JPH11201260A - ロックアップクラッチ付き流体伝動装置 - Google Patents

ロックアップクラッチ付き流体伝動装置

Info

Publication number
JPH11201260A
JPH11201260A JP1509898A JP1509898A JPH11201260A JP H11201260 A JPH11201260 A JP H11201260A JP 1509898 A JP1509898 A JP 1509898A JP 1509898 A JP1509898 A JP 1509898A JP H11201260 A JPH11201260 A JP H11201260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
piston
fastening
clutch
spring member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1509898A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Watanabe
久志 渡辺
Hideyuki Suzuki
秀之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Central R&D Labs Inc
Priority to JP1509898A priority Critical patent/JPH11201260A/ja
Publication of JPH11201260A publication Critical patent/JPH11201260A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0273Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
    • F16H2045/0294Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members

Landscapes

  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 逆駆動時の締結応答性を向上するとともに、
引きずりトルクの発生を抑制すること。 【解決手段】 流体伝動装置において、ロックアップク
ラッチ5を構成するロックアップピストン51とタービ
ンハブ10との間に弾性部材6が挿入され、逆駆動時に
おいて締結状態になるまでの間前記ロックアップピスト
ン51を締結方向に付勢するロックアップクラッチ付き
流体伝動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体伝動装置にお
いて、ロックアップクラッチを構成するロックアップピ
ストンとタービンハブとの間に弾性部材が挿入され、逆
駆動時において締結状態になるまでの間前記ロックアッ
プピストンを締結方向に付勢するようにして、逆駆動時
の締結応答性を向上するとともに、引きずりトルクの発
生を抑制するロックアップクラッチ付き流体伝動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトルクコンバータのロックアップ
クラッチ(特開平9−229160)は、図14に示す
ようにトルクコンバータにおいて、タービンTとロック
アップピストンPとの間にスプリングSが介挿され、互
いに軸方向に離反する方向すなわちロックアップピスト
ンPをロックアップクラッチCを締結する方向に付勢し
て、クリアランスを0にするものであった。
【0003】従来のトルクコンバータのロックアップク
ラッチは、前記スプリングSによって常に前記クリアラ
ンスを0にするものであるので、非締結状態から締結状
態に変わるとき瞬時に伝達トルクが発生する。
【0004】従来のトルクコンバータのロックアップク
ラッチは、上述したように前記クリアランスを0にする
ものであるので、油圧を0から徐々に立ち上げることに
より、伝達トルク発生時のショックを回避することが出
来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のトルクコンバー
タにおいては、一般にエンスト防止のため、電子制御オ
ートマチックトランスミッションではアクセル全開でピ
ストン開放信号が出力されるものの、油圧制御系の応答
時間より減速時間の方が短い場合、逆駆動条件下で充分
なピストン開放圧力を確保できない状態が発生し得る。
【0006】このような条件下でも、ピストンに問題と
なるようなレベルの引きずりトルクが発生しないような
構成としてきたが、上記図14に示される従来のトルク
コンバータのロックアップクラッチCにおける、前記ス
プリングSによって前記クリアランスを0にして常時締
結する方式においては、引きずりトルクが発生し、極端
