JPH11198411A - インクジェットプリントヘッドのリサイクリングインク溶剤システム、インクジェット印刷メカニズム及びインクジェットプリントヘッドのクリーニング方法 - Google Patents

インクジェットプリントヘッドのリサイクリングインク溶剤システム、インクジェット印刷メカニズム及びインクジェットプリントヘッドのクリーニング方法

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JPH11198411A
JPH11198411A JP10312780A JP31278098A JPH11198411A JP H11198411 A JPH11198411 A JP H11198411A JP 10312780 A JP10312780 A JP 10312780A JP 31278098 A JP31278098 A JP 31278098A JP H11198411 A JPH11198411 A JP H11198411A
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ink solvent
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリントヘッドをクリーニン
グするワイパーと共に用いられ、インク溶剤を濾過しリ
サイクルするシステムを提供する。 【解決手段】 ワイパー(90、92、94、96);
プリントヘッド(70、72、74、76)からインク
残査(104)をクリーニングする位置と、ワイパーか
らインク残査をかき取る位置と、適用位置との間で移動
できるようにワイパーを支持するプラットフォーム(8
5);ワイパーがかき取り位置へ移される時に、ワイパ
ーからインク残査をかき取れるよう本体(102)とか
き板部分(106)を含む部材であって、かき板部分が
インク溶剤(105)を含浸させた多孔性材料から成
り、本体もワイパーがアプリケーション位置に移される
時にワイパーにインク溶剤を適用するべく配置されるア
プリケータ部分(108)を定めるようにしたインク溶
剤リサイクリング部材(100);を含んで成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して、インクジ
ェット印刷メカニズムに関し、より詳細には、インクジ
ェットプリントヘッドをクリーニングするためのワイパ
ーシステムと共に用いられる、インクジェット用インク
溶剤を濾過し且つリサイクルするリサイクルインク溶剤
システムに関する。
【0002】
【技術背景】インクジェット印刷メカニズムは、しばし
ば“ペン”と呼ばれるカートリッジを使用し、これは、
本明細書では一般に“インク”に該当する液体着色剤の
液滴をページ上に射出するものである。各ペンは、イン
ク液滴がそれを通して発射される極小ノズルで形成され
たプリントヘッドを備えている。画像を印刷するには、
該プリントヘッドをページを横切って前後に進ませ、そ
の移動につれて所望のパターンにインク液滴を射出す
る。プリントヘッド内の特定のインク射出メカニズム
は、ピエゾ電気又は熱方式のプリントヘッド技術を用い
た様式のような、熟練した当業者に周知の、様々な各種
様式を採用してよい。例えば、初期の2つの熱式インク
射出メカニズムを、米国特許第5,278,584及び
第4,683,481に示す。熱式システムでは、イン
クチャンネルと蒸発チャンバーを包含している障壁層
が、ノズルオリフィス板と基盤層の間に配置される。こ
の基盤層は、典型的には、直線的に配列された、抵抗体
のような、ヒータ素子群を備えており、これが付勢され
て蒸発チャンバー内部でインクを加熱する。加熱される
と、付勢された抵抗体に結合したノズルからインク滴が
射出される。プリントヘッドがページを横切って移動す
る際に抵抗体群を選択的に付勢することにより、インク
を印刷媒体上に射出して所望の画像(例えば、画、チャ
ート又は文書)を形成する。
【0003】プリントヘッドをクリーニングし且つ保護
するために、メンテナンス目的でプリントヘッドをステ
ーション上で移動できるよう、典型的には“サービスス
テーション”機構がプリンタ架台に支持されている。保
管している間、もしくは印刷していない期間中、該サー
ビスステーションは、通常、プリントヘッドノズルを汚
れ及び乾燥から実質的に密閉するキャップ(cappi
ng)システムを装備している。キャップは、プリント
ヘッド上を真空に引くポンプ(pumping)ユニッ
トに接続する等して、始動を容易化できるように設計し
たものもある。動作中は、プリントヘッドのクロッグ
(clogs)は、“吐出操作(spitting)”
として知られている工程において各々のノズルを通して
多数のインク滴を発射させて定期的にクリーニングし、
廃棄インクは、サービスステーションの“吐出つぼ(s
pitton)”容器部分に回収する。吐出、脱キャッ
プ後に、又は印刷中時々、ほとんどのサービスステーシ
ョンは、インク残査、並びにプリントヘッドに堆積した
何らかの紙埃又はその他の屑を除去するべくプリントヘ
ッドの表面を拭き取るエラストマー製ワイパーを備えて
いる。拭き取り操作は、通常、プリントヘッドとワイパ
ーの相対運動によって、例えば、ワイパーに対してプリ
ントヘッドを移動するか、プリントヘッドに対してワイ
パーを移動するか、又はプリントヘッドとワイパーの両
方を移動させて行う。
【0004】プリント画像の鮮明度とコントラストを改
善するため、最近の研究は、インク自体を改善すること
に集中してきた。比較的黒ずんだブラックと比較的鮮明
なカラーを使って、より速く、より耐水性のある印刷を
実現するため、顔料をベースとしたインクが開発され
た。これらの顔料ベースのインクは、初期の頃の染料ベ
ースのインクより高い固体含量を有しており、結果的
に、その新規インクではより高い光学濃度が得られる。
両タイプのインクとも急速に乾燥し、このため、インク
ジェット印刷メカニズムによって、簡単に入手でき且つ
経済的な普通紙上にのみならず、最近開発された特殊コ
ート紙、透明物、織物及びその他の媒体上にも、高品質
の画像を形成させることができる。
【0005】インクジェット工業が新しいプリントヘッ
ドの意匠を研究する時、同工業において“オフアクシス
(off−axis)”プリンタとして知られているプ
リンタに永久的もしくは半永久的プリントヘッドを使う
方向に向う傾向がある。オフアクシスシステムでは、プ
リントヘッドは、プリントゾーン全域にわたって小型の
インク供給体だけを搬送し、この供給体は、プリンタ内
部の遠隔固定位置に置かれた“オフアクシス”固定容器
からインクを送達する配管を通して補充されることにな
る。これらの永久又は半永久プリントヘッドは、小型の
インク供給体のみを運ぶ故、それらは、以前のものより
物理的に細幅でよく、交換可能型カートリッジであって
よい。プリントヘッドが細幅であればある程、印刷メカ
