JPH11199100A - 用紙整合装置 - Google Patents

用紙整合装置

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JPH11199100A
JPH11199100A JP10222523A JP22252398A JPH11199100A JP H11199100 A JPH11199100 A JP H11199100A JP 10222523 A JP10222523 A JP 10222523A JP 22252398 A JP22252398 A JP 22252398A JP H11199100 A JPH11199100 A JP H11199100A
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moving
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Satoshi Harada
智 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙の紙質に関係なく、スキューとサイドレ
ジを同時に矯正できる用紙整合装置を提供する。 【解決手段】 搬送ローラ1a,1bを搬送方向におい
て異なる位置に設け、これら搬送ローラ1a,1bを移
動駆動モータ11a,11bの駆動により搬送方向と交
わる方向に移動可能にするとともに、搬送中の用紙の側
端を検知する用紙検知センサ13a,13bの各検出出
力を基に制御回路15a,15bで搬送ローラ1a,1
bの移動方向を制御することでスキューとサイドレジを
同時に矯正する。また、用紙整合時には搬送ローラ1
a,1bを高速移動させ、この高速移動によって用紙2
の側端を用紙検知センサ13a,13bが検知した後は
用紙搬送ローラ1a,1bを低速移動させることで、用
紙整合精度を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等の画像形
成装置における用紙整合装置に関し、特に搬送中の用紙
のスキュー(skew;斜行)や搬送方向と交わる方向
における位置ずれなどを補正するための用紙整合装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置において、搬送中の用紙が
斜行したり、あるいは搬送方向と交わる方向において位
置ずれを生じた場合には、用紙に対して画像がずれた状
態で形成されてしまうことになる。特に、両面コピー機
能を持つ複写機等においては、第1面に画像を形成した
後、反転装置で用紙を反転してから第2面に画像を形成
するため、搬送中の用紙が斜行したり、あるいは搬送方
向と交わる方向における位置ずれがあると、第1面と第
2面の画像がずれてしまうことになる。
【0003】このため、搬送中の用紙のスキューや、搬
送方向と交わる方向における位置ずれ、即ちサイドレジ
ストレーション(以下、サイドレジと略称する)などを
修正するための用紙整合装置が用いられる。この用紙整
合装置として、従来種々提案されており、その代表的な
ものを以下に挙げる。
【0004】その従来装置の1つとして、用紙の搬送路
中に搬送方向と交わる方向において異なる位置に一対の
ストッパーを進退自在に設け、搬送中の用紙の先端をこ
の一対のストッパーに突き当てることによってリードス
キューを矯正し、その後一対のストッパーを搬送路から
退避させて用紙を引き続き搬送させる構成のものが知ら
れている(例えば、特開昭63‐225052号公報参
照)。
【0005】また、他の従来装置として、用紙の搬送中
に搬送方向と交わる方向において異なる位置に一対の用
紙検知センサを設け、この一対の用紙検知センサを用紙
の先端が通過する時間差からスキュー量を算出し、その
スキュー量に基づいて搬送方向と交わる方向に離間して
設けられた2つの搬送ローラの回転速度を独立に制御す
ることによってリードスキューを矯正する構成のものが
知られている(例えば、特公平3‐53219号公報参
照)。
【0006】さらに他の従来装置として、用紙の搬送路
の一方側に搬送方向に沿って基準壁を設けるとともに、
用紙の搬送路中に斜行ローラを配置し、この斜行ローラ
によって搬送中の用紙を基準壁方向へ寄せ、用紙のサイ
ドエッジを基準壁に突き当ててサイドスキューを矯正す
ると同時にサイドレジを合わせる構成のものが知られて
いる(例えば、特開昭57‐90344号公報参照)。
【0007】さらに他の従来装置として、用紙を搬送す
る搬送ローラをその軸方向に移動可能に設けるととも
に、その搬送ローラの近傍のサイドレジの基準位置に用
紙のサイドエッジを検知する用紙検知センサを配置し、
この用紙検知センサによって搬送中の用紙のサイドエッ
ジが基準位置にあるか否かを検知し、その検知結果に基
づいて搬送ローラを軸方向へ移動させることによってサ
イドレジを合わせる構成のものが知られている(例え
ば、特開昭59‐4552号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63‐225052号公報に開示の従来装置では、用紙
の先端をストッパーに突き当てる構成を採っているの
で、用紙のリードスキューについては矯正できるもの
の、サイドレジを合わせることはできなく、しかも用紙
をストッパーに突き当てる際に衝突音が発生するととも
に、用紙が一旦停止することになるため生産性が悪い。
【0009】さらに、矯正可能な入力スキューの範囲が
狭く、しかも一般的に用紙の先辺と後辺の平行度がゼロ
でないことから、両面コピー機能を持つ複写機などの場
合には、反転装置によって用紙を反転した際に用紙の先
辺と後辺が入れ替わってしまうため、用紙の先端をスト
ッパーに突き当ててスキュー補正を行うと、第1面と第
2面の画像がずれてしまう。
【0010】特公平3‐53219号公報に開示の従来
装置では、上記の従来装置の場合と同様に、用紙の先端
を基準にスキュー補正を行う構成を採っているので、サ
イドレジを合わせることができないとともに、両面コピ
ーの際に第1面と第2面の画像がずれてしまう。さら
に、用紙の先端が一対の用紙検知センサを通過する時間
差からスキュー量を算出し、そのスキュー量から搬送ロ
ーラの速度プロファイルを計算する必要があることか
ら、その計算を行うための演算手段が必要となり高価で
あり、しかも搬送ローラが磨耗するとその分だけスキュ
ーが悪くなる。
【0011】特開昭57‐90344号公報に開示の従
