JPH11200861A - エンジン発電機 - Google Patents

エンジン発電機

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JPH11200861A
JPH11200861A JP2263298A JP2263298A JPH11200861A JP H11200861 A JPH11200861 A JP H11200861A JP 2263298 A JP2263298 A JP 2263298A JP 2263298 A JP2263298 A JP 2263298A JP H11200861 A JPH11200861 A JP H11200861A
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case
generator
shroud
cooling
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Toshifumi Kawachi
敏文 河内
Takao Tamechika
隆男 為近
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体を遮音用のケースに収容したエンジ
ン発電機において、エンジンと発電機の冷却性能及び遮
音性能を高めつつ、エンジン発電機を小型にする。 【解決手段】 エンジン発電機1は、ケース2にエンジ
ン10及びこのエンジン10で駆動される発電機33を
収納するものである。ケースに外気取入れのための吸気
口を設け、発電機に外気を吸引する冷却ファン34を取
付け、発電機及び冷却ファンを筒状のファンカバー37
で囲い、ファンカバーの出口を筒状の冷却通風用シュラ
ウド38の入口に連結し、シュラウドでエンジンを囲
い、シュラウドの出口にシール部材43を介して排風ダ
クト44を連結し、排風ダクトでエンジンのマフラ32
を囲い、排風ダクトの出口をケースに開けた排気口45
に臨ませた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機及びこの発
電機を駆動するエンジンをケースに収納した、エンジン
発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン発電機は、運転音をなるべく低
く抑えるために、発電機やエンジンのような発熱する機
器全体をケースに収納する形式のものが多く使用されて
おり、この場合は、発電機やエンジンを適切に冷却する
必要がある。このような点を考慮したエンジン発電機と
しては、例えば、実公平1−3777号公報「防音型エ
ンジン発電機」がある。
【0003】この技術は、その公報の第4図によれば、
防音ケース1(番号は公報に記載されたものを引用し
た。以下同じ。)にエンジン16とマフラ28と発電機
27とを収納し、エンジン16をエンジンカバー22並
びにシュラウド33で囲い、マフラ28をダクト32で
囲い、これらのエンジンカバー22とシュラウド33と
ダクト32と防音ケース1の排気口31とを直列に接続
するというものである。ファン23を回すことにより、
ケース底部2(第2図参照)の開口部11から外気を取
入れ、この外気でエンジン16及びマフラ28を強制的
に冷却した後に、排気口31から外へ排出することがで
きる。
【0004】また、この技術は、その公報の第5図のよ
うに、エンジン16の出力軸に発電機27を直結し、こ
の発電機27の冷却排風をシュラウド33に合流させる
ようにしており、発電機27はエンジン冷却経路の外側
に配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記ファン23並びに
エンジン冷却経路とは別異のファン並びに発電機冷却経
路によって、発電機27を冷却することになる。このた
め、防音ケース1内に2つのファンと冷却経路とを備え
るので、冷却風路が複雑化すると共に風切音の騒音願が
2カ所となり、また、ファンを2カ所設置すること自体
大型化の要因になる。
【0006】そこで、本発明の目的は、装置全体を遮音
用のケースに収容したエンジン発電機において、エンジ
ンと発電機の冷却性能及び遮音性能を高めつつ、エンジ
ン発電機を小型にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、発電機及びこの発電機を駆動する
エンジンをケースに収納したエンジン発電機において、
ケースに外気取入れのための吸気口を設け、発電機に外
気を吸引する冷却ファンを取付け、これら発電機及び冷
却ファンを概ね筒状のファンカバーで囲い、このファン
カバーの出口を概ね筒状の冷却通風用シュラウドの入口
に連結し、このシュラウドでエンジンの少なくともクラ
ンクケース及びシリンダを囲い、シュラウドの出口にシ
ール部材を介して排風ダクトを連結し、この排風ダクト
でエンジンのマフラを囲い、排風ダクトの出口をケース
に開けた排気口に臨ませることにより、冷却ファンによ
って吸気口から取入れた外気で発電機、エンジン、マフ
ラの順に冷却し、マフラ冷却後の冷却排風を排気口から
排出するように構成したことを特徴とする。
【0008】ファンカバー、シュラウド及び排風ダクト
を直列に連結することで形成した1つの冷却経路に、1
つの冷却ファンを配置し、この冷却ファンでケースの吸
気口から外気を取入れて、発電機、エンジン、マフラの
順に冷却した後にケースの排気口から外へ出す。すなわ
