JPH11197628A - 焼却炉のばいじん処理装置 - Google Patents

焼却炉のばいじん処理装置

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JPH11197628A
JPH11197628A JP10007468A JP746898A JPH11197628A JP H11197628 A JPH11197628 A JP H11197628A JP 10007468 A JP10007468 A JP 10007468A JP 746898 A JP746898 A JP 746898A JP H11197628 A JPH11197628 A JP H11197628A
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隆俊 堀田
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Kenichi Kitamura
顕一 北村
Kazuo Osumi
一男 大隅
Akihiro Ito
彰啓 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切替排出機構を要さず小型の計量機を構成す
ることができ、ばいじんの移送経路において付着灰や飛
散灰を軽減することができ、ばいじんの分析及び薬剤処
理のための構成を簡易化し、無人による自動連続運転を
行う。 【解決手段】 ばいじん処理装置において、計量灰の排
出の後、残量灰の排出を同一排出口から排出することに
よって、切替排出機構を必要としない計量機6を構成
し、又、計量値に基づいてばいじんの分析結果を補正し
て、ばいじんの分析及び薬剤処理のための構成の簡易化
を行う。ばいじんの分析前処理機構3として、分析用ば
いじんの採取部5と、採取部5から一定量をばいじんを
秤量する定量部6と、秤量した灰を溶出する溶出容器
と、溶出容器中の溶出水を分析する分析部31とを含
み、少なくとも採取部と定量部を密閉状態とする構成と
し、同一の排出口を通して計量灰と残余灰を溶出容器内
に排出し、溶出容器は計量灰と残余灰を溶出水と共に排
出を行う構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般廃棄物や産業
廃棄物の焼却炉において、焼却炉から排出される廃棄物
の内、ばいじんを一般廃棄物として処理できるようにす
るための中間処理を施す処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ばいじんは、廃棄物の処理及び清掃に関
する法律(廃棄物処理法)の改正法により特別管理一般
廃棄物に指定され、厚生大臣の定める次に4つの方法の
何れかによって中間処理を施さなければ一般廃棄物とし
て埋め立て処分等をすることができない(厚生省告示第
194号)。 (1)溶融固化,(2)セメント固化,(3)薬剤処
理,(4)酸その他の溶媒による安定化。なお、ここ
で、ばいじんとは、電気集塵機やバグフィルタなどの処
理集塵施設によって集められたものに限らず、ボイラー
ダストでの飛灰や溶融炉での飛灰なども含む意味で使用
するものとする。
【0003】ごみが千数百度という高温で焼却される
際、ゴミ中の重金属の一部はその高温によって揮散(蒸
発)するが、これらは飛灰とともに集塵機で捕集され
る。そのため、ばいじん中には重金属が多く含まれるこ
とになる。ばいじんを埋め立て処分する際、ばいじんに
含まれる重金属が溶出しないようにするのが上記の中間
処理の目的である。
【0004】上記中間処理の内、薬剤処理法は設備面、
維持管理面、技術の確立の面において優れている。
【0005】中間処理されたばいじん中の鉛,カドミウ
ム,六価クロム,砒素,水銀,及びセレンの重金属に関
して溶出基準が定められており、処分するためにはその
基準を満たさなければならない。
