JPH1120348A - 複写伝票用紙 - Google Patents

複写伝票用紙

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JPH1120348A
JPH1120348A JP17481897A JP17481897A JPH1120348A JP H1120348 A JPH1120348 A JP H1120348A JP 17481897 A JP17481897 A JP 17481897A JP 17481897 A JP17481897 A JP 17481897A JP H1120348 A JPH1120348 A JP H1120348A
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JP
Japan
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color
color former
piece
developer
coloring
Prior art date
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Application number
JP17481897A
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English (en)
Inventor
Takashi Ajiro
孝 網代
Tatsumi Kuratomi
辰美 倉富
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Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】顕色剤に対して複数の発色剤を作用させて着色
するなどの方法からでは再現困難な色彩の混合色による
複写情報が得られるようにし、記載情報の改竄を防止す
る。 【解決手段】上紙片2の対向面に顕色剤との接触で発色
する第一発色剤を含有した発色剤マイクロカプセル層1
2を設けて上紙片側発色剤部11を形成し、下紙片3の
対向面に設けた顕色剤層10の上に顕色剤との接触で前
記第一発色剤の発色とは異なる色彩で発色する第二発色
剤を含有した発色剤マイクロカプセル層14を設けて下
紙片側自己発色部13を形成し、折り合わせて上紙片2
側から記載した情報が、第一発色剤による発色と第二発
色剤による発色との混合色で、下紙片側自己発色部13
とに同時複写する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は重ね合わせして上位
側の紙片に記載した情報が下位の紙片にも同時複写でき
るようにした複写伝票を得るための複写伝票用紙に関す
るものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、現金の受け渡し
を行った場合に発行する領収書などにおいては複写形式
の伝票が多く利用されており、この複写伝票としては金
額などの情報を記載する情報記入部を有する上紙片と同
じく情報記入部を有して複写を得るための下紙片とを重
ね合わせたものとされ、上紙片と下紙片との間にカーボ
ン紙を挟み込んで上紙片に記載した情報が下紙片側の情
報記入部にも同時複写されるようにしたり、また、昨今
においては前記カーボン紙を必要とする手間を考慮して
上紙片と下紙片との間で構成されたカーボンシステムや
ノンカーボンシステムによって上紙片への記載情報が下
紙片に同時複写されるようにしていたものが多く利用さ
れている。しかしながら、一般に流通している上記構造
の複写伝票にあっては上紙片裏面に設けたカーボン層が
単に下紙片表面に転移する構成であったり、一種類の発
色剤と顕色剤とを単に組み合わせて下紙片表面で発色作
用を生じさせるようにしただけの構成であったため、下
紙片側に複写された情報部分を薄く削り取って新たな書
き込みをするなどして複写情報が改竄され易く、さら
に、その改竄を発見し難いという問題があった。そこで
本発明は上記事情に鑑み、顕色剤に対して複数の発色剤
を作用させて着色、書き込みなどの方法からでは再現困
難な色彩の混合色による複写情報が得られるようにする
ことを課題とし、記載情報の改竄を防止することを目的
とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、折り部を介して折り合わせ可能に
