JPH11200704A - 車両のウィンドレギュレータ装置 - Google Patents

車両のウィンドレギュレータ装置

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JPH11200704A
JPH11200704A JP10005892A JP589298A JPH11200704A JP H11200704 A JPH11200704 A JP H11200704A JP 10005892 A JP10005892 A JP 10005892A JP 589298 A JP589298 A JP 589298A JP H11200704 A JPH11200704 A JP H11200704A
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JP
Japan
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driven gear
lift arm
gear member
regulator device
wind
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Application number
JP10005892A
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English (en)
Inventor
Masako Takahashi
雅子 高橋
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Shiroki Corp
Original Assignee
Shiroki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リフトアームとドリブンギヤ部材との接続強
度を容易に高めること、及び部品の共通化ができる車両
のウィンドレギュレータ装置を得る。 【構成】 従来固定ベース上に枢着されたリフトアーム
にドリブンギヤ部材を溶接固定するという発想を逆転さ
せ、固定ベース上に扇形のドリブンギヤ部材を枢着し、
このドリブンギヤ部材上にリフトアームを溶接した車両
のウィンドレギュレータ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、車両のウィンドガラスを昇降さ
せるウィンドレギュレータ装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】ウィンドレギュレータ装置
の一種として、ドアパネルに固定されるベース部材に、
リフトアームの一端部を枢着し、このリフトアームの他
端部を、ウィンドガラスの下端部に沿うウィンドブラケ
ットに係合させたタイプが知られている。リフトアーム
には、枢着軸を中心とする円弧状のドリブンギヤが溶接
され、このドリブンギヤがベース部材に設けたモータ駆
動のピニオンと噛み合っており、ピニオンを回転駆動す
ると、リフトアームが揺動し、ウィンドガラスが昇降す
る。
【0003】このウィンドレギュレータ装置では、直線
状のリフトアームに対して、円弧状のドリブンギヤが交
差状に溶接されている。このため、リフトアームの回動
角度が大きく、ドリブンギヤの円弧長が長いと、ドリブ
ンギヤのあおり変形(板厚と直交する方向の変形)や、
該変形に起因するドリブンギヤとの噛合異常が生じやす
い。また、ドリブンギヤの形状を工夫したものも知られ
ているが、いずれにしても、略直線状のリフトアーム上
に、円弧状のドリブンギヤを溶接するという構造上、そ
の溶接強度が得にくいという問題があった。
【0004】従来品の問題点をより具体的に説明する。
図8、図9は、ベースプレート1上に軸2でリフトアー
ム3を枢着し、このリフトアーム3に軸2を中心とする
ドリブンギヤ4を溶接した従来装置の例をスケルトンで
描いたものである。ドリブンギヤ4はベースプレート1
上で回転駆動されるピニオン5と噛み合って回転駆動さ
れる。軸2とピニオン5の軸心を結ぶ直線と、リフトア
ーム3が最大に上方に回動したときの角度a、a’は、
ウィンドレギュレータの仕様(車種)によって異なり、
図9のタイプは、図8のタイプより大きい。上述のドリ
ブンギヤのあおり変形は、この角度が大きくなる程、生
じやすい。
【0005】また、従来装置では、リフトアームの長さ
が車種によって違い、このため車種毎に設計しなければ
ならないという問題点もある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、従来品についての以上の問題
意識に基づき、リフトアームとドリブンギヤとの接続強
度を容易に高めることができ、しかも部品の共通化がで
きる車両のウィンドレギュレータ装置を得ることを目的
とする。
【0007】
【発明の概要】本発明は、ドアパネルに固定されるベー
ス部材上にリフトアームを枢着し、このリフトアーム上
にドリブンギヤを枢着するという従来の発想を逆転さ
せ、ベース部材上にドリブンギヤ部材を枢着し、このド
リブンギヤ部材上にリフトアームを枢着すれば、容易に
