JPH11199606A - コロイド状金属酸化物を含有する水性エマルションの製造方法 - Google Patents

コロイド状金属酸化物を含有する水性エマルションの製造方法

Info

Publication number
JPH11199606A
JPH11199606A JP36948397A JP36948397A JPH11199606A JP H11199606 A JPH11199606 A JP H11199606A JP 36948397 A JP36948397 A JP 36948397A JP 36948397 A JP36948397 A JP 36948397A JP H11199606 A JPH11199606 A JP H11199606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
monomer
aqueous emulsion
polymerizable monomer
metal oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36948397A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsutaka Hasegawa
三高 長谷川
Takashi Tsuda
隆 津田
Takenao Yamamura
武尚 山村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toagosei Co Ltd filed Critical Toagosei Co Ltd
Priority to JP36948397A priority Critical patent/JPH11199606A/ja
Publication of JPH11199606A publication Critical patent/JPH11199606A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】貯蔵安定性に優れ、得られる塗膜が硬度及び屈
曲性に優れ、特に耐水性及び耐溶剤性に優れる水性エマ
ルションの製造方法の提供。 【解決手段】ラジカル重合性単量体、油溶性ラジカル重
合開始剤及びコロイド状金属酸化物からなる混合物を、
界面活性剤の存在下に水性媒体中に乳化分散させ水性乳
化分散体を製造し、当該水性乳化分散体を加熱された水
性媒体中に滴下して、ラジカル重合性単量体を重合させ
る水性エマルションの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コロイド状金属酸
化物を含有する水性エマルションの製造方法に関するも
のであり、本発明より得られる水性エマルションは、貯
蔵安定性と水分揮散後の架橋性に優れるため、塗料、コ
ーティング剤、繊維・不織布用バインダー、粘着剤、接
着剤及び防錆剤等幅広い用途に利用でき、これらを使用
する技術分野で賞用され得るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アルコキシシリル基に代表される
加水分解性シリル基を有する硬化性共重合体は、接着
剤、シーリング材、塗料及びコーティング剤等の用途に
汎用されている。ところが、これらの用途分野では有機
溶剤の揮散による人体への有害性や環境汚染を避けるた
め、有機溶剤を使用しない水系の材料が求められてお
り、前記の加水分解性シリル基を有する硬化性共重合体
についても水性エマルション化の必要性が増している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】加水分解性シリル基を
有する硬化性共重合体は、元来、加水分解しながら架橋
するという性質を備えているため、安定な水性エマルシ
ョンの状態で得ることは容易でない。このため、保存安
定性に優れる水性エマルションを得るために様々な試み
がなされている。例えば、特開平3−227312号公
報には(メタ)アクリル酸アルキルとアルコキシシリル
基を有する単量体を水性乳化重合する際に、得られる共
重合体の安定化を図る目的で上記単量体以外にアクリル
アミド、アクリル酸又はスチレンスルフォン酸のような
特定の水溶性単量体を0.1〜5重量%程度使用し共重
合させる方法が提案されている。又、特開平5−253
54号公報には、加水分解性シリル基を有する単量体を
アミンイミド基を有する単量体とアルコール溶剤中で共
重合させた後、水を加えてエマルション化し、さらにア
ルコールを蒸散させる方法が提案されている。この他、
特開昭59−152972号公報には、耐水性に優れた
シラン系合成樹脂のエマルションからなるコーティング
組成物として、ビニルシランとアクリル系単量体を重合
性乳化剤を用いて乳化重合し、得られたガラス転移点7
