JP3511744B2 - エンジン作業機 - Google Patents
エンジン作業機Info
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- JP3511744B2 JP3511744B2 JP20463195A JP20463195A JP3511744B2 JP 3511744 B2 JP3511744 B2 JP 3511744B2 JP 20463195 A JP20463195 A JP 20463195A JP 20463195 A JP20463195 A JP 20463195A JP 3511744 B2 JP3511744 B2 JP 3511744B2
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- Japan
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- engine
- muffler
- alternator
- cover
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B63/00—Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
- F02B63/04—Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B63/00—Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
- F02B63/04—Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators
- F02B63/044—Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators the engine-generator unit being placed on a frame or in an housing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オルタネータをエ
ンジンで駆動して発電し、その電力で溶接機等を作動さ
せるエンジン作業機に関する。 【0002】 【従来の技術】図3および図4に示すように、従来のこ
の種のエンジン作業機100 は、一つのシャーシ101 の上
に、エンジン102 と、このエンジン102 に駆動される発
電用のオルタネータ103 とが設置されており、エンジン
102 の排気マフラ104 はエンジン102 とオルタネータ10
3 との間に跨がるように取り付けられている。 【0003】図5は排気マフラ104 の分解斜視図であ
る。この図に示すように、排気マフラ104 はロアカバー
105 とアッパカバー106 とからなるマフラカバー107 内
にマフラ本体108 が収容された構造である。ロアカバー
105 はエンジン102 の上部に形成された取付部109 (図
4参照)とオルタネータ103 に別部品として取り付けら
れたカバーブラケット110 の取付面110aとにボルトで固
定され、アッパカバー106 はロアカバー105 にビスで取
り付けられる。 【0004】また、マフラ本体108 から延びているマフ
ラステー112 がボルトでロアカバー105 と共にエンジン
102 の取付部109 に固定され、これによってマフラ本体
108がエンジン102 に支持される。なお、マフラカバー1
07 とマフラ本体108 との間の空間は冷却ダクトとさ
れ、ここにエンジン102 側の取付部109 から吹き出す冷
却空気が吹き込まれてマフラ本体108 が冷却されるよう
になっている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにマフラカバー107 がエンジン102 およびオルターネ
ータ103 にボルトで直接固定されているので、エンジン
102 の振動がマフラカバー107 に伝播してマフラカバー
107 を共振させやすく、その振動音が騒音の原因となっ
ていた。 【0006】また、オルターネータ103 側ではカバーブ
ラケット110 を介してマフラカバー107 が取り付けられ
ており、しかもエンジン102 側の取付部109 の高さとカ
バーブラケット110 の取付面110aの高さとが異なってい
たため、マフラカバー107 およびマフラ本体108 の位置
を決めにくく、取付作業が行いにくかった。そればかり
か、カバーブラケット110 を別部品として用意する必要
があるので、排気マフラ104 の部品点数が多くなり、コ
スト高になる等の問題点があった。 【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、マフラカバーがエンジン振動に共
