JPH11198468A - 画像のプリント・カット方法 - Google Patents

画像のプリント・カット方法

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JPH11198468A
JPH11198468A JP184498A JP184498A JPH11198468A JP H11198468 A JPH11198468 A JP H11198468A JP 184498 A JP184498 A JP 184498A JP 184498 A JP184498 A JP 184498A JP H11198468 A JPH11198468 A JP H11198468A
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紳夫 宮崎
Noboru Komori
昇 小森
Koji Ichikawa
幸治 市川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録紙に印画する画像のサイズ、レイアウトの
入力やカット方法の編集が不要で、1又は複数の画像を
記録紙に自由な大きさ、レイアウトで印画することがで
きるとともに、その印画された記録紙から1又は複数の
画像の外形を自由なカット形状でカットできるようにす
る。 【解決手段】印画すべき画像を示す画像データを取り込
み(ステップS200、S202)、続いて記録紙に印
画された画像の外形をカットするためのカットパターン
を、それぞれカットパターンが異なる複数のカットパタ
ーンの中から選択する(ステップS204、S20
6)。前記入力した画像データに基づいて前記選択した
カットパターンに合った大きさ及びレイアウトで1又は
複数の画像を記録紙に印画し(ステップS216)、記
録紙から1又は複数の画像の外形を、前記選択したカッ
トパターンとなるようにカットする(ステップS22
6、ステップS228)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像のプリント・カ
ット方法に係り、特に1又は複数の画像を記録紙に自由
な大きさ、レイアウトで印画することができるととも
に、その印画された記録紙から1又は複数の画像の外形
をカットすることができる画像のプリント・カット方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカッタ付きプリンタとしては、特
開平9−66636号公報及び特開平9−226194
号公報に記載のものがある。前者のカッタ付きプリンタ
は、ラベルの外形、印字の大きさ、フォントの指定及び
文字が入力されると、これらの入力に基づいて印字処理
を行った後、入力されたラベルの外形に応じて、シート
をX軸方向に移動させるとともに、単一のカッタ刃をY
軸方向に移動させてラベルの外形をカットし、これによ
り角丸、雲型、ハート型、星型等の自在な形状にラベル
をカットできるようにしている。
【0003】後者のカッタ付きプリンタは、取り込んだ
画像を表示し、必要に応じてその画像を編集して印刷で
きるようになっている。また、上記画像のカット範囲及
び座標の指定により、それぞれ用紙の水平方向及び垂直
方向のカットを行う1乃至複数のカッタを制御し、これ
により印刷した画像を指定したカット範囲でカットでき
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
カッタ付きプリンタの場合には、まず、ラベルの外形を
入力し、続いて印字の大きさ、フォントの指定及び文字
を入力するため、ラベルの外形に合わせて印字の大きさ
等を指定しなければならず、所望のラベルを得るための
編集が煩雑であるという問題がある。
【0005】また、後者のカッタ付きプリンタの場合
も、取り込んだ画像又は取り込んだ画像を編集した画像
のカット範囲等を、その画像に応じて指定しなければな
らず、カット方法の編集が煩雑であるという問題があ
る。また、複数のカッタによって縦/横自由にカットで
き、整列作成された原稿を素早くカットすることができ
るが、任意形状にカットすることができない。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、記録紙に印画する画像のサイズ、レイアウトの
入力やカット方法の編集が不要で、1又は複数の画像を
記録紙に自由な大きさ、レイアウトで印画することがで
きるとともに、その印画された記録紙から1又は複数の
画像の外形を自由なカット形状でカットすることができ
る画像のプリント・カット方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願請求項1に係る発明は、印画すべき画像を示す
画像データを入力し、記録紙に印画された画像の外形を
カットするためのカットパターンを、それぞれカットパ
ターンが異なる複数のカットパターンの中から選択し、
前記入力した画像データに基づいて前記選択したカット
パターンに合った大きさ及びレイアウトで1又は複数の
画像を前記記録紙に印画し、前記記録紙から1又は複数
の画像の外形を、前記選択したカットパターンとなるよ
うにカットすることを特徴としている。
【0008】即ち、本願請求項1に係る発明によれば、
複数のカットパターンの中から所望のカットパターンを
選択するという簡単な選択操作を行うことにより、その
選択したカットパターンに応じた大きさ、レイアウトで
1又は複数の画像を記録紙に印画することができるとと
もに、その印画された記録紙から1又は複数の画像の外
形を前記カットパターンでカットすることができる。
【0009】本願請求項2に係る発明は、印画すべき画
像を示す画像データを入力し、記録紙に印画された画像
の外形をカットするためのカットパターンを、それぞれ
カットパターンが異なる複数のカットパターンの中から
選択し、前記印画すべき画像と合成するテンプレート画
像を複数のテンプレート画像の中から選択する際に、前
記選択したカットパターンに合ったテンプレート画像を
選択し、前記入力した画像データと前記選択したテンプ
レート画像の画像データとから印画すべき画像にテンプ
レート画像を合成してなる合成画像を示す画像データを
作成し、前記合成画像を示す画像データに基づいて前記
選択したカットパターンに合った大きさ及びレイアウト