ニズムもより細幅となり、より小さい“フットプリント
(footprint)”を有し、そのため、使用中、
その印刷メカニズムを収納するのにそれ程広い机上空間
を要しない。比較的細幅のプリントヘッドは、通常、比
較的小型で且つ軽量であり、そのため、より小さいカー
トリッジ類、ベアリング類、及び駆動モータ類が使え、
使用者にとってより経済的な印刷ユニットとなる。
【0006】これらのオフアクシス印刷システムに関連
した利点は色々あるが、プリントヘッドの永久性又は半
永久性のため、サービスに際し、特にプリントヘッドか
らインク残査を拭き取る時は、特別の配慮が必要とな
り、プリントヘッドの寿命を縮める虞れのある、感知し
得るほどのどんな損傷も付けずに実施されなければなら
ない。この目的を達成するため、インク溶剤の使用が提
案された。この提案されたシステムでは、インク溶剤、
ポリエチレングリコール(“PEG”)化合物は、容器
と密接したプラスチック又は発泡体ブロックのような多
孔性媒体に格納され、この多孔性ブロックは、エラスト
マー製ワイパーがアプリケーターに接触できるようにそ
のアプリケーター部分が露出されている。このエラスト
マー製ワイパーがアプリケーターを横切って移動してP
EGを集め、これが次にはプリントヘッド全域で拭い取
られて堆積したインク残査を溶かし且つPEGの非固着
性コーティングをプリントヘッド面の上に堆積させて、
それ以後のインク残査の集積を減速させる。その後、ワ
イパーは、固定プラスチック製かき板(scrape
r)を横切って移動して、次の拭き取り工程を始める以
前にワイパーから溶解インク残査と汚れたPEGを除去
する。PEGの流体はまた、潤滑剤としても作用し、そ
のため、ワイパーの摩擦作用によってプリントヘッドが
不必要に損傷されることはない。残念ながら、この提案
されたシステムは、この拭き取りルチーンを達成するの
に多数の部品を使っているが、多部品を使えば、多重の
ツール(tooling)コスト、発注、在庫管理及び
組立が必要となる。さらに、プリンタの寿命中、最適の
プリントヘッド機能を維持するためにPEGインク溶剤
を補充しなければならないこともあり得る。
【0007】
【発明の概要】本発明の一態様により、リサイクリング
インク溶剤システムは、インクジェット印刷メカニズム
におけるインクジェット用プリントヘッドをクリーニン
グする手段が設けられる。該システムは、ワイパーと、
プリントヘッドからインク残査を洗浄する拭き取り(w
iping)位置、ワイパーからインク残査をかき取る
ためのかき取り(scraping)位置、及び適用
(application)位置の間で移動できるよう
ワイパーを支持するプラットフォームとを包含する。該
システムはまた、ワイパーをかき取り位置に移動させた
時に、本体とかき取り部分がワイパーからインク残査を
かき取ることができるよう配置されているインク溶剤リ
サイクリング部材も包含する。リサイクリング部材の本
体そのものは、インク溶剤を含浸させた多孔性材料から
構成される。リサイクリング部材の本体はまた、ワイパ
ーを適用位置に移動させた時に、ワイパーにインク溶剤
を適用できるよう配置される適用位置も定める。
【0008】本発明の一態様により、インク溶剤リサイ
クリング部材には、インクジェット印刷メカニズムにお
けるインクジェット用プリントヘッドからインク残査を
クリーニングするワイパーによって使用されるインク溶
剤をリサイクルする手段が設けられる。該リサイクリン
グ部材は、ワイパーをかき取り位置に移動させた時に、
かき取り部分を定める本体が、ワイパーからインク残査
をかき取ることができるよう配置されている。その本体
は、インク溶剤を含浸させた多孔性材料から構成され
る。ワイパーを適用位置に移動させた時に、ワイパーに
インク溶剤を適用できるよう配置される適用位置も定め
る。
【0009】本発明のさらに別の態様に従い、インクジ
ェット印刷メカニズムにおけるインクジェット用プリン
トヘッドをクリーニングする方法が講じられ、それに
は、ワイパーにインク溶剤を適用し、プリントヘッドか
らインク残査を拭き取り且つ適用したインク溶剤中の前
記インク残査部分を溶解するステップが含まれる。かき
取りステップでは、インク残査と、インク残査が溶解し
ている残留インク溶剤が、ワイパーから多孔性材料のリ
サイクリング部材のかき板部分上にかき落とされる。リ
サイクリングステップでは、リサイクリング部材のかき
板部分からリサイクリング部材のアプリケーター部分ま
で、リサイクリング部材の多孔性材料を通して、インク
溶剤を移動させることにより、インク溶剤をリサイクル
する。インク溶剤の移動中に、濾過ステップにおいて、
溶解したインク残査を多孔性材料を使ってインク溶剤か
ら濾過する。
【0010】本発明のさらに別の態様により、インクジ
ェット印刷メカニズムは、上述のようなリサイクリング
インク溶剤システムを設けてもよい。
【0011】本発明の総合的目的は、プリントヘッド及
び印刷メカニズムの寿命中、特に、急速乾燥性顔料又は
染料ベースのインクを使用する時、及び、好ましくは、
オフアクシスシステムから施与される時に、シャープな
鮮明画像をプリントするインクジェット式印刷メカニズ
ムを提供することにある。
【0012】本発明の別の目的は、インクジェット印刷
メカニズムにおけるプリントヘッドをクリーニングする
ためのリサイクリング溶剤システムを提供することにも
ある。
【0013】本発明のさらに別の目的は、インクジェッ
ト印刷メカニズムにおいて再使用できるようインク溶剤
を濾過するためのリサイクリング溶剤システムを提供す
ることにもある。
【0014】本発明のさらに別の目的は、インクジェッ
ト印刷メカニズムにおけるプリントヘッドをクリーニン
グするためのシステムであって、初期のシステムより製
造が容易な少な目の部品を使い、且つそれによって使用
者に信頼できる経済的インクジェット印刷ユニットを供
給する、リサイクリング溶剤システムを提供することに
もある。
【0015】
【好ましい実施例の詳細な説明】図1は、工場、事務
所、家庭又はその他の環境において、業務レポート、文
通、机上出版物等の印刷に使用できる、本発明に従って
構成された、ここでは“オフアクシス”インクジェット
プリンタ20として示されているインクジェット印刷メ
カニズムの一実施例を図解するものである。種々のイン
クジェット印刷メカニズムが市販されている。例えば、
本発明を具現し得る幾つかの印刷メカニズムには、その
少数を挙げれば、プロッタ、ポータブル印刷ユニット、
複写機、カメラ、ビデオプリンタ、及びファクシミリ装
置、並びに、ファクシミリ/プリンタの組合せのよう
な、種々の組合せ装置が含まれる。便宜のために、イン
クジェットプリンタ20の情況で本発明の概念を説明す
る。
【0016】プリンタの構成部品は、型式モデルによっ
て変わることがあることは明らかであるが、典型的イン
クジェットプリンタ20は、典型的にはプラスチック材
料から成るハウジング、ケーシング又は囲い24で囲ま
