JPH1119814A - 大口径円筒部品の加工装置 - Google Patents

大口径円筒部品の加工装置

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JPH1119814A
JPH1119814A JP9172559A JP17255997A JPH1119814A JP H1119814 A JPH1119814 A JP H1119814A JP 9172559 A JP9172559 A JP 9172559A JP 17255997 A JP17255997 A JP 17255997A JP H1119814 A JPH1119814 A JP H1119814A
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岳 小茂鳥
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Abstract

(57)【要約】 【課題】炉心シュラウドやシュラウドサポートシリンダ
のような大口径円筒部品の切断や端面加工を現地にて、
遠隔作業により、自動的に、かつ能率よく、しかも高精
度で、容易に行うことができる大口径円筒部品の加工装
置を提供する。 【解決手段】軸心を垂直にして固定設置される大口径円
筒部品の周壁を周方向に沿って連続的に切削加工するた
めの大口径円筒部品の加工装置であって、大口径円筒部
品内の下部に水平に固定設置される固定フレーム11
と、固定フレームに搭載され、大口径円筒部品の軸心と
同一軸心上で回転駆動される旋回フレーム12とを備
え、固定フレームはレベル調整が可能な複数本の脚1
3,13a,13bを有し、これらの脚によるレベル調
整で水平度を設定できる構成とされる一方、旋回フレー
ムはこれと一体に旋回動作する、切削用工具ユニット、
切削時に発生する除去用のバリ取り装置15および切削
面の平坦度測定用の平坦度測定装置16を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば沸騰水型原
子炉(BWR)の原子炉圧力容器内に設けられる炉心シ
ュラウド等の切断または端面切削加工等に適用される大
口径円筒部品の加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントが建設後、長期間に
亘って運転された場合には、安全性確保等の見地から定
期点検時のデータ等に基づいて各種部品の交換が行なわ
れ、それにより健全性を維持して継続的な運用が図られ
る。
【0003】沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内に設け
られる部品のうち、着脱可能な構成のものは比較的容易
に交換することが可能であるが、固定装置型の部品につ
いては一部を切断し、切断後に端面加工等により開先を
形成して新部品を溶接等により固定する必要がる。
【0004】この場合、原子炉圧力容器内は運転時の放
射線照射によって放射化されているため、切断、端面加
工および溶接等の作業は遠隔操作により行うことが望ま
れる。
【0005】大口径円筒部品である炉心シュラウドは、
原子炉圧力容器の炉心部に固定設置されており、高放射
化されている。この炉心シュラウドは、原子炉圧力容器
内の底部から立上る同円筒部品であるシュラウドサポー
トシリンダに下端部が溶接により接続されている。この
炉心シュラウドを交換する場合には、下端部のシュラウ
ドサポートシリンダとの接合部位を切断して、一旦撤去
する必要がある。その後、残ったシュラウドサポートシ
リンダ部位の上端面を端面加工して開先形成を行う必要
もある。しかる後に新炉心シュラウドをシュラウドサポ
ートシリンダに溶接することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】初めて原子炉を建設す
る場合には、シュラウドサポートシリンダの端面加工は
工場において汎用の大型のターニングセンタを利用して
行われる。
【0007】しかしながら、運転後のシュラウド交換は
現地(サイト)で行われ、特定の限られた空間内で、し
かも放射化された雰囲気の下で行われるため、汎用の機
械設備を使用することができない。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、炉心シュラウドやシュラウドサポートシリンダ
のような大口径円筒部品の切断や端面加工を現地にて、
遠隔作業により、自動的に、かつ能率よく、しかも高精
度で、容易に行うことができる大口径円筒部品の加工装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、軸心を垂直にして固定設置
される大口径円筒部品の周壁を周方向に沿って連続的に
切削加工するための大口径円筒部品の加工装置であっ
て、前記大口径円筒部品内の下部に水平に固定設置され
る固定フレームと、この固定フレームに搭載され、前記
大口径円筒部品の軸心と同一軸心上で回転駆動される旋
回フレームとを備え、前記固定フレームはレベル調整が
可能な複数本の脚を有し、これらの脚によるレベル調整
で水平度を設定できる構成とされる一方、前記旋回フレ
ームはこれと一体に旋回動作する、切削用工具ユニッ
ト、切削時に発生する除去用のバリ取り装置および切削
面の平坦度測定用の平坦度測定装置を有することを特徴
とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0010】また、請求項2の発明では、請求項1記載