で1又は複数の合成画像を前記記録紙に印画し、前記記
録紙から1又は複数の合成画像の外形を、前記選択した
カットパターンとなるようにカットすることを特徴とし
ている。
【0010】即ち、本願請求項2に係る発明によれば、
複数のカットパターンの中から所望のカットパターンを
選択するとともに、複数のテンプレート画像の中から印
画すべき画像と合成するテンプレート画像を選択すると
いう簡単な選択操作を行うことにより、その選択したカ
ットパターンに応じた大きさ、レイアウトで1又は複数
の合成画像を記録紙に印画することができるとともに、
その印画された記録紙から1又は複数の合成画像の外形
を前記カットパターンでカットすることができる。尚、
前記カットパターンの選択は、請求項3に示すように複
数のカットパターンが表示される画面から所望のカット
パターンを選択することによって行うようにしている。
また、前記テンプレート画像の選択は、請求項4に示す
ように前記選択したカッタのカットパターンに合ったテ
ンプレート画像のみを画面に表示し、該画面に表示され
たテンプレート画像の中から所望のテンプレート画像を
選択することによって行うようにしている。
【0011】本願請求項5に係る発明は、印画すべき画
像を示す画像データを入力し、前記印画すべき画像と合
成するテンプレート画像を複数のテンプレート画像の中
から選択し、記録紙に印画された画像をカットするため
のカッタを、それぞれカットパターンが異なる複数のカ
ッタの中から選択する際に、前記選択したテンプレート
画像に合ったカッタを選択し、前記入力した画像データ
と前記選択したテンプレート画像の画像データとから印
画すべき画像にテンプレート画像を合成してなる合成画
像を示す画像データを作成し、前記合成画像を示す画像
データに基づいて前記選択したカットパターンに合った
大きさ及びレイアウトで1又は複数の合成画像を前記記
録紙に印画し、前記記録紙から1又は複数の合成画像の
外形を、前記選択したカットパターンとなるようにカッ
トすることを特徴としている。即ち、前記請求項3に係
る発明は、カットパターンを選択してからテンプレート
画像を選択するようにしているが、請求項5に係る発明
は、テンプレート画像を選択してからカットパターンを
選択するようにしている。尚、前記テンプレート画像の
選択は、請求項6に示しように複数のテンプレート画像
が表示される画面から所望のテンプレート画像を選択す
ることによって行うようにしている。また、前記カット
パターンの選択は、請求項7に示すように前記選択した
テンプレート画像に合ったカットパターンのみを画面に
表示し、該画面に表示されたカットパターンの中から所
望のカットパターンを選択することによって行うように
している。更に、前記選択したカットパターン中に2種
類以上のカット形状が含まれる場合には、請求項8に示
すように各カット形状に合ったテンプレート画像をそれ
ぞれ選択するようにしている。
【0012】前記記録紙は、請求項10又は11に示す
ように台紙に画像が印画されるシール紙が貼付されたシ
ール作成用のカット紙又はロール紙であり、前記シール
紙のみを選択されたカットパターンとなるようにカット
することにより、1又は複数のシールを作成できるよう
にしている。尚、ロール紙の場合には、所定の長さで切
り離すカットも行われる。また、記録紙のカットは、請
求項11に示すように記録紙に切り離し用のミシン目を
入れるようにしてもよい。
【0013】更に、本願請求項12に示すように、複数
のカットパターンにそれぞれ対応した抜き型が形成され
た複数のカッタを有し、前記カットパターンが選択され
ると、該カットパターンに対応したカッタをカット時に
使用するようにしている。これにより、記録紙から1又
は複数の画像を迅速に打ち抜くことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る画像のプリント・カット方法の好ましい実施の形態に
ついて詳説する。図1は本発明に係る画像のプリント・
カット方法が適用されたカッタ付きプリンタの外観図で
ある。
【0015】同図において、10はLCDパネル、12
はパワースイッチ、14はビデオ入力端子、16は外部
機器と接続されるパラレル端子、18はフロッピーやメ
モリカード等の外部記録媒体が挿入される挿入口、19
は排紙トレイである。尚、LCDパネル10は、画面上
に表示されたボタンやスクロールバーをタッチすること
によって適宜の入力ができるタッチセンサを有してい
る。
【0016】図2及び図3はそれぞれ図1に示したカッ
タ付きプリンタの内部構造の概要を示す正面図及び側面
図である。これらの図面に示すように、カッタ付きプリ
ンタは、ロール紙20に画像を印画するプリンタ部30
と、ロール紙20をカットするカッタ部40とを有して
いる。
【0017】ロール紙20は、台紙に画像が印画される
シール紙が貼付されたシール作成用のもので、シール紙
にはイエロー層、マゼンタ層、シアン層の感熱発色層が
形成されている。このロール紙20は、モータ21から
ベルト22、23を介して回転駆動力が加えられるキャ
プスタンローラ24、25と、これらのキャプスタンロ
ーラ24、25に対向するピンチローラ26、27との
間に挟持され、キャプスタンローラ24、25の回転に
伴って図2上で左右方向に搬送される。尚、28は、ロ
ール紙20の先端を検出することによって印画位置を検
出する印画位置検出用のフォトリフレクタである。
【0018】プリンタ部30は、ロール紙20を挟んで
プラテンローラ31と対向して配置されたサーマルヘッ
ド32と、イエローの発色及びマゼンタの発色をそれぞ
れ定着させる定着ランプ33、34とから構成されてい
る。このプリンタ部30によってロール紙20にカラー
画像を印画する場合には、まず、フォトリフレクタ28
によってロール紙20の先端(印画開始位置)を検出す
る。そして、この検出時点からキャプスタンローラ24
及びピンチローラ26によってロール紙20を図2上で
右方向に一定速度で搬送するとともに、ロール紙20の
イエロー層が発色する熱エネルギーの範囲内で、そのイ
エロー層がカラー画像に応じた発色濃度となるようにサ
ーマルヘッド32を制御し、続いて定着ランプ33から
中心波長425nmの光を照射してイエローの発色を定着
させる。
