JP2854778B2 - L字型ボルトの超音波探傷装置 - Google Patents

L字型ボルトの超音波探傷装置

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JP2854778B2
JP2854778B2 JP5093003A JP9300393A JP2854778B2 JP 2854778 B2 JP2854778 B2 JP 2854778B2 JP 5093003 A JP5093003 A JP 5093003A JP 9300393 A JP9300393 A JP 9300393A JP 2854778 B2 JP2854778 B2 JP 2854778B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、L字型ボルトの超音波
傷装置に係り、さらに詳しくは沸騰水型原子炉内のシ
ュラウドサポートプレートに設けられるアクセスホール
カバー取り付けボルト(以下、アクセスホールカバーを
「AHC」という。)のごときL字型ボルトを超音波探
傷試験し、健全性を検査するに好適なL字型ボルトの
超音波探傷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種ボルト類の超音波探傷試験の従来
技術としては、特開昭55−87038号公報,特開昭
60−194356号公報,特開昭62−130352
号公報,特開平2−284056号公報等に記載の技術
がある。
【0003】前掲特開昭55−87038号公報に記載
の従来技術では、被検材である穴付きボルトの穴に液体
を入れ、この液体に先端が浸るように超音波探触子を挿
入し、この超音波探触子の傾斜角度および挿入位置を任
意に設定可能に支持し、かつ穴付きボルトの円周方向に
回転可能に支持している。
【0004】前掲特開昭60−194356号公報に記
載の従来技術では、ベース上に支柱を立設し、この支柱
の周りに被検体であるスタッドボルトを複数本配置し、
支柱の中間部に各スタッドボルトのホルダを設け、支柱
の上部に水平旋回アームを取り付け、この水平旋回アー
ムの先端部に超音波探触子を支持し、この超音波探触子
を昇降駆動装置と回転駆動装置に連結し、さらにスタッ
ドボルトに対する探傷水給排装置と、スタッドボルトの
上面に対して進退可能なシールシリンダとを設けてい
る。
【0005】また、前掲特開昭62−130352号公
報に記載の従来技術では、電熱線挿入穴を有する被検体
である締め付けボルトの頂部に固定支持体を装着し、こ
の固定支持体に、おねじを有しかつ前記電熱線挿入穴に
挿入する送り棒と、この送り棒を螺旋状に上下動させる
駆動装置と、探触子位置検出器とを設け、前記送り棒の
下端部に超音波探触子を取り付け、前記駆動装置と探触
子位置検出器とを制御装置に接続し、前記超音波探触子
を探傷器に接続し、さらに前記送り棒には超音波探触子
の周りと電熱線挿入穴の内面間に水等の接触媒質を供給
する接触媒質供給管を設けている。
【0006】そして、前掲特開平2−284056号公
報に記載の従来技術では、原子炉圧力容器(以下、「R
PV」という。)のフランジ部およびスタッドボルト部
を検査する装置において、RPVのフランジ部の上面に
システム架台を載置し、このシステム架台をスタッドボ
ルトに固定機構を介して固定し、前記システム架台にフ
ランジ面検査機構と、ボルト穴周囲検査機構と、スタッ
ドボルト中心穴検査機構とを設けている。前記フランジ
面検査機構は、システム架台に取り付けられた走行ガイ
ドと、走行駆動装置を有しかつ走行ガイドに沿って走行
する走行車と、この走行車にエアシリンダ等の昇降手段
を介して支持された超音波探触子とを備えて構成され、
前記走行車と一緒に移動する超音波探触子により、フラ
ンジ面を検査するようになっている。前記ボルト穴周囲
検査機構は、システム架台に取り付けられた走行ガイド
と、走行駆動装置を有しかつ走行ガイドに沿って走行す
る走行車と、円弧形に形成されかつ走行車にブラケット
を介して取り付けられた走行板と、この走行板の内面に
固定されたトラックと、旋回駆動装置を有しかつトラッ
クに沿って旋回する旋回車と、この旋回車にエアシリン
ダ等の伸縮手段を介して設けられた超音波探触子とを備
えて構成され、スタッドボルトの取り付け穴の周囲に超
音波探触子を旋回させることにより、ボルト穴の周囲を
検査するようになっている。前記スタッドボルト中心穴
検査機構は、前記ボルト穴周囲検査機構と同一の走行車
に取り付けられたマストと、このマストに固定された昇
降ガイドに昇降可能に支持されかつ昇降駆動装置に連結
された昇降ロッドと、この昇降ロッド内に回転可能に支
持されかつ回転駆動装置に連結されしかもスタッドボル
トに形成されている中心穴に挿入可能に設けられた探傷
軸と、この探傷軸の下端部に設けられた超音波探触子と
を備えて構成され、昇降ロッド内に支持された探傷軸を
介して超音波探触子をスタッドボルトの中心穴に挿入
