JP3159878B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3159878B2
JP3159878B2 JP29639094A JP29639094A JP3159878B2 JP 3159878 B2 JP3159878 B2 JP 3159878B2 JP 29639094 A JP29639094 A JP 29639094A JP 29639094 A JP29639094 A JP 29639094A JP 3159878 B2 JP3159878 B2 JP 3159878B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体上に画像を形
成する画像形成装置、特に、インク等の液体を吐出して
画像を形成するインクジェット記録ヘッドを用いる画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワードプロセッサ等と併
用され、あるいは単独で使用される複写機、プリンタ、
ファクシミリ等の画像形成装置は、画像信号に基づいて
シート状等の記録媒体に画像を形成する記録ヘッドを備
えている。また、画像形成装置は、記録ヘッドの走査方
式によって、シリアルタイプとラインタイプとに大別さ
れる。一方、記録媒体の材質として、近年では、通常の
記録媒体である紙や、OHP用シート等の樹脂薄板の他
に、薄紙や、例えばファイリング用のパンチ孔付きの
紙、ミシン目付きの紙、任意形状の紙等の加工紙、ある
いは織布等を使用することが要求されてきている。ま
た、記録媒体の大きさについても、宣伝広告用のシート
や、衣類等に使用される織布では大きいサイズのものが
要求されてきている。
【0003】このように、種々の記録媒体に対して記録
を行える画像形成装置の代表的なものとして、吐出口か
らインクを吐出することにより記録を行うインクジェッ
ト記録ヘッドを用いた画像形成装置がある。インクジェ
ット記録ヘッドが記録媒体の搬送方向と交差する方向に
走査されるシリアルタイプの画像形成装置においては、
記録媒体を所定位置にセットした後、画像信号に基づ
き、インクを吐出しながらのインクジェット記録ヘッド
の走査と、記録媒体の所定ピッチでの搬送とを繰り返す
ことで、記録媒体全体への画像記録が行われる。また、
記録媒体の搬送部上に記録媒体の全幅にわたるインクジ
ェット記録ヘッドが固定されたフルラインタイプの画像
形成装置では、インクジェット記録ヘッドの吐出口が形
成された吐出口面と対向する位置を記録媒体が搬送され
る際に、画像信号に基づいて記録ヘッドからインクを吐
出し、記録媒体の搬送のみで記録媒体全面への記録が行
われる。
【0004】このような、インクジェット記録ヘッドを
用いた画像形成装置では、吐出口内のインクの水分の蒸
発によりインクが増粘したり、次第にインクの目詰まり
等が発生し、安定したインクの吐出を行えなくなってし
まうので、インクの安定した吐出を維持するための回復
手段が設けられている。回復手段としては、非記録中に
インクジェット記録ヘッドの吐出口面をキャッピング
し、インクの増粘を抑えるキャップ手段が設けられたも
のや、必要に応じて記録とは別にインクの吐出を行い増
粘しインクを除去する予備吐出手段が設けられたもの
が知られている。また、キャップ手段で記録ヘッドをキ
ャッピングしていても、緩慢ではあるがインクの増粘は
進行するので、必要に応じて記録ヘッドへインクを圧送
し、インクを、キャップ手段内に強制的に押し出してい
る。このため、キャップ手段や予備吐出手段には、記録
ヘッドから排出された増粘インクを吸収する吸収体が設
けられ、この吸収体に、記録ヘッドから吐出または押し
出されたインクを吸収している。
【0005】さらに、特開平6−71897号公報に
は、インクジェット記録ヘッドに外部から洗浄液を噴射
することで、吐出口面に付着したインクの清掃を行うも
のが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の画像形成装置では、キャップ手段でインクジェ
ット記録ヘッドの吐出口面をキャッピングすると、吐出
口面に付着しているインクがキャップ手段に付着してし
まう。このため、特定のインクを使用した場合や、この
状態で長時間放置した場合には、インクの化学的性質の
経時変化に起因して、キャップ手段に付着したインク
が、その含有する水分の蒸発に伴って、染料を主成分と
して析出し、さらには堆積してしまう。その結果、イン
クジェット記録ヘッドを再度キャッピングする際に、こ
の析出物がインクジェット記録ヘッドの周辺に付着した
り、吐出口内を塞いだり、キャップ手段の開口部を塞ぐ
場合があった。さらに析出物は、それ自体が核となって
雰囲気中の塵埃やゴミのキャップ手段への付着を招来
し、キャップ手段の汚れを促進させる。
【0007】これと同様なことは、キャップ手段内の吸
収体や予備吐出手段の吸収体についてもいえる。すなわ
ち、吸収体に吸収されたインクの水分の蒸発に伴って、
染料が吸収体に析出し、この析出物によってインクの吸
収機能が損なわれてしまう。このような、回復手段の汚
れは、インクジェット記録ヘッドの回復機能を劣化さ
せ、さらには回復手段の汚れの記録ヘッドへの付着を招
き、結果としてインクの安定した吐出が維持できなくな
ってしまう。
【0008】また、洗浄液を噴射して吐出口面に付着し
たインクの清掃を行うものでも、インクジェット記録ヘ
ッドを洗浄するのみで回復手段の洗浄を行うものではな
いので、結局は回復手段の汚れは防止できず、上述のよ
うな問題点があった。
【0009】そこで本発明は、回復手段に付着したイン
クの乾燥による析出物の生成を抑えることによって、回
復手段の回復機能および記録ヘッドの安定した吐出を維
持する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の画像形成装置は、吐出口からインクを重力方向
下向きに吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドによる
記録領域外に配置され、非記録時に前記記録ヘッドの吐
出口が形成されている面を密閉する、上方に開口した
ャップ部材と、前記キャップ部材の内部に設けられ、必
要に応じて前記記録ヘッドから強制的に押し出されたイ
ンクを吸収する吸収体と、前記キャップ部材に接続され
た吸引手段と、を有する画像形成装置において、前記キ
ャップ部材に接続され、前記吸収体が配置された前記キ
ャップ部材の内部に対して洗浄液を供給する洗浄液供給
管と、前記洗浄液を貯留し、前記洗浄液供給管と接続さ
れた洗浄液供給容器と、前記キャップ部材の周囲に形成
され、前記キャップ部材の前記記録ヘッドとの接触部よ
りも低い位置で液体を受容する受容部と、前記受容部内
の液体を排出する排出手段と、を有することを特徴とす
る。
【0011】また、前記キャップ部材の内容積と同程度
の洗浄液を前記キャップ部材の内部に供給して前記吸収