の大口径円筒部品の加工装置において、固定フレームの
脚は、その固定フレームの中心部から垂下して基準高さ
位置を設定するための1本の基準脚と、この基準脚の周
囲に垂下して個々の伸縮により前記固定フレーム全体の
水平レベルを調整するための複数のレベル調整脚とから
なることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供
する。
【0011】また、請求項3の発明では、請求項1また
は2記載の大口径円筒部品の加工装置において、固定フ
レームは、その周縁部から放射状に突出して、先端部が
大口径円筒部品の内周面に当接することにより、その大
口径円筒部品に前記固定フレームを固定させるラジアル
ジャッキを有することを特徴とする大口径円筒部品の加
工装置を提供する。
【0012】また、請求項4の発明では、請求項1から
3までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置に
おいて、旋回フレームは固定フレームに対して前記旋回
フレームの旋回軸心を中心とするリング状のベアリング
によって支持されるとともに、そのベアリングの前記旋
回側連結用のシェルに形成したギアを介して駆動用モー
タにより回転可能とされ、かつ前記固定フレームと旋回
フレームとの間に一定以上の圧接力により前記ギアの噛
合部のバックラッシュを抑制するバックラッシュ抑制装
置を設けたことを特徴とする大口径円筒部品の加工装置
を提供する。
【0013】また、請求項5の発明では、請求項1から
4までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置に
おいて、工具ユニットは、大口径円筒部品の上端面を平
坦に切削加工する端面加工用工具を有するものであるこ
とを特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0014】また、請求項6の発明では、請求項1から
4までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置に
おいて、工具ユニットは、大口径円筒部品の周壁を上下
に切断加工する切断加工用工具を有するものであること
を特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0015】また、請求項7の発明では、請求項5記載
の端面加工用工具および請求項6記載の切断加工用工具
は、ターレット機能を有する工具台を介して旋回フレー
ムに自動的に選択使用可能に取り付けられていることを
特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0016】また、請求項8の発明では、請求項1から
7までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置に
おいて、バリ取り装置は大口径円筒部品の切削面の内周
側または外周側の角部に接し、前記大口径円筒部品の内
周側または外周側に発生する切削加工時のバリを個別
に、または同時に切除する機能を有することを特徴とす
る大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0017】また、請求項9の発明では、請求項1から
8までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置に
おいて、工具ユニットまたはバリ取り装置に付属して、
大口径円筒部品の切削屑または削り取られたバリを収容
する回収パレット、または切削水、切削屑、バリ等の飛
散を防止するカバーを設けたことを特徴とする大口径円
筒部品の加工装置を提供する。
【0018】また、請求項10の発明では、請求項9記
載の大口径円筒部品の加工装置において、回収パレット
は、切削屑およびバリを切削水から分離させるためのフ
ィルタを備えるとともに、大口径円筒部品の内周面また
は外周面に固定手段によって密接していることを特徴と
する大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0019】また、請求項11の発明では、請求項1か
ら10までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装
置において、平坦度測定装置は大口径円筒部品の切削面
の表面高さ位置を測定する測定ヘッドと、この測定ヘッ
ドを前記切削面に近接および離間させる測定ヘッド駆動
機構とを備えたことを特徴とする大口径円筒部品の加工
装置を提供する。
【0020】また、請求項12の発明では、請求項1か
ら11までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装
置に加え、旋回フレームに大口径円筒部品の内径を測定
する内径測定装置を設け、この内径測定装置は、前記大
口径円筒部品の内周面の位置を測定する測定ヘッドと、
この測定ヘッドを前記大口径円筒部品の内周面に近接お
よび離間させる測定ヘッド駆動機構とを備えたことを特
徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0021】また、請求項13の発明では、請求項1か
ら12までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装
置において、当該端面切断加工の対象となる大口径円筒
