JPH11199189A - バッテリ車 - Google Patents

バッテリ車

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JPH11199189A
JPH11199189A JP10006431A JP643198A JPH11199189A JP H11199189 A JPH11199189 A JP H11199189A JP 10006431 A JP10006431 A JP 10006431A JP 643198 A JP643198 A JP 643198A JP H11199189 A JPH11199189 A JP H11199189A
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JP
Japan
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battery
charging
hood
charging cable
winding device
Prior art date
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Application number
JP10006431A
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English (en)
Inventor
Junichi Kuwayama
純一 桑山
Keiichi Kikukawa
恵一 菊川
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Filing date
Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

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  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 充電ケーブルを設備側電源の近くに整然と置
く必要がなく、充電ケーブルが邪魔になったり、紛失し
たりする虞のないバッテリ車を提供する。 【解決手段】 フォークリフト1のステップ14の下方に
は充電器15が配設されている。フード9の内側には充電
ケーブル16を巻き取るための巻取装置17が装備されてい
る。巻取装置17は充電ケーブル16を自動的に巻き取り可
能となっており、一端が充電器15に接続された電線の他
端と摺動可能に電気的に接続される端子が設けられてい
る。充電ケーブル16は巻取装置17を介して充電器15に接
続可能となっている。充電ケーブル16の端部には、電源
側コンセント18に接続されるプラグ19が装備されてい
る。フード9には閉鎖状態においてバッテリ8aから発
生した水素ガスをフード9の外に導く排出部28と、巻取
装置17をバッテリ収納部7から隔離するとともに前記水
素ガスを排出部28に導くガイド部材29とが設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバッテリ充電用の充
電器を装備したバッテリフォークリフト等のバッテリ車
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】倉庫や工場等において使用されるフォー
クリフトのうちバッテリを動力源とするバッテリフォー
クリフトは、排気ガスを放出しないという特性が評価さ
れその需要が増加している。また、近年、地球温暖化や
排気ガス公害防止の観点からバッテリフォークリフトに
限らずバッテリを電源としたバッテリ車が注目されてい
る。
【0003】従来、バッテリフォークリフトとして充電
器を装備したものがある。この種のバッテリフォークリ
フトは、図8に示すように、バッテリフォークリフト5
0の車体50aの後部寄りに設けられたバッテリ収納部
51にバッテリ52が収納されている。バッテリ収納部
51の上側には開閉可能なフード53が配設されてい
る。バッテリ52を充電するための充電器54は車体5
0aの下部に配設されている。また、充電パネル55は
インストルメントパネル56の側方に設けられている。
