JPH11203966A - バッテリケーブルのテープ巻き機及びテープ巻き方法 - Google Patents

バッテリケーブルのテープ巻き機及びテープ巻き方法

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JPH11203966A
JPH11203966A JP247598A JP247598A JPH11203966A JP H11203966 A JPH11203966 A JP H11203966A JP 247598 A JP247598 A JP 247598A JP 247598 A JP247598 A JP 247598A JP H11203966 A JPH11203966 A JP H11203966A
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JP
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adhesive tape
battery cable
tape
winding
tip
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JP247598A
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English (en)
Inventor
Takao Fuyushiba
隆夫 冬柴
Masaaki Murata
雅章 村田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、粘着テープ16のバッテリケ
ーブル15に対する締め付け力を一定に保つ。 【解決手段】 テープ挟持部36において挟持部材42
での挟持による摩擦力により、粘着テープ16の巻き締
めの進行に伴う引っ張り力との間で拮抗状態を保ち、こ
れにより、粘着テープ16のバッテリケーブル15への
締め付け力を自動的にほぼ一定に保つ。故に簡単な構成
でバッテリケーブル15の品質の安定化を図ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バッテリケーブ
ルのテープ巻き機及びテープ巻き方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】自動車
等のエンジン始動時において、バッテリと始動電源機と
の間、及びバッテリと車体の接地間との接続に用いられ
るケーブルとしては、図7に示すようなバッテリケーブ
ルがある。このバッテリケーブルは、図示しない電線を
管状のクランプ1や蛇腹状の保護管2に貫通させ、両端
に端子3,4を接続した後、クランプ1と保護管2、保
護管2と弾性キャップ5を粘着テープ6で巻き締め固定
し、さらに端子3,4の周囲を防水・防塵用の弾性キャ
ップ5で覆ったものである。
【0003】従来においては、上記した粘着テープ6の
巻き締めは、図8のように手作業で行っていた。しかし
ながら、このように手作業で粘着テープ6の巻き締めを
行う場合、巻き締め力や巻き数等のすべてを作業者の感
覚に頼って行っていたため、製品としてのバッテリケー
ブルの巻き締め部分の品質が必ずしも一定でないという
問題があり、特に、熟練度の少ない作業者が巻き締めた
場合に粘着テープ6の剥離のおそれが皆無ではなかっ
た。
【0004】そこで、この発明の課題は、バッテリケー
ブルにおけるテープ巻きの自動化を図ることで、バッテ
リケーブルの品質の安定化を図り得るバッテリケーブル
のテープ巻き機及びテープ巻き方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、バッテリケーブルの外周に保
護テープを巻き締めるテープ巻き機であって、本体カバ
ーと、前記本体カバー内で前記バッテリケーブルの両端
をそれぞれ固定支持する第1及び第2の固定装置と、前
記第1及び第2の固定装置を固定支持し且つ前記本体カ
バーに対して水平移動自在とされた移動支持台と、前記
移動支持台を前記バッテリケーブルの線軸方向に水平移
動させる水平移動装置と、前記本体カバーに固定されて
予め環状に巻かれた粘着テープを前記水平移動装置によ
り水平移動される前記バッテリケーブルに巻き締める巻
き締め装置と、前記粘着テープの巻き締め終了後に当該
粘着テープを切断する切断装置とを備え、前記巻き締め