ち、エンジンで発電機とともに冷却ファンを回すと、ケ
ースの吸気口から入った外気は、発電機を冷却するとと
もにシュラウド内に入り、エンジンの外周を冷却し、マ
フラを冷却して、ケースの排気口から外へ出る。1つの
冷却経路と1つの冷却ファンとだけで発電機、エンジン
及びマフラを効率良く冷却することができる。
【0009】請求項2の発明は、シュラウドは左半体と
右半体とからなる二分割の鋼板で形成するとともに、ケ
ースは樹脂で形成したことを特徴とする。
【0010】二分割シュラウドであるから、エンジンを
囲い易い。鋼板で形成され製品二分割シュラウドは支持
剛性が大きく重量支持のための十分な強度が得られ、し
かも、内周面全体を利用した冷却効果を期待できる。ま
た、ケースの軽量化、低コスト化が図れる。
【0011】請求項3の発明は、発電機を、アウタロー
タがエンジンのフライホイールを兼用するアウタロータ
型磁石発電機とし、アウタロータに冷却ファンを一体的
に取付けたことを特徴とする。
【0012】発電機のアウタロータがエンジンのフライ
ホイールを兼ねるので、回転軸方向の寸法を小さくする
ことができる。アウタロータ型磁石発電機であるから、
アウタロータは比較的大径で高剛性である。これに一体
的に冷却ファンを取り付けたので、大径の冷却ファンを
十分な支持強度で簡単に取り付けることができる。エン
ジンでアウタロータを駆動すると、アウタロータに取付
けた冷却ファンによって、ケースの吸気口から十分な外
気を取入れて、発電機とエンジンとマフラとを順に冷却
する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見
るものとする。また、説明の理解を容易にするために便
宜的に、操作パネル側(エンジンの出力軸側)を前側F
rとし、後側をRr、左側をL、右側をRとして示す。
但し、この向きに限定するものではない。
【0014】図1は本発明に係るエンジン発電機の斜視
図であり、エンジン発電機1の外観を示す。エンジン発
電機1は、後述するように、作業機としての発電機を収
納した携帯用エンジン作業機である。エンジン発電機1
のケース2は、樹脂製品の携帯用遮音ケースであって、
下部に前後左右4つの載置用脚3…(…は複数を示す。
以下同じ。)を備え、上部の幅中央にキャリングハンド
ル4を一体に形成し、前面に操作パネル5を備え、左右
側面の前部に外気取入れのための複数の吸気口6…を形
成している。
【0015】このケース2は、幅中央で分割した二分割
ケースであり、この二分割ケースは、左ケース半体2L
と右ケース半体2Rとからなる。左ケース半体2Lと右
ケース半体2Rとは、キャリングハンドル4部分の2箇
所A,Bと、ケース下部の2箇所C,Dで、互いにビス
止めしたものである。ビス止めの詳細については後述す
る。キャリングハンドル4は、左ケース半体2Lに形成
した左ハンドル半体4Lと、右ケース半体2Rに形成し
た右ハンドル半体4Rとからなる、二分割ハンドルであ
り、この二分割ハンドルは前後に細長いグリップであ
る。図中、7はサイドカバー、8は点火プラグ点検用リ
ッドである。
【0016】図2は本発明に係るエンジン発電機の断面
図である。エンジン発電機1はケース2内に、後部のエ
ンジンユニット10と、前部の制御ユニット収納用ボッ
クス72並びに燃料タンク74を、収納したものであ
る。ここで、エンジンユニット10の詳細を図3で説明
する。
【0017】図3(a)〜(c)は本発明に係るエンジ
ンユニットの構成図である。(a)に示すようにエンジ
ンユニット10は、エンジン用ベース11と、ベース1
1に取付けたエンジン20と、エンジン20に排気管3
1を介して接続したエンジン用マフラ32と、エンジン
20に取付けた発電機33と、発電機33に取付けて発
電機33と共に回転して外気を吸引する冷却ファン34
と、冷却ファン34に連結軸35を介して取付けたリコ
イルスタータ36と、これら発電機33及び冷却ファン
34を囲ったファンカバー37と、エンジン20並びに
マフラ32の一部を囲った冷却通風用シュラウド38と
を、一体的に組付けたものである。
【0018】ベース11は、前後に細長い鋼板製品であ
り、エンジン20の3つの下部脚部26…を載せてボル
トB1…にて取付けたものである。ベース11の前後の
端部には管状体62が形成されている。
【0019】エンジン20は、例えばオーバーヘッドカ
ム方式を採用した単気筒エンジンであって、クランクケ
ース21とシリンダブロック22とヘッドカバー23と
を、一体的に組付けるとともに、出力軸24を水平に延
ばしたものである。クランクケース21とシリンダブロ
ック22とは、出力軸24が延びる方向と交差した斜め
のフランジ合せ面25で、ボルト結合したものである。
【0020】マフラ32はシリンダブロック22の背面
に取付けたボックス状マフラであり、背面に排気口32
aを備える。
【0021】作業機としての発電機33は、アウタロー
タ33cがエンジン20で駆動されるアウタロータ型磁
石発電機である。この発電機33は、シリンダブロック
22に取付けたコア33aと、コア33aに巻いたコイ
ル33b…と、エンジン20の出力軸24に取付けたキ
ャップ状のアウタロータ33cと、アウタロータ33c
の内周面に固定した磁石33d…とからなる。
【0022】アウタロータ33cは、コア33a並びに
コイル33b…に被せるように配置し、しかも、前面に
冷却ファン(ファンロータ)34を取付けたものであ