部品は原子炉の炉心シュラウドを下方から支えるシュラ
ウドサポートシリンダであることを特徴とする大口径円
筒部品の加工装置を提供する。
【0022】また、請求項14の発明では、請求項1か
ら12までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装
置において、当該切断加工の対象となる大口径円筒部品
は原子炉の炉心シュラウドであり、その切断部位は前記
炉心シュラウド下端の対シュラウドサポートシリンダ接
続部位であることを特徴とする大口径円筒部品の加工装
置を提供する。
【0023】また、請求項15の発明では、請求項13
または14記載の大口径円筒部品の加工装置において、
固定フレームの脚を着座する部位は炉底部から立上り制
御棒が引き抜かれた状態の制御棒駆動機構ハウジングで
あることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供
する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る大口径円筒部
品の加工装置の一実施形態について、図面を参照して説
明する。本実施形態は、沸騰水型原子炉の原子炉圧力容
器内に設けられる炉心シュラウドの交換に際し、その切
断加工および炉心シュラウドを支持するためのシュラウ
ドサポートシリンダの上端面の端面切削加工を行うため
の装置に適用したものである。
【0025】図1は本実施形態による大口径円筒部品の
加工装置の全体構成を示す正面図であり、図2は図1の
平面図である。なおこれらの図においては、炉心シュラ
ウド切断撤去後におけるシュラウドサポートシリンダの
上端面切削加工の状態を示している。
【0026】これらの図に示すように、原子炉圧力容器
1の底部には、大口径円筒部品であるシュラウドサポー
トシリンダ2が軸心を垂直にして固定設置されており、
本実施形態ではこのシュラウドサポートシリンダ2の周
壁の上端を周方向に沿って連続的に切削加工する。な
お、シュラウドサポートシリンダ2の下方には、多数の
制御棒駆動機構ハウジング(CRDハウジング)3が立
設してある。
【0027】本実施形態の加工装置10は概略的に、シ
ュラウドサポートシリンダ2内の下部に水平に固定設置
される固定フレーム11と、この固定フレーム11に搭
載され、シュラウドサポートシリンダ2の軸心と同一軸
心上で回転駆動される旋回フレーム12とを備えてい
る。
【0028】固定フレーム11はレベル調整が可能な複
数本の脚13を有し、これらの脚13によるレベル調整
で水平度を設定できる構成とされている。
【0029】また、旋回フレーム12は、これと一体に
旋回動作する、切削用工具ユニット14、切削時に発生
する除去用のバリ取り装置15および切削面の平坦度測
定用の平坦度測定装置16を有している。
【0030】詳述すると、図1および図2に示すよう
に、固定フレーム11は垂直筒状の中心フレーム部材1
7と、この中心フレーム部材17の上方に突出する吊上
げ用の支柱18と、この支柱18の上端に設けられた吊
り耳19とを有している。また、中心フレーム部材17
の周囲部には放射状に複数本(8本)の支持ロッド20
が連結されており、この各支持ロッド20の先端側に中
心フレーム部材17を囲む多角形状の基台21が連結さ
れている。この基台21上に沿ってベアリング22が取
り付けられ、このベアリング22上に旋回フレーム12
が旋回可能に支持されている。
【0031】また、各支持ロッド20の先端部には、そ
れぞれ先端部がシュラウドサポートシリンダ2の内周面
に当接することにより、そのシュラウドサポートシリン
ダ2に固定フレーム1を固定させるラジアルジャッキ2
3が取り付けられている。ラジアルジャッキ23は、図
1および図2に示すように、油圧シリンダ24の駆動ロ
ッドに圧接子25を設けたものである。なお、圧接子2
5は、ねじ機構によっても支持されており、ハンドル2
6を軸心回りに回転操作することにより手動でも突出位
置が調整できるようにしてある。
【0032】一方、旋回フレーム12は多数の井桁状の
上下部フレーム部材27,28とそれらの接続用フレー
ム部材29とを有する構成とされており、下部フレーム
部材28がベアリング22に支持されている。この下部
フレーム部材28の各先端に、前述した工具ユニット1
4、バリ取り装置15および平坦度測定装置16等が取
り付けられている。
【0033】なお、固定フレーム11には三次元的な水
平度を検出するための、例えば電子的手段を有する構成
の水準器30が取り付けられている。
【0034】図3〜図6は前述した固定フレーム11の
脚13の構成および作用を示している。このうち、図3
および図4は下記の基準脚13aを示し、図5および図
6は下記の調整脚13bを示している。
【0035】即ち、固定フレーム11の脚13は、その
固定フレーム11の中心部から垂下して基準高さ位置を
設定するための1本の基準脚13aと、この基準脚13
aの周囲に垂下して個々の伸縮により固定フレーム11
全体の水平レベルを調整するための複数(例えば4本)
のレベル調整脚13bとからなっている。
【0036】基準脚13aは図3および図4に示すよう
に、固定フレーム11の中心フレーム部材17の下端に
設けられた支持穴31付きのシェル32とこれに係合す
る可動部材33とからなる自在継手状の連結部材34を
有し、この連結部材34の可動部材33の下端にボルト
35等により挿脱自在なスペーサ36を介し、脚本体部
37を垂下させたものである。スペーサ36としては、
各種上下厚さのものが具備される。