来装置では、斜行ローラの搬送力によって用紙を基準壁
に突き当ててサイドレジを合わせる構成を採っているの
で、その搬送力が強すぎると用紙の紙厚が薄い場合に用
紙が座屈したり、逆に搬送力が弱すぎると用紙の紙厚が
厚い場合に用紙を基準壁まで搬送できなかったりし、適
用できる紙質の範囲が狭い。さらに、斜行ローラが摩耗
し易いとともに、サイドレジ精度が紙質によってばらつ
くことになる。
【0012】特開昭59‐4552号公報に開示の従来
装置では、搬送中の用紙を単に横方向(搬送方向と直交
する方向)に平行移動させることによって用紙のサイド
エッジを基準位置に合わせる構成を採っているので、ス
キューを矯正することはできなく、その効果を発揮でき
るのはスキューが無い状態で搬送されている用紙に対し
てのみである。
【0013】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、用紙の紙質に関係な
くスキューおよびサイドレジを同時にかつ確実に矯正で
き、しかも両面コピーなどの場合であっても第1面と第
2面の画像にずれを生じさせることのない用紙整合装置
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による用紙整合装
置は、用紙の搬送方向において異なる位置に設けられ、
用紙に対してそれぞれ搬送力を付与する第1,第2の用
紙搬送手段と、前記第1,第2の用紙搬送手段をそれぞ
れ搬送方向と交わる方向に移動させることで用紙の位置
を補正する用紙位置補正手段と、前記第1,第2の用紙
搬送手段による搬送中の用紙の側端を検知する用紙側端
検知手段と、前記用紙側端検知手段の検知結果に基づい
て前記用紙位置補正手段による前記第1,第2の用紙搬
送手段の移動方向を制御して用紙整合を行うとともに、
その用紙整合の開始時には前記第1,第2の用紙搬送手
段を高速移動させ、この高速移動によって前記用紙の側
端を前記用紙側端検知手段が検知した後は前記第1,第
2の用紙搬送手段を低速移動させる制御手段とを備えた
構成を採用している。
【0015】上記構成の用紙整合装置においては、第
1,第2の用紙搬送手段によって搬送中の用紙が斜行し
た場合、その側端が用紙側端検知手段によって検知され
る。制御手段は、用紙側端検知手段の検知結果に基づい
て用紙位置補正手段を駆動し、第1,第2の用紙搬送手
段の移動方向を制御する。このとき、第1,第2の用紙
搬送手段の移動方向に応じて搬送中の用紙が回転又は平
行移動し、これによって用紙のスキューおよびサイドレ
ジの矯正が同時に行われる。また制御手段は、用紙整合
時には第1,第2の用紙搬送手段を高速移動させるた
め、実際に搬送されてきた用紙の側端が用紙側端検知手
段の検知位置(以下、基準位置)から大きくずれていた
場合でも、そのずれ分が短時間で補正される。さらに制
御手段は、記第1,第2の用紙搬送手段の高速移動によ
って用紙の側端を用紙側端検知手段が検知した後は第
1,第2の用紙搬送手段を低速移動させるため、基準位
置を境に用紙の側端を往復動させる場合に、その往復動
の振幅が小さくなる。
【0016】本発明による他の用紙整合装置は、用紙の
搬送方向において異なる位置に設けられ、用紙に対して
それぞれ搬送力を付与する第1,第2の用紙搬送手段
と、前記第1,第2の用紙搬送手段をそれぞれ搬送方向
と交わる方向に移動させることで用紙の位置を補正する
用紙位置補正手段と、前記第1,第2の用紙搬送手段に
よる搬送中の用紙の側端を検知する用紙側端検知手段
と、前記用紙側端検知手段の検知結果に基づいて前記用
紙位置補正手段による前記第1,第2の用紙搬送手段の
移動方向を制御して用紙整合を行う制御手段と、前記第
1,第2の用紙搬送手段をそれぞれ搬送方向と交わる方
向に付勢する付勢手段とを備えた構成を採用している。
【0017】上記構成の他の用紙整合装置においては、
第1,第2の用紙搬送手段によって搬送中の用紙が斜行
した場合、その側端が用紙側端検知手段によって検知さ
れる。制御手段は、用紙側端検知手段の検知結果に基づ
いて用紙位置補正手段を駆動し、第1,第2の用紙搬送
手段の移動方向を制御する。このとき、第1,第2の用
紙搬送手段の移動方向に応じて搬送中の用紙が回転又は
平行移動し、これによって用紙のスキューおよびサイド
レジの矯正が同時に行われる。また、第1,第2の用紙
搬送手段をそれぞれ搬送方向と交わる方向に付勢してお
けば、用紙位置補正手段の駆動系にギヤを用いた場合で
も、バックラッシュによる動作の遅れが生じなくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明が適用
される用紙整合装置の概略構成図である。
【0019】図1においては、搬送ローラ1a,1bが
用紙2の搬送方向(図の矢印方向)において異なる位置
に設けられている。搬送ローラ1a,1bは、回転軸3
a,3bの一端にそれぞれ固定されている。回転軸3
a,3bは、その中間部においてフレーム4a,4bに
対して回転自在にかつその軸方向、即ち搬送方向と交わ
る方向に移動可能に軸受5a,5b,6a,6bによっ
て保持されている。
【0020】回転軸3a,3bのフレーム4a,4b間
の部位には、駆動ギヤ7a,7bが取り付けられてい
る。また、駆動ギヤ7a,7bの中間位置には、これら
駆動ギヤ7a,7bの各々に噛合した状態で中間ギヤ8
が設けられている。この中間ギヤ8は、フレーム4bに
固定された回転駆動モータ9の回転軸9aに取り付けら
れている。回転駆動モータ9としては、サーボモータや
ステッピングモータなどが用いられる。
【0021】回転駆動モータ9は、搬送ローラ1a,1
bを回転駆動する駆動源となる。すなわち、回転駆動モ
ータ9によって中間ギヤ8が回転駆動され、その回転力
が駆動ギヤ7a,7bに同じ回転方向の回転力として伝
達され、さらに回転軸3a,3bを介して搬送ローラ1
a,1bに用紙2の搬送力として伝達される。以上の回
転軸3a,3b、駆動ギヤ7a,7b、中間ギヤ8、回
転駆動モータ9およびその周辺部品を駆動系とした搬送
ローラ1a,1bにより、用紙2に対してそれぞれ搬送
力を付与する第1,第2の用紙搬送手段が構成されてい
る。
【0022】回転軸3a,3bの他端には、軸方向に溝
が切られたラック10a,10bが取り付けられてい
る。これらのラック10a,10bには、移動駆動モー
タ11a,11bの各回転軸に取り付けられたピニオン
12a,12bが噛合している。移動駆動モータ11
a,11bとしては、ステッピングモータやDCモータ
などが用いられる。
