JP2003118890A - 搬送ローラ、搬送装置、および画像形成装置 - Google Patents

搬送ローラ、搬送装置、および画像形成装置

Info

Publication number
JP2003118890A
JP2003118890A JP2001318882A JP2001318882A JP2003118890A JP 2003118890 A JP2003118890 A JP 2003118890A JP 2001318882 A JP2001318882 A JP 2001318882A JP 2001318882 A JP2001318882 A JP 2001318882A JP 2003118890 A JP2003118890 A JP 2003118890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transport
roll
paper
sheet
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001318882A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuji Miyazawa
拓二 宮澤
Hiroyuki Ikeuchi
博幸 池内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2001318882A priority Critical patent/JP2003118890A/ja
Publication of JP2003118890A publication Critical patent/JP2003118890A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキュー補正機構を備えた搬送装置におい
て、用紙にダメージを与えることなく、高精度なスキュ
ー補正ができるようにする。 【解決手段】 プリレジロール対20を、回転軸方向に
複数のロール要素を具備し、各ロール要素が独立して回
転軸方向に移動可能で、搬送方向の力を受けると各ロー
ル要素が独立して空転し且つ逆の力を受けたときには空
転しないように構成する。スキュー歪補正時には、搬送
方向成分と軸方向成分の捻れ力が用紙Pに発生する。各
ロール要素は、軸方向成分に応じて各ロール要素が違っ
た移動量を移動し、且つ搬送方向へ用紙Pが進もうとす
る力を受け搬送方向成分に応じて各ロール要素が違った
回転量を空転する。このため、搬送方向には十分な搬送
力を維持しつつ、用紙にダメージを与えることなく、用
紙捻れの軸方向成分と回転方向成分の両者を減少して、
スキュー歪みを高精度に補正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送ローラ、この
搬送ローラを具備する搬送装置、およびこの搬送装置を
具備する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機や印刷装置などの画像形成装置に
おいては、たとえば、感光体に対して帯電、露光、現像
の各処理をしてトナー像を形成し、トナー像が形成され
た感光体ドラムに対してシート(用紙)を供給すること
によりシート上にトナー像を転写し、さらにトナー像が
転写されたシートを加熱加圧することによりシートに画
像を形成している。この過程でシートは、シートの搬送
経路上に配設されて、シートを挟持して搬送するロール
対などによって搬送されている。そしてロール対でシー
トを搬送すると、種々の原因により、シートに捻れが生
じることがある。
【0003】たとえば各種のロールの1つのみがシート
の搬送経路に対して斜めに配設されてしまったり、ある
いは、各種のロールの1つのみが不均一なロール径にて
形成されてしまったりした場合に、そのロールによって
シートは本来の搬送方向すなわちシートの搬送経路に沿
った方向からずれた方向に搬送されてしまうので、次の
ロールからはシートの姿勢が搬送方向とずれた状態でシ
ートを搬送してしまうことになる。このようなシートの
搬送状態は斜め送り(スキュー歪み)と呼ばれている。
そしてたとえば、斜め送りのままシートが転写位置に供
給されてしまうと、シートに対してトナー像が斜めに転
写されてしまい、シート上に形成された画像が斜めにず
れて形成されてしまうことになる。
【0004】この問題を解消するために、転写位置より
もシートの搬送経路上流側に、突当部材としても機能
し、シートを挟持(把持)して搬送する下流側搬送部と
しての1対のレジロール(レジストロール)を配設する
とともに、このレジロールよりもシートの搬送経路上流
側に、シートを挟持して搬送する上流側搬送部としての
1対のプリレジロール(プリレジロール対)を配設し、
突当部材に用紙を突き当てて用紙の歪みを補正するスキ
ュー歪み補正機構を備えた搬送装置が多数提案されてい
る。そしてたとえば実開昭58−158049号や特開
平10−181934号には、上流側搬送部をその回転
軸方向(以下単に軸方向ともいう)に移動可能に支持す
るとともに、上流側搬送部と下流側搬送部(突当部材)
との間においてシートが不均一に撓んだ場合には、その
シートに発生する不均一な撓み(捻れ)に対する復元力
に応じてシートの撓みを均一化させる方向に上流側搬送
部が移動できるように支持するスプリングなどの支持部
材を設けて、2つの搬送部の間でシートを撓ませた際に
その撓みを均一にさせるように上流側搬送部が軸方向に
移動できるように構成した用紙整合機構を備えるものも
のが提案されている。この構成により、上流側と下流側
の搬送部で用紙を把持し、ループを形成した状態で上流
側搬送部を軸方向に自由移動させることで用紙のスキュ
ー歪みを補正し、また、上流側搬送部を軸方向に拘束せ
ず、下流側搬送部を軸方向に移動させることで、用紙の
軸方向位置を補正する。
【0005】また、特開平2−18244には、搬送ロ
ールを軸方向に移動可能に構成した用紙整合機構を備え
るものものが提案されている。この構成は、用紙の先端
をロールのニップに突き当てて補正するもので、突当部
に用紙を搬送する手段がスリップローラであり、複数の
スリップローラ要素が独立に軸方向に移動可能で、バネ
により所定位置へ復帰する手段を持つ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スキュ
ー歪みが補正される際に発生する用紙の捻れには、軸方
向成分と回転方向成分がある。したがって、特開平10
−181934号などに記載された用紙整合機構のよう
に上流側搬送部を軸方向に移動可能に構成した場合、軸
方向の捻れは減少できるが、回転方向の捻れが残ってし
まい、スキュー補正によって生じる捻れを完全に解消す
ることはできない。また、前記捻れが残ると、上流側搬
送部よりも搬送経路下流側に配された下流側搬送部で用
紙を搬送する際に直進性が乱され、新たなスキュー歪み
を発生させる。
【0007】一方、特開平2−18244に記載された
用紙整合機構のようにスリップローラを有する構成を用
いれば、回転方向の捻れを用紙とスリップローラがスリ
ップすることで減少させることができると考えられる。
しかしながら、スリップローラは用紙面と摺接し回転さ
せるものであるため搬送方向とは逆方向の回転力が作用
したときに空転してしまうため本質的に搬送力が弱く、
スリップローラの上流に搬送ロールのニップやシュート
抵抗などによる負荷があると、スリップローラの搬送力
が負け(空転し)、スキュー歪みの補正が不十分となっ
てしまう。また、搬送力が弱いスリップロールは、ルー
プを作成するロールや、給紙部の負荷を牽引するロール
に適用することは困難である。これらの問題を防ぐた
め、スリップロールの摩擦係数やピンチ圧を上げ、上流
側の負荷に負けない搬送力をスリップロールに持たせよ
うとすると、用紙がスリップし難くなることで用紙の姿
勢が変わらず、スキュー歪みの補正が良好に行なえない