る。比較的大径で剛性の高いアウタロータ33cに冷却
ファン34を取付けるので、大径の冷却ファン34を簡
単な構成で確実に取付けることができる。そして、大径
の冷却ファン34であるから、エンジン20や発電機3
3を冷却するのに十分な風量を得ることができる。
【0023】さらにアウタロータ33cは、エンジン2
0のフライホイールの役割を兼ねるので、別異のフライ
ホイールは不要である。従って、ケース2内のスペース
を削減して、エンジン発電機1(図1参照)を小型にす
ることができる。
【0024】エンジン20の出力軸24と、アウタロー
タ33cと、冷却ファン34と、リコイルスタータ36
とは同心上に配列されている。33eはアウタロータ3
3cに設けた通風孔である。
【0025】ファンカバー37並びにシュラウド38
は、出力軸24に沿って水平に延びる概ね筒状のダクト
を形成している。ファンカバー37は、エンジン20
(クランクケース21並びにシリンダブロック22)に
スタッドボルトB2…にて取付けたカバーであり、この
カバーは、吸気のための入口37aに、前方へ離れたリ
コイルスタータ支持用キャップ39をボルトB3…にて
取付け、出口37bに、シュラウド38の入口38aを
嵌合にて連結したものである。
【0026】シュラウド38は、ケース2に収納された
エンジン20を効率良く冷却するとともに、防音効果を
高めるために、エンジン20の少なくともクランクケー
ス21及びシリンダブロック22(図示せぬシリンダの
周囲)を囲うものであり、図のようにエンジン20のほ
ぼ全体を囲うことが好ましい。さらにシュラウド38
は、鋼板製品(金属製部材)からなる剛性の高いシュラ
ウドであり、このような剛性の高いシュラウド38は、
エンジン20をボルトB4,B5,B6,B7にて固定
したものである。ボルト固定構造の詳細については後述
する。図中、41は点火プラグ取付けソケットである。
【0027】ところで、エンジンユニット10は、上部
に1組のハンガ部42を設けるとともに、下部に前後2
組のベース取付部61を設けたものである。(b)は
(a)のb−b線断面図であり、ハンガ部42の断面構
成を示す。(c)は(a)のc−c線断面図であり、ベ
ース取付部61の断面構成を示す。ハンガ部42及びベ
ース取付部61の詳細については、後述する。
【0028】再び図2に戻って説明を続けると、ケース
2は、キャリングハンドル4の後部の取付補強部(付け
根部分)4aに、シュラウド38の上部のハンガ部42
を取付けたものである。付け根4a部分は、ハンガを兼
ねたシュラウド38を介して、エンジンユニット10の
荷重を支持する。さらにケース2は下部に、ベース11
の前・後端の各ベース取付部61,61を取付けたもの
である。ケース2の下部は、ベース11を介して、エン
ジンユニット10の荷重を受ける。
【0029】シュラウド38は出口38bに、シール部
材43を介して排風ダクト44を嵌合にて連結されてお
り、連結部分から冷却排風(発電機、エンジン及びマフ
ラを冷却した排風)がケース2内に漏れないように構成
されている。
【0030】排風ダクト44は、マフラ32の一部又は
全部を囲うとともに、出口44a…を、ケース2の背面
に開けた排気口45に臨ませたものである。排風ダクト
44は、ケース2の排気口45にケース背面から挿入し
てボルト止めしたダクトであり、このダクトは背面に、
(1)マフラ32の排気口32aからのエンジン排気を
外部に排出するエンジン排気口44bと、(2)シュラ
ウド38からの冷却排風を外部に排出する出口44a…
とを設けている。
【0031】図4は図2の4−4線断面図である。シュ
ラウド38は、幅中央で分割した二分割シュラウドであ
って、この二分割シュラウドは、左半体38Lと右半体
38Rとからなる。左半体38Lと右半体38Rとは、
重ね合わせて上部及び下部をビスB8,B8(上部のビ
スB8は図3参照)で締め付け固定している。さらに、
シュラウド38内にエンジン20を固定するために、シ
ュラウド38の側壁の一部を、エンジン20(シリンダ
ブロック22に形成した凸部27…)にボルトB4,B
5,B6,B7で直付け固定しており、比較的熱伝導率
の大きい金属製シュラウド38を、エンジン20に直付
けしたので、運転中のエンジン20の高温をシュラウド
38へ積極的に伝達することができる。
【0032】さらにこの図は、ケース2にシュラウド3
8のハンガ部42を取付けることにより、ケース2にシ
ュラウド38を収納した状態を示している。図中、46
はガバナ付きキャブレタである。
【0033】図5は本発明に係るシュラウドのハンガ部
取付け構造の断面図であり、上記図4に示すハンガ部4
2を拡大した図である。ハンガ部42の取付け構造は、
左・右ハンドル半体4L,4Rの付け根部分(取付補強
部)で、ハンガ部42を挟み込んで取付けたものであ
る。
【0034】詳しくは、ハンガ部42は、シュラウド3
8の左半体38Lの上部から上方へ延ばした左ハンガ片
51Lと、左ハンガ片51Lの外側面に形成した環状の
左嵌合凸部52Lと、左嵌合凸部52Lに側方から圧入
にて嵌合した環状の左防振部材53Lと、シュラウド3
8の右半体38Rの上部から上方へ延ばした右ハンガ片
51Rと、右ハンガ片51Rの外側面に形成した環状の
右嵌合凸部52Rと、右嵌合凸部52Rに側方から圧入
にて嵌合した環状の左防振部材53Rと、左・右ハンガ
片51L,51R同士を重ねた状態で左・右防振部材5
3L,53Rの孔53a,53aに圧入にて嵌合した水
