JP3679899B2 - 大口径円筒部品の加工装置 - Google Patents

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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば沸騰水型原子炉(BWR)の原子炉圧力容器内に設けられる炉心シュラウド等の切断または端面切削加工等に適用される大口径円筒部品の加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
原子力発電プラントが建設後、長期間に亘って運転された場合には、安全性確保等の見地から定期点検時のデータ等に基づいて各種部品の交換が行なわれ、それにより健全性を維持して継続的な運用が図られる。
【0003】
沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内に設けられる部品のうち、着脱可能な構成のものは比較的容易に交換することが可能であるが、固定装置型の部品については一部を切断し、切断後に端面加工等により開先を形成して新部品を溶接等により固定する必要がる。
【0004】
この場合、原子炉圧力容器内は運転時の放射線照射によって放射化されているため、切断、端面加工および溶接等の作業は遠隔操作により行うことが望まれる。
【0005】
大口径円筒部品である炉心シュラウドは、原子炉圧力容器の炉心部に固定設置されており、高放射化されている。この炉心シュラウドは、原子炉圧力容器内の底部から立上る同円筒部品であるシュラウドサポートシリンダに下端部が溶接により接続されている。この炉心シュラウドを交換する場合には、下端部のシュラウドサポートシリンダとの接合部位を切断して、一旦撤去する必要がある。その後、残ったシュラウドサポートシリンダ部位の上端面を端面加工して開先形成を行う必要もある。しかる後に新炉心シュラウドをシュラウドサポートシリンダに溶接することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
初めて原子炉を建設する場合には、シュラウドサポートシリンダの端面加工は工場において汎用の大型のターニングセンタを利用して行われる。
【0007】
しかしながら、運転後のシュラウド交換は現地(サイト)で行われ、特定の限られた空間内で、しかも放射化された雰囲気の下で行われるため、汎用の機械設備を使用することができない。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、炉心シュラウドやシュラウドサポートシリンダのような大口径円筒部品の切断や端面加工を現地にて、遠隔作業により、自動的に、かつ能率よく、しかも高精度で、容易に行うことができる大口径円筒部品の加工装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、請求項1の発明では、軸心を垂直にして固定設置される大口径円筒部品の周壁を周方向に沿って連続的に切削加工するための大口径円筒部品の加工装置であって、前記大口径円筒部品内の下部に水平に固定設置される固定フレームと、この固定フレームに搭載され、前記大口径円筒部品の軸心と同一軸心上で回転駆動される旋回フレームとを備え、前記固定フレームはレベル調整が可能な複数本の脚を有し、これらの脚によるレベル調整で水平度を設定できる構成とされる一方、前記旋回フレームはこれと一体に旋回動作する、切削用工具ユニット、切削時に発生する除去用のバリ取り装置および切削面の平坦度測定用の平坦度測定装置を有することを特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0010】
また、請求項2の発明では、請求項1記載の大口径円筒部品の加工装置において、固定フレームの脚は、その固定フレームの中心部から垂下して基準高さ位置を設定するための1本の基準脚と、この基準脚の周囲に垂下して個々の伸縮により前記固定フレーム全体の水平レベルを調整するための複数のレベル調整脚とからなることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0011】
また、請求項3の発明では、請求項1または2記載の大口径円筒部品の加工装置において、固定フレームは、その周縁部から放射状に突出して、先端部が大口径円筒部品の内周面に当接することにより、その大口径円筒部品に前記固定フレームを固定させるラジアルジャッキを有することを特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0012】
また、請求項4の発明では、請求項1から3までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置において、旋回フレームは固定フレームに対して前記旋回フレームの旋回軸心を中心とするリング状のベアリングによって支持されるとともに、そのベアリングの前記旋回側連結用のシェルに形成したギアを介して駆動用モータにより回転可能とされ、かつ前記固定フレームと旋回フレームとの間に一定以上の圧接力により前記ギアの噛合部のバックラッシュを抑制するバックラッシュ抑制装置を設けたことを特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0013】