ばかりか、用紙先端が座屈したりロールのスリップ跡が
用紙に付いたりするなど、用紙にダメージを与えてしま
う。
【0008】このように従来のスキュー歪み補正機構を
備えた搬送装置では、用紙にダメージを与えることな
く、用紙捻れの軸方向成分と回転方向成分の両者を減少
して、スキュー歪みを高精度に補正する構成のものは実
現されていない。
【0009】一方、画像を印刷出力する画像形成装置の
中には、たとえば感光体ドラムでベルト状の中間転写体
に画像を転写し、この中間転写体の転写画像部分と用紙
とを2次転写ロールで挟み付けることにより画像を用紙
に印刷するものもある。この場合、2次転写ロールとそ
の上流側の搬送ロールとの間に用紙の搬送方向に僅かの
ズレがあると、2つのロール間の用紙に捻れが生じ、そ
の捻れ力により2次転写ロールでの搬送直進性が悪化
し、用紙上に画像が斜めにずれて形成されてしまう。ま
た、2次転写ロールとその上流側の搬送ロールとの間の
用紙に捻れがあると、捻れ力が中間転写体に伝わり、中
間転写体の駆動速度や位置が変動してしまい、感光体ド
ラムによる中間転写体への転写に際しても、画像ズレや
バンディング(画像の縞状のディフェクト)が生じた
り、カラー機の場合にはカラーレジズレが生じる。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、シート状の被搬送体を搬送する際に、この被搬送体
に生じる捻れを原因とする種々の問題を解決することの
できる搬送装置や画像形成装置、およびそれらに使用さ
れる搬送ローラを提供することを目的とする。たとえ
ば、用紙にダメージを与えることなく、スキュー歪みを
高精度に補正できるようにすることを目的とする。また
たとえば、2次転写ロールでの搬送直進性を改善した
り、中間転写体への転写における画像ズレやバンディン
グ、あるいはカラーレジズレが生じないようにすること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
搬送ローラは、同一の回転軸上に設けられた複数のロー
ル要素を具備し、複数のロール要素が独立して回転軸の
方向に移動可能であるとともに、搬送方向への回転力が
ロール要素に加わると回転軸に対してロール要素が独立
して空転可能でかつ搬送方向とは逆方向の回転力を受け
たときには空転しないよう(空転不可能)に構成されて
いる。
【0012】また従属項に記載された発明は、本発明に
係る搬送ローラのさらなる有利な具体例を規定する。さ
らに、搬送装置や画像形成装置の発明は、この本発明に
係る搬送ローラを具備する。
【0013】
【作用】本発明の搬送ローラは、被搬送体から捻れ力を
受けると、その軸方向成分に対しては、各ロール要素が
軸方向成分のそれぞれの分力に応じて違った移動量を移
動する。また搬送方向成分に対しては、各ロール要素が
搬送方向成分の分力に応じて違った回転量を空転する。
一方、搬送方向とは逆方向の回転力が作用したときには
空転しない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明に係る搬送装置の一例であ
る搬送部を備えた画像形成装置の一実施形態の全体構成
の概要を示す図である。この画像形成装置は、シート状
の被搬送体の一例である用紙(紙媒体)上にトナー像を
転写する画像形成部100および用紙上にトナー像を転
写する転写位置に対して用紙を供給する搬送部200を
有する。画像形成装置に設けられた画像形成部100
は、回転可能に配設された感光体ドラム1と、感光体ド
ラム1を一様な電位に帯電させる帯電コロトロン2と、
帯電後の感光体ドラム1を画像情報に応じて露光する露
光器3と、露光後の感光体ドラム1にトナーを供給する
現像器4と、感光体ドラム1との間の転写位置に供給さ
れた用紙Pにトナーを転写させる転写コロトロン5とを
備える。また画像形成部100は、転写後の用紙Pおよ
び感光体ドラム1を除電する除電コロトロン6と、除電
後の感光体ドラム1から残留トナーなどの汚れを取り除
くクリーニング部材7と、転写位置よりも用紙Pの搬送
方向下流側の定着位置において互いに圧接され、定着位
置を通過する用紙Pを加熱加圧する加熱ロール8aおよ
び加圧ロール8bを有する加熱ロール対8とを備える。
この構成により、画像形成装置は、帯電コロトロン2お
よび露光器3で感光体ドラム1上に静電潜像を形成し、
現像器4でその静電潜像を現像してトナー像を形成し、
転写位置に供給された用紙Pに転写コロトロン5でトナ
ー像を転写し、除電コロトロン6により感光体ドラム1
から用紙Pを剥離し、さらにトナー像が転写された用紙
Pを加熱ロール8aおよび加圧ロール8bで挟持かつ搬
送してトナー像を用紙Pに溶融定着させることにより、
用紙P上に画像を形成する。また、クリーニング部材7
は転写後の感光体ドラム1を清掃する。
【0016】画像形成装置に設けられた搬送部200
は、複数の用紙Pを収容する3つの用紙トレイ9と、画
像形成後の用紙Pを収容する排出トレイ10と、用紙P
の搬送方向を規制する可動ガイド28や固定ガイド28
aなどの各種の用紙ガイド11とを備える。各種の用紙
ガイド11により、各用紙トレイ9から転写位置までの
用紙の供給経路L1、定着位置から排出トレイ10まで
の用紙の排出経路L2、並びに排出経路L2上の用紙P
を引き込み且つその表裏を反転した上で供給経路に供給
する用紙の反転経路L3が設定される。
【0017】搬送部200は、各用紙トレイから用紙P
を搬出する3つのピックアップロール12と、用紙トレ
イ9から搬出された用紙Pを供給経路L1に対して1枚
ずつ供給する1対のフリクションロール対13と、供給
経路L1から転写位置に用紙Pを供給する1対のレジロ
ール対14と、定着後の用紙Pを搬出経路L2に供給す
る1対のプレ排出ロール対15とを備える。また搬送部
200は、搬出経路L2から排出トレイ10に用紙Pを
排出する1対の排出ロール対16と、搬出経路L2を通
過する用紙Pを反転経路L3に引き込む1組の引込ロー
ル17と、反転経路L3の途中に配設され、用紙Pの搬
送向きを反転する1対の反転ロール対18と、供給経路
L1あるいは反転経路L3に配設され、用紙Pを搬送す
る複数組の搬送ロール対19と、レジロール対14と搬
送ロール対19との間に配され、搬送ロール対19から
給送された用紙Pを搬送ロール対14に供給する1対の
搬送ロール対20とを備える。
【0018】反転ロール対18以外のロールは、回転軸
が用紙Pの搬送方向と垂直な方向となる向きで各組
(対)ごとに互いに圧接されるとともに、その圧接部が
用紙Pの搬送経路上に位置するように配設されており、
一方向に回転した状態においてその圧接位置に供給され
た用紙Pを挟持しながら搬送し、これにより用紙Pを搬
送経路の下流側に搬送するものである。反転ロール対1
8は、用紙Pを圧接部に引き込んだ後逆回転して用紙P
をその搬入方向に送り返すように動作する点においての
み他のロールと異なっている。
【0019】このような構成の搬送部200において、
用紙トレイ9に収容された用紙Pは、ピックアップロー
ル12およびフリクションロール対13によって1枚ず
つ供給経路L1に供給され、複数の搬送ロール対19,
20によって供給経路L1中を移動し、レジロール対1
4によって転写位置に供給され、プレ排出ロール対15
により搬出経路L2に供給され、排出ロール対16によ
って排出トレイ10に排出されることにより、排出トレ
イ10まで搬送される。また、搬送部200は、搬出経
路L2上の用紙Pを1組の引込ロール17で反転経路L
3に引き込み、反転ロール対18でその用紙Pの搬送向
きを反転させ、複数の搬送ロール対19,20で用紙P
を供給経路L1に再供給することで、用紙Pを裏返して
再度転写位置および定着位置に供給する。
【0020】このように構成された画像形成装置におい
て用紙Pの片面に画像を形成する場合には、用紙トレイ
9から排出された用紙Pは、供給経路L1を介して転写