【0023】移動駆動モータ11a,11bは、搬送ロ
ーラ1a,1bを搬送方向と交わる方向(図の左右方
向)に移動させる駆動源となる。すなわち、移動駆動モ
ータ11a,11bによってピニオン12a,12bが
回転駆動され、その回転運動がラック10a,10bを
介して回転軸3a,3bに直線運動として伝達されるこ
とで、回転軸3a,3bの各一端に固定された搬送ロー
ラ1a,1bが搬送方向と交わる方向に移動する。この
とき、搬送ローラ1a,1bの移動方向は、移動駆動モ
ータ11a,11bの回転方向に対応したものとなる。
【0024】以上の回転軸3a,3b、ラック10a,
10b、移動駆動モータ11a,11b、ピニオン12
a,12bおよびその周辺部品により、搬送ローラ1
a,1bをそれぞれ搬送方向と交わる方向(図の左右方
向)に移動させることで用紙2の位置を補正する用紙位
置補正手段が構成されている。すなわち、搬送ローラ1
a,1bの一方のみを移動させるときや互いの移動方向
を異にするときは、用紙2を回転させるように機能し、
搬送ローラ1a,1bを共に同じ方向に移動させるとき
は、搬送方向と交わる方向に用紙2を平行移動させるよ
うに機能することで、用紙2の位置を補正する。
【0025】因みに、搬送ローラ1a,1bはそれぞれ
図示せぬピンチローラと対をなし、搬送ローラ1a,1
bとピンチローラとの間に用紙2を把持しつつ搬送する
ように構成されている。ピンチローラは、用紙2の回転
動作や移動動作を容易にするために、搬送ローラ1a,
1bに連動して軸方向に移動可能な構成が採られる。た
だし、必ずしも軸方向に移動自在な構成である必要はな
く、軸方向において固定とした構成を採る場合には、用
紙2が滑りやすいような材質のローラ、例えばプラスチ
ック製のローラをピンチローラとして用いれば良い。
【0026】搬送ローラ1a,1bの図の左側には、搬
送方向において異なる位置、例えば搬送ローラ1a,1
bの近傍の位置に2つの用紙検知センサ13a,13b
が、用紙2の側端を検知する用紙側端検知手段として設
けられている。これらの用紙検知センサ13a,13b
の配設位置が用紙側端基準位置となる。用紙検知センサ
13a,13bとしては、発光素子と受光素子との組み
合わせからなる光学センサなどが用いられる。
【0027】また、用紙2の搬送路中には、用紙2の先
端/後端が搬送ローラ1bの位置を通過したことを検知
する用紙パスセンサ14が設けられている。この用紙パ
スセンサ14としては、用紙検知センサ13a,13b
と同様に、発光素子と受光素子との組み合わせからなる
光学センサなどが用いられる。
【0028】用紙検知センサ13a,13bの各検知出
力は制御回路15a,15bにそれぞれ供給される。ま
た、用紙パスセンサ14の検知出力はシステムコントロ
ーラ16に供給される。システムコントローラ16は、
制御回路15a,15bに対して用紙整合の開始/終了
を指令する指令信号を与える。
【0029】制御回路15a,15bは、システムコン
トローラ16から整合開始の指令信号が与えられると、
用紙検知センサ13a,13bの検知結果に基づいて移
動駆動モータ11a,11bの回転方向、即ち搬送ロー
ラ1a,1bの移動方向の制御を行う。これらの制御回
路15a,15bの具体的な制御ロジックを図2に示
す。
【0030】図2において、用紙検知センサ13aが用
紙2の側端を検知しないとき、つまり用紙無し(cas
e1)のときは、この用紙検知センサ13aの検知出力
を受けて制御回路15aは移動駆動モータ11aを図の
ccw(反時計回り)方向に回転駆動する。これによ
り、搬送ローラ1aは回転軸3aと一緒に図の左方向に
移動し、用紙2を用紙検知センサ13aがその側端を検
知する位置まで移動させる。
【0031】用紙検知センサ13aが用紙2の側端を検
知したとき、つまり用紙有り(case2)のときは、
この用紙検知センサ13aの検知出力を受けて制御回路
15aは移動駆動モータ11aを図のcw(時計回り)
方向に回転駆動する。これにより、搬送ローラ1aは回
転軸3aと一緒に図の右方向に移動し、用紙2を用紙検
知センサ13aがその側端を検知しない位置まで移動さ
せる。
【0032】用紙検知センサ13bが用紙2の側端を検
知しないとき、つまり用紙無し(case1)のとき
は、この用紙検知センサ13bの検知出力を受けて制御
回路15bは移動駆動モータ11bを図のccw方向に
回転駆動する。これにより、搬送ローラ1bは回転軸3
bと一緒に図の左方向に移動し、用紙2を用紙検知セン
サ13bがその側端を検知する位置まで移動させる。
【0033】用紙検知センサ13bが用紙2の側端を検
知したとき、つまり用紙有り(case2)のときは、
この用紙検知センサ13bの検知出力を受けて制御回路
15bは移動駆動モータ11bを図のcw方向に回転駆
動する。これにより、搬送ローラ1bは回転軸3bと一
緒に図の右方向に移動し、用紙2を用紙検知センサ13
bがその側端を検知しない位置まで移動させる。
【0034】このように本実施形態の用紙整合装置にお
いては、回転駆動モータ9を駆動源とする搬送ローラ1
a,1bを搬送方向において異なる位置に設け、これら
の搬送ローラ1a,1bを移動駆動モータ11a,11
bを駆動源とする用紙位置補正手段によって搬送方向と
交わる方向に移動可能にするとともに、用紙側端基準位
置上に用紙検知センサ13a,13bを設け、用紙検知
センサ13a(13b)が用紙2の側端を検知していな
いときは、当該センサに対応する搬送ローラ1a(1
b)を用紙側端基準位置に近づく方向に、また用紙2の
側端を検知しているときは、離れる方向に移動させるよ
うに移動駆動モータ11a,11bを制御するようにし
ている。
【0035】これにより、搬送中の用紙2の側端は、用
紙検知センサ13a,13bで検知される基準位置、即
ち用紙検知センサ13a,13bの検知ポイントを結ん
だライン上(図1では一線鎖線で示す)を境にして図3
に示すように往復動しながら収束し、所望の基準位置へ
と合わせ込まれるため、搬送中の用紙2のスキューおよ
びサイドレジを共に矯正できる。
【0036】特に、搬送ローラ1a,1bの双方を搬送
方向と交わる方向において移動可能とし、搬送中の用紙
2を図の時計回りおよび反時計回りの両方向に回転可能
な構成としたことで、用紙2のスキューおよびサイドレ
ジの矯正動作を素早く行うことができる。また、搬送ロ
ーラ1a,1bを同時に同じ方向に移動させることで、
搬送中の用紙2を平行移動させることができるので、用