【0006】又、この重金属の他に、ばいじん中に含ま
れる塩化水素を処理するために、排ガスライン中に消石
灰を添加する。ばいじんを10%水溶液にした場合、通
常の場合のpH値は9程度であるが、消石灰注入後の水
溶液ではpH値は11〜13程度となる。中間処理され
た場合の中の鉛は、pH値が10程度のときに最も溶出
しにくく、pH値がそれよりも高くなっても低くなって
溶出し易くなることが知られている。消石灰をふくみア
ルカリ剤により排ガス処理を行う焼却施設で発生するば
いじんは、その水溶液のpH値が高いため、鉛の溶出が
著しい。
【0007】一方、アルカリ剤による排ガス処理を行わ
ない場合には、ばいじんの水溶液のpH値は6〜10程
度を示すため、鉛及びカドミウムが溶出基準以上に検出
される場合がある。そのため、薬剤処理法では、重金属
が溶出しにくくなる重金属安定剤として液体キレートを
添加すると共に、pH調整剤によるpH調整を行ってい
る。
【0008】法に定められた測定方法によれば、中間処
理されたばいじんからの重金属の溶出量は、処理物を6
時間かけて水に溶出させ、その上澄み液に酸処理及び溶
媒抽出など処理を施した後、原子吸光分析により測定を
行う。従って、このように長時間を要する分析結果をば
いじんの処理装置にフィードバックさせても、時間遅れ
が大きすぎてばいじんの性状が変化してしまうおそれが
あり、安定な中間処理を行うことができない。そのた
め、ばいじんの性状が変化しても重金属の溶出量が基準
を越えないような過剰な一定量の液体キレート等の重金
属安定剤を添加している。
【0009】又、中間処理後のpH値を10付近へ設定
することによって、重金属の溶出を規定範囲内に抑える
ことができる場合もある。その場合にも、ばいじん及び
その処理物は固体であるため、そのpH値は容易に測定
できない。そのため、現在は一定量のpH調整剤を注入
している。
【0010】図7は従来の焼却炉のばいじん処理装置に
おいて、ばいじんの分析を行う分析機構を説明するため
の概略ブロック図である。
【0011】図7において、分析前処理機構10(二点
鎖線で囲まれる部分)は、ばいじんサイロ21から分析
用のばいじんを採取する採取部5と、採取したばいじん
から一定量を計量する計量部8と、計量した一定量のば
いじんを用いて、分析用の溶出水を生成する溶出容器7
と、計量部8内で飛散するばいじんを集める集塵機9
と、計量部8で排出される残余灰をばいじんサイロ21
に回収するリターンコンベア11を備える。
【0012】ここで、計量部8は微量切り出しが可能な
振動フィーダ式計量機を用いることによって、秤量精度
の向上を図っている。この振動フィーダ式計量機は、受
入ホッパ81と振動フィーダ式の定量機82を備え、計
量ホッパ83及びホッパ84、85は、計量排出と残余
排出で移動する。又、分析サンプルとして正量したばい
じんは計量ホッパ83、及びホッパ85を介して溶出容
器7に排出され、正量前後の残余したばいじんは計量ホ
ッパ83及びホッパ84を介してリターンコンベア11
に排出される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来、薬剤処理では、
薬剤の投入量を定めるために、各焼却場のばいじんを人
為的に採取して環境分析業者にサンプルを送付し分析を
依頼している。そして、得られた分析結果を用いて、安
定化薬剤等の薬剤の投入量を、ばいじん中に含まれる重
金属の最大濃度に対応できるように過剰投入し、安定化
処理後の処理物から溶出する重金属の溶出濃度が規定値
を越えないようにしている。
【0014】しかしながら、ばいじん中の重金属の採取
及び分析は年1回程度であるため、連続的に運転される
ごみ焼却場のばいじん中に含まれる重金属の濃度が急激
に上昇したとしても、投入する薬剤量は一定であるた
め、その時点の処理物の溶出濃度は規定値を越える事態
が懸念されている。
【0015】そのため、常時、無人で連続してばいじん
