JPH11203079A - 印刷システム - Google Patents

印刷システム

Info

Publication number
JPH11203079A
JPH11203079A JP10003476A JP347698A JPH11203079A JP H11203079 A JPH11203079 A JP H11203079A JP 10003476 A JP10003476 A JP 10003476A JP 347698 A JP347698 A JP 347698A JP H11203079 A JPH11203079 A JP H11203079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control software
print control
print
printer
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP10003476A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Kanda
正男 神田
Osamu Kuzuno
修 葛野
Makoto Suzuki
鈴木  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd, Casio Electronics Manufacturing Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP10003476A priority Critical patent/JPH11203079A/ja
Publication of JPH11203079A publication Critical patent/JPH11203079A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はコンピュータネットワークに接続
された印刷装置を含む印刷システムに関し、特にユーザ
の希望に基づいて必要な場合に自動的にプリント制御ソ
フトの更新を行い、またメーカからのプリント制御ソフ
トの更新処理を一括して行える印刷システムを提供する
ものである。 【解決手段】 コンピュータネットワークに接続された
印刷装置を含む印刷システムに関し、例えばプリンタ装
置4−1のプリント制御ソフトを使用する際、プリンタ
装置4−1は、電源投入時プリントサーバ3に対しプリ
ント制御ソフトの更新確認要求を行い、プリントサーバ
3に新たなプリント制御ソフトが登録されている場合、
プリンタ装置4−1に対し新たなプリント制御ソフトを
供給し、更新処理を行わせるものである。したがって、
プリンタ装置4−1はプリント制御ソフトが更新されて
いる限り新たなプリント制御ソフトによって印刷処理を
行うことができ、最新バージョンによる印刷処理が常に
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワークに接続された印刷装置を含む印刷システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、LAN(ローカルエリアネットワ
ーク)等のコンピュータネットワークが広く使用され、
ネットワークに使用されるプリンタ装置は複数のクライ
アントに共同使用される。このようなネットワークにお
いて、プリンタ装置に使用される制御ソフトにはネット
ワークとプリンタ装置間でデータの授受を行うプログラ
ムも含まれる。そして、その制御ソフトのメンテナンス
は、例えばプリントサーバに登録された書き換え制御ソ
フトを使用し、ネットワーク管理者の管理のもと、プリ
ンタ自身の機能により制御ソフトの書き換え処理を行っ
ている。
【0003】図22は従来のプリンタ装置の制御プログ
ラムの書き換え処理を説明するフローチャートである。
同図に示すように、プリントサーバは印刷データ又は印
刷制御データを出力し、プリンタ装置はプリンタサーバ
からの印刷データ又は印刷制御データの受信を行う(ス
テップ(以下、図25においてWで示す)1)。次に受
信したデータの解析処理を行う(W2)。
【0004】ここで、受信したデータが通常の印刷デー
タである時(W2が印刷データ)、通常の印刷処理を行
う(W3)。一方、受信したデータがプリント制御デー
タである時(W2が更新命令)、プリント制御データの
読み込み処理を行う(W4)。尚、受信したデータがそ
の他の命令である時(W2がその他の命令)、対応する
命令処理を実行する(W5)。
【0005】ここで、受信したデータがプリント制御デ
ータである時(W2が更新命令)、上述のようにプリン
ト制御データの読み込み処理を行い(W4)、メモリに
書き込まれていた前のプリント制御データの更新処理を
行う(W6)。
【0006】尚、同図に点線で示す処理は、ローカルポ
ートから印刷データ、又はプリント制御データを受信す
る場合のフローであり、例えばプリンタ装置に直接コン
ピュータが接続されている場合の例である。この場合に
も、印刷データ又はプリント制御データは解析処理によ
り解析され、プリント制御データである場合、プリンタ
装置内のメモリに書き込まれていた前のプリント制御デ
ータは新たなプリント制御データに更新される(W4、
W6)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の印
刷システムにおいては、以下の問題が発生する。 (イ)先ず、従来のシステムにおいては、プリント制御
データが更新された時、当該印刷システムのネットワー
ク管理者が対象となるプリンタ装置の利用状態を管理、
判断し、必要に応じてプリント制御データの書き換え処
理を行っていた。このため、従来の印刷システムではネ
ットワーク管理者の管理可能な範囲のプリンタ装置に対
してのみプリント制御データの更新処理を行うことがで
きた。
【0008】(ロ)一方、プリント制御データの更新は
ユーザの要望による場合もあるが、メーカ側からの要望
による場合も多い。例えば、プリンタ装置の機能強化や
バグ対策等のため全ユーザを対象にしてプリント制御デ
ータの更新を必要とする場合も多い。しかし、従来の印
刷システムにおいては、このような場合でも更新対象と
なるプリンタ装置に対し、個別的にプリント制御データ
の更新処理を行っている。
【0009】本発明の課題は上記従来の実情に鑑み、ユ
ーザの希望に基づいて必要な場合に自動的にプリント制
御データの更新を行い、またメーカからのプリント制御
データの更新処理を一括して行える印刷システムを提供
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記課題を解決するため、少なくともプリントサーバとプ
リンタ装置が接続されたコンピュータネットワークにお
ける印刷システムにおいて、前記プリンタ装置に設けら
れ、プリント制御ソフトの更新要求を行う更新要求出力
手段と、前記プリントサーバに設けられ、前記更新要求
に対し前記プリント制御ソフトの更新の有無を判断し、
前記プリント制御ソフトの更新が必要な時新たなプリン
ト制御ソフトを送信する送信手段と、前記プリンタ装置
に設けられ、前のプリント制御ソフトを前記新たなプリ
ント制御ソフトに更新する更新手段とを有する印刷シス
テムを提供することにより達成できる。
【0011】例えば、プリンタ装置は所定のタイミング
で、プリント制御ソフトの更新要求を行う。この所定の
タイミングはプリンタ装置への電源供給であってもよ
く、又はタイマーによる一定タイミングの設定によって
でもよく、このような所定のタイミングに従ってプリン
ト制御ソフトの更新要求を出力する。そして、この出力
に従ってプリントサーバ側では、プリント制御ソフトの
更新を判断し、新たなプリント制御ソフトをプリンタ装
置に送信してプリンタ装置側で新たなプリント制御ソフ
トの更新処理を行う。
【0012】このように構成することにより、プリンタ
装置では電源投入時等において、必ずプリンタ装置のプ
リント制御ソフトの更新確認が行われ、新たなプリント
制御ソフトに変わっている場合、確実にプリント制御ソ
フトの更新処理が行われるので、常に最新バージョンの
プリント制御ソフトによって印刷処理を行うことができ
る。
【0013】請求項2の記載は、前記請求項1記載の発
明において、前記プリントサーバは、前記新たなプリン
ト制御ソフトを記憶する記憶手段を有する構成である。
すなわち、通信回線やフロッピーディスク等のよりプリ
ントサーバでは常に新たなプリント制御ソフトを供給を
受け記憶手段に格納しておく。
【0014】このように構成することにより、プリンタ
装置の更新確認要求に対して直ちに対応することができ
る。請求項3の記載は、前記請求項1記載の発明におい
て、前記プリントサーバによるプリント制御ソフトの有
無の判断は、プリンタの機種によって行う構成である。
【0015】ここで、プリンタの機種にはユーザIDや
プリンタIDも含まれ、また機種ナンバー(機種No )
も含まれる。そして、これらの情報に従って、プリント
サーバは更新要求のあったプリンタ装置のプリント制御
ソフトを対応するプリンタ装置に供給する。請求項4記
載の発明は上記課題を解決するため、ユーザサーバとプ