体及び前記キャップ部材の内面を洗浄するものや、前記
キャップ部材の内容積以上の洗浄液を前記キャップ部材
の内部に供給し、前記キャップ部材から前記洗浄液を溢
れさせ、前記キャップ部材の前記記録ヘッドとの接触部
及び前記キャップ部材の外周部を洗浄するものや、前記
キャップ部材の外部に、一端部が前記キャップ部材の前
記記録ヘッドとの接触部の近傍に位置し、かつ、他端部
が前記受容部に受容された液体に浸されて配置された、
液体を吸収する第2の吸収体が設けられているものであ
ってもよい。
【0012】また、前記記録ヘッドから記録とは別に吐
出されたインクを受ける予備吐出部をさらに備え、前記
予備吐出部は、洗浄液を貯留する貯留部と、該貯留部の
内部に一部が前記洗浄液に漬かって配置された吸収体
と、前記貯留部内に洗浄液を供給する洗浄液供給手段
と、前記貯留部内に貯留された所定量以上の洗浄液を排
出する排出手段と、を有して構成されているものであっ
てもよく、この場合には、 前記予備吐出部では、前記洗
浄液供給手段が前記貯留部の長手方向の一端部に設けら
れ、前記排出手段が前記貯留部の長手方向の他端部に設
けられていてもよい。
【0013】また、前記記録ヘッドの吐出面を清掃する
ためのクリーニング部をさらに備え、該クリーニング部
は、前記記録ヘッドの吐出面に接触摺動するように回転
可能に支持されたクリーニングブレードと、該クリーニ
ングブレードの下方に配置され、前記クリーニングブレ
ードが回転して下向きとなることによって前記クリーニ
ングブレードが浸される量の洗浄液を貯留している浄化
槽と、を有して構成されているものであってもよい。
【0014】また、前記記録領域外の前記キャップ部よ
りも記録領域側に配置された、前記記録ヘッドの吐出面
を清掃するためのクリーニング部と、前記記録領域外の
前記前記クリーニング部よりも記録領域側に配置され
た、前記記録ヘッドから記録とは別に吐出されたインク
を受ける予備吐出部と、をさらに備えているものでもよ
い。
【0015】
【作用】上記のとおり構成された本発明の画像形成装
は、非記録時には、記録ヘッドの吐出口が形成された
面はキャップ部材によって密閉(キャッピング)され、
吐出口内のインクの乾燥が防止される。また、必要に応
じて記録ヘッドからインクを強制的に押し出し、吐出口
内の増粘したインクを吸収体に排出している。このよう
な、キャップ部材による記録ヘッドのキャッピング、お
よび記録ヘッドからの強制的なインクの押し出しによ
り、キャップ部材の記録ヘッドとの接触部や吸収体には
インクが付着し、汚れる。
【0016】ここで、キャップ部材によるキャッピング
が解除された状態で、洗浄液供給により吸収体に洗浄
液を供給すると、吸収体に洗浄液が吸収され、吸収体に
吸収されたインクの濃度が薄められる。ここで、洗浄液
の供給量をキャップ部材の内部容積と同程度とすると、
キャップ部材の記録ヘッドとの接触部も含め、キャップ
部材の内部に付着したインクの濃度も薄められる。そし
て、吸引手段により、キャップ部材内の液体を外部に排
出することで、吸収体に吸収されたインクやキャップ部
材の内部に付着したインクは洗浄液とともに排出され、
結果的に吸収体およびキャップ部材が洗浄される。
【0017】一方、キャップ部材の周囲には受容部が形
成されているので、キャップ部材への洗浄液の供給量を
キャップ部材の内容積よりも多くすることもでき、これ
により洗浄液はキャップ部材から溢れ、キャップ部材の
外側も洗浄される。キャップ部材から溢れた洗浄液は受
容部に受容されるが、受容部には排出手段が設けられて
いるので、液体が受容部から溢れることはない。
【0018】
【0019】この場合、さらに、キャップ部材の外部
に、液体を吸収する第2の吸収体を設けることで、記録
ヘッドから強制的に押し出されたインクがキャップ部材
の外側に外れた場合、そのインクが吸収される。第2の
吸収体は、他端部が、受容部に受容された液体に浸され
ているので、第2の吸収体内に発生する水頭差により、
第2の吸収体に吸収されたインクは受容部に導かれ、キ
ャップ部材の外部のインクによる汚れが抑えられる。ま
た、第2の吸収体の汚れがひどいときには、洗浄液供給
から供給する洗浄液をキャップ部材から溢れさせる
と、上記水頭差により洗浄液の流れが形成され、第2の
吸収体が洗浄される。
【0020】一方、内部に吸収体が設けられた予備吐出
部を有するものでは、吸収体は貯留部内に設けられてお
り、洗浄液供給手段によりこの貯留部内に洗浄液が供給
される一方、排出手段により貯留部内の液体が排出され
る。これにより、上述したキャップ部材と同様に、予備
吐出部内の吸収体が洗浄される。さらに、予備吐出部に
おいて、洗浄液供給手段を貯留部の長手方向の一端部に
設け、排出手段を他端部に設けることで、洗浄液供給手
段から供給された洗浄液は、必ず吸収体を通って排出手
段から排出されるので、吸収体の洗浄が効果的に行われ
る。
【0021】さらに、記録ヘッドの吐出面を清掃するた
めのクリーニング部を備えたものでは、クリーニング部
は、回転可能に支持されたクリーニングブレードの下方
に、洗浄液を貯留している浄化槽を備えているので、ク
リーニングブレードを回転させると、記録ヘッドの吐出
面を清掃した後のクリーニングブレードが浄化槽内の洗
浄液に浸り、これによってクリーニングブレードが洗浄
される。
【0022】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0023】(第1実施例)図1は、本発明の画像形成
装置の一実施例の概略斜視図であり、図2は、図1に示
した画像形成装置の主要断面図である。
【0024】本実施例の画像形成装置は、インクを下向
きに吐出させるものであり、記録媒体Aに画像を記録す
るプリンタ部1と、記録媒体Aを所定量(記録長L)だ
け間欠的に搬送する搬送部2とを有する。記録媒体Aは
布帛であり、繰り出し部3にロール状に巻かれて保持さ
れ、搬送部2によりプリンタ部1へ搬送される。また、
プリンタ部1で記録が行われた記録媒体Aは、乾燥部5
で乾燥された後、巻き取り部4に巻きとられる構成とな
っている。
【0025】プリンタ部1には、2本の走査レール1
a、1bが記録媒体Aの搬送方向と垂直な方向に支持さ
れている。これら2本の走査レール1a、1bには、そ
れぞれ記録媒体Aの搬送方向に対して上流側と下流側に
8個ずつ、合計16個の記録ヘッド11を搭載したキャ
リッジ10が摺動自在に支持されており、キャリッジ1
0は不図示の駆動源により矢印P1、P2方向に往復走
査される。キャリッジ10の1回の走査により、記録ヘ
ッド11で記録長L×記録媒体Aの幅の範囲に記録が行
われ、1回の走査毎に記録媒体Aの間欠送りを行うこと
で、連続する記録媒体Aに対して順次記録を行ってい
く。記録の方法は、画像データに対し、記録媒体Aの搬
送方向の上流側の記録ヘッド11と下流側の記録ヘッド
11とに50%ずつデータを振り分けて記録を行い、両
者での記録画像を重ね合わせている。すなわち、上流側