中の重金属の溶出濃度をモニタリングし、この分析結果
に基づいて安定化処理を行うことができる、自動ばいじ
ん処理装置が求められている。
【0016】このような、自動ばいじん処理装置には種
々の解決すべき課題があり、従来実現が困難であった。
例えば、ばいじんには組成として、SiやCa等の塩基
度が高いものが多く含まれており、これらは吸湿度が高
いため、粉体移送や計量の自動化が困難である。又、ば
いじん中の重金属の溶出濃度を測定するために、サンプ
リングしたばいじんの一定量を計量する必要があり、定
量化のために秤量精度を向上させるには微量切り出しが
可能な振動フィーダ式計量機等を必要とするが、この振
動フィーダ式計量機では、灰の付着や飛散により計量機
のメンテナンスの経費が高くなり、安定した運転が困難
であるという問題がある。さらに、従来の計量機では、
計量灰と計量前後の残余灰を切り換えて排出するため複
雑な切替排出機構が必要であり、装置が大型化するとう
い問題がある。
【0017】又、外部環境に対するばいじんの影響を低
減するには、密閉系のネジ式微量切り出し計量機が適し
ているが、この計量機では、排出粉体の固まり具合が異
なり、ばらつきが大きくなるという問題がある。
【0018】そこで、本発明は前記した従来の焼却炉の
ばいじん処理装置の持つ問題点を解決し、無人による自
動連続運転を行うことができる焼却炉のばいじん処理装
置を提供することを目的とするものであり、この無人に
よる自動連続運転を達成するためのより詳細な目的とし
て、切替排出機構を要さず小型の計量機を構成すること
を第1の目的とし、ばいじんの移送経路において付着灰
や飛散灰を軽減することを第2の目的とし、ばいじんの
分析及び薬剤処理のための構成をより簡易なものとする
ことを第3の目的とする。
【0019】なお、上記第1〜第3の目的は優先度を表
すものではなく、各目的を単独あるいは複合して達成す
ることにより、焼却炉のばいじん処理装置の無人による
自動連続運転を達成することができるものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の焼却炉のばいじ
ん処理装置は、一定量のばいじんを求める計量機におい
て、計量灰の排出の後、残余灰の排出を同一排出口から
排出することによって、切替排出機構を必要としない計
量機を構成し、又、計量値に基づいてばいじんの分析結
果を補正することによって、ばいじんの分析及び薬剤処
理のための構成の簡易化を行うものである。又、上記計
量機及びばいじんが灰状態にある部分を機密構造とする
ことによって、付着灰や飛散灰を軽減させる。
【0021】本発明の焼却炉のばいじん処理装置は、上
記構成を達成するためのばいじんの分析機構として、分
析用のばいじんを採取する採取部と、採取部からのばい
じんの一定量を秤量する定量部と、秤量した灰を溶出す
る溶出容器と、溶出容器中の溶出水を分析する分析部と
を含み、少なくとも採取部と定量部を密閉状態とする構
成とし、同一の排出口を通して計量灰と残余灰を溶出容
器内に排出し、溶出容器は計量灰と残余灰を溶出水と共
に排出を行う構成とする。
【0022】採取部は、固化処理等のためにばいじんを
蓄積しているばいじんサイロ等の設備から分析用にばい
じんを採取して分析部に移送を行う構成部分であり、空
気輸送式サンプラーや循環ポンプ式サンプラー等を用い
ることができる。
【0023】定量部は、採取部で採取したばいじんから
一定量の灰を秤量する構成部分であり、秤量した灰を溶
出する溶出容器に排出する。
【0024】溶出容器は、ばいじんから溶出する重金属
の濃度やPアルカリ度の分析を行うための定量水を溜め
る容器であり、定量部で秤量した一定量の灰を含む溶出
水の上澄み液を用いて分析を行い、分析後は溶出容器内
に定量部に残る残余灰も投入し、計量灰と残余灰を溶出
水と共に排出する。
【0025】分析部は、溶出容器中の溶出水に含まれる