また、請求項5の発明では、請求項1から4までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置において、工具ユニットは、大口径円筒部品の上端面を平坦に切削加工する端面加工用工具を有するものであることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0014】
また、請求項6の発明では、請求項1から4までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置において、工具ユニットは、大口径円筒部品の周壁を上下に切断加工する切断加工用工具を有するものであることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0015】
また、請求項7の発明では、請求項5記載の端面加工用工具および請求項6記載の切断加工用工具は、ターレット機能を有する工具台を介して旋回フレームに自動的に選択使用可能に取り付けられていることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0016】
また、請求項8の発明では、請求項1から7までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置において、バリ取り装置は大口径円筒部品の切削面の内周側または外周側の角部に接し、前記大口径円筒部品の内周側または外周側に発生する切削加工時のバリを個別に、または同時に切除する機能を有することを特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0017】
また、請求項9の発明では、請求項1から8までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置において、工具ユニットまたはバリ取り装置に付属して、大口径円筒部品の切削屑または削り取られたバリを収容する回収パレット、または切削水、切削屑、バリ等の飛散を防止するカバーを設けたことを特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0018】
また、請求項10の発明では、請求項9記載の大口径円筒部品の加工装置において、回収パレットは、切削屑およびバリを切削水から分離させるためのフィルタを備えるとともに、大口径円筒部品の内周面または外周面に固定手段によって密接していることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0019】
また、請求項11の発明では、請求項1から10までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置において、平坦度測定装置は大口径円筒部品の切削面の表面高さ位置を測定する測定ヘッドと、この測定ヘッドを前記切削面に近接および離間させる測定ヘッド駆動機構とを備えたことを特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0020】
また、請求項12の発明では、請求項1から11までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置に加え、旋回フレームに大口径円筒部品の内径を測定する内径測定装置を設け、この内径測定装置は、前記大口径円筒部品の内周面の位置を測定する測定ヘッドと、この測定ヘッドを前記大口径円筒部品の内周面に近接および離間させる測定ヘッド駆動機構とを備えたことを特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0021】
また、請求項13の発明では、請求項1から12までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置において、当該端面切断加工の対象となる大口径円筒部品は原子炉の炉心シュラウドを下方から支えるシュラウドサポートシリンダであることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0022】
また、請求項14の発明では、請求項1から12までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置において、当該切断加工の対象となる大口径円筒部品は原子炉の炉心シュラウドであり、その切断部位は前記炉心シュラウド下端の対シュラウドサポートシリンダ接続部位であることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0023】