の記録ヘッド11で50%の画像データを記録し、記録
媒体Aが間欠送りした後、下流側の記録ヘッド11で残
りの50%の画像データを記録している。
【0026】また、記録ヘッド11としては、インクを
吐出して記録を行うインクジェット記録方式の記録ヘッ
ドを用いている。各記録ヘッド11のうち、記録媒体A
の搬送方向に対して同じ側に配置される8個の記録ヘッ
ド11は、それぞれ色相・彩度・明度が異なる8色のイ
ンクを吐出するもので、それぞれ異なる色のインクを貯
留する8個のインクタンクを有するインク供給装置か
ら、各インクタンク毎に設けられた供給ポンプ(不図
示)により、それぞれチューブを介して異なる色のイン
クが供給される。また、上流側の記録ヘッド11と対応
する位置にある下流側の記録ヘッド11には、同じ色の
インクが供給される。なお、記録時には、毛細管作用に
より、記録ヘッド11から吐出される分だけ、インクが
自動的に記録ヘッドに供給される。
【0027】ここで、記録ヘッド11の内部構造につい
て図3を参照して説明する。記録ヘッドは、記録媒体A
と対面する吐出口面1006に、所定のピッチで複数の
吐出口1001が形成されている。また、各吐出口10
01は、それぞれ液路1002を介して共通液室100
3に連通している。各液路1002には、電極1005
を通じて電圧が印加されることによりインク吐出用のエ
ネルギーを発生するエネルギー発生手段1004が設け
られている。共通液室1003は、前述のインクタンク
と連通しており、共通液室1003にはインクタンクか
らインクが供給される構成となっている。インクタンク
から共通液室1003に供給されて一時的に貯えられた
インクは、毛管現象により液路1002に侵入し、吐出
口1001でメニスカスを形成して液路1002を満た
した状態を保つ。この状態でエネルギー発生手段100
4に通電すると、エネルギー発生手段1004で発生し
たエネルギーにより吐出口1001からインクが吐出さ
れる。
【0028】エネルギー発生手段1004としては、瞬
間的に吐出圧力を加える機械的エネルギーを発生するピ
エゾ素子等の電気機械変換体や、レーザ等の電磁波を照
射して発熱させ、この発熱による作用でインクを吐出さ
せるものや、発熱抵抗体を有する発熱素子等の電気熱変
換体によってインクに熱エネルギーを与え、その熱エネ
ルギーによってインクを吐出させるもの等がある。
【0029】中でも、熱エネルギーによってインクを吐
出させるものは、吐出口1001を高密度に配列するこ
とができるため、高解像度の記録を行うことが可能であ
る。特に、エネルギー発生手段1004として電気熱変
換体を用いたものは、半導体製造プロセスを用いてエネ
ルギー発生手段1004を作製することができるので、
コンパクト化も容易であり、かつ、近年の半導体分野に
おける技術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマ
イクロ加工技術の長所を十二分に活用でき、高密度実装
化が容易で、製造コストも安価なものとすることができ
る。
【0030】再び図1および図2を参照して本実施例の
画像形成装置について説明する。プリンタ部1の、記録
動作における往復運動の範囲外には、記録ヘッド11の
吐出特性を良好に維持するため回復装置20が設けられ
ている。回復装置20は、キャップ部100と、ブレー
ド部200と、予備吐出部300と、タンク部400
と、ポンプ部500と、排出部600とで構成され、以
下に、これら各部について詳細に説明する。
【0031】(1)キャップ部100 記録ヘッドの吐出口面1006が空気中に露出した状態
で放置されると、記録ヘッド11の液路1002内のイ
ンクの水分が蒸発して増粘し、吐出が不安定になる。キ
ャップ部100は、これを防止するためのものであり、
非記録時に吐出口面1006をキャッピングする機能を
有する。また、放置時間が長時間に及ぶ場合には、キャ
ッピングをしていても、液路1002内のインクは、緩
慢ではあるが水分が蒸発し増粘する。さらに、液路10
02内や共通液室1003内のインクに溶存していた気
泡が大きくなり安定した吐出を妨げることも皆無ではな
い。このため、吐出口面1006をキャッピングした状
態で前述のインク供給装置13にある供給ポンプを駆動
し、インクタンクから記録ヘッド11にインクを圧送
し、増粘インクあるいは気泡を吐出口1001から強制
的に外部に押し出す機能も、キャップ部100は有す
る。
【0032】図4は、図1に示した画像形成装置のキャ
ップ部の拡大斜視図である。キャップ部100は、キャ
リッジ10のホームポジションにおける記録ヘッド11
の位置に対向して設けられており、図4に示すように、
各記録ヘッド11の位置に対応して16個のホルダ10
2が固定された支持板111を有する。また、各ホルダ
102内には、それぞれ記録ヘッド11をキャッピング
するための、キャップ部材としてのキャップ101が設
けられている。支持板111は、ガイドレール112が
設けられた2つの側板114により上下方向に移動可能
に支持される。各側板114には、それぞれ支持板11
1を上下動させるためのエアシリンダ113が取り付け
られており、エアシリンダ113の駆動により支持板1
11を上方向に移動させることで、各記録ヘッド11の
吐出口面1006が、それぞれキャップ101でキャッ
ピングされる構成となっている。各キャップ101は、
それぞれフッ素、シリコーン、塩素化ブチル等のゴム状
の弾性部材からなり、キャッピング時に記録ヘッド11
との密着性と気密性を高めている。
【0033】図5は図4に示したキャップ部20のホル
ダ近傍におけるX方向(ホルダ102の長手方向)の断
面図、図6は同じくホルダ近傍におけるY方向(ホルダ
102の短手方向)の断面図であり、それぞれ記録ヘッ
ド11をキャッピングした状態で示している。
【0034】図5および図6に示すように、キャップ1
01はホルダ102のキャップ取付部102aに取り付
けられている。キャップ101の内部には、発泡ウレタ
ン、焼結体、繊維網等の多孔質体からなる吸収体103
が設けられている。吸収体103はホルダ102に取り
付けられており、キャッピング時には記録ヘッド11と
隙間Dを形成する。吸収体103は液体を保持してお
り、これによりキャップ101の内部を高湿度に維持
し、記録ヘッド11内のインクの水分の蒸発を抑えるこ
とで、インクの増粘を最小限に抑えている。吸収体10
3に保持される液体は、前述したインクタンクからのイ
ンクの圧送により吐出口1001から押し出されたイン
ク、およびキャップ101内部を洗浄する洗浄液であ
る。また、インク吸収体103は、インクの圧送時に吐
出口1001から押し出されたインクで吐出口面100
6に付着するインク滴を吐出口面1006から吸い取
り、速やかにキャップ101内に移動させている。
【0035】ホルダ102のキャップ取付部102aの
周囲には、キャップ101よりも低い位置で液体を受容