リンタ装置を有し、メーカーのサーバに接続されたコン
ピュータネットワークにおける印刷システムにおいて、
前記ユーザサーバに設けられ、前記メーカーサーバにプ
リント制御ソフトの更新要求を行う更新要求手段と、前
記メーカーサーバに設けられ、前記更新要求に対し、前
記プリント制御ソフトの更新の有無を判断し、前記プリ
ント制御ソフトの更新が必要な時、新たなプリント制御
ソフトを送信する送信手段と、前記ユーザサーバに設け
られ、前のプリント制御ソフトを前記新たなプリント制
御ソフトに更新する更新手段とを有する印刷システムを
提供することにより達成できる。
【0016】前記請求項1の発明がプリンタ装置とプリ
ントサーバ間のプリント制御ソフトの更新要求に対する
処理であったのに対し、本発明はプリントサーバとメー
カーサーバ間のプリント制御ソフトの更新要求に対する
処理である。
【0017】例えば、プリントサーバは所定のタイミン
グで、プリント制御ソフトの更新要求を行う。この所定
のタイミングは、例えばタイマー等で設定し、このよう
な所定のタイミングに従ってプリント制御ソフトの更新
要求を出力する。メーカーサーバ側では、プリント制御
ソフトの更新を判断し、新たなプリント制御ソフトをプ
リントサーバに送信してプリントサーバで新たなプリン
ト制御ソフトの更新処理を行う。
【0018】このように構成することにより、プリント
サーバには例えばタイマーのタイムアップに合わせて、
必ずプリントサーバのプリント制御ソフトの更新確認が
行われ、新たなプリント制御ソフトに変わっている場
合、プリントサーバにおいて確実にプリント制御ソフト
の更新処理が行われるので、常に最新バージョンのプリ
ント制御ソフトをプリントサーバに用意することができ
る。
【0019】請求項5の記載は、前記請求項4記載の発
明において、前記メーカーサーバは、前記新たなプリン
ト制御ソフトを記憶する記憶手段を有する構成である。
本例は上記請求項2の記載に対応し、通信回線やフロッ
ピーディスク等のよりメーカーサーバでは常に新たなプ
リント制御ソフトの供給を受け、記憶手段に格納してお
く。このように構成することにより、プリントサーバの
更新確認要求に対して直ちに対応することができる。
【0020】請求項6の記載は、前記請求項4記載の発
明において、前記メーカーサーバによるプリント制御ソ
フトの有無の判断は、プリンタの機種によって行う構成
である。
【0021】本例は上記請求項3の記載に対応し、プリ
ンタの機種にはユーザIDやプリンタIDも含まれ、ま
た機種ナンバー(機種No )も含まれる。そして、これ
らの情報に従って、メーカーサーバは更新要求のあった
プリンタ装置のプリント制御ソフトを対応するプリント
サーバに供給する。請求項7の記載は、前記請求項1記
載の発明において、前記プリント制御ソフトの更新が行
われた時、対応するプリンタ装置によって更新処理が行
われたことを示す印刷処理が行われる構成である。
【0022】このように構成することにより、プリンタ
装置に新たなプリント制御ソフトが組み込まれた時その
事実が印刷出力され、ユーザは容易にプリント制御ソフ
トの更新を知ることができる。
【0023】請求項8の記載は、前記請求項1記載の発
明において、前記プリント制御ソフトの更新が行われた
時、対応するクライアントのコンピュータのディスプレ
イに更新処理が行われたことを示す印刷処理が行われる
構成である。
【0024】本例は、更にプリンタ装置に新たなプリン
ト制御ソフトが組み込まれた時その事実を対応するクラ
イアントのディスプレイに表示し、確実にプリント制御
ソフトの更新を知らせるものである。
【0025】請求項9の記載は、前記請求項1又は4記
載の発明において、前記プリント制御ソフトの更新は、
記憶媒体を用いて行う構成である。ここで、記憶媒体と
してはフロッピーディスク、ハードディスク、コンパク
トディスク等の記憶媒体があり、これらの記憶媒体にプ
リント制御ソフトを組み込みプリント制御ソフトの更新
に使用する。
【0026】請求項10の記載は、前記請求項9の記載
において、前記記憶媒体には、前記プリント制御ソフト
と共に対応するプリンタドライバも記憶されている構成
である。
【0027】このように構成することにより、プリンタ
ドライバと対応するプリント制御ソフトを1個の記憶媒
体を使用して更新することができ、正確にプリンタドラ
イバとプリント制御ソフトのインストールを行うことが
できる。
【0028】請求項11の記載は、前記請求項1又は4
の発明において、前記プリント制御ソフトは、前記プリ
ンタ装置のサービスセンターから供給される構成であ
る。ここで、サービスセンターは上記プリンタ装置のメ
ーカや総販売店等が対応し、サービスセンターから直接
プリントサーバやプリンタ装置にプリント制御ソフトを
供給するだけではなく、ネットワークサーバを介して供
給するように構成してもよい。
【0029】請求項12の発明は上記課題を解決するた
め、プリント制御ソフトの更新要求を行う更新要求機能
と、前記更新要求に対し、前記プリント制御ソフトの更
新の有無を判断し、前記プリント制御ソフトの更新が必
要な時、新たなプリント制御ソフトを送信する送信機能
と、前のプリント制御ソフトを前記新たなプリント制御
ソフトに更新する更新機能とをコンピュータに実行させ
る命令を含むプログラムを格納した前記コンピュータが
読み取り可能な記憶媒体を提供することによって達成で
きる。
【0030】また、請求項13の発明は上記課題を解決
するため、前記メーカーサーバにプリント制御ソフトの
更新要求を行う更新要求機能と、前記更新要求に対し、
前記プリント制御ソフトの更新の有無を判断し、前記プ
リント制御ソフトの更新が必要な時、新たなプリント制
御ソフトを送信する送信機能と、前記ユーザサーバに設
けられ、前のプリント制御ソフトを前記新たなプリント
制御ソフトに更新する更新とをコンピュータに実行させ
る命令を含むプログラムを格納した前記コンピュータが
読み取り可能な記憶媒体を提供することによって達成で
きる。
【0031】上記請求項12、13の発明は記憶媒体に
上記ソフトを組み込んで行うものである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
を用いて詳細に説明する。 <第1実施形態例>図1は、第1実施形態例を説明する
印刷システムの構成図である。
【0033】同図において、ネットワーク1には複数の
クライアント2−1〜2−n、サーバ3、複数のプリン
タ装置4−1〜4−nが接続されている。また、クライ
アント2−1〜2−nは、例えばパーソナルコンピュー
タであり、それぞれ内蔵するアプリケーションプログラ
ムで作成した印刷データをサーバ3(以下、プリントサ
ーバ3として説明する)に出力する。プリントサーバ3
は印刷処理の際の複数のプリンタ装置の管理、及び制御
を行う。また、プリントサーバ3はクライアントから供
給される印刷データを例えば磁気ディスク等の補助記憶
装置に記憶し、印刷制御を行う。プリンタ装置2−1〜
2−nは、例えば汎用性のある印刷装置であり、各種ク
ライアント2−1〜2−nの仕様に対応して印刷処理が
可能である。
【0034】尚、各クライアント2−1〜2−nは、不
図示のCPU、アプリケーションプログラム、RAM、
プリントドライバ等を有し、更にネットワーク1を介し
てプリンタ装置4−1〜4−nと直接通信可能な通信・
インターフェイス(I/F)を有する。
【0035】一方、図2は上述のプリントサーバ3とプ
リンタ装置4−1〜4−nの接続構成を説明する図であ
る。プリントサーバ3はクライアント2−1〜2−nか
ら出力された印刷データを管理及び制御し、印刷データ
をプリンタ装置4−1〜4−nに出力する。プリンタ装
置4−1〜4−nはプリンタコントローラ5とプリンタ
エンジン6で構成され、プリントサーバ3から出力され
る印刷データはプリンタコントローラ5に供給される。
【0036】プリンタコントローラ5は、MPU7、不
揮発性メモリ8、システム・ワークメモリ9、出力制御
部10、描画制御部11、ディスプレイ12、フォント
メモリ13、オペレーションパネル14、仕様設定スイ
ッチ15、ネットワーク制御部16、ローカルポート制
御部17で構成されている。尚、上述のネットワーク制
御部16にはLANボードが接続され、プリントサーバ
3又は各クライアント2−1〜2−nとの間でデータの
授受を行う。また、上述のローカルポート制御部17に
はセントロニクスボードが接続部され、例えばローカル
ポート制御部17を介して、プリンタ装置4−1〜4−
nに直接接続されたパーソナルコンピュータ等との間で
データの授受を行い。
【0037】尚、上述のプリンタ装置4−1〜4−nの
通常の印刷処理においては、プリントサーバ3から入力
した印刷データは、ネットワーク制御部16を介してシ
ステム・ワークメモリ9内の受信バッファに格納され、
MPU7の解析処理によってコマンド解析され、例えば
フォントメモリ13によってパターンデータに変換され
た画像データがシステム・ワークメモリ9内のフレーム
メモリに展開される。そして、フレームメモリに用紙1
枚分の画像データが展開されると、出力制御部10を介