0℃以下の共重合体エマルションに、特定量のコロイダ
ルシリカを配合した組成物が開示されている。しかしな
がら、上記した様な従来の加水分解性シリル基を有する
硬化性共重合体を含有する自己硬化型水性エマルション
は、貯蔵安定性が不充分であり、さらに貯蔵安定性に優
れるものであっても、得られる塗膜の硬度、屈曲性、耐
水性及び耐溶剤性が不充分なものであり、満足な性能の
水性硬化性組成物は得られていなかった。
【0004】本発明者らは、これらの問題を解決する水
性エマルションとして、アルコキシシリル基を有する単
量体等をミクロ懸濁重合して得られるアクリルシリコン
共重合体とコロイド状金属酸化物からなる水性エマルシ
ョンを見出している(特願平9−257852号)。し
かしながら当該エマルションは、上記問題を解決したも
のであるが、耐水性及び耐溶剤性の点で条件によっては
不充分なものであった。
【0005】本発明者らは、貯蔵安定性に優れ、得られ
る塗膜が硬度及び屈曲性に優れ、特に耐水性及び耐溶剤
性に優れる水性エマルションの製造方法を見出すため鋭
意検討を行ったのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究を
重ねた結果、ラジカル重合性単量体とコロイド状金属酸
化物とを特定の重合方法を行うことにより得られる水性
エマルションが、水分散状態では安定である上、成膜後
は速やかに架橋反応を起こし、優れた性能の無機/有機
複合体となり、特に耐水性及び耐溶剤性に優れることを
見い出し本発明を完成した。以下、本発明を詳細に説明
する。
【0007】
【発明の実施の形態】◎ラジカル重合性単量体 本発明の製造方法では、種々のラジカル重合性単量体が
使用可能であり、ビニル基又は(メタ)アクリロイル基
等のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物が挙げら
れ、具体的には、アルコキシシリル基を有するラジカル
重合性単量体、(メタ)アクリル酸エステル、酢酸ビニ
ル及びプロピオン酸ビニル等のカルボン酸ビニル、スチ
レン及びα−メチルスチレン等のエチレン性不飽和基含
有芳香族化合物、(メタ)アクリル酸、イタコン酸及び
マレイン酸等のカルボキシル基及びエチレン性不飽和基
含有化合物等が挙げられる。(メタ)アクリル酸エステ
ルとしては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル、(メタ)アクリル酸nブチル、(メタ)
アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エ
チルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル及び(メ
タ)アクリル酸ステアリル等の(メタ)アクリル酸アル
キル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル及び
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル等の(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシルアルキル、(メタ)アクリ
ル酸パーフルオロアルキル、グリシジル(メタ)アクリ
レート、並びに(メタ)アクリル酸N,N−ジエチルア
ミノエチル等が挙げられる。
【0008】本発明の製造方法において、好ましいラジ
カル重合性単量体としては、アルコキシシリル基を有す
るラジカル重合性単量体0.5〜50重量%及びそれと
共重合可能なラジカル重合性単量体99.5〜50重量
%からなる単量体混合物である。当該単量体混合物から
得られる共重合体(以下アクリルシリコン共重合体とい
う)は、当該共重合体のアルコキシシリル基又はシラノ
ール基とコロイド状金属酸化物とが結合を形成するた
め、得られる塗膜の架橋性が向上するため、塗膜の耐水
性及び耐溶剤性により優れたものとなる。以下、これら
の成分について説明する。
【0009】○アルコキシシリル基を有するラジカル重
合性単量体 本発明で好ましく使用されるアルコキシシリル基を有す
るラジカル重合性単量体〔以下単量体(a) という〕は、
下記式(1)で示される化合物である。
【0010】
【化1】
【0011】(式中、R1 は炭素数1〜10のアルキル
基、アリール基及びアラルキル基から選ばれる一価の炭
化水素基、R2 はラジカル重合性基、Xはアルコキシ基
又はハロゲン原子、aは0〜2までの整数である。Si
に結合するX及びR1 がそれぞれ二個以上の場合、それ
らは同一の基であっても異なる基であっても良い。) R2 のラジカル重合性基としては、エチレン性不飽和基
が好ましく、(メタ)アクリロイル基、スチリル基、ビ
ニルエステル基及びビニルエーテル基等のラジカル重合