れたフレーム又はシャーシ22を包含する。印刷媒体シ
ートは、媒体処理システム26により印刷ゾーン25を
通して送り込まれる。印刷媒体は、紙、カードストッ
ク、透明体、写真用紙、織物、マイラー、等のような、
任意のタイプの適当なシート材料であってよいが、便宜
のため、図示する実施例は、印刷媒体のような紙を使っ
て説明する。媒体処理システム26は、印刷前に用紙シ
ートを格納するための送りトレイ28を含む。ステッパ
モータと駆動ギヤ(図示せず)で駆動される一組の在来
型用紙駆動ローラーを用いて、印刷媒体を、入力供給ト
レイ28から、印刷ゾーン25を通して、及び印刷後
に、図1において引っ込められた即ち休止位置に示され
ている拡張出力乾燥ウィング部材30上へ移動してよ
い。ウィング30は、しばらくの間、新規印刷シートを
出力トレイ部分32で乾燥するまで前に印刷されたどの
シートよりも上に保持し、その後で、ウィング部材30
は、その両側面を引っ込めて新規印刷シートを出力トレ
イ32中へ落とす。媒体処理システム26は、レター、
リーガル、A−4、封筒、等を含む様々なサイズの印刷
媒体を収容できるようにするために、スライド式長さ調
整レバー34、スライド式幅調整レバー36、及び封筒
送り口38のような、一連の調整メカニズムを包含して
もよい。
【0017】プリンタ20は、ホストデバイスから、典
型的にはパーソナルコンピュータ(図示せず)のような
コンピュータから命令を受けるプリンタコントローラ
(マイクロプロセッサ40として概略図示)も備えてい
る。プリンタコントローラ40はまた、ケーシング24
の外部に置かれたキーパッド42を通して設定されたユ
ーザ入力に応答して動作することができる。コンピュー
タホストに結合されたモニタを用いてオペレータに見え
る情報、例えば、プリンタの状態又はホストコンピュー
タで実行中の特定プログラム、を表示してもよい。パー
ソナルコンピュータ、キーボード及び/又はマウス装置
のような関連入力装置、及びモニタ類は、全て、熟練し
た当業者には周知である。
【0018】オフアクシス・インクジェットキャリッジ
システム45をスライド可能に支持して走査軸46に沿
って印刷ゾーン25中を前後に進めるようにするため
に、キャリッジ案内ロッド44がシャーシ22によって
支持されている。キャリッジ45はまた、全体的に矢印
48で示されているように、ハウジング24の内装内部
に置かれた、サービス領域内に案内ロッド44に沿って
導かれる。在来型のキャリッジ駆動ギヤとDC(直流)
モータを連結して、キャリッジ45に従来の方法で固定
できるエンドレスベルトを駆動してもよく、この状態
で、DCモータは、コントローラ40から受信した制御
信号に応答して動作して、DCモータの回転に応じて、
キャリッジ45を案内ロッド44に沿って逐次前進させ
る。キャリッジ位置のフィードバック情報をプリンタコ
ントローラ40に与えるため、在来型のエンコーダスト
リップが、印刷ゾーン25の長手方向に沿って且つサー
ビステーション領域48上方に伸びてよく、この状態
で、在来型の光学式エンコーダ読取装置がプリントヘッ
ドキャリッジ45の背面上に搭載され、エンコーダスト
リップによって与えられた位置情報を読取る。エンコー
ダストリップ読取装置を介して位置のフィードバック情
報を与える方法は、当業者に周知の種々の様々なやり方
で実施してよい。
【0019】印刷ゾーン25では、媒体シート34は、
図2に概略示された、ブラックインクのカートリッジ5
0と3つの単色カラーインクのカートリッジ52、54
及び56のような、インクジェットカートリッジからイ
ンクを受ける。同カートリッジ50〜56はまた、当業
者によって、しばしば、“ペン”とも呼ばれる。ブラッ
クインクペン50は、本明細書では、顔料ベースのイン
クを含むものとして説明されている。図示されたカラー
ペン52〜56は顔料ベースのインクを含んでいてもよ
いが、説明の目的上、カラーペン52〜56は、各々
が、それぞれ、シアン、マゼンタ及び黄色の染料ベース
のインクを含むものとして記述されている。パラフィン
ベースのインク、並びに染料と顔料の両方の特長を有す
るハイブリッドあるいは複合インクのような、他種類の
インクもペン50〜56に用いてよい、ということは明
らかである。
【0020】図示されたペン50〜56は、それぞれ、
“オフアクシス”インク分配システムとして知られてい
るものにインク供給体を格納するための小容器を包含す
るもので、これは、プリントヘッドが走査軸46に沿っ
て印刷ゾーン中を往復運動する際に全インクを搬送する
容器を各ペンが備えている交換式カートリッジシステム
とは対照的なものである。故に、交換式カートリッジシ
ステムは、“オンアクシス(on−axis)”と考え
てよく、それに対し、印刷ゾーン走査軸から離れた固定
位置に主インク供給体を蓄えるシステムは、“オフアク
シス”システムと呼ばれる。図示したオフアクシス式プ
リンタ20では、各プリントヘッドに対する各色のイン
クは、導管又は配管システム58を介して、一群の主固
定容器60、62、64及び66から、それぞれ、ペン
50、52、54及び56のオン・ボード容器に分配さ
れる。固定された即ち主容器60〜66は、プリンタシ
ャーシ22で支持された貯蔵器68に格納された交換可
能インク供給体である。ペン50、52、54及び56
の各々は、それぞれ、プリントヘッド70、72、74
及び76を備えていて、それらが選択的にインクを放出
して、印刷ゾーン25の媒体シート上に画像を形成す
る。プリントヘッド70〜76をクリーニングすること
に関して本明細書に開示された概念は、図示されたオフ
アクシス式半永久又は永久プリントヘッドに対してと同
様、全交換式インクジェットカートリッジにも、等しく
適用されるが、図示システムの最大の利点は、プリント
ヘッドの寿命の延長が特に望まれるオフアクシスシステ
ムにおいて実現することができる。
【0021】プリントヘッド70、72、74及び76
は、それぞれ、熟練した当業者に周知の方法で複数のノ
ズルが貫通して形成されたオリフィス板を有する。各プ
リントヘッド70〜76のノズルは、オリフィス板に沿
って、典型的には少なくとも1つであるが、典型的に2
つの線形配列に形成される。従って、ここで使われる
時、用語“線形”は、“ほとんど線形”もしくは実質的
に線形と解釈でき、且つ相互から僅かに片寄った、例え
ば、ジグザグ配置の、ノズル配置を含んでもよい。各線
形配列は、典型的には、走査軸46に垂直な縦方向に軸
合わせされ、各配列の長さが、プリントヘッドの単一パ
スに対する最大画像列(maximumimage s
wath)を定めることになる。図示するプリントヘッ
ド70〜76は、熱インクジェット式プリントヘッドで
あるが、圧電式プリントヘッドのような、その他の方式
のプリントヘッドを使用してもよい。熱式プリントヘッ
ド70〜76は、典型的には、ノズルに結合されている
複数の抵抗体を含む。選択された抵抗体が付勢される