振して振動音を発するのを防止するとともに、排気マフ
ラ全体を容易に取り付け可能にし、しかも別部品を介さ
ずに排気マフラを取り付けられるエンジン作業機を提供
することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るエンジン作業機は、エンジンと、発電
用のオルタネータとが一つのシャーシ上に設置され、エ
ンジンのマフラがエンジンとオルタネータとの間に跨が
るように取り付けられ、この排気マフラは箱状に形成さ
れたマフラカバー内にマフラ本体が収容された構造であ
るエンジン作業機において、エンジンのエンジンケース
上部にエンジン側取付面を冷却空気吹出口の周囲を囲む
ように設ける一方、オルタネータのケーシング上部にオ
ルタネータ側取付面を設け、これら両方の取付面の高さ
を同一に設定してマフラ本体の四隅に固定された4本の
支持脚とマフラカバーを両方の取付面に固定ボルトで共
締めし、マフラカバーと両方の取付面との間には弾性支
持部材を介在させてマフラカバーを浮動的に設置したこ
とを特徴とするものである。 【0009】このように構成した場合、エンジンの振動
が弾性支持部材に吸収されてマフラカバーには伝播され
なくなり、マフラカバーの共振による騒音の発生が防止
される。また、エンジン側取付面とオルタネータ側取付
面の高さが同一に設定されていることと、これらの取付
面にマフラ本体とマフラカバーがブラケット等の別部品
を介さず直接固定ボルトで取り付けられることから、マ
フラ本体とマフラカバーの位置決めが容易になる。さら
に、ブラケット等の別部品を介さずに排気マフラが設置
されるので部品点数が削減される。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る
エンジン作業機の側面図であり、図2は図1のII部を拡
大して本発明の一実施形態を示した図である。 【0011】このエンジン作業機1は、シャーシ2の上
にエンジン3と発電用のオルターネータ4が直列的に配
置されており、エンジン3の動力によりオルターネータ
4が駆動されて発電が行われるようになっている。エン
ジン3の上方には燃料タンク5が設置され、エンジン3
の排気マフラ6はエンジン3とオルタネータ4との間に
跨がるように取り付けられてエンジン3から延びる排気
管7が接続されている。なお、シャーシ2は防音カバー
8によって全面的に覆われており、エンジン騒音の低減
が図られている。また、シャーシ2の四隅に軸支された
車輪9がエンジン作業機1を移動可能にしている。 【0012】エンジン3のエンジンケース11はオルター
ネータ4側へ筒状に延びてファンケーシング11aを形成
しており、このファンケーシング11aの内部には冷却フ
ァン12が設けられている(図2参照)。この冷却ファン
12はエンジン3の図示しない駆動軸に固定されており、
エンジン3の作動時に駆動軸と共に回転する。そしてフ
ァンケーシング11aの上部には冷却空気吹出口13が設け
られている。 【0013】ところで、ファンケーシング11aの上部に
はエンジン側取付面Aが形成されており、オルタネータ
のケーシング14の上部にはオルタネータ側取付面Bが形
成されている。これらの取付面A,Bは平坦に形成さ
れ、その高さは同一に設定されている。なお、エンジン
側取付面Aは前記冷却空気吹出口13の周囲を囲むように
形成されている。 【0014】一方、排気マフラ6は、箱状に形成された
マフラカバー15の内部にマフラ本体16が収容された構造
である。このマフラカバー15は、ロアカバー17とアッパ
カバー18とから組み立てられている。また、マフラ本体
16の四隅には4本の支持脚19が固定されており、これら
の支持脚の先端部は水平に折り曲げられて締着部19aと
されている。そして、ロアカバー17の底面17aと支持脚
19の締着部19aとが4本の固定ボルト22でエンジン側取
付面Aとオルタネータ側取付面Bに共締めされる。 【0015】固定ボルト22がロアカバー17の底面17aを
貫通する部分には、請求項1に記載した弾性支持部材と
してのゴム製のグロメット23が嵌め込まれており、この
グロメット23の芯部には剛体からなる筒状のスペーサ24
が挿入され、このスペーサ24に固定ボルト22が挿入され
る。また、支持脚19の締着部19aはグロメット23とスペ
ーサ24の上部に置かれて固定ボルト22で締結される。 【0016】このため、固定ボルト22の締付力は支持脚
19の締着部19aとスペーサ24を経て取付面A,Bに加わ
るが、この締付力がグロメット23およびロアカバー17の
底面17aに及ぶことはなく、したがってロアカバー17、
即ちマフラカバー15全体がグロメット23を介することに
より浮動的にファンケーシング11aとケーシング14の上
に設置される。また、マフラ本体16はスペーサ24を介し
て取付面A,Bに堅固に固定される。 【0017】ロアカバー17の底面17aには図示しないが