し、ついで探傷軸を介して超音波探触子を回転させ、ス
タッドボルトの中心穴を検査するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明で対
象とするAHC取り付けボルトのごときL字型ボルトの
健全性の超音波探傷試験では、少なくともコーナ部分に
も超音波を投入する必要がある。
【0008】しかし、前記従来技術はそのいずれも直状
のボルトやスタッドボルトを対象とするもので、L字型
ボルトの健全性の検査については配慮されていない。
【0009】
【0010】本発明の目的は、L字型ボルトの健全性の
超音波探傷試験を的確に実施し得るL字型ボルトの超音
波探傷装置を提供することにある。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明装置では、一端部
に回転操作部を設けるとともに、その他端部にL字型ボ
ルトのコーナ部分に超音波ビームを投入可能な傾斜角度
の探触子を内部に設けた探触子ホルダを取り付けた設定
棒と、一端部にL字型ボルトのコーナ部分に超音波ビー
ムを投入可能な傾斜角度の探触子,該探触子を回転駆動
する探触子回転部,超音波探触子の回転角を検出する探
触子回転角検出器をそれぞれ設けた駆動装置本体を取り
付けた設定棒との何れかを形成する。そして、前記目的
は円周方向に間隔をおいて配置された複数本のL字型ボ
ルトの超音波探傷を行う装置において、前記L字型ボル
ト列に接近した位置に、各L字型ボルトに対応する位置
に窓を設けた位置決め板を配置し、各窓に前記設定棒の
探触子ホルダまたは駆動装置本体を設置可能に構成する
とともに、前記各窓の近傍と探触子ホルダまたは駆動装
置本体との間に、位置決め手段を設けたことにより、達
成される。
【0015】また、前記目的は円周方向に間隔をおいて
配置された複数本のL字型ボルトの超音波探傷を行う装
置において、前記L字型ボルト列に接近した位置に、各
L字型ボルトに対応する位置に窓を設けかつ中心部に設
定棒の端部を嵌合する穴を設けた位置決め板を配置し、
前記穴に、位置決め板の中心軸の周りに回転可能に設定
棒を設置し、この設定棒の長さ方向の途中に、位置決め
板の半径方向に延びる支持アームを取り付ける。そし
て、この支持アームに、L字型ボルトのコーナ部分に超
音波ビームを投入可能な傾斜角度の探触子を内部に設け
た探触子ホルダと、L字型ボルトのコーナ部分に超音波
ビームを投入可能な傾斜角度の探触子,該超音波探触子
を回転駆動する探触子回転部,超音波探触子の回転角を
検出する探触子回転角検出器をそれぞれ内部に設けた駆
動装置本体との何れかを前記窓に設置可能に装着すると
ともに、前記各窓の近傍と探触子ホルダまたは駆動装置
本体との間に、位置決め手段を設けたことにより、達成
される。
【0016】さらに、前記目的は円周方向に間隔をおい
て配置された複数本のL字型ボルトの超音波探傷を行う
装置において、前記L字型ボルト列に対して接近または
離間可能な位置決め板を配備し、この位置決め板におけ
る各L字型ボルトに対応する位置に窓を設け、各窓にあ
らかじめ探触子ホルダまたは駆動装置本体を取り付けた
ことにより、達成される。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【作用】本 発明装置では円周方向に間隔をおいて配置さ
れた複数本のL字型ボルトの超音波探傷を行う装置にお
いて、各L字型ボルトに対応する位置に窓を設けた位置
決め板と、前記探触子ホルダまたは駆動装置本体を取り
付けた設定棒と、前記各窓の近傍と探触子ホルダまたは
駆動装置本体との間に設けられた位置決め手段とを備え
ている。そして、この装置を用いてL字型ボルトの健全
性を検査するには、L字型ボルトに窓を位置合わせし、
L字型ボルト列に接近した位置に位置決め板を配置す
る。次に、検査すべきL字型ボルトに対応する位置の窓
に、位置決め手段を介して接触子ホルダまたは駆動装置
本体を位置決めして設置する。ついで、探触子ホルダ内
または駆動装置本体内に設けられたL字型ボルトのコー
ナ部分に超音波ビームを投入可能な傾斜角度の超音波探
触子をセットし、設定棒に設けられた回転操作部または
駆動装置本体内に設けられた探触子回転部を介して超音
波探触子を回転させつつ当該L字型ボルトに超音波ビー
ムを照射して検査する。当該L字型ボルトの検査後、次
に検査すべきL字型ボルトに対応する位置の窓に前記探
触子ホルダまたは駆動装置本体を移し、前述の動作を繰
り返して検査する。これにより、本発明装置では円周方
向に配置された複数本のL字型ボルトの健全性の検査を
能率よく行うことができる。
【0021】また、本発明装置では円周方向に間隔をお
いて配置された複数本のL字型ボルトの超音波探傷を行
う装置において、各L字型ボルトに対応する位置には窓
を、また中心部には設定棒の端部を嵌合する穴を設けた
位置決め板と、位置決め板の半径方向に延びる支持アー
