JPH1120414A - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents
重荷重用空気入りタイヤInfo
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- JPH1120414A JPH1120414A JP9182666A JP18266697A JPH1120414A JP H1120414 A JPH1120414 A JP H1120414A JP 9182666 A JP9182666 A JP 9182666A JP 18266697 A JP18266697 A JP 18266697A JP H1120414 A JPH1120414 A JP H1120414A
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- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
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- B60C2011/1213—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special shape of the sipe sinusoidal or zigzag at the tread surface
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Abstract
を向上でき、氷雪性能を高めうる。 【解決手段】 縦溝Gと横溝Yとで区分される各ブロッ
クBに、1本のZ字状のサイピング15を形成する。又
縦溝Gのうち溝巾が4.0〜20.0mmの縦主溝G1
は、ジグザグをなし、そのジグザグ中央線Kの周方向に
対する角度αを9〜15度とする。又縦主溝G1は、ジ
グザグ部10、10間において、巾広部12と巾狭部1
1とを有し、この巾広部12の溝巾X2の最大値XM2
と巾狭部11の溝巾X1の最小値Xm1との比Xm1/
XM2を0.5〜0.8としている。
Description
剪断力とエッジ効果とを向上でき、氷雪性能を高めうる
重荷重用空気入りタイヤに関する。
路走行用の例えば、スノータイヤ、スタッドレスタイヤ
等の冬用タイヤにあっては、一般に、トレッド面に縦溝
及び横溝で区画したブロックパターンを形成し、溝内に
噛込まれかつ踏み固められた雪柱から受ける剪断力(雪
柱剪断力)によって雪上性能を高めている。他方、氷上
性能に対しては、トレッド部を軟らかいゴム材で形成
し、氷路面との粘着摩擦力を高めるとともに、各ブロッ
クにサイピングを形成している。
引っかくことにより路面摩擦係数を向上する効果(エッ
ジ効果)がある反面、サイピング数、サイピング長さ等
が過大なときには、ブロック剛性が過度に低下し、逆に
エッジ効果を損ねるととともに接地面積の減少を招くな
ど、氷上性能の向上に限界をもたらしていた。
させるためには、サイピングばかりでなく、縦溝による
氷雪性能へのより高い貢献が必要になる。
イピングを設ける一方、縦主溝を、所定の振れ角を有し
かつジグザグ部間に巾狭部と巾広部とを配したジグザグ
溝で形成することを基本として、特に縦主溝に高い雪柱
剪断力とエッジ効果とを付与でき、氷雪性能を大巾に向
上しうる重荷重用空気入りタイヤの提供を目的としてい
る。
に、本発明の重荷重用空気入りタイヤは、トレッド面
に、周方向に連続してのびかつ溝巾が4.0mm以上か
つ20.0mm以下の縦主溝と、溝巾が2.0mm以上
かつ4.0mm未満の縦副溝とを有する縦溝、及びこの
縦溝間を横切ることによりこの縦溝間を複数のブロック
に区分する複数の横溝を設け、かつ前記各ブロックは、
一方の縦溝で開口する第1の開口と、他方の縦溝で開口
する第2の開口とを連ねてのびる1本のサイピングを有
するとともに、 前記サイピングは、前記第1の開口か
らブロック内にのびる第1のサイピング片と、第2の開
口からブロック内にのびる第2のサイピング片との間