開口部が穿設されており、この開口部はエンジン側取付
面Aに開口する前記冷却空気吹出口13の上部に位置付け
られている。そして、ロアカバー17の底面17aとエンジ
ン側取付面Aとの間にはウレタンフォーム等の弾性材料
からなるシール部材25が介装されている。また、アッパ
カバー18にも図示しない冷却空気排出口が穿設されてい
る。 【0018】エンジンが作動してファンケーシング11a
内で冷却ファン12が回転すると、図1中に矢印で示すよ
うにエンジン3側とオルターネータ4側から冷却空気が
ファンケーシング11a内に吸入される。吸入された冷却
空気は、冷却空気吹出口13から上方に排出されてマフラ
カバー15内に流入し、マフラ本体16を冷却した後にアッ
パカバー18の冷却空気排出口から外部に排出される。前
記シール部材25は、冷却空気吹出口13とロアカバー17の
底面17aとの間から冷却空気が漏れるのを防止する。 【0019】以上のように構成されたエンジン作業機1
によれば、排気マフラ6のマフラカバー15がゴム製のグ
ロメット23を介してエンジン側取付面Aおよびオルタネ
ータ側取付面Bに浮動的に設置されているので、エンジ
ン3の振動がグロメット23に吸収されてマフラカバー15
には伝播せず、マフラカバー15の共振が防止される。し
たがって、マフラカバー15の共振による騒音の発生が抑
制される。 【0020】また、マフラカバー15およびマフラ本体16
をエンジン側取付面Aおよびオルタネータ側取付面Bに
固定ボルト22で取り付けるにあたり、両方の取付面A,
Bの高さが同一に設定されていることと、図5に示す従
来構成のようにカバーブラケット110 といった別部品を
介す必要がないことから、マフラカバー15とマフラ本体
16の位置決めが楽であり、排気マフラ6全体の取り付け
が非常に容易である。しかも、カバーブラケット110 の
ような大型の別部品が不要なので部品点数が削減されて
コストダウンに繋がる。 【0021】なお、この実施形態ではエンジン側取付面
Aおよびオルタネータ側取付面Bが水平面として形成さ
れており、排気マフラ6がエンジン3とオルタネータ4
の上に設置される構成となっているが、例えば両取付面
A,Bを垂直面に形成して排気マフラ6がエンジン3と
オルタネータ4の側面に設置される構成にしてもよい。 【0022】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るエン
ジン作業機は、エンジンのエンジンケース上部にエンジ
ン側取付面を冷却空気吹出口の周囲を囲むように設ける
一方、オルタネータのケーシング上部にオルタネータ側
取付面を設け、これら両方の取付面の高さを同一に設定
してマフラ本体の四隅に固定された4本の支持脚とマフ
ラカバーを両方の取付面に固定ボルトで共締めし、マフ
ラカバーと両方の取付面との間には弾性支持部材を介在
させてマフラカバーを浮動的に設置したことを特徴とす
るものである。 【0023】このように構成した場合、弾性支持部材を
介して浮動的に設置されたマフラカバーにはエンジンの
振動が伝播されないため、マフラカバーの共振による騒
音の発生を効果的に防止することができる。 【0024】また、エンジン側取付面とオルタネータ側
取付面の高さが同一に設定されており、これらの取付面
にマフラ本体とマフラカバーがブラケット等の別部品を
介さずに直接固定ボルトで取り付けられるので、マフラ
本体とマフラカバーの位置決めが楽であり、排気マフラ
全体を非常に容易に取り付ることができる。 【0025】しかも、ブラケット等の別部品を介さずに
排気マフラを設置できるので、部品点数の削減によるコ
ストダウンを図ることができる。
ンジンで駆動して発電し、その電力で溶接機等を作動さ
せるエンジン作業機に関する。 【0002】 【従来の技術】図3および図4に示すように、従来のこ
の種のエンジン作業機100 は、一つのシャーシ101 の上
に、エンジン102 と、このエンジン102 に駆動される発
電用のオルタネータ103 とが設置されており、エンジン
102 の排気マフラ104 はエンジン102 とオルタネータ10
3 との間に跨がるように取り付けられている。 【0003】図5は排気マフラ104 の分解斜視図であ
る。この図に示すように、排気マフラ104 はロアカバー
105 とアッパカバー106 とからなるマフラカバー107 内
にマフラ本体108 が収容された構造である。ロアカバー
105 はエンジン102 の上部に形成された取付部109 (図
4参照)とオルタネータ103 に別部品として取り付けら
れたカバーブラケット110 の取付面110aとにボルトで固
定され、アッパカバー106 はロアカバー105 にビスで取
り付けられる。 【0004】また、マフラ本体108 から延びているマフ
ラステー112 がボルトでロアカバー105 と共にエンジン
102 の取付部109 に固定され、これによってマフラ本体