装置は、前記バッテリケーブルを遊貫するための円孔状
の遊貫孔が形成されて前記本体カバーに固定支持された
支持体と、前記支持体の前記遊貫孔内に回転自在に嵌入
された環体と、前記粘着テープの両側面を挟持した状態
で前記環体の回転に伴い前記粘着テープを前記バッテリ
ケーブルの周囲に周回させるように前記環体に取り付け
られたテープ挟持部と、前記環体を前記支持体に対して
回転駆動する回転駆動部とを備える。そして、前記テー
プ挟持部は、予め環状に巻かれて提供される前記粘着テ
ープの中央孔に挿入されて当該環状の粘着テープを軸支
するよう前記環体に固定されたロッドと、当該ロッドに
回転可能に軸支される環状の前記粘着テープの両側に当
接して所定の摩擦力を発生させ、前記粘着テープの先端
の引っ張り力が弱いときには当該粘着テープの回転を前
記所定の摩擦力で阻止するとともに、前記所定の摩擦力
を越えて前記粘着テープの先端が引っ張られたときにの
み当該粘着テープが回転するようにする挟持手段とを備
えるものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記挟持手段
は、前記粘着テープの両側に当接する一対の挟持部材
と、前記一対の挟持部材のうち少なくとも一方を前記粘
着テープ側に付勢する付勢部材とが設けられたものであ
る。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記挟持部材の
うち、前記ロッドの先端側に位置される一方の挟持部材
は、前記ロッドに対して着脱自在に取り付けられ、前記
ロッドの先端の径は前記環状の粘着テープの内径より小
さく設定され、前記一方の挟持部材の内径は、前記ロッ
ドの先端の径よりも小さく設定され、且つ前記一方の挟
持部材の外径は、前記環状の粘着テープの内径より大き
く設定されたものである。
【0008】請求項4に記載の発明は、準備段階におい
て、前記第1及び第2の固定装置で前記バッテリケーブ
ルの両端をそれぞれ固定支持するケーブル支持工程と、
予め環状に巻かれて提供される前記粘着テープの中央孔
に前記テープ挟持部の前記ロッドを挿入して、当該ロッ
ドにより環状の前記粘着テープを回転可能に軸支した状
態で、前記挟持手段により前記粘着テープの両側を挟持
するテープ挟持工程とを備え、巻き締め作業段階におい
て、前記環状に巻かれた粘着テープの先端を引き出し
て、その先端の一部を前記バッテリケーブルの巻き締め
部分に付着させる付着工程と、前記水平移動装置により
前記バッテリケーブルを水平移動しながら、前記回転駆
動部の駆動により前記環体を前記支持体に対して回転さ
せて、前記テープ挟持部自体を前記バッテリケーブル周
りに回転させ、前記粘着テープを前記水平移動装置によ
り水平移動される前記バッテリケーブルに巻き付ける巻
き付け工程と、前記巻き付け工程の終了後に前記粘着テ
ープを前記切断装置で切断する切断工程とを備えのもの
であって、特に、前記巻き付け工程では、前記テープ挟
持部において、環状の前記粘着テープを前記挟持手段で
の挟持によって所定の摩擦力を発生させ、前記粘着テー
プの先端の引っ張り力が弱いときには当該粘着テープの
回転を前記所定の摩擦力で阻止するとともに、前記所定
の摩擦力を越えて前記粘着テープの先端が引っ張られた
ときにのみ当該粘着テープが回転するようにするもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一の実施の形態
に係るバッテリケーブルのテープ巻き機を示す斜視図で
ある。このテープ巻き機は、バッテリケーブルに粘着テ
ープを巻き締める際に、環状の粘着テープを一定の摩擦
力で保持することで、簡単な構造で、バッテリケーブル
に対する粘着テープの締め付け力をほぼ一定に保とうと
するものである。以下、テープ巻き機の構成を説明す
る。
【0010】このテープ巻き機は、図2のように、電線
(図示せず)がクランプ11や蛇腹状の保護管12に貫
通され、その電線の両端に環状端子13,14が接続さ
れてなるバッテリケーブル15において、その各部、即
ちクランプ11と保護管12との連結部等に自動的に粘
着テープ16を巻き締めるためのもので、図1の如く、
本体カバー20内において、上述のバッテリケーブル1
5の両端をそれぞれ固定支持する第1及び第2の固定装
置21,22と、当該第1及び第2の固定装置21,2
2を固定支持し且つ本体カバー20に対して水平移動自