を、この第1、第2のサイピング片とは屈曲してかつ第
1の開口と第2の開口とを結ぶ仮想の基準直線に対して
傾いて継ぐ中央傾斜部を具え、しかも前記第1、第2の
サイピング片の前記基準直線と平行な平行成分の長さJ
1、J2の和(J1+J2)が、基準直線の長さJより
も大とすることにより、前記第1、第2のサイピング片
の前記平行成分が重なる重なり部を有する略Z字状をな
す一方、前記縦主溝はジグザグをなし、かつジグザグ部
に位置する1つのブロックの溝壁屈曲点と、このブロッ
クの対角に位置する他のブロックの溝壁屈曲点との間の
距離のうち、小となるブロックの溝壁屈曲点間の中央点
を、直線でつなぐジグザグ中央線Kは、周方向に対する
角度αを9〜15度とし、しかも前記縦主溝は、ジグザ
グ部間において、巾広部とこの巾広部のトレッド面での
溝巾X2よりもトレッド面での溝巾X1が小な巾狭部と
を有し、この巾広部の前記溝巾X2の最大値XM2と巾
狭部の前記溝巾X1の最小値Xm1との比Xm1/XM
2を0.5〜0.8としたことを特徴としたものであり
ます。
面の周方向に対する傾斜角度βを、5〜70度の角度範
囲で変化させ、しかもブロックの周方向の中央位置で前
記傾斜角度βを最大とすることが、ブロック強度を高く
維持しながら、より高い雪柱剪断力とエッジ効果とを得
る上で好ましい。
示例とともに説明する。図1において重荷重用空気入り
タイヤ1(以下タイヤ1という)は、本例では、タイヤ
サイズが11R22.5の冬用タイヤであって、ビード
コア2が通る両側のビード部3、3と、各ビード部3か
らタイヤ半径方向外向きにのびるサイドウォール部4
と、その上端間を継ぐトレッド部5とを具える。又前記
タイヤ1には、前記ビード部3、3間にカーカス6が架
け渡されるとともに、このカーカス6の外側かつトレッ
ド部5内方にはベルト層7が周方向に巻装される。
ヤ赤道Cに対して70〜90゜の角度で配列した1枚以
上のカーカスプライから形成され、各カーカスプライ
は、前記トレッド部5からサイドウォール部4をへてビ
ード部3のビードコア2の廻りで内側かつ外側に折返さ
れて係止される。前記カーカスコードとして、ナイロ
ン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミド繊維等
からなる有機繊維コードの他、スチール繊維等からなる
無機繊維コードが使用しうる。本例では、カーカス6
は、スチール製のカーカスコードを略90°の角度で配
列した1枚のカーカスプライ6Aから形成されたものを
示している。
本例では、スチール製のベルトコードをタイヤ赤道Cに
対して、例えば60±10°程度のコード角度で傾けた
最内となる第1のベルトプライ7Aと、タイヤ赤道Cに
対してベルトコードを30°以下の小なコード角度で傾
けた第2〜第4のベルトプライ7B、7C、7Dとを具
え、前記ベルトコードがプライ間で互いに交差するよう
にコード角度若しくはコードの傾き方向を違えて重ね合
わせている。
ド面5Sには、図2に示すように、周方向に連続しての
びる縦溝Gと、これに交わる方向の横溝Yとによって区
割されるブロックパターンが形成される。
20.0mm以下の縦主溝G1と、溝巾が2.0mm以
上かつ4.0mm未満の縦副溝G2とを含む。本例で
は、前記縦溝Gは、3本の縦主溝G1と2本の縦副溝G
2と、溝巾が2.0mm未満の2本の細縦副溝G3とか
ら形成されるとともに、前記縦主溝G1と縦副溝G2と
とが交互に配される場合が示されている。なお縦溝G及
び横溝Yの溝巾は、本願では、トレッド面5S上におい
て、一方の溝壁から測定した他方の溝壁までの最短距離
で定義している。
うちで最も深い溝深さHg1を有するジグザグ溝であっ
て、この縦主溝G1として、本例では、タイヤ赤道C上
を通る中の縦主溝G1aとその両側の外の縦主溝G1b
とが設けられる。又中、外の縦主溝G1a、G1b間に
は、前記縦副溝G2が、又外の縦主溝G1bとトレッド
縁Teとの間には前記細縦副溝G3が、それぞれ配され
る。
例では、溝巾略一定のジグザグ溝として形成するが、溝
巾を変化させて形成しても良く、かかる場合には、その