また、請求項15の発明では、請求項13または14記載の大口径円筒部品の加工装置において、固定フレームの脚を着座する部位は炉底部から立上り制御棒が引き抜かれた状態の制御棒駆動機構ハウジングであることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置を提供する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る大口径円筒部品の加工装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態は、沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内に設けられる炉心シュラウドの交換に際し、その切断加工および炉心シュラウドを支持するためのシュラウドサポートシリンダの上端面の端面切削加工を行うための装置に適用したものである。
【0025】
図1は本実施形態による大口径円筒部品の加工装置の全体構成を示す正面図であり、図2は図1の平面図である。なおこれらの図においては、炉心シュラウド切断撤去後におけるシュラウドサポートシリンダの上端面切削加工の状態を示している。
【0026】
これらの図に示すように、原子炉圧力容器1の底部には、大口径円筒部品であるシュラウドサポートシリンダ2が軸心を垂直にして固定設置されており、本実施形態ではこのシュラウドサポートシリンダ2の周壁の上端を周方向に沿って連続的に切削加工する。なお、シュラウドサポートシリンダ2の下方には、多数の制御棒駆動機構ハウジング(CRDハウジング)3が立設してある。
【0027】
本実施形態の加工装置10は概略的に、シュラウドサポートシリンダ2内の下部に水平に固定設置される固定フレーム11と、この固定フレーム11に搭載され、シュラウドサポートシリンダ2の軸心と同一軸心上で回転駆動される旋回フレーム12とを備えている。
【0028】
固定フレーム11はレベル調整が可能な複数本の脚13を有し、これらの脚13によるレベル調整で水平度を設定できる構成とされている。
【0029】
また、旋回フレーム12は、これと一体に旋回動作する、切削用工具ユニット14、切削時に発生する除去用のバリ取り装置15および切削面の平坦度測定用の平坦度測定装置16を有している。
【0030】
詳述すると、図1および図2に示すように、固定フレーム11は垂直筒状の中心フレーム部材17と、この中心フレーム部材17の上方に突出する吊上げ用の支柱18と、この支柱18の上端に設けられた吊り耳19とを有している。また、中心フレーム部材17の周囲部には放射状に複数本(8本)の支持ロッド20が連結されており、この各支持ロッド20の先端側に中心フレーム部材17を囲む多角形状の基台21が連結されている。この基台21上に沿ってベアリング22が取り付けられ、このベアリング22上に旋回フレーム12が旋回可能に支持されている。
【0031】
また、各支持ロッド20の先端部には、それぞれ先端部がシュラウドサポートシリンダ2の内周面に当接することにより、そのシュラウドサポートシリンダ2に固定フレーム1を固定させるラジアルジャッキ23が取り付けられている。ラジアルジャッキ23は、図1および図2に示すように、油圧シリンダ24の駆動ロッドに圧接子25を設けたものである。なお、圧接子25は、ねじ機構によっても支持されており、ハンドル26を軸心回りに回転操作することにより手動でも突出位置が調整できるようにしてある。
【0032】
一方、旋回フレーム12は多数の井桁状の上下部フレーム部材27,28とそれらの接続用フレーム部材29とを有する構成とされており、下部フレーム部材28がベアリング22に支持されている。この下部フレーム部材28の各先端に、前述した工具ユニット14、バリ取り装置15および平坦度測定装置16等が取り付けられている。
【0033】
なお、固定フレーム11には三次元的な水平度を検出するための、例えば電子的手段を有する構成の水準器30が取り付けられている。
【0034】
図3〜図6は前述した固定フレーム11の脚13の構成および作用を示している。このうち、図3および図4は下記の基準脚13aを示し、図5および図6は下記の調整脚13bを示している。
【0035】
即ち、固定フレーム11の脚13は、その固定フレーム11の中心部から垂下して基準高さ位置を設定するための1本の基準脚13aと、この基準脚13aの周囲に垂下して個々の伸縮により固定フレーム11全体の水平レベルを調整するための複数(例えば4本)のレベル調整脚13bとからなっている。
【0036】
基準脚13aは図3および図4に示すように、固定フレーム11の中心フレーム部材17の下端に設けられた支持穴31付きのシェル32とこれに係合する可動部材33とからなる自在継手状の連結部材34を有し、この連結部材34の可動部材33の下端にボルト35等により挿脱自在なスペーサ36を介し、脚本体部37を垂下させたものである。スペーサ36としては、各種上下厚さのものが具備される。
【0037】
