施の形態のチップ型
CRフィルタの等価回路図である。外部接続用の端部電
極51、52間には信号電極となる容量取得用電極40
が設けられ、この容量取得用電極40と接地接続用電極
30との間には、容量60と抵抗70とが直列に接続さ
れている。このような回路構成のCRフィルタとするこ
とにより、選択的にフィルタリングするだけでなく、全
帯域でノイズレベルを下げることができるようになる。
【0044】図2は、本発明の一実施の形態のチップ型
CRフィルタおよびその実装構造を説明するための図で
あり、図2(A)は概略斜視図、図2(B)は図2
(A)のX2−X2線断面図、図2(C)は図2(A)
のチップ型CRフィルタを矢印Y2の方向から見た底面
図、図2(D)は図2(A)のZ2−Z2線断面図であ
る。
【0045】この図2においては、チップ型CRフィル
タ100を搭載基板90上に実装した様子を示してい
る。
【0046】搭載基板90は絶縁体基板91とその上に
設けられた接地配線130と信号配線151、152と
を備えている。
【0047】チップ型CRフィルタ100は、誘電体セ
ラミックス単板10と、セラミックス単板10上に設け
られた容量取得用電極20、40と、接地接続用電極3
0および外部接続用の端部電極51、52とを備えてい
る。誘電体セラミックス単板10は直方体状であり、面
11〜16を備えている。面11と面12とが互いに対
向し、面13と面14とが互いに対向し、面15と面1
6とが互いに対向している。容量取得用電極20は抵抗
ペーストを熱処理した抵抗体からなり、面11と面13
とが交わる稜113から面11と面14とが交わる稜1
14まで面11上を延在して面11上のみに設けられて
いる。容量所得用電極40は、Agペーストを熱処理し
た導体からなり、面12と面15とが交わる稜125か
ら面12と面16とが交わる稜126まで面12上を延
在して面12上のみに設けられている。接地接続用電極
30はAgペーストを使用して稜113から面12と面
13とが交わる稜123まで面13上を延在して面13
上のみに設けられていると共に、稜113において容量
取得用電極20と直接接触して設けられている。端部電
極51は、面15の全面上に形成されると共に、面14
および面13の一部上まで延在して形成されており、さ
らに、稜125において、容量取得用電極40と直接接
触して形成されている。端部電極52は、面16の全面
上に形成されると共に、面14および面13の一部上ま
で延在して形成されており、さらに、稜126におい
て、容量取得用電極40と直接接触して形成されてい
る。
【0048】誘電体セラミックス単板10の面13が搭
載基板90と対面するように、チップ型CRフィルタ1
00が搭載基板90上に実装されている。チップ型CR
フィルタ100の接地接続用電極30は搭載基板90の
接地配線130と接続され、端部電極51、52は、信
号配線151、152とそれぞれ接続されている。
【0049】このチップ型CRフィルタ100において
は、容量取得用電極20、40とこれらの間の誘電体セ
ラミックス単板10とにより容量60を形成しており、
また、容量取得用電極20は抵抗体からなり、この容量
取得用電極20により抵抗70を形成しているので、こ
のチップ型CRフィルタ100の等価回路は図1に示す
ようになる。
【0050】そして、搭載基板90と対面する面13に
のみ接地接続用電極30を形成し、面13に垂直な面1
1、12にのみ容量取得用電極20および容量取得用電
極40をそれぞれ形成しているから、容量取得用電極2
0および容量取得用電極40が搭載基板90の表面と接
触したり、搭載基板90内の多層配線(図示せず。)の
一部と容量を形成したりして所望の特性が得られなくな
ることが防止される。また、搭載基板90の表面におい
ても、接地配線130は、容量取得用電極20および第
2の容量取得用電極40を避ける必要がなくなるので、
その形状が複雑なものとならない。その結果、搭載基板
90の表面の信号配線151、152や他の信号配線等
の配線密度も大きくできるようになり、さらには、これ
らの配線の形状も簡単なものにすることもできるように
なり、配線長も短くでき信号遅延も小さくできるように
なる。
【0051】また、搭載基板90と対面する面13に垂
直な面11、12のみに、容量取得用電極20および容
量取得用電極40をそれぞれ形成しているから、CRフ
ィルタに要求される所望の特性を満たすために、容量取
得用電極20および容量取得用電極40に所定の長さや
面積等が必要となったとしても、そのことによってチッ
プ型CRフィルタ100による搭載基板90の占有面積
に影響を与えることはなく、その結果、所望の特性を達
成しつつ占有面積を小さくできるようになる。