【0019】次に、ロール紙20を前記印画開始位置ま
で巻き戻し、その後、再びロール紙20を図2上で右方
向に一定速度で搬送するとともに、ロール紙20のマゼ
ンタ層が発色する熱エネルギーの範囲内で、そのマゼン
タ層がカラー画像に応じた発色濃度となるようにサーマ
ルヘッド32を制御し、続いて定着ランプ34から中心
波長365nmの光を照射してマゼンタの発色を定着させ
る。次に、ロール紙20を前記印画開始位置まで再び巻
き戻し、その後、ロール紙20を図2上で右方向に一定
速度で搬送するとともに、ロール紙20のシアン層が発
色する熱エネルギーの範囲内で、そのシアン層がカラー
画像に応じた発色濃度となるようにサーマルヘッド32
を制御する。このようにしてロール紙20にカラー画像
を印画する。
【0020】カッタ部40は、主としてカッタ交換部
と、ロール紙20の台紙を残して画像が印画されたシー
ル紙のみをカット(半抜き)する打ち抜き部と、ロール
紙20を所定の長さで切り離す全切り部とから構成され
ている。カッタ交換部は、4種類のカッタローラ42A
〜42Dを保持するカッタ群ホイール43(図4参照)
を有し、このカッタ群ホイール43をモータ44及びベ
ルト45によって回転させることによって所望のカッタ
ローラを所定の使用位置(図2上で対向ローラ51と対
向する位置)に移動させることができるようになってい
る。尚、図3に示すようにフォトインタラプタ46によ
ってカッタ群ホイール43の凹部43Aを検出すること
により、対向ローラ51と向き合うカッタローラの位置
決めが行われる。
【0021】さて、カッタ交換部のカッタ群ホイール4
3に装着されるカッタローラ42A〜42Dは、円筒状
の周面にカットパターンに対応する抜き型が形成されて
いる(図11参照)。図5はカッタローラの周面の展開
図であり、図6は図5のA−A線に沿う断面図である。
図5に示すカッタローラの第1のカットパターンは、画
像分割数及び画像数が4で、各画像の打ち抜き形状が
「四角形」になっている。
【0022】図7乃至図10は、図5に示したカッタロ
ーラのカットパターンと異なるカットパターンを有する
カッタローラの周面の展開図である。図7に示すカッタ
ローラの第2のカットパターンは、画像分割数及び画像
数が9であり、各画像の打ち抜き形状が「長丸形」にな
っている。図8に示すカッタローラの第3のカットパタ
ーンは、画像分割数及び画像数が16であり、各画像の
打ち抜き形状としては、「なし」、「ハート形」、「長
丸形」及び「四角形」が混在している。尚、「なし」
は、画像の外形をカットしないことを意味し、この部分
の画像の外形は打ち抜かれずに残される。従って、ユー
ザーはカットされない画像の外形を、鋏によって任意形
状にカットすることができる。
【0023】図9に示すカッタローラの第4のカットパ
ターンは、画像分割数が16、画像数が10であり、各
画像の打ち抜き形状としては、「ハート形」、「長丸
形」及び「四角形」が混在している。また、「ハート
形」及び「長丸形」は、2種類の大きさのものが混在し
ている。図10に示すカッタローラの第5のカットパタ
ーンは、画像分割数及び画像数が1であり、画像の打ち
抜き形状が「長丸形」になっいる。尚、図5、図7乃至
図10において、一点鎖線で示した範囲は印画エリアで
ある。
【0024】次に、上記カッタローラのカットパターン
を示すバーコード情報について説明する。まず、画像分
割数、画像数及び打ち抜き形状とコードとの関係は、次
表のようになっている。
【0025】
【表1】 表1において、画像分割数は、1×1、2×2、3×
3、…8×8のグリッドで分割した数を示し、例えば図
9に示したカッタローラのカットパターンの場合には、
4×4のグリッドで分割した16がその画像分割数とな
る。
【0026】次に、各画像の位置や大きさを示すコード
について説明する。例えば図9に示したカッタローラの
カットパターンの場合には、4×4のグリッドで16分
割された大きさが基準の大きさであり、抜き型(1) の位
置は、〔0101〕で表し、抜き型(9) の位置は、〔0
804〕で表す。また、抜き型(5)の位置及び大きさ
は、〔0603〕で表す。尚、この抜き型(5) は、縦横
とも2つのグリッドに跨がった大きさを有しており、
〔06〕は縦のグリット〔02〕と〔04〕の和であ
り、〔03〕は横のグリッド〔01〕と〔02〕の和で
ある。また、表2に示したように、打ち抜き形状のコー
ドを先頭に付加し、これにより抜き型(1) は〔0301
01〕、抜き型(5) は〔020603〕、抜き型(9)は
〔010804〕で表す。
【0027】このようにして、図9に示したカッタロー
ラのカットパターンは、画像分割数を示すバーコード
〔03〕,画像数を示すバーコード
〔09〕,10個の
抜き型(1) 〜(10)の打ち抜き形状、位置、大きさを示す
バーコード〔030101〕,〔020102〕,〔0
10104〕,〔030108〕,〔020603〕,
〔01060C〕,〔030801〕,〔02080
2〕,〔010804〕,〔030808〕によって表
すことができる。
【0028】上記カッタローラのカットパターンを示す
バーコードは、図4に示すように各カッタローラ42A
〜42Dの側面に設けられている。さて、使用位置に位
置決めされたカッタローラは、図2及び図3に示すよう
にモータ52からベルト53、ローラ54を介して回転
駆動できるようになっている。また、このようにして回
転させられるカッタローラに設けられたバーコードは、
図3に示すようにカッタ群ホイール43に形成された開
口部43Bを介してバーコード読取器47によって読み
取られる。従って、カッタ付きプリンタは、カッタ群ホ
イール43のどの位置に、どのようなカットパターンを
有するカッタローラが保持されているかを認識すること
ができる。
【0029】使用位置に位置決めされたカッタローラに
よってロール紙20に印画された画像の外形を半抜きす
る場合には、カッタローラに対向する対向ローラ51を
所定の位置に上昇させる。即ち、対向ローラ51は、図
2に示すようにレバー55に配設されており、このレバ
ー55の一端に、モータ56からベルト57及びベルト
車58のピン58Aを介して上下方向の駆動力が伝達さ
れる。これにより、レバー55に設けられた対向ローラ
51を、図2の実線で示すカット位置に上昇させること