在とされた移動支持台23と、バッテリケーブル15の
線軸方向に移動支持台23を水平移動させる水平移動装
置24と、本体カバー20に固定されて粘着テープ16
をバッテリケーブル15に巻き締める巻き締め装置25
と、粘着テープ16の巻き締め終了後に当該粘着テープ
16を切断する切断装置26(図4参照)とを備えてい
る。
【0011】第1の固定装置21は、バッテリケーブル
15の環状端子13,14の環部を係合する突起体であ
り、移動支持台23の上に形成された矩形台31の上に
固設されている。
【0012】第2の固定装置22は、互いに対向配置さ
れた一対の挟持片32でバッテリケーブル15をその両
側方から挟み込む構造となっており、各挟持片32は、
図3の如く、それぞれ対応して設けられたエアシリンダ
やアクチュエータ等の駆動機構33によってバッテリケ
ーブル15の両側方に対し進退するように構成されてい
る。この第2の固定装置22も移動支持台23に固定さ
れている。
【0013】水平移動装置24は、具体的にはエアシリ
ンダやアクチュエータ等の直線運動をなす機構が使用さ
れたものであって、巻き締め装置25によるバッテリケ
ーブル15への粘着テープ16の巻き締め時に、移動支
持台23を移動させることによりバッテリケーブル15
の巻き締め点を少しずつ移動させようとするものであ
る。
【0014】巻き締め装置25は、図4の如く、バッテ
リケーブル15を遊貫するための円孔状の遊貫孔34a
が形成されて本体カバー20に固定支持された縦板34
と、この縦板34の遊貫孔34a内に回転自在に嵌入さ
れた環体35と、この環体35の所定点に固着されて粘
着テープ16の両側面を挟持するテープ挟持部36と、
環体35を縦板34に対して回転駆動する回転駆動部3
7とを備えている。
【0015】環体35は、その背後部の外周に歯形が形
成されて歯車(第1の歯車)35aとされており、回転
駆動部37から伝達された回転駆動力を受け得る構造と
されている。
【0016】テープ挟持部36は、図5及び図6の如
く、環状に巻かれて提供される粘着テープ16の中央孔
16a(図5)をロッド41に遊貫させ、そのロッド4
1の先端部に脱着自在に装着されるC字型の第1の挟持
部材42と、中間部に摺動自在に装着されて巻きバネ4
3によって第1の挟持部材42側に押圧される第2の挟
持部材44とによって粘着テープ16を挟持する構造と
されている。
【0017】ここで、ロッド41の基端は縦板34に嵌
入された環体35の所定点に固着されており、ロッド4
1の先端にはストッパ46が一体的に固着されている。
このストッパ46の径は、粘着テープ16の径より小さ
く、また、第1の挟持部材42の内径より大に設定され
ている。
【0018】第1の挟持部材42の内径はロッド41の
径とほぼ同等とされ、図5のようにロッド41の側方か
ら着脱自在に嵌着されるものである。
【0019】巻きバネ43は、ロッド41の中間部に固
定された基環47(フランジ)と、ロッド41に遊貫さ
れた第2の挟持部材44の間に挟まれて取り付けられて
おり、基環47の位置を基準として第2の挟持部材44
を図5中の矢視方向に付勢するものである。
【0020】回転駆動部37は、環体35の第1の歯車
35aに回転駆動力を与えるものであって、回転モータ
51と、この回転モータ51の回転軸に固定された第1
のプーリ52と、この第1のプーリ52に連動されるベ
ルト53と、このベルト53に連動される第2のプーリ
54と、この第2のプーリ54に同軸固定されて環体3
5の第1の歯車35aに連結される第2の歯車55とを
備えたものである。
【0021】切断装置26は、巻き締め装置25のロッ
ド41に取り付けられており、予め指定された寸法だけ
粘着テープ16が巻き締められた後、切断刃が突出移動
して粘着テープ16が切断されるように構成されてい
る。この際、粘着テープ16の切断部をバッテリケーブ
ル15に押し付けるような押圧装置を併用することが望
ましい。
【0022】なお、第2の固定装置22の駆動機構3
3、水平移動装置24、巻き締め装置25の回転駆動部
37(回転モータ51)及び切断装置26は、CPUを
備える制御部(図示せず)によって所定のソフトウェア
プログラムに従って自動的に駆動制御されるものであ
る。
【0023】上記構成のテープ巻き機の動作を説明す
る。
【0024】まず、テープ挟持部36のロッド41から