重金属の濃度やPアルカリ度又はカルシウム溶出量を分
析する構成部分であり、重金属の分析には原子吸光光度
計やICP(誘導結合プラズマ)装置を用いることによ
って、鉛、カドミウム、6価クロム、砒素、水銀、及び
セレン等の重金属を測定することができる。Pアルカリ
度の測定には、自動滴定装置が用いられる。ばいじん処
理装置は、分析部の分析結果に基づいて、ばいじんを安
定化させるための薬剤を添加し、重金属の溶出を抑えた
状態でばいじんの排出処理を行う。
【0026】添加する薬剤としては、例えば、ばいじん
の処理物のpH値を重金属が溶出しにくい値とするため
のpH調整剤や、重金属の溶出を抑える重金属安定剤を
用いることができる。pH調整剤として、硫酸バンド、
ポリ鉄、塩化第2鉄等の水溶液を用いることができ、
又、重金属安定剤として、液体キレート、無機系処理剤
を用いることができる。pH調整剤の添加指標として、
Pアルカリ度が用いられる。
【0027】上記構成の焼却炉のばいじん処理装置によ
れば、採取部はばいじんサイロ等から移送経路を通って
ばいじんを分析用に採取し、定量部は採取したばいじん
から一定量を秤量して溶出容器中に投入する。溶出容器
中には一定量の水が注入されており、ばいじんを投入す
ることによって、ばいじんに含まれる重金属が溶出水中
に溶出する。この溶出水中の溶出される重金属の濃度や
Pアルカリ度やカルシウム量を分析することによって、
薬剤処理で添加する薬剤の量を適量に制御することがで
きる。
【0028】ばいじんの分析に用いた計量灰、及び採取
したばいじんの内で計量後に残った残余灰を同一の排出
口を通して溶出容器内に排出する。溶出容器は計量灰と
残余灰を溶出水と共に排出を行う。この計量灰と残余灰
を同一の排出口を通して溶出容器内に排出する構成によ
り、切替排出機構を用いることなく計量灰と残余灰の排
出を行うことができる。又、上記構成、及び少なくとも
採取部と定量部を密閉状態とする構成によって、ばいじ
んの移送経路を簡素化して付着灰や飛散灰を軽減するこ
とができる。計量灰と残余灰を溶出水と共に排出し、プ
ラントの終端で汚染水を回収する構成とすることによっ
て、残余灰を粉体搬送装置で回収する構成と比較して、
回収に要する費用を軽減し、設備を簡略化することがで
きる。
【0029】又、ばいじんの付着や飛散を軽減するため
の構成の一態様として、ばいじんの移送経路を加熱して
ばいじんの湿気を除去するヒーティング機構や、空気等
の乾燥気体を吹き付けてばいじんの付着を防止するドラ
イエアー機構を設けることもできる。
【0030】本発明の焼却炉のばいじん処理装置は、上
記構成を達成するためのばいじんの他の分析機構とし
て、分析用のばいじんをサンプリングする採取部と、採
取部からのばいじんの一定量を秤量する定量部と、秤量
した一定量のばいじんを計量する計量部と、計量灰を溶
出する溶出容器と、溶出容器中の溶出水を分析する分析
部と、分析部の分析結果に基づいて薬剤の投入量を制御
する制御部を含むばいじんの分析機構を備えた構成と
し、計量値及び定量溶出水量から得られる溶出水の希釈
濃度に基づいて分析結果の補正を行う構成とする。
【0031】上記構成のばいじん処理装置は、前記した
構成のばいじん処理装置が備える採取部、定量部、溶出
容器、及び分析部に加えて、計量部と制御部を備える。
計量部は、定量部で秤量したばいじんの質量を計量する
構成部分であり、精密な秤に載せて排出した灰の量を減
量式で秤量する構成を用いることができる。制御部は、
計量部で計量したばいじんの計量値と溶出容器の定量溶
出水量から溶出水の希釈濃度を算出し、あらかじめ求め
ておいた重金属溶出濃度あるいはPアルカリ度と溶出水
の希釈濃度との関係から、重金属溶出濃度あるいはPア
ルカリ度の補正を行い、この補正した値に基づいて薬剤
の添加量を制御する。
【0032】このような簡易な構成によって、定量部の
定量精度を高くすることなく、ばいじんの重金属溶出濃