してプリンタエンジン6に画像データが出力され、用紙
に画像データが印刷される。
【0038】一方、本例では上述の印刷処理を行うため
のプリント制御ソフトの更新処理を特に説明するもので
あり、このプリント制御ソフトは上述の不揮発性メモリ
8に記憶されている。尚、この不揮発性メモリ8は、例
えばEEPROMやフラッシュメモリで構成する。以上
の構成において、以下に処理動作を説明する。
【0039】図3はプリント制御ソフトの更新処理を説
するフローチャートである。同図に示す左側がプリンタ
装置4−1〜4−nの処理であり、右側がプリントサー
バ3の処理を示す。先ず、プリンタ装置4−1〜4−n
(以下、プリンタ装置を代表してプリンタ装置4−1で
示す)は電源オンによってハード回路のイニシャル処理
を行う(ステップ(以下、図3においてSで示す)
1)。例えば、MPU7のレジスタ内のデータのクリア
処理や、出力制御部10内に残るデータ等をクリアす
る。
【0040】次に、システム・ワークメモリ9のイニシ
ャル処理を行う(S2)。この処理は、システム・ワー
クメモリ9のワークエリアや、受信バッファ、フレーム
メモリ内の残るデータのクリア処理であり、このクリア
処理の後、不揮発性メモリ8に記憶されているプリント
制御ソフトをシステム・ワークメモリ9のワークエリア
に読み出す(S3)。
【0041】次に、新たなプリント制御ソフトの更新確
認要求を行う(S4)。この時、プリンタ装置4−1か
ら出力されるデータは図4に示すデータBである。この
データBは同図に示すように、「ネットワークプリンタ
のアドレス」と、「プリント制御ソフトの更新確認要求
(コマンド)」と、「要求プリンタの情報」と、「終了
コード」が含まれている。例えば、「ネットワークプリ
ンタのアドレス」には、プリント制御ソフトの更新確認
要求を行うプリンタ装置のアドレス(例えば、プリンタ
番号)が記述され、「プリント制御ソフトの更新確認要
求(コマンド)」にはプリンタ制御専用のコマンド、例
えば“ESC**”等のデータが記述されている。ま
た、「要求プリンタの情報」としては、プリンタ装置
(例えば、プリンタ装置4−1)の機種名、及び現バー
ジョンのデータが記述されている。さらに、「終了コー
ド」にはプリンタ制御専用のコマンド、例えば“ESC
××”が記述されている。
【0042】このデータBはプリントサーバ3に送られ
ると、プリントサーバ3側では上述のデータが供給され
るまで通常のサーバ処理、例えばプリンタ装置4−1〜
4−nの管理等の処理を行っているが(S5がN(ノ
ー)、S6)、上述のデータBが入力すると(S5がY
(イエス))、プリント制御ソフトの更新チェックを行
う(S7)。例えば、このプリント制御ソフトの更新チ
ェックは、プリントサーバ3のハードディスク3aに記
憶されたプリント制御ソフトが更新されたか否かの判断
である。
【0043】ここで、未だプリント制御ソフトが更新さ
れていなければ(S7が更新無)、データCをプリンタ
装置4−1に送信する(S8)。このデータCは、前述
の図4に示すように、「ネットワークプリンタのアドレ
ス」、「プリント制御ソフトの更新なし応答命令」、及
び「終了コード」で構成され、「ネットワークプリンタ
のアドレス」と「終了コード」は前述の例と同じであ
る。尚、「プリント制御ソフトの更新なし応答命令」
は、プリンタ制御専用のコマンド、例えば“ESC+
+”等のデータが記述されている。
【0044】一方、上述の判断(S7)において、プリ
ント制御ソフトが更新されていると判断すれば(S7が
更新有)、プリントサーバ3は新たな(更新)プリント
制御ソフトをセットし(S9)、新たなプリント制御ソ
フトを記述したデータAを作成しプリンタ装置4−1に
出力する(S10)。ここで、データAは図4に示すよ
うに、「ネットワークプリンタのアドレス」、「プリン
ト制御ソフトの更新命令(コマンド)」、「(新たな)
プリント制御ソフトデータ」、「終了コード」で構成さ
れている。
【0045】プリンタ装置4−1側では、前述のデータ
Bを出力した後更新確認の応答を待ち(S11が無)、
上述のデータCがプリントサーバ3から供給されると
(S11が有)、プリンタ装置4−1はデータCの内容
を解析し、データCに含まれる「プリント制御ソフトの
更新なし応答命令」に従って新たなプリント制御ソフト
の設定は無いものとしてプリント制御ソフトの更新処理
を終了し、データDをプリントサーバ3に出力する(S
12)。
【0046】一方、前述のデータBを出力した後更新確
認の応答を待ち(S11が無)、上述のデータAがプリ
ントサーバ3から供給されると(S11が有)、プリン
タ装置4−1はデータAの内容を解析し、データAに含
まれる「プリント制御ソフトの更新命令(コマンド)」
に従ってプリント制御ソフトを更新する。すなわち、デ
ータAに含まれる「(新たな)プリント制御ソフトデー
タ」を読み出し(S13)、システム・ワークメモリ9
に新たなプリント制御ソフトを格納した後、不揮発性メ
モリ8にプリント制御ソフトを書き込む(S14)。そ
の後、リセット処理を行い更新されたプリント制御ソフ
トを実行し(S15)、プリント制御ソフトの更新処理
を終了し、データDをプリントサーバ3に出力する(S
12)。
【0047】尚、データDは図4に示すように、「ネッ
トワークプリンタのアドレス」、「プリント制御ソフト
の更新処理終了命令」、「要求プリンタのアドレス」、
「終了コード」で構成され、プリントサーバ3側ではこ
のデータDが供給されると更新処理を終了し(S16が
Y)、通常のサーバ処理に戻る(S6)。
【0048】また、プリントサーバ3における上述のプ
リント制御ソフトの更新の判断は、以下のように行う。
図5はプリントサーバ3、及びハードディスク3aのメ
モリ構成である。プリントサーバ3側のワークメモリに
は前述のデータBが供給されるエリア3bと、更新バー
ジョンテーブル3cが設けられ、更新バージョンテーブ
ル3cにはプリント制御ソフトが更新される毎に新たな
プリント制御ソフトのバージョンが書き込まれる。例え
ば、バージョン“AAA1.00”、バージョン“AB
C1.02”・・・バージョン“XYZ1.11”の各
バージョンデータが書き込まれる。
【0049】また、ハードディスク3aには上述のバー
ジョンに対応したプリント制御ソフトのデータが記憶さ
れている。例えば、バージョン“AAA1.00”に対
してはハードディスク3a上の記憶エリア3a−1に対
応するプリント制御ソフトが記憶され、バージョン“A
BC1.02”に対してはハードディスク3a上の記憶
エリア3a−2に対応するプリント制御ソフトが記憶さ
れ、・・・バージョン“XYZ1.11”に対してはハ
ードディスク3a上の記憶エリア3a−3に対応するプ
リント制御ソフトが記憶されている。
【0050】したがって、プリントサーバ3ではプリン
タ装置4−1からデータBが供給されると、データBに
含まれる「要求プリンタの情報」からバージョン情報を
読み出し、このエリアに書き込む。そして、プリントサ
ーバ3内の更新バージョンテーブル3cのバージョン情
報と比較し、バージョン番号が一致していればプリント
制御ソフトの更新はないものと判断し、一方バージョン
番号が一致していなければプリント制御ソフトが更新さ
れたものと判断する。例えば、図5に示す例の場合、デ
ータBに含まれ、エリア3bに書き込まれるバージョン
は“ABC1.01”であり、更新バージョンテーブル
3cには“ABC1.02”のバージョンデータが書き
込まれているので一致せず、新たなプリント制御ソフト
の更新を必要とする。そしてこの場合、更新バージョン
テーブル3cに記憶されたバージョン“ABC1.0
2”のプリント制御ソフトをハードディスク3aから読
み出し、新たなプリント制御ソフトとしてプリンタ装置
4−1に出力する。
【0051】以上のように処理することにより、例えば
プリンタ装置4−1の電源をオンした時、図3に示す処
理が実行され、プリンタ装置4−1のプリント制御ソフ
トが新たなプリント制御ソフトに更新されている時、自
動的にプリント制御ソフトが更新され、ネットワーク管
理者の煩雑な操作を必要としない。 <第2実施形態例>次に、本発明の第2実施形態例につ
いて説明する。
【0052】図6は、第2実施形態例を説明する印刷シ
ステムの構成図である。同図において、ネットワーク1
には複数のクライアント2−1〜2−n、プリントサー
バ3、複数のプリンタ装置4−1〜4−nが接続されて
いる。この構成は前述の図1と同じであり、クライアン
ト2−1〜2−nは、例えばパーソナルコンピュータで
あり、それぞれ内蔵するアプリケーションプログラムで
作成した印刷データをプリントサーバ3に出力し、汎用
性のあるプリンタ装置によって印刷処理を行うものであ
る。
【0053】本例においては、上述のユーザ環境である
LAN19にメーカ環境であるメーカのサーバ20(以
下、メーカーサーバ20で示す)が接続された構成であ
る。ここで、LAN19とメーカーサーバ20の接続
は、例えばインターネット回線を介して行い、又は公衆
回線を介して行われている。また、メーカーサーバ20
にはハードディスク20aが接続されている。
【0054】尚、プリンタ装置4−1〜4−nの構成は