性の高い官能基がより好ましい。Xにおいて、アルコキ
シ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ
基、ブトキシ基、ペンタノキシ基及びヘキサノキシ基等
が挙げられ、ハロゲン原子としてはF、Cl、Br及び
Iが挙げられる。反応性と安定性のバランスから、Xと
しては炭素数4以下のアルコキシ基が好ましい。
【0012】単量体(a) の具体例としては、ビニルトリ
メトキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、γ−
メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、ビニルト
リエトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、γ
−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メ
タクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、ビニル
トリプロポキシシラン、ビニルメチルジプロポキシシラ
ン、γ−メタクリロキシプロピルトリプロポキシシラン
及びγ−メタクリロキシプロピルメチルジプロポキシシ
ラン等が挙げられる。当該単量体は、二種以上を併用し
てもよい。
【0013】○単量体(a) と共重合可能なラジカル重合
性単量体 上記単量体(a) と共重合可能なラジカル重合性単量体
〔以下単量体(b) という〕としては、(メタ)アクリル
酸エステル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、スチレ
ン及びα−メチルスチレン等が挙げられる。(メタ)ア
クリル酸エステルの具体例としては、上記で挙げたもの
と同様のものが使用できる。単量体(a) と単量体(b) の
混合物を使用する場合において、得られるアクリルシリ
コン共重合体として、シラノール基を有するものを製造
する場合は、上記の他、(メタ)アクリル酸、イタコン
酸及びマレイン酸等のカルボキシル基を有する単量体も
使用することができる。一方、アクリルシリコン共重合
体として、アルコキシシリル基を有し、ほとんどシラノ
ール基を有しない共重合体を製造する場合は、アルコキ
シリル基の加水分解を促進させる当該カルボキシル基を
有する単量体を使用しないことが望ましい。これらの単
量体は単独で使用することもできるが、通常は塗膜物性
のバランスがとれるよう複数成分選定することが好まし
い。
【0014】単量体(b) としては、共重合性に優れ、得
られる共重合体の塗膜物性等に優れることから、炭素数
1〜8のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキ
ル、スチレン、炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基を
有する(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキル及びグリ
シジル(メタ)アクリレートが好ましい。又、アクリル
シリコン共重合体としてシラノール基を有するものを製
造する場合は、(メタ)アクリル酸も好ましい。耐候性
や強度、耐熱性等の塗膜物性を高レベルに保持するた
め、単量体成分の合計量100重量部に対し、(メタ)
アクリル酸エステルを少なくとも50重量部使用するこ
とが好ましい。
【0015】単量体(a) と単量体(b) の好ましい使用割
合は、単量体(a) 0.5〜50重量%及び単量体(b) 9
9.5〜50重量%であり、さらに好ましくは、単量体
(a)3〜20重量%及び単量体(b) 97〜80重量%で
ある。単量体(a) の割合が0.5に満たない場合は、単
量体(a) を構成成分とする効果が発揮されず、他方50
重量%を越えるとエマルションの安定性が低下しやす
い。
【0016】◎油溶性ラジカル重合開始剤 本発明における油溶性ラジカル重合開始剤は、油溶性の
ものであれば種々のものが使用可能であり、20℃の水
に対する溶解度が10重量%以下のものが好ましく、反
応温度において単量体混合物中に溶解するものが好まし
い。例えば、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、
2,2’−アゾビス−2,4ジメチルバレロニトリル、
1−アゾビス−1−シクロヘキサンカルボニトリル及び
ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート等のアゾ
系開始剤、ラウロイルパーオキシド、ベンゾイルパーオ
キシド、ジクミルパーオキシド、シクロヘキサノンパー
オキシドジ−n−プロピルパーオキシジカルボネート及