脚本体部37は、垂直な筒状ケーシング38と、この筒状ケーシング38の下端に設けられたフランジ39と、このフランジ39に下向きに取付けられた油圧シリンダ40と、この油圧シリンダ40のロッド先端に形成された板状の押動子41とを有する。また、この脚本体部37は、フランジ39の下方に突出するコーン形のガイド42と、このガイド42に取付けられた一対の係止用フック43とを有する。
【0038】
各係止用フック43は同一高さ位置に設けられた軸44に回動自在に支持されており、一端が油圧シリンダ40の押動子41に係合し、他端がCRDハウジング3の内部上端に形成された段部45に係合する。そして、各フック43はスプリング46によってそれぞれ他端がCRDハウジング3の段部45との係合が外れる方向(図3の矢印a方向)に付勢されており、油圧シリンダ40の押動子41によって一端側が押下げ力を受けた場合に、図4に示すように、スプリング46の付勢力に抗して開き動作し、他端側をCRDハウジング3の段部45の下面に係合して上方への抜止め状態となるものである。この図4に示した状態により、固定フレーム11の中心位置における基準高さ位置が設定されていいる。なお、この基準高さの調整は、前述したスペーサ35の種類を変更することによって行え、これにより所定の基準位置設定がなされるものである。
【0039】
また、図1、図5および図6に示すように、レベル調整脚13bは、中心フレーム部材17から側方に延びた支持部材47から下方に突出した垂直な筒状ケース48と、この筒状ケース48内で昇降できる可動ロッド49と、この可動ロッド49を昇降駆動する駆動機構50とを有している。
【0040】
可動ロッド49は上下に長く、その外周面にねじ部51が刻設されるとともに、下端部にはCRDハウジング3の挿入用のコーン形のガイド52が設けられている。この可動ロッド49のねじ部51に、筒状ケース48内に支持されて回転できるナット53が螺合している。なお、可動ロッド49は筒状ケース48の内周部の溝48aに挿入した昇降可能なキー54によって回り止めされている。
【0041】
駆動機構50は、このナット53を回転させることにより可動ロッド49をねじ部51を介して昇降駆動するものであり、ステップモータ55と、このステップモータ55の軸56に連結されてベアリング57により支持されたウォーム58とにより構成されている。
【0042】
ウォーム58が、ナット53の外周に形成したギア59と噛み合い、ナット53を回転させ、ひいては可動ロッド49を昇降駆動させるものである。
【0043】
可動ロッド49は、初め上方に配置しており、図5に矢印bで示したように、駆動機構50によって次第に下降する。そして、ガイド52がCRDハウジング3内に挿入され、そのガイド52の上端部に形成されたフランジ部60がCRDハウジング3の上端に当接する。この後、さらに可動ロッド49を下降させれば、固定フレーム11の当該部位は相対的に上昇し、高さレベルの調整が行える。なお、可動ロッド49の下端部のフランジ部60には着座確認用のセンサ61が設けられており、このセンサ61によってCRDハウジング3への着座が確認された後の可動ロッド49の下降量によってレベル調整量が確認できるものである。
【0044】
そして、複数の調整脚13bによってレベル調整を行い、水準器30によって固定フレーム11の水平度を確認する。なお、複数の調整脚13bをレベル調整する際に、基準脚13aとの間で応力が発生する可能性があるが、この応力は連結部材34における支持穴31と可動部材33との自在継手的動作によって吸収することができる。
【0045】
以上の操作で固定フレーム11の水平度が出た後、各ラジアルジャッキ23の油圧シリンダ24を駆動して、各圧接子25をシュラウドサポートシリンダ2の内周面にそれぞれ圧接させる。これにより、固定フレーム11をシュラウドサポートシリンダ2に固定設置することができる。
【0046】
図7は固定フレーム11上で旋回フレーム12を旋回させるためのベアリング22の構成を拡大して示している。
【0047】
この図7に示すように、旋回フレーム12は固定フレーム11に対して旋回フレーム12の旋回軸心を中心とするリング状のベアリング22によって支持されている。このベアリング22は、固定フレーム側シェル62と旋回フレーム側シェル63との間にボール64を介在させた構成となっている。固定フレーム側シェル62はブッシュ65を介して11に接合され、ボルト66によって一体的に組立てられている。また旋回フレーム側シェル63はブッシュ67を介して旋回フレーム12に接合され、ボルト68によって一体的に組立てられている。ベアリング22の旋回フレーム側シェル63にはギア69が形成され、このギア69が駆動用モータ70のギア71に噛合し、これにより回転可能とされている。なお、この駆動用モータ70は水圧モータである。
【0048】