する受容部104が形成されている。受容部104は、
インク、洗浄液、またはこれらの混合液を一定の液面H
1を維持して貯留している。液面H1を越える液体は、
ホルダ102の端部に設けられたドレイン102bを経
て、集液部材105に排出される。集液部材105は、
各々のホルダ102からの液体を集め、受容部104内
の液体を排出する排出手段としての排出管105aより
排出部600(図1参照)へ液体を流している。ドレイ
ン102bの先端102cは、鋭角の凸部をなしてお
り、ドレイン102bを流れる液体を集液部材105に
案内し、液体の表面張力によるドレイン102bの周辺
への液体の回り込みを防止している。
【0036】ホルダ102のキャップ取付部102a
の、吸収体103が取り付けられている面には、給液口
106と、吸引口107と、連通口108とが開口して
いる。
【0037】給液口106は、キャップ101の内部に
洗浄液を供給するためのものであり、ジョイント106
aによりタンク部400(図1参照)と接続され、電磁
弁402を介して洗浄液が供給される。すなわち、この
給液口106と、タンク部400とで、キャップ部材内
に洗浄液を供給する洗浄液供給手段が構成される。
【0038】吸引口107は、キャップ101の内部の
液体を外部に導出するためのものであり、ジョイント1
07aによりポンプ部500(図1参照)と接続され、
ポンプ部500の作動によりキャップ101内の液体が
吸引される。すなわち、この吸引口107と、ポンプ部
500とで、キャップ部材内の液体を吸引し、排出する
吸引手段が構成される。
【0039】連通口108は、連通手段として、キャッ
プ101の内部と外部とを連通するためのものであり、
ジョイント108aにより排出部600(図1参照)と
接続される。連通口108と排出部600とを接続する
配管には、連通手段を任意に開閉する開閉手段としての
電磁弁109が設けられている。電磁弁109は、キャ
ップ101が記録ヘッド11をキャッピングする際に開
かれ、キャップ101の空気および液体が排出部600
に逃される。これにより、キャッピングでキャップ10
1が圧縮されることによるキャップ101内の圧力上昇
を抑え、キャップ101内の空気および液体が記録ヘッ
ド11の吐出口1001へ逆流するのを防止している。
キャッピング終了後は、キャップ101を密閉状態にす
るため、電磁弁109は閉じられている。
【0040】これら給液口106とタンク部400との
接続、吸引口107とポンプ部500との接続、および
連通口108と排出部600との接続は、それぞれ上述
したようにジョイント106a、107a、108aに
よりなされているので、ホルダ102を交換する際に
は、これらジョイント106a、107a、108aよ
り切り離すことで、ホルダ102の交換が容易に行え
る。
【0041】さらに、図6に示すように、キャップ10
1の外部には、一端部(上端部)がキャップ101の記
録ヘッド11との接触部の近傍に位置し、他端部(下端
部)が受容部104に貯留された液体に浸る位置にあ
る、第2の吸収体である吸収体110が設けられてい
る。
【0042】次に、キャッピング部100の動作につい
て説明する。
【0043】記録開始時および記録時の所定往復回数毎
(通常は、50〜100往復毎)に、記録ヘッド11に
記録とは別にインクを圧送し、記録ヘッド11内の増粘
したインクを押し出す。このインクの圧送は、図7に示
すように、記録ヘッド11をキャップ101に対向さ
せ、両者が離間した状態で、インク供給装置13(図1
参照)の供給ポンプを駆動し、吐出口1001内部の増
粘インクや残留気泡を吐出口1001からキャップ10
1に排出するものである。これは、吐出口1001表面
にゴミ等が付着したり、吐出口1001内にゴミ等が浸
入していても、それらを洗い流して安定した吐出を保つ
効果もある。
【0044】インクの圧送後、吐出口面1006に形成
されたインク滴1010は、大部分はその自重で落下
し、吸収体103に吸収されるが、一部は小さなインク
滴とともに吐出口面1006に付着したままとなる。そ
こで、図6に示したように、一旦、キャップ101で記
録ヘッド11をキャッピングし、吸収体103で吐出口
面1006に付着したインクを吸収しておく。この動作
は、特に、表面張力が低く、吐出口面1006との濡れ
性が高いインクを使用した場合に必要で、使用するイン
クの物性によっては、時間短縮のため、敢えて行わなく
てもよい。なお、キャッピングする際の電磁弁109の
動作は前述したとおりである。
【0045】以上の動作後、図8に示すように、キャッ
プ101によるキャッピングが解除され、記録ヘッド1
1を矢印P1方向へ移動しブレード部200(図1参
照)上に位置させる。同時に、キャップ101において
は、上記インクの圧送により押し出されたインクを吸収
した吸収体103を洗浄するための動作が行われる。す
なわち、電磁弁402(図5参照)を開き、タンク部4
00(図1参照)からの洗浄液を給液口106よりキャ
ップ101の内部に下方から供給する。洗浄液の種類と
しては、インクの溶媒に使用される液体、純水、使用さ
れるインクと化学組成が同一で染料を含まない無色のク
リアインク等が適している。
【0046】洗浄液の供給量は、キャップ101の汚染
の程度によって変え、大別して次の2つに分けられる。
【0047】記録ヘッド11が短くて吐出口1001
の数が少なく、吐出口1001から排出されるインクが
少量である場合や、使用するインクの表面張力が高く、
キャップ101との濡れ性が低い場合には、供給する洗
浄液の量をキャップ101の内部容積と同程度にして、
キャップ101の内壁面を洗浄する。
【0048】逆に、記録ヘッド11が長尺のもので吐
出口1001の数が多く、吐出口1001から排出され
るインクが多量である場合や、使用するインクの表面張
力が低く、キャップ101との濡れ性が高い場合には、
供給する洗浄液の量をキャップ101の内部容積以上に
してキャップ101から洗浄液を溢れさせ、キャップ1
01の記録ヘッド11との接触部や外周部をも洗浄す
る。
【0049】洗浄液の消費量という観点からは、できる
だけ少量であることが望ましいので、上記のように多
量に使用することは必要に応じて行う。例えば、記録ヘ
ッド11とキャップ101は1対1で対応しているの
で、特定のインクを使用する記録ヘッド11に対して
は、洗浄液の供給量を増やす等してもよい。
【0050】洗浄液の供給後、ポンプ部500(図1参
照)により、キャップ101内の液体および吸収体10
3に吸引されている液体は吸引口107から吸引され、
最終的には排出部600に排出される。この吸引によ
り、吸収体103は適正な湿潤状態に保たれる。
【0051】この吸引によって吸引される液体は、給液
口106から供給された洗浄液と記録ヘッド13から吐
出されたインクとが混合した液体であり、この液体を吸
引することによって、インクは洗浄液とともに排出され
ることになる。すなわち、キャップ101に付着したイ