第1の挟持部材42を図6のように引き抜き、ロッド4
1の先端のストッパ46に対して環状の粘着テープ16
の中央孔16aを通し、粘着テープ16をロッド41に
遊貫させる。この際、第2の挟持部材44を、図5の如
く巻きバネ43の付勢力に抗して基環47側に押しや
り、環状の粘着テープ16とストッパ46との間に間隙
を形成した上で、当該間隙に図6の如く第1の挟持部材
42を差し込む。そうすると、巻きバネ43の付勢力に
より第2の挟持部材44が粘着テープ16を第1の挟持
部材42側に押圧する状態となる。
【0025】次に、バッテリケーブル15の端部の両環
状端子13,14のうちの一方を第1の固定装置21
(突起体)に係合し、第2の固定装置22の一対の挟持
片32でバッテリケーブル15を挟持して、バッテリケ
ーブル15を本体カバー20内に装着する。
【0026】そして、図4の如く、粘着テープ16の先
端を引き出して、その先端の1cmないし数cmの部分
をバッテリケーブル15の巻き締め部分に付着させ、ま
たは巻き締める。この時点で、望ましくは、例えば図示
しないエアシリンダの駆動によって所定の押し付け部材
をバッテリケーブル15に付着された粘着テープ16の
先端部に押し付け、粘着テープ16のバッテリケーブル
15からの剥がれを防止してもよい。
【0027】この状態で、回転モータ51が回転を開始
し、第1のプーリ52の回転によってベルト53が回転
力を第2のプーリ54に伝達し、第2の歯車55が回転
して、これに噛み合った第1の歯車35a及び環体35
が縦板34に対して回転する。その結果、テープ挟持部
36全体が、バッテリケーブル15から一定距離だけ離
間した状態を維持しつつその周りを回転する。そうする
と、粘着テープ16は徐々にバッテリケーブル15の外
周に巻き締められることになる。また、これと併行し
て、図1の如く、水平移動装置24が駆動し、移動支持
台23が移動されて第1の固定装置21及び第2の固定
装置22がバッテリケーブル15の線軸方向へ少しずつ
位置をずらす。これにより、バッテリケーブル15の所
望の長さ部分について粘着テープ16を巻き締めること
が可能となる。
【0028】ここで、テープ挟持部36においては、環
状の粘着テープ16は、前述のように、巻きバネ43の
付勢力により第2の挟持部材44が粘着テープ16を第
1の挟持部材42側に押圧している(図5)ため、両挟
持部材42,44での挟持による摩擦力で粘着テープ1
6の固定が行われている。そのため、粘着テープ16が
バッテリケーブル15の外周に巻き締められるにつれ
て、粘着テープ16の引き出された先端部に作用する引
っ張り力は徐々に強くなり、バッテリケーブル15周り
の巻き締めにおける締め付け力は徐々に強くなる。そし
て、粘着テープ16の先端部の引っ張り力が、前述の両
挟持部材42,44での挟持による摩擦力(静止摩擦
力)を越えた時点で、テープ挟持部36において粘着テ
ープ16が両挟持部材42,44に対して回動を行い、
これによって粘着テープ16の先端部が引き出され、そ
の先端部の引っ張り力は弱まる。以後、挟持部材42,
44と粘着テープ16の側面との摩擦力(動摩擦力)を
ほぼ維持しながら、粘着テープ16の先端部の引き出し
が行われるため、粘着テープ16の先端部の引っ張り力
はテープ挟持部36における両挟持部材42,44との
動摩擦力にほぼ拮抗した状態に保持されることになり、
その結果として、バッテリケーブル15周りの粘着テー
プ16の締め付け力がほぼ一定に保たれることになる。
【0029】そして、所望の寸法長だけ粘着テープ16
が巻き締められた後、切断装置26により粘着テープ1
6が切断され、巻き締め作業が終了する。この際、図示
しないエアシリンダの駆動によって所定の押し付け部材
をバッテリケーブル15に付着された粘着テープ16の
先端部に押し付けながら粘着テープ16の先端を切断す
ることが望ましい。
【0030】以上のように、テープ挟持部36において
巻きバネ43の付勢力に基づく摩擦力により、粘着テー
プ16のバッテリケーブル15への締め付け力をほぼ一
定に保つことができるので、テープ挟持部36において
環状の粘着テープ16について複雑な回転機構を設けな
くてもよくなり、装置全体の簡素化を図ることができ
る。
【0031】なお、上記一の実施の形態中のテープ挟持
部において、第2の挟持部材44のみを巻きバネ43に
よって付勢することを特徴とする制御としていたが、巻