連接された上紙片と下紙片とからなる複写伝票用紙であ
って、上紙片と下紙片との対向面の内、上紙片の対向面
の少なくも所定部に、顕色剤との接触で発色する第一発
色剤を含有した発色剤マイクロカプセル層を設けて上紙
片側発色剤部を形成し、かつ、下紙片の対向面における
前記上紙片側発色剤部に対応する位置に顕色剤層を設
け、その顕色剤層の上に顕色剤との接触で前記第一発色
剤の発色とは異なる色彩で発色する第二発色剤を含有し
た発色剤マイクロカプセル層を設けて下紙片側自己発色
部を形成し、前記上紙片と下紙片とを折り合わせて上紙
片側から記載した情報が、前記第一発色剤による発色と
前記第二発色剤による発色との混合色で、下紙片側自己
発色部に同時複写する構成としたことを特徴とする複写
伝票用紙を提供して、上記課題を解消するものである。
そして、本発明において、上記上紙片の発色剤マイクロ
カプセル層と下紙片の発色剤マイクロカプセル層とのそ
れぞれは、顕色剤との接触で発色する第一発色剤を含有
したマイクロカプセルと前記第一発色剤による発色と異
なる色彩で発色する第二発色剤を含有したマイクロカプ
セルとが混在しているものとすることができるものであ
る。また、上記上紙片の発色剤マイクロカプセル層と下
紙片の発色剤マイクロカプセル層とのそれぞれは、顕色
剤との接触で発色する第一発色剤と前記第一発色剤によ
る発色と異なる色彩で発色する第二発色剤とを混合して
含有したマイクロカプセルからなるものとすることがで
きるものである。
【0004】
【発明の実施の形態】つぎに本発明を図1から図6に示
す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図中1は複写
伝票用紙で、上紙片2と下紙片3とが折り部4を介して
並列状態にして連接されている。前記折り部4はミシン
目からなるものであって、この折り部4を境として連接
されていることから前記上紙片2と下紙片3とは分離可
能に連接されたものとなっている。また、この複写伝票
用紙1を折り部4から折り合わせたときに外面側として
表れる上紙片2の表面2aには金額などの情報を記載す
るための情報記入面5を有しているとともに、折り合わ
せたときに下紙片3が上紙片2と対向する対向面6にお
いても、前記情報記入面5と対応する位置(折り合わせ
たときに上下に重なる位置)に情報記入面7を有してい
る。図において符号8は複写伝票用紙1を折り合わせた
ときに対向する上紙片2の対向面9と下紙片3の上記対
向面6、そして、上紙片2の表面2a及び下紙片3の表
面3aそれぞれに設けられた情報記入部であり、これら
情報記入部8に対しては、伝票に関する管理情報、取り
扱い商品情報、顧客情報などの各種の情報が印刷、印字
され、また、手書きにても記載できるようにしたもので
ある。
【0005】この複写伝票用紙1は対向面9,6を合わ
せるように折り部4から上紙片2と下紙片3とを折り合
わせ、上紙片2の情報記入面5に記載した情報が下紙片
3の対向面6における情報記入面7に同時複写されるよ
うに設けられている。この複写構成を説明すると、ま
ず、図3に示されるように、下紙片3の対向面6におい
て上紙片2の情報記入面に対応する位置に顕色剤を塗布
してなる顕色剤層10が設けられている。なお、前記対
向面6の全面にこの顕色剤層10を設けるようにしても
よい。また、上紙片2の対向面9においては上紙片側発
色剤部11が設定されており、この上紙片側発色剤部1
1は上紙片2の情報記入面5に対応する位置に発色剤マ
イクロカプセル層12を塗布形成したものである。この
発色剤マイクロカプセル層12は、前記顕色剤層10を
構成している顕色剤との接触で発色作用をする第一発色
剤を含有したカプセル剤を塗布してなるもので、用紙を
重ね合わせなどした程度の外力ではカプセルが破壊せ
ず、筆圧を加えたときに破壊されて発色剤がカプセルか
ら出るように設定されている。また、一方、下紙片3の
対向面6においても上記上紙片側発色剤部11に対応す
るようにして下紙片側自己発色部13が設定されてい
る。この自己発色部13は顕色剤層10の上に発色剤マ
イクロカプセル層14を塗布形成したものである。そし
て、この発色剤マイクロカプセル層14は、顕色剤層1
0を構成している顕色剤との接触で上記第一発色剤によ
る色彩とは異なる色彩の発色作用をする第二発色剤を含
有したカプセル剤から構成され、同様に、用紙を重ね合