充電パネル55は操作パネル55a及び充電プラグ55
bを備えており、操作パネル55aは充電方法の種類
(例えば、均等充電、最適充電)を指示するスイッチ
と、充電途中で充電を終了するための終了スイッチとを
備えている。
【0004】充電時には所定位置に配設された設備側電
源の近くにバッテリフォークリフト50を停止させ、充
電ケーブル(図示せず)の一端を設備側電源に接続し、
他端のプラグを充電パネル55の充電プラグ55bに嵌
合する。そして、操作パネルのスイッチを操作して充電
を行う。充電中、電流は設備側電源→充電ケーブル→充
電プラグ55b→フォークリフト内電線→充電器54→
バッテリ52の順に流れるとともに、充電器54で所定
の電圧に変圧されるとともに交流から直流に変換されて
バッテリ52に充電される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常、充電ケーブルは
一端が設備側電源に接続された状態で、設備側電源の近
くに配置されたテーブルの上に巻かれた状態で置かれて
いる。そのため、充電ケーブルを置くためのテーブル
と、テーブルの配置スペースを確保する必要がある。そ
して、テーブルを所定の位置に配置するとともに、充電
ケーブルを整然とした状態でテーブル上に配置された状
態を保つにはオペレータの教育が必要となる。しかし、
充電完了後に必ず整然とした状態に保つことは難しく、
充電ケーブルが雑然とした状態で床面上に放置されて、
誤って踏まれたりプラグに砂塵等が詰まって早く痛むな
どの問題があった。
【0006】また、充電ケーブルが決められた設備側電
源の近くにしかないため、所定の設備側電源以外の場所
で充電するには充電ケーブルを各バッテリフォークリフ
ト50に積んでおく必要がある。しかし、充電ケーブル
を単にバッテリフォークリフト50に積んでおく場合
は、充電ケーブルが邪魔になったり、紛失したりする等
の問題がある。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は充電ケーブルを設備側電源の近
くに整然と置く必要がなく、設備側電源以外の場所に設
けられた電源からも充電でき、充電ケーブルが邪魔にな
ったり、紛失したりする虞のないバッテリ車を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、バッテリ充電用の充電
器を装備したバッテリ車であって、前記充電器に電源側
コンセントから電力を供給するための充電ケーブルと、
該充電ケーブルを巻き取る巻取装置とを備えた。
【0009】請求項2に記載の発明では、前記充電ケー
ブルは車体の側方から引き出し可能に設けられている。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記
載の発明において、前記バッテリ車はフォークリフトで
ある。
【0010】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明において、前記巻取装置はフォークリフトのバ
ッテリ収納部の上側を覆うフードの内側に取り付けら
れ、前記充電ケーブルは巻き取られた状態において充電
ケーブルの端部に装備されたプラグが前記フードの壁面
から突出しないように保持される。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記フードには前記プラグを収納す
るための凹部が、充電ケーブルを車体の前後方向に対し
て40〜60°の角度で引き出す際に支障を来さない位
置及び形状に形成されている。
【0012】請求項6に記載の発明では、請求項4又は
請求項5に記載の発明において、前記バッテリは充電中
に水素を発生するタイプであり、前記フードには閉鎖状
態においてバッテリから発生した水素ガスをフードの外
に導く排出部と、前記巻取装置をバッテリ収納部から隔
離するとともに前記水素ガスを前記排出部に導くガイド
部材とが設けられている。
【0013】従って、請求項1に記載の発明では、バッ
テリ充電用の充電ケーブルは、非充電時にはバッテリ車
に設けられた巻取装置に巻き取られた状態に保持され
る。バッテリの充電を行う場合は、充電ケーブルを巻取
装置から引き出して、その端部に装備されているプラグ
を電源側コンセントに接続した状態でバッテリの充電が