【0037】脚本体部37は、垂直な筒状ケーシング3
8と、この筒状ケーシング38の下端に設けられたフラ
ンジ39と、このフランジ39に下向きに取付けられた
油圧シリンダ40と、この油圧シリンダ40のロッド先
端に形成された板状の押動子41とを有する。また、こ
の脚本体部37は、フランジ39の下方に突出するコー
ン形のガイド42と、このガイド42に取付けられた一
対の係止用フック43とを有する。
【0038】各係止用フック43は同一高さ位置に設け
られた軸44に回動自在に支持されており、一端が油圧
シリンダ40の押動子41に係合し、他端がCRDハウ
ジング3の内部上端に形成された段部45に係合する。
そして、各フック43はスプリング46によってそれぞ
れ他端がCRDハウジング3の段部45との係合が外れ
る方向(図3の矢印a方向)に付勢されており、油圧シ
リンダ40の押動子41によって一端側が押下げ力を受
けた場合に、図4に示すように、スプリング46の付勢
力に抗して開き動作し、他端側をCRDハウジング3の
段部45の下面に係合して上方への抜止め状態となるも
のである。この図4に示した状態により、固定フレーム
11の中心位置における基準高さ位置が設定されていい
る。なお、この基準高さの調整は、前述したスペーサ3
5の種類を変更することによって行え、これにより所定
の基準位置設定がなされるものである。
【0039】また、図1、図5および図6に示すよう
に、レベル調整脚13bは、中心フレーム部材17から
側方に延びた支持部材47から下方に突出した垂直な筒
状ケース48と、この筒状ケース48内で昇降できる可
動ロッド49と、この可動ロッド49を昇降駆動する駆
動機構50とを有している。
【0040】可動ロッド49は上下に長く、その外周面
にねじ部51が刻設されるとともに、下端部にはCRD
ハウジング3の挿入用のコーン形のガイド52が設けら
れている。この可動ロッド49のねじ部51に、筒状ケ
ース48内に支持されて回転できるナット53が螺合し
ている。なお、可動ロッド49は筒状ケース48の内周
部の溝48aに挿入した昇降可能なキー54によって回
り止めされている。
【0041】駆動機構50は、このナット53を回転さ
せることにより可動ロッド49をねじ部51を介して昇
降駆動するものであり、ステップモータ55と、このス
テップモータ55の軸56に連結されてベアリング57
により支持されたウォーム58とにより構成されてい
る。
【0042】ウォーム58が、ナット53の外周に形成
したギア59と噛み合い、ナット53を回転させ、ひい
ては可動ロッド49を昇降駆動させるものである。
【0043】可動ロッド49は、初め上方に配置してお
り、図5に矢印bで示したように、駆動機構50によっ
て次第に下降する。そして、ガイド52がCRDハウジ
ング3内に挿入され、そのガイド52の上端部に形成さ
れたフランジ部60がCRDハウジング3の上端に当接
する。この後、さらに可動ロッド49を下降させれば、
固定フレーム11の当該部位は相対的に上昇し、高さレ
ベルの調整が行える。なお、可動ロッド49の下端部の
フランジ部60には着座確認用のセンサ61が設けられ
ており、このセンサ61によってCRDハウジング3へ
の着座が確認された後の可動ロッド49の下降量によっ
てレベル調整量が確認できるものである。
【0044】そして、複数の調整脚13bによってレベ
ル調整を行い、水準器30によって固定フレーム11の
水平度を確認する。なお、複数の調整脚13bをレベル
調整する際に、基準脚13aとの間で応力が発生する可
能性があるが、この応力は連結部材34における支持穴
31と可動部材33との自在継手的動作によって吸収す
ることができる。
【0045】以上の操作で固定フレーム11の水平度が
出た後、各ラジアルジャッキ23の油圧シリンダ24を
駆動して、各圧接子25をシュラウドサポートシリンダ
2の内周面にそれぞれ圧接させる。これにより、固定フ
レーム11をシュラウドサポートシリンダ2に固定設置
することができる。
【0046】図7は固定フレーム11上で旋回フレーム
12を旋回させるためのベアリング22の構成を拡大し
て示している。
【0047】この図7に示すように、旋回フレーム12
は固定フレーム11に対して旋回フレーム12の旋回軸
心を中心とするリング状のベアリング22によって支持
されている。このベアリング22は、固定フレーム側シ
ェル62と旋回フレーム側シェル63との間にボール6
4を介在させた構成となっている。固定フレーム側シェ
ル62はブッシュ65を介して11に接合され、ボルト
66によって一体的に組立てられている。また旋回フレ
ーム側シェル63はブッシュ67を介して旋回フレーム
12に接合され、ボルト68によって一体的に組立てら
れている。ベアリング22の旋回フレーム側シェル63
にはギア69が形成され、このギア69が駆動用モータ
70のギア71に噛合し、これにより回転可能とされて
いる。なお、この駆動用モータ70は水圧モータであ
る。
【0048】図8は、バックラッシュ抑制装置72の構
成を示している。即ち、前記のギア69,71の噛合の
下で、工具ユニット14による切削加工を行う場合、ギ
ア69,71間で大きいバックラッシュが発生する可能
性がある。そこで、固定フレーム11と旋回フレーム1
2との間に一定以上の圧接力をかけ、ギア69,71の
噛合部のバックラッシュを抑制するバックラッシュ抑制
装置72を設けたものである。このバックラッシュ抑制
装置72は、旋回フレーム12に設けた油圧シリンダ7