わせなどした程度の外力ではカプセルが破壊せず、筆圧
を加えたときに破壊されて発色剤がカプセルから出るよ
うに設定されているものである。
【0006】上記発色剤マイクロカプセル層12の第一
発色剤と上記発色剤マイクロカプセル層14の第二発色
剤とは異なる色彩で発色するようにしているため、図4
に示すように、折り部4からこの複写伝票用紙1を折り
合わせて上紙片2の情報記入部5に情報を記入すると、
相対向した発色剤マイクロカプセル層12,14の第一
発色剤と第二発色剤とが共に下紙片側自己発色部13の
顕色剤層10に接触するようになる。そして、下紙片側
自己発色部13の顕色剤層10においては、第一発色剤
による発色と第二発色剤による発色との混合色で情報が
情報記入部7に複写形成される。例えば、第一発色剤に
よる発色が青色で、第二発色剤による発色が赤色である
場合、下紙片側自己発色部13には紫色の情報が現出す
るようになる。このように、下紙片側自己発色部13の
複写情報は混合色にて表示されるため、通常の単一の発
色剤による発色作用では得られない色彩で情報が表示さ
れるようになり、仮に偽造目的で下紙片の自己発色部に
おける情報を削り取って新たな書き込みを行おうとして
も、混合色に合致した色彩による書き込みは不可能なも
のとなる。よって、下紙片3の情報記入面7に複写され
た情報を偽造することができなくなり、情報記入面7に
おける情報の改竄が防止できる。
【0007】図5は第二の例を示すものである。この第
二の例は、上記構造の複写伝票用紙1における上紙片側
発色剤部11の発色剤マイクロカプセル層12と下紙片
側自己発色部13の発色剤マイクロカプセル層14との
構成を変えたもので、第二の例において、上紙片側発色
剤部11の発色剤マイクロカプセル層12は、顕色剤と
の接触で発色する第一発色剤を含有したマイクロカプセ
ルAと前記第一発色剤による発色と異なる色彩で発色す
る第二発色剤を含有したマイクロカプセルBとを混在さ
せて形成したものである。また、下紙片側自己発色部1
3の発色剤マイクロカプセル層14も、顕色剤との接触
で発色する第一発色剤を含有したマイクロカプセルAと
前記第一発色剤による発色と異なる色彩で発色する第二
発色剤を含有したマイクロカプセルBとを混在させて形
成したものであり、発色剤マイクロカプセル層12,1
4も同一の構成としている。このように両発色剤マイク
ロカプセル層を同一にしても、上紙片2の情報記入部5
に情報を記入することで、下紙片側自己発色部13の顕
色剤層10に、第一発色剤による発色と第二発色剤によ
る発色との混合色で情報が情報記入部7に複写形成され
る。
【0008】図6は第三の例を示すものである。この第
三の例は、上記第二の例のさらに変形例であり、この第
三の例において、上記発色剤マイクロカプセル層12と
発色剤マイクロカプセル層14とは共に、上記第一発色
剤と上記第二発色剤とを混合させて含有したマイクロカ
プセルから形成したものである。そして、この第三の例
においても、上紙片2の情報記入部5に情報を記入する
ことで、下紙片側自己発色部13の顕色剤層10に、第
一発色剤による発色と第二発色剤による発色との混合色
で情報が情報記入部7に複写形成される。以上のいずれ
の例においても、上紙片に対向面に位置する上紙片側発
色剤部と下紙片側自己発色剤部とに発色剤マイクロカプ
セル層を備えているため、第一発色剤と第二発色剤との
顕色剤に対する溶け込みが確実に行われるようになり、
情報記入面での情報が明瞭に現出するように設けられて
いる。
【0009】上記第一発色剤と第二発色剤とは顕色剤に
対して発色する色彩が異なり、混合色として色合いが確
認できるものであればよく、公知のものが使用できる。
例えば、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)
−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(1,2
−ジメチルインドール−3−イル)−5−ジメチルアミ
ノフタリドなどのトリアリルメタン系染料、4,4′−
ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベンジルエーテ
ル、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラ
ミンなどのジフェニルメタン系染料、ベンゾイルロイコ
メチレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイコメチレン
ブルーなどのチアジン系染料、3−フェニル−スピロ−
ジナフトピラン、3−プロピル−スピロ−ジベンゾピラ
ンなどのスピロ系染料、ローダミン−B−アニリノラク
タム、ローダミン(o−クロロアニリノ)ラクタムなど
のラクタム系染料、3−(N−エチル−p−トルイジ
ノ)−7−メチルフルオラン、3−ピペリジノ−メチル
−7−フェニルアミノフルオランなどのフルオラン系染
料及びこれらの混合物などが挙げられる。
【0010】発色剤をマイクロカプセル化する例を述べ
る。通常、これら発色剤を油性物質に溶解し、これを芯
物質として用いるが、油性物質としては例えば、綿実油
などの植物油類、灯油、パラフィン、ナフテン油、塩素
化パラフィンなどの鉱物油類、アルキル化ビフェニル、
アルキル化ターフェニル、アルキル化ナフタレン、ジア
リールエタン、トリアリールメタン、ジフェニルアルカ
ンなどの芳香族系炭化水素類、ジメチルフタレート、ジ
エチルフタレート、ジ−n−ブチルフタレート、ジオク
チルフタレート、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジ−
n−プロピル、アジピン酸ジ−n−ブチル、アジピン酸
ジオクチルなどのエステル類及びこれらの混合物などが
挙げらえる。なお、油性物質に対する発色剤の配合量の
例としては、油性物質100重量部に対して1〜200
重量部、より好ましくは2〜100重量部である。顕色
剤層を構成する顕色剤としては、例えば酸性白土、活性
白土、アタパルジャイト、ゼオライト、ベントナイトの
ような粘土類、さらに、フェノール樹脂、各種芳香族カ
ルボン酸の多価金属塩、2,2′−ビスフェノールスル
ホン化合物の亜鉛塩などの有機顕色剤及びこれらの混合
物が挙げられる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
折り部を介して折り合わせ可能に連接された上紙片と下
紙片とからなる複写伝票用紙であって、上紙片と下紙片
との対向面の内、上紙片の対向面の少なくも所定部に、
顕色剤との接触で発色する第一発色剤を含有した発色剤
マイクロカプセル層を設けて上紙片側発色剤部を形成
し、かつ、下紙片の対向面における前記上紙片側発色剤
部に対応する位置に顕色剤層を設け、その顕色剤層の上
に顕色剤との接触で前記第一発色剤の発色とは異なる色
彩で発色する第二発色剤を含有した発色剤マイクロカプ
セル層を設けて下紙片側自己発色部を形成し、前記上紙
片と下紙片とを折り合わせて上紙片側から記載した情報
が、前記第一発色剤による発色と前記第二発色剤による
発色との混合色で、下紙片側自己発色部に同時複写する
構成としたことを特徴とするものである。このように複
写伝票用紙にあっては折り部を介して上紙片と下紙片と
が連接されているものであるため、複写時に折り合わせ
るという簡易な操作で複写可能な伝票となり、見開く際
にも従来の接着剤を用いて上紙片と下紙片とを綴じ合わ
せてなる複写伝票のような綴じ部側の開き難さを生じさ
せることがない。そして、複写伝票用紙として全体形状
が薄形となり、多数枚に束ねられた複写伝票用紙の取り
扱いも容易であって、従来の接着剤を用いた綴じ合わせ
型の複写伝票のように綴じ部が厚くなって束ねたときの
綴じ部が嵩張って取り扱い難くなるという問題を生じさ
せない。また、第一顕色剤による発色と第二顕色剤によ
る発色とが互いに異なってこれらの発色の混合色で自己
発色部に情報が得られるようにしており、混合色による
微妙な色合いの形成を着色などによっても行えなくな
り、下紙片の情報記入面に複写形成された情報に対する
改竄が防止できる。そして、これらの正規な情報が仮に
改竄されたとしてもその行為を混合色との色合いの違い
から容易に判断できるようになるなど、実用性に優れた
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写伝票用紙の一例を示すもの
で、(イ)は対向面側を示す説明図、(ロ)は折り合わ
せ時に外表面となる面を示す説明図である。
【図2】一例を折り合わせた状態を示す説明図である。
【図3】一例の上紙片から下紙片に亘る断面を示す説明
図である。
【図4】折り合わせた状態を断面で示す説明図である。
【図5】第二の例を断面で示す説明図である。