度やPアルカリ度の測定精度を高めることができ、薬剤
添加の制御精度を高めることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の焼却炉
のばいじん処理装置の概略を説明するためのブロック図
である。図1において、焼却炉のばいじん処理装置1
は、ばいじんに薬剤を添加して廃棄物処理を行うばいじ
ん処理機構2と、ばいじん処理機構2で添加する薬剤の
量を調節するためにばいじんの溶出量やカルシウム量の
検出を行う分析前処理機構3を備える。
【0034】ばいじん処理機構2は、焼却炉(図示しな
い)から粉体搬送されるばいじんをばいじんサイロ21
に集めて集積させ、固化装置22において薬剤及び水を
添加して重金属を安定化させる廃棄物処理を行い、灰ピ
ット27に廃棄する。
【0035】添加する薬剤としては重金属安定剤25や
pH調整剤26があり、重金属安定剤25として液体キ
レート、無機系処理剤を用いることができ、pH調整剤
26として硫酸バンド、ポリ鉄、塩化第2鉄等の水溶液
を用いることができ、それぞれポンプ23,24を通し
て添加量の調節が行われる。
【0036】分析前処理機構3は、採取計量部4と分析
部31と制御部32を備える。採取計量部4は、ばいじ
んサイロ21から分析用のばいじんを採取する採取部5
と、採取したばいじんから一定量を秤量し、秤量したば
いじんの質量を計量する計量部6と、計量後のばいじん
を用いて分析用の溶出水を生成し排出を行う溶出排出部
7とを含む。溶出排出部7の溶出容器は、所定量の水に
計量したばいじんを投入してばいじんの溶出水を生成す
る容器である。分析部31は、この溶出容器7内の溶出
水を分析して、溶出した重金属の濃度やPアルカリ度を
求め、制御部32は採取,計量,分析を行い、分析結果
に基づいて薬剤の添加量を制御する。制御部32の制御
信号はポンプ23,24に送られ、重金属安定剤25や
pH調整剤26の添加量の調整が行われる。
【0037】なお、溶出容器7内には、計量されたばい
じんに加えて、計量機内に残っている残余ばいじんを加
え、溶出水と共に排出する。
【0038】なお、採取部5は固化処理等のためにばい
じんを蓄積しているばいじんサイロ等の設備から分析用
にばいじんを採取して分析部に移送を行う構成部分であ
り、空気輸送式サンプラーや循環ポンプ式サンプラー等
を用いることができる。
【0039】又、ばいじんの移送経路に、移送経路を加
熱してばいじんの湿気を除去するヒーティング機構や、
空気等の乾燥気体を吹き付けてばいじんの付着を防止す
ドライエアー機構を設けることもできる。
【0040】図2は、本発明の焼却炉のばいじん処理装
置の採取計量部4の構成を説明するための図である。図
2において、採取計量部4は、採取部5と計量部6と溶
出排出部7とを含む。
【0041】採取部5は、ばいじんサイロ21から分析
用のばいじんを採取する機構であり、図示する構成では
図1の循環ポンプ52又は図2の空気式サンプラーによ
ってばいじんサイロ21との間で間欠循環や採取を行っ
てばいじんの経路を形成し、ホッパ51内にばいじんを
採取する。
【0042】計量部6は、一定量のばいじんを秤量し、
秤量したばいじんの正確な量を計量する機構である。一
定量のばいじんを秤量する部分は、ホッパ51からばい
じんを受ける秤量ホッパ61と、該秤量ホッパ61内に
溜められたばいじんから所定量のばいじんを排出秤量す
る秤量機62を備える。秤量機62は、精密な秤に載せ
て排出した灰の量を減量式で秤量する構成を用いること
ができる。
【0043】ばいじんを計量する部分は、秤量機62で
秤量したばいじんを受け、ばいじんの質量を計量する計
量ホッパ63と、計量ホッパ63内のばいじんを受け
て、溶出排出部7に排出する排出ホッパ64を備える。
計量ホッパ63で秤量したばいじんの質量を計量するこ
とによって、秤量機62において高い定量精度を要する
ことなく、ばいじんの排出量から溶出水の分析値の濃度