3と、この油圧シリンダ73の動作ロッド74の先端に
設けた圧接子75とからなり、この圧接子75が油圧シ
リンダ73の一定加圧力で固定フレーム11に圧接する
ようにしたものである。これにより、バックラッシュが
抑制され、旋回フレーム12の旋回時および工具ユニッ
ト14による加工時に衝撃等が発生することを防止して
円滑な運転が可能となる。
【0049】なお、図2に示すように、駆動用モータ7
0の対向位置にはエンコーダ70aが設けられている。
このエンコーダ70aも旋回フレーム側シェル63のギ
ア69に噛合して回転検出を行うものである。
【0050】また、図9は抑制装置72の変形例を示し
たもので、スプリング76と、スプリング強弱調整機構
77とにより、弾性力で圧接子75を固定フレーム11
に圧接するようにしてある。このような構成でもバック
ラッシュを有効に抑制することがてきる。
【0051】図10〜図15は工具ユニット14の構成
を詳細に示したものである。
【0052】図10は本実施形態で使用するシュラウド
サポートシリンダ2の端面加工用の工具ユニット14を
示す正面図であり、図11および図12はそれぞれ図1
0の平面図および側面図である。
【0053】これらの図10〜図13に示すように、こ
の工具ユニット14は、シュラウドサポートシリンダ2
の上端面を平坦に切削加工する端面加工用工具78を有
する。
【0054】この端面加工用工具78を用いる工具ユニ
ット14は、取付台79に取付けたステップモータから
なる上下送りモータ80によってスピンドルハウジング
81を昇降できるようになっている。このスピンドルハ
ウジング81内にテーパベアリング82を介してスピン
ドル83が回転自在に設けられ、このスピンドル83は
水圧モータ84によって回転駆動される構成とされてい
る。スピンドル83の先端に前述した端面加工用工具7
8が一体回転可能に取付けてあり、水平軸回りの端面加
工用工具78の回転によって端面加工が行える。シュラ
ウドサポートシリンダ2に対する周方向の送りは旋回フ
レーム12によって行える。
【0055】なお、端面加工用工具78は切削用工具で
あり、研磨用工具に比して端面加工速度を高めることが
できる。試験結果によれば研磨用工具に比して数倍〜十
数倍程度の加工速度向上が図れることが確認されてい
る。切削量は、上下送りモータ80の駆動によりスピン
ドルハウジング81の押下げ量を変化させることで調整
できるものである。また、回転速度は水圧モータ84の
制御により行える。これらの制御は、遠隔配置の図示し
ない制御盤によって行える。
【0056】図13および図14は垂直軸心回りの回転
式工具85を用いた変形例を示している。この回転式工
具85は、固定ベース86に上下用モータ87を設け、
ブラケット88を昇降させるようにしてある。ブラケッ
ト88には縦軸の旋回モータ89が取付けられ、この旋
回モータ89の軸90に回転式工具85が連結されてい
る。このような構成のものでも、前記同様に高能率の端
面切削加工が行える。
【0057】また、図15は切断用工具91の例を示し
ている。この切断用工具91は縦軸92回りに回転する
ものであり、刃物面91aを被処理物に押圧することに
より切断することができる。なお、図示しないが92は
横方向の送り動作が可能な駆動構成とする。このような
切断用工具91を工具ユニット14に適用すれば、図示
しない炉心シュラウドの下端部(シュラウドサポートシ
リンダ2の上端との接続部)の切断に使用することがで
きる。
【0058】また、図示しないが、これらの端面切削加
工用工具78,85や切断加工用工具91は、ターレッ
ト機能を有する工具台を介して旋回フレーム12に自動
的に選択使用可能に取り付けることができる。こにより
端面加工および切断加工の両機能をもつ装置を提供する
ことができる。
【0059】図16は、バリ取り装置15の構成を拡大
して示したものである。
【0060】即ち、旋回フレーム12に設けた横向きの
油圧シリンダ93によって可動子94をシュラウドサポ
ートシリンダ2の内周面に近接および離間できるように
なっている。この可動子94の先端にガイドローラ95
が設けられている。また、可動子94には、刃物台96
を介して非回転のチップからなるカッタ97が取付けら
れており、このカッタ97は、例えばシュラウドサポー
トシリンダ2の上端面と内周面との隅角部3aに傾斜し
た配置となっている。なお、図示しないがシュラウドサ
ポートシリンダ2の外周面側の隅角部3bにも対応する
カッタを設け、両面を同時にバリ取りできるようにして
もよい。
【0061】このようなカッタ97を旋回フレーム12
の動作によって、シュラウドサポートシリンダ2の周方
向に移動させることで、工具ユニット14の加工時に発
生したバリを能率よく、確実に除去することができる。
【0062】図17は、切削屑(バリを含む)や切削水
の飛散防止ならびに回収等を行うための装置構成を示し
ている。
【0063】即ち、本実施形態では、工具ユニット14
またはバリ取り装置15に付属して切削屑または削り取
られたバリを収容する回収パレット98と、切削水、切
削屑、バリ等の飛散を防止するカバー99とがを設けら
れている。
【0064】即ち、回収パレット98はシュラウドサポ
ートシリンダ2の内外周側に配置されており、、切削屑
およびバリを切削水から分離させるためのメッシュ10
0と、バグフィルタ101とを備えている。この回収パ
レット98は、シュラウドサポートシリンダ2の内周面
および外周面に図示ない固定手段によって密接してい
る。
【0065】そして、メッシュ100によって切削屑が