行われる。
【0014】請求項2に記載の発明では、充電ケーブル
は車体の側方から引き出されて、電源側コンセントに接
続される。請求項3に記載の発明では、バッテリを動力
源としたフォークリフトにおいて請求項1又は請求項2
に記載の発明の作用がなされる。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明において、前記巻取装置はフォークリフトのバ
ッテリ収納部の上側を覆うフードの内側に取り付けられ
ている。従って、巻取装置の収納スペースの確保が容易
となる。充電ケーブルの端部に装備されたプラグは、充
電ケーブルが巻き取られた状態において、フードの壁面
から突出しないように保持される。従って、プラグが障
害物に衝突したり、オペレータの邪魔になることがな
い。
【0016】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記プラグは非充電時には前記フー
ドに設けられた凹部に収納された状態に保持される。充
電時には充電ケーブルは凹部を通って、車体の前後方向
に対して40〜60°の角度で引き出される。通常、バ
ッテリフォークリフトは複数台が電源側コンセントの近
くに並んで駐車した状態で充電が行われる。その時、充
電ケーブルの引き出し方向が前記の角度の場合、隣に駐
車しているフォークリフトとの間隔が狭くても引き出し
易くなる。
【0017】請求項6に記載の発明では、請求項4又は
請求項5に記載の発明において、充電はフードの閉鎖状
態において行われ、バッテリの充電中に水素が発生す
る。発生した水素は、巻取装置をバッテリ収納部から隔
離するガイド部材によってフードの排出部へ導かれ、排
出部からフードの外に排出される。従って、フードの閉
鎖状態において充電されても、水素ガスがフードの内側
に溜まる虞がない。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明をバッテリ車としてのバッテリフォークリフト(以
下、単にフォークリフトという)に具体化した第1の実
施の形態を図1〜図4に従って説明する。図1に示すよ
うに、フォークリフト1の車体を構成する機台フレーム
1aの前側にはマスト2が装備され、マスト2にはリフ
トブラケット3とともにフォーク4が昇降可能に装備さ
れている。
【0019】機台フレーム1aには4本の支柱5が立設
され、これらの支柱5及びヘッドガード5aにより囲ま
れた空間によって運転室6が構成されている。運転室6
の後部には上方が開放された箱状のバッテリ収納部7が
設けられ、該収納部7内にはバッテリケース8(図4に
図示)に収納された状態でバッテリ8aが収納されてい
る。バッテリ8aには充電中に水素を発生するタイプの
バッテリ(例えば鉛蓄電池)が使用されている。バッテ
リ収納部7の上側を覆うフード9は、その後部において
機台フレーム1a側に回動中心が設けられた一対のヒン
ジ10(図4に図示)を介して機台フレーム1aに対し
て回動(開閉)可能に支持されている。フード9は閉鎖
状態においてほぼ水平に配置される上壁9aと、上壁9
aの周縁に連続する前壁9b及び側壁9cとから構成さ
れ、上壁9a上に座席シート11が固定されている。
【0020】図4に示すように、フード9の前壁8bの
左右両側には一対の係止部12が設けられ、バッテリ収
納部7の前側上端には係止部12と係止可能な一対のキ
ャッチ13が設けられている。フード9は閉位置に配置
された状態(閉鎖状態)で、係止部12がキャッチ13
に係止されることにより閉鎖状態に保持される。
【0021】図1に示すように、フォークリフト1のス
テップ14の下方にはバッテリ充電用の充電器15が配
設されている。フード9の内側には充電ケーブル16を
巻き取るための巻取装置17が装備されている。巻取装
置17は公知の構成で充電ケーブル16を自動的に巻き
取り可能となっている。また、巻取装置17には一端が
充電器15に接続された電線(図示せず)の他端と摺動
可能に電気的に接続される端子(図示せず)が設けられ
ている。充電ケーブル16は一端が巻取装置17に設け
られた端子及び前記電線を介して充電器15に接続可能
となっている。また、充電ケーブル16の他端には、電
源側コンセント18に接続されるプラグ19が装備され
ている。