補正を行うことができる。
【0044】排出ホッパ64は、計量したばいじんを受
けると共に、この計量操作の後、秤量ホッパ61に残っ
ているばいじんの残余灰を受け、両ばいじんを溶出排出
部7に排出する。
【0045】又、秤量機62は高い定量精度を要しない
ため、簡易な構成のネジ式排出機を用いることができ、
小型で廉価の秤量機の選択が可能となる。
【0046】さらに、計量部6を密閉容器内に収納する
構成とすることによって、外部への灰の飛散を防止する
ことができる。
【0047】溶出排出部7は、所定量の水を溜め、所定
量の水内に計量部6で計量したばいじんを投入して溶出
水を生成する溶出容器71と、該溶出水を攪拌する攪拌
機72と、溶出水を排出する排出バルブ73を備える。
溶出容器71内で生成される溶出水は、水量が所定量に
設定され、又投入されるばいじんの量は計量部6で正確
に計量されるため、その希釈率を正確に求めることがで
きる。
【0048】希釈された溶出水は分析部31で分析さ
れ、溶出するばいじんの重金属の濃度やPアルカリ度の
測定が行われる。次に、本発明の焼却炉のばいじん処理
装置の動作について図3のフローチャートを用いて説明
する。
【0049】ばいじんを図示しないばいじんの移送経路
を経て、ばいじんサイロ21内にサンプリングしておく
(ステップS1)。採取部5は、ばいじんサイロ21か
らばいじんをホッパ51に採取し(ステップS2)、採
取したばいじんを秤量ホッパ61に受け、秤量機62に
より所定量のばいじんを秤量する(ステップS3)。計
量ホッパ63は、排出機構によって排出されたばいじん
の質量を秤量機62によって計量する。これによって、
排出にばらつきがある場合にも、正確なばいじんの量を
知ることができる(ステップS4)。
【0050】計量ホッパ63で排出したばいじんを、排
出ホッパ64を通して溶出容器71内に排出する(ステ
ップS5)。溶出容器71内には、所定量の水が溜めら
れており、投入されたばいじんを攪拌機72で攪拌して
溶出水を生成する。溶出水には、ばいじん中に含まれる
重金属が溶出し、その溶出濃度はばいじん中に含まれる
重金属量に対応したものとなる。このとき、溶出容器7
1内の水の量を所定量とし、投入するばいじんの量を計
量機で計量することによって、正確な希釈率を求めるこ
とができる(ステップS6)。分析部31はこの溶出水
を取り出して分析し、溶出した重金属の濃度やPアルカ
リ度を求める(ステップS7)。この後、ステップS2
0で希釈率に基づいて濃度補正を行った後、 ステップ
S8,9でばいじんを安定化させるための処理を行い、
ステップS10,11,12でばいじんの排出処理を行
う。なお、ステップS20については、図6のフローチ
ャートを用いて説明する。ばいじんの安定化処理におい
て、ばいじんからの重金属の溶出特性は、溶出水の希釈
率によって異なることが明らかになり、ばいじんを安定
化させるために添加する重金属安定剤やpH調整剤等の
薬剤は、分析濃度を基準としてその添加量を調節してい
る。従って、希釈率が変化した場合には、前記ステップ
S7で測定した重金属の濃度やPアルカリ度を、その希
釈率に応じて補正する必要がある。そこで、希釈率に基
づいて重金属濃度やPアルカリ度の補正処理を行い(ス
テップS20)、補正した濃度やPアルカリ度に基づい
て薬剤の添加量を制御し(ステップS8)、固化処理を
行う(ステップS9)。
【0051】又、ばいじんの排出処理では、秤量の後に
秤量ホッパ61内に残っている残余灰を排出ホッパ64
を通して溶出容器71内に排出する。これによって、溶
出容器71内には採取されたばいじんが全て投入される
ことになる(ステップS10)。このばいじんが投入さ
れた溶出容器72を洗浄処理し(ステップS11)、溶
出容器内の液体を排出バルブ73を通して排出する。こ
れによって、採取されたばいじんは洗浄水と共に排出さ
れる(ステップS12)。