ムを有しかつ前記穴に嵌合する設定棒と、前記支持アー
ムに装着しかつ前記窓に設置し得る探触子ホルダまたは
駆動装置本体と、前記各窓の近傍と探触子ホルダまたは
駆動装置本体との間に設けられた位置決め手段とを備え
ている。そして、この装置を用いてL字型ボルトの健全
性の検査を行う場合には、L字型ボルトに窓を位置合わ
せし、L字型ボルト列に接近した位置に位置決め板を配
置する。次に、位置決め板に設けられた穴に設定棒の端
部を嵌合し、設定棒を回転可能に設置する。ついで、設
定棒に取り付けられた支持アームに探触子ホルダまたは
駆動装置本体を装着し、その探触子ホルダまたは駆動装
置本体を位置決め手段を介して、検査すべきL字型ボル
トに対応する位置の窓に位置決めして設置する。続い
て、探触子ホルダ内または駆動装置本体内に設けられた
L字型ボルトのコーナ部分に超音波ビームを投入可能な
傾斜角度の超音波探触子をセットし、設定棒に設けられ
た回転操作部または駆動装置本体内に設けられた探触子
回転部を介して超音波探触子を回転させつつ当該L字型
ボルトに超音波ビームを照射し検査する。当該L字型ボ
ルトの検査後、設定棒を位置決め板の中心軸の回りに回
転させ、支持アームを介して前記探触子ホルダまたは駆
動装置本体を次に検査すべきL字型ボルトに対応する位
置の窓に移し、位置決め手段を介して窓に位置決めして
設置し、前述の動作を繰り返して検査する。これによ
り、本発明装置では円周方向に配置された複数本のL字
型ボルトをより一層能率よく検査することができる。
【0022】さらに、本発明装置では円周方向に間隔を
おいて配置された複数本のL字型ボルトの超音波探傷を
行う装置において、L字型ボルト列に対して接近または
離間可能な位置決め板を配備している。而して、この位
置決め板には各L字型ボルトに対応する位置に窓を設
け、各窓にあらかじめ探触子ホルダまたは駆動装置本体
を取り付けている。この装置を用いてL字型ボルトの健
全性を検査する場合には、位置決め板における各L字型
ボルトに対応する位置に設けられた各窓に、あらかじめ
探触子ホルダまたは駆動装置本体を取り付けておき、そ
の位置決め板をL字型ボルト列に接近する位置に移動さ
せ、各L字型ボルトに各探触子ホルダまたは駆動装置本
体を位置合わせして配置する。次に、各探触子ホルダ内
または駆動装置本体内に設けられたL字型ボルトのコー
ナ部分に超音波ビームを投入可能な傾斜角度の超音波探
触子をセットする。ついで、各超音波探触子を回転させ
つつ各L字型ボルトに超音波ビームを照射して検査す
る。検査後、位置決め板とこれに付属の部材とをL字型
ボルト列から離間する方向に移動させる。これにより、
本発明装置では複数本のL字型ボルトを一括して検査で
きる結果、極めて能率的に検査することが可能となる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0024】(本発明方法の一実施例)図1は本発明方
法の一実施例の説明図、図2はL字型ボルトであるAH
C取り付けボルトによりアクセスホールにAHCを取り
付けたRPVの下部の概要を示す図、図3は図2のA部
分の拡大図である。
【0025】その図2に示すように、RPV20内の下
部にはシュラウドサポートシリンダ21を介してシュラ
ウドサポートプレート22が架設されている。このシュ
ラウドサポートプレート22の0°と180°の位置に
は、アクセスホール24が設けられている。このアクセ
スホール24上には、図3に示すように、AHC23が
配置されており、このAHC23はAHC取り付けボル
ト25とナット26により取り付けられている。
【0026】前記AHC取り付けボルト25は、図1に
示すように、L字型に形成され、その頭部には工具差し
込み用の穴25aが設けられている。この穴25aは、
平面から見て六角形に形成されている。そして、前記A
HC取り付けボルト25の穴25aに六角スパナ等の工
具を差し込み、AHC取り付けボルト25を回転させ、
このAHC取り付けボルト25のL字型に曲がった部分
をシュラウドサポートプレート22に引っ掛け、AHC
取り付けボルト25の頭部にナット26を嵌め、このナ
ット26を締め付けることによりAHC23を固定す
る。
【0027】ところで、本発明方法のこの実施例ではL
字型ボルトであるAHC取り付けボルト25を超音波探
傷により健全性の検査を行うに際して、前記工具差し込
み用の穴25aを利用する。すなわち、図1に示すよう
に、前記穴25aに水等の液体27を入れ、その中に超
音波探触子28を、超音波ビーム29がL字型のAHC
取り付けボルト25のコーナ部分に投入可能な傾斜角度
に傾けてセットする。
【0028】次に、前記超音波探触子28をAHC取り
付けボルト25の中心軸O−Oの回りに回転させつつ超
音波ビーム29を照射する。ついで、常法により超音波
ビーム29のエコーを取り込み、そのデータを処理して
健全性を検査する。
【0029】本発明方法のこの実施例では、前述のごと
