JPH11196505A - 分電盤 - Google Patents

分電盤

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JPH11196505A
JPH11196505A JP9360494A JP36049497A JPH11196505A JP H11196505 A JPH11196505 A JP H11196505A JP 9360494 A JP9360494 A JP 9360494A JP 36049497 A JP36049497 A JP 36049497A JP H11196505 A JPH11196505 A JP H11196505A
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JP
Japan
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main
box
wiring
sub
branch
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JP9360494A
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Shigeru Hirabayashi
茂 平林
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化や軽量化が容易に図れるような新しい
形態の分電盤を提供すること。 【解決手段】 分電盤は、分岐用配線遮断器群18が収
装されたメインボックス2と、主幹用配線遮断器6が収
装されたサブボックス4とからなる。主幹用配線遮断器
6をメインボックス2ではなくサブボックス4に収装し
たことで、メインボックス2及びサブボックス4をそれ
ぞれ、主幹用配線遮断器6及び分岐用配線遮断器群18
に見合ったサイズに個別に設定できるから、従来に比べ
サブボックス4が増加してもあまり影響を受けずにコン
パクトにまとめて小型化を図れ、これにより軽量化をも
図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物内の各エリア
や大型な電気機器等に対し個別に電力を供給する分電盤
に係り、特に、小型化または軽量化に適した分電盤に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の大型な電気機器に個別に電力を供
給したり、建物内において一般系統や発電系統、防災系
統として個別に電力を供給したりする分電盤は、一般
に、電力供給ケーブルに接続された主幹用配線と、この
主幹用配線から多数分岐されて設けられた分岐用配線と
を備え、電力供給ケーブルを通じて供給される電力を主
幹用配線に導入して、各分岐用配線毎に各別に電力を供
給できるようになっている。このような分電盤にあって
は、前記主幹用配線には主幹用配線遮断器が、また、前
記各分岐用配線には、それぞれ各別に分岐用配線遮断器
が設けられ、主幹用配線または分岐用配線を通じて過剰
な電力が供給される非常の場合に、主幹用配線または分
岐用配線を遮断するようになっている。従来、これら主
幹用配線や分岐用配線、または主幹用配線遮断器や分岐
用配線遮断器は、全て、単一の収容ボックスにまとめて
収装されるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の分電盤にあっては、主幹用配線や分岐用
配線または主幹用遮断器や分岐用配線遮断器等が単一の
収容ボックスにまとめて収装される構成になっていたた
め、収容ボックスの規模や重量が大きくなりがちで、現
場への運搬・搬入時や設置時等において、作業に手間が
かかるとともに、設置場所によってはかなり大掛かりな
補強工事を行わなければならず、取り扱いに不便を生じ
ていた。
【0004】また、収容ボックスの規模が大きくなるこ
とに伴い、分電盤の設置に大きなスペースが必要となる
ため、設置スペースの確保が難しくなり、設置場所に大
きな制約を受けていた。このような事情から、従来か
ら、小型化または軽量化を図れるような新しい形態を有
する分電盤が要求されていた。
【0005】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、小型化や軽量化が容易に図れる
ような新しい形態の分電盤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)前記目的を達成す