最小巾及び最大巾を前記範囲とする。なお縦副溝G2及
び細縦副溝G3の溝深さは、縦主溝G1の前記溝深さH
g1以下であって、本例では、10〜13mmで形成し
ている。なお細縦副溝G3を縦副溝G2で形成しても良
い。
た際には、トレッド面5Sの全面積Soに対する、前記
縦溝G及び横溝Yからなる溝面積の総和Ssの比である
海面積比Ss/Soが過大となって、氷上性能及びドラ
イ走行性能に加えて耐摩耗性、耐偏摩耗性が著しく低下
し、逆に全縦溝Gが縦副溝G2で形成された際には、必
要な雪上性、排水性が得られ難い。従って、これら縦主
溝G1と縦副溝G2とを併用することが必要であり、特
に縦主溝G1と縦副溝G2との合計5本以上を交互に配
することが好ましい。
ッド巾TWの0.6倍の巾領域として定義される接地圧
の高いトレッド中央域Tcに、各縦主溝G1を配するこ
とが、雪上性、排水性を高める上で好ましい。
において、タイヤ赤道面に中心を有する円弧状などの凸
曲線をなし、前記トレッド縁Teは、このトレッド面5
Sとサイドウオール部外側面との交わり点として定義さ
れる。本例では、ワンダリング性能を改善するため、ト
レッド面5S両端部分が斜面で形成されたテーパーショ
ルダ構造をなし、従って、この斜面とサイドウオール部
外側面との交点により前記トレッド縁Teを構成する。
なおトレッド部5は、前記斜面を排除したスクエアショ
ルダ構造の他にも、トレッド面5S両端部分が円弧面で
形成されたラウンドショルダ構造を採用することもで
き、かかる場合には、この円弧面とサイドウオール部外
側面との交点又は接点により前記トレッド縁Teを構成
する。
記トレッド縁Teとの間は、それぞれ複数の前記横溝Y
によりブロックBの列に形成される。この時、前記縦主
溝G1は、そのジグザグの屈曲点位置で前記横溝Yと交
差するため、この屈曲点位置が実質的に不明瞭となる。
を次のように定義する。すなわち、図2における外の縦
主溝G1bを代表して説明するように、ジグザグ部10
(ジグザグの屈曲部分を意味する)に位置する4つのブ
ロックB1〜B4において、1つのブロックB1の溝壁
屈曲点P1とこのブロックB1の対角に位置するブロッ
クB2の溝壁屈曲点P2との間の距離LA、及び残るブ
ロックB3、B4の溝壁屈曲点P3、P4間の距離LB
の長さを比較し、この距離LA、LBのうちで小となる
側の溝壁屈曲点間の中央点Nを、順次直線でつなぐこと
によるジグザグ線を、縦主溝G1のジグザグ中央線Kと
して定義する。そして、このジグザグ中央線Kの、周方
向に対する角度αを9〜15度の範囲に規制している。
なお前記溝壁屈曲点P1〜P4は、前記ジグザグ部10
に臨む各ブロックB1〜B4の頂点を意味する。
主溝G1bを拡大して示すように、前記ジグザグ部1
0、10間において、溝巾X2を有する巾広部12と、
前記溝巾X2より小の溝巾X1を有する巾狭部11とを
具えるとともに、この巾広部12の前記溝巾X2の最大
値XM2と、巾狭部11の前記溝巾X1の最小値Xm1
との比Xm1/XM2を0.5〜0.8としている。
て説明すると、縦主溝G1bは、ブロックB1、B4間
においては、本例では、中央の巾狭部11とその外側の
巾広部12とを具え、この巾狭部11及び巾広部12
は、少なくとも一方、好ましくは双方のブロックBの各
溝壁面Bsが複数の屈曲面Si からなることにより形成
される。本例では、各屈曲面Si の周方向に対する傾斜
角度βは、5〜70度の範囲であり、又この傾斜角度β
をブロックBの周方向の中央位置で最大角度としてい
る。
よる相対的な区分ではあるが、該巾狭部11は、ジグザ
グ部10、10間における縦主溝G1の溝巾の最小値を
有する部分として定義でき、この最小値は、前記巾狭部
11の溝巾の最小値Xm1と一致する。又巾広部12
は、縦主溝G1の溝巾の最大値を有する部分として定義
でき、この最大値は巾広部12の溝巾の最大値XM2と
一致する。
つ最大値XM2は、20.0mm以下の範囲であり、又
この比Xm1/XM2は、0.5〜0.8の範囲に規制
される。
狭部11と巾広部12とを設けた縦主溝G1は、溝巾一
定のものに比して、溝内で噛込んだ雪への圧縮率が高ま