回収され、さらにバグフィルタ101によって微小混合
物が回収され、切削水のみが下方に流出する。
【0066】また、カバー99は工具ユニット14の端
面加工用工具78上方を覆う配置で設けられ、切削水を
含めて切削屑等の飛散防止が図られる。なお、図示しな
いが、バリ取り装置15に対しても同様のパレット、カ
バー等を設けることが望ましい。
【0067】図18は平坦度測定装置16の構成を拡大
して示している。
【0068】この平坦度測定装置16は切削面の表面高
さ位置を測定する測定ヘッド102と、この測定ヘッド
102を切削面に近接および離間させる測定ヘッド駆動
機構103とを備えている。駆動機構103は例えば油
圧シリンダ104と、この油圧シリンダ104に連結さ
れた可動フレーム105とを有する。可動フレーム10
5は軸106を介して旋回フレーム12に回動可能とさ
れており、図18の実線および破線で示す各位置まで回
動することができる。旋回フレーム12には、可動フレ
ーム105を各位置で停止させるためのストッパ10
7,108が設けてある。
【0069】測定ヘッド102は、可動フレーム105
の先端に設けられ、一対の高さ測定用センサ109を有
し、これらの測定用センサ109はシュラウドサポート
シリンダ2の上端面に接触して周方向全体に亘る平坦度
を検出することができる。
【0070】図19は、シュラウドサポートシリンダ2
の内径の変化を測定する内径測定装置110を示す正面
図であり、図20はその平面図である。
【0071】シュラウドサポートシリンダ2は原子炉運
転時の高熱等によって変形する可能性がある。この変形
によってシュラウドサポートシリンダ2の径が変化した
状態では平坦度測定等に影響を与える可能性がある。
【0072】そこで、本実施形態では、測定ヘッド11
1と、この測定ヘッド111を駆動する測定ヘッド駆動
機構112とを有する内径測定装置110を設けてい
る。
【0073】測定ヘッド111はダイヤルゲージ113
を有し、このダイヤルゲージ113はゲージスタンド1
14を横移動させる油圧シリンダ115およびストッパ
116を有する構成となっている。このヘッド駆動機構
112が取付台117を介して旋回フレーム12に取付
けられている。
【0074】次に作用を説明する。
【0075】まず、吊り耳19を利用して装置全体を原
子炉圧力容器1内に吊り込む。次に、固定フレーム11
の基準脚3aと、ステップモータ55により水平レベル
を調整する4本のレベル調整脚3bと、レベルを確認す
る電子式の水準器30とを用いて水平度を出し、その後
シュラウドサポートシリンダ2の内面に8本のラジアル
ジャッキ23で固定する。
【0076】この状態で旋回フレーム11上の工具ユニ
ット14の端面加工用工具78を回転させながら、旋回
フレーム12をベアリング22上で旋回させることによ
り、シュラウドサポートシリンダ2の内外に設置された
切粉回収パレット98に切削水とともに落とし込み、メ
ッシュ100およびバグフィルタ101を介して切削屑
と切削水とを分離させる。
【0077】加工により発生したバリは、旋回フレーム
12に取付けられたバリ取り装置15を加工部の隅角部
に押し当てながら旋回フレーム12を旋回させ、バリを
除去していく。
【0078】加工後の平坦度検査は、旋回フレーム12
に取付けられた平坦度測定装置16の測定ヘッド102
を加工面に近接させることにより、同時に2個所の高さ
を測定し、旋回フレーム12を旋回することで行う。
【0079】以上の本実施形態によれば、装置の据付け
が遠隔操作により容易に、かつ水平度を確保して行え
る。また、旋回フレーム12の旋回動作により、切削加
工、バリ取り加工等が高精度で行える。特にシュラウド
サポートシリンダ2の端面加工が良好に行えるととも
に、切断工具等の並設により炉心シュラウドの切断等に
も選択利用することができる。
【0080】切断後は、平坦度を測定して一層の加工精
度を確保することができる。内径測定も行えば、さらに
高精度化が図れる。
【0081】また、切削屑等の回収も確実に行え、放射
化された物体の飛散防止が有効的に図れる。
【0082】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、炉心シ
ュラウドやシュラウドサポートシリンダのような大口径
円筒部品の切断や端面加工を現地にて、遠隔作業によ
り、自動的に、かつ能率よく、しかも高精度で、容易に
行うことができる大口径円筒部品の加工装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る大口径円筒部品の加工装置の一実
施形態を示すもので、全体構成を示す正面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】前記実施形態における基準脚の構成を示す拡大
図。
【図4】図3に示した基準脚の作用説明図。
【図5】前記実施形態におけるレベル調整脚の構成を示
す拡大図。
【図6】図5の部分側面図。
【図7】前記実施形態におけるベアリングの構成を示す
断面図。
【図8】前記実施形態におけるバックラッシュ抑制装置
の構成を示す断面図。
【図9】図8に示したバックラッシュ抑制装置の変形例
を示す図。
【図10】前記実施形態における工具ユニットの構成を
示す正面図。
【図11】図10の横断面図。
【図12】図10の側面図。
【図13】図10に示した工具ユニットの変形例を示す
図。
【図14】図10に示した工具ユニットで使用する工具
を示す図。