十分な接続強度を得ることができ、従来の強度の問題点
を解決できることを見い出して到達したものである。
【0008】すなわち本発明は、ドアパネルに固定され
るベース部材;ベース部材上の枢着軸を中心とするセク
タギヤを有し、該枢着軸に枢着された扇形のドリブンギ
ヤ部材;ウィンドガラスに固定されるウィンドブラケッ
ト;先端部に上記ウィンドブラケットとの係合部を有
し、基端部を上記ドリブンギヤ部材上に溶接固定したリ
フトアーム;及びベース部材上に支持され、上記ドリブ
ンギヤ部材のセクタギヤに噛み合って回転駆動されるピ
ニオン;を備えたことを特徴としている。
【0009】リフトアームは、ドリブンギヤ部材の枢着
軸に達しない、つまり枢着軸を逃げる穴、溝等を有しな
い単純形状とすることが望ましい。また別言すると、ド
リブンギヤ部材の平面形状は、リフトアームのドリブン
ギヤ部材側の端部の平面形状を実質的に含む形状をなし
ていることが好ましい。ドリブンギヤ部材とリフトアー
ムとは、リフトアームの基端部の幅方向の略両端部にお
いて溶接することにより、容易に接続強度を上げること
ができる。
【0010】本発明のウィンドレギュレータ装置は、ド
リブンギヤ部材とリフトアームを複数の異なる車種に共
通の共通部材とし、リフトアームのドリブンギヤ部材に
対する溶接位置を仕様(車種)に応じて異ならせるだけ
で、複数の仕様に対応することができる。つまり、仕様
によって異なる、ドリブンギヤ部材の枢着軸とリフトア
ーム先端のウィンドブラケットの係合部との間の距離、
及びドリブンギヤ部材に対するリフトアームの角度に応
じ、ドリブンギヤ部材上へのリフトアームの溶接位置を
異ならせることで、複数の仕様に対応できる。
【0011】ピニオンは、ベース部材上に固定されるモ
ータユニットのピニオンとするが実際的である。
【0012】
【発明の実施の形態】図1ないし図3に示すように、車
両ドアパネル11の内面には、固定ベース(ベース部
材)12が固定されており、この固定ベース12に、ド
リブンギヤ部材13が枢着軸14で回動自在に枢着され
ている。ドリブンギヤ部材13は、枢着軸14を中心と
するセクタギヤ15を一体に有する約90°の扇形形状
をしている。固定ベース12上には、セクタギヤ15に
噛み合うピニオン16を有するモータユニット17が固
定されている。
【0013】ドリブンギヤ部材13上には、リフトアー
ム20の一端部(基端部)が溶接固定されている。リフ
トアーム20の基端部は、枢着軸14に達することのな
い平面略矩形形状をしており、実質的に、ドリブンギヤ
部材13の平面形状内に、リフトアーム20のドリブン
ギヤ部材13側の端部が収まる(含まれる)。そして、
このリフトアーム20は、基端部の幅方向の略両端部W
において、ドリブンギヤ部材13に溶接されている。図
3に、この溶接態様を簡略化して示す。
【0014】図1には、共通のドリブンギヤ部材13上
に溶接固定する複数のリフトアーム20を描いている
が、リフトアーム20の形状自体は同一で(つまり、リ
フトアーム20も共通部品で)、単にその溶接位置を異
ならせているだけである。そして、いずれの溶接形態で
も、上記の関係、つまりリフトアーム20のドリブンギ
ヤ部材13側の端部平面形状はドリブンギヤ部材13の
平面形状内に収まること、及びこのリフトアーム20
は、基端部の幅方向の略両端部Wにおいてドリブンギヤ
部材13と溶接されていること、という関係を満たして
いる。
【0015】このような溶接構造によると、リフトアー
ム20の形状を複雑化させることなく、2点の溶接個所
Wにより、ドリブンギヤ部材13とリフトアーム20と
の溶接強度を簡単に高めることができる。またドリブン
ギヤ部材13は扇形形状をしているため、容易に変形す
ることがない。
【0016】リフトアーム20の他端部(先端部)に
は、図1、図4、図5に示すように、ピン部材21を介
してスライドシュー22が支持されており、このスライ
ドシュー22は、ウィンドガラス24の下端部に添わせ
て、ガラス支持部材25を介して固定したウィンドブラ
ケット26内に摺動自在に位置している。
【0017】上記構成の本ウィンドレギュレータ装置
は、モータユニット17のピニオン16を正逆に回転駆
動すると、セクタギヤ15を介してドリブンギヤ部材1
3が枢着軸14を中心に往復回動し、ドリブンギヤ部材
13上に溶接個所Wで溶接固定されているリフトアーム
20も同様に往復揺動する。すると、リフトアーム20
の先端部のスライドシュー22がウィンドブラケット2
6内で摺動しつつ、ウィンドガラス24を昇降させる。
ウィンドレギュレータ装置には、リフトアーム20の以
上の往復揺動に際して、ウィンドガラス24に傾きが生
じるのを防止する機構が備えられているが、このような
機構は各種知られており、本発明の要旨と関係がないの
で、図示を省略する。
【0018】図6、図7について、本発明のウィンドレ
ギュレータ装置の利点を簡潔に説明する。ドリブンギヤ
部材13の枢着軸14と、リフトアーム20の先端のピ
ン部材21との距離が、仕様によって異なる場合には、
図6の(A)、(B)のように、ドリブンギヤ部材13
からのリフトアーム20の突出量をこの距離p、qに合
うように調整してから両者を溶接すればよい。また、ド