るなど、雪柱剪断力を大巾に向上させることができる。
しかも縦主溝G1は、振れ角αが9〜15度のジグザグ
度でのびること、さらにはジグザグ部10、10間にお
いて溝壁面Bsが複数の屈曲面Siで形成されることに
原因して、前記雪柱剪断力が、牽引及び制動にバランス
良く発揮され、雪上性能を向上しうる。又縦主溝G1に
おける軸方向エッジ成分が増加するため、エッジ効果が
高まり、氷上性能を向上できる。
m1/XM2が0.8より大の時、前記雪上性能及び氷
上性能の向上効果は、発揮し難くなる。又角度αが15
度より大の時、及び比Xm1/XM2が0.5未満の
時、排水性、排土性を損ねるほか石噛み等を招来し、又
偏摩耗の起点となるブロック欠けの危険性を増すことと
なる。
した屈曲面Si が含まれる時には、この屈曲面Si によ
って前記雪上性能及び氷上性能の向上効果が損なわれ、
又傾斜角度βが70度より大の屈曲面Si を含む時に
は、この屈曲面Si に応力が集中して損傷を招きやす
く、しかも排水性、排土性等の低下原因となるなど、何
れも好ましくない。又最大の傾斜角度βを有する屈曲面
Si 1は、高い応力を受けるため、剛性及び強度的に優
れるブロックBの周方向の中央位置に配することが、損
傷を抑制しかつ、より高い雪柱剪断力とエッジ効果を得
る上で好ましい。
度でのびる、本例では、直線状の溝であって、その溝中
心のタイヤ軸方向に対する角度を30度以下、好ましく
は20度以下、さらに好ましくは15度以下とすること
がグリップ性能の点で好ましい。なお横溝Yを曲線状及
び折れ線状に形成しても良く、この時両端での溝中心を
結んだ直線の角度を前記範囲とする。
との間に横溝Yが配されるとき、この横溝Yの横溝巾
を、縦主溝側の開口端から縦副溝G2の開口端に向かっ
て略一定比率で連続的に増加した変化巾横溝を含めるこ
とが好ましい。これによって、縦主溝G1と縦副溝G2
とが隣り合うことに原因するブロックBの偏摩耗を抑制
しうる。
を得るために、前記縦溝G、G間をつなぐサイピング1
5が設けられる。このサイピング15は、接地に際して
溝巾を実質的に閉じる切り溝状をなし、本例では、サイ
プ巾を0.3〜1.5mmとするとともに、そのサイプ
深さを前記縦主溝G1の溝深さHg1の0.4〜0.7
倍かつ縦副溝G2の溝深さ以下としている。なおサイピ
ング15は、ブロック毎に1本形成されるが、もしサイ
ピング数が1本を越えた時、重荷重用タイヤとしてのブ
ロック剛性が不足し、又ブロック欠けなどを誘発させ
る。
示する如く、一方の縦溝Gで開口する第1の開口19か
らブロックB内にのびる第1のサイピング片15aと、
他方の縦溝Gで開口する第2の開口20からのびる第2
のサイピング片15bと、このサイピング片15a、1
5b間を結ぶ中央傾斜部15cとからなる略Z字状をな
す。又前記中央傾斜部15cは、開口19、20間を結
ぶ仮想の基準直線VLに対して30〜83度の角度θ1
で傾くとともに、本例では、この基準直線VLは、前記
横溝Yに対して±5度以下の実質的に平行に配されてい
る。
片15a、15bの前記基準直線VLと平行な平行成分
の長さJ1、J2の和(J1+J2)が、前記基準直線
VLの長さJよりも大であり、これによって、前記平行
成分が重なる重なり部16を形成している。
軸方向エッジ成分が増加するため、、氷上性能を大巾に
向上しうる。しかもブロックBにサイピング15と直交
する方向のせん断力が作用しても、このサイピング15
で分断されたブロック小片Bf、Brが相互にかみ合
い、サイピング15の開きを抑制しうる。その結果、ブ
ロック欠けなどの損傷を防止しうるとともに、ブロック
剛性の低下や接地面積の減少などを防止でき、氷上性能
とドライ路面での操縦安定性能を向上しうる。
み合いにより、走行時、ブロックB1が全体として略均
一にタイヤ周方向に倒れ込み、ブロックB1の接地圧を
均一となしうる。したがって、サイピングに起因するヒ
ールアンドトウ摩耗などの偏摩耗を抑制でき、耐摩耗性
能をも向上しうる。
と、サイピング片15a、15bの前記平行成分の長さ
J1、J2との各比(V/J1)、(V/J2)を、そ