前述の図2と同様であり、プリンタコントローラ5とプ
リンタエンジン6で構成され、プリンタコントローラ5
には前述と同様、MPU7、不揮発性メモリ8、システ
ム・ワークメモリ9、等が設けられている。
【0055】以上の構成において、以下に第2実施形態
例の処理動作を説明する。図7は、本例のプリント制御
ソフトの更新処理を説するフローチャートである。本例
において、同図に示す左側がプリントサーバ3(以下、
ユーザサーバ3という)の処理であり、右側がメーカー
サーバ20の処理を示す。
【0056】先ず、ユーザサーバ3は通常処理を行って
おり(ステップ(以下、図7においてSTで示す)
1)、複数のプリンタ装置4−1〜4−nの管理、制御
を行っている。次に、プリント制御ソフトの更新タイミ
ングを判断し(ST2)、プリント制御ソフトの更新タ
イミングでなければ(ST2がN)、確認タイミング値
をカウントアップし(ST3)、確認タイミング値に達
すると判断(ST2)がYとなる。したがって、上述の
確認タイミング値に従ったタイミングでプリント制御ソ
フトの確認処理を行う。次に、プリント制御ソフトの確
認処理は、先ず「プリント制御ソフトの更新確認要求
(コマンド)」を出力する(ST4)。この更新確認要
求は、図8に示すデータEをメーカーサーバ20に出力
することによって行う。ここで、データEのデータ構成
は図8に示すように、「メーカーサーバのネットワーク
アドレス」、「プリント制御ソフトの更新確認要求」、
「要求プリンタの情報」、「終了コード」であり、特に
「要求プリンタの情報」の中にはユーザID、プリンタ
ID、現バージョン、機種ナンバー(機種No )の情報
が含まれている。
【0057】メーカーサーバ20側ではプリント制御ソ
フトの確認要求を受信するまで通常処理を行っており
(ST5がN、ST6)、上述のデータEが入力すると
(ST5がY)、プリント制御ソフトの更新チェックを
行う(ST7)。例えば、このプリント制御ソフトの更
新チェックは、メーカーサーバ20のハードディスク2
0aに記憶されたプリント制御ソフトが更新されたか判
断するものである。
【0058】ここで、図9はメーカーサーバ20、及び
ハードディスク20aのメモリ構成を示す。メーカーサ
ーバ20側のワークメモリには前述のデータEが供給さ
れるエリア20bと、更新バージョンテーブル20cが
設けられ、更新バージョンテーブル20cにはプリント
制御ソフトが更新される毎に新たなプリント制御ソフト
のバージョンが書き込まれる。例えば、バージョン“A
AA2.05”、バージョン“ABC1.02”、等の
各バージョンデータが書き込まれる。
【0059】また、ハードディスク20aには上述のバ
ージョンに対応したプリント制御ソフトのデータが記憶
されている。例えば、バージョン“AAA2.05”に
対してはハードディスク20a上の記憶エリア20a−
1に対応するプリント制御ソフトが記憶され、バージョ
ン“ABC1.02”に対してはハードディスク20a
上の記憶エリア20a−2に対応するプリント制御ソフ
トが記憶されている。
【0060】メーカーサーバ20では上述のデータEが
供給されると、データEに含まれる「要求プリンタの情
報」からユーザID、プリンタID、現バージョン、機
種ナンバー(機種No )の情報を読み出し、エリア20
bに書き込む。そして、更新バージョンテーブル20c
に登録されたバージョン情報と比較し、プリント制御ソ
フトの一致をチェックする(ST7)。
【0061】ここで、プリント制御ソフトが更新されて
いない場合(S7が更新無)、データGをユーザサーバ
3に送信する(S8)。このデータGは、前述の図8に
示すように、「ユーザサーバのネットワークアドレ
ス」、「プリント制御ソフトの更新なし応答命令」、
「要求プリンタの情報」、及び「終了コード」で構成さ
れ、このデータGを受信したユーザサーバ3ではプリン
ト制御ソフトの更新なしの判断を行うことができる。
【0062】一方、上述の判断(ST7)において、プ
リント制御ソフトが更新されていると判断すれば(ST
7が更新有)、メーカーサーバ20は新たな(更新)プ
リント制御ソフトをセットし(ST9)、新たなプリン
ト制御ソフトを記述したデータFを作成し、ユーザサー
バ3に出力する(S10)。ここで、データFは図8に
示すように、「ネットワークプリンタのアドレス」、
「プリント制御ソフトの更新命令」、「要求プリンタの
情報」、「更新バージョン」、「(新たな)プリント制
御ソフトデータ」、「終了コード」で構成されている。
【0063】ユーザサーバ3側では、前述のデータEを
出力した後更新確認の応答を待ち(S11が無)、例え
ば上述のデータGがメーカーサーバ20から供給される
と(S11が有)、データGの内容を解析し、データG
に含まれる「プリント制御ソフトの更新なし応答命令」
に従って新たなプリント制御ソフトの設定は無いものと
判断し(ST12がN)、プリント制御ソフトの更新処
理を終了する。この時、データHをメーカーサーバ20
に出力し(ST13)、前述の確認タイミング値をクリ
ア処理する(ST14)。
【0064】一方、前述のデータEを出力した後更新確
認の応答を待ち(ST11が無)、データFがメーカー
サーバ20から供給されると(S11が有)、ユーザサ
ーバ3はデータFの内容を解析し、データFに含まれる
「プリント制御ソフトの更新命令」に従ってプリント制
御ソフトを更新する。すなわち、データFに含まれる
「(新たな)プリント制御ソフトデータ」を読み出し
(ST15)、ユーザサーバ3内のメモリに新たなプリ
ント制御ソフトを格納する(ST16)。
【0065】図10はユーザサーバ3のメモリ構成を説
明する図であり、新たに供給されたプリント制御ソフト
とそのバージョンデータが書き込まれるエリア3a、更
新バージョンテーブル3c、ハードディスク3aで構成
されており、エリア3bに入力した新たなプリント制御
ソフトはハードディスク3aの対応する記憶エリアに登
録され、バージョンデータは上述の更新バージョンテー
ブル3cに登録される。
【0066】尚、データHは図8に示すように、「メー
カーサーバのネットワークアドレス」、「プリント制御
ソフトの更新処理終了命令」、「要求プリンタの情
報」、「終了コード」で構成され、メーカーサーバ20
側ではこのデータHが供給されると、更新処理を終了し
(ST17がY)、通常のサーバ処理に戻る(ST
6)。
【0067】以上のように処理することにより、例えば
タイマが予め設定した確認タイミング値を計数する度
に、図7に示す処理が実行され、メーカーサーバ20に
新たなプリント制御ソフトに更新されていれば、自動的
にプリント制御ソフトが更新されるものである。 <第3実施形態例>次に、本発明の第3実施形態例につ
いて説明する。
【0068】図11は、第3実施形態例を説明する印刷
システムの構成図である。同図において、ネットワーク
1には複数のクライアント2−1〜2−n、プリントサ
ーバ3、複数のプリンタ装置4−1〜4−nが接続され
ている。この構成は前述の図6と同じであり、クライア
ント2−1〜2−nは、例えばパーソナルコンピュータ
であり、それぞれ内蔵するアプリケーションプログラム
で作成した印刷データをプリントサーバ3に出力し、汎
用性のあるプリンタ装置によって印刷処理を行うもので
ある。
【0069】本例においては、上述のユーザ環境である
LAN19にメーカ環境であるメーカサーバ20が接続
された構成であり、LAN19とメーカーサーバ20の
接続は、例えばインターネット回線を介して行い、又は
公衆回線を介して行われている。また、メーカーサーバ
20にはハードディスク20aが接続されている。
【0070】図12(a)、(b)はメーカーサーバ2
0のメモリ構成を説明する図であり、同図(a)はメー
カーサーバ20内のワークメモリの構成を示し、同図
(b)はハードディスク20aの構成を示す。メーカー
サーバ20内のワークメモリは、ユーザサーバ3から出
力されるプリント制御ソフトの更新確認要求の「要求プ
リンタの情報」が入力するエリア20b、及び更新バー
ジョン情報が登録された更新バージョンテーブル20c
で構成されている。
【0071】エリア20bには前述の「要求プリンタの
情報」に含まれるユーザID、プリンタID、現バージ
ョン、機種ナンバー(機種No )の情報が格納される。
例えば、同図にはY社のユーザID、モデルy2のプリ
ンタID、“ABC1.02”の現バージョン名、“5
00”の機種No が書き込まれる。
【0072】また、更新バージョンテーブル20cに
は、上述のY社を初め、X社等のプリンタ情報が登録さ
れている。例えば、Y社の場合モデルy1、y2、y3
のプリンタIDと、そのバージョンデータ、及びディス
クアドレスが登録されている。また、X社の場合、モデ
ルx1、x2のプリンタIDと、そのバージョンデー
タ、及びディスクアドレスが登録されている。
【0073】一方、ハードディスク20aには上述のデ
ィスクアドレスによって指定されるエリアに対応するプ
リント制御ソフトのデータと、ユーザID等の付随する
データが記憶されている。例えば、ディスクアドレスA
D1のエリアには、ユーザIDがY社であり、モデルy
1の最新バージョンのプリント制御ソフト“AAA2.