な場合はエンストに至る場合があった。
【0007】そこで本発明者らは、タービン羽根車とポ
ンプ羽根車との間にステータ羽根車が配設される流体伝
動装置において、ロックアップクラッチを構成するロッ
クアップピストンとタービンハブとの間に弾性部材が挿
入され、逆駆動時において締結状態になるまでの間前記
ロックアップピストンを締結方向に付勢するという本発
明の技術的思想に着眼し、更に研究開発を重ねて、逆駆
動時の締結応答性を向上するとともに、引きずりトルク
の発生を抑制するという目的を達成する本発明に到達し
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のロックアップクラッチ付き流体伝動装置
は、タービン羽根車とポンプ羽根車との間にステータ羽
根車が配設される流体伝動装置において、ロックアップ
クラッチを構成するロックアップピストンとタービンハ
ブとの間に弾性部材が挿入され、逆駆動時において締結
状態になるまでの間前記ロックアップピストンを締結方
向に付勢するように構成されているものである。
【0009】本発明(第2発明)のロックアップクラッ
チ付き流体伝動装置は、前記第1発明において、前記弾
性部材が、バネ部材によって構成され、該バネ部材の作
動長さがロックアップピストンとタービンハブとの間の
間隔より短く設定されているものである。
【0010】本発明(第3発明)のロックアップクラッ
チ付き流体伝動装置は、前記第1発明において、前記弾
性部材が、バネ部材によって構成され、締結状態になる
までの間に作動状態の前記バネ部材を作動不能状態に制
御する作動状態制御部材を備えているものである。
【0011】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
ロックアップクラッチ付き流体伝動装置は、前記ロック
アップピストンと前記タービンハブとの間に挿入された
前記弾性部材が、逆駆動時において締結状態になるまで
の間前記ロックアップピストンを締結方向に付勢して、
クリアランスを小さくするので、逆駆動時の締結応答性
を向上するとともに、締結状態になった時には前記弾性
部材の付勢が解除されるので、引きずりトルクの発生を
抑制するという効果を奏する。
【0012】上記構成より成る第2発明のロックアップ
クラッチ付き流体伝動装置は、前記第1発明において、
前記弾性部材を構成する前記バネ部材の作動長さが、ロ
ックアップピストンとタービンハブとの間の間隔より短
く設定されているので、制御を伴わないシンプルな構成
によって、締結状態になった時には前記弾性部材の付勢
が解除を可能にするとともに、引きずりトルクの発生を
抑制するという効果を奏する。
【0013】上記構成より成る第3発明のロックアップ
クラッチ付き流体伝動装置は、前記第1発明において、
前記作動状態制御部材によって、前記弾性部材を構成す
る作動状態の前記バネ部材を、締結状態になるまでの間
に作動不能状態に制御するので、締結状態になる前の任
意のタイミングで前記弾性部材の付勢の解除を可能にす
るとともに、引きずりトルクの発生を抑制するという効
果を奏する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0015】(第1実施形態)第1実施形態のロックア
ップクラッチ付き流体伝動装置は、図1ないし図5に示
されるようにタービン羽根車1とポンプ羽根車2との間
にステータ羽根車3が配設される流体伝動装置におい
て、ロックアップクラッチ5を構成するロックアップピ
ストン51とタービンハブ10との間に弾性部材6が挿
入され、逆駆動時において締結状態になるまでの間前記
ロックアップピストン51を締結方向に付勢するように
構成されている。
【0016】前記流体伝動装置としてのトルクコンバー
タは、図3に示されるようにエンジン(図示せず)によ
って回転駆動されるポンプ2と、変速機入力軸10に一
体的に形成され同軸的に回転可能に配設されたタービン
1と、変速機ケースに固定されたステータ軸11にワン
ウェイクラッチ31を介して連結されタービン1とポン
プ2との間に配設されるステータ羽根車3とから成る。
【0017】前記ロックアップクラッチ5は、図1ない
し図3および図5に示されるようにロックアップピスト
ン51と、該ロックアップピストン51の一面に配設さ
れた摩擦部材54と、該摩擦部材54と当接するフロン
トカバー100とから構成される。
【0018】前記タービンハブ10の中央軸端に環状の
凹部101を形成するとともに、前記ロックアップピス
トン51の中央側壁に、前記環状の凹部101内に介挿
される軸方向に突出した環状突出部52が一体的に形成
される。
【0019】前記弾性部材6は、図4に示されるように
リング状の板バネより成るバネ部材60によって構成さ
れ、長手方向の円周方向に周期的に波状に屈曲させて形
成されており、図1、図2および図5に示されるように
前記ロックアップピストン51の前記環状突出部52内
の中央側壁53と前記タービンハブ10の凹部側壁10