るために本発明に係る分電盤にあっては、電力供給ケー
ブルに接続され該電力供給ケーブルより電力を導入する
主幹用配線と、該主幹用配線に接続され当該主幹用配線
を非常時に遮断する主幹用配線遮断器と、該主幹用配線
より多数分岐されて設けられ該主幹用配線に導入された
該電力を各別に供給可能な分岐用配線を有し、かつ該各
分岐用配線毎に各別に接続され当該分岐用配線が供給す
る該電力を非常時に遮断する分岐用配線遮断器が設けら
れた分岐用配線遮断器群とを備えた分電盤において、該
分岐用配線遮断器群をメインボックス内に収装するとと
もに、該メインボックスの外側に該メインボックスより
もサイズの小さいサブボックスを設け、該主幹用配線を
該分岐用配線遮断器群から該メインボックスより外部に
延出して該サブボックス内に布設し、該サブボックス内
に該主幹用配線遮断器を該主幹用配線に接続しつつ収装
したことを特徴とする。
【0007】このような構成を有する分電盤にあって
は、分岐用配線遮断器群をメインボックス内に収装する
一方、主幹用配線遮断器をメインボックス内ではなくメ
インボックスの外側に設けられ、該メインボックスより
もサイズの小さいサブボックス内に収装したことで、主
幹用配線遮断器用収装スペースを削減して、従来よりも
小型化することができる。
【0008】サブボックスは、メインボックスよりも小
さなサイズに形成しているので、分電盤全体としてはコ
ンパクトにまとめることができる。このように分電盤を
小型化できることで、従来に比べ、分電盤全体の重量を
低減することができ、現場への運搬・搬入時や設置時に
かかる作業の手間を大幅に軽減することができるととも
に、設置にあたり必要であった大掛かりな補強工事をも
不要にすることができる。また、今まで設置できなかっ
た狭いスペースにも対応できるようになり、設置スペー
スの制約を大幅に改善することができる。
【0009】また、メインボックスとサブボックスとの
間に段差空間が生じ、この空間に電力供給ケーブルを配
線すれば、分電盤全体の設置スペースをさらに小さくす
ることができる。
【0010】(2)前記サブボックスを前記メインボッ
クスに対し別体に形成するとともに、該主幹用配線遮断
器と該分岐用配線遮断器群との間に介設された該主幹用
配線にプラグ接続構造部を設けて該主幹用配線遮断器と
該分岐用配線遮断器群とを相互にプラグ接続可能にすれ
ば、メインボックスとサブボックスとを別々に搬送して
現場で組み立てることができる。
【0011】そして、サブボックスをメインボックスに
組付ける前に、サブボックスに電力供給ケーブルを接続
しておくことができるので、高所にて電力供給ケーブル
を主幹用配線遮断器に接続する必要がなくなり、簡単に
組み立てを完了することができる。これにより、現場に
おける組立作業の手間を軽減することができる。
【0012】(3)前記プラグ接続構造部の一方を構成
し前記分岐用配線遮断器群に各々接続される前記メイン
ボックス側のプラグ接続部を該メインボックスに複数箇
所設ければ、設置スペースの状況に応じてサブボックス
の取付位置を適宜選択することができる。
【0013】(4)前記プラグ接続部を前記メインボッ
クスの相異なる辺部に設けて、前記プラグ接続構造部の
他方を構成する前記サブボックス側のプラグ接続部を任
意の辺部に接続できるようにすれば、設置スペースの状
況に応じてサブボックスの取付方向についても選択する
ことができる。
【0014】(5)前記メインボックスの扉部及び/又
は前記サブボックスの外面に、該メインボックス及び/
又は該サブボックスの内部を外部から視認可能な透明部
を設ければ、メインボックス及び/又はサブボックスの
内部に収装された機器の状況及び/またはプラグ接続状
況を目視することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る分電盤の実施
の形態について、添付図面に基づき説明する。ここで、
図1〜4は、本発明に係る分電盤の一実施形態を示した
ものである。このうち、図1及び2は、それぞれ本実施
の形態に係る分電盤を示した斜視図及び正面図であり、
また、図3及び図4は、それぞれ分電盤の要部を拡大し
て示した正面縦断面図及び側面縦断面図である。
【0016】本実施の形態に係る分電盤は、図1及び2
に示すように、主に、メインボックス2と、このメイン
ボックス2の外側に設けられたこれよりもサイズの小さ
いサブボックス4とからなり、サブボックス4内には主