ンクおよび吸収体103に吸収されたインクの染料濃度
が低下し、結果的に、キャップ101の内壁および吸収
体103が洗浄されることになる。さらには、上記の
ように多量に洗浄液を供給した場合には、インクは洗浄
液とともにキャップ101の外部に流出し、キャップ1
01の外壁も洗浄することになる。このようにしてキャ
ップ101および吸収体103を洗浄することにより、
キャップ101や吸収体103へのインクの染料の析出
が抑えられる。また、析出物が生成しても、洗浄液を供
給することによって析出物を洗浄液中に溶解させたり、
洗い流したりすることができる。
【0052】従って、析出物のキャップ101や吸収体
103への堆積による回復機能の劣化や、析出物の、キ
ャッピングによる記録ヘッド11への付着が抑えられ、
記録ヘッド11からのインクの安定した吐出を維持する
ことができる。
【0053】一方、キャップ101の外部に設けられた
吸収体110は、図7に示したインク滴1010の落下
時に、インク滴1010がキャップ101内に落下せず
に外部に落下した場合のインクを吸収する。しかも、吸
収体110の下端部は前述したように受容部104内の
液体に浸っており、吸収体110内に発生する水頭差G
で、インクを受容部104に導いている。従って、キャ
ップ101の外部、特に記録ヘッド11との接触部近傍
でのインクの染料の析出が防止される。また、この吸収
体110は、洗浄液をキャップ101から溢れるまで供
給した場合にも、上記水頭差Gにより洗浄液をインクと
ともに受容部104へ導いており、これにより吸収体1
10が洗浄される。
【0054】(2)ブレード部200 記録中に発生したインクミストが吐出口面1006に付
着し、吐出口1001に近接すると、吐出が不安定にな
る。また、前述のインクの圧送後の吐出口面1006
は、キャップ部100の吸収体103によりインク滴が
吸収されるものの、完全には吸収しきれず、これも吐出
不安定の要因となる。ブレード部200は、吐出口面1
006を払拭(ワイピング)して清掃し、吐出口面10
06へのインクミスト等の付着による吐出の不安定を防
止するものであり、キャップ部100よりも記録領域側
に位置する。
【0055】図9は、図1に示したブレード部200の
断面構成図である。図9に示すように、支点202aを
中心にして矢印方向に回転されるホルダ202の先端に
は、ブレード201が固定されている。ブレード201
は、キャップ部100の吸収体103と同様の多孔質体
からなるものであり、ホルダ202が図9に実線で示し
た位置にあるときに、記録ヘッド11の吐出口面100
6に押圧される。すなわち、記録ヘッド11が支点20
2aの上方に位置した状態でホルダ202を回転させる
ことで、記録ヘッド11の吐出口面1006がブレード
201によりワイピングされる構成となっている。
【0056】ホルダ202の下方には、浄化槽203が
配置される。浄化槽203は、記録ヘッド11のワイピ
ング後のブレード201を洗浄するためのものであり、
内部には、タンク部400(図1参照)から適宜供給さ
れた洗浄液が貯留される。余剰の洗浄液はドレイン20
4に溢れ、排出管204aを介して排出部600(図1
参照)に排出される。このドレイン204により、浄化
槽203の液面H2は一定の高さに保たれ、ワイピング
後にホルダ202を回転させブレード201を下向きと
することで、ブレード201は一定量の洗浄液に浸り、
洗浄される。
【0057】ワイピング動作は、前述のインクの圧送後
には必ず行う。また、記録ヘッド11の1往復毎あるい
は予め設定した往復回数毎に行う。本実施例では、1つ
のブレード201に4つの記録ヘッド11を対応させ、
ワイピングを行っている。また、ブレード201はポン
プ部500(図1参照)に接続されており、浄化槽20
3の洗浄液に浸ることによって余分に吸収した洗浄液を
ポンプ部500により吸引することで、ブレード201
の適正な湿潤状態が維持され、記録ヘッド11を良好に
ワイピングする。
【0058】(3)予備吐出部300 記録画像のデューティーが低いときには、吐出口100
1によっては、ほとんど吐出が行われず、インクの水分
の蒸発によるインクの増粘を起こす場合がある。これを
防止するため、予備吐出部300において、記録開始前
に記録ヘッド11に所定の駆動パルスを与え、全ての吐
出口1001からインクの吐出を行わせている(これを
「予備吐出」と呼ぶ)。また、予備吐出により、上述の
ブレード部200によるワイピングで、他の記録ヘッド
11の吐出口1001に付着した他色のインクを吐出に
より液滴として飛ばしている。
【0059】図10は、予備吐出部300の断面構成図
である。図10に示すように、予備吐出部300は、記
録ヘッド11から吐出されたインク滴を受容するため
の、キャップ部100の吸収体103と同様の多孔質体
からなる吸収体301と、吸収体301を保持するホル
ダ302と、ホルダ302内に設けられ洗浄液を放出す
る、貯留部302a内に洗浄液を供給する洗浄液供給手
段としての洗浄ノズル303とを有する。
【0060】ホルダ302は、内部に洗浄液を一定の液
面高さH3に保持して貯留する貯留部302aを形成
し、余剰な洗浄液はドレイン304より、貯留部302
a内に貯留された液体を排出する排出手段としての排出
管304aを介して排出部600(図1参照)に排出さ
れる。吸収体301は、貯留部302a内の洗浄液中に
浸されており、予備吐出時のインク滴1010を吸収し
やすくしている。つまり、吸収体301に保持されてい
る液体が、記録ヘッド11から吐出されたインク滴10
10をトラップして記録ヘッド11への跳ね返りをなく
し、記録ヘッド11へのミストの付着を防止している。
洗浄ノズル303は、タンク部400(図1参照)に接
続されており、タンク部400から供給された洗浄液を
貯留部302a内に放出する。また、洗浄ノズル303
は、吸収体301を挟んでドレイン304と対向する位
置に配置されており、洗浄ノズル303からの洗浄液の
放出により、洗浄液の流れを一方向にして貯留部202
a内の汚染した洗浄液を押し流している。これにより吸
収体301は洗浄され、吸収体301内のインクの染料
濃度が低下するので、インクの染料の吸収体301への
析出が防止され、吸収体301のインク吸収能力が維持
される。
【0061】予備吐出は記録時と同様のインク滴101
0の吐出であるため、吸収体301は、キャップ部10
0でのインクの圧送時にキャップ101が受容するイン
ク量の1万分の1程度を吸収しているにすぎない。従っ
て、吸収体301の洗浄は、通常は、記録を行っている
間には行わず、記録の終了時に行っている。
【0062】(4)タンク部400 タンク部400は、洗浄液をキャップ部100、ブレー
ド部200、および予備吐出部300に供給するための
ものである。図2に示すように、洗浄液を貯えるタンク
401はプリンタ部1よりも上方に位置し、従って、タ
ンク401はキャップ部100、ブレード部200、お