きバネ43はストッパ46と第1の挟持部材42の間に
のみ設けてもよく、あるいは、第1の挟持部材42側と
第2の挟持部材44側の両方に設けて、これら両挟持部
材42,44で粘着テープ16を両側から付勢する構造
としてもよい。あるいは、いずれかの挟持部材42,4
4を粘着テープ16に付勢する付勢部材としては、必ず
しも巻きバネに限らず、例えば蛇腹式バネや板バネ等の
どのようなものを使用してもよい。
【0032】また、第1の固定装置21は、バッテリケ
ーブル15の環状端子13,14の環部を係合する突起
体として説明したが、第2の固定装置22と同様の挟持
機構を適用しても差し支えなく、逆に第2の固定装置2
2として上述の第1の固定装置21のような突起体とし
て形成したものであってもよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1及び請求項4に記載の発明によ
れば、テープ挟持部において挟持部材での挟持の摩擦力
により、粘着テープのバッテリケーブルへの締め付け力
を自動的にほぼ一定に保つことができるので、テープ挟
持部において、粘着テープのバッテリケーブルに対する
締め付け力を一定に保つための複雑な回転調整機構を設
けなくても、簡単な構成でバッテリケーブルの品質の安
定化を図ることができる。
【0034】請求項2に記載の発明によれば、挟持手段
が、粘着テープの両側に当接する一対の挟持部材と、一
対の挟持部材のうち少なくとも一方を粘着テープ側に付
勢する付勢部材とを備えた構造となっているので、挟持
手段での挟持による摩擦力を付勢部材での付勢力によっ
て安定化でき、故に当該摩擦力によって規律される粘着
テープの締め付け力を安定化させることができる。
【0035】請求項3に記載の発明によれば、テープ挟
持部の挟持部材のうち、ロッドの先端側に位置される一
方の挟持部材を、ロッドに対して着脱自在に取り付けら
れる構造とし、ロッドの先端の径を環状の粘着テープの
内径より小さく設定するとともに、一方の挟持部材の内
径を、ロッドの先端の径よりも小さく設定し、且つ一方
の挟持部材の外径を、環状の粘着テープの内径より大き
く設定しているので、粘着テープのテープ挟持部への取
り付け時には、一方の挟持部材を取り外し、ロッドの先
端から粘着テープを装着した後にロッドの先端に一方の
挟持部材を装着する。即ち、容易な動作で粘着テープを
テープ挟持部に装着できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態のバッテリケーブル
のテープ巻き機の全体を示す斜視図である。
【図2】バッテリケーブルを示す斜視図である。
【図3】第2の固定装置を示す斜視図である。
【図4】巻き締め装置を示す斜視図である。
【図5】テープ挟持部を示す断面図である。
【図6】テープ挟持部のロッドに第1の挟持部材を装着
する動作を示す斜視図である。
【図7】一般的なバッテリケーブルを示す斜視図であ
る。
【図8】従来におけるバッテリケーブルのテープ巻き動
作を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 クランプ 12 保護管 13,14 端子 15 バッテリケーブル 16 粘着テープ 20 本体カバー 21 第1の固定装置 22 第2の固定装置 23 移動支持台 24 水平移動装置 25 巻き締め装置 26 切断装置 31 矩形台 32 挟持片 34 縦板 34a 遊貫孔 35 環体 36 テープ挟持部 37 回転駆動部 41 ロッド 42 第1の挟持部材 43 巻きバネ 44 第2の挟持部材 46 ストッパ 47 基環

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリケーブルの外周に保護テープを
    巻き締めるテープ巻き機であって、 本体カバーと、 前記本体カバー内で前記バッテリケーブルの両端をそれ
    ぞれ固定支持する第1及び第2の固定装置と、 前記第1及び第2の固定装置を固定支持し且つ前記本体
    カバーに対して水平移動自在とされた移動支持台と、 前記移動支持台を前記バッテリケーブルの線軸方向に水
    平移動させる水平移動装置と、 前記本体カバーに固定されて予め環状に巻かれた粘着テ
    ープを前記水平移動装置により水平移動される前記バッ
    テリケーブルに巻き締める巻き締め装置と、 前記粘着テープの巻き締め終了後に当該粘着テープを切