幹用配線遮断器6が収装される一方、メインボックス2
内には、分岐用配線遮断器群18(18a,18b)が
収装されている。
【0017】ここで、主幹用配線遮断器6は、電力供給
ケーブル12に接続され主幹用配線14に設けられ、電
力供給ケーブル12から行われる電力供給を非常時に遮
断するようになっている。他方、分岐用配線遮断器群1
8は、主幹用配線遮断器6に接続された3本の母線14
a,14b,14cと、これらのうちの2本の母線14
a,14cに接続されこれらからそれぞれ左右両側へと
多数分岐されて延設された分岐用配線16と、残りの母
線14bの下端部に接続された前記ニュートラル端子台
10と、各分岐用配線16にそれぞれ各別に設けられた
多数の分岐用配線遮断器からなる左右両側の分岐用配線
遮断器群18a,18bとを備えたものである。分岐用
配線遮断器群18a,18bの各分岐用配線遮断器は、
各分岐用配線16に対して行われる電力供給を非常時に
個別に遮断するようになっている。
【0018】一方、メインボックス2は、例えば厚さ6
5〜100mmの範囲内に形成された外形矩形状の扁平
な箱体から構成され、例えば金属板等の肉厚の薄い板材
により形成される。メインボックス2は、分岐用配線遮
断器群18を収納するのに見合ったサイズに形成されコ
ンパクト化されている。
【0019】また、メインボックス2には、本発明に係
る扉部として、その内部に内扉19が、またその前面部
に外扉20がそれぞれ設けられている。内扉19は、例
えばネジ止めにより設けられたもので、母線14a,1
4b,14c、ニュートラル端子台10及び分岐用配線
16を覆って保護しつつ、分岐用配線遮断器群18a,
18bの各分岐用配線遮断器を表側に表出させている。
他方、外扉20は、開閉可能に設けられたもので、これ
を開いて、メインボックス2内部に収装された分岐用配
線遮断器群18等の各種分電盤機器に対しメンテナンス
等の作業を行えるようにしている。
【0020】本実施の形態では、外扉20は、例えばア
クリル等の透明な材料により形成され、全体が透明部に
なっている。これにより、外扉20を閉じた状態でも、
この外扉20を通じてメインボックス2内部の様子、例
えば分岐用配線遮断器群18の各分岐用配線遮断器のス
イッチ状態等を外部から目視することができ、これによ
り機器の状態等を知ることができる。さらに、内扉19
についても、全体を例えばアクリル等の透明な材料によ
り形成すれば、3本の母線14a,14b,14cやニ
ュートラル端子台10、分岐用配線16等の接続状態、
並びに後述するプラグ接続状態をも外部から目視するこ
とができるようになる。
【0021】他方、サブボックス4は、メインボックス
2の上端部に設けられている。サブボックス4は、前記
メインボックス2とは別体に形成されていて、サブボッ
クス4の下端部に設けられた枠体状の取付部材22を介
して取付金具24によりメインボックス2に一体的に設
けられている。サブボックス4の側面には、内部に収装
された主幹用配線遮断器6の操作スイッチ6aが外部に
突出して設けられている。また、サブボックス4の上面
部には、主幹用遮断器6のケーブル側端子部26が突設
されていて、電力供給ケーブル12に接続されている。
また、ケーブル側端子部26と電力供給ケーブル12と
の接続部には、図2に示すような、絶縁防護カバー28
が設けられる。また、サブボックス4については、前記
メインボックス2の内扉19または外扉20の場合と同
様に、全体を例えばアクリル等の透明な材料により形成
してサブボックス4全体を透明部とし、外部から内部の
状態を目視できるようにしてもよい。
【0022】図3及び図4は、主幹用配線遮断器6と分
岐用配線遮断器群18との電気的接続部を示したもので
ある。主幹用配線遮断器6と分岐用配線遮断器群18と
は、メインボックス2の外壁部2aに貫通形成された開
口部30を通じて相互に接続されている。本実施の形態
では、主幹用配線遮断器6と分岐用配線遮断器群18と
の接続部にプラグ接続構造部32が設けられている。こ
のプラグ接続構造部32は、互いに嵌合されるプラグ部
材34とプラグ差し込み部材36とから構成されてい
る。プラグ部材34は、例えば金属板(銅板など)等の
導電性を有する帯状の薄板材から形成されていて、主幹
用配線遮断器6の分岐用配線遮断器群18側端子部38
にネジ止めにより接続固定されている。プラグ部材34
は、端子部38からメインボックス2側のプラグ差し込