紙側端基準位置から極端に離れた状態で用紙2が搬送さ
れてきた場合には、この機能を使って用紙2を用紙側端
基準位置まで平行移動させることにより、スキューおよ
びサイドレジの矯正動作に素早く移行できる。
【0037】ところで、搬送ローラ1a,1bにより搬
送されかつ移動駆動モータ11a,11bの駆動に伴う
搬送ローラ1a,1bの移動によって基準位置に合わせ
込まれた用紙2は、その後、搬送ローラ1bよりも搬送
方向下流側に配設された搬送ローラ17(図1参照)に
受け渡される。その際、用紙2の側端は前述のように基
準位置を境に往復動しながら収束し、基準位置へと合わ
せ込まれていく。したがって、用紙2の側端をより高精
度に基準位置に合わせ込むには、用紙側端の往復動の時
間周期を短縮して、用紙2の先端が下流側の搬送ローラ
17に到達するまでの間に、用紙側端を出来るだけ多く
往復動させること、さらにその往復動の振幅を出来るだ
け小さくすることが重要となる。
【0038】ここで、基準位置を境にした用紙側端の往
復動の様子を図4に示す。図4においては、縦軸に往復
動の振幅をとり、横軸に時間をとっている。図示のよう
に、用紙整合中における用紙側端の往復動では、移動駆
動モータ11a,11bにステッピングモータを用いた
場合、用紙検知センサ13a,13bの検知出力(ON
/OFF)が切り替わるセンサ検知幅Wに対し、これを
超えた領域で少なくとも1ステップ(パルス)分の移動
量Jが発生する。ところが実際には、上記移動量J分を
超えた用紙のオーバーランRが発生し、このオーバーラ
ンRによって用紙側端の往復動の振幅が大きくなり、そ
れ以上用紙の整合精度を高めることができなくなる。こ
の原因の主なものとしては、搬送ローラ1a,1bの移
動速度、駆動系のバックラッシュ、搬送ローラ1a,1
bを含む移動部品の質量(慣性)がある。
【0039】また、移動駆動モータ11a,11bの回
転方向(正転/逆転)が切り替わる際にも、上記駆動系
のバックラッシュがあるために、移動駆動モータ11
a,11bの回転方向が切り替わってから搬送ローラ1
a,1bの移動方向が切り替わるまでにT時間分のタイ
ムラグが生じる。このタイムラグ(時間T)によって用
紙側端の往復動の時間周期は長くなるため、それに伴っ
て用紙側端を基準位置への収束させる際の収束時間が長
くなってしまう。
【0040】これに対して、移動駆動モータ11a,1
1bにステッピングモータを用いた場合の、用紙側端の
往復動作としては、図5に示すように、センサ検知幅W
からステッピングモータの1ステップ分の移動量Jを超
えた範囲内で振幅動作することが理想的である。
【0041】そこで、搬送ローラ1a,1bの移動速度
を高速にした場合(高速動作時)と低速にした場合(低
速動作時)とで、それぞれの用紙側端の往復動の様子を
調べたところ、図6に示すように、高速動作時の往復動
(実線)に比較して低速動作時の往復動(破線)の方が
振幅が小さくなるという結果が得られた。ところが、搬
送ローラ1a,1bの移動速度を低速にすると、用紙2
の側端が基準位置から大きく離れた状態で、搬送ローラ
1a,1bへと用紙2が受け渡された場合に、その用紙
側端を基準位置まで移動させる最初の整合動作に多くの
時間を要し、結果的に用紙位置の補正範囲(許容ずれ
量)が小さくなって補正能力の低下を招いてしまう。
【0042】また、用紙側端を確実に基準位置へと収束
させるには、用紙整合動作が許容される用紙搬送路の長
さ(例えば、図1の搬送ロール1bから搬送ロール17
までの長さ)を十分に長く確保して、用紙側端の往復動
の実行回数を増やすことも考えられるが、そうした場合
は整合処理時間の増大とともに整合装置の大型化を招い
てしまうため、得策とは言えない。
【0043】こうした点に鑑みて本実施形態において
は、先ず、上記オーバーラン対策の有効手段として、図
7に示すような制御系を採用することとした。
【0044】なお、搬送ローラ1a,1bを制御する制
御回路15a,15bはそれぞれ共通のシステムコント
ローラ16に接続され、このシステムコントローラ16
と制御回路15a,15b間の信号のやり取りは同様に
行われるため、ここでは搬送ローラ1aの移動動作を制
御する制御回路15aと、これに対応する用紙検知セン
サ13aおよびステッピングモータ(移動駆動モータ)
11aの関係についてのみ説明する。
【0045】図7に示す制御系の構成において、システ
ムコントローラ16には、用紙パスセンサ14から用紙
通過検知信号S1が与えられ、この用紙通過検知信号S
1に基づいてシステムコントローラ16から制御回路1
5aに整合開始/終了指令信号S2が与えられる。ま
た、制御回路15aには、用紙検知センサ13aから用
紙検知信号S3が与えられ、この用紙検知信号S3に基
づいて制御回路15aからシステムコントローラ16に
パルス切り替え信号S4が与えられる。これに対して、
システムコントローラ16から制御回路15aへはモー
タ駆動用のパルスS5が与えられ、このパルスS5が制
御回路15aからのパルス切り替え信号S4に応じて高
速用と低速用に切り替えられるようになっている。さら
に、制御回路15aからステッピングモータ11aへ
は、そのモータを起動/停止させるためのモータオン/
オフ信号S6が与えられる。
【0046】続いて、上記構成の制御系によるステッピ
ングモータ(移動駆動モータ)11aの駆動制御動作に
つき、図8のタイミングチャートを用いて説明する。
【0047】先ず、システムコントローラ16は、用紙
パスセンサ14から“H”レベルの通過検知信号S1が
入力されると、所定時間t1後に“H”レベルの整合開
始指令信号S2を出力するとともに、高速動作に対応し
た高速用のパルスS5を出力する。このとき、制御回路
15aは、システムコントローラ16からの“H”レベ
ルの整合開始指令信号S2を受けて、“H”レベルのモ
ータオン信号S6を出力する。これにより、システムコ
ントローラ16からの整合開始指令信号S2をトリガと
してステッピングモータ11aが起動するとともに、シ
ステムコントローラ16から供給される高速用のパルス
S5により回転駆動し、これに連動した搬送ローラ1a
の高速移動によって用紙整合が開始される。
【0048】こうして搬送ローラ1aの高速移動により
用紙整合が開始されたのち、用紙検知センサ13aが用
紙2の側端を検知した時点、即ち用紙検知センサ13a
からの用紙検知信号S3が“H”レベルから“L”レベ
ルまたは“L”レベルから“H”レベルに切り替わった