平の吊下げピン54と、吊下げピン54の両端部に嵌合
して左・右防振部材53L,53Rの抜け止めをなす左
右のワッシャ55L,55Rとからなる。
【0035】吊下げピン54の両端部54a,54a
は、左・右防振部材53L,53Rの端から突出したも
のである。これらの両端部54a,54aは、エンジン
ユニット10の左右側面から防振部材53L,53Rを
介して突出形成したケース内固定用の脚部の役割を果た
す(以下、単に「脚部54a,54a」と言う。)。一
方、左・右ケース半体2L,2Rには、左・右キャリン
グハンドル半体4L,4Rの取付補強部4a,4aの内
部に、脚部54a,54aを嵌合固定する管状(凹状)
の受け部4b,4bが一体的に形成されている。
【0036】受け部4b,4bに脚部54a,54aを
嵌めることで、受け部4b,4bは、(1)吊下げピン
54と左・右防振部材53L,53Rを介して、左・右
ハンガ片51L,51Rを支持するとともに、(2)受
け部4b,4bの先端間で、左右のワッシャ55L,5
5Rと左・右防振部材53L,53Rを介して、左・右
ハンガ片51L,51Rを挟み込むことができる。この
結果、ケース2は左・右防振部材53L,53Rを介し
て、エンジンユニット10を挟み込んだ状態で固定支持
することができる。
【0037】左・右防振部材53L,53Rは、防振ゴ
ム等の弾性部材からなる防振部材であり、シュラウド3
8(左・右半体38L,38R)の上部接合部を左・右
防振部材53L,53Rを介してケース2に取付けたの
で、エンジン20を運転した際の振動はシュラウド38
の上方部分においては左・右防振部材53L,53Rで
減衰される。なお、ハンガ部42の取付け構造は、受け
部4b,4bに左・右防振部材53L,53Rを介し
て、脚部54a,54aを嵌めるものであってもよい。
また、左防振部材53Lと右防振部材53Rとは、一体
であってもよい。
【0038】図6は図2の6−6線断面図であり、左ハ
ンドル半体4Lと右ハンドル半体4Rとを重ね合わせ
て、ビスB9にて互いに止めたことを示す。このビス止
め構造は、上記図1に示すキャリングハンドル4部分の
2箇所A,Bの止め構造に、適用する。B10は埋設ナ
ットである。
【0039】図7は図2の7−7線断面図である。ベー
ス取付部61は、ベース11から左右に延びる管状体6
2と、管状体62の両端に圧入にて嵌合した環状の左・
右防振部材63L,63Rと、左・右防振部材63L,
63Rの孔63a,63aに圧入にて嵌合した管状の支
持ピン64と、支持ピン64の両端部に嵌合して左・右
防振部材63L,63Rの抜け止めをなす左右のワッシ
ャ65L,65Rとからなる。
【0040】支持ピン64の両端部64a,64aは、
左・右防振部材63L,63Rの端から突出したもので
ある。これらの両端部64a,64aは、エンジンユニ
ット10の左右側面から防振部材63L,63Rを介し
て突出形成したケース内固定用の脚部の役割を果たす
(以下、単に「脚部64a,64a」と言う。)。一
方、左・右ケース半体2L,2Rには、比較的剛性の高
いケース下部2Bの内部に、支持ピン64の脚部64
a,64aを嵌合固定する管状(凹状)の受け部4c,
4cが一体的に形成されている。
【0041】受け部4c,4cに脚部64a,64aを
嵌めることで、受け部4c,4cは(1)支持ピン64
と左・右防振部材63L,63Rを介して、管状体62
を支持するとともに、(2)受け部4c,4c先端間
で、左右のワッシャ55L,55Rと左・右防振部材6
4L,64Rを介して、管状体62を挟み込むことがで
きる。この結果、ケース2は左・右防振部材63L,6
3Rを介して、エンジンユニット10を挟み込んだ状態
で固定支持することができる。
【0042】左・右防振部材63L,63Rは、防振ゴ
ム等の弾性部材からなる防振部材であり、エンジン20
を運転した際の振動は、シュラウド38の下方部におい
ては左・右防振部材63L,63Rで減衰される。な
お、ベース取付部61の取付け構造は、受け部4c,4
cにあらかじめ左・右防振部材63L,63Rを取り付
けておき、これを介して、脚部64a,64aを嵌める
構成であってもよい。
【0043】さらに、左キャリングハンドル半体4Lと
右キャリングハンドル半体4Rとは、左ケース半体2L
の受け部4cと支持ピン64とを貫通したビスB11
を、右ケース半体2Rの受け部4cに埋設したナットB
12に止めることによって、互いに接合固定されてお
り、このビス止め構造は、上記図1に示すケース下部2
Bの2箇所C,Dの止め構造にも適用する。
【0044】図8(a)〜(c)は本発明に係るケース
とエンジンユニットとの関係の作用説明図である。
(a)に示すように、エンジンユニット10は、エン
ジン20を囲うとともにエンジン20の側部をボルト固
定したシュラウド38を、キャリングハンドル4の取付
補強部4aに取付け、エンジン20を載せてボルト固
定したベース11を、ケース2のうち比較的剛性の高い
ケース下部2Bに取付けたことを特徴とする。
【0045】(b)に示すように、ケース2のうち、想
像線の斜線にて表したケース上部2H(キャリングハン
ドル4又はキャリングハンドル4の取付補強部4a,4
a)は、ケース2並びに収納物を持上げるので、他の部
分よりも比較的剛性が高い部分である。同様に、ケース
2のうち、(a)のケース下部2Bは、ケース2を床置
きした際に収納物の荷重が作用するので、他の部分より
