JP2021054573A - テープ巻付機 - Google Patents
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Abstract
【課題】テープの巻き付け開始時に、テープが対象物から外れないように対象物にテープを緩く巻き付け、その後、対象物にテープを巻き付ける時、対象物が回転プレートの回転中心軸上から変位するのを抑制し、適正なテープ巻き付けをすることができるテープ巻付機を提供する。【解決手段】回転プレート5に固定された回動軸4で連結されたアーム3に、ロールテープ1を保持するホルダー部2を備え、回転プレートが回転し、ホルダー部に保持されたロールテープからテープを対象物に巻き付ける時、ロールテープからテープを引き出さずに、ロールテープから先に引き出されたテープを対象物に巻き取りながら、アームが回転内方向に回動することで、ロールテープの最外層の非粘着面と対象物が接する位置までロールテープが移動し、その後、ロールテープの最外層の非粘着面と対象物が摺接しつつ、ロールテープからテープを引き出しながら、テープを対象物に巻き付ける。【選択図】図3
Description
本発明は、ロールテープを電線束などの対象物に巻き付けるテープ巻付機に関するものである。
従来、車両用のワイヤーハーネスの製造の一部として、電線束やそれを覆う外装部材にテープを巻き付けるテープ巻付装置が提案されている。このテープ巻付装置に装備されているテープ巻付機は、対象物と直交する面内で回転する回転プレートに支持されたテープが、回転中心軸上に架け渡された対象物の周囲を回り、電線などの対象物にテープを巻き付けるものである。
テープ巻付装置は、対象物を中心としてテープを回転させる旋回手段として、対象物と直交する面内に配置された固定プレートと、隣接配置された回転プレートを備え、回転プレートは、対象物と直交する面内で回転駆動される。
テープ巻付機の回転中心軸上に対象物を挿抜するために、固定プレートと回転プレートに、外周縁から中心軸を含む中央領域に向けてU字状の切欠が設けられている場合がある。これらのテープ巻付機では、固定プレートの切欠と、回転プレートの切欠が揃った状態で、対象物が挿抜される。
従来のテープ巻付装置が備えるテープ巻付機では、テープ巻き付け開始時に、ロールテープの端部を引き出して、テープを対象物に貼り付けるが、テープと対象物との接着面積が小さいため粘着力が不足し、テープを対象物に巻き付け始めると、ロールテープと対象物との間に張り渡されたテープに生じる張力で、テープが対象物から外れる(分離する)ことがあった。
従来のテープ巻付装置が備えるテープ巻付機では、ロールテープからテープを引き出しながら対象物に巻き付ける時、テープの引き剥がし粘着力(テープ自背面の非粘着面に対する粘着力)で、ロールテープと対象物との間に張り渡されたテープに生じる張力によって、対象物がロールテープ側に引き寄せられ、回転プレートの回転中心軸上から変位することで、適正な巻き付けができない場合があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、テープの巻き付け開始時に、テープが対象物から外れないように対象物にテープを緩く巻き付け、その後、対象物にテープを巻き付ける時、対象物が回転プレートの回転中心軸上から変位するのを抑制し、適正なテープ巻き付けをすることができるロールテープの巻き付け性能に優れたテープ巻付機を提供することにある。
対象物を中心としてテープを回転させる旋回手段として、対象物と直交する面内で回転駆動する回転プレートを備えたテープ巻付装置において、回転プレートに固定された回動軸で連結されたアームに、ロールテープを保持するホルダー部を備え、回転プレートが回転し、ホルダー部に保持されたロールテープからテープを対象物に巻き付ける時、ロールテープからテープを引き出さずに、ロールテープから先に引き出されたテープを対象物に巻き取りながら、アームが回転内方向に回動することで、ロールテープの最外層の非粘着面と対象物が接する位置までロールテープが移動する。この時、テープを引き出さずに巻き付けることで、テープと対象物の間に加わる張力が抑制され、テープが対象物から外れる(分離する)ことが抑制される。その後、ロールテープの最外層の非粘着面と対象物が摺接しつつ、ロールテープからテープを引き出しながら、テープを対象物に巻き付ける。この時、ロールテープと対象物が接しているため、対象物がロールテープ側に引き寄せられることがなく、対象物が回転プレートの回転中心軸上から変位することが抑制される。