時点で、制御回路15aから“H”レベルのパルス切り
替え信号S4が出力される。すると、その“H”レベル
のパルス切り替え信号S4を受けてシステムコントロー
ラ16は、それまでの高速用のパルスS5を低速用のパ
ルスS5に切り替えて制御回路15aに供給する。これ
により、ステッピングモータ11aは、システムコント
ローラ16から供給される低速用のパルスS5により回
転駆動するため、搬送ローラ1aの移動動作が高速動作
から低速動作に切り替わる。
【0049】以降、用紙の整合動作は、搬送ローラ1a
の低速動作によって行われる。そして、この用紙整合中
においても、先の図2に示した制御ロジックに従ってス
テッピングモータ11aの回転方向が制御される。
【0050】その後、システムコントローラ16は、整
合開始から所定時間t3が経過すると、“L”レベルの
整合終了指令信号S2を出力するとともに、低速用のパ
ルスS5の供給を停止する。このとき、制御回路15a
は、システムコントローラ16からの“L”レベルの整
合終了指令信号S2を受けて、“L”レベルのモータオ
フ信号S6を出力する。これにより、システムコントロ
ーラ16からの整合終了指令信号S2をトリガとしてス
テッピングモータ11aが停止状態となり、用紙のレジ
合わせ(用紙整合)が終了する。
【0051】以降、レジ合わせを終えた用紙2の後端が
用紙パスセンサ14を通過することで当該センサからの
用紙通過信号S1が“L”レベルとなり、その後、後続
の用紙2の先端が用紙パスセンサ14を通過して当該セ
ンサの用紙通過信号S1が再び“H”レベルになると、
上記同様の駆動制御動作が繰り返される。
【0052】因みに、上記所定時間t3の間に制御回路
15aから“H”レベルのパルス切り替え信号S4が出
力されなかった場合、システムコントローラ16は、搬
送されてきた用紙2の位置ずれ量が最大許容ずれ量(補
正可能な用紙の位置ずれ量)を超えていると判断し、直
ちに装置全体の駆動を停止して異常発生の表示処理を行
う。これにより、複写機やプリンタにあっては、ミスコ
ピーやミスプリントを未然に防止することができる。
【0053】以上の制御構成によれば、用紙整合時にお
いては、先ずシステムコントローラ16から高速用のパ
ルスS5を供給することにより、搬送ローラ1aを高速
移動させるようにしたので、実際に搬送されてきた用紙
2の側端が基準位置から大きくずれていた場合でも、そ
のずれ分を搬送ローラ1aの高速移動によって短時間で
補正することができる。また、その高速移動によって用
紙2の側端を用紙検知センサ13aが検知した後は、制
御回路15aからのパルス切り替え信号S4を受けてシ
ステムコントローラ16から低速用のパルスS5を供給
することにより、搬送ローラ1bを低速移動させるよう
にしたので、用紙側端の往復動の振幅を小さくすること
ができる。これにより、用紙位置の補正範囲(許容ずれ
量)を小さくすることなく、センサ検知幅からの用紙側
端のオーバーラン分を最小限に抑えて、用紙整合精度を
高めることができる。
【0054】なお、上記制御系による駆動制御動作で
は、用紙整合を開始して一番最初に用紙検知センサ13
aの検知出力が変化した時点で、システムコントローラ
16からのパルスS5を高速用から低速用に切り替える
ようにしたが、これ以外にも以下のような方法を採るこ
とができる。
【0055】即ち、用紙整合を開始してから用紙検知セ
ンサ13aの検知出力が変化するまでの最大所要時間
は、用紙の最大許容ずれ量と高速動作時の搬送ローラ1
aの移動速度との関係から求めることができる。具体的
には、基準位置からの用紙の最大許容ずれ量がA/2
(mm)で、搬送ローラ1aの移動速度がY(mm/s
ec)であったとすると、上記最大所要時間(t2)は
以下の式で求まる。 t2=A/2Y
【0056】このことから、図9に示すように、システ
ムコントローラ16から“H”レベルの整合開始指令信
号S2を出力してから上記最大所要時間t2が経過した
時点で、システムコントローラ16からのパルスS5を
高速用から低速用に切り替えるようにしても、先ほどの
場合と同様に用紙2の側端を用紙検知センサ13aが検
知した後に、搬送ローラ1aの移動動作を高速から低速
に切り替えることができる。
【0057】また、搬送ローラ1aの移動速度を切り替
える手段としても、先述したパルスの変更以外に、例え
ばステッピングモータ11aの励磁モードを高速動作時
は2相励磁、低速動作時は1−2相励磁とすることによ
り、上記同様に高速から低速に切り替えることが可能と
なる。さらに、より細かなステップ駆動制御を実現する
モータ制御回路(例えば、三洋電機株式会社製のステッ
ピングモータ用ドライバIC:STK672−040
等)を用いることで、W1−2相励磁、2W1−2相励
磁、4W1−2相励磁を選択できるようになるため、高
速/低速の速度比を大きくとることが可能となる。ま
た、このような切り替え方式を採用することで、システ
ムコントローラ16からは一定のパルスを出力するだけ
で済むようになるため、システムコントローラ16のC
PUの負荷が軽減されるという効果も期待できる。
【0058】図10は、ローラ移動の駆動源となる移動
駆動モータにDCモータを採用した場合の制御系の構成
を示す図である。この制御系の構成においては、DCモ
ータ(移動駆動モータ)11aに駆動電圧を供給するた
めの電源ユニット18が設けられている。この電源ユニ
ット18には、高速移動用電源と低速移動用電源とが設
けられ、これらの電源から制御回路15aにモータ駆動
用の電圧が供給されるようになっている。これに対して
制御回路15aには、DCモータ11aへの駆動電圧を
切り替えるための切り替えスイッチ(不図示)が内蔵さ
れている。
【0059】上記構成の制御系においては、用紙整合の
開始時に電源ユニット18の高速移動用電源による駆動
電圧がDCモータ11aに供給されることで、搬送ロー
ラ1aが高速移動する。その後、図8における用紙検知
信号S3の切り替わりタイミング、または図9における
整合開始から所定時間T2が経過すると、制御回路15
aに内蔵された切り替えスイッチがスイッチング動作
し、これによってDCモータ11aへの供給電圧が低速
用に切り替わる。こうした供給電圧の切り替わりに連動
してDCモータ11aの回転速度も切り替わり、かつ搬
送ローラ1aの移動速度が高速から低速に切り替わるた
め、先述と同様の駆動制御動作が実現される。
【0060】続いて、駆動系のバックラッシュ対策とし
て有効なメカ機構につき、図11を用いて説明する。な