図8は、バックラッシュ抑制装置72の構成を示している。即ち、前記のギア69,71の噛合の下で、工具ユニット14による切削加工を行う場合、ギア69,71間で大きいバックラッシュが発生する可能性がある。そこで、固定フレーム11と旋回フレーム12との間に一定以上の圧接力をかけ、ギア69,71の噛合部のバックラッシュを抑制するバックラッシュ抑制装置72を設けたものである。このバックラッシュ抑制装置72は、旋回フレーム12に設けた油圧シリンダ73と、この油圧シリンダ73の動作ロッド74の先端に設けた圧接子75とからなり、この圧接子75が油圧シリンダ73の一定加圧力で固定フレーム11に圧接するようにしたものである。これにより、バックラッシュが抑制され、旋回フレーム12の旋回時および工具ユニット14による加工時に衝撃等が発生することを防止して円滑な運転が可能となる。
【0049】
なお、図2に示すように、駆動用モータ70の対向位置にはエンコーダ70aが設けられている。このエンコーダ70aも旋回フレーム側シェル63のギア69に噛合して回転検出を行うものである。
【0050】
また、図9は抑制装置72の変形例を示したもので、スプリング76と、スプリング強弱調整機構77とにより、弾性力で圧接子75を固定フレーム11に圧接するようにしてある。このような構成でもバックラッシュを有効に抑制することがてきる。
【0051】
図10〜図15は工具ユニット14の構成を詳細に示したものである。
【0052】
図10は本実施形態で使用するシュラウドサポートシリンダ2の端面加工用の工具ユニット14を示す正面図であり、図11および図12はそれぞれ図10の平面図および側面図である。
【0053】
これらの図10〜図13に示すように、この工具ユニット14は、シュラウドサポートシリンダ2の上端面を平坦に切削加工する端面加工用工具78を有する。
【0054】
この端面加工用工具78を用いる工具ユニット14は、取付台79に取付けたステップモータからなる上下送りモータ80によってスピンドルハウジング81を昇降できるようになっている。このスピンドルハウジング81内にテーパベアリング82を介してスピンドル83が回転自在に設けられ、このスピンドル83は水圧モータ84によって回転駆動される構成とされている。スピンドル83の先端に前述した端面加工用工具78が一体回転可能に取付けてあり、水平軸回りの端面加工用工具78の回転によって端面加工が行える。シュラウドサポートシリンダ2に対する周方向の送りは旋回フレーム12によって行える。
【0055】
なお、端面加工用工具78は切削用工具であり、研磨用工具に比して端面加工速度を高めることができる。試験結果によれば研磨用工具に比して数倍〜十数倍程度の加工速度向上が図れることが確認されている。切削量は、上下送りモータ80の駆動によりスピンドルハウジング81の押下げ量を変化させることで調整できるものである。また、回転速度は水圧モータ84の制御により行える。これらの制御は、遠隔配置の図示しない制御盤によって行える。
【0056】
図13および図14は垂直軸心回りの回転式工具85を用いた変形例を示している。この回転式工具85は、固定ベース86に上下用モータ87を設け、ブラケット88を昇降させるようにしてある。ブラケット88には縦軸の旋回モータ89が取付けられ、この旋回モータ89の軸90に回転式工具85が連結されている。このような構成のものでも、前記同様に高能率の端面切削加工が行える。
【0057】
また、図15は切断用工具91の例を示している。この切断用工具91は縦軸92回りに回転するものであり、刃物面91aを被処理物に押圧することにより切断することができる。なお、図示しないが92は横方向の送り動作が可能な駆動構成とする。このような切断用工具91を工具ユニット14に適用すれば、図示しない炉心シュラウドの下端部(シュラウドサポートシリンダ2の上端との接続部)の切断に使用することができる。
【0058】
また、図示しないが、これらの端面切削加工用工具78,85や切断加工用工具91は、ターレット機能を有する工具台を介して旋回フレーム12に自動的に選択使用可能に取り付けることができる。こにより端面加工および切断加工の両機能をもつ装置を提供することができる。
【0059】
図16は、バリ取り装置15の構成を拡大して示したものである。
【0060】
即ち、旋回フレーム12に設けた横向きの油圧シリンダ93によって可動子94をシュラウドサポートシリンダ2の内周面に近接および離間できるようになっている。この可動子94の先端にガイドローラ95が設けられている。また、可動子94には、刃物台96を介して非回転のチップからなるカッタ97が取付けられており、このカッタ97は、例えばシュラウドサポートシリンダ2の上端面と内周面との隅角部3aに傾斜した配置となっている。なお、図示しないがシュラウドサポートシリンダ2の外周面側の隅角部3bにも対応するカッタを設け、両面を同時にバリ取りできるようにしてもよい。
【0061】
このようなカッタ97を旋回フレーム12の動作によって、シュラウドサポートシリンダ2の周方向に移動させることで、工具ユニット14の加工時に発生したバリを能率よく、確実に除去することができる。
【0062】
図17は、切削屑(バリを含む)や切削水の飛散防止ならびに回収等を行うための装置構成を示している。
【0063】
即ち、本実施形態では、工具ユニット14またはバリ取り装置15に付属して切削屑または削り取られたバリを収容する回収パレット98と、切削水、切削屑、バリ等の飛散を防止するカバー99とがを設けられている。
