JP5942903B2 - ワイヤハーネス保護シート巻き機 - Google Patents
ワイヤハーネス保護シート巻き機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5942903B2 JP5942903B2 JP2013051299A JP2013051299A JP5942903B2 JP 5942903 B2 JP5942903 B2 JP 5942903B2 JP 2013051299 A JP2013051299 A JP 2013051299A JP 2013051299 A JP2013051299 A JP 2013051299A JP 5942903 B2 JP5942903 B2 JP 5942903B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire harness
- roller
- endless belt
- winding machine
- protective sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
Description
(1)第1の構成要素は、環状のシート材からなる無端ベルトである。
(2)第2の構成要素は、前記無端ベルトをたるんだ状態で内側から支持する一対のローラである。これら一対のローラは、それぞれ平行な回転中心線の周りに回転可能に支持された第一ローラ及び第二ローラからなる。
(3)第3の構成要素は、前記一対のローラを位置決めするローラ位置決め機構である。このローラ位置決め機構は、前記無端ベルトにおける前記第一ローラ及び前記第二ローラの各々に支持されている第一被支持部及び第二被支持部の間隔が第一の間隔及びそれより離れた第二の間隔の各々となるときの近接位置及び離隔位置の各々に、前記一対のローラを位置決めする。
(4)第4の構成要素は、ワイヤハーネスに巻き付けられる保護シートを所定の位置へ導く保護シート案内部である。この保護シート案内部は、前記保護シートを、前記近接位置にある前記一対のローラに支持された前記無端ベルトにおける前記第一被支持部及び前記第二被支持部の間へ導く。
(5)第5の構成要素は、前記一対のローラの少なくとも一方を回転させるローラ回転機構である。
(6)第6の構成要素は、前記一対のローラ各々の回転中心線に平行な直線の周りに回転可能に支持されたワイヤハーネス保持部である。このワイヤハーネス保持部は、前記無端ベルトにおける前記第一被支持部及び前記第二被支持部の間の中間垂れ部に支持されたワイヤハーネスにおける前記中間垂れ部からはみ出した部分を保持する。
(7)第7の構成要素は、前記ローラ回転機構によるローラの回転に連動させて前記ワイヤハーネス保持部をローラの回転方向に対し反対方向へ回転させる保持部回転機構である。
無端ベルト1は、柔軟性を有する環状のシート材からなる。例えば、無端ベルト1は、エラストマーなどの弾性部材からなる。無端ベルト1の中空部の延伸方向が無端ベルト1の長手方向である。
一対のローラ2は、無端ベルト1の中空部に通されており、無端ベルト1をたるんだ状態で内側から支持している。これら一対のローラ2は、それぞれ平行な回転中心線の周りに回転可能に支持された第一ローラ21及び第二ローラ22からなる。
ローラ位置決め機構3は、一対のローラ2を位置決めする機構である。ローラ位置決め機構3は、無端ベルト1における第一被支持部11及び第二被支持部12の間隔が第一の間隔及びそれより離れた第二の間隔の各々となるときの近接位置及び離隔位置の各々に、一対のローラ2を位置決めする。
保護シート案内部4は、ワイヤハーネス9の保護領域91に巻き付けられる保護シート8を所定の位置へ導く部分である。この保護シート案内部4は、保護シート8を、近接位置にある一対のローラ2に支持された無端ベルト1における中間垂れ部13の入口(垂れ部入口130)へ導く。
浮き上がりを阻止する。
ローラ回転機構5は、一対のローラ2のうち少なくとも第一ローラ21を回転させる機構である。より具体的には、ローラ回転機構5は、無端ベルト1の中間垂れ部13を第一被支持部11の位置へ引き上げる方向へ第一ローラ21を回転させる。
図2に示されるように、第一ワイヤハーネス保持部61及び第二ワイヤハーネス保持部62は、無端ベルト1における中間垂れ部13に支持されたワイヤハーネス9における中間垂れ部13からはみ出した第一はみ出し部92及び第二はみ出し部93を保持する部分である。
第一保持部回転機構71は、ローラ回転機構5による第一ローラ21又は第二ローラ22の回転に連動させて第一ワイヤハーネス保持部61を回転させる機構である。第一保持部回転機構71は、第一ワイヤハーネス保持部61を一対のローラ2の回転方向に対し反対方向へ回転させる。
次に、図3〜8を参照しつつ、保護シート8がワイヤハーネス9の保護領域91に巻き付けられるときのワイヤハーネス保護シート巻き機10の主要部の動作について説明する。
次に、図9を参照しつつ、ワイヤハーネス保護シート巻き機10に採用可能な応用例に係る一対のローラ2A及び無端ベルト1Aについて説明する。図9は、一対のローラ2A及び無端ベルト1Aの断面図である。
次に、図10を参照しつつ、ワイヤハーネス保護シート巻き機10に採用可能な応用例に係る第三ワイヤハーネス保持部63について説明する。図10は、第三ワイヤハーネス保持部63の斜視図である。
以上に示したように、ワイヤハーネス保護シート巻き機10が用いられれば、ローラ回転機構5によって一対のローラ2を回転させるというごく簡易な工程が行われるだけで、無端ベルト1から保護シート8への巻き付け力が、無端ベルト1の長手方向全体に亘る範囲において均一に作用する。従って、容易に保護シート8をワイヤハーネス9の保護領域91全体に均一に巻き付けることが可能となる。
ワイヤハーネス保護シート巻き機10においては、ローラ回転機構5は、人の操作による回転力を駆動源としている。しかしながら、ローラ回転機構5が、モータなどの回転駆動機を駆動源として第一ローラ21又は一対のローラ2両方を回転させる機構であることも考えられる。
2,2A 一対のローラ
3 ローラ位置決め機構
4 保護シート案内部
5 ローラ回転機構