びt−ブチルパーオキシピバレート等の有機過酸化物が
好適に用いられる。これら重合開始剤の量は、使用する
ラジカル重合性単量体の合計量に対して、0.1〜10
重量%が好ましく、より好ましくは0.2〜3重量%の
範囲に設定される。
【0017】◎コロイド状金属酸化物 本発明で用いるコロイド状金属酸化物とは、ケイ素、ア
ルミニウム、チタン及びジルコニウム等の金属の酸化物
が、水中又は有機溶媒中に微分散したゾルを意味する。
具体的には、シリカ、アルミナ、チタニア及びジルコニ
ア等のゾルが挙げらる。コロイド状金属酸化物の一次粒
子の粒子径は通常2〜100nmであり、特に5〜50
nmのものが好ましく用いられる。有機溶剤としては、
メタノール、エタノール及びプロパノール等のモノアル
コール、エチレングリコール及びプロピレングリコール
等のグリコール、キシレンブタノール等の芳香族基含有
アルコール、エチレングリコールモノ−n−プロピルエ
ーテル等のグリコールエーテル、並びにメチルエチルケ
トン及びメチルイソブチルケトン等のケトン等が挙げら
れる。上記したコロイド状金属酸化物の中でもシリカゾ
ル(コロイダルシリカ)が最も一般的に使用され、本発
明においても好ましく用いられる。水中又は有機溶媒中
に分散したコロイダルシリカは、いずれも一次粒子の粒
子径が、上記と同様に通常2〜100nmであり、特に
5〜50nmのものが好ましく用いられる。本発明で
は、ラジカル重合性単量体への分散性に優れる点で、有
機溶剤に分散したコロイダルシリカを使用することが好
ましい。コロイダルシリカは、水又は有機溶剤の分散液
として市販されており、例えば、フデライトAT(旭電
化工業製)、スノーテックス(日産化学製)、オルガノ
シシカゾル(日産化学製)、ルドックス(デュポン
製)、ナルコアグ(ナショナルアルミネート製)及びサ
イトロン(モンサントケミカル製)等が挙げられる。
【0018】本発明において、コロイド状金属酸化物の
割合は、コロイド状金属酸化物/ラジカル重合性単量体
=20〜98/80〜5(重量比)が好ましく、より好
ましくは30〜85/70〜15である。ラジカル重合
性単量体の割合が20未満では塗膜の耐衝撃性や下地と
の密着性が不充分となり、他方98を越えると、塗膜の
屈曲性や密着性が低下したり、もろくなる場合がある。
【0019】◎界面活性剤 界面活性剤としては、通常の乳化重合において汎用され
る、アニオン系、ノニオン系及びカチオン系等の各種界
面活性剤を用いることができるが、得られる組成物の塗
膜が、耐水性及び耐候性に優れるため、ラジカル重合性
基を有する界面活性剤を用いることが好ましい。
【0020】当該ラジカル重合性界面活性剤としては、
下記一般式(2)で表されるポリオキシアルキレン基と
イオン解離性基を含有するものが好ましい。
【0021】
【化2】Z−(AO)n −Y ・・・・(2)
【0022】(式中、Zは、上記成分(a) と共重合可能
なラジカル重合性二重結合を有する有機基、AOはオキ
シアルキレン基、nは2以上の整数、Yはイオン解離性
基を示す。) 前記一般式(2)における好ましいZは、芳香族炭化水
素基、アルキル置換芳香族炭化水素基、高級アルキル基
又は脂環式炭化水素基等の疎水性基とラジカル重合性二
重結合とが組み合わされた構造単位である。さらに、Z
におけるラジカル重合性二重結合としては、(メタ)ア
リル基、プロペニル基又はブテニル基等が好ましい。
【0023】界面活性剤の好ましいイオン性はアニオン
であり、従ってYとしては、基(AO)n とアニオン性
の基で結合可能であり、当該アニオン性の基にカチオン
がイオン結合した塩が好ましい。好ましいYの具体例と
しては、−SO3 Na、−SO3 NH4 、−COON
a、−COONH4 、−PO3 Na2 及び−PO3 (N
4 2 等が挙げられ、さらに好ましくは−SO3 Na
又は−SO3 NH4 である。基(AO)n におけるnは
2以上の整数である。nが1の場合は、単量体(a)中の
アルコキシシリル基が不安定になり分解しやすくなって
しまう。好ましいnとしては、300以下であり、より
好ましくは5〜50である。nが5未満であると、前記
単量体(a) 中のアルコキシシリル基の安定性が不足し易
くなる場合があり、一方nが300を越えると得られる
硬化性エマルションから形成される塗膜の物性が低下す
る傾向を示すことがある。又、基(AO)n における単
位A、すなわちアルキレン基としては、エチレン基又は
プロピレン基が好ましい。
【0024】上記界面活性剤の代表例としては、下記化
3、化4又は化5等で表される化合物が挙げられる。各
式中、Yはいずれもイオン解離性基であり、その好まし
い具体例は既述のとおりである。
【0025】
【化3】
【0026】化3中のR3 としては、炭素数6〜18の
直鎖状又は分岐状アルキル基が好ましい。
【0027】