く超音波探触子28を、AHC取り付けボルト25のコ
ーナ部分に超音波ビーム29を投入し得る傾斜角度にセ
ットし、超音波探触子28をAHC取り付けボルト25
の中心軸O−Oの回りに回転させつつ超音波ビーム29
を照射するようにしているので、L字型のAHC取り付
けボルト25のコーナ部分にも超音波ビーム29を照射
できる結果、AHC取り付けボルト25を1回の検査作
業で超音波試験を確実に行うことができる。
【0030】なお、本発明方法はAHC取り付けボルト
25に限らず、L字型ボルト全般に適用することができ
る。
【0031】(本発明装置の第1の実施例)次に、図4
はAHC取り付けボルトの超音波探傷試験に適用した本
発明装置の第1の実施例を示す斜視図、図5は図4にお
ける要部の拡大縦断面図である。
【0032】これらの図に示す第1の実施例では、設定
棒30と、これの一方の端部に設けられた回転操作部で
あるハンドル31と、他方の端部に取り付けられた探触
子ホルダ34とを備えている。
【0033】前記設定棒30は、接続部32を介して必
要な長さに形成されており、長さ方向の途中には自在継
手33が設けられている。
【0034】前記探触子ホルダ34は、AHC取り付け
ボルト25に装着されたナット26の外側に嵌合可能に
形成されている。この探触子ホルダ34の内部には、超
音波探触子35と、探触子押し付け用ばね36とが設け
られている。
【0035】前記探触子35は、AHC取り付けボルト
25に設けられた工具差し込み用の穴25a内におい
て、超音波探触子35を設定するのみでL字型のAHC
取り付けボルト25のコーナ部分に超音波ビームを投入
し得る傾斜角度にセットするようになっている。
【0036】この第1の実施例の超音波探傷装置は、次
のように使用され、作用する。
【0037】工具差し込み用の穴25aを有するAHC
取り付けボルト25の検査するこの実施例では、穴25
a内にあらかじめ水等の液体を入れておく。
【0038】ついで、設定棒30を介して探触子ホルダ
34を検査すべきAHC取り付けボルト25上に持って
行き、このAHC取り付けボルト25に装着されている
ナット26の外側に探触子ホルダ34を嵌合させる。
【0039】前述のごとく、ナット26に探触子ホルダ
34を嵌合させると、AHC取り付けボルト25の穴2
5a内に超音波探触子35が挿入される。そして、前記
超音波探触子35は探触子押し付け用ばね36により押
し付けられ、かつ探触子35によりL字型のAHC取り
付けボルト25のコーナ部分に超音波ビームを投入し得
る傾斜角度にセットされる。
【0040】このように超音波探触子35をセットした
のち、設定棒30に設けられたハンドル31を操作し、
設定棒30を回転させ、この設定棒30を介して図4に
矢印θで示すように、超音波探触子35をAHC取り付
けボルト25の中心軸の回りに回転させつつ超音波ビー
ムを照射し、そのエコーを取り出し、データを処理す
る。これにより、1回の検査作業でL字型のAHC取り
付けボルト25のコーナ部分をも含む範囲にわたって、
AHC取り付けボルト25の健全性の検査を的確に行う
ことができる。
【0041】検査後は、設定棒30を通じて探触子ホル
ダ34とこれに付属の部材を検査済みAHC取り付けボ
ルト25から外す。
【0042】なお、この第1の実施例において、探触子
ホルダ34、探触子35等の形状,構造を対象物に適合
するように構成することにより、AHC取り付けボルト
25以外のL字型ボルトに適用することができる。ま
た、超音波探触子35を回転させる部分に回転角検出器
を設けてもよい。
【0043】(本発明装置の第2の実施例)ついで、図
6は本発明装置の第2の実施例の概要を示す斜視図、図
7は要部の拡大縦断面図である。
【0044】これらの図に示す第2の実施例では、位置
決め板54と、設定棒30と、これの他方の端部に取り
付けられた駆動装置本体40とを備えている。
【0045】前記位置決め板54は、円盤型に形成され
ている。また、この位置決め板54には窓55と、吊り
輪56とが設けられている。前記窓55は、AHC23
の回りに間隔をおいて配置された複数本のAHC取り付
けボルト25のそれぞれに対応する位置に設けられてい
る。前記吊り輪56には、ロープ57が結ばれていて、
これらの吊り輪56およびロープ57を介して前記位置
決め板54を、各AHC取り付けボルト25に窓55を
位置合わせしたうえでAHC取り付けボルト25の列の
内側に配置し得るようになっている。
【0046】前記設定棒30は、前記第1の実施例に示
す実施例と同様に構成されている。
【0047】前記駆動装置本体40は、AHC取り付け
ボルト25に装着されたナット26の外側に嵌合する形
状に形成されている。この駆動装置本体40の内部に
は、超音波探触子35と、探触子押し付け用ばね36
と、探触子回転部と、回転角検出器48と、固定用アー
ム50とが設けられている。
【0048】前記超音波探触子35は、筒型の探触子保