お、図11においては、搬送ローラ1a周りのメカ機構
のみ示しているが、搬送ローラ1b周りも同様のメカ機
構を採用するものとする。
【0061】図11においては、用紙の搬送方向と交わ
る方向に沿って設けられた回転支軸33aに、用紙搬送
駆動用のギア部19aを介してローラ移動用のラック2
0aが取り付けられている。ギヤ部19aとラック20
aは、回転支軸33a上で互いに連結されている。一
方、搬送ローラ1aとギア部19aは、スライダ21a
を介して回転支軸33a上に回転かつスライド自在(移
動自在)に取り付けられ、これによって移動ローラアッ
セイ22aが構成されている。また、移動ローラアッセ
イ22aの近傍にはピンチローラアッセイ23aが配設
されている。このピンチローラアッセイ23aは、回転
支軸33aと平行に配設された回転支軸24aと、この
回転支軸24aにスライダ25aを介して回転かつスラ
イド自在に支持されたピンチローラ26aとによって構
成されている。ピンチローラアッセイ23aには、図示
せぬバネ力等によって回転支軸24aの軸方向と直交す
る方向から所定の押圧力が付与され、この押圧力がピン
チ圧としてピンチローラアッセイ23a(ピンチローラ
26a)から移動ローラアッセイ22a(搬送ローラ1
a)に印加されている。
【0062】移動ローラアッセイ22aのスライダ21
aには、2枚の挟持板27aが取り付けられ、ピッチロ
ーラアッセイ23aのスライダ25aには、1枚の係合
板28aが取り付けられている。そして、移動ローラア
ッセイ22a側の挟持板27aの間にピンチローラアッ
セイ23a側の係合板28aが挟み込まれ、これによっ
て搬送ローラ1aとピンチローラ26aとが、互いの回
転支軸33a,24aに沿って一体的にスライドし得る
構成になっている。
【0063】一方、ローラ移動用のラック20aにはピ
ニオン29aが噛み合っている。ピニオン29aはこれ
と同軸上に設けられたアイドルギヤ30aと一体に回転
するもので、このアイドルギヤ30aに移動駆動モータ
(不図示)のモータ軸ギヤ31aが噛み合っている。さ
らに、回転支軸33aの端部には、付勢手段としての圧
縮コイルバネ32aが巻装されている。この圧縮コイル
バネ32aの一端は、回転支軸33aを固定状態に支持
する固定部に圧接し、同他端は、搬送ローラ1aの側端
面に圧接している。これにより、搬送ローラ1aには圧
縮コイルバネ32aのバネ力が加えられ、このバネ力が
搬送ローラ1aを回転支軸33aの軸方向、即ち搬送方
向と交わる方向に付勢する付勢力となって作用してい
る。
【0064】上記構成のメカ機構においては、図示せぬ
移動駆動モータによってモータ軸ギヤ31aが回転する
と、この回転力がアイドルギヤ30aを介してピニオン
29aに伝達され、これに伴うピニオン29aの回転運
動がラック20aで直線運動に変換される。これによ
り、搬送ローラ1aは回転支軸33a上でスライダ21
aと一緒に移動し、これに連動してピンチローラ26a
も回転支軸24a上でスライダ25aと一緒に移動す
る。
【0065】このとき、搬送ローラ1aの移動方向は、
モータ軸ギヤ31aの回転方向に対応したものとなる。
即ち、モータ軸ギア31aが図のcw方向(時計回り)
に回転した場合は搬送ローラ1aが図の左方向に移動
し、モータ軸ギア31aが図のccw方向(反時計回
り)に回転した場合は搬送ローラ1aが図の右方向に移
動する。
【0066】こうしたモータ軸ギヤ31a(移動駆動モ
ータ)の回転方向の切り替えに際しては、各々の駆動力
伝達部分、例えば図12に示すように、モータ軸ギヤ3
1aとアイドルギヤ30aの噛み合い部分にバックラッ
シュ(隙間)Gが介在していても、上述のように圧縮コ
イルバネ32aによって搬送ローラ1aを一方向(搬送
方向と交わる方向)に付勢しておくことで、モータ軸ギ
ヤ31aとアイドルギヤ30aの間では、ギヤ相互の回
転方向にかかわらず、常に同じ側の歯面同士が接触した
状態(バックラッシュをつめた状態)に保持される。
【0067】これにより、モータ軸ギヤ31aの回転方
向が切り替わった際に、バックラッシュGの存在によっ
てアイドルギヤ30aの回転方向の切り替わりタイミン
グに時間的な遅れが生じなくなる。つまり、モータ軸ギ
ヤ31aと同時にアイドルギヤ30aの回転方向が切り
替わるようになる。この点は、ピニオン29aとラック
20aの噛み合い部分でも同様のことが言える。
【0068】このように回転支軸33aに巻装した圧縮
コイルバネ32aによって搬送ローラ1aを搬送方向と
交わる方向に付勢することで、モータ軸ギヤ31aから
ラック20aに至る駆動系においては、モータ軸ギヤ3
1aの回転方向を切り替えた際のバックラッシュに起因
したタイムラグ(図4のT時間)を解消できるため、そ
の分だけ用紙側端の往復動の時間周期を短縮することが
可能となる。その結果、用紙整合処理時間の増大や整合
装置の大型化を招くことなく、用紙側端を基準位置を境
にしてより多く往復動させ、迅速に基準位置へと収束さ
せることができるため、用紙整合精度を高めることが可
能となる。
【0069】さらに、図1のメカ機構では、搬送ローラ
1aが回転軸3aと一緒に移動する構成であるのに対
し、図11のメカ機構では、搬送ローラ1aが回転支軸
33a上で独立に移動する構成となっているため、質量
増加の主要因となる軸部品(金属軸)を移動部品から除
外でき、移動部品の軽量化を図ることができる。また、
搬送ローラ1aを含めた移動部品の中で、用紙搬送駆動
用のギア部19aやロール移動用のラック20aなどを
金属ではなく樹脂等で構成すれば、移動部品の軽量化に
寄与できる。
【0070】このように移動部品の軽量化を図ることに
より、搬送ローラ1aを移動させる際の移動部品の慣性
を小さくし、整合動作時における用紙側端のオーバーラ
ンを抑えることができる。その結果、用紙側端の往復動
作の振幅が小さくなって、用紙整合精度の向上につなが
る。
【0071】なお、上記実施形態においては、搬送方向
において異なる位置に設けられた搬送ローラ1a,bを
それぞれ搬送方向と交わる方向に移動させることで用紙
整合を行うメカ機構に対し、圧縮コイルバネ32aのバ
ネ力によりバックラッシュ対策を施すようにしたが、こ
れ以外にも、例えば搬送方向の一箇所で搬送ローラを軸
方向(搬送方向と交わる方向)に移動させて用紙の位置
を補正するメカ機構(第1,第2の用紙搬送手段のうち
の一方のみを備えたメカ機構)に対しても、上記同様に
付勢力を作用させることにより、駆動系のバックラッシ