【化4】
【0028】化4中のR3 としては、炭素数6〜18の
直鎖状又は分岐状アルキル基が好ましい。
【0029】
【化5】
【0030】化5中のR4 は、水素原子又はメチル基で
あり、又R5 としては、炭素数8〜24のアルキル基が
好ましい。
【0031】界面活性剤の好ましい使用量は、前記ラジ
カル重合性単量体100重量部当たり、0.5〜20重
量部であり、さらに好ましくは1〜5重量部である。
【0032】◎水性エマルションの製造方法 本発明の水性エマルションの製造方法は、ラジカル重合
性単量体、油溶性ラジカル重合開始剤及びコロイド状金
属酸化物からなる混合物を、界面活性剤の存在下に水性
媒体中に乳化分散させ水性乳化分散体を製造し、当該水
性乳化分散体を加熱された水性媒体中に滴下して、ラジ
カル重合性単量体を重合させるものである。ラジカル重
合性単量体、油溶性ラジカル重合開始剤及びコロイド状
金属酸化物からなる混合物は、油溶性ラジカル重合開始
剤をラジカル重合性単量体に溶解させ、当該溶液中にコ
ロイド状金属酸化物を攪拌下添加混合して得ることがで
きる。当該混合物を水性媒体中に乳化分散させる方法と
しては、通常の回転式ホモミキサー等により、当該混合
物と水性媒体との混合物を攪拌する方法、又は水性媒体
中に当該混合物を添加する方法等で十分に乳化分散させ
ることができる。界面活性剤は単量体混合物に混合して
おいても、水性媒体中に添加しておいても良い。ラジカ
ル重合性単量体、油溶性ラジカル重合開始剤、コロイド
状金属酸化物、界面活性剤及びからなる乳化分散体は微
粒子である必要があり、好ましい粒径としては0.02
〜2μmであり、より好ましくは0.1〜1.0μmで
ある。この様な粒子径の水性乳化分散体とすることによ
り、重合後に得られる水性エマルションの粒子径を小さ
くすることができ、得られる各重合体の組成が均一とな
り、塗膜が耐溶剤性及び耐水性に優れるものとなる。こ
の様な粒子径にするためには、回転式ホモミキサーによ
る処理後に、高圧式乳化分散機(ホモジナイザー)、タ
ービン型ミキサー等高度の剪断エネルギーを有する分散
装置を用いて粒子径を微細化することが望ましい。
【0033】ラジカル重合性単量体及びコロイド状金属
酸化物の合計量と水性媒体との好ましい比率は、ラジカ
ル重合性単量体及びコロイド状金属酸化物の合計量10
0重量部当たり、水性媒体20〜150重量部である。
【0034】本発明により、アクリルシリコン共重合体
を製造する場合には、単量体(a) におけるアルコキシシ
リル基の安定化のため、pH緩衝剤を配合することが好
ましい。pH緩衝剤の配合は、単量体等の水性媒体中へ
の分散操作において、事前に水性媒体に溶解させておく
ことも、単量体等と一緒に水性媒体中に添加しても良
い。pH緩衝剤としては、水性媒体のpHを6〜10に
保持するのに適した緩衝剤が好ましく、有機酸、無機
酸、塩基及びそれらの塩類が挙げられ、具体的な化合物
としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
アンモニウム、ほう酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、
硫酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、酢酸アンモニウム、
モノ−、ジ−又はトリエタノールアミン、アニリン及び
ケイ酸ナトリウム等が挙げられる。中でも、安全性、低
価格等の面から、炭酸水素ナトリウムが最も好ましい。
緩衝剤は単独又は2種以上を併用することができる。使
用量は一般的には水性乳化分散体中の濃度が0.01〜
5重量%であるのが好ましい。
【0035】本発明においては、上記水性媒体が少量仕
込まれ、かつ、重合開始剤の分解温度以上に加熱された
撹拌下の反応器内に、上述の方法によって得られたラジ
カル重合性単量体を主成分とする水性乳化分散体を滴下
する。反応器へ仕込んでおく水性媒体の好ましい量は、
反応器に滴下する水性乳化分散体100重量部当たり、
10〜50重量部程度である。本発明においては、単量
体溶液の乳化分散粒子中に油溶性ラジカル重合開始剤が
含まれているため、各分散微細粒子内で重合が起こる。
このような疎水性粒子内で単量体を重合させる重合法
は、一般にはミクロ懸濁重合と称されており、該重合法
によれば、水溶性開始剤により乳化剤を形成するミセル
内で単量体を重合させる乳化重合法と比較して、コロイ
ド状金属酸化物が各粒子内に均等に分布させることがで
きる。よって該エマルションより得られる塗膜はコロイ
ド状金属酸化物が均一に分布した塗膜となり、特にアク
リルシリコン共重合体の場合、共重合体中のアルコキシ
シリル基と、コロイド状金属酸化物表面のシラノール基
の縮合反応により均一な架橋塗膜が形成される。水性分