ができるとともに、破線で示す退避位置に退避させるこ
とができる。尚、使用位置に位置決めされたカッタロー
ラの抜き型と、上記カット位置に上昇させられた対向ロ
ーラ51との間には、ロール紙20の台紙の厚さに相当
する隙間が形成され、これによりロール紙20からシー
ル紙のみをカット(半抜き)できるようになっている。
【0030】上記カッタローラにより画像の外形が打ち
抜かれたロール紙20は、図2上で右方向に搬送され、
ロール紙20の切り離し位置がカッタ48のカット位置
に達すると停止させられる。カッタ48は、ロール紙2
0の搬送方向と直交する方向に移動し、画像が印画され
且つ画像の外形が打ち抜かれた記録紙をロール紙20か
ら切り離す。このようにして切り離された記録紙は、排
紙トレイ19(図1参照)に排出され、また、ロール紙
20は、その先端が印画位置検出用フォトリフレクタ2
8によって検出される位置まで巻き戻される。
【0031】図11はカッタローラの他の実施の形態を
示す斜視図である。このカッタローラ49は、円筒状の
周面にカットパターンに対応する抜き型49Aと、周面
の母線方向に沿った切断刃49Bとが形成されている。
このカッタローラ49によれば、抜き型49Aによって
ロール紙20の半抜きができるとともに、切断刃49B
によってロール紙20から記録紙の切り離し(全切り)
ができ、前述した切り離し用のカッタ48が不要にな
る。
【0032】また、カッタローラ49は、抜き型49A
の位相と合わせて(又は所定の位相関係をもって)側面
にバーコード49Cが形成されている。従って、このバ
ーコード49Cの先端位置をバーコード読取器47によ
って読み取ることにより、カッタローラ49の位相を検
知することができる。図12はカッタ付きプリンタの実
施の形態を示すブロック図である。
【0033】同図に示すように、このカッタ付きプリン
タは、主としてLCDパネル10(図1参照)、中央処
理装置(CPU)60、メインメモリ62、フレームメ
モリ64、テンプレート画像メモリ66、図2及び図3
で詳述したプリンタ部30及びカッタ部40、及びこれ
らのプリンタ部30及びカッタ部40を制御する各種の
コントローラ(定着ランプコントローラ70、プリント
コントローラ72、メカコントローラ74、カッタコン
トローラ76)から構成されている。
【0034】このカッタ付きプリンタは、図1に示した
ビデオ入力端子14からビデオ信号を入力することがで
き、このビデオ信号はA/Dコンバータ67によってデ
ジタル信号に変換され、一旦フレームメモリ64に格納
されたのちメインメモリ62に格納される。また、外部
機器からパラレル端子16(図1参照)及びインターフ
ェース68を介して画像データを入力することができ、
この画像データはメインメモリ62に格納される。尚、
メインメモリ62は、上記入力した1フレーム分の画像
データを格納するエリアの他に、入力画像とテンプレー
ト画像とを合成するための処理エリアや、処理結果が格
納される印画用のエリア、LCDパネル10に表示する
画像データを格納するエリア等を有している。
【0035】LCDドライバ11は、メインメモリ62
に格納されているLCDパネル10の表示用の画像デー
タに基づいて、入力画像や、後述する各種のテンプレー
ト画像、カットパターン、入力画像とテンプレート画像
とを合成した合成画像等をLCDパネル10に表示させ
るようにLCDパネル10を駆動する。LCDパネル1
0の画面上には、ボタンやスクロールバーも表示され、
LCDパネル10の画面上のタッチセンサをタッチする
ことによってオンスクリーン対話形式で適宜の入力がで
きるようになっている。尚、この詳細については後述す
る。
【0036】CPU60は、各種のメモリ62、64、
66やコントローラ70、72、74、76、インター
フェース68等と接続されており、LCDパネル10の
タッチセンサ等からの入力に基づいて各回路を統括制御
する。次に、このカッタ付きプリンタにおけるセットア
ップについて説明する。図13のフローチャートに示す
ように、パワースイッチ12(図1参照)がONされる
と、カッタ群ホイール43を回転させ、4つのカッタロ
ーラのうちの1つのカッタローラの頭出し(所定の使用
位置への位置決め)を行う(ステップS100)。カッ
タローラの頭出しが終了すると(ステップS110)、
そのカッタローラを回転させ、カッタローラの側面に設
けられているバーコードをバーコード読取器47によっ
て読み取る(ステップS120)。
【0037】このバーコードの読み取りにより、図14
に示すように画像分割数及び画像数を読み込み(ステッ
プS122、S124)(表1参照)、続いて、各画像
の打ち抜き形状、その画像の位置を読み込む(ステップ
S126)。そして、全ての画像について打ち抜き形
状、画像位置を読み込むと(ステップS128)、読み
込みを終了する。
【0038】このようにして読み込んだ情報(カッタロ
ーラのカットパターンを示す情報)は、カッタナンバー
(カッタ群ホイール43の保持位置)に対応して記憶す
る(図13のステップS130)。次に、カッタ群ホイ
ール43に保持された全てのカッタローラについて、カ
ットパターンを調べたか否かを判別する(ステップS1
40)。調べが終わっていない場合にはステップS10
0に戻り、上記ステップS100〜S130を繰り返
し、調べが終わった場合には、セットアップが終了し、
スタンバイ状態となる。
【0039】カッタ群ホイール43に取り付けられるカ
ッタローラは、追加、交換ができるが、上記セットアッ
プにより、カッタ付きプリンタは、カッタ群ホイール4
3のどの位置に、どのようなカットパターンを有するカ
ッタローラが保持されているかを認識することができ
る。次に、本発明に係る画像のプリント・カット方法に
ついて説明する。
【0040】図15は本発明の実施の形態を示すフロー
チャートである。同図に示すように、まず、印画しよう
とする画像の画像データを取り込む(ステップS20
0)。この画像データは、図1に示したビデオ入力端子
14やスキャナー等の外部機器と接続されるパラレル端
子16を介して取り込み、あるいはフロッピーやメモリ
カード等の外部記録媒体から読み取る。このようにして
取り込んだ画像データに基づいて画像をLCDパネル1
0に表示し、その表示された画像を印画する画像として
よいかどうかを指示する(ステップS202)。LCD