【0022】図2及び図3に示すように、フード9の前
壁9bにはその左側寄りにプラグ19を収納する凹部2
0と、操作パネル21とが配設されている。凹部20は
充電ケーブル16が巻き取られた状態において、プラグ
19がフード9の外形線から、即ちこの実施の形態では
前壁9bから突出しないように形成されている。また、
凹部20を形成する壁には充電ケーブル16が通過する
孔20aが形成されている。凹部20は充電ケーブル1
6を機台フレーム1aの前後方向に対して40〜60°
の角度で引き出す際に、インストルメントパネル22に
当たる等の支障を来さないように形成されている。この
実施の形態では凹部20は機台フレーム1aの左側方に
向かって前後方向に対してほぼ45°の角度で延びるよ
うに形成されている。
【0023】操作パネル21は凹部20に隣接して設け
られた収納部内に配設されている。操作パネル21は最
適充電スイッチ23、均等充電スイッチ24及び終了ス
イッチ25を備えている。充電コントローラ26はフォ
ークリフト1のカウンタウエイト27に形成された収納
部内に収納されている。前記各スイッチ23〜25は充
電コントローラ26と電気的に接続されている。充電コ
ントローラ26は前記各スイッチ23〜25の指示に基
づいて所定の充電方法で充電が行われるように充電器1
5を制御する。
【0024】最適充電スイッチ23は普通充電を行う際
に使用し、最適充電スイッチ23を操作することによ
り、充電が開始されるとともに最適な充電量に達した時
点で自動的に充電が停止される。均等充電スイッチ24
は均等充電を行う際に使用し、均等充電スイッチ24を
操作すると充電が開始される。均等充電では過充電気味
に充電され、普通充電のみを繰り返した場合に生じたバ
ッテリ8aの各セルの性能の差が均等化される。終了ス
イッチ25は充電途中で充電を中止する場合に使用し、
終了スイッチ25を操作すると所定の充電量に達してい
なくても、充電コントローラ26は終了モードに移行し
て充電が停止される。
【0025】図1及び図4に示すように、フード9には
閉鎖状態においてバッテリ8aから発生した水素ガスを
フード9の外に導く排出部28と、巻取装置17をバッ
テリ収納部7から隔離するとともに前記水素ガスを排出
部28に導くガイド部材29とが設けられている。排出
部28は前壁9bの下部を切り欠いて形成され、前壁9
bのほぼ全長にわたって延びるように形成されている。
ガイド部材29は板材で形成され、巻取装置17の下方
においてその両側が側壁9cに固定された状態で、フー
ド9の基端(後端側)から前端側に向かって上昇傾斜す
るように配設されている。
【0026】次に、前記のように構成されたフォークリ
フト1の作用を説明する。フード9はバッテリ交換時あ
るいは巻取装置17の点検時以外は、図1に示すように
閉鎖状態に保持される。バッテリ8aの充電が行われな
い通常時には、充電ケーブル16は巻取装置17に巻き
取られ、プラグ19が凹部20に収納された状態に保持
される。この状態では、プラグ19がフード9の壁面か
ら突出しない状態に保持される。従って、オペレータの
フォークリフト1への乗降時や座席シート11に座って
運転あるいは荷役作業を行うときに、プラグ19が邪魔
になることがない。また、プラグ19が障害物に衝突す
る虞もない。
【0027】バッテリ8aを充電する場合は、フォーク
リフト1を電源側コンセント18の近くに停止させる。
そして、プラグ19を持って充電ケーブル16を巻取装
置17から引き出し、プラグ19を電源側コンセント1
8に接続する。この動作により充電の準備作業が完了す
る。充電ケーブル16は凹部20の壁に形成された孔2
0aを通って引き出されるため、巻取装置17が閉鎖状
態のフード9の内側に配置されていても充電ケーブル1
6が支障無く引き出される。
【0028】この状態で操作パネル21のスイッチを操
作すると、所定の充電方法で充電が開始される。通常の
充電時には最適充電スイッチ23を操作する。すると、
充電が開始され、バッテリ8aの充電量が過充電になら
ない所定量に達した時点で自動的に充電が停止される。
【0029】充電が終了すると、オペレータはプラグ1
9を電源側コンセント18から抜き、充電ケーブル16
をフード9内に収納する。充電ケーブル16のフード9