み部材36に向かって延設されていて、その先端部分が
それぞれ、プラグ差し込み部材36に差し込まれるよう
になっている。
【0023】他方、プラグ差し込み部材36は、それぞ
れ、例えば金属材料等の導電材により形成され、分岐用
配線遮断器群18の各母線14a,14b,14cの端
部に電気的に接続されつつ一体的に設けられている。プ
ラグ差し込み部材36には、それぞれ、前記プラグ部材
34が差し込み可能な二又状のプラグ差し込み部36a
が形成されていて、プラグ部材34の先端部が各々対応
して差し込まれてこれに電気的に接続されるようになっ
ている。さらに、プラグ差し込み部36aは、プラグ差
し込み口部に設けられた拡開部36b,36bと、これ
よりもプラグ差し込み部36aの内奥部に設けられた挟
持部36c,36cとを備えている。拡開部36b,3
6bは、プラグ部材34をプラグ差し込み部36aに差
し込む際に、プラグ部材34とプラグ差し込み部36a
との相互の位置合わせをし易くしている。また、挟持部
36c,36cは、プラグ部材34の差し込みにより外
方へ押し広げられてその復帰力によりプラグ部材34に
対しその両側から弾性的に挟み込んで保持するようにな
っている。これにより、プラグ部材34とプラグ差し込
み部材36とを確実に接触させ、かつその接触状態を保
持することができるとともに、プラグ部材34の差し込
みの際にプラグ部材34とプラグ差し込み部材36との
間に生じる摩擦力を低減させてプラグ部材34を差し込
み易くすることができる。なお、プラグ部材34及びプ
ラグ差し込み部36aの双方若しくはいずれか一方の接
触部は、表面が錫メッキ処理されているのが好ましい。
【0024】このようにプラグ部材34とプラグ差し込
み部材36とが互いに接触して電気的に接続されること
で、前記各端子部38と母線14a,14b,14cと
がそれぞれ相互に対応して接続され、これにより、主幹
用配線遮断器6と分岐用配線遮断器群18とをプラグ接
続により接続することができ、接続作業を簡単に済ませ
ることができる。
【0025】なお、ここで、プラグ部材34は、必ずし
も帯状の薄板材から形成する必要はなく、他の形状の部
材から形成されていてもよい。この場合には、プラグ差
し込み部材36のプラグ差し込み部36aの内面形状も
また、プラグ部材34の形状に対応して形成する。
【0026】また、プラグ接続構造部32及びその周辺
部と、メインボックス2の開口部30周縁との間に形成
された空隙部には、これを閉塞して例えばゴム材等から
なる絶縁材40が介設されていて、プラグ接続構造部3
2及びその周辺部を保護するようになっている。
【0027】以上のような分電盤によれば、主幹用配線
遮断器6をメインボックス2内から外部に出し、メイン
ボックス2の外側に設けられたサブボックス4内に収装
したことで、主幹用配線遮断器用収装スペースを削減し
てメインボックス2を従来よりも小型化することができ
る。一方、サブボックス4は、主幹用配線遮断器6に見
合ったサイズに設定してメインボックス2よりも小さく
することができ、これが従来に比べ余分に増えたとして
も、分電盤全体としてはあまり大きくならずにコンパク
トにまとめることができる。これにより、従来に比べ、
分電盤全体の重量を低減することができ、現場への運搬
・搬入時や設置時にかかる作業の手間を大幅に軽減する
ことができるとともに、設置にあたり必要であった大掛
かりな補強工事をも不要にすることができる。また、今
まで設置できなかった狭いスペースにも対応できるよう
になり、設置スペースの制約を大幅に改善することがで
きる。また、メインボックス2とサブボックス4との間
に段差空間が生じ、この空間に電力供給ケーブル12を
配線すれば、分電盤全体の設置スペースをさらに小さく
することができる。
【0028】特に、サブボックス4をメインボックス2
に組付ける前に、サブボックス4に電力供給ケーブル1
2を接続しておくことができるので、高所にて電力供給
ケーブル12を主幹用配線遮断器6に接続する必要がな
くなるとともに、主幹用配線遮断器6と分岐用配線遮断
器群18との接続にあってもプラグ接続により接続でき
るから、簡単に組み立てを完了することができる。これ
により、現場における組立作業の手間を相当軽減するこ
とができる。
【0029】また、前記プラグ差し込み部材36にあっ
ては、メインボックス2に複数箇所にわたって設けるの
が好ましい。すなわち、プラグ差し込み部材36を複数
箇所にわたり設ければ、図5(a)または(b)に示す