と、気泡が生成され、これがノズルからそしてノズルの
下の印刷ゾーン25にある用紙シート上にインク液滴を
射出する。プリントヘッドの抵抗体群は、コントローラ
40からプリントヘッドキャリッジ45までの多重導体
ストリップ78によって伝達される発射命令制御信号に
応答して選択的に付勢される。
【0022】図2は、本発明に従って構築されたリサイ
クリングインク溶剤サービスステーション80の一形態
を示す。サービスステーション80は、フレーム82を
含み、これは、プリンタケーシング24内部のサービス
領域48においてプリンタシャーシ22で支持される。
ペン50〜56のプリントヘッド70〜76をサービス
できるよう、サービスステーション80は、サービスス
テーションフレーム82で支持された可動プラットフォ
ームを備えている。ここでは、サービスプラットフォー
ムは、図示する実施例ではプリントヘッド走査軸46と
平行である軸84の回りに、矢印83で示されたように
回転できるよう、サービスステーションフレーム82に
おいてベアリング又はブッシング(図示せず)によって
支持された回転部材として示されている。図示された回
転部材は、在来型のサービスステーションモータと駆動
ギヤ・アセンブリ(図示せず)で駆動される駆動ギヤ8
6を有していてよいタンブラ体85から成る。タンブラ
85は、キャップ・アセンブリ88のような、一連のサ
ービス部品類を、プリントヘッド70〜76をサービス
できる位置に搬送する。キャップ・アセンブリ88は、
好ましくは、プリントヘッド70〜76の各々をシール
するための4つの個別キャップを含むが、図2では、一
個のキャップ・ユニットだけが見える。タンブラ85は
また、キャッピングを容易化するため、図2で双頭矢印
で示されているように、垂直方向に移動できるようにサ
ービスステーションフレーム82に取り付けてもよい。
あるいは、キャップ・アセンブリ88は、例えば、本譲
受人、ヒューレット・パッカード社(Palo Alt
o, California)によって850C型De
skJet(登録商標)インクジェットプリンタにおい
て最初に販売されたキャッピング方策を使い、ペン50
〜56又はキャリッジ45と接触して移動される時は、
タンブラ85から離れて上方へ移動できるようにタンブ
ラ85に取り付けてもよい。
【0023】回転プラットフォーム85によって搬送さ
れるその他のサービス用部品類は、ブラック用プリント
ヘッド70をサービスするためのブラック用プリントヘ
ッドワイパー90と、各色用プリントヘッド72、74
及び76をサービスするための3つのカラー用ワイパー
92、94及び96とを含むが、図2の側面図では、黄
色ワイパー96の陰に隠れてシアン及びマゼンタ用ワイ
パーが見えない。好ましくは、各ワイパー90〜96
は、ニトリルゴムのような、屈曲性で、弾力のある非研
磨の弾性材料から作られ、又は、より好ましくは、エチ
レンポリプロピレンジエンモノマー(EPDM)、又は
当業者に周知のその他の類似材料から作る。ワイパー9
0〜96に関して、適当なデュロメータ(durome
ter)、即ち、エラストマーの相対硬度は、Shor
e A 目盛で35〜80の範囲から、又は、より好ま
しくは、60〜80の範囲内で、又は、さらにより好ま
しくは、標準の製造公差である70±5のデュロメータ
で選択してよい。
【0024】タンブラ85上のカラー用ワイパー92〜
96が配置されている半径とは異なる半径位置に沿って
ブラック用ワイパー90を配することにより(説明のた
め、ここでは、ブラック及びカラー用ワイパーは180
°離れた状態で示されている)、好都合にも、種々の拭
き取り形式を採用して、ブラック用プリントヘッド70
をクリーニングし且つカラー用プリントヘッド72〜7
6をクリーニングすることが可能となる。例えば、染料
ベースのインクを含んだカラーペン52〜56は、ブラ
ックの顔料ベースのインクを分配するブラックペン50
を拭き取るのに要するより速い拭取り速度を使って拭き
取ってよい。過去においては、多くのサービスステーシ
ョンが、ブラックとカラーの両方のプリントヘッドを同
時に拭き取る必要のあるワイパーを使ったが、そのた
め、ブラック用顔料ベースインクとカラー用染料ベース
インクに対する最適拭取り速度の間で妥協せざるを得な
かった。ブラック用プリントヘッドをクリーニングする
のに要する比較的低速の拭取りストロークでは、カラー
用プリントヘッドから余分のインクが抽出されたため、
過去には諸々の問題に遭遇した。カラーペンに対して、
カラーインクがオリフィス板とワイパー間でしみ出るだ
けの余剰時間を与えることなしに、速め目の拭取りスト
ロークを使うと、その時は、ブラック用ワイパーがブラ
ック用プリントヘッド上のブラックインク残査を飛び越
えることになろう。これらの問題は、ブラック用ワイパ
ー90とカラー用ワイパー92〜96を、タンブラ85
の周辺部の周りの別々の位置に配置し、よって、ブラッ
ク用プリントヘッド70とカラー用プリントヘッド72
〜76の両方に対する拭取り操作を最適化させるサービ
スステーション80によって回避される。さらに、ブラ
ック用プリントヘッド70とカラー用プリントヘッド7
2〜76とを別々に拭き取ることにすれば、タンブラ8
5の駆動に使用されるサービスステーション用モータに
それ程大きいトルクが要らず、そのため、より経済的な
モータを使うことができる。
【0025】上の技術背景の項で記述したように、プリ
ンタ20のような、オフアクシスプリンタ用の、特に、
顔料ベースのブラックインクと染料ベースのカラーイン
クのような、異なったタイプのインクを使う方式の、永
久的又は半永久的インクジェットプリントヘッドの出現
によって、サービスステーションの設計者の課題が確認
された。新規サービスのアプローチは、ペンをクリーニ
ングし且つ維持してプリントヘッドの寿命を引き伸ばす
ことが要求された。種々のサービスルーチンを研究する
際、インク溶剤の利用が、プリントヘッドのクリーニン
グに対する最適のアプローチであるかも知れないと考え
られた。特に、インク溶剤がまた、拭取り中にプリント
ヘッドのオリフィス板を滑らかにするべく作用し、プリ
ントヘッドに対する不必要なきず又は損傷を避けて、よ
って、プリントヘッドの長寿命を保証するなら、それは
より望ましいことですらあったであろう。さらに、イン
ク溶剤が、プリントヘッドに適用される時に、インクの
堆積を抑制するように機能する、非接着コーティングと
して作用することも望まれたであろう。上の技術背景の
項で述べたような、1つの早期の拭取りシステムは、残
念ながら、数多くの組立部品を必要とし、且つプリンタ
20の寿命中に溶剤の補充を必要とすることがあろう。
【0026】図2は、そうした過剰な組立部品の複雑
さ、並びに溶剤システムの補充の必要性を避けるため
の、本発明によって構成された、インク溶剤リサイクリ
ング部材あるいはフィルターアプリケータ部材100を