テープ巻き付け開始時に、ロールテープから引き出してロールテープと対象物との間に張り渡すテープの長さで、対象物にテープを緩く巻き付けるテープの長さを調整することで、テープが対象物から外れる(分離する)ことが抑制され、適正なテープ巻き付けを行うことができる。
本発明により、テープの巻き付け開始時に、テープが対象物から外れないように緩くテープを巻き付け、その後、ロールテープが対象物に摺接しつつ、ロールテープからテープを引き出しながら、テープを対象物に巻き付けることで、対象物の回転中心軸からの変位を抑制し、適正なテープ巻き付けを行うことができるロールテープの巻き付け性能に優れたテープ巻付機、及び、そのテープ巻付機を備えたテープ巻付装置を提供できる。
図1に示すように、回転プレート5に固定された回動軸4で連結されたアーム3の先端部にホルダー部2が設けられロールテープ1(粘着テープ)を保持している。
回動軸4は、ロールテープ1、ホルダー部2、アーム3の自重によって回動しないだけの保持力があり、且つ、ロールテープ1から対象物8に張り渡されたテープが対象物8に巻き取られ、ロールテープ1と対象物8との間に張力が加わった時には、ロールテープ1からテープを引き出さず、アーム3が容易に回動する範囲の保持力であること。
アーム3の回動範囲は、回転内方向へは、アーム3に保持されたロールテープ1の最外層の非粘着面が対象物8と接する範囲まで回動可能とする。回転外方向へは、ロールテープ1の中心が、回転中心軸と回動軸4の中心とを結ぶ線の延長線を、超えない範囲で規制する。
図1、図2を参照しつつテープ巻付機の動作について説明する。図3はテープ巻付動作を行う回転プレート5、アーム3を示す概略図である。
まず、対象物8(電線束等)を、作業者の手又は装置で保持し、回転プレート5の回転中心軸上に架け渡し、支持部7で支持する。
回転プレート5に回動軸4で連結されたアーム3の先端部に保持されたロールテープ1のテープ端部を引き出し、テープを対象物8の半周程度に貼り付ける。図1、図3(a)に示すように、アーム3を回転外方向に回動させ、ロールテープ1の最外層から対象物8の外周までの距離が離れている(接していない)ように、ロールテープ1からテープを引き出して張り渡す。この時、ロールテープ1から引き出すテープの長さによって、緩く巻き付けるテープの長さが決まるため、条件によって引き出す長さを調整する。例えば、対象物8の材質等により、テープが剥がれやすい場合は長くテープを引き出し、対象物8からテープが剥がれ難く、テープを強く巻き付ける必要がある場合はテープを引き出す長さを短く調整する。
図3(a)に示すように、駆動装置からの駆動力を受けて回転プレート5が回転方向9の方向に回転を始めることで、ロールテープ1から対象物8に張られたテープが対象物8に巻き取られ、ロールテープ1と対象物8の間に張力が加わる。回転プレート5とアーム3を連結している回動軸4の保持力は、テープの引き剥がし粘着力(テープ自背面の非粘着面に対する粘着力)より小さいため、ロールテープ1からテープが引き出されることなく、回動軸4を軸として、アーム3がロールテープ1を対象物8に近づける方向である回動方向10(回転内方向)に回動する。この時、ロールテープ1からテープを引き出さず、テープを巻き付けるため、ロールテープ1と対象物8の間に加わる張力が抑制されることで、テープが緩く巻き付けられ、対象物8に張り付けたテープ端部が、対象物8から外れる(分離する)ことが抑制される。
回転プレート5が回転方向9の方向に回転することで、アーム3が回動方向10の方向に回動し、アーム3に保持されたロールテープ1の最外層が、対象物8の外周に接する。この時、ロールテープ1と対象物8の間に張り渡されたテープには、テープの引き剥がし粘着力(テープ自背面の非粘着面に対する粘着力)による張力が加わる。
図2、図3(b)に示すように、テープ巻付動作中は、回転プレート5が回転方向9の方向に回転することで、ロールテープ1から対象物8に張られたテープが対象物8に巻き取られ、ロールテープ1と対象物8の間に張り渡されたテープには、テープの引き剥がし粘着力(テープ自背面の非粘着面に対する粘着力)による張力が加わる。アーム3に保持されたロールテープ1が対象物8と接する位置まで移動しているため、ロールテープ1の回転内方向への移動が規制され、ロールテープ1の最外層の非粘着面が、対象物8の外周に摺接しつつ、テープの張力によってロールテープ1からテープが引き出されながら、テープが対象物8に巻き付けられる。この時、ロールテープ1と対象物8が接しているため、対象物8がロールテープ1側に引き寄せられることがなく、対象物8が回転プレートの回転中心軸上から変位することが抑制される。