【図15】切断用工具の例を示す図。
【図16】前記実施形態におけるバリ取り装置の構成を
示す拡大図。
【図17】前記実施形態における回収パレット等の構成
を示す拡大図。
【図18】前記実施形態における平坦度測定装置の構成
を示す拡大図。
【図19】前記実施形態における内径測定装置の構成を
示す拡大図。
【図20】図19の平面図。
【符号の説明】
1 原子炉圧力容器 2 シュラウドサポートシリンダ 3 制御棒駆動機構ハウジング(CRDハウジング) 3a 隅角部 10 加工装置 11 固定フレーム 12 旋回フレーム 13 脚 13a 基準脚 13b 調整脚 14 切削用工具ユニット 15 バリ取り装置 16 平坦度測定装置 17 中心フレーム部材 18 支柱 19 吊り耳 20 支持ロッド 21 基台 22 ベアリング 23 ラジアルジャッキ 24 油圧シリンダ 25 圧接子 26 ハンドル 27 上部フレーム部材 28 下部フレーム部材 29 接続用フレーム部材 30 水準器 31 支持穴 32 シェル 33 可動部材 34 連結部材 35 ボルト 36 スペーサ 37 脚本体部 38 筒状ケーシング 39 フランジ 40 油圧シリンダ 41 押動子 42 ガイド 43 係止用フック 44 軸 45 段部 46 スプリング 47 支持部材 48 筒状ケース 48a 溝 49 可動ロッド 50 駆動機構 51 ねじ部 52 ガイド 53 ナット 54 キー 55 ステップモータ 56 軸 57 ベアリング 58 ウォーム 59 ギア 60 フランジ部 61 センサ 62 固定フレーム側シェル 63 旋回フレーム側シェル 64 ボール 65 ブッシュ 66 ボルト 67 ブッシュ 68 ボルト 69 ギア 70 駆動用モータ 70a エンコーダ 71 ギア 72 バックラッシュ抑制装置 73 油圧シリンダ 74 動作ロッド 75 圧接子 76 スプリング 77 スプリング強弱調整機構 78 端面加工用工具 79 取付台 80 上下送りモータ 81 スピンドルハウジング 82 テーパベアリング 83 スピンドル 84 水圧モータ 85 回転式工具 86 固定ベース 87 上下用モータ 88 ブラケット 89 旋回モータ 90 軸 91 切断用工具 91a 刃物面 92 縦軸 93 油圧シリンダ 94 可動子 95 ガイドローラ 96 刃物台 97 カッタ 98 回収パレット 99 カバー 100 メッシュ 101 バグフィルタ 102 測定ヘッド 103 駆動機構 104 油圧シリンダ 105 可動フレーム 106 軸 107,108 ストッパ 109 測定用センサ 110 内径測定装置 111 測定ヘッド 112 ヘッド駆動機構 113 ダイヤルゲージ 114 ゲージスタンド 115 油圧シリンダ 116 ストッパ 117 取付台

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心を垂直にして固定設置される大口径
    円筒部品の周壁を周方向に沿って連続的に切削加工する
    ための大口径円筒部品の加工装置であって、前記大口径
    円筒部品内の下部に水平に固定設置される固定フレーム
    と、この固定フレームに搭載され、前記大口径円筒部品
    の軸心と同一軸心上で回転駆動される旋回フレームとを
    備え、前記固定フレームはレベル調整が可能な複数本の
    脚を有し、これらの脚によるレベル調整で水平度を設定
    できる構成とされる一方、前記旋回フレームはこれと一
    体に旋回動作する、切削用工具ユニット、切削時に発生
    する除去用のバリ取り装置および切削面の平坦度測定用
    の平坦度測定装置を有することを特徴とする大口径円筒
    部品の加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の大口径円筒部品の加工装
    置において、固定フレームの脚は、その固定フレームの
    中心部から垂下して基準高さ位置を設定するための1本
    の基準脚と、この基準脚の周囲に垂下して個々の伸縮に
    より前記固定フレーム全体の水平レベルを調整するため
    の複数のレベル調整脚とからなることを特徴とする大口
    径円筒部品の加工装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の大口径円筒部品
    の加工装置において、固定フレームは、その周縁部から
    放射状に突出して、先端部が大口径円筒部品の内周面に
    当接することにより、その大口径円筒部品に前記固定フ
    レームを固定させるラジアルジャッキを有することを特
    徴とする大口径円筒部品の加工装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかに記載の
    大口径円筒部品の加工装置において、旋回フレームは固
    定フレームに対して前記旋回フレームの旋回軸心を中心
    とするリング状のベアリングによって支持されるととも
    に、そのベアリングの前記旋回側連結用のシェルに形成
    したギアを介して駆動用モータにより回転可能とされ、
    かつ前記固定フレームと旋回フレームとの間に一定以上
    の圧接力により前記ギアの噛合部のバックラッシュを抑
    制するバックラッシュ抑制装置を設けたことを特徴とす
    る大口径円筒部品の加工装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかに記載の