含むようなリサイクリングサービスステーション80を
示す。リサイクリングアプリケータ部材100は、サー
ビスステーションフレーム82によって支持されている
本体102を含むが、別の容器又はコンテナー(図示せ
ず)を用いて、本体102をサービスステーションフレ
ーム82に取り付けてもよい。好ましくは、アプリケー
タ本体102は、多孔性材料、例えば、ポリウレタン発
泡体のようなオープンセル熱硬化性プラスチック、焼結
ポリエチレン、又は熟練した当業者に周知のその他の機
能的に類似した材料、から作られる。
【0027】図3と4は、リサイクリング溶剤アプリケ
ータ100をより詳細に図解し、図4はまた、タンブラ
プラットフォーム85と、説明用としてワイパーの1
つ、ここでは、ワイパー90も示す。プリントヘッド7
0〜76を一撫でした後、ワイパー90上のブラックイ
ンク残査104で示されるような、インク残査がワイパ
ー90〜96上に集められる。好ましくは、リサイクリ
ング本体102は、インクジェット用インク溶剤、好ま
しくは空気から水を吸収する吸湿性の材料、を含浸させ
るか又はしみ込ませる:何故なら、水は、説明されてい
るインクに対する良き溶剤だからである。適当な吸湿性
溶剤材料には、ポリエチレングリコール(“PE
G”)、リポニック(lipponic)−エチレング
リコール(“LEG”)、ジエチレングリコール(“D
EG”)、グリセリン又はその他同様の性質を有するよ
うな熟練した当業者に周知の材料がある。これらの吸湿
性材料は、それらがほとんどゼロ蒸気圧を有する故に長
い時間中に容易に完全乾燥しない液体又はゼラチン状化
合物である。説明の目的で、アプリケータ本体102
は、好ましいインク溶剤、即ち、PEG105をしみ込
ませる。
【0028】図示する実施例においては、回転プラット
フォーム85に搭載したワイパー90〜96と共に使え
るよう、本体102は、概略、馬蹄形の構造をもち、残
余物は、端部あるいはかき板106と溶剤アプリケータ
端108に堆積する。図4に示すように、プリントヘッ
ド70をクリーニング後にワイパー90に残っている余
分のPEGと同様、インク残余物104はどれも、かき
板端106の表面上に溜められる。この残余物104の
あるものは、ついには、図4で矢印109によって図式
的に示すように、吐出つぼ(spitton)フレーム
82の底の方へ剥がれて落ちることがある。
【0029】図3及び4のクロスハッチングのハッチン
グ間隔の変化で示されるように、リサイクリング本体1
02は、好ましくは、異なった毛細管圧を有する(ここ
では異なった多孔度で与えられる)2つ以上の部分から
構成される。図3は、本体102を異なった密度の2つ
以上の部分を有するものとして示し、ここでは、より低
い毛細管圧を有するより多孔性の材料に対してはより広
く離して示され、そして本体102がより高い毛細管圧
を有する場合に孔がサイズ的に小さくなるにつれてより
密に間隔をとって示される、陰影線の間隔によって区別
される。図示する実施例では、リサイクリング本体10
2は、孔サイズを小さくすることにより与えられた次第
に増大する毛細管圧を有する6つの部分又は段を有する
ものとして示され、ここでは、区分又は段110、11
2、114、116、118及び120として示され、
第一区分110は最も粗い孔を有するかき板端106に
あり、そしてアプリケータ端108は、最後の区分12
0における最も微細な孔サイズで形成される。小さ目の
直径の孔サイズは、図4の矢印122で示すように、イ
ンク溶剤が、第一段、最も粗い孔の区分110から、そ
れに続く段112、114、116、118を通って、
最後に、アプリケータ端108の最終段120に、流れ
るように助長する。このPEGインク溶剤105の流れ
は、ますます小さくなる領域中に液体溶剤を引き付ける
毛細管力で与えられる(ここでは、次第に小さくなる段
110〜120の孔サイズで与えられる)吸上作用を使
って得られるものである。
【0030】図4において、点画は、本体102中をP
EGで運ばれるインク粒子124を示す。本体102中
をPEGが動くにつれ、顔料粒子が、区分110〜12
0の孔を繋ぐ通路に沿って捕らえられた状態になり、そ
のため、本体102は、PEG溶剤から顔料又は染料粒
子を浄化するフィルターとして作用する。これは、図4
において、区分110のかき板端106の所でかなり濃
く、次いで密度が次第に減少して行き、アプリケータ端
108の最終的孔段120におけるインク粒子124′
のように、ほとんど認めることができなくなる。このよ
うに、リサイクリング溶剤アプリケータ100は、PE
Gが、吸上あるいは毛細管作用によって本体102中を
かき板端106からアプリケータ端108まで進む時
に、インク粒子のPEG溶剤を浄化する働きがある。
【0031】さらに、溶剤に対する顔料の比が低いの
で、好都合にも、顔料粒子の凝固が防がれる。本体10
2内部のインク溶剤105は、好都合にも、ブラック顔
料粒子を溶液又は懸濁液中に再分配して、これらの粒子
が親和性を有して連結するプロセスを停止させる。図示
の顔料ベースのブラックインクは、インクが乾くにつれ
粘着マトリックスを形成して、印刷媒体の繊維中への移
動によるインクの“にじみ(bleeding)”を防
ぐ。従って、これらの連結顔料粒子は、ブラックの文書
(text)を印刷する時に特に重要である明快でシャ
ープな境目を有する印刷画像を生み出す。さらに、ブラ
ックとカラーインクの両方の液体成分はまた、本体10
2内部のPEGインク溶剤105に加えられて、インク
溶剤としても役立つ。
【0032】ワイパー群がタンブラ85上に搭載された
回転ワイパーシステムと共に用いられるものとして本体
102を説明しているが、ワイパーから残査を洗浄し、
次いで、並進又はスライド式プラットフォームのよう
な、他方式のサービス用プラットフォーム上に取り付け
られたワイパー群にPEGを適用できるように本体10
2を形状的に容易に変更してもよいということは明らか
であるとはいえ、元の設計は、図面に示された回転拭取
りシステムとして構想されたものである。事実、サービ
スステーションフレーム82の底面に沿ってリサイクリ
ング部材100を取り付けるよりも、むしろ、他の実施
例において、縦壁の側面に沿ってリサイクリング部材1
00を取り付ける方がより望ましいかも知れない。ある
いは、リサイクリング部材100をサービスステーショ
ンフレーム又はサポートの天井部分から吊り下げてもよ
く、この状態で、ワイパー群は、インク溶剤105のか
き集め及び適用のためにはリサイクリング部材100の
下側を移動することになるが、選択されるインク溶剤は
表面張力を有しており、そのため、リサイクリング部材
102中に包埋されると、図3及び4の外観と逆になっ
たとしても、毛細管圧の作用により溶剤105を排出さ
せることはないであろうという理由から、これは全く実
用的である。また明らかなことは、説明の目的のため、
フィルター本体102は、対称的形状とした部材で示さ