内への収納は、充電ケーブル16に引っ張り力を加えた
後、弛める操作により巻取装置17に自動的に巻き取ら
れる。
【0030】充電中にバッテリ8aから水素ガスが発生
するが、発生した水素はガイド部材29に案内されて図
1に矢印で示す経路で排出部28に至り、排出部28か
らフード9の外に排出される。従って、充電中に発生し
た水素ガスは速やかにフード9の外に排出され、フード
9内に溜まることが回避される。
【0031】この実施の形態では以下の効果を有する。 (イ) フォークリフト1に充電ケーブル16と、充電
ケーブル16を巻き取る巻取装置17とが装備されてい
るため、従来装置と異なり、充電ケーブル16を電源側
コンセント18の近くに整然と置く必要がなく、オペレ
ータが充電の都度面倒な後かたづけ作業を行う必要がな
い。また、設備側電源以外の場所に設けられた電源から
も充電でき、しかも、充電ケーブル16が邪魔になった
り、紛失したりする虞がない。更に、電源側コンセント
18の近くに充電ケーブル16を保管するスペースを確
保する必要がなく、スペースを有効に活用することが可
能となる。
【0032】(ロ) 充電ケーブル16が機台フレーム
1aの側方から引き出し可能に設けられている。従っ
て、フォークリフト1の停車スペースが狭く、フォーク
リフト1の前端と電源側コンセント18の設けられた壁
との間隔が狭くても、充電ケーブル16の引き出し操作
が容易となる。
【0033】(ハ) 巻取装置17はバッテリ収納部7
の上側を覆うフード9の内側に取り付けられている。従
って、巻取装置17の収納スペースの確保が容易とな
る。 (ニ) 充電ケーブル16は巻き取られた状態におい
て、充電ケーブル16の端部に装備されたプラグ19が
フード9の壁面から突出しないように保持されている。
従って、収納状態においてプラグが障害物に衝突した
り、オペレータの乗降時に邪魔になることがない。更
に、運転室6におけるオペレータの居住性を損なうこ
と、例えば運転操作あるいは荷役操作時にプラグ19が
オペレータに触れて違和感を与えることがない。
【0034】(ホ) フード9にはプラグ19を収納す
るための凹部20が、充電ケーブル16を車体の前後方
向に対して40〜60°の角度で引き出す際に支障を来
さないように形成されている。従って、複数台のフォー
クリフト1が電源側コンセント18の近くに並んで駐車
した状態で充電を行う場合、隣に駐車しているフォーク
リフト1との間隔が狭くても充電ケーブル16をインス
トルメントパネル22と干渉せずに引き出し易くなる。
【0035】(ヘ) プラグ19を収納するための凹部
20がフード9の前壁8bに形成されており、プラグ1
9が凹部20から突出しない状態で収納されるため、フ
ォークリフト1の外観上の見栄えを良くすることができ
る。
【0036】(ト) バッテリ8aの充電中に発生した
水素は、巻取装置17をバッテリ収納部7から区画する
ガイド部材29によって排出部28へ導かれ、排出部2
8からフード9の外に速やかに排出される。従って、フ
ード9の閉鎖状態において充電を行っても、バッテリ8
aから発生した水素ガスが巻取装置17の配置箇所に溜
まることがなく、充電時に巻取装置17の端子部におい
て火花が発生しても支障がない。また、従来装置と異な
り、充電時にフード9を開ける手間がいらず、充電準備
作業が簡単になる。
【0037】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態を図5及び図6に従って説明する。この実施の形態で
は巻取装置17がフード9の内部に設けられていない点
が前記実施の形態と大きく異なっている。前記実施の形
態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略す
る。
【0038】巻取装置17はトーボード30を形成する
機台フレーム1aの下方に、リール17aの軸が前後方
向に延びる状態で配設されている。プラグ19を収納す
る凹部20はトーボード30とステップ14との間の機
台フレーム1aに配設され、操作パネル21は凹部20
に隣接して配設されている。凹部20は収納状態におい
てプラグ19が凹部20から突出しない大きさに形成さ
れている。
【0039】従って、この実施の形態においては前記実
施の形態の(イ)及び(ロ)の効果の他に次の効果を有