2との間に介挿されている。
【0020】また図1および図2に示されるように前記
バネ部材60は、その自由長すなわち前記屈曲の山と谷
の間隔FH(図4(B)図示)に相当する軸方向(厚さ
方向)の長さが、締結時の前記ロックアップピストン5
1と前記タービンハブ10との間の間隔より短く設定さ
れている。
【0021】上記構成より成る第1実施形態のロックア
ップクラッチ付き流体伝動装置は、逆駆動時における締
結状態になるまでの間において、前記ロックアップピス
トン51と前記タービンハブ10との間に挿入された前
記弾性部材6が、図2に示されるように前記ロックアッ
プピストン51を締結方向に付勢して、クリアランスを
小さくする。
【0022】前記弾性部材を構成する前記バネ部材60
の自由長が、前記締結時における前記ロックアップピス
トン51と前記タービンハブ10との間の間隔より短く
設定されているので、逆駆動時において締結状態に近づ
くと図1に示されるように前記バネ部材60を構成する
前記板バネの一端が前記ロックアップピストン51の前
記中央側壁53から離れるため、締結状態になった時に
は前記弾性部材の付勢が解除される。
【0023】上記作用を奏する第1実施形態のロックア
ップクラッチ付き流体伝動装置は、逆駆動時において締
結状態になるまでの間において、前記弾性部材6が、機
械的推力として前記ロックアップピストン51を締結方
向に付勢して、クリアランスを小さくするので、逆駆動
時の締結応答性を向上するとともに、図6に示されるよ
うに締結可能領域を広げるという効果を奏する。
【0024】また第1実施形態のロックアップクラッチ
付き流体伝動装置は、締結状態になった時には前記弾性
部材6を構成する前記バネ部材60による前記ロックア
ップピストン51の付勢が解除されるので、図7に示さ
れるように従来に比べて引きずりトルクの発生を抑制す
るとともに、エンストを防止するという効果を奏する。
【0025】さらに第1実施形態のロックアップクラッ
チ付き流体伝動装置は、前記バネ部材60の自由長が、
前記ロックアップピストン51と前記タービンハブ10
との間の間隔より短く設定されているので、制御を伴わ
ないシンプルな構成によって、締結状態になった時には
前記バネ部材60の付勢が解除を可能にするとともに、
引きずりトルクの発生を抑制するという効果を奏する。
【0026】(第2実施形態)第2実施形態のロックア
ップクラッチ付き流体伝動装置は、前記第1実施形態に
おいて前記バネ部材60の自由長を前記締結時における
前記ロックアップピストン51と前記タービンハブ10
との間の間隔より短く設定したのに対して、図8および
図9に示されるように前記バネ部材60の作動長を前記
締結時における前記ロックアップピストン51と前記タ
ービンハブ10との間の間隔より短く設定する点が主な
相違点であり、以下相違点を中心に説明する。
【0027】前記タービンハブ10の中央軸端に形成さ
れた環状の凹部101の外周壁を半径方向内方に穿設し
て、前記バネ部材60を載置する内方溝103を形成
し、該内方溝103の軸方向長さを前記締結時における
前記ロックアップピストン51と前記タービンハブ10
との間の間隔より短くして、前記板バネ部材60の作動
長さを規制するように構成されている。
【0028】すなわち図8に示されるように逆駆動時に
おいて締結を開始した状態においては、前記ロックアッ
プピストン51と前記タービンハブ10との間の間隔
は、前記内方溝103の軸方向長さより短いため、前記
板バネ部材60は圧縮されており、その付勢力によって
前記ロックアップピストン51を左方に付勢して、クリ
アランスを小さくする。
【0029】前記板バネ部材60の付勢力によって前記
ロックアップピストン51を左方に付勢して、図9に示
されるように前記板バネ部材60が前記内方溝103の
軸方向長さまで伸びると、該板バネ部材60が前記内方
溝103によって規制され、それ以上は伸びないため締
結時における前記ロックアップピストン51への付勢力
を解除するものである。
【0030】上記作用を奏する第2実施形態のロックア
ップクラッチ付き流体伝動装置は、逆駆動時において締
結状態になるまでの前記内方溝103の軸方向長さに亘
り、前記バネ部材60が、前記ロックアップピストン5
1を締結方向に付勢して、クリアランスを小さくするの
で、逆駆動時の締結応答性を向上するという効果を奏す
る。
【0031】また第2実施形態のロックアップクラッチ
付き流体伝動装置は、前記板バネ部材60の伸びが前記
内方溝103の軸方向長さによって規制されるので、締
結状態になった時には前記弾性部材6を構成する前記バ
ネ部材60による前記ロックアップピストン51の付勢
が解除されるため、引きずりトルクの発生を抑制すると
いう効果を奏する。
【0032】さらに第2実施形態のロックアップクラッ
チ付き流体伝動装置は、前記バネ部材60の作動長さ
が、前記ロックアップピストン51と前記タービンハブ