れぞれ0.1〜0.9とするのが望ましい。もし0.1
を下回ると、前記効果が不充分となりかつサイピング底
に亀裂が生じ易くなり、逆に0.9を上回ると、サイピ
ング片15a、15bと中央傾斜部15cとが交わる鋭
角側の交差角θ2、θ3が過小となって、この交わり位
置のサイピング底などにクラックが生じ易くなる。従っ
て、このような観点から、前記交差角θ2、θ3は、1
6度以上、さらには24度以上が好ましく、又上限は7
0度以下とするのがよい。
15a、15b、及び中央傾斜部15cをそれぞれ直線
で形成しても良いが、好ましくはサイピング片15a、
15bを図4に一点鎖線で示すように、横長S字状の曲
線30で形成することが好ましい。この時、サイピング
片15aは、開口19からのびかつブロック小片Br側
に凸る凸部分25と、この凸部分25に連なりかつブロ
ック小片Br側に凹る凹部分26とを具える。又サイピ
ング片15bは、開口20からのびかつブロック小片B
f側に凸る凸部分25と、この凸部分25に連なりかつ
ブロック小片Bf側に凹る凹部分26とを具えている。
これによって、ブロック小片Bf、Br間の噛み合い効
果がさらに高まるとともに、エッジ効果が増す。さらに
サイピング15の各開口19、20での縦溝Gとの交差
角、及び内端での前記交差角θ2、θ3がそれぞれ増加
するため、クラック等の損傷防止にも役立つ。
2.5のタイヤを表1の仕様に基づき試作するととも
に、各試供タイヤにおける氷雪性能をテストし、これら
を比較した。なおタイヤ構造は、表2に示す如く、各タ
イヤ共通であり、又比較例1〜5のタイヤのトレッドパ
ターンを図5〜9に示す。
5のリムにリム組みし(内圧8.0kgf/cm2 )、2/2
−D車両(積載荷重10トン積み)の全輪に装着すると
ともに、次の内容で行った。
動テストとしては、氷雪路において、速度30km/hか
らロック急制動をかけて制動距離を調べるとともに、比
較例1を100とする指数で表示している。数値が大き
いほど制動距離が短く氷雪制動性に優れる。又発進テス
トは、前記氷雪路で車両を発進させたり走行中に加速さ
せ、その時のトラクション性能をドライバーのフィーリ
ングにより比較例1を100とする指数で表示してい
る。数値が大きいほどトラクション性能に優れ発進性が
良い。
ング、及び巾狭部と巾広部とを配したジグザグ状の縦主
溝の双方を採用しているため、雪柱剪断力とエッジ効果
とを大巾に向上でき、氷雪性能を高めうる。
雪柱剪断力とエッジ効果とを大巾に向上でき、氷雪性能
を高めうる。
る。
を示す展開図である。
を示す展開図である。
を示す展開図である。
を示す展開図である。
を示す展開図である。
に、本発明の重荷重用空気入りタイヤは、トレッド面
に、周方向に連続してのびかつ溝巾が4.0mm以上か
つ20.0mm以下の縦主溝と、溝巾が2.0mm以上
かつ4.0mm未満の縦副溝とを有する縦溝、及びこの
縦溝間を横切ることによりこの縦溝間を複数のブロック
に区分する複数の横溝を設け、かつ前記各ブロックは、
一方の縦溝で開口する第1の開口と、他方の縦溝で開口
する第2の開口とを連ねてのびる1本のサイピングを有
するとともに、 前記サイピングは、前記第1の開口か
らブロック内にのびる第1のサイピング片と、第2の開
口からブロック内にのびる第2のサイピング片との間
を、この第1、第2のサイピング片とは屈曲してかつ第
1の開口と第2の開口とを結ぶ仮想の基準直線に対して
傾いて継ぐ中央傾斜部を具え、しかも前記第1、第2の
サイピング片の前記基準直線と平行な平行成分の長さJ
1、J2の和(J1+J2)が、基準直線の長さJより
も大とすることにより、前記第1、第2のサイピング片
の前記平行成分が重なる重なり部を有する略Z字状をな
す一方、前記縦主溝はジグザグをなし、かつジグザグの
屈曲部分を挟んで2組それぞれが対角に位置する4つの
ブロックにおいて1つのブロックの溝壁屈曲点と、この
ブロックの対角に位置する他のブロックの溝壁屈曲点と
の間の距離のうち、最小となるブロックの溝壁屈曲点間
の中央点を、直線でつなぐジグザグ中央線Kは、周方向