パネル10に表示された画像を印画しない場合には、再
度別の画像の画像データを取り込む指示を行い、LCD
パネル10に表示された画像を印画する場合には、画面
上のOKボタンをタッチし、ステップS204に移行さ
せる。
【0041】ステップS204では、上記入力画像の外
形の打ち抜き形状、レイアウトを選択する。即ち、ステ
ップS204に移行すると、LCDパネル10には図1
6に示す画面が表示される。同図に示すように、LCD
パネル10の表示部10Aには入力画像が表示され、表
示部10Bには複数の打ち抜き形状が表示され、表示部
10Cには複数のレイアウトが表示される。尚、表示部
10Bの複数の打ち抜き形状及び表示部10Cの複数の
レイアウトは、それぞれ選択可能なボタンとして表示さ
れ、また、画面の右下には各種のボタンが表示されてい
る。
【0042】このLCDパネル10の画面を用いて打ち
抜き形状、レイアウトの選択を行う(ステップS20
4、S206)。即ち、まず、LCDパネル10の表示
部10Bに表示されている複数の打ち抜き形状から所望
の打ち抜き形状にタッチし、打ち抜き形状を選択する。
尚、選択された打ち抜き形状は、明るさ等が変化し、選
択されたことが認識できるようになっている。また、表
示部10Bに表示されている複数の打ち抜き形状に所望
の打ち抜き形状がない場合には、表示部10Bの下側の
横スクロールバーの矢印にタッチすることによって、表
示部10Bに表示される打ち抜き形状をスクロールさせ
ることができる。
【0043】打ち抜き形状が選択されると、その選択さ
れた打ち抜き形状を有するレイアウトが表示部10Cに
表示される。図16上では、四角形の打ち抜き形状が選
択されているため、四角形の打ち抜き形状を有する複数
のレイアウトが表示部10Cに表示される。次に、LC
Dパネル10の表示部10Cに表示されている複数のレ
イアウトから所望のレイアウトにタッチし、レイアウト
を選択する。尚、選択されたレイアウトは、明るさ等が
変化し、選択されたことが認識できるようになってい
る。また、表示部10Cに表示されている複数のレイア
ウト中に所望のレイアウトがない場合には、表示部10
Cの左側の縦スクロールバーの矢印にタッチすることに
よって、表示部10Cに表示されるレイアウトをスクロ
ールさせることができる。更に、打ち抜き形状を選択せ
ずに、直接レイアウトを選択するようにしてもよい。
【0044】ところで、カッタ群ホイール43から選択
できるカッタローラと、選択できるレイアウトとは一対
一に対応しており、この実施の形態では、カッタ群ホイ
ール43には4つのカッタローラが搭載されるため、4
つのレイアウトの中から所望のレイアウトを選択するこ
とになるが、カッタ群ホイールが多数のカッタローラを
搭載することができれば、その数だけレイアウトの選択
の幅が広がる。
【0045】上記のようにして打ち抜き形状、レイアウ
トが選択されると、その選択したレイアウトの打ち抜き
を行うカッタローラを所定の使用位置に位置決めするた
めに、カッタ群ホイールを回転制御する(ステップS2
08)。続いて、位置決めされたカッタローラのバーコ
ードの記録開始位置を検出することにより(図11参
照)、カッタローラの基準位置が所定のホームポジショ
ンHPにくるようにカッタローラを回転させる(ステッ
プS210)。
【0046】次に、テンプレート画像を選択する(ステ
ップS212、S214)。即ち、前述したようにレイ
アウトが決定されると、LCDパネル10には図17に
示す画面が表示される。同図に示すように、LCDパネ
ル10の表示部10Dには選択されたレイアウトが表示
され、表示部10Eには複数のテンプレート画像が表示
される。尚、表示部10Eの複数のテンプレート画像
は、それぞれ選択可能なボタンとして表示され、また、
画面の右下には各種のボタンが表示されている。
【0047】図17は1行2列目(2番目)の打ち抜き
形状に対応するテンプレート画像を選択する状態を示し
ており、この打ち抜き形状が点滅表示されている。この
打ち抜き形状は長丸形であるため、表示部10Eには長
丸形に適合する複数のテンプレート画像が表示される。
この表示部10Eに表示されている複数のテンプレート
画像から所望のテンプレート画像にタッチし、テンプレ
ート画像を選択する。このようにして2番目の打ち抜き
形状のテンプレート画像が選択されると、その選択され
たテンプレート画像と入力画像とが合成され、この合成
画像が打ち抜き形状内に嵌め込まれ、3番目のテンプレ
ート画像を選択するための画面になる。3番目の打ち抜
き形状はハート形であるため、表示部10Eにはハート
形に適合する複数のテンプレート画像が表示される。
【0048】このようにして全ての打ち抜き形状に対応
するテンプレート画像が選択されると、印画画像を示す
画像データが作成される。尚、テンプレート画像は、必
ずしも選択しなくてもよく、一部の打ち抜き形状につい
てのみ選択するようにしてもよい。さて、印画画像を示
す画像データを作成する場合には、図18のフローチャ
ートに示すように、まずテンプレート画像に入力画像を
合成する(ステップS250)。いま、図19に示す画
像を入力画像とし、図20(A)、(B)及び(C)に
示す画像をテンプレート画像とすると、入力画像とテン
プレート画像との合成画像は、図21(A)、(B)及
び(C)に示すようになる。
【0049】このようにして合成された合成画像は、そ
の合成画像をはめ込もうとする打ち抜き形状の大きさに
対応する大きさに縮小され(ステップS252)、その
縮小された合成画像は、その画像位置情報に基づいて印
画用のテンプレート(打ち抜きパターンに対応するテン
プレート)の適宜位置に合成される(ステップS25
4)。そして、全ての画像について、上記ステップS2
50〜S254の処理が終了すると(ステップS25
6)、印画画像を示す画像データの作成が終了する。
【0050】図22は上記のようにして作成された印画
画像の一例を示す。また、この印画画像を示す画像デー
タは、メインメモリ62の印画用のエリアに格納され
る。印画画像を示す画像データの作成が終了すると、図
15のステップS216に移行し、メインメモリ62の
印画用のエリアに格納された印画画像を示す画像データ
に基づいてロール紙20に印画画像が印画される。ま
た、この印画時にカッタローラとの位相合わせのための