れたが、かき板端106をアプリケータ端108とは異
なった形状をもつように構成することは、有利な場合も
あることが分かっており、それによって組立の容易化が
促進され、且つサービスステーションフレーム82中へ
のアプリケータ本体102の組立上のミスが防止され得
るということである。
【0033】図4ではブラック用ワイパー90だけが洗
浄されているように示されているが、本体102は、好
ましくは、カラー用ワイパー92〜96に対しても溶剤
をかき集め且つ適用できるよう、プリンタ20を横切っ
て(走査軸46に平行に、従って、図4では図面シート
の平面中に)幅が拡張した一体化部品であることは云う
までもない。あるいは、各ワイパー90、92、94及
び96に対して1つ、即ち、4つの別々の溶剤リサイク
リング本体102を備えることが有益な場合もあること
が分かっている。別の実施例において、ブラック用顔料
ベースのインクワイパー90に対して1つと、カラー用
染料ベースのインクワイパー92〜96の全てに対して
他の本体102と、2つのリサイクリング本体を設ける
ことが望ましいこともある。
【0034】ワイパー本体102に関して多孔度が変化
して行く6つの区分が示されているが、孔サイズが徐々
に減少して行く単一区分を有することがさらに好ましい
ことがある。あるいは、少な目の区分、例えば、2又は
3つの区分だけを有するか、又は長さと断面積が変化し
て行く区分を有することが好ましいこともある。例え
ば、より大きい粗いフィルター作用ができるよう、かき
板端第一区分110を大き目の容積にして長めの経路を
設けるようにし、アプリケータ端108の最終の最も微
細な孔区分の方へ溶剤をより急速に移動させることがで
きるように中間区分を小さ目の容積にすることが都合が
よいこともある。あるいは、幾つかの実施例では、粗い
最初の部分を比較的短いPEGの流路にし、PEGの移
動とサイズが小さ目のインク粒子の濾過ができるように
比較的長い中間部分を設けてもよい。このように、孔サ
イズと各区分の容積を制御することにより、本体102
中を移動する溶剤の速度を調整することができる。その
他の調整法を実施して、流体の速度を制御するだけでは
なく、本体102の種々のフィルタリング様相も制御し
てもよい。例えば、異なったタイプのインクを使用する
時、1つのインクのタイプから比較的粗い粒子体を第一
段の1つに集め、一方、別のタイプのインクから比較的
微細な粒子を、その後の、小さ目の孔の段の1つに集め
るようにしてもよい。
【0035】溶剤リサイクリングシステム100の濾過
及び流動特性を変えるために、本体102にその他の変
形を施してもよい。例えば、十分限定された孔サイズを
もつスクリーンを本体102中に挿入成形して(ins
ert−molded)、本体102のフィルタリング
様相をより緊密に制御してもよい。この挿入成形スクリ
ーンは、金属又はプラスチック、又は孔を開けた部材、
又は織又は不織の繊維であってよい。別の例として、好
ましい実施例では、本体102は、PEG溶剤105に
対して親和性をもつようにプラズマ処理された高密度の
ポリエチレン(HDPE)から作ってもよい。このプラ
ズマ処理工程は、本体の毛細管勾配を調整してリサイク
リングシステム100中のぬれ角度(wetting
angle)を変化できるようコントロールしてよい。
【0036】プラズマ処理においては、本体全体102
を圧力制御空洞に置き、ここで、残留空気を実質的に排
気し、その後、空洞にガスを添加して、空洞に高周波電
圧を印加する。この高周波電圧がガスをプラズマに変
え、これが次には、幾つかのHDPE原子をガス由来の
原子と置き換えることにより固体の表面化学を変える。
このプラズマ処理工程を通して、プラスチックの表面エ
ネルギーが徹底的に変更され、そして図示の実施例にお
いて、この表面エネルギーが高められ、小さ目のぬれ角
度になり、これが次には、大き目の毛細管圧を生ずる。
代表的なガス添加物は、亜酸化窒素、酸素、又はヘリウ
ムである。このプラズマ処理工程に続いて、液体溶剤1
05内の液浸を通して本体102内部にインク溶剤10
5を含浸させることができる。あるいは、これらの成分
を通して真空に引いて孔の内部の空気を排除し、それに
続いて、インク溶剤を導入することにより、本体102
にインク溶剤105を強制充填してもよく、この場合
は、プラズマ処理の必要がなくなる。
【0037】図5は、リサイクリングサービスステーシ
ョン80に使えるよう、本発明に従って構成された、イ
ンク溶剤リサイクリング部材又はフィルターアプリケー
タ部材130の代替実施例を示す。実際に、図5は、図
示されているように、一緒に用いてよいか、あるいは、
別々に用いてもよい幾つかの概念を示す。特に、図5
は、(1)個別かき板部材、(2)溶剤の液体プールを
含む容器、及び(3)溶剤をかき板入口端からアプリケ
ータ出口端まで引き付けるべく毛細管圧に加えて重力送
りの利用、に関する概念を図示する。
【0038】リサイクリングアプリケータ部材130
は、サービスステーションフレーム82で支持されてい
るフレーム132と、好ましくは本体102に関して上
述したものと同じタイプの多孔性材料から作られた区分
化本体とを含む。このリサイクリング本体の第一部分
は、部材130への入口に置かれ、且つ第一段134
と、それに続いて、第一段134より孔サイズの小さい
第二段135を包含する。区分化リサイクリング本体の
第二部分は、出口即ち部材130のアプリケータ端に置
かれ、且つ中間段136と、第一段134より孔サイズ
の小さい最終段138とを包含する。
【0039】コンテナー140は、インレットポート1
44及びアウトレットポート146のみならず、容器チ
ャンバー142をそこに定める。容器チャンバー142
は、液体のインク溶剤の供給体を包含する。コンテナー
のインレットポート144は、リサイクリング本体の第
二段135を受け、一方、アウトレットポート146
は、同本体の中間段136を受ける。このように、コン
テナー140は、リサイクリング本体の入口部分13
4、135を出口部分136、138に流動可能に連結
して、流体が、毛細管圧によって第一段134から最終
段138に流れるようにする。第一段134を第二段1
35より高くすることで、矢印148で示した、重力
が、好都合にも、段134と135の間の孔サイズの差
に由来する毛細管圧によって与えられる流動に加えて、
段134と135を通る流体の流れの促進を支援する。
【0040】リサイクリングアプリケータ部材130も
かき板部分を備え、ここでは、矢印83方向にタンブラ
85によって回転される時にワイパー90〜96をクリ
ーニングするための第一かき板エッジ152を有する堅
牢なかき板150として示される。かき板150は、タ
ンブラ85が矢印83の方向に回転される時、もし望ま
れるなら、ワイパー刃の他の面をクリーニングできるよ
う第二のかき板エッジ154を有している。かき取られ
たインク残査104は、かき板150の排出面156に