【図6】第二の例を断面で示す説明図である。
【符号の説明】
1…複写伝票用紙 2…上紙片 3…下紙片 4…折り部 5,7…情報記入面 6,9…対向面 10…顕色剤層 11…上紙片側自己発色部 12…発色剤マイクロカプセル層 13…下紙片側自己発色部 14…発色剤マイクロカプセル層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
折り部を介して折り合わせ可能に連接された上紙片と下
紙片とからなる複写伝票用紙であって、上紙片と下紙片
との対向面の内、上紙片の対向面の少なくも所定部に、
顕色剤との接触で発色する第一発色剤を含有した発色剤
マイクロカプセル層を設けて上紙片側発色剤部を形成
し、かつ、下紙片の対向面における前記上紙片側発色剤
部に対応する位置に顕色剤層を設け、その顕色剤層の上
に顕色剤との接触で前記第一発色剤の発色とは異なる色
彩で発色する第二発色剤を含有した発色剤マイクロカプ
セル層を設けて下紙片側自己発色部を形成し、前記上紙
片と下紙片とを折り合わせて上紙片側から記載した情報
が、前記第一発色剤による発色と前記第二発色剤による
発色との混合色で、下紙片側自己発色部に同時複写する
構成としたことを特徴とするものである。このように複
写伝票用紙にあっては折り部を介して上紙片と下紙片と
が連接されているものであるため、複写時に折り合わせ
るという簡易な操作で複写可能な伝票となり、見開く際
にも従来の接着剤を用いて上紙片と下紙片とを綴じ合わ
せてなる複写伝票のような綴じ部側の開き難さを生じさ
せることがない。そして、複写伝票用紙として全体形状
が薄形となり、多数枚に束ねられた複写伝票用紙の取り
扱いも容易であって、従来の接着剤を用いた綴じ合わせ
型の複写伝票のように綴じ部が厚くなって束ねたときの
綴じ部が嵩張って取り扱い難くなるという問題を生じさ
せない。また、第一発色剤による発色と第二発色剤によ
る発色とが互いに異なってこれらの発色の混合色で自己
発色部に情報が得られるようにしており、混合色による
微妙な色合いの形成を着色などによっても行えなくな
り、下紙片の情報記入面に複写形成された情報に対する
改竄が防止できる。そして、これらの正規な情報が仮に
改竄されたとしてもその行為を混合色との色合いの違い
から容易に判断できるようになるなど、実用性に優れた
効果を奏するものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折り部を介して折り合わせ可能に連接され
    た上紙片と下紙片とからなる複写伝票用紙であって、 上紙片と下紙片との対向面の内、上紙片の対向面の少な
    くも所定部に、顕色剤との接触で発色する第一発色剤を
    含有した発色剤マイクロカプセル層を設けて上紙片側発
    色剤部を形成し、 かつ、下紙片の対向面における前記上紙片側発色剤部に
    対応する位置に顕色剤層を設け、その顕色剤層の上に顕
    色剤との接触で前記第一発色剤の発色とは異なる色彩で
    発色する第二発色剤を含有した発色剤マイクロカプセル
    層を設けて下紙片側自己発色部を形成し、 前記上紙片と下紙片とを折り合わせて上紙片側から記載
    した情報が、前記第一発色剤による発色と前記第二発色
    剤による発色との混合色で、下紙片側自己発色部に同時
    複写する構成としたことを特徴とする複写伝票用紙。
  2. 【請求項2】上記上紙片の発色剤マイクロカプセル層と
    下紙片の発色剤マイクロカプセル層とのそれぞれは、顕
    色剤との接触で発色する第一発色剤を含有したマイクロ
    カプセルと前記第一発色剤による発色と異なる色彩で発
    色する第二発色剤を含有したマイクロカプセルとが混在
    している請求項1に記載の複写伝票用紙。
  3. 【請求項3】上記上紙片の発色剤マイクロカプセル層と
    下紙片の発色剤マイクロカプセル層とのそれぞれは、顕
    色剤との接触で発色する第一発色剤と前記第一発色剤に
    よる発色と異なる色彩で発色する第二発色剤とを混合し
    て含有したマイクロカプセルからなるものである請求項
    1に記載の複写伝票用紙。
JP17481897A 1997-06-30 1997-06-30 複写伝票用紙 Pending JPH1120348A (ja)

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