も比較的剛性が高い部分である。
【0046】(c)に示すように、キャリングハンドル
4を手Hで持上げて、エンジン発電機1を携帯するとき
に、エンジン20を含むエンジンユニット10の荷重の
多くは、シュラウド38を介して取付補強部4aに作用
し、さらに、キャリングハンドル4に作用する。このよ
うに剛性の高いシュラウド38は、取付補強部4aにエ
ンジン20を支持するための、支持部材(ハンガ)の役
割を兼ねる。この結果、ケース2の側部2Sに、エンジ
ンユニット10の荷重をあまり負担させる必要がなくな
る。
【0047】以上の説明から明らかなように、エンジン
発電機1を手持ち携帯する場合のエンジン20を含むエ
ンジンユニット10の荷重の多くは、ケース上部2H又
はケース下部2Bに作用する。従って、ケース側部2S
の剛性は小さくてすみ、ケース2の全体の剛性を高める
必要はないので、ケース2を軽くすることができるとと
もに、ケース形状の設計の自由度や材料の選定の自由度
を高めることができる。
【0048】しかも、騒音源であるエンジン20の少な
くともクランクケース及びシリンダを、シュラウド38
とケース2とで二重に囲うことになるので、遮音効果は
高まる。さらには、エンジン20の冷却通風のためのシ
ュラウド38が支持部材(ハンガ)の役割を兼ねるの
で、構造が簡単になる。
【0049】図9は図2の9−9線断面図であり、ケー
ス2内に左右の下部緩衝部材71L,71Rと、制御ユ
ニット収納用ボックス72と、中間部緩衝部材73(左
ピース73Lと右ピース73Rに分割構成した緩衝部
材)と、燃料タンク74とを、この順にケース底部2a
から積み上げた状態で収納し、さらに、燃料タンク74
の燃料供給口74aを、ケース2の上部から外方へ突出
させた構造を示している。
【0050】制御ユニット収納用ボックス72は、図示
せぬ制御ユニット(図2のエンジン20及び発電機33
を制御するユニット)を収納した比較的剛性の高い矩形
状ボックスであり、以下、単に「収納ボックス72」と
言う。収納ボックス72は、底部左右の下部脚部72
a,72aと右上側部の位置決め凸部72bとを一体に
形成したものである。下部緩衝部材71L,71Rを嵌
合した左右の下部脚部72a,72aは、ケース底部2
aに載置するとともに、図2に示すケース2のレール状
の位置決め溝2bに嵌合して、前後の位置決めをする。
【0051】燃料タンク74は、上端に管状の燃料供給
口74aを形成するとともに、左右側部の下部に位置決
め凸部74b,74bを一体に形成しており、燃料供給
口74aの下部の付け根部分に環状の上部緩衝部材75
を嵌合し、上端開口にキャップ76を取り付けている。
左・右ケース半体2L,2Rには、互いの合せ面に上部
孔部2cを形成し、この上部孔部2cに上部緩衝部材7
5を介して燃料供給口74aを挟み込んで支持してい
る。
【0052】左ケース半体2Lには内側面に左ピース
(左の中間部緩衝部材)73L、右ケース半体2Rには
内側面に右ピース(右の中間部緩衝部材)73Rが嵌合
にて取付けられている。取付け構造の詳細については後
述する。左・右ピース73L,73Rは、それぞれ鉛直
な基部73aと水平な水平片部73bとからなる、正面
視略横向きT字状部材であり、これらT字状部材は水平
片部73b,73b同士を対向配置させる。左右の水平
片部73b,73bを、収納ボックス72の上面と燃料
タンク74の下面との間に介在させる。比較的剛性の高
いケース底部2aに、下部緩衝部材71L,71R及び
水平片部73b,73bを介して、収納ボックス72の
荷重と燃料タンク74の荷重を受けさせる。
【0053】左ピース73Lは基部73aにタンク位置
決め凹部73cを設け、また、右ピース73Rは基部7
3aにタンク位置決め凹部73c並びにボックス位置決
め凹部73dを設けたものである。左ピース73Lの基
部73aを収納ボックス72の左側部に直接当て、ま
た、右ピース73Rのボックス位置決め凹部73dを位
置決め凸部72bに嵌めることで、左・右ケース半体2
L,2Rは、収納ボックス72の左右側部を左・右ピー
ス73L,73Rを介して挟み込んで支持することにな
る。同様に、左右のタンク位置決め凹部73c,73c
を位置決め凸部74b,74bに嵌めることで、左・右
ケース半体2L,2Rは、燃料タンク74の左右側部を
左・右ピース73L,73Rを介して挟み込んで支持す
ることになる。
【0054】下部緩衝部材71L,71R、中間部緩衝
部材73及び上部緩衝部材75は、ゴム緩衝等の弾性部
材からなる。
【0055】以上の説明から明らかなように、ケース2
のうち比較的剛性の高いケース底部(ケース下部)2a
に緩衝部材71を介して制御回路等を収納した筺体で形
成される収納ボックス72を載せ、この収納ボックス7
2に緩衝部材73を介して燃料タンク74を載せたこと
を特徴とする。このため、ケース2内の上部に大重量と
なる燃料タンク74を簡単な構成で収納することができ
る。さらに、燃料タンク74の燃料供給口74aを、ケ
ース2の上部から外方へ突出させたので、燃料の供給は
容易である。
【0056】また、燃料タンク74の荷重は、比較的剛
性の高い収納ボックス72や下部・中間緩衝部材71
L,71R,73を介してケース底部2aに掛かる。燃
料タンク74の荷重を比較的剛性の高いケース底部2a
で受け、しかも、振動や衝撃を下部・中間緩衝部材71
L,71R,73で緩衝するので、ケース2全体の剛性
をそれほど高める必要はない。従って、ケース2の一部