【0052】さらに、容量取得用電極20および容量取
得用電極40をそれぞれ面11、12のみに形成し、接
地接続用電極30を面13のみに形成しているので、容
量取得用電極20、容量取得用電極40および接地接続
用電極30の形状が簡単なものとなり、製造上のコスト
も低減される。
【0053】また、容量取得用電極20と接地接続用電
極30とが、稜113において直接接触して接続されて
いるしているから、接地接続用電極30は面13のみ
に、容量取得用電極20は面11のみに形成する構造と
することが容易にできるようになる。
【0054】さらに、また、接地接続用電極30を、稜
113から稜123まで面13上を延在して設けている
から、チップ型CRフィルタの接地を確実なものとでき
る。
【0055】なお、端部電極51、52の一部は、面1
4および面13の一部上まで延在して形成されている
が、これらの端部電極51、52は、容量取得用電極2
0、容量取得用電極40および接地接続用電極30を形
成した後に形成され、通常は端部を少し浸す方法、すな
わち、ディッピング法により形成されるので、このよう
な構造とするのは容易である。
【0056】次に、本実施の形態のチップ型CRフィル
タ100の製造方法を説明する。
【0057】図3は、本実施の形態のチップ型CRフィ
ルタ100の製造方法を説明するための図であり、図3
(A)は斜視図、図3(B)は矢印Aの方向からみた上
面図、図3(C)は矢印Bの方向からみた底面図であ
り、図4は、本実施の形態のチップ型CRフィルタ10
0の製造方法を説明するための斜視図であり、図5は、
本実施の形態のチップ型CRフィルタ100の製造方法
を説明するための図であり、図5(A)は斜視図、図5
(B)は矢印Bの方向からみた側面図である。
【0058】まず、チタン酸バリウムを主成分とする誘
電体磁器材料を用意し、プレス成形または押出し成形に
て単板状成形体(図示せず。)を得る。
【0059】次に、この単板状成形体を大気中で脱バイ
ンダした後、大気中で1200〜1300℃で焼成し、
誘電体セラミックス単板10を得る。
【0060】次に、図3に示すように、得られた誘電体
セラミックス単板10の面11に抵抗ペーストで容量取
得用電極20を形成し、その対向面12にAgペースト
で容量取得用電極40を設けた後、大気中で熱処理を6
00〜800℃で行う。
【0061】次に、図4に示すように、抵抗ペーストに
より得られた容量取得用電極20に導通するように面1
3にAgペーストで接地接続用電極30を設ける。
【0062】最後に図5に示すように、端部電極51、
52をそれぞれ形成することにより、チップ型CRフィ
ルタ100を得る。
【0063】
【発明の効果】本発明においては、互いに対向する第2
および第3の主面に、その一部に抵抗成分を含む第1の
容量取得用電極および第2の容量取得用電極をそれぞれ
形成し、この第1の容量取得用電極を接地接続用電極と
電気的に接続し、第2の容量取得用電極に第1および第
2の外部接続用電極をそれぞれ電気的に接続することに
より、第1および第2の外部接続用電極間の信号電極と
接地接続用電極との間に容量と抵抗とが直列に接続され
たチップ型CRフィルタが得られ、このような構成のC
Rフィルタとすることにより、選択的にフィルタリング
するだけでなく、全帯域でノイズレベルを下げることが
できるようになる。
【0064】また、搭載基板と対面する主面である第1
の主面に接地接続用電極を形成し、この第1の主面に略
垂直な第2および第3の主面であって互いに対向する第
2および第3の主面に、第1の容量取得用電極および第
2の容量取得用電極をそれぞれ形成することにより、第
1の容量取得用電極および第2の容量取得用電極は、搭
載基板上に対面する面に設ける必要がなくなり、このよ
うに、第1の容量取得用電極および第2の容量取得用電
極を、搭載基板と対面する第1の主面に形成しなけれ
ば、第1および第2の外部接続用電極間の信号電極とな
る第1の容量取得用電極が搭載基板の表面と接触した
り、第1および第2の容量取得用電極が搭載基板内の多
層配線の一部と容量を形成したりして所望の特性が得ら
れなくなることが防止される。また、搭載基板の表面に
おいても、接地配線は、第1の容量取得用電極および第
2の容量取得用電極を避ける必要がなくなるので、その
形状が複雑なものとならない。その結果、搭載基板の表
面の信号配線等の配線密度も大きくできるようになり、
さらには、配線の形状も簡単なものにすることもできる
ようになり、配線長も短くでき信号遅延も小さくできる
ようになる。
【0065】さらに、搭載基板と対面する第1の主面に
略垂直な第2および第3の主面に、第1の容量取得用電
