JP3514225B2 - 住宅用分電盤 - Google Patents

住宅用分電盤

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JP3514225B2
JP3514225B2 JP2000304594A JP2000304594A JP3514225B2 JP 3514225 B2 JP3514225 B2 JP 3514225B2 JP 2000304594 A JP2000304594 A JP 2000304594A JP 2000304594 A JP2000304594 A JP 2000304594A JP 3514225 B2 JP3514225 B2 JP 3514225B2
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寿朗 松下
禎治 鎌田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅で使用される
住宅用分電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、分電盤では、例えば、特開平6−
315211号公報に記載されているように、壁面に取
り付けられるケースのベース内に主幹ブレーカや複数の
分岐ブレーカなどが配設されており、それらブレーカの
上下の配線スペースを通じて壁面内からベース内に引き
込まれる屋内配線が各ブレーカに接続される。
【0003】分岐ブレーカに接続される屋内配線には、
2芯の電線、または2芯の電線とアース線、あるいはア
ース線を含む3芯の電線がある。アース線はベースの下
縁部に配設されるアース中継端子に接続され、このアー
ス中継端子を介して地面などに対してアース接続がなさ
れる。
【0004】アース中継端子は、端子板に複数のねじ端
子が螺合されたもので、各ねじ端子により屋内配線のア
ース線および地面などにアース接続されるアース線がそ
れぞれ接続される。そして、アース線を接続するには、
ねじ端子を緩め、アース線に圧着端子を固着してねじ端
子に取り付けるかアース線の先を丸めてねじ端子に取り
付けた後、ねじ端子を締め付けることにより、アース線
を接続固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
分電盤に用いられるアース中継端子では、ねじ端子のみ
で構成されているので、アース線を接続するためには、
ねじ端子を緩め、アース線に圧着端子を固着してねじ端
子に取り付けるかアース線の先を丸めてねじ端子に取り
付けた後、ねじ端子を締め付けなければならず、施工時
の接続作業に手間がかかる問題がある。しかも、保守点
検作業の際に、アース線を一旦外すような場合にも、同
様の問題がある。
【0006】上記のような作業は、分電盤故、高所でか
つ狭いスペースで行なわなければならず、困難なもので
あった。
【0007】また、アース中継端子をブレーカの取付台
に配設した場合、ケースに対して取付台を介してブレー
カおよびアース中継端子を一緒に取り付けた後、ブレー
カが位置するケース内の狭いスペースで、アース中継端
子へのアース線の接続作業を行なわなければならず、接
続作業が困難であった。
【0008】また、ねじ端子では、配線スペースが狭く
なり、ブレーカ、ねじ端子への接続作業が困難であり、
しかも、アース線の接続に大きなスペースを要するた
め、アース中継端子および分電盤が大形化してしまう。
特に、ねじ端子を例えば10連化すると、さらに大形化
してしまう。そのため、小形かつ保守点検が容易な分電
盤が求められている。
【0009】なお、分岐ブレーカに接続される屋内配線
にはアース線を含む3芯の電線が多く用いられるように
なってきており、この3芯の電線を分岐ブレーカに接続
するのに適当な長さに切断してしまうと、アース線をア
ース中継端子に接続することが困難な場合がある。
【0010】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、アース線を容易に接続でき、小形かつ保守点検が
容易な住宅用分電盤を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の住宅用分
電盤は、アース線を引き込み可能とする開口部を有し、