沿って示されており、インク溶剤105の液滴は、重力
148の下で第一段134に落下する状態で示されてい
る。本体区分134〜138の相対的陰影及び点画は、
図4に関して上述したように、段134〜138内での
孔サイズと相対的インク量124、124′の変化を表
すものである。溶剤105がリサイクリング部材130
中を進む際、インクの最初のフィルタリングが段134
と135で行われ、段135を出て行く溶剤105は、
重力148の下で容器142内の溶剤プール中へ落下す
る状態で示されている。溶剤105は、毛細管力によっ
て容器142から中間段136中へ、次いで部材130
のアプリケータ部分158を形成する最終段138中へ
引き込まれる。ワイパー90は、点線で示され、アプリ
ケータ158からインク溶剤105を受け、新規の拭取
り往復シーケンスを開始する状態で示されている。
【0041】結論 このように、溶剤アプリケータ100のリサイクリング
機能は、サービスステーション80内でPEGを保存し
且つクリーニングする働きがあり、且つプリンタ20の
寿命期間中、インク溶剤105の不必要な補充を必要と
せずにサービスステーション80の寿命を引き延ばす。
さらに、本体102の毛細管作用によって溶剤105が
本体102中をアプリケータ端108の方へ連続して引
き込まれているので、フィルターアプリケータ100
は、好都合にも、後続の拭取りストロークのために清浄
なインク溶剤105をアプリケータ端108で容易に利
用できるようにもする。さらに別の利点として、溶剤ア
プリケータ100は、好都合にも、以前に提案された設
計においては別々の部品類を要した、幾つかの機能を実
現し、ここでは、(1)かき板端106でのワイパー用
クリーナーとして、(2)インク溶剤105の貯蔵本体
あるいは容器として、(3)溶剤アプリケータ108と
して、及び最後に(4)溶剤リサイクリング用クリーナ
ーあるいはフィルターとして作用し、その全てが単一の
部品で達成される。以上、アプリケータ100の使用に
よって、好都合にも、サービスステーション80の組立
に要する部品数を減らす一方、プリンタ20の組立を促
進し、そのために、さらに経済的なプリンタ製品20が
使用者に提供される。
【0042】以上のように、本発明は、〔1〕インクジ
ェット印刷メカニズム(20)のインクジェットプリン
トヘッド(70、72、74、76)をクリーニングす
るためのリサイクリングインク溶剤システム(89;1
30)であって:ワイパー(90、92、94、9
6);プリントヘッド(70、72、74、76)から
インク残査(104)をクリーニングするための拭取り
位置と、ワイパー(90、92、94、96)からイン
ク残査(104)をかき取るためのかき取り位置と、適
用位置との間で移動できるようにワイパー(90、9
2、94、96)を支持するプラットフォーム(8
5);及びワイパーがかき取り位置へ移される時に、ワ
イパー(90、92、94、96)からインク残査(1
04)をかき取れるよう本体(102;134、13
5、136、138)及びかき板部分(106;15
0)を含む部材であって、かき板部分(106;15
0)がインク溶剤(105)を含浸させた多孔性材料か
ら成り、且つ本体(102;134、135、136、
138)もワイパーがアプリケーション位置に移される
時にワイパー(90、92、94、96)にインク溶剤
(105)を適用するべく配置されるアプリケータ部分
(108;158)を定めるようにしたインク溶剤リサ
イクリング部材(100;130);を含んで成るリサ
イクリングインク溶剤システムに関し、次のような好ま
しい実施態様を有する。
【0043】〔2〕リサイクリング部材本体(102;
134、135、136、138)の多孔性材料は、毛
細管圧の下で本体(102;134、135、136、
138)を通してアプリケータ部分(108;158)
の方へインク溶剤を移動させるべくサイズ調整されてい
る、かき板部分(110;134)からアプリケータ部
分(120;138)までサイズが変化する孔群を有す
ることを特徴とする〔1〕記載のリサイクリングインク
溶剤システム。
【0044】〔3〕ワイパー(90、92、94、9
6)に適用されたインク溶剤(105)が、プリントヘ
ッド(70、72、74、76)から拭き取られたイン
ク残査(104)の一部を溶解し、インク残査の前記溶
解部分を含んでいるインク溶剤(105)はまた、ワイ
パーがかき取り位置に移される時にワイパー(90、9
2、94、96)からかき取られるようにし;且つリサ
イクリング部材本体の多孔性材料が、インク溶剤(10
5)からインク残査の溶解された部分(124)を濾過
できるようサイズ調整された孔群(110、112、1
14、116、118、120;134、135、13
6、138)を有する;ことを特徴とする〔1〕又は
〔2〕記載のリサイクリングインク溶剤システム。
【0045】〔4〕リサイクリング部材本体の多孔性材
料が、複数段(110、112、114、116、11
8、120;134、135、136、138)に配列
され、かき板部分(106;150)からアプリケータ
部分(108;158)まで累進的に配置された各段が
直前の段の孔群より小さいサイズの孔群を有することを
特徴とする〔1〕乃至〔3〕記載のリサイクリングイン
ク溶剤システム。
【0046】〔5〕前記複数段の1つの段の孔サイズと
容積は、前記の1つの段を通して前記複数段の別の段を
通すより急速にインク溶剤を移動できるように選択され
ることを特徴とする〔1〕乃至〔4〕記載のリサイクリ
ングインク溶剤システム。
【0047】〔6〕インク溶剤リサイクリング部材(1
00)の本体(102)が、かき板部分(106)を定
められるように形成されることを特徴とする〔1〕乃至
〔5〕記載のリサイクリングインク溶剤システム。
【0048】〔7〕かき板部分が、ワイパー(90、9
2、94、96)からインク残査(104)を受けるか
き板刃(152、154)を有する固定部材(150)
と、かき板刃からリサイクリング部材本体までインク溶
剤を導く排出面(156)とを包含することを特徴とす
る〔1〕乃至〔5〕記載のリサイクリングインク溶剤シ
ステム。
【0049】〔8〕さらに、本体(138)のかき板部
分(134)とアプリケータ部分(158)の間に、イ
ンク溶剤(105)の供給体を入れる容器(142)を
定めるコンテナー(140)を包含することを特徴とす
る〔1〕乃至〔7〕記載のリサイクリングインク溶剤シ
ステム。
【0050】また、本発明は、
〔9〕インクジェット印
刷メカニズム(20)であって:インクジェットプリン
トヘッド(70、72、74、76);印刷のために印
刷ゾーン(25)中を且つプリントヘッドのサービスの
ためにサービス領域(48)までプリントヘッド(7
0、72、74、76)を往復運動させるキャリッジ
(45);及び〔1〕乃至〔8〕の何れかに従うリサイ