極および第2の容量取得用電極をそれぞれ形成している
から、CRフィルタに要求される所望の特性を満たすた
めに、第1の容量取得用電極および第2の容量取得用電
極に所定の長さや面積等が必要となったとしても、その
ことによってチップ型CRフィルタによる搭載基板の占
有面積に影響を与えることはなく、その結果、所望の特
性を達成しつつ占有面積を小さくできるようになる。
【0066】さらに、また、接地接続用電極を第1の主
面のみに形成することにより、接地接続用電極の形状が
簡単なものとなり、製造上のコストも低減される。
【0067】そして、本発明によれば、表面実装が可能
で、製造上のコストが安く、かつ小型のチップ型CRフ
ィルタが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のチップ型CRフィルタ
の等価回路図である。
【図2】本発明の一実施の形態のチップ型CRフィルタ
およびその実装構造を説明するための図であり、図2
(A)は概略斜視図、図2(B)は図2(A)のX2−
X2線断面図、図2(C)は図2(A)のチップ型CR
フィルタを矢印Y2の方向から見た底面図、図2(D)
は図2(A)のZ2−Z2線断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態のチップ型CRフィルタ
の製造方法を説明するための図であり、図3(A)は斜
視図、図3(B)は矢印Aの方向からみた上面図、図3
(C)は矢印Bの方向からみた底面図である。
【図4】本発明の一実施の形態のチップ型CRフィルタ
の製造方法を説明するための斜視図である。
【図5】本発明の一実施の形態のチップ型CRフィルタ
の製造方法を説明するための図であり、図5(A)は斜
視図、図5(B)は矢印Bの方向からみた側面図であ
る。
【図6】従来のチップ型CRフィルタを説明するための
図であり、図6(A)は概略斜視図、図6(B)は図6
(A)のX6−X6線断面図、図6(C)は図6(A)
のY6−Y6線断面図である。
【符号の説明】
10…誘電体セラミックス単板 11〜16…面 20…抵抗体からなる容量取得用電極 30…接地接続用電極 40…容量取得用電極 51、52…端部電極 60…容量 70…抵抗 90…搭載基板 91…絶縁体基板 100…チップ型CRフィルタ 113、114、123、125、126…稜 130…接地配線 151、152…信号配線

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搭載基板上に搭載されるチップ型CRフィ
    ルタにおいて、 略直方体状の誘電体基板であって、第1の主面と、前記
    第1の主面に略垂直な第2および第3の主面であって互
    いに対向する前記第2および第3の主面とを有する前記
    誘電体基板と、 前記第1の主面に形成された接地接続用電極と、 前記第2の主面に形成された第1の容量取得用電極であ
    って、少なくともその一部に抵抗成分を含むと共に前記
    接地接続用電極と電気的に接続された前記第1の容量取
    得用電極と、 前記第3の主面に形成された第2の容量取得用電極と、 前記第2の容量取得用電極に電気的にそれぞれ接続され
    て形成された第1および第2の外部接続用電極とを備
    え、 前記第1の主面が、前記チップ型CRフィルタが前記搭
    載基板上に搭載された場合に、前記搭載基板と対面する
    主面であることを特徴とするチップ型CRフィルタ。
  2. 【請求項2】前記第1の容量取得用電極および前記第2
    の容量取得用電極が前記第1の主面に形成されていない
    ことを特徴とする請求項1記載のチップ型CRフィル
    タ。
  3. 【請求項3】前記接地接続用電極が前記第1の主面のみ
    に形成されていることを特徴とする請求項1または2記
    載のチップ型CRフィルタ。
  4. 【請求項4】前記第1の容量取得用電極が抵抗体からな
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    チップ型CRフィルタ。
  5. 【請求項5】前記第1の容量取得用電極と前記接地接続
    用電極とが、前記第1の主面と前記第2の主面とが交わ
    る第1の稜部において接続されていることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載のチップ型CRフィル
    タ。
  6. 【請求項6】前記第1の容量取得用電極と前記接地接続
    用電極とが、前記第1の主面と前記第2の主面とが交わ
    る第1の稜部において互いに直接接触して接続されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の