【0064】
即ち、回収パレット98はシュラウドサポートシリンダ2の内外周側に配置されており、、切削屑およびバリを切削水から分離させるためのメッシュ100と、バグフィルタ101とを備えている。この回収パレット98は、シュラウドサポートシリンダ2の内周面および外周面に図示ない固定手段によって密接している。
【0065】
そして、メッシュ100によって切削屑が回収され、さらにバグフィルタ101によって微小混合物が回収され、切削水のみが下方に流出する。
【0066】
また、カバー99は工具ユニット14の端面加工用工具78上方を覆う配置で設けられ、切削水を含めて切削屑等の飛散防止が図られる。なお、図示しないが、バリ取り装置15に対しても同様のパレット、カバー等を設けることが望ましい。
【0067】
図18は平坦度測定装置16の構成を拡大して示している。
【0068】
この平坦度測定装置16は切削面の表面高さ位置を測定する測定ヘッド102と、この測定ヘッド102を切削面に近接および離間させる測定ヘッド駆動機構103とを備えている。駆動機構103は例えば油圧シリンダ104と、この油圧シリンダ104に連結された可動フレーム105とを有する。可動フレーム105は軸106を介して旋回フレーム12に回動可能とされており、図18の実線および破線で示す各位置まで回動することができる。旋回フレーム12には、可動フレーム105を各位置で停止させるためのストッパ107,108が設けてある。
【0069】
測定ヘッド102は、可動フレーム105の先端に設けられ、一対の高さ測定用センサ109を有し、これらの測定用センサ109はシュラウドサポートシリンダ2の上端面に接触して周方向全体に亘る平坦度を検出することができる。
【0070】
図19は、シュラウドサポートシリンダ2の内径の変化を測定する内径測定装置110を示す正面図であり、図20はその平面図である。
【0071】
シュラウドサポートシリンダ2は原子炉運転時の高熱等によって変形する可能性がある。この変形によってシュラウドサポートシリンダ2の径が変化した状態では平坦度測定等に影響を与える可能性がある。
【0072】
そこで、本実施形態では、測定ヘッド111と、この測定ヘッド111を駆動する測定ヘッド駆動機構112とを有する内径測定装置110を設けている。
【0073】
測定ヘッド111はダイヤルゲージ113を有し、このダイヤルゲージ113はゲージスタンド114を横移動させる油圧シリンダ115およびストッパ116を有する構成となっている。このヘッド駆動機構112が取付台117を介して旋回フレーム12に取付けられている。
【0074】
次に作用を説明する。
【0075】
まず、吊り耳19を利用して装置全体を原子炉圧力容器1内に吊り込む。次に、固定フレーム11の基準脚3aと、ステップモータ55により水平レベルを調整する4本のレベル調整脚3bと、レベルを確認する電子式の水準器30とを用いて水平度を出し、その後シュラウドサポートシリンダ2の内面に8本のラジアルジャッキ23で固定する。
【0076】
この状態で旋回フレーム11上の工具ユニット14の端面加工用工具78を回転させながら、旋回フレーム12をベアリング22上で旋回させることにより、シュラウドサポートシリンダ2の内外に設置された切粉回収パレット98に切削水とともに落とし込み、メッシュ100およびバグフィルタ101を介して切削屑と切削水とを分離させる。
【0077】
加工により発生したバリは、旋回フレーム12に取付けられたバリ取り装置15を加工部の隅角部に押し当てながら旋回フレーム12を旋回させ、バリを除去していく。
【0078】
加工後の平坦度検査は、旋回フレーム12に取付けられた平坦度測定装置16の測定ヘッド102を加工面に近接させることにより、同時に2個所の高さを測定し、旋回フレーム12を旋回することで行う。
【0079】
以上の本実施形態によれば、装置の据付けが遠隔操作により容易に、かつ水平度を確保して行える。また、旋回フレーム12の旋回動作により、切削加工、バリ取り加工等が高精度で行える。特にシュラウドサポートシリンダ2の端面加工が良好に行えるとともに、切断工具等の並設により炉心シュラウドの切断等にも選択利用することができる。
【0080】
切断後は、平坦度を測定して一層の加工精度を確保することができる。内径測定も行えば、さらに高精度化が図れる。
【0081】
また、切削屑等の回収も確実に行え、放射化された物体の飛散防止が有効的に図れる。
【0082】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、炉心シュラウドやシュラウドサポートシリンダのような大口径円筒部品の切断や端面加工を現地にて、遠隔作業により、自動的に、かつ能率よく、しかも高精度で、容易に行うことができる大口径円筒部品の加工装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る大口径円筒部品の加工装置の一実施形態を示すもので、全体構成を示す正面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】前記実施形態における基準脚の構成を示す拡大図。