108がエンジン102 に支持される。なお、マフラカバー1
07 とマフラ本体108 との間の空間は冷却ダクトとさ
れ、ここにエンジン102 側の取付部109 から吹き出す冷
却空気が吹き込まれてマフラ本体108 が冷却されるよう
になっている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにマフラカバー107 がエンジン102 およびオルターネ
ータ103 にボルトで直接固定されているので、エンジン
102 の振動がマフラカバー107 に伝播してマフラカバー
107 を共振させやすく、その振動音が騒音の原因となっ
ていた。 【0006】また、オルターネータ103 側ではカバーブ
ラケット110 を介してマフラカバー107 が取り付けられ
ており、しかもエンジン102 側の取付部109 の高さとカ
バーブラケット110 の取付面110aの高さとが異なってい
たため、マフラカバー107 およびマフラ本体108 の位置
を決めにくく、取付作業が行いにくかった。そればかり
か、カバーブラケット110 を別部品として用意する必要
があるので、排気マフラ104 の部品点数が多くなり、コ
スト高になる等の問題点があった。 【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、マフラカバーがエンジン振動に共
振して振動音を発するのを防止するとともに、排気マフ
ラ全体を容易に取り付け可能にし、しかも別部品を介さ
ずに排気マフラを取り付けられるエンジン作業機を提供
することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るエンジン作業機は、エンジンと、発電
用のオルタネータとが一つのシャーシ上に設置され、エ
ンジンのマフラがエンジンとオルタネータとの間に跨が
るように取り付けられ、この排気マフラは箱状に形成さ
れたマフラカバー内にマフラ本体が収容された構造であ
るエンジン作業機において、エンジンのエンジンケース
上部にエンジン側取付面を冷却空気吹出口の周囲を囲む
ように設ける一方、オルタネータのケーシング上部にオ
ルタネータ側取付面を設け、これら両方の取付面の高さ
を同一に設定してマフラ本体の四隅に固定された4本の
支持脚とマフラカバーを両方の取付面に固定ボルトで共
締めし、マフラカバーと両方の取付面との間には弾性支
持部材を介在させてマフラカバーを浮動的に設置したこ
とを特徴とするものである。 【0009】このように構成した場合、エンジンの振動
が弾性支持部材に吸収されてマフラカバーには伝播され
なくなり、マフラカバーの共振による騒音の発生が防止
される。また、エンジン側取付面とオルタネータ側取付
面の高さが同一に設定されていることと、これらの取付
面にマフラ本体とマフラカバーがブラケット等の別部品
を介さず直接固定ボルトで取り付けられることから、マ
フラ本体とマフラカバーの位置決めが容易になる。さら
に、ブラケット等の別部品を介さずに排気マフラが設置
されるので部品点数が削減される。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る
エンジン作業機の側面図であり、図2は図1のII部を拡
大して本発明の一実施形態を示した図である。 【0011】このエンジン作業機1は、シャーシ2の上
にエンジン3と発電用のオルターネータ4が直列的に配
置されており、エンジン3の動力によりオルターネータ
4が駆動されて発電が行われるようになっている。エン
ジン3の上方には燃料タンク5が設置され、エンジン3
の排気マフラ6はエンジン3とオルタネータ4との間に
跨がるように取り付けられてエンジン3から延びる排気
管7が接続されている。なお、シャーシ2は防音カバー
8によって全面的に覆われており、エンジン騒音の低減
が図られている。また、シャーシ2の四隅に軸支された
車輪9がエンジン作業機1を移動可能にしている。 【0012】エンジン3のエンジンケース11はオルター
ネータ4側へ筒状に延びてファンケーシング11aを形成
しており、このファンケーシング11aの内部には冷却フ
ァン12が設けられている(図2参照)。この冷却ファン
12はエンジン3の図示しない駆動軸に固定されており、
エンジン3の作動時に駆動軸と共に回転する。そしてフ
ァンケーシング11aの上部には冷却空気吹出口13が設け
られている。 【0013】ところで、ファンケーシング11aの上部に
はエンジン側取付面Aが形成されており、オルタネータ
のケーシング14の上部にはオルタネータ側取付面Bが形
成されている。これらの取付面A,Bは平坦に形成さ
れ、その高さは同一に設定されている。なお、エンジン
側取付面Aは前記冷却空気吹出口13の周囲を囲むように
形成されている。 【0014】一方、排気マフラ6は、箱状に形成された
マフラカバー15の内部にマフラ本体16が収容された構造