持部41に保持されており、探触子保持部41は駆動装
置本体40内に取り付けられた探触子保持部受け42に
支持されている。
【0049】前記探触子押し付け用ばね36は、探触子
保持部41内に納められていて、超音波探触子35を押
し付けるようになっている。
【0050】前記探触子35は、前記第1の実施例と同
様、超音波探触子35を設定するのみでL字型のAHC
取り付けボルト25のコーナ部分に超音波ビームを投入
し得る傾斜角度にセットするようになっている。
【0051】前記探触子回転部は、モータ支持部46を
介して駆動装置本体40内に設置されたモータ45と、
これに取り付けられた駆動歯車44と、探触子保持部4
1に設けられかつ駆動歯車44にかみ合わされた被動歯
車43とを有して構成されており、超音波探触子35を
AHC取り付けボルト25の中心軸の回りに回転させる
ようになっている。
【0052】前記回転角検出器48は、検出器支持部4
9により支持されている。また、この回転角検出器48
は前記被動歯車43に回転角検出用歯車47を介して連
結されており、これらの歯車を通じて超音波探触子35
の回転角を検出し、出力するようになっている。
【0053】前記固定用アーム50は、少なくとも2本
で一対をなしており、各固定用アーム50は駆動装置本
体40内に取り付けられたピン53を支点として開閉可
能に設けられている。また、各固定用アーム50はエア
シリンダ支持部52に支持されたエアシリンダ51に連
結され、このエアシリンダ51により開閉操作されるよ
うになっている。そして、前記固定用アーム50は検査
すべきAHC取り付けボルト25の位置で閉操作され、
AHC取り付けボルト25の頭部をつかみ、そのAHC
取り付けボルト25に、駆動装置本体40とこれに付属
の部材を位置決めするようになっている。
【0054】この第2の実施例の超音波探傷装置は、次
のように使用され、作用する。
【0055】最初に、ロープ57により位置決め板54
をAHC取り付けボルト25の列に接近する方向に引き
降ろし、各窓55を当該AHC取り付けボルト25の位
置に合わせて位置決め板54をセットする。
【0056】次に、設定棒30を介して駆動装置本体4
0を検査すべきAHC取り付けボルト25の位置に持っ
て行き、窓55を通じてAHC取り付けボルト25のナ
ット26に駆動装置本体40を嵌合する。
【0057】ついで、超音波探触子35を探触子押し付
け用ばね36により押し、AHC取り付けボルト25に
設けられた工具差し込み用の穴25a内に挿入し、超音
波探触子35を設定するのみで、L字型のAHC取り付
けボルト25のコーナ部分に超音波ビームを投入可能な
傾斜角度にセットし、エアシリンダ51により固定用ア
ーム50を閉じる方向に操作し、この固定用アーム50
によりAHC取り付けボルト25の頭部をつかみ、各部
材を作用位置にセットする。
【0058】以上のように各部材をセットしたうえで、
探触子回転部のモータ45を駆動し、駆動歯車44,被
動歯車43および探触子保持部41を通じて超音波探触
子35を図6に矢印θで示すように、AHC取り付けボ
ルト25の中心軸の回りに回転させつつ超音波ビームを
照射し、そのエコーを取り出す。このとき、被動歯車4
3,回転角検出用歯車47および回転角検出器48を通
じて超音波探触子35の回転角を検出し、この回転角と
超音波ビームのエコーとを対応させてデータ処理し、当
該AHC取り付けボルト25の健全性を検査する。
【0059】したがって、この第2の実施例では探触子
回転部により超音波探触子35を自動的に回転させ、か
つ回転角検出器48により超音波探触子35の回転角を
自動的に検出し、検出された回転角と超音波ビームのエ
コーとを対応させてデータ処理することができるので、
AHC取り付けボルト25の健全性を能率よく行うこと
ができるし、正確なデータを得ることができる。
【0060】検査後は、エアシリンダ51により固定用
アーム50を開き、ついで設定棒30を介して駆動装置
本体40とこれに付属の部材を持ち上げ、次に検査すべ
きAHC取り付けボルト25の位置に持って行き、前述
の検査作業を繰り返して行う。
【0061】これにより、AHC23の回りに間隔をお
いて配置された複数本のAHC取り付けボルト25を次
々に検査することができる。
【0062】全部のAHC取り付けボルト25の検査終
了後、位置決め板54から設定棒30とこれに付属の部
材を外し、ロープ57により位置決め板54を引き上
げ、AHC23から取り外す。
【0063】(本発明装置の第3の実施例)図8は本発
明装置の第3の実施例を示す斜視図、図9は要部の拡大
側面図である。
【0064】これらの図に示す第3の実施例では、設定
棒30に取り付けられた駆動装置本体40の外側に、位
置決め用治具58が取り付けられている。
【0065】一方、位置決め板54における各窓55の
近傍には、位置決め用穴59が形成されている。この位
置決め用穴59には、前記位置決め用治具58が嵌合す