    チップ型CRフィルタ。
  7. 【請求項7】前記接地接続用電極が、前記第1の主面と
    前記第2の主面とが交わる第1の稜部近傍から前記第1
    の主面と前記第3の主面とが交わる第2の稜部近傍まで
    前記第1の主面上を延在して設けられていることを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれかに記載のチップ型CR
    フィルタ。
  8. 【請求項8】前記誘電体基板が、前記第1の主面、前記
    第2の主面および前記第3の主面とそれぞれ略垂直な第
    4および第5の主面であって互いに対向する前記第4お
    よび第5の主面をさらに有し、 前記第2の容量取得用電極が、前記第3の主面と前記第
    4の主面とが交わる第3の稜部近傍から前記第3の主面
    と前記第5の主面とが交わる第4の稜部近傍まで延在
    し、 前記第1の外部接続用電極が、前記第2の容量取得用電
    極と前記第3の稜部近傍で接続されると共に前記第4の
    主面から前記第1の主面の一部まで延在して形成され、 前記第2の外部接続用電極が、前記第2の容量取得用電
    極と前記第4の稜部近傍で接続されると共に前記第5の
    主面から前記第1の主面の一部まで延在して形成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載
    のチップ型CRフィルタ。
  9. 【請求項9】搭載基板上に搭載されるチップ型CRフィ
    ルタにおいて、 略直方体状の誘電体基板であって、第1の主面と、前記
    第1の主面に略垂直な第2および第3の主面であって互
    いに対向する前記第2および第3の主面と、前記第1の
    主面、前記第2の主面および前記第3の主面とそれぞれ
    略垂直な第4および第5の主面であって互いに対向する
    前記第4および第5の主面とを有する前記誘電体基板
    と、 前記第1の主面と前記第2の主面とが交わる第1の稜部
    近傍から前記第1の主面と前記第3の主面とが交わる第
    2の稜部近傍まで延在して前記第1の主面のみに形成さ
    れた接地接続用電極と、 抵抗体からなり、前記第2の主面のみに形成されると共
    に前記第1の稜部において前記接地接続用電極と直接接
    触して接続された第1の容量取得用電極と、 前記第3の主面と前記第4の主面とが交わる第3の稜部
    近傍から前記第3の主面と前記第5の主面とが交わる第
    4の稜部近傍まで延在して前記第3の主面のみに形成さ
    れた第2の容量取得用電極と、 前記第2の容量取得用電極と前記第3の稜部近傍で接続
    されると共に前記第4の主面から前記第1の主面の一部
    まで延在して形成された第1の外部接続用電極と、 前記第2の容量取得用電極と前記第4の稜部近傍で接続
    されると共に前記第5の主面から前記第1の主面の一部
    まで延在して形成された第2の外部接続用電極とを備
    え、 前記第1の主面が、前記チップ型CRフィルタが前記搭
    載基板上に搭載された場合に、前記搭載基板と対面する
    主面であることを特徴とするチップ型CRフィルタ。
  10. 【請求項10】前記誘電体基板がセラミックス単板であ
    ることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の
    チップ型CRフィルタ。
  11. 【請求項11】搭載基板の一主面上にチップ型CRフィ
    ルタを搭載するチップ型CRフィルタの実装構造におい
    て、 前記チップ型CRフィルタが、 略直方体状の誘電体基板であって、第1の主面と、前記
    第1の主面に略垂直な第2および第3の主面であって互
    いに対向する前記第2および第3の主面とを有する前記
    誘電体基板と、 前記第1の主面に形成された接地接続用電極と、 前記第2の主面に形成された第1の容量取得用電極であ
    って、少なくともその一部に抵抗成分を含むと共に前記
    接地接続用電極と電気的に接続された前記第1の容量取
    得用電極と、 前記第3の主面に形成された第2の容量取得用電極と、 前記第2の容量取得用電極に電気的にそれぞれ接続され
    て形成された第1および第2の外部接続用電極とを備
    え、 前記搭載基板が前記一主面に形成された接地配線と、第
    1および第2の信号配線とを備え、 前記チップ型CRフィルタの前記第1の主面を前記搭載
    基板の前記一主面と対面させ、前記チップ型CRフィル
    タの前記接地接続用電極を前記搭載基板の前記接地配線