10との間の間隔より短く設定されているので、制御を
伴わないシンプルな構成によって、締結状態になった時
には前記バネ部材60の付勢が解除を可能にするととも
に、引きずりトルクの発生を抑制するという効果を奏す
る。
【0033】また第2実施形態のロックアップクラッチ
付き流体伝動装置は、前記バネ部材60の作動長さが、
前記内方溝103の軸方向長さによって規制されるの
で、前記バネ部材60の作動長さにおける付勢力を略一
定にすることが出来るという効果を奏する。
【0034】(第3実施形態)第3実施形態のトルクコ
ンバータ用羽根車は、前記第2実施形態において前記バ
ネ部材60の作動長さを前記締結時における前記ロック
アップピストン51と前記タービンハブ10との間の間
隔より短く設定するするのに対して、図10ないし図1
2に示されるように締結状態になるまでの間に作動状態
の前記弾性部材を構成する前記バネ部材60を作動不能
状態に制御する作動状態制御部材7を備えている点が主
な相違点であり、以下相違点を中心に説明する。
【0035】タービンハブ10の中央軸端に形成された
環状の凹部101内の前記バネ部材60の一端が当接し
て付勢される凹部側壁102が前記作動状態制御部材7
を構成する制御ピストンとしての可動リング70によっ
て構成され、該可動リング70の右側の部屋71には開
放圧が導かれ、該可動リング70の左側の部屋72には
締結圧が導かれている。
【0036】すなわち図10に示される開放時において
は、前記可動リング70の右側の部屋71に導かれてい
る前記開放圧が高く、前記可動リング70の左側の部屋
72に導かれている締結圧が低いので、前記可動リング
が図中左端に位置している。この時前記ロックアップピ
ストン51には前記バネ部材60により作用する付勢締
結力より大きな開放力が作用するため、ロックアップピ
ストンは開放位置にある。
【0037】次に図11に示される締結が開始される締
結開始時においては、前記可動リング70の前記右側の
部屋71に導かれている前記開放圧と、前記可動リング
70の前記左側の部屋72に導かれている締結圧が図1
3中(b)に示されるようにほぼ等しくなるが、前記可
動リング70の左右の部屋71、72に導かれている圧
力は細い通路を介して連絡されているので、圧力の応答
遅れにより前記可動リング70が図中左端に位置したま
まであり、しかも前記ロックアップピストン51に作用
する反締結力より大きな前記バネ部材60により付勢締
結力が作用するので、前記ロックアップピストン51を
締結方向に移動させる。
【0038】したがって前記バネ部材60が、図11に
示されるように前記ロックアップピストン51を前記フ
ロントカバー100に当接する方向に付勢して、前記ロ
ックアップピストン51を前記フロントカバー100に
近づける。
【0039】また図12に示される締結状態において
は、前記フロントカバー100に当接する方向に前記ロ
ックアップピストン51に締結力が作用するとともに、
前記ロックアップピストン51の一面に配設された前記
摩擦部材54が前記フロントカバー100に密着してオ
イルが殆ど流れない状態になり、図13中(c)に示さ
れるように前記ロックアップピストン51と前記フロン
トカバー100との間の空間内の開放圧が減少し大気圧
となり、逆にタービン側の締結圧が増加して高い圧力と
なる。
【0040】したがって、前記可動リング70の左側の
部屋72に導かれているタービン側の締結圧が、前記可
動リング70の右側の部屋71に導かれている前記開放
圧に比べて大きくなるので、前記可動リング70が図中
左端から右方へ移動して、前記可動リング70と前記ロ
ックアップピストン51との間の距離が、前記バネ部材
60の自由長より大きくなり、前記バネ部材60を不作
動状態となり前記バネ部材60の付勢力が前記ロックア
ップピストン51に作用しなくなる。
【0041】上記作用を奏する第3実施形態のロックア
ップクラッチ付き流体伝動装置は、逆駆動時において締
結状態になるまでの間は、前記可動リングが左端に位置
するので、前記バネ部材60が、前記ロックアップピス
トン51を締結方向に付勢して、クリアランスを小さく
するので、逆駆動時の締結応答性を向上するという効果
を奏する。
【0042】また第3実施形態のロックアップクラッチ
付き流体伝動装置は、前記板バネ部材60の付勢が前記
可動リングが右方へ移動することにより解除されるの
で、締結状態になった時には前記弾性部材6を構成する
前記バネ部材60による前記ロックアップピストン51
の付勢が解除されるため、引きずりトルクの発生を抑制
するという効果を奏する。
【0043】さらに第3実施形態のロックアップクラッ
チ付き流体伝動装置は、前記作動状態制御部材7を構成
する前記可動リング70によって、前記弾性部材を構成
する作動状態の前記バネ部材60を、締結状態になるま
での間に作動不能状態に制御するので、締結状態になる
前の任意のタイミングで前記バネ部材60の付勢の解除
を可能にするとともに、引きずりトルクの発生を抑制す