位置に供給され、転写位置において感光体ドラム1から
トナー像が転写され、定着位置においてトナー像が定着
され、さらに排出経路L2を介して排出トレイ10に排
出されることによりその片面に画像が形成される。また
用紙Pの両面に画像を形成する場合には、その片面に画
像が形成されたあと、排出経路L2、反転経路L3、お
よび供給経路L1を順に経由して且つその表裏を裏返さ
れて再度転写位置に供給され、転写位置において感光体
ドラム1からトナー像が転写され、定着位置においてト
ナー像が定着され、さらに排出経路L2を介して排出ト
レイ10に排出されることによりその両面に画像が形成
される。
【0021】図2は、搬送部200の詳細の第1例を示
す図である。この第1例の搬送部200は、用紙Pの姿
勢をその搬送方向に揃えるように矯正した上で転写位置
に供給できるように、用紙Pの搬送経路上に配設された
レジロール対14を下流側搬送部とし、それよりも用紙
Pの搬送経路上流側に配設された搬送ロール対20(以
下プリレジロール対という)を上流側搬送部として備え
る。レジロール対14のうちの搬送経路内側に位置する
ものを駆動レジロール14a、搬送経路外側に位置する
ものを従動レジロール14bといい、プリレジロール対
20のうちの搬送経路内側に位置するものを駆動プリレ
ジロール20a、搬送経路外側に位置するものを従動プ
リレジロール20bという。レジロール対14およびプ
リレジロール対20のロール部材は、それぞれ回転軸方
向に分割された複数のロール要素からなる。なおこれら
2つのロール対14,20の間の用紙搬送経路は、円弧
形状に設定されている。
【0022】さらに搬送部200は、搬送経路の外側に
おいてレジロール14aと平行に配設された第2の回転
軸26と、搬送経路外側に配設され、可動鉄片27aを
電磁力により直線運動させる第2の電磁ソレノイド27
と、一端が回転軸26に固定されるとともに可動鉄片2
7aと係合する係合部28aを有し、レジロール対14
とプリレジロール対20との間の搬送経路外側の用紙ガ
イド11の一部となる可動ガイド28とを備える。そし
て、プリレジロール対20から用紙Pが搬入されると
き、ゲートアーム22のフック部22aは、搬送経路上
に設定され、且つ可動ガイド28は、搬送経路に沿った
姿勢に設定される。
【0023】また、可動ガイド28は、通常はスプリン
グ28bにより固定ガイド28a側へ付勢されている。
用紙Pの先端が可動ガイド28を通過し下流側のレジロ
ール対14に到達した後にソレノイド27の吸引により
回動され、レジロール対14とプリレジロール対20と
の間にループを形成するスペースを確保する構成とされ
ている。可動ガイド28が回動するタイミングは、レジ
センサ25により用紙Pの先端が検出されてから任意の
時間後に設定され、レジセンサ25により用紙Pの後端
が検出された後にソレノイド27の吸引が解除され、ス
プリング28bの押圧力により可動ガイド28は固定ガ
イド28aに付勢された位置へと回動される。
【0024】図3は、プリレジロール対20の詳細を示
す図であって、図3(A)は正面図、図3(B)は図3
(A)のQ矢指部の断面図、図3(C)は、ドライブロ
ール240の他の一例を示す断面図である。
【0025】駆動プリレジロール20aのロール軸20
cの一端部に従動ギア34が嵌合固定される一方で、プ
リレジロール対20近傍のメインフレーム上に従動ギア
34と嵌合する駆動ギア35が固定された駆動モータ3
6が配設されている。なお、アイドラーギアを介して駆
動モータ36の駆動力を従動ギア34に伝達するように
してもよい。
【0026】また、プリレジロール対20を構成する各
ロール要素がそれぞれ独立して、軸方向に移動可能(非
拘束状態)で且つ一方向にのみ空転可能(ワンウェイロ
ーテーションフリー)とするために、以下のような構成
を採っている。ドライブロール240およびピンチロー
ル250は、ロール軸20cに嵌合されれた1対の止め
輪260の間に両側からスプリング262により弾勢力
を付勢され、ロール軸20cに対してドライブロールコ
ア241およびピンチロールコア251を介して軸方向
に移動可能に保持されている。ドライブロールコア24
1およびピンチロールコア251は、摺動性の高い低摩
擦係数の樹脂などで形成されており軸方向に摺動可能な
スリーブベアリング構成とする。ロール軸20cに保持
される各ロール240,250は、下流側のレジロール
対14の搬送方向と直行する方向の位置(ロールの端部
の位置)よりもの前記搬送方向の中心側に配置する。
【0027】またドライブロール240は、図3(B)
に示すように、ロール軸20cの外周にスリーブベアリ
ング構成のドライブロールコア241、およびその外側
にドライブロールコア241よりも幅狭のゴム部242
を有し、ロール軸20cにゴム部242がドライブロー
ルコア241を介して保持されるように構成されてい
る。ゴム部242が、用紙Pと接する部位となる。また
駆動プリレジロール20aは、ドライブロールコア24
1とゴム部242との間にワンウェイクラッチ243を
有する。ワンウェイクラッチ243の開放方向(空転方
向)は、図3(B)に示した、用紙を搬送する方向と同
方向とする。ロール軸20cに設けたピン248をドラ
イブロールコア241に設けた溝241aで受けること
でロール軸20cの回転に従動してドライブロール24
0が回転する構成とする。このような構成により、プリ
レジロール対20は、用紙を介して搬送方向の力を受け
ることにより各ドライブロール240が独立して空転可
能で、且つ搬送方向とは逆方向の回転力が作用したとき
には空転しないようになっている。
【0028】なお、ドライブロール240は、図3
(B)に示した例に限らず、たとえば図3(C)に示す
ように、ロール軸20cとドライブロールコア241と
の連結部にリニアベアリング244を備えたものであっ
てもよい。リニアベアリング244を用いれば、より低
負荷でロールが軸方向に移動可能となる。
【0029】一方ピンチ圧を付加する側である従動プリ
レジロール20bは、ロール軸20cの外周にスリーブ
ベアリング構成のピンチロールコア251、さらにその
外側にピンチロールコア251よりも幅狭のゴム部25
2を有し、ロール軸20cにゴム部252がスリーブベ
アリングを介して保持されるように構成されている。ゴ
ム部252が、用紙と接する部位となる。ドライブロー
ル250へのピンチ圧はスプリングなどの弾性力により
付加する構成とする。
【0030】なお、ドライブロール240およびピンチ
ロール250の用紙Pと接する部位の材質は、用紙Pを
搬送方向に導くだけの力を用紙Pに加え得るものであれ
ばよく、用紙Pとの摩擦係数はさほど大きくなくてもよ
く、ゴムに限らず樹脂などでもよい。
【0031】図4は、搬送部200の制御系300の概
略構成を示すブロック図である。制御系300は、プリ
レジロール駆動用の駆動モータ36、レジロール対14
などその他の各種のロール部材用の駆動モータ76、可
動ガイド移動用の電磁ソレノイド27などの動作を制御
する搬送系制御部40と、感光体ドラム1上にトナー像
を形成しさらにそのトナー像を用紙Pに転写定着させる
画像系制御部41と、レジストセンサ25の用紙検知信
号が入力され、これら2つの制御部40,41を同期制
御する主制御部42とを有する。そして、画像形成装置
の起動がかけられると、先ず主制御部42から搬送系制
御部40に対して用紙搬出信号が送られ、これに応じて
搬送系制御部40は回転停止したレジロール対14の当
接部に用紙Pの先端縁が当接するまで用紙Pを搬送す
る。次に、レジストセンサ25から主制御部42にこの
用紙Pの検知信号が入力された後のタイミングにおい
て、主制御部42から画像系制御部41および搬送系制
御部40に対して画像形成開始信号が送られ、これに応
じて画像系制御部41が感光体ドラム1上にトナー像を
形成する一方で搬送系制御部40がレジロール対14を