ュに起因したサイドレジの合わせずれを防止することが
できる。
【0072】また、図11のメカ機構においては、圧縮
コイルバネ32aのバネ力を直に搬送ローラ1aに作用
させるようにしているが、これ以外にも、回転支軸33
a上で搬送ローラ1aと一緒に移動する部材、例えばギ
ヤ部19aやラック20aを介して間接的に搬送ローラ
1aに付勢力を付与するようにしてもよい。また、搬送
ローラ1aを付勢する方向としても、搬送方向と交わる
方向(図11の左右方向)であれば、いずれの方向に付
勢してもかまわない。
【0073】ところで、搬送ローラを含む用紙搬送手段
を、用紙の搬送方向と交わる方向に移動させることで用
紙の位置を補正するメカ機構において、上述のようにバ
ネ力等を利用した付勢力により駆動系のバックラッシュ
をつめる場合、バックラッシュ対策として必要な付勢力
は、搬送ローラが止まっていようとする力(スライド抵
抗)よりも大きく設定しなくてはならず、確実に機能さ
せるにはスライド抵抗の1.5倍以上に設定する必要が
ある。しかしながら付勢力を大きくすると、それに合わ
せて移動駆動モータの出力トルクを大きくする必要があ
るため、モータのコストアップや消費電力の増大を招い
てしまう。また、付勢力によって周辺部品が変形しない
ように各部品の剛性を高くしなければならないため、周
辺部品のコストもアップしてしまう。さらに、実際の用
紙整合動作においても、移動駆動モータを停止したとき
に、付勢力によってモータ軸が回転させられることで搬
送ローラが目標位置で止まらずにオーバーランしてしま
い、用紙位置の補正精度が悪化することもある。
【0074】これに対して、先の図11に示すメカ機構
では、搬送方向と交わる方向に沿って設けられた回転支
軸33a上に、搬送ローラ1aを含む移動ローラアッセ
イ22aを回転かつスライド自在(移動自在)に支持す
るとともに、回転支軸33aに対する移動ローラアッセ
イ22aの回転摺動部と移動摺動部とを同一部で構成し
ている。これにより、用紙の搬送中においては、移動ロ
ーラアッセイ22aを回転支軸33a上で摺動回転させ
ながら、その回転摺動部と同一部を移動摺動部としてス
ライドさせて用紙の整合を行うことになるため、バック
ラッシュ対策として必要な付勢力(図例では圧縮コイル
バネ32aのバネ力)を小さくすることができる。以下
に、その理由を詳しく述べる。
【0075】図13は回転支軸33aと移動ローラアッ
セイ22aとの間で回転摺動部と移動摺動部に働く力を
模式的に示した図である。なお、図13では移動ローラ
アッセイ22aの構造を円筒状にして単純化してある。
図においては、回転支軸33a上で移動ローラアッセイ
22aが回転するときの回転摺動部と、回転支軸33a
上で移動ローラアッセイ22aが移動するときの移動摺
動部とが、いずれも回転支軸33aの外周面(図のハッ
チング部分)で同一部となっている。
【0076】ここで、図中の軸周速度Vθは、用紙の搬
送速度がVt である時に、移動ローラアッセイ22aが
回転支軸33aと接する位置(R1 )における周速(軸
周速度)である。軸周抵抗Fθは、移動ローラアッセイ
22aが回転するときに回転支軸33aから受ける抵抗
力で、これは搬送速度Vt とは逆向きの抵抗力となる。
スライド速度Vs は、用紙整合動作時の移動ローラアッ
セイ22aの軸方向の移動速度である。
【0077】また、回転支軸33a上で移動ローラアッ
セイ22aをスライドさせる場合、移動ローラアッセイ
22aは回転支軸33aからスライド抵抗Ffdを受け
る。ピンチローラアッセイ23aについても同様に、回
転支軸24aからスライド抵抗Ffpを受ける。これらの
スライド抵抗Ffd,Ffpは、いずれも各ローラアッセイ
22a,23aのスライド速度とは逆向きの抵抗力とな
る。
【0078】いま、搬送速度Vt が0のときのスライド
抵抗をF0 とすると、このときのスライド抵抗F0 は、
移動ローラアッセイ22aがピンチローラアッセイ23
aから受けるピンチ圧と各ローラアッセイの質量の和に
摩擦係数μを掛けたものとなる。一方、搬送速度Vt が
0でないときには、スライド抵抗F0 が軸周速度Vθと
スライド速度Vs の比に分けられる。これを式で表す
と、以下のようになる。 Fθ:Ff =Vθ:Vs Fθ+Ff =F0 (F0 は搬送速度が0のときのスライ
ド抵抗)
【0079】また、軸周速度Vθと搬送速度Vt との間
には以下の(1)式が成り立つ。 Ffd=F0 R2dVs /(R2 Vs +R1dVt )・・・(1) ここで、R1dは回転支軸33aの半径、R2dは搬送ロー
ラ1aの半径である。こうした関係は、ピンチローラア
ッセイ23aと回転支軸24aとの間にも成り立つの
で、ピンチローラアッセイ23a側でのスライド抵抗F
fpは、以下の(2)式で表される。 Ffp=F0 R2pVs /(R2pVs +R1pVt )・・・(2) ここで、R1pは回転支軸24aの半径、R2pはピンチロ
ーラ26aの半径である。こうした点から、移動ローラ
アッセイ22aとピンチローラアッセイ23aに加わる
スライド抵抗はFfd+Ffpとなる。
【0080】これを縦軸にスライド抵抗、横軸に搬送速
度をとってグラフに表すと、図14のようになる。この
グラフから、搬送速度が増加すると、それにつれてスラ
イド抵抗が減少することが分かる。このことから、用紙
整合動作(移動ローラアッセイ22aのスライド動作)
を用紙搬送中(移動ローラアッセイ22aの回転中)に
行う場合に、駆動系のバックラッシュ対策として必要な
付勢力は、図中のハッチングで示す領域に設定されてい
ればよいことになる。
【0081】具体的には、移動ローラアッセイ22aを
回転させずに軸方向(用紙の搬送方向と交わる方向)に
移動させる場合と、移動ローラアッセイ22aを例えば
搬送速度100(mm/s)をもって回転させた状態で
軸方向に移動させる場合とでは、後者のスライド抵抗が
約1/5となるため、その分だけ、バックラッシュ対策
として必要な付勢力を小さくすることができる。その結
果、移動駆動モータの出力トルクを小さくできるため、
モータの小型軽量化、省電力化ならびに低コスト化を図
ることが可能となる。また、周辺部品の剛性を小さくで
きるため、各部品のコストを低減することが可能とな
る。さらに、付勢力による移動駆動モータ停止時のオー
バーランを小さくできるため、用紙位置の補正精度を高
めることができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による用紙