散体は滴下ロートから反応器内に徐々に滴下することが
好ましく、又重合温度は、通常40〜100℃が好まし
い。
【0036】◎使用方法 本発明で得られる水性エマルションは、種々の基材に塗
工し、常温又は加熱下に水分を揮発させれば塗膜が得ら
れる。当該塗膜は、特にラジカル重合性単量体として、
単量体(a) を使用する場合には、得られるアクリルシリ
コン共重合体に由来するアルコキシシリル基又はシラノ
ール基と、コロイド状金属酸化物表面のシラノール基の
縮合反応により架橋・硬化する。架橋反応は室温でも迅
速に進むが、更に架橋を促進したい場合は、硬化触媒を
配合することもできる。硬化触媒として、例えばイソプ
ロピルトリイソステアロイルチタネート及びイソプロピ
ルトリ(ジオクチルピロホスフェート)チタネート等の
有機チタネート化合物、ジオクチル酸錫、ジブチル錫ジ
ラウレート及びジブチル錫マレート等の有機錫化合物、
並びにパラトルエンスルフォン酸等の有機酸触媒が挙げ
られる。
【0037】○その他の成分 本発明で得られる水性エマルションには、塗料、コーテ
ィング剤、繊維・不織布用バインダー、粘・接着剤及び
防錆剤等の用途に常用される各種の添加剤、例えばクレ
ー、タルク、炭酸カルシウム及びチタンホワイト等の充
填剤、顔料、染料、成膜助剤、可塑剤、湿潤・分散・消
泡等に用いられる各種界面活性剤、帯電防止剤、増粘
剤、チクソトロピー性付与剤、凍結防止剤、各種架橋
剤、防曇剤、滑剤、金属粉末、酸化防止剤、紫外線防止
剤、抗菌剤、抗かび剤、粘着付与剤、並びに防錆剤等を
必要に応じて適量添加することができる。本発明では、
水系の塗料に使用される成膜助剤を配合することが好ま
しい。成膜助剤としては、ブチルセルソルブ等のセルソ
ルブ、カルビトール及びトリプロピレングリコール−n
−ブチルエーテル等のグリコールエーテル等が挙げられ
る。
【0038】◎用途 本発明の水性エマルションは、被覆剤やバインダー等と
して好適である。適用可能な基材としては、例えばガラ
ス、スレート、金属、木材、プラスチック及びコンクリ
ート等が挙げられる。被覆剤の用途を更に具体的に示す
と、土木・建築を目的とした、塗料、耐酸性雨用塗料、
防汚性塗料及び溌水剤、電気電子部品の防湿コーティン
グ剤、磁気テープのバックコート剤等が挙げられ、これ
ら以外の用途としては、シーリング剤、繊維処理剤、繊
維・不織布用バインダー、インキ用バインダー及び粘着
剤等が挙げられる。
【0039】粘着剤として利用した場合は、耐熱性に優
れるため、高温下での使用に於いてもクリープを起こし
たり剥がれたりすることがなく、長時間安定した接着強
度を保つという特長を有する。高温下での再剥離性が優
れるので、マスキングテープや表面保護テープとして利
用できる。
【0040】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。尚、各例における「部」は、全て
重量部を意味する。又、実施例で使用された界面活性剤
の「アクアロンHS10」〔第一工業製薬(株)製〕は
下記化6で表されるラジカル重合性乳化剤であり、コロ
イド状金属酸化物として使用された「スノーテックスX
BA−ST」〔日産化学工業(株)製〕は、粒子径10
〜20nmの有機溶媒(キシレン−n−ブタノール)分
散コロイダルシリカであり、「スノーテックス30」
〔日産化学工業(株)製〕は粒子径10〜20nm、p
H9.5〜10.5の水性コロイダルシリカである。
【0041】
【化6】
【0042】○実施例1 (1) 水性乳化分散体の調製工程 表1に示すラジカル重合性単量体、コロイド状金属酸化
合物、油溶性ラジカル重合開始剤、pH緩衝剤、ラジカ
ル重合性界面活性剤及び水を、表1に示す配合量で混合
し、ホモミキサーで乳化分散処理を施して、水性乳化分
散体を調製した。尚、単量体混合物の粒径は、およそ
0.2μmであった。
【0043】
【表1】
【0044】(2) 重合工程 攪拌機、温度計及び冷却器を備えたフラスコに水性媒体
として脱イオン水70部を仕込み、液温を85℃に昇温
したのち、撹拌下で上記の水性乳化分散体を3時間かけ
て滴下した。滴下終了後内液を90℃に昇温し、更に1
時間保持して重合を完了した。重合中に液分離及びブロ
ッキングは起こらず、重合は安定に行われた。得られた
水性エマルションにおいて、共重合体の平均粒径は0.
23μmであった。得られた水性エマルションの固形分
100部に対して、トリプロピレングリコール−n−ブ
チルエーテル(以下TPNBと略す)を10部配合し、
水性組成物を製造した。得られた組成物を使用し、バー
コーターを用いてクロメート処理アルミニウム板上に膜
厚16ミクロンの塗膜を作成した。塗装板を23℃40
%RHで2週間養生後、得られた塗膜について以下の評
価を行った。それらの結果を表2に示す。
【0045】・鉛筆硬度:JIS K5400 8.