るという効果を奏する。
【0044】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0045】上述の実施形態においては、一例としてロ
ックアップピストンの中央基部とタービンハブとの間に
バネ部材を配設する例について説明したが、本発明とし
てはそれらに限定されるものでは無く、ダンパスプリン
グより内側でロックアップピストンとダンパに挟まれた
部分の任意の位置にバネ部材を配置することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のロックアップクラッチ
の締結状態を示す要部断面図である。
【図2】本第1実施形態のロックアップクラッチの締結
開始状態を示す要部断面図である。
【図3】本第1実施形態のトルクコンバータ全体を示す
縦断面図である。
【図4】本第1実施形態の板バネ部材を示す平面図およ
び正面図である。
【図5】本第1実施形態におけるロックアップピストン
およびタービンハブに対する板バネ部材の配設形態を示
す全体断面図である。
【図6】本第1実施形態における連結可能領域を説明す
るための線図である。
【図7】本第1実施形態における引きずりトルクと従来
における引きずりトルクとを比較するための線図であ
る。
【図8】本発明の第2実施形態のロックアップクラッチ
の締結開始状態を示す要部断面図である。
【図9】本第2実施形態のロックアップクラッチの締結
状態を示す要部断面図である。
【図10】本発明の第3実施形態のロックアップクラッ
チの開放状態を示す要部断面図である。
【図11】本第3実施形態のロックアップクラッチの締
結開始状態を示す要部断面図である。
【図12】本第3実施形態のロックアップクラッチの締
結状態を示す要部断面図である。
【図13】本第3実施形態におけるロックアップピスト
ンに作用する圧力の変化を示す線図である。
【図14】従来のロックアップクラッチ付きトルクコン
バータを示す断面図である。
【符号の説明】
1 タービン羽根車 2 ポンプ羽根車 3 ステータ羽根車 5 ロックアップクラッチ 6 弾性部材 51 ロックアップピストン 10 タービンハブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービン羽根車とポンプ羽根車との間に
    ステータ羽根車が配設される流体伝動装置において、 ロックアップクラッチを構成するロックアップピストン
    とタービンハブとの間に弾性部材が挿入され、逆駆動時
    において締結状態になるまでの間前記ロックアップピス
    トンを締結方向に付勢するように構成されていることを
    特徴とするロックアップクラッチ付き流体伝動装置。
JP1509898A 1998-01-07 1998-01-07 ロックアップクラッチ付き流体伝動装置 Pending JPH11201260A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1509898A JPH11201260A (ja) 1998-01-07 1998-01-07 ロックアップクラッチ付き流体伝動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1509898A JPH11201260A (ja) 1998-01-07 1998-01-07 ロックアップクラッチ付き流体伝動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11201260A true JPH11201260A (ja) 1999-07-27

Family

ID=11879379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1509898A Pending JPH11201260A (ja) 1998-01-07 1998-01-07 ロックアップクラッチ付き流体伝動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11201260A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11303971A (ja) * 1998-04-23 1999-11-02 Aisin Seiki Co Ltd ロックアップ機構付トルクコンバータ
EP1460313A2 (en) 2003-03-17 2004-09-22 HONDA MOTOR CO., Ltd. Fluid transmitting system with lock-up clutch
US7094179B2 (en) 2003-04-16 2006-08-22 Honda Motor Co., Ltd. Hydraulic transmission apparatus with lockup clutch