よび予備吐出部300よりも上方に位置する。タンク4
01と上記各部とを接続する配管には電磁弁402が設
けられ、この電磁弁402を適宜開くことで、タンク4
01内に貯えられた洗浄液が自由落下により各部に適量
だけ供給される。また、タンク401に貯えられる洗浄
液は、外部装置である洗浄液製造装置(不図示)で製造
され、そこからタンク401へ洗浄液が供給される。
【0063】(5)ポンプ部500 ポンプ部500は、キャップ部100の吸収体103
(図5参照)およびブレード部200のブレード201
(図9参照)に余剰に吸収されたインクあるいは洗浄液
を吸引するためのものであり、キャップ部100および
ブレード部200よりも下方に配置されている。ポンプ
部500は、図2に示すように、ポンプ501と、それ
ぞれポンプ501に接続された吸引管50および排出管
503とで構成されている。図2には、ポンプ501、
吸引管502および排出管503は1組しか示されてい
ないが、実際にはキャップ部100用のものとブレード
部200用のものとの2組が設けられている(図11参
照)。キャップ部100用のポンプ501に接続されて
いる吸引管502は、キャップ部100の吸引口107
(図5参照)に接続される。また、ブレード部200用
のポンプ501に接続されている吸引管502は、ブレ
ード部200のブレード201(図9参照)に接続され
る。各ポンプ501は、キャップ部100およびブレー
ド部200の下方に配置されているので、この高低差に
より、各部からのインクあるいは洗浄液の吸引が容易と
なっている。そして、各ポンプ501により吸引された
インクあるいは洗浄液は、それぞれ排出管503により
排出部600に排出される。
【0064】ポンプ501の種類としては、吸収体10
3およびブレード201の湿潤を安定させるために、パ
ルスで駆動するタイプのポンプや、時間あたりの回転数
が一定の、ダイヤフラムやベローズを用いた容積式の定
量ポンプが適している。
【0065】(6)排出部600 排出部600は、キャップ部100の連通口108(図
5参照)、ブレード部200の排出管204a(図9参
照)、予備吐出部300の排出管304a(図10参
照)、およびポンプ部500の各排出管503から排出
されるインクあるいは洗浄液を画像形成装置の外部へ排
出するためのものであり、図2に示すように、受液部6
01と、ホース602とで構成される。
【0066】受液部601は傾斜して配置された樋状の
部材で、上記連通口108、各排出管204a、304
a、503から排出されるインクあるいは洗浄液を受け
る。ホース602は、受液部601の下端部に接続され
ており、受液部601で受けたインクあるいは洗浄液
が、このホース602を介して側溝603に流される。
【0067】次に、上述した画像形成装置の記録動作お
よび回復装置20の各部の関連動作について、図1、図
11および図12を参照して説明する。図11は、図1
に示した画像形成装置の回復動作を説明するための、回
復装置20の構成図であり、図12は、図1に示した画
像形成装置の記録動作および回復動作のフローチャート
である。
【0068】記録に先立って、まず、記録媒体Aを繰り
出し部3から搬送部2を経て巻き取り部4まで掛け回し
てセットし、記録媒体Aのセットが完了したら記録動作
を開始する(ステップS1)。なお、記録動作を開始す
る前には、キャリッジ10はホームポジションに位置
し、各記録ヘッド11はキャップ部100でキャッピン
グされている。
【0069】記録動作が開始されると、キャップ部10
0の支持板111が下方に移動されてキャッピングが解
除され(ステップS2)、インク供給装置13からのイ
ンク圧送が行われる(ステップS3)。これにより、記
録ヘッド11からインクが強制的に押し出され、押し出
されたインクはキャップ部100のキャップ101内に
設けられた吸収体103(図5参照)に吸収される。
【0070】インクの圧送が終了したら、キャリッジ1
0は矢印P1方向に移動され、ブレード部200のブレ
ード201による記録ヘッド11のワイピングが行われ
る(ステップS4)。このとき、タンク部400の電磁
弁402が開かれ、タンク401からキャップ部100
のキャップ101内に洗浄液が供給される。これによ
り、キャップ部100のキャップ101および各吸収体
103、110が洗浄される。洗浄液は、インク圧送に
よって記録ヘッド11から押し出されたインクとともに
ホルダ102の受容部104(図5参照)に流れ込み、
さらに受容部104から溢れて集液部材105に集めら
れ、排出管105aを通って排出部600の受液部60
1に落下する。また、吸収体103に余剰に吸収された
洗浄液は、ポンプ部500の、キャップ部100用のポ
ンプ501により吸引管502を介して吸引され、排出
管503を通って受液部601に落下する。
【0071】また、ワイピング終了後、ブレード部20
0のブレード201の洗浄、およびブレード201の洗
浄によりブレード201が余剰に吸引した洗浄液の、ポ
ンプ501による吸引が行われる。この動作は、次のワ
イピングまでに完了している。
【0072】次に、コンピュータやリーダ等のデータ転
送元から本画像形成装置の記録制御部(不図示)に、一
走査分(矢印P1方向の往動時)の画像データが転送さ
れる(ステップS5)。データが転送されると、キャリ
ッジ10はさらに矢印P1方向に移動され、予備吐出部
300の上方で予備吐出を行った(ステップS6)後、
一走査分の画像記録を行う(ステップS7)。そして、
搬送部2により記録媒体Aが記録長Lだけ間欠送りされ
る(ステップS8)。
【0073】ここで、画像記録を終了するか否かを判断
し(ステップS9)、終了するならば、キャリッジ10
をホームポジションに移動し、キャップ部100により
記録ヘッド11をキャッピングして(ステップS1
0)、記録動作を終了する(ステップS11)。
【0074】記録ヘッド11のキャッピング時には、キ
ャップ部100の連通口108(図5参照)に接続され
る配管の電磁弁109が開かれ、キャッピングにより形
成される記録ヘッド11とキャップ101との間の空間
の圧力が、両者の密着により上昇するのを防止してい
る。電磁弁109を開くことにより連通口108内に流
れ込んだ気体や液体は、排出部600の受液部601に
落下する。キャッピング動作が終了したら、電磁弁10
9は閉じられる。また、記録動作の終了と同時に、タン
ク401から予備吐出部300へ洗浄液が供給され、予
備吐出部300の吸収体301(図10参照)が洗浄さ
れる。予備吐出部300への洗浄液の供給により予備吐
出部300から溢れた液体は、排出管304aを通って
排出部600の受液部601に落下する。
【0075】一方、画像記録を継続するならば、次に矢
印P2方向の復動時の画像データが転送され(ステップ
S12)、キャリッジ10を矢印P2方向に移動させて
復動時の画像記録を行う(ステップS13)。復動時の