    断する切断装置とを備え、 前記巻き締め装置は、 前記バッテリケーブルを遊貫するための円孔状の遊貫孔
    が形成されて前記本体カバーに固定支持された支持体
    と、 前記支持体の前記遊貫孔内に回転自在に嵌入された環体
    と、 前記粘着テープの両側面を挟持した状態で前記環体の回
    転に伴い前記粘着テープを前記バッテリケーブルの周囲
    に周回させるように前記環体に取り付けられたテープ挟
    持部と、 前記環体を前記支持体に対して回転駆動する回転駆動部
    とを備え、 前記テープ挟持部は、 予め環状に巻かれて提供される前記粘着テープの中央孔
    に挿入されて当該環状の粘着テープを軸支するよう前記
    環体に固定されたロッドと、 当該ロッドに回転可能に軸支される環状の前記粘着テー
    プの両側に当接して所定の摩擦力を発生させ、前記粘着
    テープの先端の引っ張り力が弱いときには当該粘着テー
    プの回転を前記所定の摩擦力で阻止するとともに、前記
    所定の摩擦力を越えて前記粘着テープの先端が引っ張ら
    れたときにのみ当該粘着テープが回転するようにする挟
    持手段とを備えることを特徴とするバッテリケーブルの
    テープ巻き機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバッテリケーブルのテ
    ープ巻き機であって、 前記挟持手段は、 前記粘着テープの両側に当接する一対の挟持部材と、 前記一対の挟持部材のうち少なくとも一方を前記粘着テ
    ープ側に付勢する付勢部材とが設けられたことを特徴と
    するバッテリケーブルのテープ巻き機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のバッテリケーブルのテ
    ープ巻き機であって、 前記挟持部材のうち、前記ロッドの先端側に位置される
    一方の挟持部材は、前記ロッドに対して着脱自在に取り
    付けられ、 前記ロッドの先端の径は前記環状の粘着テープの内径よ
    り小さく設定され、 前記一方の挟持部材の内径は、前記ロッドの先端の径よ
    りも小さく設定され、且つ前記一方の挟持部材の外径
    は、前記環状の粘着テープの内径より大きく設定された
    ことを特徴とするバッテリケーブルのテープ巻き機。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のテープ巻き機を使用し
    て行うバッテリケーブルのテープ巻き方法であって、 準備段階において、 前記第1及び第2の固定装置で前記バッテリケーブルの
    両端をそれぞれ固定支持するケーブル支持工程と、 予め環状に巻かれて提供される前記粘着テープの中央孔
    に前記テープ挟持部の前記ロッドを挿入して、当該ロッ
    ドにより環状の前記粘着テープを回転可能に軸支した状
    態で、前記挟持手段により前記粘着テープの両側を挟持
    するテープ挟持工程とを備え、 巻き締め作業段階において、 前記環状に巻かれた粘着テープの先端を引き出して、そ
    の先端の一部を前記バッテリケーブルの巻き締め部分に
    付着させる付着工程と、 前記水平移動装置により前記バッテリケーブルを水平移
    動しながら、前記回転駆動部の駆動により前記環体を前
    記支持体に対して回転させて、前記テープ挟持部自体を
    前記バッテリケーブル周りに回転させ、前記粘着テープ
    を前記水平移動装置により水平移動される前記バッテリ
    ケーブルに巻き付ける巻き付け工程と、 前記巻き付け工程の終了後に前記粘着テープを前記切断
    装置で切断する切断工程とを備え、 前記巻き付け工程では、前記テープ挟持部において、環
    状の前記粘着テープを前記挟持手段での挟持によって所
    定の摩擦力を発生させ、前記粘着テープの先端の引っ張
    り力が弱いときには当該粘着テープの回転を前記所定の
    摩擦力で阻止するとともに、前記所定の摩擦力を越えて
    前記粘着テープの先端が引っ張られたときにのみ当該粘
    着テープが回転するようにすることを特徴とするバッテ
    リケーブルのテープ巻き方法。
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