マーカMも同時に印画される(図22参照)。
【0051】ロール紙20への印画が終了すると、カッ
タローラの基準位置が所定のホームポジションHPに来
ているか否かを判別し(ステップS218)、カッタロ
ーラの基準位置が所定のホームポジションHPに来てい
る場合には、カッタローラとの位相合わせのための紙送
りを行い(ステップS220)、フォトリフレクタ28
がマーカMを検知したか否かを判別する(ステップS2
22)。尚、このフォトリフレクタ28は、印画時には
ロール紙20の先端を印画開始の基準位置として検知す
るが、印画画像の外形の打ち抜き時には、打ち抜きの基
準となるマーカMも検知するセンサとして作用する。
【0052】フォトリフレクタ28によってマーカMが
検知されると、直ちに(又は所定量紙送りした後)、カ
ッタローラを紙送りと同期回転させるとともに、図2に
示す対向ローラ51を所定の位置に上昇させる(ステッ
プS224)。そして、カッタローラが1回転すると、
ロール紙20に印画された全ての画像の外形が半抜きさ
れる(ステップS226)。カッタローラにより画像の
外形が打ち抜かれたロール紙20は、ロール紙20の切
り離し位置がカッタ48のカット位置に達するまで図2
上で右方向に搬送される。その後、カッタ48をロール
紙20の搬送方向と直交する方向に移動させ、記録紙を
ロール紙20から切り離す(ステップS228)。この
ようにして切り離された記録紙は、排紙トレイ19(図
1参照)に排出される(ステップS230)。
【0053】図23は本発明に係る画像のプリント・カ
ット方法の他の実施の形態を示すフローチャートであ
る。図15に示したフローチャートは、最初にカッタロ
ーラを選択し、その後、テンプレート画像を選択する場
合の実施の形態を示しているが、図23に示すフローチ
ャートは、最初にテンプレート画像を選択し、その後、
カッタローラを選択する点で相違している。尚、図15
に示したフローチャートと共通する部分には同一の符号
を付し、その詳細な説明は省略する。
【0054】図23のステップS200、S202にお
いて、画像を取り込むと、その入力画像と合成するため
のテンプレート画像を選択する(ステップS300)。
即ち、ステップS300に移行すると、LCDパネル1
0には図24に示す画面が表示される。同図に示すよう
に、LCDパネル10の表示部10Fには入力画像が表
示され、表示部10Gには複数のテンプレート画像が表
示され、表示部10Hには複数の打ち抜き形状が表示さ
れる。尚、表示部10Gの複数のテンプレート画像及び
表示部10Hの複数の打ち抜き形状は、それぞれ選択可
能なボタンとして表示され、また、画面の右下には各種
のボタンが表示されている。
【0055】このLCDパネル10の画面を用いてテン
プレート画像の選択を行う(ステップS300、S30
2)。即ち、まず、LCDパネル10の表示部10Gに
表示されている複数のテンプレート画像から所望のテン
プレート画像にタッチし、テンプレート画像を選択す
る。尚、選択されたテンプレート画像は、明るさ等が変
化し、選択されたことが認識できるようになっている。
また、表示部10Gに表示されている複数のテンプレー
ト画像に所望のテンプレート画像がない場合には、表示
部10Gの右側の縦スクロールバーの矢印にタッチする
ことによって、表示部10Gに表示されるテンプレート
画像をスクロールさせることができる。
【0056】次に、打ち抜き形状、レイアウトの選択を
行う(ステップS304、S306)。即ち、テンプレ
ート画像が選択されると、その選択されたテンプレート
画像に適した打ち抜き形状が表示部10Hに表示され
る。図24上では、外形形状が略四角形のテンプレート
画像が選択されているため、略四角形の打ち抜き形状が
表示部10Cに表示される。この表示部10Hに表示さ
れる複数の打ち抜き形状から所望の打ち抜き形状にタッ
チし、打ち抜き形状を選択する。尚、選択された打ち抜
き形状は、明るさ等が変化し、選択されたことが認識で
きるようになっている。また、表示部10Hに表示され
る複数のレイアウト中に所望のレイアウトがない場合に
は、表示部10Hの左側の縦スクロールバーの矢印にタ
ッチすることによって、表示部10Hに表示される打ち
抜き形状をスクロールさせることができる。
【0057】上記のようにして打ち抜き形状(印画する
画像が複数の場合には最初の画像の打ち抜き形状)が選
択されると、図25に示すようにLCDパネル10に
は、選択された打ち抜き形状を有するレイアウトが表示
部10Jに表示される。尚、四角形の打ち抜き形状を選
択したため、四角形の打ち抜き形状を有する複数のレイ
アウトが表示部10Jに表示される。
【0058】この表示部10Jに表示された複数のレイ
アウトから所望のレイアウトにタッチし、レイアウトを
選択する。尚、選択されたレイアウトは、明るさ等が変
化し、選択されたことが認識できるようになっている。
また、表示部10Jに表示されている複数のレイアウト
中に所望のレイアウトがない場合には、表示部10Jの
左側の縦スクロールバーの矢印にタッチすることによっ
て、表示部10Jに表示されるレイアウトをスクロール
させることができる。
【0059】選択されたレイアウトは、LCDパネル1
0の表示部10Iに拡大されて表示されるとともに、レ
イアウトの中の既に選択した打ち抜き形状の位置には、
入力画像と既に選択したテンプレート画像とを合成した
合成画像が合成される。レイアウトの選択を決定する
と、LCDパネル10には図26に示す画面が表示され
る。
【0060】図17に示した画面と同様に、図26に示
す画面の表示部10Kには、選択したレイアウトが表示
され、表示部10Lには複数のテンプレート画像が表示
される。尚、表示部10Lの複数のテンプレート画像
は、それぞれ選択可能なボタンとして表示され、また、
画面の右下には各種のボタンが表示されている。図26
は長丸形の打ち抜き形状に対応するテンプレート画像を
選択する状態を示しており、この打ち抜き形状が点滅表
示されている。また、この打ち抜き形状は長丸形である
ため、表示部10Lには長丸形に適合する複数のテンプ
レート画像が表示される。この表示部10Lに表示され
ている複数のテンプレート画像から所望のテンプレート
画像にタッチし、テンプレート画像を選択する。このよ
うにして長丸形の打ち抜き形状のテンプレート画像が選