ように、サブボックス4の取付位置を上面部において左
右に適宜変更することができる。またさらに、前記複数
箇所にわたり設けられるプラグ差し込み部材36をメイ
ンボックス2の相異なる辺部、例えばメインボックス2
の左側面部や右側面部等に設ければ、図5(c)または
(d)に示すように、サブボックス4の取付方向を、例
えば盤自体から見て右側面部や左側面部等のメインボッ
クス2の任意の辺部に適宜変更することができ、これに
より、設置スペースの制約を大幅に改善することができ
る。
【0030】ところで、前記実施の形態では、サブボッ
クス4は、メインボックス2に対し別体に形成されてい
たが、本発明では一体に形成されていてもよい。また、
前記プラグ部材34はメインボックス2側に、またプラ
グ差し込み部材36はサブボックス4側に設けられてい
てもよい。また、プラグ接続構造部32にあっては、他
の形態のプラグ接続構造により構成されていてもよい。
また、このプラグ接続構造部32は、本発明では必ずし
も設ける必要はない。また、前記内扉19、外扉20ま
たはサブボックス4に設けられる透明部にあっては、内
扉19、外扉20またはサブボックス4に全体的に形成
される場合に限らず、部分的に設けられていてもよいと
ともに、これら内扉19、外扉20またはサブボックス
4には、必ずしも透明部を設ける必要はない。また、電
力供給ケーブル12が接続される前記ケーブル側端子部
26は、サブボックス4の上面部に限らず、他の側面部
に設けられていてもよい。また、本発明に係る分電盤に
あっては、外扉20を省略して薄形化や軽量化を図り、
スペース確保や搬入の困難な設置場所への対応を図って
もよい。また、本発明に係る分電盤は、動力操作盤にも
適用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上発明の実施の形態で説明したように
本発明に係る分電盤によれば、次のような格別の効果が
得られる。
【0032】(1)主幹用配線遮断器を単一のメインボ
ックス内ではなくメインボックスの外側のサブボックス
に収装したことで、メインボックスの主幹用配線遮断器
用収装スペースを削減できる。これにより、メインボッ
クスを分岐用配線遮断器群に対応したサイズにすること
ができ、従来よりも小型化することができる。他方、サ
ブボックスは、メインボックスよりも小さなサイズにし
たので、これが従来に比べ余分に増えたとしても、分電
盤全体としてはコンパクトにまとめることができ、それ
ほど規模が大きくならずに済む。このように分電盤をコ
ンパクトにまとめて小型化できることで、従来よりも分
電盤の重量を低減でき、現場への運搬・搬入時や設置時
にかかる作業の手間を大幅に軽減することができるとと
もに、設置にあたり必要であった大掛かりな補強工事を
も不要にすることができる。また、今まで設置できなか
った狭いスペースにも対応できるようになり、設置スペ
ースの制約を大幅に改善することができる。
【0033】(2)前記サブボックスを前記メインボッ
クスに対し別体に形成するとともに、該主幹用配線遮断
器と該分岐用配線遮断器群との間に介設された該主幹用
配線にプラグ接続構造部を設けて該主幹用配線遮断器と
該分岐用配線遮断器群とを相互にプラグ接続可能にすれ
ば、メインボックスとサブボックスとを別々に搬送して
現場で組み立てることができるとともに、サブボックス
の組付け前に、サブボックス内に予め主幹用配線遮断器
を収装しておき、その後、サブボックスの組付け時に、
主幹用配線遮断器と分岐用配線遮断器群とをプラグ接続
構造部によりプラグ接続することで、簡単に組み立てを
完了することができる。これにより、現場における組立
作業の手間を軽減することができる。
【0034】(3)前記プラグ接続構造部の一方を構成
し前記分岐用配線遮断器群に各々接続される前記メイン
ボックス側のプラグ接続部を該メインボックスに複数箇
所設ければ、サブボックスの取付位置を適宜選択するこ
とができ、設置スペース上の制約を改善することができ
る。
【0035】(4)前記プラグ接続部を前記メインボッ
クスの相異なる辺部に設けて、前記プラグ接続構造部の
他方を構成する前記サブボックス側のプラグ接続部を任
意の辺部に接続できるようにすれば、サブボックスの取
付方向についても選択することができ、設置スペース上
の制約をさらに改善することができる。
【0036】(5)前記メインボックスの扉部及び/又
は前記サブボックスの外面に、該メインボックス及び/
又は該サブボックスの内部を外部から視認可能な透明部