回転させてこのレジロール対14から転写位置に用紙P
を供給して用紙P上にトナー像を転写し、さらにこの用
紙Pにトナー像を定着させて排出トレイ10に排出す
る。このような一連の動作において、搬送系制御部40
は、レジロール対14を回転させる前に、可動ガイド2
8を移動させたり、プリレジロール対20の回転を制御
したりする。
【0032】図5は、搬送部200の主要構成要素であ
る、突当部材として機能するレジロール対14と上流側
搬送部としてのプリレジロール対20の配置関係および
動作の第1例を示す図である。搬送部200は、レジロ
ール対14を回転させるための機構を有する。すなわち
先ず、駆動レジロール14aのロール軸14cの一端に
従動ギア74が嵌合固定され、レジロール対14近傍の
メインフレーム31上に駆動ギア75が固定された駆動
モータ76が配設されている。この構成は、プリレジロ
ール対20と同様である。
【0033】搬送部200はさらに、レジロール対14
近傍の搬送経路上流側中央部に用紙Pの先端や後端を検
出するレジセンサ25を備えている。レジセンサ25
は、たとえば発光素子と受光素子との組み合わせからな
る光学センサなどが用いられる。なお本実施形態では、
レジセンサ25は、用紙Pを検知するとオンとなる極性
のものとする。
【0034】以下この構成において、レジロール対14
の回転を停止させて突当部材として機能させることで用
紙Pの姿勢を矯正し(スキュー歪みを補正し)、用紙P
を排出させる動作について説明する。
【0035】先ず、搬送系制御部40は、レジロール対
14用の駆動モータ76への駆動(電流供給)を停止し
てレジロール対14を突当部材として機能させる。プリ
レジロール対20は、回転停止状態のレジロール対14
に向けて用紙Pを搬送する(図5−A)。これにより、
プリレジロール対20に搬入された用紙Pがレジロール
対14の方向に搬送される。
【0036】次に搬送系制御部40は、レジロール対1
4近傍に設けられたレジセンサ25の出力信号がオンと
なり用紙先端の位置を検知してから所定時間経過後にプ
リレジロール対20の回転駆動を停止させる。これによ
り、プリレジロール対20に供給された用紙Pの先端縁
が、回転停止したレジロール対14に突き当てられプリ
レジロール対20とレジロール対14との間で用紙Pが
撓みループが形成される。レジセンサ25が用紙Pの先
端を検知したタイミングからプリレジロール対20の回
転駆動を停止するまでの時間をコントロールすることで
ループ量を制御することができる。
【0037】ここでプリレジロール対20に対して用紙
Pが斜めに搬送されてきた場合、用紙Pの先端をレジロ
ール対14の当接部に突き当てて用紙Pの姿勢を補正す
る際には、先ず図5−Bに示す模式図のように、被搬送
体である用紙Pが突当部材として機能するレジロール対
14に最初に突き当たった点を中心にモーメントが発生
し、そのモーメントにより用紙Pの先端が回転する。こ
のため、用紙Pの幅方向において不均一な撓み(捻れ)
が発生し、プリレジロール対20のドライブロール24
0およびピンチロール250には捻れ力が加わる(図5
−C)。用紙Pの捻れは、軸方向成分と回転方向成分と
を合成したものである。
【0038】ここで、搬送方向上流側に配されたプリレ
ジロール対20の各ロール240,250は、上述のよ
うに軸方向両側からスプリング262による弾性力で付
勢されそれぞれ独立で軸方向に移動可能に構成されてい
るので、発生したモーメントにより、その軸方向であっ
て、用紙Pに形成された不均一な撓みを平均化させる方
向、すなわち撓みが大きい側の端部の撓みを小さく且つ
撓みが小さい側の端部の撓みを大きくする方向に、用紙
幅方向(軸方向)で異なる搬送軌跡の軸方向成分に応じ
てそれぞれのロール要素が違った移動量を移動する。ま
た上述のように、3対のロール要素(240,250)
がそれぞれ独立で一方向にのみ空転可能に構成されてい
るため、搬送方向へ用紙が進もうとする力を受けるとロ
ール要素とロール軸20cが空転し、幅方向で異なる搬
送軌跡の搬送方向成分に応じてそれぞれのロール要素が
違った回転量を回転する。このとき、搬送軌跡の搬送方
向成分と軸方向成分の長さが、プリレジロール対20の
ロール要素(240,250)ごとに異なる軌跡とな
り、プリレジロール対20とレジロール対14との間の
搬送軌跡は円弧となる(図5−D)。これにより、軸方
向の捻れおよび回転方向の捻れがともに減少し、用紙P
に生じている撓み(用紙Pのスキュー歪み)は、殆ど均
一になる(図5−E)。つまり、プリレジロール対20
を、軸方向に複数設けたロール要素が独立して軸方向だ
けでなく回転方向にも空転可能な構成としたことによ
り、軸方向に移動可能に構成しただけでは残ってしまう
回転方向の捻れも減少させることができる。
【0039】一方、プリレジロール対20は、被搬送体
である用紙Pを介して搬送方向とは逆方向の回転力が作
用したときにはロール要素(240,250)が空転し
ないようにワンウェイローテーションフリーに構成され
ているので、プリレジロール対20の上流側で用紙Pを
引っ張るような負荷により搬送方向とは逆方向の力が用
紙Pに作用したときにはロール要素(240,250)
は空転せず十分な搬送力を有するので、プリレジロール
対20は用紙Pをレジロール対14側に搬送する。この
点では、搬送方向とは逆方向の回転力が作用したときに
空転し用紙を搬送させることができなくなるスリップロ
ーラと著しい違いを有する。
【0040】また十分な搬送力を有するので、補正する
際に生じる前記用紙Pの捻れ力が大きい大きなスキュー
の補正が可能であり、また捻れ力の強い厚紙のスキュー
も良好に補正することができる。また十分な搬送力を有
することで、レジロール対14とプリレジロール対20
との間にループを形成することが可能でスキュー歪み補
正がスムーズになる。加えて、さらに上流側の負荷に負
けない搬送力をロールに持たせるべく摩擦係数やピンチ
圧を極端に(異常に)上げる必要はないので、用紙先端
の座屈やロールのスリップ跡が用紙に付いたりするな
ど、用紙にダメージを与える虞れもない。
【0041】このように、上記第1例のプリレジロール
対20によれば、用紙にダメージを与えることなく、用
紙捻れの軸方向成分と回転方向成分の両者を減少して、
スキュー歪みを高精度に補正することができる。
【0042】次に搬送系制御部40は、レジセンサ25
が用紙先端の位置を検知してから一定時間経過後、レジ
ロール対14により用紙Pを搬送し、感光体ドラム1側
に用紙Pを排出させる。この際、スキュー補正終了後に
レジロール対14とプリレジロール対20を画像の書き
込みタイミングなどに合わせて起動することで用紙先端
と画像の同期をとる。なおこの過程でもプリレジロール
対20は軸方向に移動可能で一方向に空転可能であるた
め、用紙Pの搬送中においても、複数のロールが軸方向
に移動あるいは異なる回転量で回転することで用紙Pの
捻れが解消するので、スキュー補正後の搬送における直
進性を向上でき、高精度なスキュー補正と安定した用紙
搬送とを両立させることができる(図5−F)。
【0043】以上説明したように、上記第1例の構成に
よれば、プリレジロール対20は軸方向に移動でき且つ
搬送方向に空転可能で逆方向には回転不可能であるの
で、プリレジロール対20に対して用紙Pが斜めに搬送
されてきた場合であっても、用紙Pのスキュー歪みが高
精度に補正される。また、用紙Pのスキュー歪みが矯正
された(スキュー補正された)姿勢、すなわち用紙Pの
先端縁とレジロール14aの軸とが平行となる姿勢を維
持しながらレジロール対14により用紙Pを排出するこ
とができる。
【0044】図6は、搬送部200の詳細の第2例を示
す図である。この第2例の搬送部200は、搬送経路の
内側において駆動レジロール14aと平行に配設された
第1の回転軸21と、一端に略L字形状に屈曲されたフ
ック部22aが形成されるとともに他端がこの回転軸2
1に固定され、この回転軸21の回転に従ってフック部
22aがレジロール対14よりも上流側の用紙搬送経路
に対して進退可能に配設された突当部材の一例であるゲ
ートアーム22とを備える。また搬送部200は、搬送
経路の内側に配設され、可動鉄片23aを電磁力により
直線運動させる第1の電磁ソレノイド23と、一端がこ
の可動鉄片23aと係合されるとともに他端が回転軸2
1に固定された駆動伝達アーム24と、ゲートアーム2
2のフック部22aよりも上流側の用紙搬送経路に対向
して配置され、用紙Pの有無を光学的に検知するレジス
トセンサ25とを備える。
【0045】さらに搬送部200は、搬送経路の外側に
おいてレジロール14aと平行に配設された第2の回転
軸26と、搬送経路外側に配設され、可動鉄片27aを
電磁力により直線運動させる第2の電磁ソレノイド27
と、一端が回転軸26に固定されるとともに可動鉄片2
7aと係合する係合部28aを有し、レジロール対14
とプリレジロール対20との間の搬送経路外側の用紙ガ
イド11の一部となる可動ガイド28とを備える。そし
て、プリレジロール対20から用紙Pが搬入されると
き、ゲートアーム22のフック部22aは、搬送経路上
に設定され、且つ可動ガイド28は、搬送経路に沿った
姿勢に設定される。
【0046】また、可動ガイド28は、通常はスプリン
グ28bにより固定ガイド28a側へ付勢されている。
用紙Pの先端が可動ガイド28を通過し下流側のレジロ
ール対14に到達した後にソレノイド27の吸引により
回動され、レジロール対14とプリレジロール対20と
の間にループを形成するスペースを確保する構成とされ
ている。可動ガイド28が回動するタイミングは、レジ
センサ25により用紙Pの先端が検出されてから任意の
時間後に設定され、レジセンサ25により用紙Pの後端
が検出された後にソレノイド27の吸引が解除され、ス
プリング28bの押圧力により可動ガイド28は固定ガ
イド28aに付勢された位置へと回動される。
【0047】図7は、第2例の搬送部200を用いて、
スキュー補正する際の概略を示した図である。上記第1
例の説明では、レジロール対14の回転を停止させて突
当部材として機能させることで用紙Pの姿勢を矯正する
(スキュー補正する)ものとして説明したが、たとえば
特開平10−181934号に記載のものと同様に、ゲ
ートアーム22を突当部材として機能させ、先端のフッ
ク部22a(図6参照)に用紙先端を突き当てて、フッ
ク部22aとプリレジロール対20との間にループを形
成することでスキュー歪みを補正する構成とする。この
場合においても、プリレジロール対20は、上記第1例
と同様に軸方向に移動でき且つ搬送方向に空転可能で逆
方向には回転不可能に構成することで、用紙にダメージ
を与えることなく用紙捻れの軸方向成分と回転方向成分
の両者を減少してスキュー歪みを高精度に補正すること
ができるなど、上記第1例と同様の作用効果を享受する
ことができる。
【0048】図8は、スキュー補正のための第3例の構
成を示す概略図である。この第3例は、用紙搬送経路上
のプリレジロール対20のさらに上流側に、プリレジロ
ール対20とともに同時に用紙Pを挟持する別の1対の
搬送ローラ対420を備える点が上記第1例と異なる。
搬送ローラ対420は、プリレジロール対20と同様
に、軸方向に移動でき且つ搬送方向に空転可能で逆方向
には回転不可能に構成する。この第3例の構成の場合、
プリレジロール対20とレジロール対14との間でルー
プを作成するが、この際搬送ローラ対420は、上記第
1例のプリレジロール対20と同様に作用するので、プ
リレジロール対20と上流側の搬送ローラ対420との
間の捻れも減少できるため、より用紙が回転し易くな
り、スキュー歪みを良好に補正することができるように
なる。
【0049】図9は、スキュー補正のための第4例の構
成を示す概略図である。この第4例は、搬送経路上のプ
リレジロール対20とレジロール対14との間のレジロ
ール対14近傍(プリレジロール対20よりもレジロー
ル対14に近い方の位置)に、回転停止状態のレジロー
ル対14に用紙Pを突き当てる1対のスリップロール対
440を補助ロールとして備えている点が上記第1例の
構成と異なる。スリップロール対440に用紙を搬送す
るプリレジロール対20は、第1例のものと同様に、軸
方向に移動でき且つ搬送方向に空転可能で逆方向には回
転不可能である。この第4例の構成では、スリップロー
ル対440とその上流側にあるプリレジロール対20と
の間にループを形成してスキュー歪みを補正する。補助
ロールの一例であるスリップロール対440とレジロー
ル対14との間の距離A、スリップロール対440とプ
リレジロール対20との間の距離Bとしたとき、A<B
となる位置にスリップロール対440を配置する。スリ
ップロール対440の搬送力f1とループ作成用のロー
ルの一例であるプリレジロール対20の搬送力f2と
は、f1<f2となるようにする。また用紙Pとの間の
ギャップであるシュート間ギャップは、スリップロール
対440の搬送経路下流側(レジロール対14側)h
1、搬送経路上流側(プリレジロール対20側)h2と
すると、h1<h2となるようにする。
【0050】プリレジロール対20の上流側に、第3例
と同様に、プリレジロール対20とともに同時に用紙P
を挟持する別の1対の搬送ローラ対420を備えてもよ
い。この場合においても、搬送ローラ対420は、プリ
レジロール対20と同様に、軸方向に移動でき且つ搬送
方向に空転可能で逆方向には回転不可能に構成する。
【0051】この第4例の構成によれば、補助ロールの
一例であるスリップロール対440の上流でループを形
成し、ループを形成するプリレジロール対20が軸方向
に移動でき且つ搬送方向に空転可能で上記第1例の作用
と同様に作用するので、用紙捻れに対する自由度が増
し、スリップロール対440と上流側のプリレジロール
対20との間に発生する捻れが減少し、用紙先端が突当
部材の一例であるレジロール対14に沿い易くなる。ま
た、補助ロール(スリップロール対440)の搬送力を
小さくでき、用紙が座屈し難くなる。加えて、補助ロー
ルの配置やシュート間ギャップの関係を上述のように維
持すると、用紙Pが一層座屈し難くなる。
【0052】図10は、スキュー補正のための第5例の
構成を示す概略図である。この第5例は、第4例の構成
において、スリップロール対440を、第1例のプリレ
ジロール対20と同様に、軸方向に移動でき且つ搬送方
向に空転可能で逆方向には回転不可能に構成する点が上
記第4例の構成と異なる。この第5例の構成によれば、
スリップロール対440が上流側搬送部として機能し、
スキューした用紙Pをスリップロール対440で突当部
材として機能するレジロール対14に押し付ける際に用
紙Pが回転し易くなり、スキュー歪みを良好に補正する
ことができる。
【0053】図11は、スキュー補正のための第6例の
構成を示す概略図である。この第6例は、回転停止して
いるレジロール対14に1対あるいは複数対のスリップ
ロール対440により用紙Pをループを形成せずに押し
付けることでスキュー歪みを補正する点が第1例と異な
る。スリップロール対440は、第1例のプリレジロー
ル対20と同様に、軸方向に移動でき且つ搬送方向に空
転可能で逆方向には回転不可能に構成する。この第6例
の構成によれば、スリップロール対440が上流側搬送
部として機能し、レジロール対14に用紙が突き当たっ
てスキュー歪みが補正される際には、スリップロール対
440が軸方向に移動でき且つ搬送方向に空転可能で上
記第1例の作用と同様に作用するので、用紙Pが回転し
易くなるため、スキュー歪みを良好に補正することがで
きる。
【0054】図12は、搬送装置の他の形態を示す図で
ある。この図12に示した構成は、感光体ドラム1でベ
ルト状の中間転写体に画像を転写し、この中間転写体の
転写画像部分と用紙Pとを2次転写ロールで挟み付ける
ことにより画像を用紙Pに印刷する構成である。画像形
成部100は、感光体ドラム1と、その外周面が感光体
ドラム1と接触するように配設されたベルト状の中間転
写体(以下中間転写ベルトという)502を備える。中
間転写ベルト502は、複数のベルト搬送ロール504
(図では504a,504b,504c,504dの4
つ)に架けられている。1つのベルト搬送ロール504
aと対向する位置に、2次転写ロール506が配設され
ている。また、2次転写ロール506の用紙Pの搬送方
向上流側には、用紙搬送ロール対508が配設されてい
る。用紙搬送ロール対508は、ベルト搬送ロール50
4aと2次転写ロール506との当接部に向けて、用紙
Pを搬送する。ベルト搬送ロール504aと2次転写ロ
ール506とが対をなし、用紙搬送ロール対508から
搬送された用紙Pと中間転写ベルト502とを重ねて挟
持しながら搬送するように作用する。4つのベルト搬送
ロール504の少なくとも1つには中間転写ベルト50
2を図示した矢印X方向に回転させる、図示しない駆動
源が接続される。この際の中間転写ベルト502の回転
に従動して、2次転写ロール506が図示した矢印Z方
向に回転する。また感光体ドラム1は、図示しない駆動
源により図示した矢印Y方向に回転される。
【0055】このような構成においては、感光体ドラム
1は、中間転写ベルト502に画像を転写する。そし
て、中間転写ベルト502の画像が転写された部位(転
写画像部分)と用紙Pとを2次転写ロール506で挟み
付けながら下流側に搬送することにより、画像を用紙P
に印刷する。このとき、2次転写ロール506とその上
流側の用紙搬送ロール対508との間に用紙Pの搬送方
向に僅かのズレがあると、2つのロール間の用紙Pに捻
れが生じ、その捻れ力により2次転写ロール506での
搬送直進性が悪化し、用紙P上に画像が斜めにずれて形
成されてしまう。また、2次転写ロール506と用紙搬
送ロール対508との間の用紙Pに捻れがあると、捻れ
力が中間転写ベルト502に伝わり、中間転写ベルト5
02の回転駆動送度や搬送方向と直交する方向における
位置が変動してしまい、感光体ドラム1による中間転写
ベルト502への画像転写に際しても、画像ズレやバン
ディング(画像の縞状のディフェクト)が生じたり、カ
ラー機の場合にはカラーレジズレが生じる。
【0056】この問題を解消するために、上記構成のシ
ート搬送部200を構成する用紙搬送ロール対508と
しては、上記実施形態で示したものと同様に、軸方向に
移動でき且つ搬送方向に空転可能で逆方向には回転不可
能なものを用いる。
【0057】これにより、2次転写ロール506で用紙
Pに画像を転写しながら搬送する際に、従来技術で生じ
ていた2次転写ロール506の上流側に配される用紙搬
送ロール対508との間の用紙Pの捻れを解消できる。
またこのとき、用紙Pを同時に挟持する2つのロール
(2次転写ロール506と用紙搬送ロール対508)の
間の用紙Pには回転方向成分と軸方向成分の捻れ力が生
じるが、上記実施形態で説明したように、この軸方向成
分と回転方向成分の捻れを同時に解消することができ
る。これにより、2次転写ロール506での搬送直進性
を改善したり、感光体ドラム1による中間転写ベルト5
02への転写における画像ズレやバンディング、あるい
はカラーレジズレが生じないようにすることができる。
【0058】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲
には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更また
は改良を加えることができ、そのような変更または改良
を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、
上記の実施形態は、クレームにかかる発明を限定するも
のではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の
組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らな
い。
【0059】たとえば、上記の第1〜第6の各構成例
は、レジロール対14を突当部材として機能させ、プリ
レジロール対20やスリップロール対440を上流側搬
送部として機能させた例で説明していた。しかしながら
これに限らず、たとえば吸着搬送ベルトや吸着搬送ロー
ルあるいは用紙先端をグリッパで保持し搬送する手段な
どを突当部材として機能させ、レジロール対14を上流
側搬送部として機能させることもできる。この場合、プ
リレジロール対20についての構成を上記各構成例のよ
うにするか否かに拘わらず、レジロール対14の構成
を、上記各構成例で示したプリレジロール対20の構成
と同じにすればよい。
【0060】また上記のプリレジロール対20は、1対
の止め輪260の間に両側からスプリング262により
弾勢力を付勢されベアリングを介してロール軸20cに
保持されることで軸方向に移動可能に構成されたもので
あり、その移動方向と逆方向に作用する反力を受ける構
造のものであったが、軸方向に移動可能に構成する形態
は、必ずしもこのようなものでなくてもよい。たとえ
ば、移動方向と逆方向に作用する反力を受けることなく
回転軸方向に自由に移動可能な状態である非拘束状態に
したり、この非拘束状態から軸方向移動が不可能な状態
である拘束状態に切り替え可能な構造のものとしてもよ
い。この2つの状態の切替えは、用紙搬送に同期して行
なえばよい。たとえば、少なくとも、上流側搬送部と突
当部材との間で被搬送体のスキュー歪みを補正するとき
には、非拘束状態を維持するようにする。
【0061】さらに、上記構成例では、ワンウェイクラ
ッチのように機械的構造を用いることにより、複数のロ
ール要素が、被搬送体を介して搬送方向の力を受けると
独立して空転可能で且つ搬送方向とは逆方向の回転力が
作用したときには空転不可能に、すなわち一方向のみ空
転可能に構成したが、本件発明において一方向のみ空転
可能な構成とする手法は、必ずしもワンウェイクラッチ
によらなくてもよく、スリップローラのように搬送方向
とは逆方向の回転力が作用したときに空転してしまう構
造のローラを除く一般的な搬送ローラであってもよい。
「複数のロール要素が、被搬送体を介して搬送方向の力
を受けると独立して空転可能で且つ搬送方向とは逆方向
の回転力が作用したときには空転不可能に構成されてい
る」ものには、「ワンウェイクラッチを備えていないス
リップローラを除く搬送ローラにより構成されている」
と実質的に同義であり、スリップローラを除く搬送ロー
ラにより、一方向のみ空転可能で且つ軸方向にも移動可
能に構成されているものは、全て本願発明の権利範囲に
含まれる。また、基本構造をスリップローラとしつつ、
ワンウェイクラッチを備えることで、搬送方向には空転
可能でその逆方向には空転不可能に構成されたものも本
願発明の権利範囲に含まれる。
【0062】またワンウェイクラッチのように機械的構
造を用いることなく、搬送方向には空転可能でその逆方
向には空転不可能に構成してもよい。たとえばスリップ
ローラのように、基本構造が搬送方向およびその逆方向
に空転可能に構成されたロール要素であっても、被搬送
体を介してロール要素に加わる力の向きを検出する機
構、および検出した力の向きが前記逆方向であるときに
は、そのロール要素の回転を拘束する機構を備えること
で、搬送方向には空転可能でその逆方向には空転不可能
に構成することができる。
【0063】また上記説明では、用紙(紙媒体)を被搬
送体の一例として説明したが、被搬送体はこれに限ら
ず、シート状のものである限り、たとえばプラスチック
フィルムなど、その材質は何であってもよい。
【0064】また、上記説明では画像形成装置に使用さ
れる搬送装置を例に説明したが、本発明の搬送装置は、
複写機や印刷装置などの画像形成装置に限らず、その他
のものに利用されてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る搬送ローラ
は、同一の回転軸上に設けられた複数のロール要素を具
備し、複数のロール要素が独立して回転軸の方向に移動
可能であるとともに、搬送方向への回転力がロール要素
に加わると回転軸に対してロール要素が独立して空転可
能でかつ搬送方向とは逆方向の回転力を受けたときには
空転しないように構成されている。このため、被搬送体
から捻れ力を受けると、その軸方向成分に対しては、各
ロール要素が軸方向成分のそれぞれの分力に応じて違っ
た移動量を移動することで、その捻れ力の影響を解消す
ることができる。また搬送方向成分に対しては、各ロー
ル要素が搬送方向成分の分力に応じて違った回転量を空
転することで、その捻れ力の影響を解消することができ
る。したがって、たとえばこのような搬送ロールを利用
してスキュー歪み補正機構を備えた搬送装置を構成すれ
ば、軸方向の捻れおよび回転方向の捻れがともに減少
し、被搬送体に生じている撓み(スキュー歪み)は殆ど
均一になり、高精度なスキュー補正を実現することがで
きる。また、感光体ドラムでベルト状の中間転写体に画
像を転写し、この中間転写体の転写画像部分と用紙とを
2次転写ロールで挟み付けることにより画像を用紙に印
刷する画像形成装置に利用すれば、2次転写ロールでの
搬送直進性を改善したり、中間転写ベルトへの転写にお
ける画像ズレやバンディング、あるいはカラーレジズレ
が生じない。
【0066】一方、搬送方向とは逆方向の回転力が作用
したときには逆の力を受けたときには空転しないように
構成したので、搬送方向へは十分な搬送力を備えるか
ら、さらに上流側の負荷に負けない搬送力を上流側搬送
部に持たせるべく摩擦係数やピンチ圧を極端に上げる必
要はないので、用紙先端の座屈やロールのスリップ跡が
用紙に付いたりするなど、用紙にダメージを与える虞れ
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る搬送装置を備えた画像形成装置
の一実施形態の全体構成の概要を示す図である。
【図2】 搬送部の第1例の詳細を示す図である。
【図3】 プリレジロール対の詳細を示す図である。
【図4】 シート搬送部の制御系の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図5】 レジロール対とプリレジロール対の配置関係
および動作の第1例を示す図である。
【図6】 搬送部の第2例の詳細を示す図である。
【図7】 第2例の搬送部を利用する場合における、ス
キュー補正のための構成を示す概略図である。
【図8】 スキュー補正のための第3例の構成を示す概
略図である。
【図9】 スキュー補正のための第4例の構成を示す概
略図である。
【図10】 スキュー補正のための第5例の構成を示す
概略図である。
【図11】 スキュー補正のための第6例の構成を示す
概略図である。
【図12】 搬送装置の他の形態を示す図である。
【符号の説明】
1…感光体ドラム、14…レジロール対、20…プリレ
ジロール対、40…搬送系制御部、66…駆動モータ、
100…画像形成部、200…搬送部、ドライブロール
240、242…ワンウェイクラッチ、244…リニア
ベアリング、250…ピンチロール、502…中間転写
ベルト、504…ベルト搬送ロール、506…2次転写
ロール、508…用紙搬送ロール対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F049 AA02 DA11 DA12 EA02 LA02 LA07 LB03 3F102 AA01 AB01 BA02 BB02 DA08 EA03 FA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の回転軸上に設けられた複数のロー
    ル要素を具備し、前記複数のロール要素が独立して前記
    回転軸の方向に移動可能であるとともに、搬送方向への
    回転力が前記ロール要素に加わると前記回転軸に対して
    前記ロール要素が独立して空転可能でかつ前記搬送方向
    とは逆方向の回転力を受けたときには空転不可能に構成
    されていることを特徴とする搬送ローラ。
  2. 【請求項2】 前記複数のロール要素は、開放方向が前
    記搬送方向と同じ方向に設定されたワンウェイクラッチ
    により前記回転軸と連結されることで、前記空転可能で
    かつ前記空転不可能に構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の搬送ローラ。
  3. 【請求項3】 1対の回転体の間にシート状の被搬送体
    を挟持して搬送する搬送装置であって、 前記1対の回転体の少なくとも一方は、請求項1または
    2に記載の搬送ローラを具備することを特徴とする搬送
    装置。
  4. 【請求項4】 前記1対の回転体を具備する、搬送経路
    上の上流側に配設された上流側搬送部と、 前記搬送経路上の前記上流側搬送部よりも下流側に配設
    された、前記被搬送体の先端が突き当たる突当部材とを
    備え、 前記上流側搬送部で前記被搬送体を搬送して前記突当部
    材に前記被搬送体を突き当てることにより、前記被搬送
    体のスキュー歪みを補正することを特徴とする請求項3
    に記載の搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記上流側搬送部により前記被搬送体を
    前記突当部材側に搬送し、前記上流側搬送部の搬送経路
    下流側において前記被搬送体を撓ませてループを形成さ
    せることにより、前記被搬送体のスキュー歪みを補正す
    ることを特徴とする請求項3または4に記載の搬送装
    置。
  6. 【請求項6】 前記上流側搬送部と前記突当部材との間
    の搬送経路上の、前記上流側搬送部よりも前記突当部材
    に近い方の位置に、前記上流側搬送部により搬入された
    前記被搬送体の先端を前記突当部材に突き当てる、その
    搬送力が前記上流側搬送部の搬送力よりも弱い搬送部を
    備えていることを特徴とする請求項3から5のうちの何
    れか1項に記載の搬送装置。
  7. 【請求項7】 請求項3から6のうちの何れか1項に記
    載の搬送装置と、 シート状の被搬送体上に画像を形成する画像形成部とを
    備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記搬送装置は、前記画像形成部に向け
    て前記被搬送体を搬送することを特徴とする請求項7に
    記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記画像形成部は、前記被搬送体を挟持
    搬送しながら前記被搬送体上に画像を形成する搬送部を
    具備することを特徴とする請求項7または8に記載の画
    像形成装置。
JP2001318882A 2001-10-17 2001-10-17 搬送ローラ、搬送装置、および画像形成装置 Pending JP2003118890A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001318882A JP2003118890A (ja) 2001-10-17 2001-10-17 搬送ローラ、搬送装置、および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001318882A JP2003118890A (ja) 2001-10-17 2001-10-17 搬送ローラ、搬送装置、および画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003118890A true JP2003118890A (ja) 2003-04-23

Family