する。 (チ) プラグ19あるいは操作パネル21の各スイッ
チ23〜25がオペレータの乗降を妨げたり、運転室6
におけるオペレータの居住性を損なうことはない。
【0040】(リ) この実施の形態でもバッテリ8a
の充電中に発生した水素は、フード9に設けられたガイ
ド部材29によって排出部28へ導かれ、排出部28か
らフード9の外に速やかに排出される。従って、フード
9の閉鎖状態において充電を行っても、バッテリ8aか
ら発生した水素ガスがフード9の内側に溜まることがな
く、従来装置と異なり、充電時にフード9を開ける手間
がいらず、充電準備作業が簡単になる。また、フード9
の内側に火花の発生する虞のある電気部品を配設するこ
とができる。
【0041】(ヌ) 巻取装置17がフード9に取り付
けられていないため、従来装置と同様にフード9を開放
した状態で充電を行えば、排出部28及びガイド部材2
9をフード9に設ける必要はなく、フード9の構造が簡
単になる。
【0042】(ル) 巻取装置17が充電器15の近く
に配設されているため、前記実施の形態に比較して巻取
装置17と充電器15との間の配線作業が簡単になる。
なお、実施の形態は前記に限定されるものではなく、例
えば、次のように具体化してもよい。
【0043】○ 巻取装置17をフード9の内側に配設
した構成において、凹部20を前壁9bの右寄りに設け
たり、側壁9cに設けてもよい。前壁9bに設けた場合
は第1の実施の形態の(イ)〜(ト)の効果を有し、側
壁9cに設けた場合は、第1の実施の形態の(イ)〜
(ニ)、(ヘ)及び(ト)の効果を有する。側壁9cに
設ける場合でも図7に示すように、充電ケーブル16を
車体の前後方向に対して40〜60°の角度で引き出す
ように形成してもよい。
【0044】○ 巻取装置17の配設位置はフード9の
内側及びトーボード30の下方に限らず、フード9の外
側あるいはカウンタウエイト27の収納部に設けてもよ
い。フード9の外側(上側)に設けた場合は、雨水の進
入を防止するため防水機能を有するカバーで覆う必要が
ある。
【0045】○ 排出部28を前壁9bに形成する代わ
りに側壁9cあるいは上壁9aに形成してもよい。ガイ
ド部材29の形状は排出部28の位置に対応して適切な
形状に変更される。排出部28を上壁9aに形成した場
合は、排出部28から雨水が進入するのを防止する手段
を設ける必要がある。
【0046】○ 排出部28を前壁9bあるいは側壁9
cに形成する場合、フード9の一部を切り欠いて形成す
る代わりにフード9に孔を形成してもよい。 ○ バッテリ8aは鉛蓄電池に限らず他の種類の蓄電
池、例えばナトリウム−硫黄電池、亜鉛−臭素電池等を
使用してもよい。バッテリ8aとして充電中に水素ガス
が発生しないタイプのものを使用すれば、フード9の閉
鎖状態で充電する構成であっても排出部28及びガイド
部材29が不要となり、フードの構造が簡単になる。
【0047】○ フォークリフト1に限らず、バッテリ
を電源とした他の産業車両、乗用車、バス等のバッテリ
車に適用してもよい。乗用車に適用する場合には、例え
ば車体の側面に充電ケーブルの端部のプラグを収納する
収納部を設けるとともに、収納部の開口を覆う開閉可能
な蓋を設けるのが好ましい。
【0048】前記各実施の形態から把握できる請求項記
載以外の技術的思想(発明)について、以下にその効果
とともに記載する。 (1) 請求項3に記載の発明において、前記巻取装置
はフォークリフトのトーボードの下方に、充電ケーブル
の引き出し方向が側方となるように配設されている。こ
の場合も巻取装置の収納スペースの確保が容易となる。
【0049】(2) 請求項5に記載の発明において、
前記凹部はフードの前壁に設けられている。この場合、
凹部が見え難く、フォークリフトの外観上の見栄えを良
くすることができる。
【0050】(3) バッテリ車のバッテリ収納部の上
側を覆うフードの内側に、フードの閉鎖状態においてバ
ッテリから発生した水素ガスをフードの外に導く排出部
と、前記水素ガスを前記排出部に導くガイド部材とが設
けられているバッテリ車。この場合、フードの閉鎖状態
において充電を行っても、バッテリから発生した水素ガ
スがフードの内側に溜まることがなく、従来装置と異な
り、充電時にフードを開ける手間がいらず、充電準備作