JP2014047811A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Exedy Corp トルクコンバータ
JP2017210971A (ja) * 2016-05-23 2017-11-30 アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社 発進装置
KR102284742B1 (ko) * 2020-03-26 2021-07-30 주식회사 카펙발레오 실링 링이 생략된 피스톤-스플라인 조립체 및 이를 구비하는 토크 컨버터

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11303971A (ja) * 1998-04-23 1999-11-02 Aisin Seiki Co Ltd ロックアップ機構付トルクコンバータ
EP1460313A2 (en) 2003-03-17 2004-09-22 HONDA MOTOR CO., Ltd. Fluid transmitting system with lock-up clutch
US7066312B2 (en) 2003-03-17 2006-06-27 Honda Motor Co., Ltd. Fluid transmitting system with lock-up clutch
EP1460313A3 (en) * 2003-03-17 2008-03-05 HONDA MOTOR CO., Ltd. Fluid transmitting system with lock-up clutch
US7094179B2 (en) 2003-04-16 2006-08-22 Honda Motor Co., Ltd. Hydraulic transmission apparatus with lockup clutch
JP2014047811A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Exedy Corp トルクコンバータ
JP2017210971A (ja) * 2016-05-23 2017-11-30 アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社 発進装置
KR102284742B1 (ko) * 2020-03-26 2021-07-30 주식회사 카펙발레오 실링 링이 생략된 피스톤-스플라인 조립체 및 이를 구비하는 토크 컨버터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08277905A (ja) トルクコンバータ
US5695028A (en) Torque converter having both a lock-up clutch and a disengaging clutch mechanism
JP2009133444A (ja) トルクコンバータ
JP2006521511A (ja) 一次クラッチとロックアップクラッチとを備えた流体トルクコンバータ
JP2002147563A (ja) トルクコンバータ
US6003647A (en) Torque converter with lock-up clutch having a flow-restraining elastic friction member
JPH1030651A (ja) 発進クラッチの油圧回路
JP2014081048A (ja) 自動変速機
JPH11201260A (ja) ロックアップクラッチ付き流体伝動装置
US5992589A (en) Torque converter having both a lock-up clutch and a disengaging clutch mechanism
US20080245635A1 (en) Lock-up torque converter and method of locking up a torque converter
JPS6252185B2 (ja)
JP2012207777A (ja) 発進装置
JPS6150180B2 (ja)
US20060207852A1 (en) Hydrodynamic clutch device
JP2000320572A (ja) 発進クラッチ
JP2008089052A (ja) 発進装置
JP3525517B2 (ja) ロックアップ機構付きトルクコンバータ
JPH08247250A (ja) トルクコンバータ
KR20050067959A (ko) 자동 변속기용 토크 컨버터의 듀얼 타입 록업 클러치
JP2836388B2 (ja) ロックアップクラッチ付き流体伝動装置
JPH0321776B2 (ja)
JPH10246307A (ja) ロックアップクラッチ構造
JPH09229159A (ja) トルクコンバータのロックアップクラッチ
JPS6114384B2 (ja)