のみ剛性を高めればよいので、部品数が少なく簡単な構
成によって、ケース2を軽くすることができるととも
に、ケース形状の設計の自由度や材料の選定の自由度を
高めることができる。
【0057】さらには、二分割ケースで、中間緩衝部材
としての左ピース73L並びに右ピース73Rを介し
て、収納ボックス72の側部並びに燃料タンク74の側
部を挟み込んで位置決め支持した。収納ボックス72の
側部並びに燃料タンク74の側部を、挟み込むだけで位
置決め支持するので、ケース2への取付構成は簡素化さ
れる。また、収納ボックス72や燃料タンク74に作用
する水平方向の振動、衝撃を左・右ピース73L,73
Rで緩衝することができる。
【0058】さらにまた、燃料タンク74の燃料供給口
74aを、上部緩衝部材75を介して左・右ケース半体
2L,2Rで挟み込んで支持するので、ケース2に燃料
タンク74を安定に取付けることができる。
【0059】図10は本発明に係る右の中間部緩衝部材
周りの要部分解斜視図である。右ケース半体2Rは内側
面に、2つの保持用凸部2d,2dを一体に備えたもの
である。保持用凸部2d,2dは先細り形状体であっ
て、しかも、側面視で縦横十文字状の部材である。一
方、右ピース73Rの基部73aは、2つの保持用凸部
2d,2dに対応する嵌合凹部73e,73eを一体に
形成したものである。保持用凸部2d,2dに嵌合凹部
73e,73eを圧入することで、右ケース半体2Rに
右ピース73Rを取付けることができる。
【0060】右ピース73Rの水平片部73bは、上面
に2条の凸条73f,73fを備える。凸条73f,7
3fは上端が鋭角形状をなし、燃料タンク74の下面を
支持するものである。但し、これらの凸条73f,73
fは、燃料タンク74に燃料が多量に入っているときに
はその重量によって弾性的に変形した状態になる。
【0061】左ケース半体2Lは、右ケース半体2Rと
同様に保持用凸部2d,2dを一体に形成したものであ
る。また、左ピース73Lは、上記右ピース73Rと同
様に嵌合凹部73e,73e及び凸条73f,73fを
一体に形成したものである。
【0062】図11は本発明に係るエンジンユニットの
分解図であり、エンジンユニット10を分解した状態を
示す。
【0063】次に、上記構成のエンジン発電機1の組立
手順を、図12に基づき説明する。図12は本発明に係
るエンジン発電機の組立手順図である。エンジン発電機
1の組立手順は、次の(1)〜(10)による。なお、
この手順は上記構成の理解を容易にするために説明した
ものであり、これらの手順に限定するものではない。
【0064】(1)あらかじめ操作板82を右ケース半
体2R側からねじ固定した状態の右ケース半体2Rを、
内面が上向きになるように横置きにセットする。 (2)エンジンユニット10を横向きにして、右ケース
半体2Rに向って降ろし、各受け部4b,4c,4cに
エンジンユニット10の右の脚部54a,64a,64
a(図3参照)を嵌め込む。 (3)収納ボックス72の下部脚部72a,72aに下
部緩衝部材71L,71Rを嵌め込む。 (4)収納ボックス72を横向きにして、右ケース半体
2Rに向って降ろし、位置決め溝2bに右の下部緩衝部
材71Rを嵌め込むとともに、右ピース73Rのボック
ス位置決め凹部73dに位置決め凸部72bを嵌め込
む。
【0065】(5)燃料タンク74を横向きにして、右
ケース半体2Rに向って降ろし、右ピース73Rのタン
ク位置決め凹部73cに位置決め凸部74bを嵌め込
む。 (6)左ケース半体2Lを、内面が下向きになるように
横向きにして、右ケース半体2Rに向って降ろす。 (7)右ケース半体2Rに左ケース半体2Lを重ねつ
つ、エンジンユニット10の左の脚部54a,64
a,64aに左の各受け部4b,4c,4cを嵌め込
み、収納ボックス72の左の下部緩衝部材71Lに左
の位置決め溝2bを嵌め込み、収納ボックス72の左
側部に左ピース73Lを当て、燃料タンク74の位置
決め凸部74bに左ピース73Lのタンク位置決め凹部
73cを嵌め込む。
【0066】(8)重ね合わせた左・右ケース半体2
L,2R同士を、ビスB9,B9,B11,B11で結
合する。左ケース2L側から操作板82をねじ固定す
る。 (9)ケース2の前部孔にシール部材81及び操作パネ
ル5を嵌め込み、ビスB13…で操作板82に固定す
る。 (10)排風ダクト44にシール部材43を嵌め込んだ
後、ケース2の排気口45から排風ダクト44を挿入
して、シュラウド38の出口38bに嵌め込み、ケ
ース2に排風ダクト44をビスB14…で止める。
【0067】このように、右ケース半体2R、エンジン
ユニット10、収納ボックス72、燃料タンク74及び
左ケース半体2Lを、一方向から順次組付けることがで
きる。一方向からの組付けなので、二分割ケース(左・
右ケース半体2L,2R)やエンジン10などの収納機
器を何度も置き換えたり反転させたりすることがなく、
組付け性が良くなり、組立作業性が高まる。しかも、二
分割ケースの受け部4b,4c,4cにエンジンユニッ
ト10の脚部54a,64a,64aを嵌めることで、
二分割ケースにエンジンユニット10を挟み込み収納す
るようにしたので、単にビス止めする場合に比べて、ビ
スで止める部分を少なくでき、この結果、組立作業性を
一層高めることができる。
【0068】次に、上記構成のエンジン発電機1の作用
を、図13に基づき説明する。図13は本発明に係るエ
ンジン発電機の作用説明図である。エンジン20を駆動