内部に配線スペースを形成するケースと;ケース内に収
納される複数の分岐ブレーカと;地面などにアース接続
するアース線が接続されるアース線接続端子、アース線
挿入孔をケースの前方へ向けた複数のねじなし端子、
ースの前方へ向けて設けられねじなし端子用の複数の
リリースボタンを有し、アース線接続端子およびねじな
し端子が互いに電気的に接続され、かつ、複数のねじな
し端子およびリリースボタンが1列に並設され、アース
線挿入孔をケースの配線スペース側に、リリースボタン
をアース線挿入孔の位置よりケースの外側寄りにしてケ
ース内にケースの側縁部に沿って配設され、分岐ブレー
カに接続される電線とともにケース内に引き込まれるア
ース線をアース接続るアース中継端子と;アース中継
端子をケースに取り付ける取付ねじと;を具備している
ものである。
【0012】そして、アース接続端子およびねじなし端
子が互いに電気的に接続されたアース中継端子を備える
ため、各接続方法に対応可能とし、ねじなし端子によっ
てアース線の接続作業を容易にするとともに、ねじなし
端子の採用によって小形でかつ保守点検を容易にする。
【0013】さらに、アース中継端子をケースの側縁部
に沿って配設するため、一般的にアース中継端子を分岐
ブレーカの近傍に配設することが可能となる。しかも、
アース中継端子を、分岐ブレーカの取付台などではな
く、ケース側に取付ねじで取り付けることで、ケースに
分岐ブレーカなどを取り付ける前に、ケース内の広いス
ペースを利用して、アース線をアース中継端子に容易に
接続することが可能で、接続作業性が向上する。
【0014】らに、ねじなし端子用のリリースボタン
をねじなし端子のアース線接続位置よりケースの外側寄
りに設けたため、リリースボタンを操作する際にねじな
し端子に接続されたアース線が邪魔になることがなく、
リリースボタンの操作を容易にする。
【0015】なお、ねじなし端子とは、ねじを使用しな
いもの全般を意味するものであり、最も好ましくは速結
端子である。
【0016】請求項2記載の住宅用分電盤は、請求項1
記載の住宅用分電盤において、アース中継端子には、複
数のねじなし端子と複数のリリースボタンとが1列に並
設された両端部に一対のねじ端子が設けられたものであ
る。
【0017】そして、単線のアース線をねじなし端子に
対して接続できるとともに、端部においてより線のアー
ス線をねじ端子に対して接続できるので、アース線の接
続作業を容易にできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の住宅用分電盤の実
施の形態を図面を参照して説明する。
【0019】図1ないし図5に本発明の第1の実施の形
態を示す。
【0020】図1は住宅用分電盤のカバーを外した状態
の正面図、図2はアース中継端子の一部を省略した正面
図、図3はアース中継端子の断面図、図4は住宅用分電
盤の扉体を開いた状態の正面図、図5は住宅用分電盤の
扉体を開いた状態の斜視図である。
【0021】図4および図5において、住宅用分電盤
は、横長のケース1を備え、このケース1は壁面に取り
付けられるベース2、およびこのベース2の前面に開閉
可能および着脱可能に取り付けられるカバー3を備えて
いる。
【0022】カバー3の前面には周縁部を除く中央域に
凹部4が形成され、この凹部4に操作面部5が形成され
ている。この操作面部5は凹部4に嵌め込まれたリミッ
タパネル6、主幹パネル7、分岐パネル8で構成され、
主幹パネル7には主幹ブレーカ用の窓孔9が形成され、
分岐パネル8には分岐ブレーカ用の複数の窓孔10が上下
2列に形成されている。
【0023】カバー3の前面には、凹部4の前面を覆う
扉体11が上部両側のヒンジ12を介して開閉可能に取り付
けられ、凹部4の下部には扉体11を閉じた状態に係止す
るとともに押動操作によって係止を解除する開閉ボタン
13が取り付けられている。扉体11は、例えば、不透明樹
脂で形成されている。
【0024】また、図1において、ベース2は、壁面に
取り付けられる取付板部21を有し、この取付板部21の周
縁部から前方に向けて縁部22が突出形成されている。取
付板部21には、壁面に対してねじなどによって取り付け
る複数の取付孔23が形成され、リミッタ配設領域および
主幹ブレーカ配設領域の上部位置、分岐ブレーカ配設領
域の上下部位置に壁面内の屋内配線の電線およびアース