【0052】上記処理を所定の周期で繰り返したり、設
定時間毎に行い、得られた重金属濃度やPアルカリ度に
基づいて重金属安定剤やpH調整剤の添加量の調整を行
うことによって、ばいじん処理の自動化及び無人化を行
うことができる。
【0053】図4は、溶出水の希釈率と溶出する重金属
の濃度及びPアルカリ度との関係を示す図である。な
お、図4では、重金属として鉛(Pb)の例を示してい
る。本出願人は、溶出水の希釈率と溶出する重金属の濃
度及び溶出水のPアルカリ度との図4に示すような所定
の特性関係があることを確認し、一定量の溶出水に投入
したばいじん量が変化して希釈率が変化しても、測定し
た重金属濃度やPアルカリ度に所定の比率で濃度補正す
ることによって、適正濃度を求めることを特徴としてい
る。
【0054】本発明ではこの関係を用いて重金属濃度や
Pアルカリ度の補正率を求めて、重金属濃度やPアルカ
リ度の補正を行っている。なお、Pアルカリ度は、JI
S規格K0101の用水試験で規定されたものであり、
Pアルカリ度を自動的に測定する自動適定装置が市販さ
れている。
【0055】図5は、図4に示す関係を用いた補正を説
明するための図であり、図6はこの補正を説明するフロ
ーチャートである。なお、図5ではPbの濃度補正につ
いて説明しているが、Pアルカリ度についても同様に補
正することができる。又、図6のフローチャートは、図
3のフローチャートのステップS20に対応するもので
ある。
【0056】ばいじんの固化処理に用いる薬剤の添加量
は、濃度補正を行った後の濃度に応じて調整し、その濃
度は溶出水の希釈率に応じて変化する。希釈率は、一定
量の定量水に投入されるばいじんの量で定まるものであ
り、計量されたばいじん量に重量誤差が含まれる場合に
は、溶出水の希釈率が異なることになる。そのため、一
定量の溶出水に投入したばいじん量がばらつくと希釈率
が変化するため、測定した重金属濃度やPアルカリ度に
基準希釈率との差異が生じることになる。本発明では、
溶出水の希釈率の差から得られる所定の比率を用いて濃
度補正を行い、適正濃度を求めるものである。
【0057】図5は、ばいじん量に誤差が含まれない場
合の溶出水の基準希釈率をaとし、重量誤差によってこ
の希釈率aからずれた場合について、重金属濃度やPア
ルカリ度の濃度補正を行う例を示している。
【0058】溶出水の希釈率は、溶出容器に注入されて
いる水量と、投入されるばいじんの計量値から算出され
る。ここで、溶出容器に注入されている水量は一定量で
あるため、ばいじんの計量値に応じて希釈率は変化する
ことになる。図5では、基準計量値の場合の基準希釈率
をaとし、計量偏差を含む場合の希釈率をamとしてい
る(ステップS21)。
【0059】この希釈率amに対する重金属濃度は、図
5の特性からbmとなる。希釈率に対する濃度の補正率
は特性曲線の傾きkで表すことができる。この傾きkを
用いることによって、濃度補正を行うことができる。図
5において、希釈率amと基準希釈率aとの差を求め
(ステップS22)、この差に傾きkを乗じることによ
って、濃度の補正量k×(am−a)を求めることがで
きる(ステップS23)。
【0060】求めた濃度補正量k×(am−a)により
測定濃度bmを補正することによって、補正濃度pb
(=bm−k×(am−a))を求めることができる
(ステップS24)。
【0061】これによって、一定量の溶出水に投入した
ばいじん量が変化し、希釈率が変化しても、測定した重
金属濃度やPアルカリ度に所定の比率で濃度補正するこ
とによって、適正濃度を求めることができる。
【0062】なお、上記補正演算は一例であって、他の
演算により補正を行うこともできる。又、上記補正演算
は、上記関係をデータとして格納しておき、算出希釈率
に応じて補正率あるいは補正値を読み出す構成とするこ
とも、又、上記関係を関係式として格納しておき、算出
希釈率に応じて演算を行う構成とすることもできる。