である。このマフラカバー15は、ロアカバー17とアッパ
カバー18とから組み立てられている。また、マフラ本体
16の四隅には4本の支持脚19が固定されており、これら
の支持脚の先端部は水平に折り曲げられて締着部19aと
されている。そして、ロアカバー17の底面17aと支持脚
19の締着部19aとが4本の固定ボルト22でエンジン側取
付面Aとオルタネータ側取付面Bに共締めされる。 【0015】固定ボルト22がロアカバー17の底面17aを
貫通する部分には、請求項1に記載した弾性支持部材と
してのゴム製のグロメット23が嵌め込まれており、この
グロメット23の芯部には剛体からなる筒状のスペーサ24
が挿入され、このスペーサ24に固定ボルト22が挿入され
る。また、支持脚19の締着部19aはグロメット23とスペ
ーサ24の上部に置かれて固定ボルト22で締結される。 【0016】このため、固定ボルト22の締付力は支持脚
19の締着部19aとスペーサ24を経て取付面A,Bに加わ
るが、この締付力がグロメット23およびロアカバー17の
底面17aに及ぶことはなく、したがってロアカバー17、
即ちマフラカバー15全体がグロメット23を介することに
より浮動的にファンケーシング11aとケーシング14の上
に設置される。また、マフラ本体16はスペーサ24を介し
て取付面A,Bに堅固に固定される。 【0017】ロアカバー17の底面17aには図示しないが
開口部が穿設されており、この開口部はエンジン側取付
面Aに開口する前記冷却空気吹出口13の上部に位置付け
られている。そして、ロアカバー17の底面17aとエンジ
ン側取付面Aとの間にはウレタンフォーム等の弾性材料
からなるシール部材25が介装されている。また、アッパ
カバー18にも図示しない冷却空気排出口が穿設されてい
る。 【0018】エンジンが作動してファンケーシング11a
内で冷却ファン12が回転すると、図1中に矢印で示すよ
うにエンジン3側とオルターネータ4側から冷却空気が
ファンケーシング11a内に吸入される。吸入された冷却
空気は、冷却空気吹出口13から上方に排出されてマフラ
カバー15内に流入し、マフラ本体16を冷却した後にアッ
パカバー18の冷却空気排出口から外部に排出される。前
記シール部材25は、冷却空気吹出口13とロアカバー17の
底面17aとの間から冷却空気が漏れるのを防止する。 【0019】以上のように構成されたエンジン作業機1
によれば、排気マフラ6のマフラカバー15がゴム製のグ
ロメット23を介してエンジン側取付面Aおよびオルタネ
ータ側取付面Bに浮動的に設置されているので、エンジ
ン3の振動がグロメット23に吸収されてマフラカバー15
には伝播せず、マフラカバー15の共振が防止される。し
たがって、マフラカバー15の共振による騒音の発生が抑
制される。 【0020】また、マフラカバー15およびマフラ本体16
をエンジン側取付面Aおよびオルタネータ側取付面Bに
固定ボルト22で取り付けるにあたり、両方の取付面A,
Bの高さが同一に設定されていることと、図5に示す従
来構成のようにカバーブラケット110 といった別部品を
介す必要がないことから、マフラカバー15とマフラ本体
16の位置決めが楽であり、排気マフラ6全体の取り付け
が非常に容易である。しかも、カバーブラケット110 の
ような大型の別部品が不要なので部品点数が削減されて
コストダウンに繋がる。 【0021】なお、この実施形態ではエンジン側取付面
Aおよびオルタネータ側取付面Bが水平面として形成さ
れており、排気マフラ6がエンジン3とオルタネータ4
の上に設置される構成となっているが、例えば両取付面
A,Bを垂直面に形成して排気マフラ6がエンジン3と
オルタネータ4の側面に設置される構成にしてもよい。 【0022】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るエン
ジン作業機は、エンジンのエンジンケース上部にエンジ
ン側取付面を冷却空気吹出口の周囲を囲むように設ける
一方、オルタネータのケーシング上部にオルタネータ側
取付面を設け、これら両方の取付面の高さを同一に設定
してマフラ本体の四隅に固定された4本の支持脚とマフ
ラカバーを両方の取付面に固定ボルトで共締めし、マフ
ラカバーと両方の取付面との間には弾性支持部材を介在
させてマフラカバーを浮動的に設置したことを特徴とす
るものである。 【0023】このように構成した場合、弾性支持部材を
介して浮動的に設置されたマフラカバーにはエンジンの
振動が伝播されないため、マフラカバーの共振による騒
音の発生を効果的に防止することができる。 【0024】また、エンジン側取付面とオルタネータ側
取付面の高さが同一に設定されており、これらの取付面
にマフラ本体とマフラカバーがブラケット等の別部品を
介さずに直接固定ボルトで取り付けられるので、マフラ
本体とマフラカバーの位置決めが楽であり、排気マフラ