図3(c)に示すように、テープを巻き終わり、回転プレート5が停止した状態では、ロールテープ1の引き剥がし粘着力(テープ自背面の非粘着面に対する粘着力)によって、テープは引き出されず、アーム3は回転内方向への回動が規制された位置に保たれる。
ロールテープ1から対象物8に張り渡されたテープを引き出して切断し、テープ巻付機から対象物8を取り外す。この時、アーム3は規制された範囲で容易に回動可能となる。
上述のように、巻き付け開始時には、ロールテープ1からテープを引き出さずに、先に引き出されたテープを対象物に巻き取ることで、テープ端が対象物8から外れる(分離する)ことを抑制し、テープ巻き付け時には、ロールテープ1の最外層の非粘着面が、対象物8の外周に摺接しつつ、テープの張力によってロールテープ1からテープが引き出されながら、テープが対象物8に巻き付けられることで、対象物8の回転プレートの回転中心軸上からの変位が抑制され、好適な巻き付けが行われる。
なお本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、配置箇所などは本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。例えば、アーム、回転プレートの形状である。
また、テープを巻き付ける位置は、同一位置での重ね巻に限らず、テープ巻付機と対象物を回転中心軸上に沿って相対移動させることで、対象物にテープを螺旋状に巻き付けることが出来る。
また、テープを巻き付ける対象物は電線束に限らず、本発明において、テープが巻き付けられる線状の材料であれば用いることができる。例えば、1本の電線や、電線を含まない線状の部材、チューブ状の材料であっても良い。
1 ロールテープ
2 ホルダー部
3 アーム
4 回動軸
5 回転プレート
6 固定プレート
7 支持部
8 対象物
9 回転方向
10 回動方向
2 ホルダー部
3 アーム
4 回動軸
5 回転プレート
6 固定プレート
7 支持部
8 対象物
9 回転方向
10 回動方向
Claims (2)
- 対象物を中心としてテープを回転させる旋回手段として、対象物と直交する面内で回転駆動する回転プレートを備えたテープ巻付装置において、回転プレートに固定された回動軸で連結されたアームに、ロールテープを保持するホルダー部を備え、回転プレートが回転し、ホルダー部に保持されたロールテープからテープを対象物に巻き付ける時、ロールテープからテープを引き出さずに、ロールテープから先に引き出されたテープを対象物に巻き取りながら、アームが回転内方向に回動することで、ロールテープの最外層の非粘着面と対象物が接する位置までロールテープが移動し、その後、ロールテープの最外層の非粘着面と対象物が摺接しつつ、ロールテープからテープを引き出しながら、テープを対象物に巻き付けることを特徴としたテープ巻付装置。
- テープ巻き付け開始時に、ロールテープから引き出してロールテープと対象物との間に張り渡すテープの長さで、対象物にテープを緩く巻き付けるテープの長さを調整することを特徴とした請求項1に記載のテープ巻付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019178144A JP2021054573A (ja) | 2019-09-29 | 2019-09-29 | テープ巻付機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019178144A JP2021054573A (ja) | 2019-09-29 | 2019-09-29 | テープ巻付機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021054573A true JP2021054573A (ja) | 2021-04-08 |
Family
ID=75269726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019178144A Pending JP2021054573A (ja) | 2019-09-29 | 2019-09-29 | テープ巻付機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021054573A (ja) |
-
2019
- 2019-09-29 JP JP2019178144A patent/JP2021054573A/ja active Pending
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