線を引き込むための開口部24が形成されている。さら
に、取付板部21の右縁部には、アース中継端子用の端子
取付台25が形成されている。
【0025】ベース2には、分電盤ユニット31が配設さ
れている。この分電盤ユニット31は、リミッタ台32、主
幹ブレーカ33および複数の分岐ブレーカ34を有してい
る。リミッタ台32および主幹ブレーカ33は取付台35に取
り付けられ、この取付台35を介してベース2の取付板部
21に取り付けられている。分岐ブレーカ34は上下の各取
付台36に沿って並列に取り付けられ、この上下の取付台
36を介してベース2の取付板部21に取り付けられてい
る。
【0026】主幹ブレーカ33の前面には上下方向への揺
動操作によってスイッチ切換を行なう操作部33a が配設
され、この操作部33a がカバー3の窓孔9に配置され
る。
【0027】分岐ブレーカ34の前面中央部には上下方向
への揺動操作によってスイッチ切換を行なう操作部34a
が配設され、この操作部34a がカバー3の窓孔10に突出
配置される。分岐ブレーカ34の前面上下部には電線接続
部34b がそれぞれ一対ずつ形成され、上下に配列された
分岐ブレーカ34の相対向する電線接続部34b が主幹ブレ
ーカ33に図示しない電線で接続され、それらがカバー37
で覆われている。したがって、カバー37で覆われている
電線接続部34b は図1には図示されていない。
【0028】そして、ベース2の上下の縁部22と分電盤
ユニット31の上下部との間に上下の配線スペース38,39
が形成されている。
【0029】また、ベース2の端子取付台25には、各分
岐ブレーカ34に接続される電線とともに住宅用分電盤内
に引き込まれるアース線を接続するアース中継端子41が
取り付けられている。このアース中継端子41は、図2お
よび図3に示すように、上下方向に細長い絶縁カバー42
を有し、この絶縁カバー42の前面には、前方に向けて開
口する複数のアース線挿入孔43が上下方向に沿って等間
隔に並設されているとともに、これら各アース線挿入孔
43の側部に前方に向けて開口するボタン孔44が形成され
ている。絶縁カバー42の後面は開口形成され、絶縁カバ
ー42の内部には各アース線挿入孔43およびボタン孔44が
連通する端子収納部45が形成されている。絶縁カバー42
の両端にはフランジ部46が形成され、この各フランジ部
46に端子取付台25に螺着してアース中継端子41を取り付
ける取付ねじ47が挿通される。
【0030】絶縁カバー42の後面には導電性を有する端
子板48が嵌合され、この端子板48の両端は絶縁カバー42
の両端より長く延設されている。端子板48には、アース
線挿入孔43に臨むアース線挿入域の一側に配置される接
続板部49が形成されている。
【0031】絶縁カバー42の各端子収納部45には、アー
ス線挿入孔43に挿入されたアース線を接続するねじなし
端子としての速結端子50がそれぞれ配設されている。こ
の各速結端子50の中間部に端子収納部45内で絶縁カバー
42と端子板48との間に挟持された状態で保持される取付
片部51が形成され、この取付片部51の一端にアース線挿
入域に突出して挿入されたアース線に食い付いて抜け止
めする鎖錠片部52が形成され、取付片部51の他端にほぼ
U字状に屈曲されてアース線挿入域に挿入されたアース
線を接続板部49に圧着させる圧着片部53が形成されてい
る。
【0032】なお、ねじなし端子とは、ねじを使用しな
いもの全般を意味するものであり、最も好ましくは速結
端子50である。
【0033】絶縁カバー42の各ボタン孔44には内側の端
子収納部45側からリリースボタン54がそれぞれ挿入配置
されている。
【0034】端子板48の絶縁カバー42から突出する両端
部の前面には、例えば地面などにアース接続するアース
線を接続するその他の端子としてのねじ端子55がそれぞ
れ螺合されている。
【0035】なお、図1に示すように、端子取付台25に
アース中継端子41を取り付けた状態では、アース線挿入
孔43がベース2の内側寄りおよびリリースボタン54がベ
ース2の外側寄り、すなわちアース線挿入孔43が左側お
よびリリースボタン54が右側に配置される。
【0036】また、ケース1の内面に、アース線引込部
としての開口部24の近傍から端子取付台25にかけて、例