01”が登録されている。また、ディスクアドレスAD
2のエリアには、同じくユーザIDがY社であり、モデ
ルy2の最新バージョンのプリント制御ソフト“ABC
1.03”が登録されている。
【0074】尚、Y社のその他の機種、及びX社等の他
社のプリント制御ソフト等の登録内容も同図に示す通り
である。以上の構成において、以下に第3実施形態例の
処理動作を説明する。
【0075】図13は、本例の処理動作を説明するフロ
ーチャートである。本例においては、前述の第2実施形
態例で説明したデータEがユーザサーバ3から供給され
た後のメーカーサーバ20の処理動作を説明するもので
ある。
【0076】すなわち、前述のユーザサーバ3からプリ
ント制御ソフトの更新確認を行うためデータEをメーカ
ーサーバ20に出力すると、先ずメーカーサーバ20は
「要求プリンタの情報」をエリア20bに書き込む(ス
テップ(以下STPで示す)1)。例えば、この時エリ
ア20bに書き込まれる情報を同図(a)に示す情報と
すると、ユーザIDの項にはY社、プリンタIDの項に
はモデルy2、機種No の項には“500”、現バージ
ョンの項には“ABC1.02”の各データが書き込ま
れる。
【0077】上述のようにしてエリア20bに各データ
を書き込んだ後、メーカーサーバ20は先ずユーザID
の検索処理を行う(STP2)。この検索処理は、更新
バージョンテーブル3cに登録されたデータの中に更新
確認要求のあったユーザのID番号が登録されているか
判断する処理である。例えば、上述の例の場合、ユーザ
IDはY社のID番号であり、更新バージョンテーブル
3cに存在し、先ず更新バージョンテーブル3cのY社
が検索される。
【0078】次に、プリンタIDの検索処理を行う(S
TP3)。この検索処理も、更新バージョンテーブル3
cに登録されたデータの中に更新確認要求のあったプリ
ンタのID番号が登録されているか判断するものであ
る。例えば、上述の例の場合、プリンタIDはモデルy
2であり、更新バージョンテーブル3cに存在する。し
たがって、次にY社のプリンタ装置の中でモデルy2が
選択される。
【0079】次に、機種No の判断を行う(STP
4)。ここで、選択されたプリンタ装置に特別な機種N
o が無ければ(STP4が無)、対象となるプリンタ装
置の最新バージョンをセットする(STP5)。一方、
上述の例のように機種No が設定されている場合(ST
P4が有)、機種No を検索する(STP6)。例え
ば、上述の例では機種No が“500”であり、更新バ
ージョンテーブル3cから対応する機種No のプリント
制御ソフトのバージョンデータを読み出す(STP
7)。
【0080】次に、上述のようにして読み出した最新バ
ージョンのデータとエリア20bに書き込まれている現
在のバージョンデータとを比較する(STP8)。この
比較処理の結果、最新バージョンのデータと現バージョ
ンのデータが一致していればプリント制御ソフトの更新
処理は不要であり(STP8が更新不要)、データGの
出力準備を行う(更新無しの応答準備を行う)(STP
9)。そして、データGをユーザサーバ3に出力する
(STP10)。
【0081】一方、比較処理の結果(STP8)、最新
バージョンのデータと現バージョンのデータが一致して
いなければ(STP8が更新要)、当該機種のプリンタ
装置のプリント制御ソフトが更新されたものと判断し、
ハードディスク20aを検索し、対応するプリント制御
ソフトを読み出す(STP11、STP12)。そし
て、読み出したプリント制御ソフトをユーザサーバ3に
転送する準備を行い(STP13)、例えば前述のデー
タFとしてユーザサーバ3に出力する(STP14)。
【0082】以上のように本例によれば、プリンタ装置
のユーザID、プリンタID、現バージョン、機種ナン
バー(機種No )により、プリント制御ソフトの更新判
断を自動的に行うことができ、更に便利にプリント制御
ソフトの検索、及び設定を行うことができる。 <第4実施形態例>次に、本発明の第4実施形態例につ
いて説明する。
【0083】図14は、第4実施形態例を説明する印刷
システムの構成図である。同図は、前述の図2と一部の
構成が重複する。すなわち、プリントサーバ3とプリン
タ装置4−1〜4−nの接続構成を説明する図であり、
プリンタ装置はプリンタ装置4−1を代表した示してい
る。また、プリンタ装置4−1の構成は前述の通りであ
り、プリンタコントローラ5とプリンタエンジン6で構
成され、プリンタコントローラ5は、MPU7、不揮発
性メモリ8、システム・ワークメモリ9、出力制御部1
0、描画制御部11、ディスプレイ12、フォントメモ
リ13、オペレーションパネル14、仕様設定スイッチ
15、ネットワーク制御部16、ローカルポート制御部
17で構成されている。
【0084】本例はユーザサーバ3及びそのハードディ
スク3aに前述の図12(a)、(b)に示す情報を登
録し、プリンタ装置からプリント制御データの更新確認
要求があった時、前述のメーカーサーバ20の処理と同
じ処理を行い、プリント制御ソフトの更新処理を行うも
のである。この場合、例えばプリンタ装置4−1からユ
ーザサーバ3に供給されるデータは図15に示すデータ
J、Mであり、ユーザサーバ3からプリンタ装置4−1
に供給するデータはデータK、Lである。具体的には、
データJが「ユーザサーバのネットワークアドレス」、
「プリント制御ソフトの更新確認要求」、「要求プリン
タの情報」、「終了コード」を有し、プリント制御ソフ
トの更新要求をユーザサーバ3に対して行う。ユーザサ
ーバ3は前述と同様ユーザID、プリンタID、現バー
ジョン、機種ナンバー(機種No)の情報から、プリン
ト制御ソフトの更新があれば新たなプリント制御ソフト
を読み出し、プリンタ装置4−1に登録する。
【0085】したがって、このように構成することによ
っても、プリント制御ソフトの更新判断を自動的に行う
ことができ、更にプリント制御ソフトが更新されていれ
ば、自動的にプリント制御ソフトの更新処理を行うこと
ができる。 <第5実施形態例>次に、本発明の第5実施形態例につ
いて説明する。
【0086】図16は、第5実施形態例を説明するフロ
ーチャートである。本例は前述の実施形態例で説明した
ようにプリント制御ソフトが変更された場合、その変更
を当該プリンタ装置によって印刷し、プリント制御ソフ
トの変更を報知するものである。
【0087】以下、具体的に説明すると、プリントサー
バ3から印刷データ、又はプリント制御ソフトが供給さ
れ、指定されたプリンタ装置は対応する処理を実行す
る。先ず、プリンタ装置(例えば、プリンタ装置4−1
はプリンタサーバ3から供給される印刷データ又はプリ
ント制御ソフトを受信する(ステップ(以下、図25に
おいてVで示す)1)。次に、受信したデータの解析処
理を行う(V2)。
【0088】ここで、受信したデータが通常の印刷デー
タである時(V2が印刷データ)、通常の印刷処理を行
う(V3)。一方、受信したデータがプリント制御ソフ
トである時(V2が更新命令)、当該プリント制御ソフ
トを読み込み、システム・ワークメモリ9に格納する
(V4)。尚、受信したデータがその他の命令である時
(V2がその他の命令)、対応する処理を実行する(V
5)。
【0089】ここで、受信したデータがプリント制御ソ
フトである時(V2が更新命令)、上述のようにプリン
ト制御ソフトの読み込み処理を行い(V4)、メモリに
書き込まれていた前のプリント制御データを更新する
(V6)。さらに、更新したプリント制御ソフトのバー
ジョンデータ等の情報を読み出し、印刷データとしてセ
ットする(V7)。具体的には、システム・ワークメモ
リ9内のフレームメモリにビットマップデータとしてプ
リンタ装置のモデル名、更新バージョン名、更新終了の
画像データを作成する。
【0090】次に、出力制御部10を介してプリンタエ
ンジン6に上述の印刷データを出力し、図16にIとし
て示す印刷を行う(V8)。その後、更新されたプリン
ト制御ソフトのデータを不揮発性メモリ8に登録する
(V9)。尚、同図に点線で示す処理(V10)は、ロ
ーカルポートから印刷データ、又はプリント制御ソフト
を受信する場合の処理であり、例えばプリンタ装置に直
接コンピュータが接続されている場合である。この場合
にも、印刷データ又はプリント制御ソフトは解析処理に
より解析され、プリント制御ソフトである場合、プリン
タ装置内のメモリに書き込まれていた前のプリント制御
ソフトは新たなプリント制御ソフトに更新され、更新の
事実を示す印刷処理が実行される(V4、V6〜V
9)。
【0091】以上のように処理することによって、プリ
ント制御ソフトが自動的に更新された場合でも、更新の
事実を用紙に印刷した出力することによって、ユーザは
プリント制御ソフトの更新を知ることができる。 <第6実施形態例>次に、本発明の第6実施形態例につ
いて説明する。
【0092】図17は、第6実施形態例を説明するフロ
ーチャートである。本例は前述の実施形態例で説明した
ように、プリント制御ソフトが変更された場合、その変
更を当該プリンタ装置によって印刷し、プリント制御ソ
フトの変更を報知すると共に、クライアントのコンピュ
ータのディスプレイにもプリント制御ソフトの変更を報
知するものである。以下、具体的に説明する。
【0093】クライアントは前述のように、ネットワー
ク1に接続されたコンピュータであり、例えばプラグ&
プレイ機能を有するパーソナルコンピュータである。先
ず、クライアント(例えば、クライアント2−1)はネ
ットワーク1を介してプリンタ装置への接続が完了した
か判断する(ステップ(以下、図17においてはUで示
す)1)。次に、ドライバがインストールされているか
判断する(U2)。ここで、ドライバがインストールさ
れていれば、アプリケーションを起動し(U2がY、プ
リント制御ソフトのバージョンが同じであるか判断し
(U4)、バージョンが同じであれば書き換えが不要で
あるので、当該アプリケーションによって通常の印刷処
理を実行する(U5)。ドライバがインストールされて
いなければ(U2がN)、ドライバのインストールを要
求し、必要なドライバを例えばフロッピーディスクから
インストールする(U6がY、U7)。
【0094】次に、インストールしたプリント制御ソフ
トのバージョンがプリンタ装置4−1のバージョンに一
致するか判断する(U8)。この判断は前述の判断(U
4)と同じものであり、バージョンが一致しない場合に
はプリント制御ソフトの書き換えが必要となる(U9が
Y、U4がY)。この場合、前述の実施形態例で説明し
たように、データB、又はデータEを出力し、プリント
制御ソフトの更新確認要求をプリントサーバ3に対して
行い、更新が必要な時には新たなプリント制御ソフトを
ダウンロードする(U10)。
【0095】一方、プリンタ装置4−1ではプログラム
(プリント制御ソフト)の書き換え処理があるか否か判
断し(U10)、ない場合には通常の印刷処理を行う
(U11)。一方、プログラム(プリント制御ソフト)
の書き換え処理が必要である場合には前述の不揮発性メ