    と電気的に接続し、前記チップ型CRフィルタの前記第
    1および第2の外部接続用電極を前記搭載基板の前記第
    1および第2の信号配線とそれぞれ電気的に接続して、
    前記チップ型CRフィルタを前記搭載基板上に搭載した
    ことを特徴とするチップ型CRフィルタの実装構造。
  12. 【請求項12】前記第1の容量取得用電極および前記第
    2の容量取得用電極が前記第1の主面に形成されていな
    いことを特徴とする請求項11記載のチップ型CRフィ
    ルタの実装構造。
  13. 【請求項13】前記接地接続用電極が前記第1の主面の
    みに形成されていることを特徴とする請求項11または
    12記載のチップ型CRフィルタの実装構造。
  14. 【請求項14】前記第1の容量取得用電極が抵抗体から
    なることを特徴とする請求項11乃至13のいずれかに
    記載のチップ型CRフィルタの実装構造。
  15. 【請求項15】前記第1の容量取得用電極と前記接地接
    続用電極とが、前記第1の主面と前記第2の主面とが交
    わる第1の稜部において接続されていることを特徴とす
    る請求項11乃至14のいずれかに記載のチップ型CR
    フィルタの実装構造。
  16. 【請求項16】前記第1の容量取得用電極と前記接地接
    続用電極とが、前記第1の主面と前記第2の主面とが交
    わる第1の稜部において互いに直接接触して接続されて
    いることを特徴とする請求項11乃至15のいずれかに
    記載のチップ型CRフィルタの実装構造。
  17. 【請求項17】前記接地接続用電極が、前記第1の主面
    と前記第2の主面とが交わる第1の稜部近傍から前記第
    1の主面と前記第3の主面とが交わる第2の稜部近傍ま
    で前記第1の主面上を延在して設けられていることを特
    徴とする請求項11乃至16のいずれかに記載のチップ
    型CRフィルタの実装構造。
  18. 【請求項18】前記誘電体基板が、前記第1の主面、前
    記第2の主面および前記第3の主面とそれぞれ略垂直な
    第4および第5の主面であって互いに対向する前記第4
    および第5の主面をさらに有し、 前記第2の容量取得用電極が前記第3の主面と前記第4
    の主面とが交わる第3の稜部近傍から前記第3の主面と
    前記第5の主面とが交わる第4の稜部近傍まで延在し、 前記第1の外部接続用電極が、前記第2の容量取得用電
    極と前記第3の稜部近傍で接続されると共に前記第4の
    主面から前記第1の主面の一部まで延在して形成され、 前記第2の外部接続用電極が、前記第2の容量取得用電
    極と前記第4の稜部近傍で接続されると共に前記第5の
    主面から前記第1の主面の一部まで延在して形成されて
    いることを特徴とする請求項11乃至17のいずれかに
    記載のチップ型CRフィルタの実装構造。
  19. 【請求項19】搭載基板の一主面上にチップ型CRフィ
    ルタを搭載するチップ型CRフィルタの実装構造におい
    て、 前記チップ型CRフィルタが、 略直方体状の誘電体基板であって、第1の主面と、前記
    第1の主面に略垂直な第2および第3の主面であって互
    いに対向する前記第2および第3の主面と、前記第1の
    主面、前記第2の主面および前記第3の主面とそれぞれ
    略垂直な第4および第5の主面であって互いに対向する
    前記第4および第5の主面とを有する前記誘電体基板
    と、 前記第1の主面と前記第2の主面とが交わる第1の稜部
    近傍から前記第1の主面と前記第3の主面とが交わる第
    2の稜部近傍まで延在して前記第1の主面のみに形成さ
    れた接地接続用電極と、 抵抗体からなり、前記第2の主面のみに形成されると共
    に前記第1の主面と前記第2の主面とが交わる第1の稜
    部において前記接地接続用電極と直接接触して接続され
    た第1の容量取得用電極と、 前記第3の主面と前記第4の主面とが交わる第3の稜部
    近傍から前記第3の主面と前記第5の主面とが交わる第
    4の稜部近傍まで延在して前記第3の主面のみに形成さ
    れた第2の容量取得用電極と、 前記第2の容量取得用電極と前記第3の稜部近傍で接続
    されると共に前記第4の主面から前記第1の主面の一部
    まで延在して形成された第1の外部接続用電極と、 前記第2の容量取得用電極と前記第4の稜部近傍で接続
    されると共に前記第5の主面から前記第1の主面の一部
    まで延在して形成された第2の外部接続用電極とを備