るようになっている。つまり、位置決め用治具58と位
置決め用穴59とは、AHC取り付けボルト25と駆動
装置本体40との位置決め手段を構成している。
【0066】この第3の実施例において、位置決め板5
4の他の構成およびセットの仕方、駆動装置本体40の
他の構成および装着の仕方等は、前記第2の実施例と同
様である。
【0067】而して、この第3の実施例では位置決め板
54に設けられた窓55を通じて、検査すべきAHC取
り付けボルト25に駆動装置本体40を嵌合する際、窓
55の近傍に形成された位置決め用穴59に、駆動装置
本体40に取り付けられた位置決め用治具58を嵌合さ
せる。これにより、検査すべきAHC取り付けボルト2
5に駆動装置本体40を容易に位置決めして装着するこ
とができる。
【0068】その結果、この第3の実施例では複数本の
AHC取り付けボルト25の健全性の検査を能率よく行
うことが可能である。
【0069】なお、前記位置決め手段は図面に示す位置
決め用治具58と位置決め用穴59とに限らず、AHC
取り付けボルト25と駆動装置本体40とを実質的に位
置決めし得る構造であればよい。
【0070】また、この第3の実施例において、駆動装
置本体40に代えて第1の実施例に示す探触子ホルダ3
4を用い、その探触子ホルダ34と位置決め板54との
間に前述の位置決め手段を設けてもよい。
【0071】(本発明装置の第4の実施例)さらに、図
10は本発明装置の第4の実施例を示す斜視図である。
【0072】この図に示す第4の実施例では、設定棒3
0の長さ方向の途中に、位置決め板54の半径方向に延
びる支持アーム61が取り付けられている。この支持ア
ーム61の先端部には、上下方向移動部62が設けられ
ている。
【0073】前記上下方向移動部62には、軸63を介
して駆動装置本体40が上下方向に移動可能に支持され
ている。前記駆動装置本体40には、外側に位置決め用
治具58が取り付けられている。
【0074】一方、位置決め板54には窓55および位
置決め用穴59のほかに、中心部に芯出し用穴60が設
けられている。
【0075】前記設定棒30は、前記芯出し用穴60に
端部を嵌合させ、位置決め板54の中心軸の回りに回転
させ得るようになっている。
【0076】なお、この第4の実施例において、位置決
め板54の他の構成およびセットの仕方、駆動装置本体
40の他の構造等は、前記第2の実施例と同様である。
【0077】そして、この第4の実施例では設定棒30
に取り付けられた支持アーム61に設けられた上下方向
移動部62に、軸63を介して駆動装置本体40を支持
し、初期状態では駆動装置本体40を所定高さに持ち上
げておく。
【0078】この状態で設定棒30の端部を、位置決め
板54の中心部に設けられた芯出し用穴60に嵌合さ
せ、回転可能に設置する。
【0079】ついで、設定棒30を回転させ、支持アー
ム61および上下方向移動部62を介して駆動装置本体
40を最初に検査すべきAHC取り付けボルト25の位
置に持って行き、その位置で駆動装置本体40を引き降
ろす。このとき、駆動装置本体40の外側に固定された
位置決め用治具58を、位置決め板54の窓55の近傍
に設けられた位置決め用穴59に嵌合させることによ
り、検査すべきAHC取り付けボルト25に駆動装置本
体40を正確に位置決めして装着することができる。
【0080】最初に検査すべきAHC取り付けボルト2
5に駆動装置本体40を位置決めして装着したうえで、
当該AHC取り付けボルト25の健全性の検査を行う。
【0081】最初のAHC取り付けボルト25を検査
後、駆動装置本体40をいったん持ち上げ、ついで設定
棒30を1ピッチ分、回転させ、支持アーム61,上下
方向移動部62を介して駆動装置本体40を円周方向に
配置された次のAHC取り付けボルト25の位置へ移動
させる。その後、前述の検査作業を繰り返して行い、当
該AHC取り付けボルト25の健全性を検査する。
【0082】以上の動作により、円周方向に配置された
複数本のAHC取り付けボルト25の健全性の検査を、
より一層能率よく行うことができる。
【0083】複数本のAHC取り付けボルト25の全部
を検査したのち、設定棒30とこれに付属の部材とを位
置決め板54から外し、ついで位置決め板54を引き上
げ、AHC23から外して終了する。
【0084】なお、この第4の実施例においても、駆動
装置本体40に代えて第1の実施例に示す探触子ホルダ
34を用いてもよい。
【0085】(本発明装置の第5の実施例)続いて、図
11は本発明装置の第5の実施例を示す斜視図である。
【0086】この図に示す第5の実施例では、円周方向
に間隔をおいて複数本(図示例では6本)のAHC取り
付けボルトが配置され、このAHC取り付けボルト列の
内側に位置決め板54を設置するようになっている。こ
の位置決め板54には、各AHC取り付けボルトに対応
する位置に窓55が設けられている。また、前記位置決
め板54は吊り輪56と、これに結ばれたロープ57を