択されると、その選択されたテンプレート画像と入力画
像とが合成され、この合成画像が長丸形の打ち抜き形状
内に嵌め込まれ、次にハート形の打ち抜き形状に適合す
るテンプレート画像を選択するための画面になる。
【0061】このようにして全ての打ち抜き形状に対応
するテンプレート画像が選択されると、印画画像を示す
画像データが作成される。また、打ち抜き形状、レイア
ウトが選択されると、その選択したレイアウトの打ち抜
きを行うカッタローラを所定の使用位置に位置決めする
ために、カッタ群ホイールを回転制御する(ステップS
308)。続いて、位置決めされたカッタローラのバー
コードの記録開始位置を検出することにより、カッタロ
ーラの基準位置が所定のホームポジションHPにくるよ
うにカッタローラを回転させる(ステップS310)。
【0062】その後、ロール紙20への画像の印画、印
画画像の外形の半抜き、及び記録紙の切断の処理につい
ては、図15で示したステップS216〜S230と同
様にして行われる。尚、この実施の形態では、記録紙と
してロール紙を使用しているが、台紙に画像が印画され
るシール紙が貼付されたシール作成用のカット紙を使用
してもよい。また、画像が印画されたシール紙は、画像
の外形が半抜きされているため、画像単位で台紙から剥
がすことができるが、上記半抜きに限らず、切り離し用
のミシン目を入れるようにしてもよい。更に、この実施
の形態では、カッタローラを使用しているが、他の種類
のカッタを使用してもよい。
【0063】また、カッタの種類を示すマーカは、バー
コードに限らず、磁気コードでもよく、この磁気コード
の読み込み時にはカッタローラを高速回転させる。更
に、カッタを示す情報を格納した記憶媒体をカッタに搭
載し、それを読み取るようにしてもよい。更にまた、カ
ッタの位相検出用マーカは、バーコードや切欠き穴等の
光学的検知手段以外に磁気的検知手段、その他の検知手
段を用いることができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録紙に印画する画像のサイズ、レイアウトの入力やカッ
ト方法の編集が不要で、複数のカットパターンの中から
所望のカットパターンを選択するという簡単な選択操作
を行うことにより、その選択したカットパターンに応じ
た大きさ、レイアウトで1又は複数の画像を記録紙に印
画することができるとともに、その印画された記録紙か
ら1又は複数の画像の外形を前記カットパターンで素早
くカットすることができる。
【0065】また、前記カットパターンを選択するとと
もに、複数のテンプレート画像の中から印画すべき画像
と合成するテンプレート画像を選択するという簡単な選
択操作を行うことにより、その選択したカットパターン
に応じた大きさ、レイアウトで1又は複数の合成画像を
記録紙に印画することができるとともに、その印画され
た記録紙から1又は複数の合成画像の外形を前記カット
パターンでカットすることができる。更に、カッタを追
加変更することにより、自由なカットパターン、大き
さ、レイアウトでシールプリントを作成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る画像のプリント・カット方
法が適用されたカッタ付きプリンタの外観図である。
【図2】図2は図1に示したカッタ付きプリンタの内部
構造の概要を示す正面図である。
【図3】図3は図1に示したカッタ付きプリンタの内部
構造の概要を示す側面図である。
【図4】図4は図2に示したカッタ群ホイールの拡大図
である。
【図5】図5はカッタローラの周面の展開図である。
【図6】図6は図5のA−A線に沿う断面図である。
【図7】図7は第2のカットパターンを有するカッタロ
ータの周面の展開図である。
【図8】図8は第3のカットパターンを有するカッタロ
ータの周面の展開図である。
【図9】図9は第4のカットパターンを有するカッタロ
ータの周面の展開図である。
【図10】図10は第5のカットパターンを有するカッ
タロータの周面の展開図である。
【図11】図11はカッタローラの実施の形態を示す斜
視図である。
【図12】図12はカッタ付きプリンタの実施の形態を
示すブロック図である。
【図13】図13はカッタ付きプリンタにおけるセット
アップを説明するために用いたフローチャートである。
【図14】図14はカッタローラのカットパターンを示
すバーコード情報の読み込みを説明するために用いたフ
ローチャートである。
【図15】図15は本発明に係る画像のプリント・カッ
ト方法の実施の形態を示すフローチャートである。
【図16】図16は打ち抜き形状、レイアウトを選択す
るためのLCDパネルの画面を示す図である。
【図17】図17はレイアウトの中の打ち抜き形状に対
応するテンプレート画像を選択するためのLCDパネル
の画面を示す図である。
【図18】図18は印画画像を示す画像データを作成す
る手順を示すフローチャートである。
【図19】図19は入力画像の一例を示す図である。
【図20】図20(A)、(B)及び(C)はそれぞれ
テンプレート画像の一例を示す図である。
【図21】図21(A)、(B)及び(C)はそれぞれ
図19に示した入力画像と図20(A)、(B)及び
(C)に示したテンプレート画像とを合成した合成画像
を示す図である。
【図22】図22は印画画像の一例を示す図である。
【図23】図23は本発明に係る画像のプリント・カッ
ト方法の他の実施の形態を示すフローチャートである。
【図24】図24はテンプレート画像、打ち抜き形状を
選択するためのLCDパネルの画面を示す図である。
【図25】図25はレイアウトを選択するためのLCD
パネルの画面を示す図である。
【図26】図26はレイアウトの中の打ち抜き形状に対
応するテンプレート画像を選択するためのLCDパネル
の画面を示す図である。
【符号の説明】