    え、 前記搭載基板が前記一主面に形成された接地配線と、第
    1および第2の信号配線とを備え、 前記チップ型CRフィルタの前記第1の主面を前記搭載
    基板の前記一主面と対面させ、前記チップ型CRフィル
    タの前記接地接続用電極を前記搭載基板の前記接地配線
    と電気的に接続し、前記チップ型CRフィルタの前記第
    1および第2の外部接続用電極を前記搭載基板の前記第
    1および第2の信号配線とそれぞれ電気的に接続して、
    前記チップ型CRフィルタを前記搭載基板上に搭載した
    ことを特徴とするチップ型CRフィルタの実装構造。
  20. 【請求項20】前記誘電体基板がセラミックス単板であ
    ることを特徴とする請求項11乃至19のいずれかに記
    載のチップ型CRフィルタの実装構造。
  21. 【請求項21】略直方体状の誘電体セラミックス単板で
    あって、第1の主面と、前記第1の主面に略垂直な第2
    および第3の主面であって互いに対向する前記第2およ
    び第3の主面と、前記第1の主面、前記第2の主面およ
    び前記第3の主面とそれぞれ略垂直な第4および第5の
    主面であって互いに対向する前記第4および第5の主面
    とを有する前記誘電体セラミックス単板を準備する工程
    と、 抵抗体からなる第1の容量取得用電極を前記第2の主面
    のみに形成する工程と、 前記第3の主面と前記第4の主面とが交わる第1の稜部
    近傍から前記第3の主面と前記第5の主面とが交わる第
    2の稜部近傍まで延在して前記第3の主面のみに第2の
    容量取得用電極を形成する工程と、 前記第1の主面のみに接地接続用電極を形成すると共
    に、前記第1の主面と前記第2の主面とが交わる第3の
    稜部近傍において前記接地接続用電極を前記第1の容量
    取得用電極と直接接触させる工程と、 前記第2の容量取得用電極と前記第1の稜部近傍で接続
    すると共に前記第4の主面から前記第1の主面の一部ま
    で延在する第1の外部接続用電極を形成する工程と、 前記第2の容量取得用電極と前記第2の稜部近傍で接続
    すると共に前記第5の主面から前記第1の主面の一部ま
    で延在する第2の外部接続用電極を形成する工程と、 を備えることを特徴とするチップ型CRフィルタの製造
    方法。
  22. 【請求項22】略直方体状の誘電体セラミックス単板で
    あって、第1の主面と、前記第1の主面に略垂直な第2
    および第3の主面であって互いに対向する前記第2およ
    び第3の主面と、前記第1の主面、前記第2の主面およ
    び前記第3の主面とそれぞれ略垂直な第4および第5の
    主面であって互いに対向する前記第4および第5の主面
    とを有する前記誘電体セラミックス単板を準備する工程
    と、 その後、抵抗ペーストを前記第2の主面のみに設け、第
    1の導電ペーストを前記第3の主面と前記第4の主面と
    が交わる第1の稜部近傍から前記第3の主面と前記第5
    の主面とが交わる第2の稜部近傍まで延在して前記第3
    の主面のみに設け、その後熱処理を行い前記第2の主面
    のみに第1の容量取得用電極を形成し、前記第3の主面
    のみに第2の容量取得用電極を形成する工程と、 その後、前記第1の主面と前記第2の主面とが交わる第
    3の稜部近傍において前記第1の容量取得用電極と導通
    すべく第2の導電ペーストを前記第1の主面のみに設
    け、その後熱処理を行い、前記第1の主面のみに接地接
    続用電極を形成する工程と、 前記第2の容量取得用電極と前記第2の稜部近傍で接続
    すると共に前記第4の主面から前記第1の主面の一部ま
    で延在する第1の外部接続用電極を形成し、前記第2の
    容量取得用電極と前記第3の稜部近傍で接続すると共に
    前記第5の主面から前記第1の主面の一部まで延在する
    第2の外部接続用電極を形成する工程と、 を備えることを特徴とするチップ型CRフィルタの製造
    方法。
JP1762197A 1997-01-14 1997-01-14 チップ型crフィルタ、その製造方法およびチップ型crフィルタの実装構造 Withdrawn JPH10200356A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003008153A (ja) * 2001-06-19 2003-01-10 Taiyo Yuden Co Ltd 電子回路装置及びローパスフィルタ

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