介して、AHC取り付けボルト列に接近または離間する
方向に移動可能に支持されている。
【0087】前記位置決め板54に設けられた複数個の
窓55には、あらかじめ駆動装置本体70〜75が取り
付けられている。前記駆動装置本体70〜75は、前記
第2の実施例の駆動装置本体40と同様に構成されてい
る。
【0088】この第5の実施例では、前述のごとく円周
方向に間隔をおいて配置された複数本のAHC取り付け
ボルトの健全性を検査する際、複数本のAHC取り付け
ボルトに対応させて駆動装置本体70〜75が取り付け
られている位置決め板54を、ロープ57を介してAH
C取り付けボルト列の内部に引き降ろし、当該AHC取
り付けボルトに対して駆動装置本体70〜75を位置決
めして装着する。
【0089】ついで、駆動装置本体70〜75を一斉に
作動させ、検査すべき複数本のAHC取り付けボルトを
一括して検査する。
【0090】したがって、この第5の実施例では円周方
向に配置された複数本のAHC取り付けボルトを極めて
能率よく検査することができる。
【0091】検査後は、ロープ57により位置決め板5
4とこれに付属の部材を一斉に初期位置に引き上げ、終
了する。
【0092】なお、この第5の実施例において、駆動装
置本体に代えて第1の実施例に示す探触子ホルダを用い
てもよい。
【0093】
【0094】
【0095】
【0096】
【発明の効果】 本発明 によれば、円周方向に間隔をおい
て配置された複数本のL字型ボルトの超音波探傷を行う
装置において、前記L字型ボルト列に接近した位置に、
各L字型ボルトに対応する位置に窓を設けた位置決め板
を配置し、各窓に前記探触子ホルダまたは駆動装置本体
を設置可能に構成するとともに、前記各窓の近傍と探触
子ホルダまたは駆動装置本体との間に、位置決め手段を
設けているので、円周方向に配置された複数本のL字型
ボルトの健全性の検査を能率よく行い得る効果がある。
【0097】また本発明によれば、円周方向に間隔をお
いて配置された複数本のL字型ボルトの超音波探傷を行
う装置において、前記L字型ボルト列に接近した位置
に、各L字型ボルトに対応する位置に窓を設けかつ中心
部に設定棒の端部を嵌合する穴を設けた位置決め板を配
置し、前記穴に、位置決め板の中心軸の周りに回転可能
に設定棒を設置し、この設定棒の長さ方向の途中に、位
置決め板の半径方向に延びる支持アームを取り付け、こ
の支持アームに探触子ホルダまたは駆動装置本体を前記
窓に設置可能に装着するとともに、前記各窓の近傍と探
触子ホルダまたは駆動装置本体との間に、位置決め手段
を設けているので、円周方向に配置された複数本のL字
型ボルトをより一層能率よく検査し得る効果がある。
【0098】本発明によれば、円周方向に間隔をおいて
配置された複数本のL字型ボルトの超音波探傷を行う装
置において、L字型ボルトのコーナ部分に超音波ビーム
を投入可能な傾斜角度の探触子を内部に設けた探触子ホ
ルダと、L字型ボルトのコーナ部分に超音波ビームを投
入可能な傾斜角度の探触子,該探触子を回転駆動する探
触子回転部,超音波探触子の回転角を検出する探触子回
転角検出器をそれぞれ内部に設けた駆動装置本体との何
れかを形成し、前記L字型ボルト列に対して接近または
離間可能な位置決め板を配備し、この位置決め板におけ
る各L字型ボルトに対応する位置に窓を設けるととも
に、各窓に前記探触子ホルダあるいは駆動装置本体を取
り付けているので、複数本のL字型ボルトを一括して検
査できる結果、極めて能率的に検査し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一実施例を示す説明図である。
【図2】L字型のAHC取り付けボルトによりアクセス
ホールにAHCを取り付けたRPVの下部の概要を示す
図である。
【図3】図2のA部分の拡大図である。
【図4】本発明装置の第1の実施例を示す斜視図であ
る。
【図5】図4における要部の拡大縦断面図である。
【図6】本発明装置の第2の実施例を示す斜視図であ
る。
【図7】図6における要部の拡大縦断面図である。
【図8】本発明装置の第3の実施例を示す斜視図であ
る。
【図9】図8における要部の拡大側面図である。
【図10】本発明装置の第4の実施例を示す斜視図であ
る。
【図11】本発明装置の第5の実施例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
20…RPV、22…シュラウドサポートプレート、2
3…AHC、24…アクセスホール、25…L字型ボル
トであるAHC取り付けボルト、25a…工具差し込み
用の穴、27…液体、28…超音波探触子、29…超音
波ビーム、30…設定棒、31…回転操作部であるハン
ドル、34…探触子ホルダ、35…超音波探触子、36
…探触子押し付け用ばね、40…駆動装置本体、45…
探触子回転部を構成しているモータ、48…回転角検出
器、50…固定用アーム、54…位置決め板、55…位