8 保護シート
9 ワイヤハーネス
10 ワイヤハーネス保護シート巻き機
11 無端ベルトの第一被支持部
12 無端ベルトの第二被支持部
13 無端ベルトの中間垂れ部
14 無端ベルトの外側亘り部
21 第一ローラ
22 第二ローラ
31 第一ローラ支持部
32 第二ローラ支持部
33 支持部スライド機構
34 ロック機構
35 弾性力付加機構
41 シート支え部
42 シート規制部
51 回転操作部
52 回転リンク機構
61 第一ワイヤハーネス保持部
62 第二ワイヤハーネス保持部
63 第三ワイヤハーネス保持部
71 第一保持部回転機構
72 第二保持部回転機構
73 連結シャフト
74 第三保持部回転機構
80 接着層
81 保護シートの第一縁部
82 保護シートの第二縁部
83 保護シートの第三縁部
84 保護シートの第四縁部
91 ワイヤハーネスの保護領域
92 ワイヤハーネスの第一はみ出し部
93 ワイヤハーネスの第二はみ出し部
94 コネクタ
100 無端ベルトの凹凸
130 垂れ部入口
200 一対のローラの凹凸
351 テンションローラ
352 バネ
411 シート支え部の縁部
610 ケース
611 第一分割部
612 第二分割部
613 ヒンジ部
614 ロック部
615 第一回転支持部
621 長尺部
622 第二回転支持部
623 ワイヤハーネス位置決め部
631 回転台
632 電線係合部
633 第三回転支持部
6151 コロ
6231 凹部
Claims (8)
- 環状のシート材からなる無端ベルトと、
前記無端ベルトをたるんだ状態で内側から支持し、それぞれ平行な回転中心線の周りに回転可能に支持された第一ローラ及び第二ローラからなる一対のローラと、
前記一対のローラを、前記無端ベルトにおける前記第一ローラ及び前記第二ローラの各々に支持されている第一被支持部及び第二被支持部の間隔が第一の間隔及びそれより離れた第二の間隔の各々となるときの近接位置及び離隔位置の各々に位置決めするローラ位置決め機構と、
ワイヤハーネスに巻き付けられる保護シートを、前記近接位置にある前記一対のローラに支持された前記無端ベルトにおける前記第一被支持部及び前記第二被支持部の間へ導く保護シート案内部と、
前記一対のローラの少なくとも一方を回転させるローラ回転機構と、を備えるワイヤハーネス保護シート巻き機。 - 請求項1に記載のワイヤハーネス保護シート巻き機であって、
前記一対のローラ各々の回転中心線に平行な直線の周りに回転可能に支持され、前記無端ベルトにおける前記第一被支持部及び前記第二被支持部の間の中間垂れ部に支持されたワイヤハーネスにおける前記中間垂れ部からはみ出した部分を保持するワイヤハーネス保持部と、
前記ローラ回転機構によるローラの回転に連動させて前記ワイヤハーネス保持部をローラの回転方向に対し反対方向へ回転させる保持部回転機構と、をさらに備えるワイヤハーネス保護シート巻き機。 - 請求項2に記載のワイヤハーネス保護シート巻き機であって、
前記ワイヤハーネス保持部は、
ワイヤハーネスの一部を収容するケースを有する第一ワイヤハーネス保持部を含む、ワイヤハーネス保護シート巻き機。 - 請求項2に記載のワイヤハーネス保護シート巻き機であって、
前記ワイヤハーネス保持部は、
ワイヤハーネスの端部を位置決めするワイヤハーネス位置決め部を有する第二ワイヤハーネス保持部を含む、ワイヤハーネス保護シート巻き機。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のワイヤハーネス保護シート巻き機であって、
前記保護シート案内部は、
前記一対のローラの上方において斜め下方から前記保護シートを支え、斜め上方から前記無端ベルトにおける前記第一被支持部及び前記第二被支持部の間へ前記保護シートを滑落させるシート支え部と、
前記シート支え部に対し前記保護シートが通る隙間を隔てて配置され、前記シート支え部からの前記保護シートの浮き上がりを制限するシート規制部と、を含む、ワイヤハーネス保護シート巻き機。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のワイヤハーネス保護シート巻き機であって、
前記ローラ回転機構は、
前記無端ベルトの前記中間垂れ部を前記第一被支持部の位置へ引き上げる方向へ前記第一ローラを回転させ、それと並行して、前記無端ベルトの前記第二被支持部を前記中間垂れ部の位置へ繰り出す方向へ、かつ、前記第一ローラの周速度に対し1より大きな周速度比で、前記第二ローラを回転させる、ワイヤハーネス保護シート巻き機。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載のワイヤハーネス保護シート巻き機であって、
前記無端ベルトの内側面と前記一対のローラ各々の外周面とに相互に噛み合う凹凸が形成されている、ワイヤハーネス保護シート巻き機。 - 請求項7に記載のワイヤハーネス保護シート巻き機であって、
前記無端ベルトにおける前記一対のローラの一方の外側から下方を経て他方の外側へ亘る外側亘り部に、前記一対のローラから遠ざかる方向へ弾性力を加える弾性力付加機構をさらに備える、ワイヤハーネス保護シート巻き機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013051299A JP5942903B2 (ja) | 2013-03-14 | 2013-03-14 | ワイヤハーネス保護シート巻き機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013051299A JP5942903B2 (ja) | 2013-03-14 | 2013-03-14 | ワイヤハーネス保護シート巻き機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014180098A JP2014180098A (ja) | 2014-09-25 |
JP5942903B2 true JP5942903B2 (ja) | 2016-06-29 |
Family