えば銅泊や導電板などで構成される導電部61が配設され
ている。
【0037】導電部61の開口部24側の端部位置には、例
えば地面などにアース接続するアース線が接続されるア
ース線接続端子としてのねじ端子62が配設され、導電部
61とねじ端子62とが電気的に接続されている。ねじ端子
62は取付部材63に保持された端子板64に螺合されてお
り、取付部材63に係合する取付ねじ65をケース1に螺着
することによって、導電部61と端子板64とが電気的に接
続されている。
【0038】端子取付台25にアース中継端子41が配設さ
れることにより、導電部61とアース中継端子41の端子板
48とが電気的に接続されている。
【0039】次に、第1の実施の形態の作用を説明す
る。
【0040】住宅用分電盤の施工時には、カバー3を外
した状態でベース2を壁面に固定し、壁面内から導かれ
ている屋内配線の電線をベース2の開口部24を通じてベ
ース2内に引き込み、主幹ブレーカ33や分岐ブレーカ34
などの対応する機器に接続する。
【0041】分岐ブレーカ34に接続される屋内配線に
は、2芯の電線、または2芯の電線とアース線、あるい
はアース線を含む3芯の電線などがある。それら電源用
の電線やアース線は配線に適した長さに切断し、電源用
の電線は分岐ブレーカ34の電線接続部34b に接続し、ア
ース線はアース中継端子41に接続する。
【0042】住宅用分電盤内に引き込まれる例えば地面
などにアース接続されるアース線もアース中継端子41に
接続する。
【0043】これらのアース線が単線の場合には、アー
ス線の先端をアース線挿入孔43に前方から挿入すること
により、速結端子50でアース線を抜け止め接続する。ま
た、アース線がより線の場合には、ねじ端子55を緩め、
アース線をねじ端子55に絡めた後、ねじ端子55を締め付
けてアース線を接続する。
【0044】また、アース中継端子41は、ケース1の開
口部24の近傍に配設されるねじ端子62を有しているた
め、開口部24からケース1内に引き込んだアース線をケ
ース1内で引き回すことなく、ケース1内にアース線を
引き込んだ場所でそのアース線をアース中継端子41側に
接続できる。
【0045】そして、配線完了後に、ベース2の前面に
カバー3を取り付け、施工を完了する。
【0046】また、保守点検の際などに、アース中継端
子41の速結端子50に接続されたアース線を外す場合に
は、リリースボタン54を前方から壁面側へ押動すること
により、アース線に対する速結端子50の鎖錠を解除さ
せ、この状態でアース線をアース線挿入孔43から前方へ
引き抜くことができる。
【0047】以上のように、アース中継端子41に速結端
子50およびねじ端子55の両方を備えるため、それら両方
の接続方法に対応できるとともに、速結端子50によって
アース線の接続作業を容易にできる。しかも、速結端子
50の採用によって、アース線の接続を小さいスペースで
行なえ、小形でかつ保守点検を容易にできる。
【0048】また、アース中継端子41をベース2の分岐
ブレーカ34の近傍の右縁部に沿って配設するため、例え
ば、アース線を含む3芯の電線を接続する場合に、分岐
ブレーカ34に接続する電源用の電線に対してアース線を
特別に長くする必要がなく、3芯の電線を一緒に切断し
ても、分岐ブレーカ34とアース中継端子41の両方にそれ
ぞれ接続することができ、作業性を向上できる。しか
も、アース中継端子41を、分岐ブレーカ34の取付台36で
はなく、ケース1側に配設することで、ケース1に分岐
ブレーカ34などを取り付ける前に、アース線をアース中
継端子41に接続でき、広いスペースで作業が行なえる。
なお、アース中継端子41をベース2の上縁部または下縁
部に沿って配設しても同様の作用効果を得られる。
【0049】また、アース中継端子41の複数の速結端子
50を1列状に設けるとともにねじ端子55を速結端子50の
列の端部に設けるため、複数のアース線を複数の速結端
子50に対して接続できるとともに、端部においてねじ端
子55を容易に操作できる。
【0050】また、アース中継端子41のアース線挿入孔
43をベース2の内側寄りおよびリリースボタン54をベー
ス2の外側寄り、すなわちアース線挿入孔43を左側およ
びリリースボタン54を右側に配置するため、右手でリリ
ースボタン54の押動操作をしながら左手でアース線を引