整合装置においては、第1,第2の用紙搬送手段をそれ
ぞれ搬送方向と交わる方向に移動させて用紙を位置を補
正する用紙位置補正手段を設けるとともに、搬送中の用
紙の側端を検知する用紙側端検知手段を設け、この用紙
側端検知手段の検知結果に基づいて用紙位置補正手段に
よる第1,第2の用紙搬送手段の移動方向を制御手段で
制御するようにしたことにより、スキューとサイドレジ
を同時に矯正することが可能となる。さらに、整合時に
は第1,第2の用紙搬送手段を高速移動させ、この高速
移動によって用紙の側端を用紙側端検知手段が検知した
後は第1,第2の用紙搬送手段を低速移動させるように
したので、用紙位置の補正範囲を小さくすることなく、
用紙整合精度を高めることができる。
【0083】また、本発明による他の用紙整合装置にお
いては、第1,第2の用紙搬送手段をそれぞれ搬送方向
と交わる方向に移動させて用紙を位置を補正する用紙位
置補正手段を設けるとともに、搬送中の用紙の側端を検
知する用紙側端検知手段を設け、この用紙側端検知手段
の検知結果に基づいて用紙位置補正手段による第1,第
2の用紙搬送手段の移動方向を制御手段で制御するよう
にしたことにより、スキューとサイドレジを同時に矯正
することが可能となる。さらに、第1,第2の用紙搬送
手段を付勢手段によってそれぞれ搬送方向と交わる方向
に付勢するようにしたので、用紙位置補正手段の駆動系
にギヤを用いた場合でも、バックラッシュによる動作の
遅れが発生せず、これによって用紙整合処理時間の増大
や整合装置の大型化を招くことなく、用紙整合精度を高
めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される用紙整合装置の概略構成
図である。
【図2】 実施形態に係る制御回路の制御ロジックを示
す図である。
【図3】 用紙整合中における用紙側端の基本動作を示
す図である。
【図4】 基準位置を境にした用紙側端の往復動の様子
を示す図である。
【図5】 用紙側端の往復動の理想状態を示す図であ
る。
【図6】 高速動作時と低速動作時における用紙側端の
往復動の比較図である。
【図7】 用紙のオーバーラン対策に有効な制御系の構
成を示す図である。
【図8】 制御系による駆動制御動作を示すタイミング
チャートである。
【図9】 制御系による駆動制御動作の他の例を示すタ
イミングチャートである。
【図10】 用紙のオーバーラン対策に有効な制御系の
他の構成を示す図である。
【図11】 駆動系のバックラッシュ対策に有効なメカ
機構の構成を示す図である。
【図12】 駆動系に組み込まれたギヤの噛み合い部分
(駆動力伝達部分)を拡大した図である。
【図13】 回転摺動部と移動摺動部に働く力を示す模
式図である。
【図14】 スライド抵抗と搬送速度の相関図である。
【符号の説明】
1a,1b…搬送ローラ、2…用紙、9…回転駆動モー
タ、11a,11b…移動駆動モータ、13a,13b
…用紙検知センサ、15a,15b…制御回路、16…
システムコントローラ、32a…圧縮コイルバネ、33
a…回転支軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 15/00 518 G03G 15/00 518

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の搬送方向において異なる位置に設
    けられ、用紙に対してそれぞれ搬送力を付与する第1,
    第2の用紙搬送手段と、 前記第1,第2の用紙搬送手段をそれぞれ搬送方向と交
    わる方向に移動させることで用紙の位置を補正する用紙
    位置補正手段と、 前記第1,第2の用紙搬送手段による搬送中の用紙の側
    端を検知する用紙側端検知手段と、 前記用紙側端検知手段の検知結果に基づいて前記用紙位
    置補正手段による前記第1,第2の用紙搬送手段の移動
    方向を制御して用紙整合を行うとともに、その用紙整合
    時には前記第1,第2の用紙搬送手段を高速移動させ、
    この高速移動によって前記用紙の側端を前記用紙側端検
    知手段が検知した後は前記第1,第2の用紙搬送手段を
    低速移動させる制御手段と を備えたことを特徴とする用紙整合装置。
  2. 【請求項2】 用紙の搬送方向において異なる位置に設
    けられ、用紙に対してそれぞれ搬送力を付与する第1,
    第2の用紙搬送手段と、 前記第1,第2の用紙搬送手段をそれぞれ搬送方向と交
    わる方向に移動させることで用紙の位置を補正する用紙
    位置補正手段と、 前記第1,第2の用紙搬送手段による搬送中の用紙の側
    端を検知する用紙側端検知手段と、 前記用紙側端検知手段の検知結果に基づいて前記用紙位
    置補正手段による前記第1,第2の用紙搬送手段の移動
    方向を制御して用紙整合を行う制御手段と、 前記第1,第2の用紙搬送手段をそれぞれ搬送方向と交
    わる方向に付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とす
    る用紙整合装置。
  3. 【請求項3】 前記第1,第2の用紙搬送手段は、それ
    ぞれ搬送方向と交わる方向に沿って設けられた回転支軸
    上に回転かつ移動自在に支持されるとともに、前記回転
    支軸に対する回転摺動部と移動摺動部とが同一部で構成
    されていることを特徴とする請求項2記載の用紙整合装
    置。
  4. 【請求項4】 用紙に対して搬送力を付与する用紙搬送
    手段と、 前記用紙搬送手段を用紙の搬送方向と交わる方向に移動
    させることで用紙の位置を補正する用紙位置補正手段
    と、 前記用紙搬送手段による搬送中の用紙の側端を検知する
    用紙側端検知手段と、 前記用紙側端検知手段の検知結果に基づいて前記用紙位
    置補正手段による前記用紙搬送手段の移動方向を制御し
    て用紙整合を行う制御手段と、 前記用紙搬送手段を搬送方向と交わる方向に付勢する付
    勢手段とを備えたことを特徴とする用紙整合装置。
  5. 【請求項5】 前記用紙搬送手段は、搬送方向と交わる
    方向に沿って設けられた回転支軸上に回転かつ移動自在
    に支持されるとともに、前記回転支軸に対する回転摺動
    部と移動摺動部とが同一部で構成されていることを特徴
    とする請求項4記載の用紙整合装置。
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