【図4】図3に示した基準脚の作用説明図。
【図5】前記実施形態におけるレベル調整脚の構成を示す拡大図。
【図6】図5の部分側面図。
【図7】前記実施形態におけるベアリングの構成を示す断面図。
【図8】前記実施形態におけるバックラッシュ抑制装置の構成を示す断面図。
【図9】図8に示したバックラッシュ抑制装置の変形例を示す図。
【図10】前記実施形態における工具ユニットの構成を示す正面図。
【図11】図10の横断面図。
【図12】図10の側面図。
【図13】図10に示した工具ユニットの変形例を示す図。
【図14】図10に示した工具ユニットで使用する工具を示す図。
【図15】切断用工具の例を示す図。
【図16】前記実施形態におけるバリ取り装置の構成を示す拡大図。
【図17】前記実施形態における回収パレット等の構成を示す拡大図。
【図18】前記実施形態における平坦度測定装置の構成を示す拡大図。
【図19】前記実施形態における内径測定装置の構成を示す拡大図。
【図20】図19の平面図。
【符号の説明】
1 原子炉圧力容器
2 シュラウドサポートシリンダ
3 制御棒駆動機構ハウジング(CRDハウジング)
3a 隅角部
10 加工装置
11 固定フレーム
12 旋回フレーム
13 脚
13a 基準脚
13b 調整脚
14 切削用工具ユニット
15 バリ取り装置
16 平坦度測定装置
17 中心フレーム部材
18 支柱
19 吊り耳
20 支持ロッド
21 基台
22 ベアリング
23 ラジアルジャッキ
24 油圧シリンダ
25 圧接子
26 ハンドル
27 上部フレーム部材
28 下部フレーム部材
29 接続用フレーム部材
30 水準器
31 支持穴
32 シェル
33 可動部材
34 連結部材
35 ボルト
36 スペーサ
37 脚本体部
38 筒状ケーシング
39 フランジ
40 油圧シリンダ
41 押動子
42 ガイド
43 係止用フック
44 軸
45 段部
46 スプリング
47 支持部材
48 筒状ケース
48a 溝
49 可動ロッド
50 駆動機構
51 ねじ部
52 ガイド
53 ナット
54 キー
55 ステップモータ
56 軸
57 ベアリング
58 ウォーム
59 ギア
60 フランジ部
61 センサ
62 固定フレーム側シェル
63 旋回フレーム側シェル
64 ボール
65 ブッシュ
66 ボルト
67 ブッシュ
68 ボルト
69 ギア
70 駆動用モータ
70a エンコーダ
71 ギア
72 バックラッシュ抑制装置
73 油圧シリンダ
74 動作ロッド
75 圧接子
76 スプリング
77 スプリング強弱調整機構
78 端面加工用工具
79 取付台
80 上下送りモータ
81 スピンドルハウジング
82 テーパベアリング
83 スピンドル
84 水圧モータ
85 回転式工具
86 固定ベース
87 上下用モータ
88 ブラケット
89 旋回モータ
90 軸
91 切断用工具
91a 刃物面
92 縦軸
93 油圧シリンダ
94 可動子
95 ガイドローラ
96 刃物台
97 カッタ
98 回収パレット
99 カバー
100 メッシュ
101 バグフィルタ
102 測定ヘッド
103 駆動機構
104 油圧シリンダ
105 可動フレーム
106 軸
107,108 ストッパ
109 測定用センサ
110 内径測定装置
111 測定ヘッド
112 ヘッド駆動機構
113 ダイヤルゲージ
114 ゲージスタンド
115 油圧シリンダ
116 ストッパ
117 取付台

Claims (15)

  1. 軸心を垂直にして固定設置される大口径円筒部品の周壁を周方向に沿って連続的に切削加工するための大口径円筒部品の加工装置であって、前記大口径円筒部品内の下部に水平に固定設置される固定フレームと、この固定フレームに搭載され、前記大口径円筒部品の軸心と同一軸心上で回転駆動される旋回フレームとを備え、前記固定フレームはレベル調整が可能な複数本の脚を有し、これらの脚によるレベル調整で水平度を設定できる構成とされる一方、前記旋回フレームはこれと一体に旋回動作する、切削用工具ユニット、切削時に発生する除去用のバリ取り装置および切削面の平坦度測定用の平坦度測定装置を有することを特徴とする大口径円筒部品の加工装置。
  2. 請求項1記載の大口径円筒部品の加工装置において、固定フレームの脚は、その固定フレームの中心部から垂下して基準高さ位置を設定するための1本の基準脚と、この基準脚の周囲に垂下して個々の伸縮により前記固定フレーム全体の水平レベルを調整するための複数のレベル調整脚とからなることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置。
  3. 請求項1または2記載の大口径円筒部品の加工装置において、固定フレームは、その周縁部から放射状に突出して、先端部が大口径円筒部品の内周面に当接することにより、その大口径円筒部品に前記固定フレームを固定させるラジアルジャッキを有することを特徴とする大口径円筒部品の加工装置。