置決め板に設けられた窓、57…位置決め板を吊ってい
るロープ、58…位置決め用治具、59…位置決め用
穴、60…設定棒の芯出し用穴、61…駆動装置本体の
支持アーム、62…同じく上下方向移動部、63…同じ
く軸、70〜75…駆動装置本体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤須 明 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立 エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 神田 喜美雄 茨城県日立市大みか町三丁目18番1号 茨城日立情報サービス 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−87038(JP,A) 特開 昭57−76454(JP,A) 特開 昭60−235054(JP,A) 特公 平2−54900(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 29/00 - 29/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周方向に間隔をおいて配置された複数
    本のL字型ボルトの超音波探傷を行う装置において、設
    定棒の一端部に回転操作部を設けるとともにその他端部
    に探触子ホルダを取り付け、かつ該探触子ホルダ内にL
    字型ボルトのコーナ部分に超音波ビームを投入可能な傾
    斜角度の探触子を設け、前記L字型ボルト列に接近した
    位置に、各L字型ボルトに対応する位置に窓を設けた位
    置決め板を配置し、各窓に前記探触子ホルダを設置可能
    に構成するとともに、前記各窓の近傍と探触子ホルダと
    の間に、位置決め手段を設けたことを特徴とするL字型
    ボルトの超音波探傷装置
  2. 【請求項2】 円周方向に間隔をおいて配置された複数
    本のL字型ボルトの超音波探傷を行う装置において、設
    定棒の一端部に駆動装置本体を取り付けるとともに、該
    駆動装置本体内にL字型ボルトのコーナ部分に超音波ビ
    ームを投入可能な傾斜角度の探触子と該探触子を回転駆
    動する探触子回転部と超音波探触子の回転角を検出する
    探触子回転角検出器とをそれぞれ設け、前記L字型ボル
    ト列に接近した位置に、各L字型ボルトに対応する位置
    に窓を設けた位置決め板を配置し、各窓に前記駆動装置
    本体を設置可能に構成するとともに、前記各窓の近傍と
    駆動装置本体との間に、位置決め手段を設けたことを特
    徴とするL字型ボルトの超音波探傷装置。
  3. 【請求項3】 円周方向に間隔をおいて配置された複数
    本のL字型ボルトの超音波探傷を行う装置において、前
    記L字型ボルト列に接近した位置に、各L字型ボルトに
    対応する位置に窓を設けかつ中心部に設定棒の端部を嵌
    合する穴を設けた位置決め板を配置し、前記穴に、位置
    決め板の中心軸の周りに回転可能に設定棒を設置し、こ
    の設定棒の長さ方向の途中に、位置決め板の半径方向に
    延びる支持アームを取り付け、この支持アームに、L字
    型ボルトのコーナ部分に超音波ビームを投入可能な傾斜
    角度の探触子を内部に設けた探触子ホルダと、L字型ボ
    ルトのコーナ部分に超音波ビームを投入可能な傾斜角度
    の探触子,該超音波探触子を回転駆動する探触子回転
    部,超音波探触子の回転角を検出する探触子回転角検出
    器をそれぞれ内部に設けた駆動装置本体との何れかを前
    記窓に設置可能に装着するとともに、前記各窓の近傍と
    探触子ホルダまたは駆動装置本体との間に、 位置決め手
    段を設けたことを特徴とするL字型ボルトの超音波探傷
    装置。
  4. 【請求項4】 円周方向に間隔をおいて配置された複数
    本のL字型ボルトの超音波探傷を行う装置において、L
    字型ボルトのコーナ部分に超音波ビームを投入可能な傾
    斜角度の探触子を内部に設けた探触子ホルダと、L字型
    ボルトのコーナ部分に超音波ビームを投入可能な傾斜角
    度の探触子,該探触子を回転駆動する探触子回転部,超
    音波探触子の回転角を検出する探触子回転角検出器をそ
    れぞれ内部に設けた駆動装置本体との何れかを形成し、
    前記L字型ボルト列に対して接近または離間可能な位置
    決め板を配備し、この位置決め板における各L字型ボル
    トに対応する位置に窓を設けるとともに、各窓に前記探
    触子ホルダあるいは駆動装置本体を取り付けたことを特
    徴とするL字型ボルトの超音波探傷装置。
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