画像記録を行ったら、ステップS8と同様に、記録媒体
Aを間欠送りする(ステップS14)。
【0076】そして、再び画像記録を終了するか否かを
判断し(ステップS15)、終了するならば、キャリッ
ジ10をホームポジションに移動し、キャップ部100
により記録ヘッド11をキャッピングして(ステップS
10)、記録動作を終了する(ステップS11)。画像
記録を継続するならば、走査回数に応じたインク圧送が
必要か否かを判断する(ステップS16)。必要なら
ば、キャリッジ10をキャップ部100の上方へ移動さ
せてステップS3のインク圧送を行い、ステップ4以降
の動作を繰り返す。一方、不要ならば、キャリッジ10
をブレード部200の上方へ移動させてステップ4のワ
イピングを行い、ステップ5以降の動作を繰り返す。
【0077】(第2実施例)ここでは、インク圧送後の
キャリッジの動作が第1実施例と異なる例を、図13を
参照して説明する。画像形成装置の構成自体は第1実施
例と同様であるので、図13には第1実施例に示したも
のと同一の符号を付し、構成の説明については省略す
る。
【0078】インクの圧送後、記録ヘッド11の吐出口
面1006に形成されたインク滴1010が成長して
も、吐出口面1006から落下せず、吐出口面1006
に多量のインク滴1010が付着したままとなる場合が
ある。この現象は、主に、インクの物性(表面張力)、
インクと吐出口面1006との界面物性(接触角)に依
存する。この状態でキャッピングを行うと、吸収体10
3ではインクを吸収しきれない。そして、吸収しきれな
かったインクが、逆に吐出口から記録ヘッド13内に押
し戻される。
【0079】これを防止するため、インク圧送後に、キ
ャリッジ10を微小に往復動させて記録ヘッド13を振
動させる。これにより、吐出口面1006に付着したイ
ンク滴1010が揺れ、キャップ101に落下する。同
時に、ポンプ部500を駆動して吐出口面1006から
落下したインクを吸収体103で吸収し、吸収体103
に吸収されたインクをポンプ部500による吸引で外部
に排出する。その後、第1実施例と同様にのキャッピン
グを行う。このような動作により、吐出口面1006に
形成された大きなインク滴1010を除去できる。な
お、キャップ101の洗浄については、第1実施例と同
様である。
【0080】(第3実施例)ここでは、初期の記録ヘッ
ドに対してインク圧送を行う場合の例を、図14を参照
して説明する。本実施例でも、画像形成装置の構成自体
は第1実施例と同様であるので、図14には第1実施例
で示したものと同一の符号を付し、構成の説明について
は省略する。
【0081】通常、新品の記録ヘッド13には、吐出口
内の乾燥やゴミの混入を防止し、吐出口内のインクに対
するエージングを行うため、予め特定の液体1020を
封入しておく。この液体1020は、クリアインクや、
コスト低減のため使用頻度の高い色のインクを使用して
いる。このため、記録途中でインクがなくなり、新品の
記録ヘッド13に交換する場合には、装置の稼動を中断
して、新品の記録ヘッド13を、封入されている液体1
020を排出し、さらに、記録に使用するインクを充填
してから装置に装着する必要がある。
【0082】そこで、本実施例では、新品の記録ヘッド
13を、液体1020が封入されたままキャリッジ10
に装着する。そして、記録ヘッド13をホルダ102の
受容部104上に位置させ、この位置でインク圧送を行
い、本来のインクで液体1020を記録ヘッド13から
押し出して排出する。インク圧送をキャップ101の外
側である受容部104で行うのは、もしインク圧送を吸
収体103上で行うと、記録ヘッド13から押し出され
た液体1020が吸収体103に付着してしまうからで
ある。このように、ホルダ102に受容部104が形成
されているので、受容部104上でインク圧送を行い、
記録ヘッド13内に封入された液体1020を容易に排
出することができる。その結果、記録ヘッド13の交換
時の装置の稼動中断時間が少なくてすみ、効率的に記録
を行うことができる。
【0083】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおり構成され
ているので、以下に記載する効果を奏する。
【0084】本発明の画像形成装置は、キャップ部材内
に洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、キャップ部材内
の液体を吸引し、排出する吸引手段とを有するので、キ
ャップ部材の内部および吸収体を洗浄することができ、
キャップ部材の内部や吸収体への析出物の生成を抑える
ことができる。その結果、析出物の堆積による回復機能
の劣化や、キャッピングによる、析出物の記録ヘッドへ
の付着が抑えられ、記録ヘッドからのインクの安定した
吐出を維持することができる。
【0085】しかも、キャップ部材の周囲に、キャップ
部材と記録ヘッドとの接触面よりも低い位置で液体を受
容する受容部が形成されているので、洗浄液をキャップ
部材から溢れさせれば、キャップ部材の外側も洗浄する
ことができる。
【0086】さらに、キャップ部材の外部に、液体を吸
収する第2の吸収体を設けることで、記録ヘッドから強
制的に押し出されたインクがキャップ部材の外側に外れ
ても、そのインクを吸収することができる。しかも第2
の吸収体は、他端部が、受容部に受容された液体に浸さ
れているので、第2の吸収体に吸収されたインクは受容
部に導かれ、キャップ部材の外部のインクによる汚れを
抑えることができる。
【0087】一方、内部に吸収体が設けられた予備吐出
部を有するものでは、吸収体は貯留部内に設けられ、さ
らに、貯留部内に洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、
貯留部内の液体を排出する排出手段とを有するので、上
述したキャップ部材と同様に、予備吐出部内の吸収体を
洗浄し、この吸収体への析出物の生成を抑えることがで
きる。
【0088】この場合、洗浄液供給手段を貯留部の長手
方向の一端部に設けるとともに、排出手段を貯留部の他
端部に設けることで、洗浄液供給手段から排出手段への
洗浄液の流れが形成され、吸収体を効果的に洗浄するこ
とができる。
【0089】加えて、記録ヘッドの吐出面を清掃するた
めのクリーニングを備えたものでは、回転可能に支持さ
れたクリーニングブレードの下方に、洗浄液を貯留して
いる浄化槽を備えることで、クリーニングブレードの回
転によって、記録ヘッドの吐出面を清掃した後のクリー
ニングブレードを浄化槽内の洗浄液に浸し、クリーニン
グブレードを洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例の概略斜視図
である。
【図2】図1に示した画像形成装置の主要断面図であ
る。
【図3】図1に示した画像形成装置の記録ヘッドの要素
ヘッドの内部構造を示す要部斜視図である。
【図4】図1に示した画像形成装置のキャップ部の拡大
斜視図である。