ID=51699475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013051299A Expired - Fee Related JP5942903B2 (ja) | 2013-03-14 | 2013-03-14 | ワイヤハーネス保護シート巻き機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5942903B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105174204B (zh) * | 2014-06-17 | 2017-05-17 | 清华大学 | 碳纳米管复合线的制备方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5846840B2 (ja) * | 1979-07-10 | 1983-10-19 | 梧郎 重松 | ゴム,プラスチックケ−ブル接続部へのシ−ト状絶縁物の巻付機 |
JP2795176B2 (ja) * | 1994-06-20 | 1998-09-10 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス外装シート用治具および該治具を用いた外装シートのワイヤハーネス取付方法 |
JPH09306246A (ja) * | 1996-03-12 | 1997-11-28 | Yazaki Corp | 電線束の防水加工方法及び防水加工装置 |
JP4144138B2 (ja) * | 1999-12-15 | 2008-09-03 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネスに外装された発泡シート検出装置 |
SE516218C2 (sv) * | 2000-12-12 | 2001-12-03 | Bjoern Samuelsson | Apparat för framställning av kontinuerliga cylinderelement för isolering av rör |
JP2004014276A (ja) * | 2002-06-06 | 2004-01-15 | Yazaki Corp | ワイヤハーネスの防水処理方法及び防水処理装置 |
JP5857897B2 (ja) * | 2012-07-10 | 2016-02-10 | 住友電装株式会社 | 電線に対する保護シート材の巻き付け方法及び電線に対する保護シート材の巻き付け用の治具 |
-
2013
- 2013-03-14 JP JP2013051299A patent/JP5942903B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014180098A (ja) | 2014-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9698587B2 (en) | Flat cable reeling device | |
EP3144114A1 (en) | Removing unit and removing method | |
US20160214821A1 (en) | Tape supplying method and tape supplying device | |
JP5942903B2 (ja) | ワイヤハーネス保護シート巻き機 | |
JP6132487B2 (ja) | シート材の蛇行防止装置 | |
JP2009263683A5 (ja) | ||
CN110997539B (zh) | 带卷绕装置 | |
US7740041B2 (en) | Adhesive tape-supplying device and tape-winding apparatus utilizing same | |
JP5623794B2 (ja) | 巻線用線材のバックテンション付与装置及びそのバックテンション付与方法 | |
JP3198395U (ja) | 釣り糸巻き機 | |
KR101725136B1 (ko) | 권취장치 | |
JP2020054097A (ja) | フラットケーブル巻取装置及びフラットケーブル配索構造 | |
JP2009285939A (ja) | タイヤ用ビードコアの製造方法およびタイヤ用ビードコアの製造装置 | |
JP4855951B2 (ja) | テープ切断機構とそれを備えたテープ巻き装置及びテープ巻き方法 | |
CN110872031A (zh) | 放卷装置 | |
CN210438180U (zh) | 一种橡筋放线装置 | |
JP2007022796A (ja) | 長尺体の巻取り方法及びその装置 | |
WO2021024335A1 (ja) | テープ巻付機 | |
JP2012166442A5 (ja) | ||
JP5292234B2 (ja) | 細幅ウェブの巻き取り方法及び同巻き取り製品 | |
WO2015080154A1 (ja) | 筒状部材製造装置および筒状部材製造方法 | |
JP4563298B2 (ja) | 帯状の荷造ひもを用いた結束方法 | |
JP2021083280A (ja) | フラットケーブル巻取装置及びフラットケーブル配索構造 | |
WO2021255897A1 (ja) | テープ巻付機 | |
JP6554904B2 (ja) | クリールスタンド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150630 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160309 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160426 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160509 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5942903 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |