JPH11198775A - 自動車のブレーキペダル装置 - Google Patents
自動車のブレーキペダル装置Info
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- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
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Abstract
ュロッドを介してペダルアームに衝突荷重が作用するの
を防止することができる自動車のブレーキペダル装置の
提供を図る。 【解決手段】 車両の前面衝突を検知すると、スペーサ
ー17がペダルシャフト3から離脱しペダルアーム2
と、マスターバック13のプッシュロッド14を連結し
たプッシュロッドレバー15と係合を切り離すので、プ
ッシュロッド14がマスターバック13と共に後退移動
してもプッシュロッドレバー14が空振り作動して、ペ
ダルアーム2に衝突荷重が作用することはない。
Description
ダル装置に関する。
実開平6−1113号公報に示されているように、ペダ
ルアームの上端部を回動自在に軸支したペダルブラケッ
トをダッシュロアパネルと、該ダッシュロアパネルに接
合されて車室側に張り出したダッシュアッパパネルの下
面部とに締結固定してあって、ペダルアームを踏み込む
ことによって該ペダルアームの上端部に連結したプッシ
ュロッドを前方へ押動して、マスターバックを作動させ
るようにしてある。
スターバック、もしくは該マスターバックを固定したダ
ッシュロアパネルが変形して車室側へ後退移動すると、
該マスターバックのプッシュロッドを介してペダルアー
ムに踏み込み方向と逆方向の回動力が作用し、ブレーキ
ペダルの踏み込み位置が後方へずれて違和感を生じるお
それがある。
ターバックのプッシュロッドを介してペダルアームに衝
突荷重が作用するのを防止して、違和感を生じるのを回
避することができる自動車のブレーキペダル装置を提供
するものである。
ッシュパネルに固定したペダルブラケットと、該ペダル
ブラケットに設けたペダルシャフトに回転自在に軸支さ
れて後方への回動力が付勢されたペダルアームと、前記
ペダルシャフトに回転自在に軸支されてマスターバック
のプッシュロッドに連結したプッシュロッドレバーとを
備えた構造において、前記プッシュロッドレバーまたは
ペダルアームのどちらか一方をペダルシャフトの軸方向
に摺動自在にし、これらペダルアームとプッシュロッド
レバーの各軸部に形成したボス部端面に相互に係合する
噛合部を形成すると共に、該噛合部の係合が外れる方向
へプッシュロッドレバーまたはペダルアームを付勢し、
かつ、常態でプッシュロッドレバーとペダルアームとの
前記噛合部を係合するように位置決めさせると共に、車
両の衝突時には衝突作用を検知してプッシュロッドレバ
ーまたはペダルアームのどちらか一方がペダルシャフト
の軸方向に沿って前記噛合部の係合が外れる方向へ移動
するのを許容しうるスペーサー部材を設けて、常態にあ
っては前記ペダルアームとプッシュロッドとを一体に接
続する一方、車両衝突時にはこれらペダルアームとプッ
シュロッドとを切り離すようにしたことを特徴としてい
る。
ペーサー部材は、ペダルブラケットにペダルシャフトと
平行に設けたサブシャフトに軸支されて、常態でペダル
アームまたはプッシュロッドレバーの摺動方向側のペダ
ルシャフトの間隙に挿嵌されてプッシュロッドレバーと
ペダルアームとの噛合部を係合させるフック状の位置決
め部と、ペダルブラケットより突出配置され、衝突荷重
により相対的に移動する部材に係合して該スペーサー部
材を回動させる衝突検知部とを備えたことを特徴として
いる。
ペーサー部材をサブシャフトを介してペダルブラケット
の片側側壁に固定したことを特徴としている。
のペダルアームとプッシュロッドレバーのボス部端面の
噛合部を所要の同一リード角を持つ複数の斜面で形成し
たことを特徴としている。
のプッシュロッドレバーとスペーサー部材との間にリタ
ーンスプリングを張設して、プッシュロッドレバーを介
してペダルアームに後方への回動力を付勢すると共に、
スペーサー部材を所定位置に位置決めするようにしたこ
とを特徴としている。
のペダルブラケットとプッシュロッドレバーとの間にリ
ターンスプリングを張設して、プッシュロッドレバーを
介してペダルアームに後方への回動力を付勢すると共
に、プッシュロッドをペダルシャフトの軸方向に付勢し
たことを特徴としている。
のペダルアームとプッシュロッドレバーとの間に弾性部
材を設け、これらペダルアームとプッシュロッドレバー
とをペダルシャフトの軸方向に付勢したことを特徴とし
ている。
性部材にペダルアームとプッシュロッドの切り離し後の
回動力の急激な変化を抑制する減衰部材を設けたことを
特徴としている。
のペダルブラケットをダッシュロアパネルと、該ダッシ
ュロアパネルに接合されて車室側に張り出すダッシュア
ッパパネルとに跨って固定すると共に、衝突荷重による
該ペダルブラケットの後退移動時にダッシュアッパパネ
ルに対して後方へスライド可能に固定したことを特徴と
している。
ーサー部材により、ペダルアームとプッシュロッドレバ
ーの各軸部のボス部端面に形成した噛合部を係合させ
て、これらペダルアームとプッシュロッドとを一体に接
続してあるため、ペダルアームの踏み込み操作により該
ペダルアームとプッシュロッドレバーとが一体に回動し
て、一般のブレーキペダル装置と変わりのないマスター
バック作動を行わせることができる。
部材は衝突作用を検知してプッシュロッドレバーまたは
ペダルアームのどちらか一方がペダルシャフトの軸方向
に沿って前記噛合部の係合が外れる方向へ移動するのを
許容し、付勢力によりペダルアームとプッシュロッドレ
バーとが切り離されるから、マスターバックが後退移動
し、もしくはダッシュロアパネルが車室側へ変形してマ
スターバックのプッシュロッドが後退移動しても、プッ
シュロッドレバーが空振り回動するだけで、ペダルアー
ムに衝突荷重が入力するのを回避することができる。
て、スペーサー部材は、ペダルブラケットにペダルシャ
フトと平行に設けたサブシャフトに軸支されて、常態で
ペダルアームまたはプッシュロッドレバーの摺動方向側
のペダルシャフトの間隙に挿嵌されてプッシュロッドレ
バーとペダルアームとの噛合部を係合させるフック状の
位置決め部と、ペダルブラケットより突出配置され、衝
突荷重により相対的に移動する部材に係合して該スペー
サー部材を回動させる衝突検知部とで構成されているた
め、位置決めと衝突検知をこのスペーサー部材だけで機
械的に行えるため、構造が簡単でコスト的に有利に得る
ことができる。
て、スペーサー部材をサブシャフトを介してペダルブラ
ケットの片側側壁に固定してあるため、構造が簡単化で
きることは勿論、スペース効率が高く、ペダルブラケッ
トの取り付け作業性の向上や、センサ部品の取り付け点
などの周辺レイアウト的にも有利に得ることができる。
加えて、ペダルアームとプッシュロッドレバーのボス部
端面の噛合部を所要の同一リード角を持つ複数の斜面で
形成してあるため、常態にあっては確実にペダルアーム
とプッシュロッドとを接続していることは勿論、スペー
サー部材が噛合部の係合が外れるのを許容した後は、こ
のリード角によって噛合部の係合が外れるのを促進し、
確実にペダルアームとプッシュロッドとを切り離すこと
ができ、信頼性を高めることができる。
えて、プッシュロッドレバーとスペーサー部材との間に
リターンスプリングを張設して、プッシュロッドレバー
を介してペダルアームに後方への回動力を付勢してある
ため、車両の前面衝突時にはプッシュロッドレバーとペ
ダルアームとが切り離されることにより、該ペダルアー
ムに作用するリターンスプリングの付勢力が解除され、
ドライバーの足に作用する負荷をなくすことができると
共に、リターンスプリングにより常態でスペーサー部材
に後方への回動力を付勢してあるため、ブレーキペダル
装置の車両への組み付け作業時や輸送,搬送時にスペー
サー部材の回動を規制できるので、該スペーサー部材を
初期設定位置に確実に保持することができる。
ーサー部材の回動力が所定荷重を越えると問題なく前方
回動させることができる。
えて、ペダルブラケットとプッシュロッドレバーとの間
にリターンスプリングを張設して、該リターンスプリン
グでプッシュロッドレバーのペダルシャフトの軸方向へ
の付勢も行っているので、部品点数を減らしコスト的に
有利に得ることができる。
のペダルアームとプッシュロッドレバーとの間に弾性部
材を設け、これらペダルアームとプッシュロッドレバー
とをペダルシャフトの軸方向に付勢してあるため、簡単
な構造で確実にペダルアームとプッシュロッドとを切り
離すことができる。
て、車両の前面衝突時にプッシュロッドレバーとペダル
アームとが切り離される際の該ペダルアームに作用する
回動力の急激な変化を抑制し、ドライバーの違和感をな
くすことができる。
て、車両の前面衝突時にペダルブラケットが後退移動す
ると、該ペダルブラケットがダッシュアッパパネルに対
して後方へスライド移動するため、該ペダルブラケット
がダッシュアッパパネルにより上方への動きが拘束さ
れ、該ダッシュアッパパネルへの固定点を支点として後
ろ斜め上方に向けて後退移動するのを防止でき、この結
果、ペダルブラケットの後部上方に近接配置されたステ
アリングメンバにペダルブラケットが干渉して、該ステ
アリングメンバが変形するのを回避することができる。
パネルに対して後方へスライド移動するので、衝突検知
レバーがダッシュアッパパネルの下面部に係合して回動
する衝突検知作動を確実に行わせることができる。
と共に詳述する。
ト、2は該ペダルブラケット1に固設したペダルシャフ
ト3に上端部を回動自在に軸支したペダルアームで、下
端に図外のペダルパッドを備えている。
してあって、その前壁1Aをダッシュロアパネル4にボ
ルト7,ナット8によって締結固定してあると共に、上
壁1Bの後端部を前記ダッシュロアパネル4に接合され
て車室側に張り出したダッシュアッパパネル5の下面
部、具体的にはダッシュアッパパネル5の下面と後壁と
に跨って接合配置した車体側ブラケット6に、ボルト
7,ナット8によって前傾状態に締結固定してある。
11を嵌装配置してある一方、ペダルアーム2の上端部
には円筒状のボス部24を設けてあり、このボス部24
を介してカラー11に回動自在に嵌装してある。
ーム側の側面に固設され、該ダッシュロアパネル4を貫
通したプッシュロッド14がペダルアーム2の踏み込み
により押動されることによって図外のブレーキユニット
に油圧を発生させるマスターバックを示す。
14は、ペダルシャフト3に回動自在に軸支したプッシ
ュロッドレバー15の下端にピン16を介して連結して
ある。
円筒状のボス部23を設けてあって、このボス部23を
介して前記ペダルシャフト3のカラー11に回動自在
に、および軸方向に摺動自在に嵌装してある。
ッドレバー15とは、各軸部に形成したボス部23,2
4端面に相互に係合する噛合部23a,24aを形成し
てある。
a,24aを所要の同一リード角を持つ複数の斜面で形
成してある。
ー部材17は通常時はペダルアーム2とプッシュロッド
レバー15との前記噛合部23a,24aを係合するよ
うに位置決めして、一体に接続させると共に、車両の前
面衝突時には衝突作用を検知してプッシュロッドレバー
15がペダルシャフト3の軸方向に沿って前記噛合部2
3a,24aの係合が外れる方向へ移動するのを許容し
てこれらペダルアーム2とプッシュロッドレバー15と
を切り離すようにしてある。
シャフト3と平行に設けたサブシャフト19によりペダ
ルブラケット1の側壁に片持ち状態に軸支されてあると
共に、その前部に設けたフック状の位置決め部17aを
プッシュロッドレバー15の摺動方向側であるペダルブ
ラケット1との間隙に挿嵌して、通常状態でペダルアー
ム2とプッシュロッドレバー15との噛合部23a,2
4aを係合させるようにしてある。
その上端部がペダルブラケット1の上壁1Bに設けた窓
部31を通して車体側ブラケット6の前部近傍に突出配
置された衝突検知部17bを設けてある。
によりペダルブラケット1が後退移動することによって
ダッシュアッパパネル5の下面部に衝突検知部17bが
係合して、スペーサー部材17をサブシャフト19を中
心に回動させ、前記位置決め部17aをペダルブラケッ
ト1とプッシュロッドレバー15との間から離脱させ
て、プッシュロッドレバー15の軸方向への摺動移動可
能にしている。
ドレバー15とスペーサー部材17との間にリターンス
プリング18を張設して、該プッシュロッドレバー15
を介してペダルアーム2に後方への回動力を付勢するよ
うにしてあると共に、スペーサー部材17を所定位置に
位置決めしてある。
ダルブラケット1の側壁に設けた長孔25とプッシュロ
ッドレバー15との間に張設して、リターンスプリング
18の一方端の係合部18aと他方端の係合部18bと
によりプッシュロッドレバー15をペダルシャフト3の
軸方向で前記噛合部23a,24aの係合が外れる方向
に付勢するようにしてある。
上壁1Bに設けた前後方向に長孔のボルト挿通孔32は
前記窓部31に連通してあって、車両の前面衝突時にペ
ダルブラケット1に後退方向に衝突入力が作用すると、
車体側ブラケット6に対して後方へスライドすると共
に、窓部31がボルト7の立設位置に到達すると、この
窓部31がボルト7の頭部から抜け出て、ペダルブラケ
ット1が車体側ブラケット6より離脱可能としてある。
を規制するストッパ、34はダッシュロアパネル4の車
室側の側面に設けたダッシュインシュレータ、35はワ
ッシャーを示す。
態ではペダルアーム2とプッシュロッドレバー15の噛
合部23a,24aが係合状態にあって、ペダルアーム
2とプッシュロッドレバー15とを一体に接続してある
ため、ペダルアーム2の踏み込み操作により該ペダルア
ーム2とプッシュロッドレバー15とが一体に回動し
て、一般のブレーキペダル装置と変わりなくプッシュロ
ッド14を押動してマスターバック13を作動すること
ができる。
13に他のエンジンルーム内機能部品が干渉して後方へ
押され、あるいは、ダッシュロアパネル4にエンジンル
ーム内機能部品が干渉する等して、該ダッシュロアパネ
ル4が車室側へ変形し、このダッシュロアパネル4の車
室側への変形に伴ってペダルブラケット1が後退移動す
ると、スペーサー部材17の衝突検知部17bが車体側
ブラケット6の前面に係合してスペーサー部材17が前
方へ回動する。
ング18のばね力に抗して前方へ回動(リターンスプリ
ング18の他方端の係合部18bは長孔25に係合して
いるのでスペーサー部材17の回動は許容される)する
と、その前部のフック状の位置決め部17aがペダルブ
ラケット1とプッシュロッドレバー15の間から抜け落
ち、あらかじめ軸方向にされていた付勢力によってプッ
シュロッドレバー15が噛合部23a,24aの係合が
外れる方向に移動されて、該プッシュロッドレバー15
とペダルアーム2とが切り離される。
してそのプッシュロッド14によってプッシュロッドレ
バー15に後方への押圧力が作用しても、該プッシュロ
ッドレバー15のみが空振り回動するだけで、ペダルア
ーム2に衝突荷重が入力することはなく、ペダルアーム
2を踏み込んだドライバーの足に負荷が作用して違和感
を生じたり、ショックを与えるのを回避することができ
る。
ッシュロッドレバー15のボス部23,24端面の噛合
部23a,24aを所要の同一リード角を持つ複数の斜
面で形成してあるため、常態にあっては確実にペダルア
ーム2とプッシュロッドレバー15とを接続しているこ
とは勿論、スペーサー部材17が噛合部23a,24a
の係合が外れるのを許容した後は、このリード角によっ
て該噛合部23a,24aの係合が外れるのを促進し、
確実にペダルアーム2とプッシュロッドレバー15とを
切り離すことができ、信頼性を高めることができる。
サー部材17との間にリターンスプリング18を張設し
て、プッシュロッドレバー15を介してペダルアーム2
に後方への回動力を付勢してあるため、前述のようにペ
ダルアーム2とプッシュロッドレバー15とが切り離さ
れると、ペダルアーム2へのリターンスプリング18の
付勢力が解除されるため、ドライバーの足に負荷が作用
することがない。
より常態でスペーサー部材17に後方への回動力を付勢
してあるため、ブレーキペダル装置の車両への組み付け
作業時や輸送,搬送時にスペーサー部材17の不要な回
動を規制できるので、該スペーサー部材17を初期設定
位置に確実に保持することができる。
ーサー部材17の回動力が所定荷重を越えると問題なく
前方回動させることができることは言うまでもない。
リング18をペダルブラケット2とプッシュロッドレバ
ー15との間に張設して、該リターンスプリング18で
プッシュロッドレバー15のペダルシャフト3の軸方向
の前記噛合部23a,24aの係合をはずす方向に付勢
を行っているので、部品点数を減らしコスト的に有利に
得ることができる。
ペダルブラケット1が後退移動する際に、該ペダルブラ
ケット1はその上壁1Bに設けたボルト挿通孔32と、
衝突検知部17bを上方へ突出させる窓部31とを連設
して、該ペダルブラケット1が車体側ブラケット6に対
して後方へスライド可能に固定してあるから、このペダ
ルブラケット1の後方へのスライドによって衝突検知部
17bを速やかに回動させて、衝突検知作動を確実に行
わせることができる。
スライドして窓部31がボルト7の立設位置に到ると、
この窓部31がボルト7の頭部から抜け出てペダルブラ
ケット1が車体側ブラケット6から離脱するようになる
から、ペダルブラケット1がこの車体側ブラケット6へ
の固定点を支点として後ろ斜め上方に向けて後退移動す
るのを防止でき、ペダルブラケット1の後部上方に近接
配置された図外のステアリングメンバにペダルブラケッ
ト1が干渉して、該ステアリングメンバが変形するのを
回避することもできる。
めと、ペダルブラケット2とプッシュロッドレバー15
との係合を切り離す衝突検知をこのスペーサー部材17
だけで機械的に行えるため、構造を簡単にできてコスト
的に有利に得ることができる。
ャフト19を介してペダルブラケット1の片側側壁に固
定してあるため、スペース効率が高く、ペダルブラケッ
ト1の取り付け作業性の向上や、その他センサ部品の取
り付け点などの周辺レイアウト的にも有利に得ることが
できる。
バー15側を摺動自在としたが、ペダルアーム2側を摺
動自在としてもよい。
ドレバー15との係合が外れる向きに付勢する事にな
る。
で、この実施形態にあっては前記図1〜3に示した第1
実施形態のペダルアーム2とプッシュロッドレバー15
との間に弾性部材としてのスプリング20を設け、プッ
シュロッドレバー15をペダルアーム2との係合が外れ
る向きに付勢するようにしている。
1実施形態と異なり、一方端の係合部18’aはプッシ
ュロッドレバー15に後方への回動力を付勢するようプ
ッシュロッドレバー15の前方側のみを係合しているだ
けでもよく、また、他方端の係合部18’bもスペーサ
ー部材17に係合しているのみでよい。
単な構造で確実にペダルアーム2とプッシュロッドレバ
ー15とを切り離すことができる。
で、この実施形態にあっては前記図1〜3に示した第1
実施形態のペダルアーム2とプッシュロッドレバー15
との間に弾性部材21,21を設け、さらにその間に減
衰部材としての摩擦材22,22を設けたものである。
ロッドレバー15にそれぞれ軟質可撓性の樹脂(ゴム
等)やスプリング等の弾性部材21,21を設け、さら
にその間に減衰部材として摩擦係数の高い特殊な金属板
などの摩擦材22,22を設け、前記弾性部材21,2
1により圧接してある。
両の前面衝突時にペダルアーム2とプッシュロッドレバ
ー15とが切り離されても、前記摩擦材22,22が該
ペダルアーム2に作用する回動力の急激な変化を抑制す
るため、ドライバーの違和感をなくすことができる。
2とプッシュロッドレバー15とが切り離されても摩擦
材22,22が接触しているように設定するのが望まし
い。
プッシュロッドレバー15にそれぞれ弾性部材21,2
1摩擦部材22,22を設けたが、弾性部材21を両ペ
ダルブラケット2とプッシュロッドレバー15とに接続
して弾性部材21のねじり力を利用して、回動力の急激
な変化を抑制するようにしてもよい。
で、第1実施形態とはペダルブラケット1,スペーサー
部材17が異なっている。
ペダルブラケット1の側壁には、易変形部として上下方
向に複数並んだ孔1a,1a...が形成されている。
第1実施形態のようにボルト挿通孔32を形成しておら
ず、車体側ブラケット6に強固に取り付けられる。
フト3の前方側で、かつ易変形部としての孔1a,1
a...の後方にサブシャフト19’により、ペダルブ
ラケット1の側壁に片持ち状態で軸支されており、その
後部に設けたフック状の位置決め部17aをペダルシャ
フト3の、プッシュロッドレバー15の摺動方向側であ
るペダルブラケット1との間隙に挿嵌してあり、また前
部にはダッシュロアパネル4の後部近傍に突出配置され
た衝突検知部17’bを設けてある。
リターンスプリング18でプッシュロッドレバー15に
後方側への回動力を付勢しているが、リターンスプリン
グ18の他方端の係合部18bは、第1実施形態の長孔
25とは異なり、リターンスプリング18の係合部18
bが挿通できる大きさの孔25’に係合している。
態とは異なり、ペダルシャフト3に対して上側から挿入
しているので、輸送中など外れるおそれが少ないことか
らでもある。
りダッシュロアパネル4の後方移動を始めると、易変形
部としての孔1a,1a...が変形して、スペーサー
部材17の衝突検知部17’bがダッシュロアパネル4
と当接係合し、スペーサー部材17を回動させてフック
状の位置決め部17’aをペダルシャフト3から外す。
ので、省略する。
プッシュロッドレバー15やペダルアーム2の前方に位
置することになるので、これらプッシュロッドレバー1
5,ペダルアーム2の回動に支障がないよう第1実施形
態よりもペダルブラケット1の車幅方向が大きくなる。
スプリング18でスペーサー部材17の位置決めを行う
必要がない場合は、長孔25に変えて第3実施形態と同
様の孔25’とすることもできる。
の回動の邪魔にならない位置に設けられる。
図。
図。
Claims (9)
- 【請求項1】 ダッシュパネルに固定したペダルブラケ
ットと、該ペダルブラケットに設けたペダルシャフトに
回転自在に軸支されて後方への回動力が付勢されたペダ
ルアームと、前記ペダルシャフトに回転自在に軸支され
てマスターバックのプッシュロッドに連結したプッシュ
ロッドレバーとを備えた構造において、 前記プッシュ
ロッドレバーまたはペダルアームのどちらか一方をペダ
ルシャフトの軸方向に摺動自在にし、これらペダルアー
ムとプッシュロッドレバーの各軸部に形成したボス部端
面に相互に係合する噛合部を形成すると共に、該噛合部
の係合が外れる方向へプッシュロッドレバーまたはペダ
ルアームを付勢し、かつ、常態でプッシュロッドレバー
とペダルアームとの前記噛合部を係合するように位置決
めさせると共に、車両の衝突時には衝突作用を検知して
プッシュロッドレバーまたはペダルアームのどちらか一
方がペダルシャフトの軸方向に沿って前記噛合部の係合
が外れる方向へ移動するのを許容しうるスペーサー部材
を設けて、常態にあっては前記ペダルアームとプッシュ
ロッドとを一体に接続する一方、車両衝突時にはこれら
ペダルアームとプッシュロッドとを切り離すようにした
ことを特徴とする自動車のブレーキペダル装置。 - 【請求項2】 スペーサー部材は、ペダルブラケットに
ペダルシャフトと平行に設けたサブシャフトに軸支され
て、常態でペダルアームまたはプッシュロッドレバーの
摺動方向側のペダルシャフトの間隙に挿嵌されてプッシ
ュロッドレバーとペダルアームとの噛合部を係合させる
フック状の位置決め部と、ペダルブラケットより突出配
置され、衝突荷重により相対的に移動する部材に係合し
て該スペーサー部材を回動させる衝突検知部とを備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の自動車のブレーキペ
ダル装置。 - 【請求項3】 スペーサー部材をサブシャフトを介して
ペダルブラケットの片側側壁に固定したことを特徴とす
る請求項2に記載の自動車のブレーキペダル装置。 - 【請求項4】 ペダルアームとプッシュロッドレバーの
ボス部端面の噛合部を所要の同一リード角を持つ複数の
斜面で形成したことを特徴とする請求項1〜3の何れか
に記載の自動車のブレーキペダル装置。 - 【請求項5】 プッシュロッドレバーとスペーサー部材
との間にリターンスプリングを張設して、プッシュロッ
ドレバーを介してペダルアームに後方への回動力を付勢
すると共に、スペーサー部材を所定位置に位置決めする
ようにしたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記
載の自動車のブレーキペダル装置。 - 【請求項6】 ペダルブラケットとプッシュロッドレバ
ーとの間にリターンスプリングを張設して、プッシュロ
ッドレバーを介してペダルアームに後方への回動力を付
勢すると共に、プッシュロッドをペダルシャフトの軸方
向に付勢したことを特徴とする請求項1〜5に記載の自
動車のブレーキペダル装置。 - 【請求項7】 ペダルアームとプッシュロッドレバーと
の間に弾性部材を設け、これらペダルアームとプッシュ
ロッドレバーとをペダルシャフトの軸方向に付勢したこ
とを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の自動車の
ブレーキペダル装置。 - 【請求項8】 弾性部材にペダルアームとプッシュロッ
ドの切り離し後の回動力の急激な変化を抑制する減衰部
材を設けたことを特徴とする請求項7に記載の自動車の
ブレーキペダル装置。 - 【請求項9】 ペダルブラケットをダッシュロアパネル
と、該ダッシュロアパネルに接合されて車室側に張り出
すダッシュアッパパネルとに跨って固定すると共に、衝
突荷重による該ペダルブラケットの後退移動時にダッシ
ュアッパパネルに対して後方へスライド可能に固定した
ことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の自動車
のブレーキペダル装置。
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