【図5】図4に示したキャップ部のホルダ近傍のX方向
断面図である。
【図6】図4に示したキャップ部のホルダ近傍のY方向
断面図である。
【図7】図4に示したキャップ部の動作を説明するため
の図であり、インクの圧送時の状態を示している。
【図8】図4に示したキャップ部の動作を説明するため
の図であり、キャップの洗浄状態を示している。
【図9】図1に示した画像形成装置のブレード部の断面
構成図である。
【図10】図1に示した画像形成装置の予備吐出部の断
面構成図である。
【図11】図1に示した画像形成装置の回復動作を説明
するための、回復装置の構成図である。
【図12】図1に示した画像形成装置の記録動作および
回復動作のフローチャートである。
【図13】本発明の画像形成装置の第2実施例の、キャ
ップ部でのインク圧送後の動作を説明するための図であ
る。
【図14】本発明の画像形成装置の第3実施例の、キャ
ップ部でのインク圧送時の動作を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 プリンタ部 1a、1b 走査レール 1c チューブ 2 搬送部 3 繰り出し部 4 巻き取り部 5 乾燥部 10 キャリッジ 11 記録ヘッド 13 インク供給装置 20 回復装置 100 キャップ部 101 キャップ 102、202、302 ホルダ 102a キャップ取付部 102b、204、304 ドレイン 102c 先端 103、110、301 吸収体 104 受容部 105 集液部材 105a、204a、304a 排出管 106 給液口 107 吸引口 108 連通口 109 電磁弁 111 支持板 112 ガイドレール 113 エアシリンダ 114 側板 200 ブレード部 201 ブレード 203 浄化槽 300 予備吐出部 303 洗浄ノズル 400 タンク部 500 ポンプ部 501 ポンプ 502 吸引管 503 排出管 600 排出部 601 受液部 602 ホース 603 側溝 1001 吐出口 1002 液路 1003 共通液室 1004 エネルギー発生手段 1005 電極 1006 吐出口面 A 記録媒体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−124212(JP,A) 特開 昭58−173670(JP,A) 特開 昭62−25055(JP,A) 特開 平4−39055(JP,A) 特開 平6−8461(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/165 B41J 2/18 B41J 2/185

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出口からインクを重力方向下向きに
    出する記録ヘッドと、 前記記録ヘッドによる記録領域外に配置され、非記録時
    に前記記録ヘッドの吐出口が形成されている面を密閉す
    、上方に開口したキャップ部材と、 前記キャップ部材の内部に設けられ、必要に応じて前記
    記録ヘッドから強制的に押し出されたインクを吸収する
    吸収体と、前記キャップ部材に接続された吸引手段と、 を有する 画像形成装置において、前記キャップ部材に接続され、前記吸収体が配置された
    前記キャップ部材の内部に対して洗浄液を供給する洗浄
    液供給管と、 前記洗浄液を貯留し、前記洗浄液供給管と接続された洗
    浄液供給容器と、 前記キャップ部材の周囲に形成され、前記キャップ部材
    の前記記録ヘッドとの接触部よりも低い位置で液体を受
    容する受容部と、 前記受容部内の液体を排出する排出手段と、 有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記キャップ部材の内容積と同程度の洗
    浄液を前記キャップ部材の内部に供給して前記吸収体及
    び前記キャップ部材の内面を洗浄する、請求項1に記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記キャップ部材の内容積以上の洗浄液
    を前記キャップ部材の内部に供給し、前記キャップ部材
    から前記洗浄液を溢れさせ、前記キャップ部材の前記記
    録ヘッドとの接触部及び前記キャップ部材の外周部を洗
    浄する、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記キャップ部材の外部に、一端部が前
    記キャップ部材の前記記録ヘッドとの接触部の近傍に位
    置し、かつ、他端部が前記受容部に受容された液体に浸
    されて配置された、液体を吸収する第2の吸収体が設け
    られている、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドから記録とは別に吐出さ
    れたインクを受ける予備吐出部をさらに備え、前記予備
    吐出部は、洗浄液を貯留する貯留部と、該貯 留部の内部
    に一部が前記洗浄液に漬かって配置された吸収体と、前
    記貯留部内に洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、前記
    貯留部内に貯留された所定量以上の洗浄液を排出する排
    出手段と、を有して構成されている、請求項1に記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記予備吐出部では、前記洗浄液供給手
    段が前記貯留部の長手方向の一端部に設けられ、前記排
    出手段が前記貯留部の長手方向の他端部に設けられてい
    る、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドの吐出面を清掃するため
    のクリーニング部をさらに備え、該クリーニング部は、
    前記記録ヘッドの吐出面に接触摺動するように回転可能
    に支持されたクリーニングブレードと、該クリーニング
    ブレードの下方に配置され、前記クリーニングブレード
    が回転して下向きとなることによって前記クリーニング
    ブレードが浸される量の洗浄液を貯留している浄化槽
    と、を有して構成されている、請求項1に記載の画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】 前記記録領域外の前記キャップ部よりも
    記録領域側に配置された、前記記録ヘッドの吐出面を清
    掃するためのクリーニング部と、前記記録領域外の前記
    前記クリーニング部よりも記録領域側に配置された、前
    記記録ヘッドから記録とは別に吐出されたインクを受け
    る予備吐出部と、をさらに備えている、請求項1に記載
    画像形成装置。
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