クリングインク溶剤システム;を含んで成るインクジェ
ット印刷メカニズムにも関する。
【0051】さらに、本発明は〔10〕インクジェット
印刷メカニズム(20)のインクジェットプリントヘッ
ド(70、72、74、76)をクリーニングする方法
であって:ワイパー(90、92、94、96)にイン
ク溶剤(105)を適用するステップ;ワイパー(9
0、92、94、96)を使ってプリントヘッド(7
0、72、74、76)からインク残査(104)を拭
き取り且つ適用されたインク溶剤中の前記インク残査の
一部分(124)を溶解するステップ;前記インク残査
(104)とインク残査が溶解されている残留インク溶
剤とを、ワイパー(90、92、94、96)から、多
孔性材料から成る本体(102;134、135、13
6、138)を有するリサイクリング部材(100;1
30)のかき板部分(106;150)上へかき落とす
ステップ;及びリサイクリング部材(100;130)
の多孔性材料(110、112、114、116、11
8;134、135、136、138)を通してリサイ
クリング部材(100;130)のかき板部分(10
6;150)からリサイクリング部材(100;13
0)のアプリケータ部分(108;158)までインク
溶剤(105)を移動させ、且つ前記のインク溶剤(1
05)の移動中に、多孔性材料を使って前記溶解インク
の残査をインク溶剤(105)から濾過することによっ
てインク溶剤(105)をリサイクリングするステッ
プ;を含んで成るインクジェットプリントヘッドのクリ
ーニング方法にも関する。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット印刷メカニズムの一態様、ここ
では、インクジェットプリントヘッドをクリーニングす
るために本発明のリサイクリング溶剤システムの1つの
方式を備えたプリントヘッドサービスステーションを含
む、インクジェット式プリンタ、の斜視図である。
【図2】図1のリサイクリング溶剤システムの側面図で
あって、インクジェットプリントヘッドをクリーニング
している状態を示す。
【図3】図2のリサイクリング部材の拡大断面図であ
る。
【図4】図2のリサイクリング部材の拡大断面図であっ
て、拭取りストロークの第二相中のワイパーを破線で示
す。
【図5】図1の印刷メカニズム用としての本発明のリサ
イクリング部材の代替形態の拡大、断面、立面図であ
る。
【符号の説明】
70,72,74,76 プリントヘッド 85 プラットフォーム 90,92,94,96 ワイパー 100,130 インク溶剤リサイクリング部材 102 本体 104 インク残査 105 インク溶剤 106,150 かき板部分 108,158 アプリケータ部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン・シバタ アメリカ合衆国ワシントン州ケイマス エ ムティー シーティー リビングストン エヌイー 9502

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット印刷メカニズム(20)
    のインクジェットプリントヘッド(70、72、74、
    76)をクリーニングするためのリサイクリングインク
    溶剤システム(89;130)であって:ワイパー(9
    0、92、94、96);プリントヘッド(70、7
    2、74、76)からインク残査(104)をクリーニ
    ングするための拭取り位置と、ワイパー(90、92、
    94、96)からインク残査(104)をかき取るため
    のかき取り位置と、適用位置との間で移動できるように
    ワイパー(90、92、94、96)を支持するプラッ
    トフォーム(85);及びワイパーがかき取り位置へ移
    される時に、ワイパー(90、92、94、96)から
    インク残査(104)をかき取れるよう本体(102;
    134、135、136、138)及びかき板部分(1
    06;150)を含む部材であって、かき板部分(10
    6;150)がインク溶剤(105)を含浸させた多孔
    性材料から成り、且つ本体(102;134、135、
    136、138)もワイパーがアプリケーション位置に
    移される時にワイパー(90、92、94、96)にイ
    ンク溶剤(105)を適用するべく配置されるアプリケ
    ータ部分(108;158)を定めるようにしたインク
    溶剤リサイクリング部材(100;130);を含んで
    成るリサイクリングインク溶剤システム。
  2. 【請求項2】 インクジェット印刷メカニズム(20)
    であって:インクジェットプリントヘッド(70、7
    2、74、76);印刷のために印刷ゾーン(25)中
    を且つプリントヘッドのサービスのためにサービス領域
    (48)までプリントヘッド(70、72、74、7
    6)を往復運動させるキャリッジ(45);及び請求項
    1に従うリサイクリングインク溶剤システム;を含んで
    成るインクジェット印刷メカニズム。
  3. 【請求項3】 インクジェット印刷メカニズム(20)
    のインクジェットプリントヘッド(70、72、74、
    76)をクリーニングする方法であって:ワイパー(9
    0、92、94、96)にインク溶剤(105)を適用
    するステップ;ワイパー(90、92、94、96)を
    使ってプリントヘッド(70、72、74、76)から
    インク残査(104)を拭き取り且つ適用されたインク
    溶剤中の前記インク残査の一部分(124)を溶解する
    ステップ;前記インク残査(104)とインク残査が溶
    解されている残留インク溶剤とを、ワイパー(90、9
    2、94、96)から、多孔性材料から成る本体(10
    2;134、135、136、138)を有するリサイ
    クリング部材(100;130)のかき板部分(10
    6;150)上へかき落とすステップ;及びリサイクリ
    ング部材(100;130)の多孔性材料(110、1
    12、114、116、118;134、135、13
    6、138)を通してリサイクリング部材(100;1
    30)のかき板部分(106;150)からリサイクリ
    ング部材(100;130)のアプリケータ部分(10
    8;158)までインク溶剤(105)を移動させ、且
    つ前記のインク溶剤(105)の移動中に、多孔性材料
    を使って前記溶解インクの残査をインク溶剤(105)
    から濾過することによってインク溶剤(105)をリサ
    イクリングするステップ;を含んで成るインクジェット
    プリントヘッドのクリーニング方法。
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