することにより、発電機33は発電を開始する。また、
アウタロータ33cとともに冷却ファン34が回転する
ので、ケース2の吸気口6…から入った外気はファンカ
バー37に流れ、発電機33を冷却するとともにシュラ
ウド38内に入り、エンジン20の外周を冷却する。エ
ンジン20を冷却した後の冷却排風は、排気管31並び
にマフラ32を冷却した後に、排風ダクト44を通って
出口44a…(排気口45)から排出する。
【0069】このように、ファンカバー37、シュラウ
ド38及び排風ダクト44を直列に連結することで形成
した1つの冷却経路に1つの冷却ファン34を配置し、
この冷却ファン34でケース2の吸気口6…から外気を
取入れて、発電機33、エンジン20、マフラ32の順
に冷却した後にケース2の排気口45(出口44a…)
から外へ出すようにしたので、1つの冷却経路と1つの
冷却ファンとだけで発電機33、エンジン20及びマフ
ラ32を効率良く冷却することができる。さらには、上
記冷却経路と冷却ファン34とが1つずつですむので、
ケース2内のスペースを削減することができ、この結
果、エンジン発電機1を小型にすることができる。この
ように、1つの冷却経路と1つの冷却ファン34だけで
冷却性能を高めつつ、従来に比べてエンジン発電機1を
小型にすることができる。
【0070】しかも、騒音源である発電機33及び冷却
ファン34をファンカバー37で囲い、同じく騒音源で
あるエンジン20をシュラウド38で囲った上、さらに
発電機33、冷却ファン34及びエンジン20をケース
2に収納したので、二重防音構造とすることができ、エ
ンジン発電機1の防音性能を高めることができる。
【0071】ここで、エンジン20の冷却性能について
説明する。金属製シュラウド38はエンジン20に直付
けしたものである(図4参照)。エンジン20の外壁の
熱は、エンジン20に直付けしたシュラウド38に伝わ
る。金属製シュラウド38をエンジン20に直付けした
したので、シュラウド38は有効な放熱部材となる。エ
ンジン20の放熱面が、エンジン20の外表面にシュラ
ウド38の面積を加えたものとなり、放熱面積(伝熱面
積)が増すので、エンジン20の冷却性能を高めること
ができ、効率良くエンジン20を冷却することができ
る。従って、比較的小型の冷却ファン34ですみ、エン
ジン発電機1も小型ですむ。
【0072】図14は本発明に係るケースの変形例図で
あり、ケース2の上面よりも下にキャリングハンドル4
を設けたことを示す。この変形例においても、想像線の
斜線にて表したケース上部2H(キャリングハンドル4
又はキャリングハンドル4の取付補強部4a,4a)
に、シュラウド38を取付けたものである。この変形例
によれば、ケース2の上面からキャリングハンドル4が
突出しない場合でもシュラウド38による重量支持効果
を得ることができる。
【0073】なお、上記発明の実施の形態において、 (1)エンジンユニット10の作業機は、発電機33に
限定するものではなく、エンジン20で駆動されるとと
もにケース2に収納される機器であればよい。
【0074】(2)エンジン20からの放熱性を高める
ために、エンジン20にシュラウド38を直付けするの
で、シュラウド38は、熱伝導率の大きい鋼板製品やア
ルミニウム合金板製品等の金属材料製品とすることが好
ましい。なお、シュラウド38は、大荷重のエンジン2
0を支持するので、剛性の高い鋼板製品とすることが最
も好ましい。
【0075】(3)シュラウド38の上部は、キャリン
グハンドル4の取付補強部4aに取付ける他に、キャリ
ングハンドル4に取付けるものであってもよい。
【0076】(4)図5に示すケース2の受け部4bと
エンジンユニット10の脚部54a、又は、図7に示す
ケース2の受け部4cとエンジンユニット10の脚部6
4aは、凹凸による嵌合であればよく、例えば、受け部
4b,4cは凹状の他に凸状であってもよい。
【0077】(5)左の下部緩衝部材71Lと右の下部
緩衝部材71Rとは、一体であってもよい。
【0078】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の発明は、ケースに外気取入れのための
吸気口を設け、発電機に発電機と共に回転して外気を吸
引する冷却ファンを取付け、これら発電機及び冷却ファ
ンを概ね筒状のファンカバーで囲い、このファンカバー
の出口を概ね筒状の冷却通風用シュラウドの入口に連結
し、このシュラウドでエンジンの少なくともクランクケ
ース及びシリンダを囲い、シュラウドの出口にシール部
材を介して排風ダクトを連結し、この排風ダクトでエン
ジンのマフラを囲い、排風ダクトの出口をケースに開け
た排気口に臨ませたことにより、ファンカバー、シュラ
ウド及び排風ダクトを直列に連結することで形成した1
つの冷却経路に1つの冷却ファンを配置し、この冷却フ
ァンでケースの吸気口から外気を取入れて、発電機、エ
ンジン、マフラの順に冷却した後にケースの排気口から
外へ出すようにしたので、1つの冷却経路と1つの冷却
ファンとだけで発電機、エンジン及びマフラを効率良く
冷却することができる。さらには、冷却経路と冷却ファ
ンとが1つずつですむので、ケース内のスペースを削減
することができ、この結果、エンジン発電機を小型にす
ることができる。このように、1つの冷却経路と1つの
冷却ファンだけで冷却性能を高めつつ、従来に比べてエ
ンジン発電機を小型にすることができる。
【0079】しかも、騒音源である発電機及び冷却ファ