リブンギヤ部材13の軸14とピニオン16の中心とを
結ぶ直線と、リフトアーム20が最大に上方に揺動した
ときの角度も、図7のように同様にして調節することが
でき、しかも、この角度bが大きくても、小さくても、
ドリブンギヤ部材13には従来品のようなギヤ部材のあ
おり変形は生じない。
【0019】
【発明の効果】本発明のウィンドレギュレータ装置は、
従来固定ベース上に枢着されたリフトアームにドリブン
ギヤ部材を溶接固定するという発想を逆転させ、固定ベ
ース上には扇形のドリブンギヤ部材を枢着し、このドリ
ブンギヤ部材上にリフトアームを溶接する構成としたた
め、ドリブンギヤ部材とリフトアームとの溶接強度を容
易に高めることができ、かつ複数車種につきドリブンギ
ヤ部材とリフトアームを共通化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両のウィンドレギュレータ装置
の一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1のII矢視図である。
【図3】ドリブンギヤ部材とリフトアームとの一溶接態
様を示す斜視図である。
【図4】リフトアームの先端部とウィンドガラス側のブ
ラケットとの係合状態を示す斜視図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】本発明によるウィンドレギュレータ装置の利点
を説明する図である。
【図7】同じく本発明によるウィンドレギュレータ装置
の利点を説明する図である。
【図8】従来のウィンドレギュレータ装置の問題点を説
明する図である。
【図9】同じく従来のウィンドレギュレータ装置の問題
点を説明する図である。
【符号の説明】
11 車両ドアパネル 12 固定ベース(ベース部材) 13 ドリブンギヤ部材 14 枢着軸 15 セクタギヤ 16 ピニオン 17 モータユニット 24 ウィンドガラス 26 ウィンドブラケット W 溶接個所

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアパネルに固定されるベース部材;上
    記ベース部材上の枢着軸を中心とするセクタギヤを有
    し、該枢着軸に枢着された扇形のドリブンギヤ部材;ウ
    ィンドガラスに固定されるウィンドブラケット;先端部
    に上記ウィンドブラケットとの係合部を有し、基端部を
    上記ドリブンギヤ部材上に溶接固定したリフトアーム;
    及び上記ベース部材上に支持され、上記ドリブンギヤ部
    材のセクタギヤに噛み合って回転駆動されるピニオン;
    を備えたことを特徴とする車両のウィンドレギュレータ
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のウィンドレギュレータ装
    置において、上記リフトアームは、ドリブンギヤ部材の
    枢着軸に達しない形状をしている車両のウィンドレギュ
    レータ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のウィンドレギュ
    レータ装置において、上記ドリブンギヤ部材の平面形状
    は、上記リフトアームのドリブンギヤ部材側の端部の平
    面形状を実質的に含む形状をなしている車両のウィンド
    レギュレータ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項記載の
    ウィンドレギュレータ装置において、上記ピニオンは、
    ベース部材上に固定されるモータユニットに備えられて
    いるウィンドレギュレータ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項記載の
    ウィンドレギュレータ装置において、ドリブンギヤ部材
    とリフトアームとは、複数の仕様のウィンドレギュレー
    タに共通であり、仕様によって異なる、ドリブンギヤ部
    材の枢着軸とリフトアーム先端のウィンドブラケットの
    係合部との間の距離、及びドリブンギヤ部材に対するリ
    フトアームの角度に応じ、ドリブンギヤ部材上へのリフ
    トアームの溶接位置を異ならせているウィンドレギュレ
    ータ装置。
JP10005892A 1998-01-14 1998-01-14 車両のウィンドレギュレータ装置 Pending JPH11200704A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009161973A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Asuzac Inc 窓開閉電動装置
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CN108266085A (zh) * 2017-12-21 2018-07-10 重庆长安汽车股份有限公司 一种侧窗玻璃滑动开启机构

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