又、上記補正演算は、分析部31で行う構成とすること
も、制御部32で行う構成とすることもできる。
【0063】さらに、希釈率amについては、計量部6
で求める構成とすることもできる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の焼却炉の
ばいじん処理装置によれば、無人による自動連続運転を
行うことができる。また、切替排出機構を要さず小型の
計量機を構成することができ、ばいじんの移送経路にお
いて付着灰や飛散灰を軽減することができ、ばいじんの
分析及び薬剤処理のための構成をより簡易なものとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の焼却炉のばいじん処理装置の概略を説
明するためのブロック図である。
【図2】本発明の焼却炉のばいじん処理装置の採取計量
部4の構成を説明するための図である。
【図3】本発明の焼却炉のばいじん処理装置の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図4】溶出水の希釈率と溶出する重金属の濃度及びP
アルカリ度との関係を示す図である。
【図5】本発明のばいじん処理装置の補正処理を説明す
るための図である。
【図6】本発明のばいじん処理装置の補正処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図7】従来の焼却炉のばいじん処理装置において、ば
いじんの分析を行う分析機構を説明するための概略ブロ
ック図である。
【符号の説明】
1…ばいじん処理装置、2…ばいじん処理機構、3,1
0…分析前処理機構、4…採取計量部、5…採取部、
6,8…計量部、7…排出部、9…集塵機、11…リタ
ーンコンベア、21…ばいじんサイロ、22…固化装
置、23,24…ポンプ、25…重金属安定剤、26…
pH調整剤、27…灰ピット、31…分析部、32…制
御部、51…ホッパ、52…循環ポンプ、61…秤量ホ
ッパ、62…秤量機、63…計量ホッパ、64…排出ホ
ッパ、71…排出容器、72…攪拌機、73…排出バル
ブ、81…受入ホッパ、82…定量機、83…計量ホッ
パ。84,85…ホッパ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 顕一 東京都千代田区神田錦町1丁目3番地 株 式会社島津製作所東京支社内 (72)発明者 大隅 一男 兵庫県尼崎市金楽寺町2丁目2番地33号 株式会社タクマ内 (72)発明者 伊藤 彰啓 兵庫県尼崎市金楽寺町2丁目2番地33号 株式会社タクマ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分析用のばいじんを採取する採取部と、
    前記採取部からのばいじんの一定量を秤量する定量部
    と、前記秤量灰を溶出する溶出容器と、前記溶出容器中
    の溶出水を分析する分析部とを含み、少なくとも採取部
    と定量部を密閉状態とするばいじんの分析機構を備え、
    計量灰と残余灰を同一の排出口を通して溶出容器内に排
    出し、溶出容器は計量灰と残余灰を溶出水と共に排出す
    る焼却炉のばいじん処理装置。
  2. 【請求項2】 分析用のばいじんをサンプルする採取部
    と、前記採取部からのばいじんの一定量を秤量する定量
    部と、前記秤量した一定量のばいじんを計量する計量部
    と、前記秤量灰を溶出する溶出容器と、前記溶出容器中
    の溶出水を分析する分析部と、前記分析部の分析結果に
    基づいて薬剤の投入量を制御する制御部を含むばいじん
    の分析機構を備え、計量値及び溶出水量から得られる溶
    出水の希釈濃度に基づいて分析結果の補正を行う焼却炉
    のばいじん処理装置。
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