モリ8に新たなプリント制御ソフトを登録する(U1
2)。そして、書き換えフラグをシステム・ワークメモ
リ9に登録し(U13)、プリンタ装置4−1をリセッ
トする(U14)。このリセット処理により、プリンタ
装置4−1の制御は新たなプリント制御ソフトに切り替
えられ、上述のフラグがオンしているか否か判断し(U
15)、オンであればシステム・ワークメモリ9の登録
したフラグをリセットし、自己印字を行う(U15、U
16)。
【0096】この自己印字は、前述の第5実施形態例と
同様、更新したプリント制御ソフトのバージョンデータ
等の情報を読み出し、プリンタ装置のモデル名、更新バ
ージョン名、更新終了の画像データを作成し、出力制御
部10を介してプリンタエンジン6に上述の印刷データ
を出力し、用紙に印刷を行う。尚、上述の自己印字終了
を記憶する(U18)。
【0097】次に、プラグ&プレイ機能等により、クラ
イアントにプリンタ装置4−1の情報を作成してクライ
アントに通知する(U19〜U21)。一方、この通知
を受けたクライアントはプリント制御ソフトの書き換え
が行われたことをディスプレイに表示する(U22、U
23)。この表示は、例えば上述の印刷処理と同じ上述
を表示する。
【0098】したがって、このように構成することによ
り、本例によればプリンタ装置のプリント制御ソフトが
書き換えられた際、プリント制御ソフトの更新情報が用
紙に印字されるだけでなく、印刷を指示したクライアン
トのディスプレイにも同じ更新情報が表示され、プリン
ト制御ソフトが更新されたことを確実にユーザに報知す
ることができる。 <第7実施形態例>次に、本発明の第7実施形態例につ
いて説明する。
【0099】図18は、第7実施形態例を説明するフロ
ッピーディスクである。本例はフロッピーディスク等の
記憶媒体にプリンタのドライバファイルを記憶すると共
に、プリント制御ソフト(ファームウエア)のダウンロ
ードファイルも記憶し、1枚の記憶媒体に対応するドラ
イバファイルとプリント制御ソフト(ファームウエア)
を記憶することによりバージョンを誤ることなくプリン
タ装置を駆動するものである。
【0100】以下、図19、図20に示すフローチャー
トを用いて具体的に説明する。先ず、図19に示すフロ
ーチャートはクライアントに対するプリンタドライバの
インストールを説明するフローチャートである。
【0101】先ず、プリンタドライバのインストールを
行う(ステップ(以下、図19においてQで示す)
1)。次に、プリンタ装置(例えば、プリンタ装置4−
1)の接続状態を判断し、プリンタ装置4−1が接続さ
れてない場合には処理を終了する(Q2がNG)が、プ
リンタ装置4−1が接続されていれば(Q2がOK)、
プリント制御ソフトのバージョンデータを読み出す(Q
3)。
【0102】次に、プリント制御ソフトのバージョンが
正しいか判断する(Q4)。この判断は、ドライブプロ
グラムにプリント制御ソフトのバージョンテーブルを持
たせることにより、当該ドライバが読み込んだプリント
制御ソフトの取り扱いが可能か否かを判断するものであ
る。ここで、プリンタ装置4−1のプリント制御ソフト
が当該ドライバに対応したものであれば(Q4がO
K)、インストール処理を終了する。一方、当該ドライ
バによって取り扱えないプリント制御ソフトであれば
(Q4がNG)、プリンタ装置の動作条件設定値の送信
をプリンタ装置4−1に要求し、プリンタ装置4−1か
ら出力される動作条件設定値をアップロードして一時記
憶する(Q5)。
【0103】次に、新しいプリント制御ソフトをプリン
タ装置4−1に送信する(ダウンロードする)(Q
6)。さらに、一時記憶したプリンタ装置の動作条件設
定値を新しいプリント制御ソフト用に変更してプリンタ
装置4−1に送信する(Q7)。
【0104】以上のようにして、新たなドライバをクラ
イアントにインストールする際、対応するプリンタ装置
のプリント制御ソフトを確認し、プリント制御ソフトが
新たにインストールしたドライバに対応しない場合には
プリント制御ソフトも新たなドライバに対応したプリン
ト制御ソフトに更新することにより、ドライバとプリン
ト制御ソフトが対応しないことによる印刷不能等を回避
することができる。
【0105】一方、図20に示すフローチャートはクラ
イアントに対するドライバの設定において、たまたまプ
リンタ装置が接続されていない場合、ドライバのみをイ
ンストールすることがないとは言えず、このような場合
でも印刷処理の際のトラブルを避けるため、印刷処理を
開始する際プリント制御ソフトのバージョンを確認する
処理である。
【0106】同図に示す処理は、基本的には図19に示
す点線枠で囲んだ処理及び判断と同じであり、クライア
ントから印刷データをプリンタ装置に出力して印刷処理
を行う前、先ずプリンタ装置からプリント制御ソフトの
バージョンデータを読み出す(ステップ(以下、図20
においてNで示す)1)。
【0107】次に、プリント制御ソフトのバージョンが
正しいか判断する(N2)。この判断も前述と同様、ド
ライブプログラムにプリント制御ソフトのバージョンテ
ーブルが含まれており、当該ドライバが読み込んだプリ
ント制御ソフトの取り扱いが可能か否かを判断すること
によって実行する。ここで、プリンタ装置4−1のプリ
ント制御ソフトが当該ドライバに対応したものであれば
(N2がOK)、インストール処理を終了する。一方、
当該ドライバによって取り扱えないプリント制御ソフト
であれば(N2がNG)、プリンタ装置の動作条件設定
値の送信をプリンタ装置に要求し、プリンタ装置から出
力される動作条件設定値をアップロードして一時記憶す
る(N3)。
【0108】次に、新しいプリント制御ソフトをプリン
タ装置に送信する(N4)。さらに、一時記憶したプリ
ンタ装置の動作条件設定値を新しいプリント制御ソフト
用に変更してプリンタ装置に送信する(N5)。以上の
処理を行った後、印刷処理を実行する(N6)。
【0109】上述のように、印刷処理の際必ずクライア
ント側のドライバにプリンタ装置のプリント制御ソフト
は対応しているか確認し、プリント制御ソフトが対応し
ていない場合にはプリント制御ソフトも新たなドライバ
に対応したプリント制御ソフトに更新することにより、
確実に印刷不能等を回避することができる。 <第8実施形態例>次に、本発明の第8実施形態例につ
いて説明する。
【0110】図21は、第8実施形態例を説明するコン
ピュータネットワークを使用した印刷システムのシステ
ム構成図である。本例は、前述の実施形態例と同様、コ
ンピュータネットワークを使用した印刷システムである
が、例えばインターネットを介してプリンタ装置等のサ
ービスセンター23にネットワークサーバ24が接続さ
れている構成が異なる。ネットワークサーバ24は、サ
ービスセンター23から最新版のプリンタドライバ、及
びプリント制御ソフトの供給を受け、常時最新バージョ
ンのプリンタドライバとプリント制御ソフトをストック
している。そして、ネットワークサーバ24は各クライ
アントのコンピュータのプリントドライバを定期的に更
新し、プリンタ装置のプリント制御ソフトを定期的に更
新する。以下、具体的に説明する。
【0111】ネットワークサーバ24のハードディスク
HD24aにはA型、B型、C型の各プリンタ25A、
25B、25Cのプリンタドライバ及びプリンタ制御用
ソフト(以下、ファームウエアで示す)ファームウエア
を格納する領域があり、またネットワークサーバ24は
インターネット回線を介してプリンタメーカのサービス
センター23の情報発信源に接続されている。従って、
ネットワークサーバ24内に格納されているプリンタド
ライバ及びファームウエアはサービスセンタ23等から
伝送される最新バージョンのソフトに書き換えられてい
る。ネットワークサーバ24は、各プリンタの印刷処理
時、プリンタ25A〜25Cのコントローラ内(制御プ
ログラム格納用フラッシュメモリ)に格納されているフ
ァームウエアのバージョンが、ネットワークサーバ24
の格納するものと一致するか識別し、異なっていた場合
には、最新のものに書き換え処理を行う。
【0112】また、各クライアント2a〜2dがそれぞ
れ格納するプリンタドライバのバージョンも同様にネッ
トワークサーバ24に格納されたものと比較識別し、異
なっていればネットワークサーバ24内のものと書き換
え処理を行う。
【0113】これによって、この発明のシステム内のプ
リンタドライバ及びファームウエアは常に最新バージョ
ンのものが維持されることになる。各プリンタメーカ
は、プリンタドライバやファームウエアのプログラムを
インターネット上で広く公開する例えばanonymous FT
Pサーバを設置しており、本発明のシステムのネットワ
ークサーバ24は、インターネット(公衆回線等)を介
して各プリンタメーカ等が用意したanonymous FTPサ
ーバにアクセスし、FTP(file transfer protocol)に
よってプログラムデータを転送し、ハードディスク24
a内に取り込む事が出来る。本発明のネットワークサー
バは、このような処理を定期的に行って、最新情報を常
にハードディスク24a内に保持している。
【0114】このように構成することにより、クライア
ント2−1〜2−nではプリントドライバが一定周期で
自動的に更新され、プリンタ装置25A〜25Cではプ
リント制御ソフトが一定周期で自動的に更新され、常に
最新バージョンのプリントドライバ及びプリント制御ソ
フトによって印刷処理を行うことができる。
【0115】尚、前述の第1実施形態例、及び第2実施
形態例において、プリントサーバ3の例えばハードディ
スク3aにプリント制御ソフトの更新要求を行う更新要
求機能と、前記更新要求に対し、前記プリント制御ソフ
トの更新の有無を判断し、前記プリント制御ソフトの更
新が必要な時、新たなプリント制御ソフトを送信する送
信機能と、前のプリント制御ソフトを前記新たなプリン
ト制御ソフトに更新する更新機能とを行う命令を含むプ
ログラムを格納して構成してもよい。
【0116】このことはメーカーサーバ20のハードデ
ィスク20aについても同様である。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
源投入時等において、新たなプリント制御ソフトに変わ
っていれば確実にプリント制御ソフトの更新処理が行わ
れるので、常に最新バージョンのプリント制御ソフトに
よって印刷処理を行うことができる。
【0118】また、プリントサーバとメーカーサーバ間
においても、タイマー等により一定時間間隔でプリント
制御ソフトの更新処理を行うので、常に最新バージョン
のプリント制御ソフトをプリントサーバに準備すること
ができる。
【0119】また、新たなプリント制御ソフトが組み込
まれた時その事実を印刷出力するので、ユーザは容易に
プリント制御ソフトの更新を知ることができる。さら
に、プリント出力のみならず、新たなプリント制御ソフ
トが組み込まれた時その事実をクライアントのディスプ
レイに表示するので、確実にプリント制御ソフトの更新