4.2に従い評価した。 ・屈曲性:JIS K5400 8.1に準じ、心棒の
直径10mmのものを使用して評価した。 表における○、△、×は以下の意味を示す。 ○;変化なし、△;わずかなひびが見られる、×;白化
又は剥がれる ・密着性:ごばん目(10×10=100)カット後セ
ロテープ剥離で評価し、塗膜が残存する目数を表中に表
示した。 ・耐水性:塗装板を沸騰水に3時間浸漬後の外観観察に
よって評価した。 表における○、△、×は以下の意味を示す。 ○;変化なし、△;わずかに白化する、×;顕著に劣化
する ・耐キシレン性:塗膜を荷重1kgでキシレンラビング
試験(100回)を実施し、塗膜の変化を評価した。 表における○、△、×は以下の意味を示す。 ○;変化なし、△;わずかに跡が残る、×;塗膜が剥が
れる
【0046】○実施例2 実施例1における“スノーテックスXBA−ST”を2
0部使用した以外は、すべて実施例1と同一条件により
水性エマルションを製造した。得られた水性エマルショ
ンを使用し、実施例1と同様してTPNBを配合して組
成物を製造し、実施例1と同様に評価した。それらの結
果を表2に示す。
【0047】○比較例1 “スノーテックスXBA−ST”を使用せずに、その他
成分及び操作は、すべて実施例1と同一条件により水性
エマルションを製造した。得られた水性エマルションを
使用し、実施例1と同様してTPNBを配合して組成物
を製造し、実施例1と同様に評価した。それらの結果を
表2に示す。
【0048】○比較例2 比較例1で得られた水性エマルションに“スノーテック
ス30”10部を添加した後、ホモミキサーにより十分
に撹拌して、水性エマルションを得た。得られた水性エ
マルションを使用し、実施例1と同様してTPNBを配
合して組成物を製造し、実施例1と同様に評価した。そ
れらの結果を表2に示す。
【0049】○比較例3 実施例1において油溶性重合開始剤を使用せずに水性乳
化分散液を製造した。即ち、重合開始剤であるロンガリ
ッド0.6部及びt−ブチルハイドロパーオキサイド
0.4部、並びに炭酸水素ナトリウムを添加した水性媒
体に、水性乳化分散液を滴下し、その他の条件は実施例
1と同様にして乳化重合を行った。得られた水性エマル
ションを使用し、実施例1と同様してTPNBを配合し
て組成物を製造し、実施例1と同様に評価した。それら
の結果を表2に示す。
【0050】
【表2】
【0051】○実施例3 実施例1において、単量体の種類及び割合を以下に変更
する以外は実施例1と同様にして水性エマルションを製
造した。 ・γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン 10部 ・メチルメタクリレート 40部 ・n−ブチルメタクリレート 20部 ・n−ブチルアクリレート 20部 ・2−ヒドロキシエチルメタクリレート 10部 得られた水性エマルションを使用し、実施例1と同様し
てTPNBを配合して組成物を製造し、実施例1と同様
に評価した。それらの結果を表3に示す。
【0052】○実施例4 実施例3における“スノーテックスXBA−ST”を2
0部使用した以外は、すべて実施例3と同一条件により
水性エマルションを製造した。得られた水性エマルショ
ンを使用し、実施例1と同様してTPNBを配合して組
成物を製造し、実施例1と同様に評価した。それらの結
果を表3に示す。
【0053】○比較例4 “スノーテックスXBA−ST”を使用せずに、その他
成分及び操作は、すべて実施例3と同一条件により水性
エマルションを製造した。得られた水性エマルションを
使用し、実施例1と同様してTPNBを配合して組成物
を製造し、実施例1と同様に評価した。それらの結果を
表3に示す。
【0054】○比較例5 比較例4で得られた水性エマルションに“スノーテック
ス30”10部を添加した後、ホモミキサーにより十分
に撹拌して、水性エマルションを得た。得られた水性エ
マルションを使用し、実施例1と同様してTPNBを配
合して組成物を製造し、実施例1と同様に評価した。そ
れらの結果を表3に示す。
【0055】○比較例6 実施例3において油溶性重合開始剤を使用せずに水性乳
化分散液を製造した。即ち、重合開始剤であるロンガリ
ッド0.6部及びt−ブチルハイドロパーオキサイド
0.4部、並びに炭酸水素ナトリウムを添加した水性媒
体に、水性乳化分散液を滴下し、その他の条件は実施例
3と同様にして乳化重合を行った。得られた水性エマル
ションを使用し、実施例1と同様してTPNBを配合し
て組成物を製造し、実施例1と同様に評価した。それら
の結果を表3に示す。
【0056】
【表3】
【0057】
【発明の効果】本発明により得られる水性エマルション
は、貯蔵安定性に優れ、得られる塗膜が硬度及び屈曲性
に優れ、特に耐水性及び耐溶剤性に優れるものであり、
塗料、コーティング剤、繊維・不織布用バインダー、粘
着剤、接着剤及び防錆剤等幅広い用途に適用でき、工業
的な価値が大きいものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラジカル重合性単量体、油溶性ラジカル重
    合開始剤及びコロイド状金属酸化物からなる混合物を、
    界面活性剤の存在下に水性媒体中に乳化分散させ水性乳
    化分散体を製造し、当該水性乳化分散体を加熱された水
    性媒体中に滴下して、ラジカル重合性単量体を重合させ
    ることを特徴とする水性エマルションの製造方法。
  2. 【請求項2】ラジカル重合性単量体が、アルコキシシリ
    ル基を有するラジカル重合性単量体0.5〜50重量%
    及びそれと共重合可能なラジカル重合性単量体99.5
    〜50重量%からなる単量体混合物であることを特徴と
    する請求項1記載の水性エマルションの製造方法。
  3. 【請求項3】界面活性剤が、一般式Z−(AO)n−Y
    (式中、Zはラジカル重合性二重結合を有する有機基、
    AOはオキシアルキレン基、nは2以上の整数、Yはイ
    オン解離性基示す)で表されるラジカル重合性界面活性