    大口径円筒部品の加工装置において、工具ユニットは、
    大口径円筒部品の上端面を平坦に切削加工する端面加工
    用工具を有するものであることを特徴とする大口径円筒
    部品の加工装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から4までのいずれかに記載の
    大口径円筒部品の加工装置において、工具ユニットは、
    大口径円筒部品の周壁を上下に切断加工する切断加工用
    工具を有するものであることを特徴とする大口径円筒部
    品の加工装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の端面加工用工具および請
    求項6記載の切断加工用工具は、ターレット機能を有す
    る工具台を介して旋回フレームに自動的に選択使用可能
    に取り付けられていることを特徴とする大口径円筒部品
    の加工装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7までのいずれかに記載の
    大口径円筒部品の加工装置において、バリ取り装置は大
    口径円筒部品の切削面の内周側または外周側の角部に接
    し、前記大口径円筒部品の内周側または外周側に発生す
    る切削加工時のバリを個別に、または同時に切除する機
    能を有することを特徴とする大口径円筒部品の加工装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1から8までのいずれかに記載の
    大口径円筒部品の加工装置において、工具ユニットまた
    はバリ取り装置に付属して、大口径円筒部品の切削屑ま
    たは削り取られたバリを収容する回収パレット、または
    切削水、切削屑、バリ等の飛散を防止するカバーを設け
    たことを特徴とする大口径円筒部品の加工装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の大口径円筒部品の加工
    装置において、回収パレットは、切削屑およびバリを切
    削水から分離させるためのフィルタを備えるとともに、
    大口径円筒部品の内周面または外周面に固定手段によっ
    て密接していることを特徴とする大口径円筒部品の加工
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から10までのいずれかに記
    載の大口径円筒部品の加工装置において、平坦度測定装
    置は大口径円筒部品の切削面の表面高さ位置を測定する
    測定ヘッドと、この測定ヘッドを前記切削面に近接およ
    び離間させる測定ヘッド駆動機構とを備えたことを特徴
    とする大口径円筒部品の加工装置。
  12. 【請求項12】 請求項1から11までのいずれかに記
    載の大口径円筒部品の加工装置に加え、旋回フレームに
    大口径円筒部品の内径を測定する内径測定装置を設け、
    この内径測定装置は、前記大口径円筒部品の内周面の位
    置を測定する測定ヘッドと、この測定ヘッドを前記大口
    径円筒部品の内周面に近接および離間させる測定ヘッド
    駆動機構とを備えたことを特徴とする大口径円筒部品の
    加工装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から12までのいずれかに記
    載の大口径円筒部品の加工装置において、当該端面切断
    加工の対象となる大口径円筒部品は原子炉の炉心シュラ
    ウドを下方から支えるシュラウドサポートシリンダであ
    ることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置。
  14. 【請求項14】 請求項1から12までのいずれかに記
    載の大口径円筒部品の加工装置において、当該切断加工
    の対象となる大口径円筒部品は原子炉の炉心シュラウド
    であり、その切断部位は前記炉心シュラウド下端の対シ
    ュラウドサポートシリンダ接続部位であることを特徴と
    する大口径円筒部品の加工装置。
  15. 【請求項15】 請求項13または14記載の大口径円
    筒部品の加工装置において、固定フレームの脚を着座す
    る部位は炉底部から立上り制御棒が引き抜かれた状態の
    制御棒駆動機構ハウジングであることを特徴とする大口
    径円筒部品の加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000356697A (ja) * 1999-06-11 2000-12-26 Toshiba Corp 炉心シュラウド内径自動測定装置
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KR101522169B1 (ko) * 2013-09-03 2015-05-22 두산중공업 주식회사 원자로 용기의 코어 서포트 패드 가공방법 및 그 가공장치
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CN112577394A (zh) * 2020-11-23 2021-03-30 无锡特恒科技有限公司 一种带有剔除功能的密封圈尺寸复核装置

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