ID=19136509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001318882A Pending JP2003118890A (ja) 2001-10-17 2001-10-17 搬送ローラ、搬送装置、および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003118890A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8036588B2 (en) * 2007-03-20 2011-10-11 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus
JP2013203519A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Konica Minolta Inc シート搬送装置及び画像処理装置
US9139391B2 (en) 2013-07-10 2015-09-22 Ricoh Company, Ltd. Sheet conveyor, image forming apparatus incorporating same, and method of preventing sheet skew
JP2016078977A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート搬送装置、およびこれを備えた画像形成装置
US10221030B2 (en) * 2016-12-13 2019-03-05 Canon Kabushiki Kaisha Sheet conveying apparatus and image forming apparatus
US10530950B2 (en) 2017-02-22 2020-01-07 Ricoh Company, Ltd. Sheet conveying device, image forming apparatus incorporating the sheet conveying device, and post processing device incorporating the sheet conveying device
JP2021031195A (ja) * 2019-08-14 2021-03-01 富士ゼロックス株式会社 記録媒体搬送装置、画像形成装置
JP7404720B2 (ja) 2019-09-04 2023-12-26 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 搬送装置、及び画像形成装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8036588B2 (en) * 2007-03-20 2011-10-11 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus
JP2013203519A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Konica Minolta Inc シート搬送装置及び画像処理装置
US8905400B2 (en) 2012-03-28 2014-12-09 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Sheet feeding device and image processing apparatus
US9139391B2 (en) 2013-07-10 2015-09-22 Ricoh Company, Ltd. Sheet conveyor, image forming apparatus incorporating same, and method of preventing sheet skew
JP2016078977A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート搬送装置、およびこれを備えた画像形成装置
US10221030B2 (en) * 2016-12-13 2019-03-05 Canon Kabushiki Kaisha Sheet conveying apparatus and image forming apparatus
US10530950B2 (en) 2017-02-22 2020-01-07 Ricoh Company, Ltd. Sheet conveying device, image forming apparatus incorporating the sheet conveying device, and post processing device incorporating the sheet conveying device
JP2021031195A (ja) * 2019-08-14 2021-03-01 富士ゼロックス株式会社 記録媒体搬送装置、画像形成装置
JP7322586B2 (ja) 2019-08-14 2023-08-08 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 記録媒体搬送装置、画像形成装置
JP7404720B2 (ja) 2019-09-04 2023-12-26 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 搬送装置、及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100978149B1 (ko) 화상 형성 장치
JP2003072982A (ja) シート斜行矯正装置及び画像形成装置
JP2009051595A (ja) 記録材搬送装置及びこれを用いた画像形成装置
US8550456B2 (en) Image forming apparatus
JP5990034B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2003118890A (ja) 搬送ローラ、搬送装置、および画像形成装置
JP5606486B2 (ja) 斜行補正装置及び画像形成装置
JP4016621B2 (ja) 搬送装置
JPH04327447A (ja) 両面印字用の用紙搬送装置
JP4434434B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
US6445903B2 (en) Image forming apparatus having a sheet reversing device
JPH10194530A (ja) 画像形成装置
JP2002096957A (ja) 画像形成装置
JP2002370850A (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP2005089009A (ja) 画像形成装置
JP3874058B2 (ja) シート搬送装置
JP3919451B2 (ja) 画像形成装置
JP3315521B2 (ja) 画像形成装置
JP4999616B2 (ja) 画像形成装置
JP2777923B2 (ja) 画像形成装置
JP3647649B2 (ja) シートカール矯正装置及び画像形成装置
JPH0733281A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2002316748A (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP4667634B2 (ja) 画像形成装置
JP2013107713A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置並びに画像読取装置