    剤であることを特徴とする請求項1又は請求項2のいず
    れかに記載の水性エマルションの製造方法。
  4. 【請求項4】コロイド状金属酸化物がコロイダルシリカ
    である請求項1、請求項2又は請求項3のいずれかに記
    載の水性エマルションの製造方法。
JP36948397A 1997-12-29 1997-12-29 コロイド状金属酸化物を含有する水性エマルションの製造方法 Pending JPH11199606A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36948397A JPH11199606A (ja) 1997-12-29 1997-12-29 コロイド状金属酸化物を含有する水性エマルションの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36948397A JPH11199606A (ja) 1997-12-29 1997-12-29 コロイド状金属酸化物を含有する水性エマルションの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11199606A true JPH11199606A (ja) 1999-07-27

Family

ID=18494540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36948397A Pending JPH11199606A (ja) 1997-12-29 1997-12-29 コロイド状金属酸化物を含有する水性エマルションの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11199606A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007119699A (ja) * 2005-09-30 2007-05-17 Sumitomo Chemical Co Ltd 無機物粒子含有メタクリル樹脂の製造方法
JP2010229229A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Sekisui Plastics Co Ltd 重合体粒子及びその製造方法
JP2015189878A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 積水化成品工業株式会社 複合粒子、複合粒子の製造方法、及び外用剤
CN110382572A (zh) * 2017-02-27 2019-10-25 昭和电工株式会社 固化型水系树脂乳液组合物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007119699A (ja) * 2005-09-30 2007-05-17 Sumitomo Chemical Co Ltd 無機物粒子含有メタクリル樹脂の製造方法
JP2010229229A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Sekisui Plastics Co Ltd 重合体粒子及びその製造方法
JP2015189878A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 積水化成品工業株式会社 複合粒子、複合粒子の製造方法、及び外用剤
CN110382572A (zh) * 2017-02-27 2019-10-25 昭和电工株式会社 固化型水系树脂乳液组合物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3638957B2 (ja) 剥離のための水性(メタ)アクリルラテックスポリマー
DE60109965T2 (de) Verbundteilchen, Verbundteilchen-Dispersionszusammensetzung und Verfahren zur Herstellung einer Verbundteilchen-Dispersionszusammensetzung
EP1095953B1 (en) Silicone-grafted vinyl copolymer emulsion composition
KR100337054B1 (ko) 수성코어-쉘라텍스중합체
JPH11263936A (ja) 被覆用組成物
JPH11199606A (ja) コロイド状金属酸化物を含有する水性エマルションの製造方法
JPH11217480A (ja) 耐汚染性に優れる硬化性エマルション
JPH11181210A (ja) 安定化された水性硬化性組成物
DE19629926A1 (de) Härtbare Emulsion und diese enthaltendes Beschichtungsmaterial
JPH11335509A (ja) 水性組成物
JPH1180491A (ja) 水性硬化性組成物
JP2000034308A (ja) 水性エマルションの製造方法
JP3602180B2 (ja) 窯業セメント系外装材仕上げ塗料用エマルジョン
JP2913528B2 (ja) 背面処理用離型剤
JP2976789B2 (ja) 硬化性重合体エマルジョンの製造方法
JP2001163903A (ja) 水性エマルジョンの製造方法
JP4333012B2 (ja) 水性樹脂分散体およびその製造法
JP3736176B2 (ja) 水性エマルジョンの製造方法
JP2000034310A (ja) エマルションの製造方法
JPH11241046A (ja) 被覆用水性硬化性組成物
JPH10152507A (ja) 水性エマルジョンの製造方法
JPH11286503A (ja) 水性重合体エマルジョンの製造方法
JPH11228776A (ja) 密着性に優れる水性硬化性組成物
JP2000239331A (ja) 水性エマルションの製造方法
JP3355618B2 (ja) 硬化性エマルジョンおよび該エマルジョンからなる被覆剤