JP3915407B2 - 電源車の防音装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動用電源車の防音装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は移動用電源車の側面図を示したもので、1は車両のシャシ、2はシャシ上に設置されるサブフレーム(防音床)で、このサブフレーム2に電源車として必要とされる電源設備が搭載される。すなわち、原動機3とこの原動機3の回転軸に直結された発電機4よりなる発電装置、及び発電装置を制御するための機器等が組み込まれている制御盤4、冷却のためのラジェータ6、排気消音器7等か防音パッケージ8によって覆われて搭載されている。なお、10は台で、原動機3,発電機4をサブフレーム2に固定する場合はこの台10を介して行われている。
冷却空気および燃焼空気は、矢印Aで示す防音パッケージ8より吸入されて減音ダクト9を通って防音パッケージ8の外部に放出される。
【0003】
図4はサブフレーム2の部分拡大図を示したもので、このサブフレーム2は、鋼板を箱状に形成し、その内部には補強材2aを配置して出来るだけの軽量化が図られており、また、側面には吸音材2bが貼付されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
移動用の電源車は、用途柄緊急対応が必要であり、公道などに駐車して給電を行う場合も多いため、普通運転免許で走行可能な車両が選定され、車両総重量8トン未満に要求されることが多い。
一方、発電機4の出力は出来るだけ大きく、騒音は出来るだけ小さくすることが要求されている。そのため電源車では搭載品はもとより、全体を覆う防音パッケージ8に対しても軽量化が要求されている。
図3,4のように構成された従来のものは、原動機3及び発電機4からの振動は、台10を介してサブフレーム2に伝達され、このサブフレーム2は防音床軽量化されているためにそのまま床全体に振動が広がり、図4で示すようにパッケージ内で発生した振動と床の振動とが相俟って外部に透過してしまう。
この問題を補うためには、サブフレーム2の質量をやむを得ず大きくして遮音量を大きくする必要があった。
【0005】
そこで本発明が目的とするところは、低騒音化を図った電源車の防音装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明第1は、車両のシャシ上にサブフレームを載置し、このサブフレームに発電装置を含む機器を搭載し、搭載機器を防音パッケージにて覆うよう構成された移動用電源車において、
前記発電装置が搭載される位置のサブフレームに複数の切欠溝を設け、この切欠溝と対向する前記シャシ上に、このシャシとは一体的に固着された複数の支持部材を設け、この支持部材に発電装置を取り付けたことを特徴とするものである。
【0007】
本発明の第2は、前記支持部材と発電装置との間に防振ゴムを介在させたことを特徴とするものである。
【0008】
本発明の第3は、前記支持部材とサブフレームとの間隙部に目張材を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
本発明の第4は、前記シャシとサブフレーム間に防振ゴムを介在させたことを特徴とするものである
【0010】
【発明の実施の形態】
図1,図2は、本発明の実施形態を示すものである。図1は、図4と対応する部分を示した切欠部分図で、他は図3に示す電源車と同様に構成されている。
20は車両のシャシで、このシャシ20には図2(a)で示すように原動機3,発電機4からなる発電装置を支持する部位に長方形状の複数の支持部材21かシャシと一体的に固着されている。30は防音床となるサブフレームで、このサブフレーム30は従来同様に鋼板の箱状に形成されてその内部には補強材が挿入されているが、図2(b)で示すように複数の切欠溝31が形成されている。
【0011】
切欠溝31は、支持部材21が貫通される大きさに形成されており、シャシ20にサブフレーム30を取り付けたとき支持部材21がサブフレーム30の表面より突出するよう構成される。32はサブフレームの側面などに貼付された吸音材、11は防振ゴムで、支持部材21と原動機3間、及び支持部材21と発電機4間にそれぞれ挿入されて振動絶縁効果を高めている。12は目張材で、弾力性のある部材よりなって支持部材21とサブフレーム30との間隙部に詰め込まれ、音が漏れないようこの目張材12で目張りがなされると共に、振動がサブフレーム側に伝わらないようにしている。13は防振ゴムで、シャシ20とサブフレーム30間に配設される。
図1のように構成することにより、シャシと支持部材との一体構造によりなるシャシ部分と、サブフレームよりなる防音床とが別々の構造物となり、発電装置の振動が直接サブフレーム30に伝わらない構成となる。
【0012】
上記の組み立ては、シャシ20とサブフレーム30との接触部分に防振ゴム13を介在させ、支持部材21を切欠溝31に挿入しながらサブフレーム30をシャシ20に載置して取り付ける。取り付け時に生じた支持部材21と切欠溝31との間隙部分に目張材12を詰め込み後、支持部材21の突出した上面部分に防振ゴム11を介在させ、その上に原動機3及び発電機4を支持部材21に固定する。他の機器は、従来と同様に所定の位置に取り付けられる。
【0013】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、シャシ部分はサブフレームに比較して剛性、質量共に大きいため、その大きなシャシ部分に発電装置を取り付けるようにしたものであるから振動振幅が小さくなり、また、シャシ部分とサブフレームとの間に防振ゴム、或いは目張材の防振材を介在させることによってサブフレームの振幅を下げることが出来るものである。
したがって、サブフレームの振幅が小さくなることにより遮音性が向上し、従来のようにサブフレームの遮音性能を上げるために質量を大きくすることなく、低騒音化を達成することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す移動用電源車の一部切欠図。
【図2】本発明の部分拡大図で、(a)はシャシの部分図、(b)はサブフレームの部分図。
【図3】移動用電源車の側面図。
【図4】移動用電源車のサブフレーム部分の拡大図。
【符号の説明】
1,20…シャシ
2,30…サブフレーム
3…原動機
4…発電機
5…制御盤
6…ラジェータ
7…排気消音器
8…防音パッケージ
9…減音ダクト
10…台
11,13…防振ゴム
12…目張材
21…支持部材
31…切欠溝
Claims (4)
- 車両のシャシ上にサブフレームを載置し、このサブフレームに発電装置を含む機器を搭載し、搭載機器を防音パッケージにて覆うよう構成された移動用電源車において、
前記発電装置が搭載される位置のサブフレームに複数の切欠溝を設け、この切欠溝と対向する前記シャシ上に、このシャシとは一体的に固着された複数の支持部材を設け、この支持部材に発電装置を取り付けたことを特徴とする電源車の防音装置。 - 前記支持部材と発電装置との間に防振ゴムを介在させたことを特徴とする請求項1記載の電源車の防音装置。
- 前記支持部材とサブフレームとの間隙部に目張材を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の電源車の防音装置。
- 前記シャシとサブフレーム間に防振ゴムを介在させたことを特徴とする請求項1乃至3記載の電源車の防音装置。
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JP2001002090A JP3915407B2 (ja) | 2001-01-10 | 2001-01-10 | 電源車の防音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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2001
- 2001-01-10 JP JP2001002090A patent/JP3915407B2/ja not_active Expired - Lifetime
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