ンをファンカバーで囲い、同じく騒音源であるエンジン
の少なくともクランクケース及びシリンダをシュラウド
で囲った上でケースに収納したので、二重防音構造とす
ることができ、エンジン発電機の防音性能を高めること
ができる。
【0080】また、シュラウドの出口にシール部材を介
して排風ダクトを連結したので、シュラウドと排風ダク
トの振動系の違いを吸収してこの連結部分から冷却排風
(発電機、エンジン及びマフラを冷却した排風)がケー
ス内に漏れて、ケースの吸気口から取入れた外気と混合
することを防止することができる。
【0081】請求項2の発明は、シュラウドを、左半体
と右半体とからなる二分割シュラウドとしたので、エン
ジンを囲うことが容易であり、シュラウドの組付け作業
性が高まる。また、シュラウドを鋼板製品としたので、
シュラウドの支持剛性をより一層高め、重量支持のため
の十分な強度が得られるとともに、内周面全体を利用し
た冷却効果を得ることができる。さらに、ケースを樹脂
製品としたので、より一層の軽量化を図ることができる
とともに、生産性を高めて低価格化を図ることができ
る。
【0082】請求項3の発明は、発電機を、アウタロー
タがエンジンで駆動されるアウタロータ型磁石発電機と
し、アウタロータでエンジンのフライホイールを兼ねる
ようにしたので、ケース内のスペースを削減することが
できる。また、比較的大径で剛性の高いアウタロータに
冷却ファンを取付けるので、大径の冷却ファンを簡単な
構成で確実に取付けることができる。そして、大径の冷
却ファンであるから、エンジンや発電機を冷却するのに
十分な風量を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジン発電機の斜視図
【図2】本発明に係るエンジン発電機の断面図
【図3】本発明に係るエンジンユニットの構成図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】本発明に係るシュラウドのハンガ部取付け構造
の断面図
【図6】図2の6−6線断面図
【図7】図2の7−7線断面図
【図8】本発明に係るケースとエンジンユニットとの関
係の作用説明図
【図9】図2の9−9線断面図
【図10】本発明に係る左の中間部緩衝部材周りの要部
分解斜視図
【図11】本発明に係るエンジンユニットの組立手順図
【図12】本発明に係るエンジン発電機の組立手順図
【図13】本発明に係るエンジン発電機の作用説明図
【図14】本発明に係るケースの変形例図
【符号の説明】
1…エンジン発電機(携帯用エンジン作業機)、2…ケ
ース、2L,2R…左・右ケース半体、4…キャリング
ハンドル、4L,4R…左・右ハンドル半体、4a…キ
ャリングハンドルの取付補強部(付け根部分)、4b,
4c…ケースの受け部、6…ケースの吸気口、10…エ
ンジンユニット、20…エンジン、21…クランクケー
ス、22…シリンダを有するシリンダブロック、32…
エンジン用マフラ、33…アウタロータ型磁石発電機発
電機(作業機)、33c…アウタロータ、34…冷却フ
ァン、37…ファンカバー、37b…ファンカバーの出
口、38…冷却通風用シュラウド、38L,38R…左
・右半体、38a…シュラウドの入口、38b…シュラ
ウドの出口、44…排風ダクト、44a…排風ダクトの
出口、45…ケースの排気口、53L,53R…左・右
防振部材、54a,64a…エンジンユニットの左右側
面の脚部、71L,71R…下部緩衝部材、72…制御
ユニット収納用ボックス、73…中間部緩衝部材、73
L,73R…左・右ピース、74…燃料タンク、74a
…燃料供給口、75…上部緩衝部材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機及びこの発電機を駆動するエンジ
    ンをケースに収納したエンジン発電機において、前記ケ
    ースに外気取入れのための吸気口を設け、前記発電機に
    外気を吸引する冷却ファンを取付け、これら発電機及び
    冷却ファンを概ね筒状のファンカバーで囲い、このファ
    ンカバーの出口を概ね筒状の冷却通風用シュラウドの入
    口に連結し、このシュラウドで前記エンジンの少なくと
    もクランクケース及びシリンダを囲い、前記シュラウド
    の出口にシール部材を介して排風ダクトを連結し、この
    排風ダクトでエンジンのマフラを囲い、前記排風ダクト
    の出口を前記ケースに開けた排気口に臨ませることによ
    り、前記冷却ファンによって吸気口から取入れた外気で
    発電機、エンジン、マフラの順に冷却し、マフラ冷却後
    の冷却排風を前記排気口から排出するように構成したこ
    とを特徴とするエンジン発電機。
  2. 【請求項2】 前記シュラウドは左半体と右半体とから
    なる二分割の鋼板で形成するとともに、前記ケースは樹
    脂で形成したことを特徴とする請求項1記載のエンジン
    発電機。
  3. 【請求項3】 前記発電機は、アウタロータが前記エン
    ジンのフライホイールを兼用するアウタロータ型磁石発
    電機であり、前記アウタロータに冷却ファンを一体的に
    取付けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    エンジン発電機。
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