を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態例を説明する印刷システムの構成
図である。
【図2】プリントサーバとプリンタ装置の接続構成を説
明する図である。
【図3】プリント制御ソフトの更新処理を説するフロー
チャートである。
【図4】各種制御データのデータ構成を説明する図であ
る。
【図5】ユーザサーバとハードディスクのメモリ構成を
説明する図である。
【図6】第2実施形態例を説明する印刷システムの構成
図である。
【図7】第2実施形態例のプリント制御ソフトの更新処
理を説するフローチャートである。
【図8】第2実施形態例の各種制御データのデータ構成
を説明する図である。
【図9】メーカーサーバのメモリ構成を説明する図であ
る。
【図10】ユーザサーバのメモリ構成を説明する図であ
る。
【図11】第3実施形態例を説明する印刷システムの構
成図である。
【図12】(a)はメーカーサーバのワークメモリの構
成図であり、(b)は更新プリント制御ソフトデータの
データ構成を説明する図である。
【図13】プリント制御ソフトの更新処理を説するフロ
ーチャートである。
【図14】第4実施形態例を説明する印刷システムの構
成図である。
【図15】第4実施形態例で使用する各種制御データの
データ構成を説明する図である。
【図16】第5実施形態例を説明するプリント制御ソフ
トの更新処理を説するフローチャートである。
【図17】第6実施形態例の印刷処理を説するフローチ
ャートである。
【図18】第7実施形態例を説明するフロッピーディス
クの構成である。
【図19】第7実施形態例を説明するフローチャートで
ある。
【図20】第7実施形態例を説明するフローチャートで
ある。
【図21】第8実施形態例を説明する印刷システムの構
成図である。
【図22】従来例のプリント制御ソフトの更新処理を説
明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 ネットワーク 2−1〜2−n クライアント 3 プリントサーバ 3b エリア 3c 更新バージョンテーブル 4−1〜4−n プリンタ装置 5 プリンタコントローラ 6 プリンタエンジン 7 MPU 8 不揮発性メモリ 9 システム・ワークメモリ 10 出力制御部 11 描画制御部 12 ディスプレイ 13 フォントメモリ 14 オペレーションパネル 15 仕様設定スイッチ 16 ネットワーク制御部 17 ローカルポート制御部 20 メーカーサーバ 20a ハードディスク 20b エリア 20c 更新バージョンテーブル 23 サービスセンター 24 ネットワークサーバ 25A〜25C プリンタ装置
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 誠 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリントサーバとプリンタ装置が接続さ
    れたコンピュータネットワークにおける印刷システムに
    おいて、 前記プリンタ装置に設けられ、プリント制御ソフトの更
    新要求を行う更新要求手段と、 前記プリントサーバに設けられ、前記更新要求に対し、
    前記プリント制御ソフトの更新の有無を判断し、前記プ
    リント制御ソフトの更新が必要な時、新たなプリント制
    御ソフトを送信する送信手段と、 前記プリンタ装置に設けられ、前のプリント制御ソフト
    を前記新たなプリント制御ソフトに更新する更新手段
    と、 とを有することを特徴とする印刷システム。
  2. 【請求項2】 前記プリントサーバは、前記新たなプリ
    ント制御ソフトを記憶する記憶手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の印刷システム。
  3. 【請求項3】 前記プリントサーバによるプリント制御
    ソフトの有無の判断は、プリンタの機種によって行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
  4. 【請求項4】 ユーザサーバとプリンタ装置を有し、メ
    ーカーのサーバに接続されたコンピュータネットワーク
    における印刷システムにおいて、 前記ユーザサーバに設けられ、前記メーカーサーバにプ
    リント制御ソフトの更新要求を行う更新要求手段と、 前記メーカーサーバに設けられ、前記更新要求に対し、
    前記プリント制御ソフトの更新の有無を判断し、前記プ
    リント制御ソフトの更新が必要な時、新たなプリント制
    御ソフトを送信する送信手段と、 前記ユーザサーバに設けられ、前のプリント制御ソフト
    を前記新たなプリント制御ソフトに更新する更新手段
    と、 を有することを特徴とする印刷システム。
  5. 【請求項5】 前記メーカーサーバは、前記新たなプリ
    ント制御ソフトを記憶する記憶手段を有することを特徴
    とする請求項4記載の印刷システム。
  6. 【請求項6】 前記メーカーサーバによるプリント制御
    ソフトの有無の判断は、プリンタの機種によって行うこ
    とを特徴とする請求項4記載の印刷システム。
  7. 【請求項7】 前記プリント制御ソフトの更新が行われ
    た時、対応するプリンタ装置によって更新処理が行われ
    たことを示す印刷処理が行われることを特徴とする請求
    項1記載の印刷システム。
  8. 【請求項8】 前記プリント制御ソフトの更新が行われ
    た時、対応するクライアントのコンピュータのディスプ
    レイに更新処理が行われたことを示す印刷処理が行われ
    ることを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
  9. 【請求項9】 前記プリント制御ソフトの更新は、記憶
    媒体を用いて行うことを特徴とする請求項1、又4記載
    の印刷システム。
  10. 【請求項10】 前記記憶媒体には、前記プリント制御
    ソフトと共に対応するプリンタドライバも記憶されてい
    ることを特徴とする請求項9記載の印刷システム。
  11. 【請求項11】 前記プリント制御ソフトは、前記プリ
    ンタ装置のサービスセンターから供給され、ネットワー
    クサーバを介してプリンタ装置に供給されることを特徴
    とする1、又は4記載の印刷システム。
  12. 【請求項12】 プリント制御ソフトの更新要求を行う
    更新要求機能と、 前記更新要求に対し、前記プリント制御ソフトの更新の
    有無を判断し、前記プリント制御ソフトの更新が必要な
    時、新たなプリント制御ソフトを送信する送信機能と、 前のプリント制御ソフトを前記新たなプリント制御ソフ
    トに更新する更新機能と、 をコンピュータに実行させる命令を含むプログラムを格
    納した前記コンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  13. 【請求項13】 前記メーカーサーバにプリント制御ソ
    フトの更新要求を行う更新要求機能と、 前記更新要求に対し、前記プリント制御ソフトの更新の
    有無を判断し、前記プリント制御ソフトの更新が必要な
    時、新たなプリント制御ソフトを送信する送信機能と、 前記ユーザサーバに設けられ、前のプリント制御ソフト
    を前記新たなプリント制御ソフトに更新する更新と、 をコンピュータに実行させる命令を含むプログラムを格
    納した前記コンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
JP10003476A 1998-01-09 1998-01-09 印刷システム Abandoned JPH11203079A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10003476A JPH11203079A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 印刷システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10003476A JPH11203079A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 印刷システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11203079A true JPH11203079A (ja) 1999-07-30

Family

ID=11558398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10003476A Abandoned JPH11203079A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 印刷システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11203079A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001216103A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置管理システム
JP2003005991A (ja) * 2001-06-25 2003-01-10 Toshiba Tec Corp ファームウェアアップデートシステム、ファームウェア配信プログラムおよび電子機器
WO2003010654A1 (fr) * 2001-07-25 2003-02-06 Fujitsu Limited Procede et dispositif de commande hierarchique d'imprimantes reseau, et supports associes
JP2004510231A (ja) * 2000-09-22 2004-04-02 アクシダ システムズ オペレーティング カンパニー インコーポレイテッド サーバからのデータの検索方法
US7054022B2 (en) 2001-01-23 2006-05-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus management system
US7362459B2 (en) 2000-11-17 2008-04-22 Seiko Epson Corporation Network device and printer
JP2009164902A (ja) * 2008-01-07 2009-07-23 Canon Inc 配信装置、画像処理装置、監視システム及び情報処理方法
JP2010009602A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Xerox Corp 動的xpsフィルタ