に対する角度αを9〜15度とし、しかも前記縦主溝
は、ジグザグ部間において、巾広部とこの巾広部のトレ
ッド面での溝巾X2よりもトレッド面での溝巾X1が小
な巾狭部とを有し、この巾広部の前記溝巾X2の最大値
XM2と巾狭部の前記溝巾X1の最小値Xm1との比X
m1/XM2を0.5〜0.8としたことを特徴として
いる。たものであります。
ヤ赤道Cに対して70〜90゜の角度で配列した1枚以
上のカーカスプライから形成され、各カーカスプライ
は、前記トレッド部5からサイドウォール部4をへてビ
ード部3のビードコア2の廻りで内側から外側に折返さ
れて係止される。前記カーカスコードとして、ナイロ
ン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミド繊維等
からなる有機繊維コードの他、スチール繊維等からなる
無機繊維コードが使用しうる。本例では、カーカス6
は、スチール製のカーカスコードを略90°の角度で配
列した1枚のカーカスプライ6Aから形成されたものを
示している。
を次のように定義する。すなわち、図2における外の縦
主溝G1bを代表して説明するように、ジグザグ部10
(ジグザグの屈曲部分を意味する)を挟んで2組それぞ
れが対角に位置する4つのブロックB1〜B4におい
て、1つのブロックB1の溝壁屈曲点P1とこのブロッ
クB1の対角に位置するブロックB2の溝壁屈曲点P2
との間の距離LA、及び残るブロックB3、B4の溝壁
屈曲点P3、P4間の距離LBの長さを比較し、この距
離LA、LBのうちで最小となる側の溝壁屈曲点間の中
央点Nを、順次直線でつなぐことによるジグザグ線を、
縦主溝G1のジグザグ中央線Kとして定義する。そし
て、このジグザグ中央線Kの、周方向に対する角度αを
9〜15度の範囲に規制している。なお前記溝壁屈曲点
P1〜P4は、前記ジグザグ部10に臨む各ブロックB
1〜B4の頂点を意味する。
Claims (2)
- 【請求項1】トレッド面に、周方向に連続してのびかつ
溝巾が4.0mm以上かつ20.0mm以下の縦主溝
と、溝巾が2.0mm以上かつ4.0mm未満の縦副溝
とを有する縦溝、及びこの縦溝間を横切ることによりこ
の縦溝間を複数のブロックに区分する複数の横溝を設
け、かつ前記各ブロックは、一方の縦溝で開口する第1
の開口と、他方の縦溝で開口する第2の開口とを連ねて
のびる1本のサイピングを有するとともに、 前記サイピングは、前記第1の開口からブロック内にの
びる第1のサイピング片と、第2の開口からブロック内
にのびる第2のサイピング片との間を、この第1、第2
のサイピング片とは屈曲してかつ第1の開口と第2の開
口とを結ぶ仮想の基準直線に対して傾いて継ぐ中央傾斜
部を具え、しかも前記第1、第2のサイピング片の前記
基準直線と平行な平行成分の長さJ1、J2の和(J1
+J2)が、基準直線の長さJよりも大とすることによ
り、前記第1、第2のサイピング片の前記平行成分が重
なる重なり部を有する略Z字状をなす一方、 前記縦主溝はジグザグをなし、かつジグザグ部に位置す
る1つのブロックの溝壁屈曲点と、このブロックの対角
に位置する他のブロックの溝壁屈曲点との間の距離のう
ち、小となるブロックの溝壁屈曲点間の中央点を、直線
でつなぐジグザグ中央線Kは、周方向に対する角度αを
9〜15度とし、 しかも前記縦主溝は、ジグザグ部間において、巾広部と
この巾広部のトレッド面での溝巾X2よりもトレッド面
での溝巾X1が小な巾狭部とを有し、この巾広部の前記
溝巾X2の最大値XM2と巾狭部の前記溝巾X1の最小
値Xm1との比Xm1/XM2を0.5〜0.8とした
ことを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。 - 【請求項2】1つのブロックにおいて、前記縦主溝の溝
壁面の周方向に対する傾斜角度βは、5〜70度の角度
範囲で変化するとともにブロックの周方向の中央位置で
最大角度となることを特徴とする請求項1記載の重荷重
用空気入りタイヤ。
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