を設ければ、メインボックス及び/又はサブボックスの
内部に収装された機器の状況及び/又はプラグ接続状況
を目視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分電盤の一実施形態を示した斜視
図である。
【図2】本発明に係る分電盤の一実施形態を示した正面
図である。
【図3】本発明に係る分電盤におけるプラグ接続構造部
の一実施形態を示した正面縦断面図である。
【図4】本発明に係る分電盤におけるプラグ接続構造部
の一実施形態を示した側面縦断面図である。
【図5】本発明に係る分電盤の他の実施の形態を示した
外観図である。
【符号の説明】
2 メインボックス 4 サブボックス 6 主幹用配線遮断器 12 電力供給ケーブル 18 分岐用配線遮断器群 19 内扉 20 外扉 32 プラグ接続構造部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力供給ケーブルに接続され該電力供給
    ケーブルより電力を導入する主幹用配線と、該主幹用配
    線に接続され当該主幹用配線を非常時に遮断する主幹用
    配線遮断器と、該主幹用配線より多数分岐されて設けら
    れ該主幹用配線に導入された該電力を各別に供給可能な
    分岐用配線を有し、かつ該各分岐用配線毎に各別に接続
    され当該分岐用配線が供給する該電力を非常時に遮断す
    る分岐用配線遮断器が設けられた分岐用配線遮断器群と
    を備えた分電盤において、 該分岐用配線遮断器群をメインボックス内に収装すると
    ともに、該メインボックスの外側に該メインボックスよ
    りもサイズの小さいサブボックスを設け、該主幹用配線
    を該分岐用配線遮断器群から該メインボックスより外部
    に延出して該サブボックス内に布設し、該サブボックス
    内に該主幹用配線遮断器を該主幹用配線に接続しつつ収
    装したことを特徴とする分電盤。
  2. 【請求項2】 前記サブボックスを前記メインボックス
    に対し別体に形成するとともに、該主幹用配線遮断器と
    該分岐用配線遮断器群との間に介設された該主幹用配線
    にプラグ接続構造部を設けて該主幹用配線遮断器と該分
    岐用配線遮断器群とを相互にプラグ接続可能にしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の分電盤。
  3. 【請求項3】 前記プラグ接続構造部の一方を構成し前
    記分岐用配線遮断器群に各々接続される前記メインボッ
    クス側のプラグ接続部を該メインボックスの外面部に複
    数箇所設けたことを特徴とする請求項2に記載の分電
    盤。
  4. 【請求項4】 前記プラグ接続部を前記メインボックス
    の相異なる辺部に設けて、前記プラグ接続構造部の他方
    を構成する前記サブボックス側のプラグ接続部を任意の
    辺部に接続できるようにしたことを特徴とする請求項3
    に記載の分電盤。
  5. 【請求項5】 前記メインボックスの扉部及び/又は前
    記サブボックスの外面に、該メインボックス及び/又は
    該サブボックスの内部を外部から視認可能な透明部を設
    けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記
    載の分電盤。
JP9360494A 1997-12-26 1997-12-26 分電盤 Pending JPH11196505A (ja)

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JP9360494A JPH11196505A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 分電盤

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009050125A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Kawamura Electric Inc 分電盤
KR100962355B1 (ko) 2009-10-12 2010-06-10 (주)삼우전기컨설턴트 공동주택의 벽체내설형 배전선 보호용 절연관

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