全体を非常に容易に取り付ることができる。 【0025】しかも、ブラケット等の別部品を介さずに
排気マフラを設置できるので、部品点数の削減によるコ
ストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジン作業機の側面図。
【図2】図1のII部を拡大して本発明の一実施形態を示
した図。 【図3】従来の技術を示すエンジン作業機の斜視図。 【図4】従来の技術を示すエンジン作業機の斜視図。 【図5】従来の技術を示す排気マフラの分解斜視図。 【符号の説明】 1 エンジン作業機 2 シャーシ 3 エンジン 4 オルタネータ 6 排気マフラ 11 エンジンケース 11aエンジンケースの一部であるファンケーシング13 冷却空気吹出口 14 オルタネータのケーシング 15 マフラカバー 16 マフラ本体19 支持脚 22 固定ボルト 23 弾性支持部材としてのグロメット 24 スペーサ A エンジン側取付面 B オルタネータ側取付面
した図。 【図3】従来の技術を示すエンジン作業機の斜視図。 【図4】従来の技術を示すエンジン作業機の斜視図。 【図5】従来の技術を示す排気マフラの分解斜視図。 【符号の説明】 1 エンジン作業機 2 シャーシ 3 エンジン 4 オルタネータ 6 排気マフラ 11 エンジンケース 11aエンジンケースの一部であるファンケーシング13 冷却空気吹出口 14 オルタネータのケーシング 15 マフラカバー 16 マフラ本体19 支持脚 22 固定ボルト 23 弾性支持部材としてのグロメット 24 スペーサ A エンジン側取付面 B オルタネータ側取付面
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 エンジンと、発電用のオルタネータとが
一つのシャーシ上に設置され、エンジンのマフラがエン
ジンとオルタネータとの間に跨がるように取り付けら
れ、この排気マフラは箱状に形成されたマフラカバー内
にマフラ本体が収容された構造であるエンジン作業機に
おいて、エンジンのエンジンケース上部にエンジン側取
付面を冷却空気吹出口の周囲を囲むように設ける一方、
オルタネータのケーシング上部にオルタネータ側取付面
を設け、これら両方の取付面の高さを同一に設定してマ
フラ本体の四隅に固定された4本の支持脚とマフラカバ
ーを両方の取付面に固定ボルトで共締めし、マフラカバ
ーと両方の取付面との間には弾性支持部材を介在させて
マフラカバーを浮動的に設置したことを特徴とするエン
ジン作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20463195A JP3511744B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | エンジン作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20463195A JP3511744B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | エンジン作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0953444A JPH0953444A (ja) | 1997-02-25 |
JP3511744B2 true JP3511744B2 (ja) | 2004-03-29 |
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ID=16493677
Family Applications (1)
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JP20463195A Expired - Fee Related JP3511744B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | エンジン作業機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3511744B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4700586B2 (ja) * | 2006-10-06 | 2011-06-15 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車の排気装置 |
-
1995
- 1995-08-10 JP JP20463195A patent/JP3511744B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0953444A (ja) | 1997-02-25 |
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