  4. 請求項1から3までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置において、旋回フレームは固定フレームに対して前記旋回フレームの旋回軸心を中心とするリング状のベアリングによって支持されるとともに、そのベアリングの前記旋回側連結用のシェルに形成したギアを介して駆動用モータにより回転可能とされ、かつ前記固定フレームと旋回フレームとの間に一定以上の圧接力により前記ギアの噛合部のバックラッシュを抑制するバックラッシュ抑制装置を設けたことを特徴とする大口径円筒部品の加工装置。
  5. 請求項1から4までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置において、工具ユニットは、大口径円筒部品の上端面を平坦に切削加工する端面加工用工具を有するものであることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置。
  6. 請求項1から4までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置において、工具ユニットは、大口径円筒部品の周壁を上下に切断加工する切断加工用工具を有するものであることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置。
  7. 請求項5記載の端面加工用工具および請求項6記載の切断加工用工具は、ターレット機能を有する工具台を介して旋回フレームに自動的に選択使用可能に取り付けられていることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置。
  8. 請求項1から7までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置において、バリ取り装置は大口径円筒部品の切削面の内周側または外周側の角部に接し、前記大口径円筒部品の内周側または外周側に発生する切削加工時のバリを個別に、または同時に切除する機能を有することを特徴とする大口径円筒部品の加工装置。
  9. 請求項1から8までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置において、工具ユニットまたはバリ取り装置に付属して、大口径円筒部品の切削屑または削り取られたバリを収容する回収パレット、または切削水、切削屑、バリ等の飛散を防止するカバーを設けたことを特徴とする大口径円筒部品の加工装置。
  10. 請求項9記載の大口径円筒部品の加工装置において、回収パレットは、切削屑およびバリを切削水から分離させるためのフィルタを備えるとともに、大口径円筒部品の内周面または外周面に固定手段によって密接していることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置。
  11. 請求項1から10までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置において、平坦度測定装置は大口径円筒部品の切削面の表面高さ位置を測定する測定ヘッドと、この測定ヘッドを前記切削面に近接および離間させる測定ヘッド駆動機構とを備えたことを特徴とする大口径円筒部品の加工装置。
  12. 請求項1から11までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置に加え、旋回フレームに大口径円筒部品の内径を測定する内径測定装置を設け、この内径測定装置は、前記大口径円筒部品の内周面の位置を測定する測定ヘッドと、この測定ヘッドを前記大口径円筒部品の内周面に近接および離間させる測定ヘッド駆動機構とを備えたことを特徴とする大口径円筒部品の加工装置。
  13. 請求項1から12までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置において、当該端面切断加工の対象となる大口径円筒部品は原子炉の炉心シュラウドを下方から支えるシュラウドサポートシリンダであることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置。
  14. 請求項1から12までのいずれかに記載の大口径円筒部品の加工装置において、当該切断加工の対象となる大口径円筒部品は原子炉の炉心シュラウドであり、その切断部位は前記炉心シュラウド下端の対シュラウドサポートシリンダ接続部位であることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置。
  15. 請求項13または14記載の大口径円筒部品の加工装置において、固定フレームの脚を着座する部位は炉底部から立上り制御棒が引き抜かれた状態の制御棒駆動機構ハウジングであることを特徴とする大口径円筒部品の加工装置。
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