WO2013191283A1 (ja) * 2012-06-22 2013-12-27 グリー株式会社 情報提供システム、情報提供装置、情報提供方法及び記憶媒体
US8898294B2 (en) 2000-07-28 2014-11-25 Axeda Corporation Reporting the state of an apparatus to a remote computer
US9002980B2 (en) 2003-02-21 2015-04-07 Axeda Corporation Establishing a virtual tunnel between two computer programs
US9170902B2 (en) 2001-12-20 2015-10-27 Ptc Inc. Adaptive device-initiated polling
JP2016189192A (ja) * 2015-03-27 2016-11-04 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 方法、装置及びシステム
US9491071B2 (en) 2006-10-03 2016-11-08 Ptc Inc. System and method for dynamically grouping devices based on present device conditions
US9491049B2 (en) 2006-12-26 2016-11-08 Ptc Inc. Managing configurations of distributed devices
US9591065B2 (en) 2002-04-17 2017-03-07 Ptc Inc. Scripting of SOAP commands
US10069937B2 (en) 2000-09-22 2018-09-04 Ptc Inc. Retrieving data from a server

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001216103A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置管理システム
US8898294B2 (en) 2000-07-28 2014-11-25 Axeda Corporation Reporting the state of an apparatus to a remote computer
JP4808911B2 (ja) * 2000-09-22 2011-11-02 アクシダ・コーポレイション サーバからのデータの検索方法
JP2004510231A (ja) * 2000-09-22 2004-04-02 アクシダ システムズ オペレーティング カンパニー インコーポレイテッド サーバからのデータの検索方法
US10069937B2 (en) 2000-09-22 2018-09-04 Ptc Inc. Retrieving data from a server
US7362459B2 (en) 2000-11-17 2008-04-22 Seiko Epson Corporation Network device and printer
US7440130B2 (en) 2000-11-17 2008-10-21 Seiko Epson Corp. Network device and printer
US7054022B2 (en) 2001-01-23 2006-05-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus management system
JP2003005991A (ja) * 2001-06-25 2003-01-10 Toshiba Tec Corp ファームウェアアップデートシステム、ファームウェア配信プログラムおよび電子機器
JPWO2003010654A1 (ja) * 2001-07-25 2004-11-18 富士通株式会社 ネットワーク上で階層的にプリンタを管理する制御装置、管理方法、および媒体
JP4642352B2 (ja) * 2001-07-25 2011-03-02 富士通株式会社 ネットワーク上で階層的にプリンタを管理する制御装置、管理方法、および媒体
WO2003010654A1 (fr) * 2001-07-25 2003-02-06 Fujitsu Limited Procede et dispositif de commande hierarchique d'imprimantes reseau, et supports associes
US9674067B2 (en) 2001-12-20 2017-06-06 PTC, Inc. Adaptive device-initiated polling
US9170902B2 (en) 2001-12-20 2015-10-27 Ptc Inc. Adaptive device-initiated polling
US10708346B2 (en) 2002-04-17 2020-07-07 Ptc Inc. Scripting of soap commands
US9591065B2 (en) 2002-04-17 2017-03-07 Ptc Inc. Scripting of SOAP commands
US10069939B2 (en) 2003-02-21 2018-09-04 Ptc Inc. Establishing a virtual tunnel between two computers
US9002980B2 (en) 2003-02-21 2015-04-07 Axeda Corporation Establishing a virtual tunnel between two computer programs
US9491071B2 (en) 2006-10-03 2016-11-08 Ptc Inc. System and method for dynamically grouping devices based on present device conditions
US10212055B2 (en) 2006-10-03 2019-02-19 Ptc Inc. System and method for dynamically grouping devices based on present device conditions
US9491049B2 (en) 2006-12-26 2016-11-08 Ptc Inc. Managing configurations of distributed devices
US9712385B2 (en) 2006-12-26 2017-07-18 PTC, Inc. Managing configurations of distributed devices
JP2009164902A (ja) * 2008-01-07 2009-07-23 Canon Inc 配信装置、画像処理装置、監視システム及び情報処理方法
JP2010009602A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Xerox Corp 動的xpsフィルタ
JP5736056B2 (ja) * 2012-06-22 2015-06-17 グリー株式会社 情報提供装置、情報提供方法及びプログラム
WO2013191283A1 (ja) * 2012-06-22 2013-12-27 グリー株式会社 情報提供システム、情報提供装置、情報提供方法及び記憶媒体
JP2016189192A (ja) * 2015-03-27 2016-11-04 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 方法、装置及びシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11203079A (ja) 印刷システム
US6990659B1 (en) Device for rewriting software programs in peripheral devices connected to a network
JP5527146B2 (ja) 端末装置及びプログラム
JP3958246B2 (ja) ワークステーションにおけるプリンタインスタンスの遠隔作成
US7903267B2 (en) Automatic installation system for printer driver, and program recording medium
US20060192997A1 (en) Print status monitor control for printing devices on network
US8832312B2 (en) Communication apparatus and communication control method
JP2001216167A (ja) 本体と周辺装置からなるシステム
JP2006082541A (ja) 画像形成装置と画像形成方法
JP2006277474A (ja) 分散印刷における印刷経過の監視
JP2002108734A (ja) 周辺機器管理装置、ネットワークシステム、周辺機器管理方法、及び処理プログラムを提供する媒体
JP5074680B2 (ja) データ処理装置及びそのデータ処理方法、並びにプログラム
US20090168114A1 (en) Image Forming Apparatus And Image Forming System
KR20060059395A (ko) 주변장치를 통해 호스트장치로 소프트웨어를 제공하는방법 및 호스트장치로 소프트웨어를 제공하는 주변장치
JPH11161443A (ja) ネットワークプリンタシステム
JP2016184415A (ja) 印刷システム、印刷装置、及び、仲介装置
JP2003150342A (ja) ドライバ管理システム
JP2006235739A (ja) プリンタファームウェアならびにプリンタドライバ更新方法
JP2006227731A (ja) データ出力システム及び接続方法
JP2005339106A (ja) プリンタアドレス監視システム
JP5153841B2 (ja) 通信装置及びその通信制御方法
JP4725064B2 (ja) ネットワークシステム、サーバ、およびサーバ用プログラム
JP2002342251A (ja) 通信インタフェース装置
JP3658354B2 (ja) 情報処理装置およびデータ処理装置およびドライバ管理方法および記憶媒体およびプログラム
KR100312723B1 (ko) 네트웍 프린터의 명칭 표시 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050823

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20050823