業が簡単になる。また、フードの内側に火花の発生する
虞のある電気部品を配設することができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項6
に記載の発明によれば、充電ケーブルを設備側電源の近
くに整然と置く必要がなく、設備側電源以外の場所に設
けられた電源からも充電でき、充電ケーブルが邪魔にな
ったり、紛失したりする虞がなくなる。
【0052】請求項2に記載の発明によれば、充電ケー
ブルが車体の側方から引き出し可能に設けられている。
従って、バッテリ車の停車スペースが狭く、バッテリ車
の前端と電源側コンセントの設けられた壁との間隔が狭
くても、充電ケーブルの引き出し操作が容易となる。
【0053】請求項3に記載の発明によれば、乗用車等
のバッテリ車に比較して巻取装置の配設スペースを確保
し易い。請求項4に記載の発明によれば、巻取装置の収
納スペースの確保が容易となるとともに、充電ケーブル
のプラグが収納状態において、オペレータの乗降の邪魔
にならない。
【0054】請求項5に記載の発明によれば、複数台の
フォークリフトが電源側コンセントの近くに並んで駐車
した状態で充電を行う場合、隣に駐車しているフォーク
リフトとの間隔が狭くても充電ケーブルをインストルメ
ントパネルと干渉せずに引き出し易くなる。
【0055】請求項6に記載の発明によれば、フードの
閉鎖状態において充電を行っても、バッテリから発生し
た水素ガスが巻取装置の配置箇所に溜まることがなく、
充電時に巻取装置の端子部において火花が発生しても支
障がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態のフォークリフトの一部破
断概略側面図。
【図2】 巻取装置と充電ケーブルの関係を示す模式平
断面図。
【図3】 同じく充電ケーブルの引き出し途中を示す模
式平断面図。
【図4】 フードの開放状態を示す一部破断概略斜視
図。
【図5】 第2の実施の形態のフォークリフトの一部破
断概略側面図。
【図6】 同じく巻取装置の配設状態を示す部分概略斜
視図。
【図7】 別の実施の形態の模式平断面図。
【図8】 従来のフォークリフトの概略側面図。
【符号の説明】
1…バッテリ車としてのフォークリフト、1a…車体と
しての機台フレーム、7…バッテリ収納部、8a…バッ
テリ、9…フード、15…充電器、16…充電ケーブ
ル、17…巻取装置、18…電源側コンセント、19…
プラグ、20…凹部、28…排出部、29…ガイド部
材。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ充電用の充電器を装備したバッ
    テリ車であって、前記充電器に電源側コンセントから電
    力を供給するための充電ケーブルと、該充電ケーブルを
    巻き取る巻取装置とを備えたバッテリ車。
  2. 【請求項2】 前記充電ケーブルは車体の側方から引き
    出し可能に設けられている請求項1に記載のバッテリ
    車。
  3. 【請求項3】 前記バッテリ車はフォークリフトである
    請求項1又は請求項2に記載のバッテリ車。
  4. 【請求項4】 前記巻取装置はフォークリフトのバッテ
    リ収納部の上側を覆うフードの内側に取り付けられ、前
    記充電ケーブルは巻き取られた状態において充電ケーブ
    ルの端部に装備されたプラグが前記フードの壁面から突
    出しないように保持される請求項3に記載のバッテリ
    車。
  5. 【請求項5】 前記フードには前記プラグを収納するた
    めの凹部が、充電ケーブルを車体の前後方向に対して4
    0〜60°の角度で引き出す際に支障を来さない位置及
    び形状に形成されている請求項4に記載のバッテリ車。
  6. 【請求項6】 前記バッテリは充電中に水素を発生する
    タイプであり、前記フードには閉鎖状態においてバッテ
    リから発生した水素ガスをフードの外に導く排出部と、
    前記巻取装置をバッテリ収納部から隔離するとともに前
    記水素ガスを前記排出部に導くガイド部材とが設けられ
    ている請求項4又は請求項5に記載のバッテリ車。
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