10…LCDパネル 14…ビデオ入力端子 16…パラレル端子 18…挿入口 19…排紙トレイ 20…ロール紙 21、44、52、56…モータ 24、25…キャプスタンローラ 26、27…ピンチローラ 28…フォトリフレクタ 30…プリンタ部 31…プラテンローラ 32…サーマルヘッド 33、34…定着ランプ 40…カッタ部 42A〜42D、49…カッタローラ 43…カッタ群ホイール 46…フォトインタラプタ 47…バーコード読取器 48…カッタ 49A…抜き型 49B…切断刃 49C…バーコード 51…対向ローラ 55…レバー 60…中央処理装置(CPU) 62…メインメモリ 64…フレームメモリ 66…テンプレート画像メモリ 68…インターフェース 70…定着ランプコントローラ 72…プリントコントローラ 74…メカコントローラ 76…カッタコントローラ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印画すべき画像を示す画像データを入力
    し、 記録紙に印画された画像の外形をカットするためのカッ
    トパターンを、それぞれカットパターンが異なる複数の
    カットパターンの中から選択し、 前記入力した画像データに基づいて前記選択したカット
    パターンに合った大きさ及びレイアウトで1又は複数の
    画像を前記記録紙に印画し、 前記記録紙から1又は複数の画像の外形を、前記選択し
    たカットパターンとなるようにカットすることを特徴と
    する画像のプリント・カット方法。
  2. 【請求項2】 印画すべき画像を示す画像データを入力
    し、 記録紙に印画された画像の外形をカットするためのカッ
    トパターンを、それぞれカットパターンが異なる複数の
    カットパターンの中から選択し、 前記印画すべき画像と合成するテンプレート画像を複数
    のテンプレート画像の中から選択する際に、前記選択し
    たカットパターンに合ったテンプレート画像を選択し、 前記入力した画像データと前記選択したテンプレート画
    像の画像データとから印画すべき画像にテンプレート画
    像を合成してなる合成画像を示す画像データを作成し、 前記合成画像を示す画像データに基づいて前記選択した
    カットパターンに合った大きさ及びレイアウトで1又は
    複数の合成画像を前記記録紙に印画し、 前記記録紙から1又は複数の合成画像の外形を、前記選
    択したカットパターンとなるようにカットすることを特
    徴とする画像のプリント・カット方法。
  3. 【請求項3】 前記カットパターンの選択は、複数のカ
    ットパターンが表示される画面から所望のカットパター
    ンを選択することによって行うことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の画像のプリント・カット方法。
  4. 【請求項4】 前記テンプレート画像の選択は、前記選
    択したカッタのカットパターンに合ったテンプレート画
    像のみを画面に表示し、該画面に表示されたテンプレー
    ト画像の中から所望のテンプレート画像を選択すること
    によって行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の
    画像のプリント・カット方法。
  5. 【請求項5】 印画すべき画像を示す画像データを入力
    し、 前記印画すべき画像と合成するテンプレート画像を複数
    のテンプレート画像の中から選択し、 記録紙に印画された画像をカットするためのカッタを、
    それぞれカットパターンが異なる複数のカッタの中から
    選択する際に、前記選択したテンプレート画像に合った
    カッタを選択し、 前記入力した画像データと前記選択したテンプレート画
    像の画像データとから印画すべき画像にテンプレート画
    像を合成してなる合成画像を示す画像データを作成し、 前記合成画像を示す画像データに基づいて前記選択した
    カットパターンに合った大きさ及びレイアウトで1又は
    複数の合成画像を前記記録紙に印画し、 前記記録紙から1又は複数の合成画像の外形を、前記選
    択したカットパターンとなるようにカットすることを特
    徴とする画像のプリント・カット方法。
  6. 【請求項6】 前記テンプレート画像の選択は、複数の
    テンプレート画像が表示される画面から所望のテンプレ
    ート画像を選択することによって行うことを特徴とする
    請求項5に記載の画像のプリント・カット方法。
  7. 【請求項7】 前記カットパターンの選択は、前記選択
    したテンプレート画像に合ったカットパターンのみを画
    面に表示し、該画面に表示されたカットパターンの中か
    ら所望のカットパターンを選択することによって行うこ
    とを特徴とする請求項5又は6に記載の画像のプリント
    ・カット方法。
  8. 【請求項8】 前記選択したカットパターン中に2種類
    以上のカット形状が含まれる場合には、各カット形状に
    合ったテンプレート画像をそれぞれ選択するようにした
    ことを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の画像
    のプリント・カット方法。
  9. 【請求項9】 前記記録紙は、台紙に画像が印画される
    シール紙が貼付されたシール作成用のカット紙であり、
    前記シール紙のみを前記選択されたカットパターンとな
    るようにカットすることを特徴とする請求項1〜8のい
    ずれかに記載の画像のプリント・カット方法。
  10. 【請求項10】 前記記録紙は、台紙に画像が印画され
    るシール紙が貼付されたシール作成用のロール紙であ
    り、前記シール紙のみを前記カットパターンとなるよう
    にカットするとともに、前記ロール紙を所定の長さで切
    り離すようにカットすることを特徴とする請求項1〜8
    のいずれかに記載の画像のプリント・カット方法。
  11. 【請求項11】 前記記録紙のカットは、前記記録紙に
    切り離し用のミシン目を入れることを含む請求項1〜1
    0のいずれかに記載の画像のプリント・カット方法。
  12. 【請求項12】 前記複数のカットパターンにそれぞれ
    対応した抜き型が形成された複数のカッタを有し、前記
    カットパターンが選択されると、該カットパターンに対
    応したカッタをカット時に使用することを特徴とする請
    求項1〜11のいずれかに記載の画像のプリント・カッ
    ト方法。
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