き抜く操作を行なえ、しかも、リリースボタン54を操作
する際にアース線挿入孔43に挿入されたアース線が邪魔
になることがなく、リリースボタン54の操作を容易にで
きる。
【0051】また、アース中継端子41のアース線挿入孔
43をベース2の前面側に向けて設けるとともに、リリー
スボタン54を前方から操作可能に設けているため、アー
ス線の挿脱を前面方向から容易にできる。
【0052】また、アース中継端子41に、単線の電線接
続用の速結端子50と、より線の電線接続用の速結端子50
との両方をそれぞれ配設すれば、単線のアース線とより
線のアース線との両方に対応でき、アース線の接続作業
をより容易にできる。
【0053】また、アース中継端子41は、ケース1の開
口部24の近傍に配設されるねじ端子62を有しているた
め、開口部24からケース1内に引き込んだアース線をケ
ース1内で引き回すことなく、ケース1内にアース線を
引き込んだ場所でそのアース線をアース中継端子41側に
接続できる。
【0054】次に、図6に第2の実施の形態を示し、図
6はアース中継端子の正面図である。
【0055】なお、上述した実施の形態と同様の構造お
よび作用効果については、同一符号を用いてその説明を
省略する。
【0056】この実施の形態では、アース中継端子41の
端子板48に被覆電線にて構成される電気ケーブル71の一
端が接続され、この電気ケーブル71の他端にケース1の
アース線引込部としての開口部24の近傍に配設されるア
ース線接続部72を電気的に接続している。
【0057】アース線接続部72は、例えば地面などにア
ース接続するアース線を接続するねじ端子62を有し、こ
のねじ端子62を取付部材63に保持された端子板64に螺合
し、取付部材63に係合する取付ねじ65によってケース1
に取り付けるようにしており、アース線接続部72を開口
部24の近傍に配設するようにしている。
【0058】このように、アース中継端子41は、ケース
1の開口部24の近傍に配設されるねじ端子62を有してい
るため、開口部24からケース1内に引き込んだアース線
をケース1内で引き回すことなく、ケース1内にアース
線を引き込んだ場所でそのアース線をアース中継端子41
側に接続できる。
【0059】また、アース中継端子41には、速結端子50
の列の間に位置して絶縁カバー42に端子板48が露出する
切欠部73を形成し、この切欠部73の部分において端子板
48にねじ端子55を螺合している。
【0060】このように、ねじ端子55を速結端子50の列
の間に設けることにより、複数のアース線を接続できる
とともに、速結端子50の列の間に引き込まれたアース線
が速結端子50に接続できない場合でも速結端子50の列の
間のねじ端子55に接続できる。
【0061】なお、前記実施の形態では横形の住宅用
電盤について説明したが、縦形の住宅用分電盤において
も、アース中継端子41を用い、このアース中継端子41を
同様に配設することにより、同様の作用効果が得られ
る。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載住宅用分電盤によれば、
アース接続端子およびねじなし端子が互いに電気的に接
続されたアース中継端子を備えるため、各接続方法に対
応でき、ねじなし端子によってアース線の接続作業を容
易にできるとともに、ねじなし端子の採用によって小形
でかつ保守点検を容易にできる。
【0063】さらに、アース中継端子をケースの側縁部
に沿って配設るため、一般的にアース中継端子を分岐
ブレーカの近傍に配設することが可能となる。しかも、
アース中継端子を、分岐ブレーカの取付台などではな
く、ケース側に取付ねじで取り付けることで、ケースに
分岐ブレーカなどを取り付ける前に、ケース内の広いス
ペースを利用して、アース線をアース中継端子に容易に
接続でき、接続作業性を向上できる。
【0064】らに、ねじなし端子用のリリースボタン
をねじなし端子のアース線接続位置よりケースの外側寄
りに設けたため、リリースボタンを操作する際にねじな
し端子に接続されたアース線が邪魔になることがなく、
リリースボタンの操作を容易にできる。
【0065】請求項2記載の住宅用分電盤によれば、請
求項1記載の住宅用分電盤の効果に加えて、単線のアー
ス線をねじなし端子に対して接続できるとともに、端部
においてより線のアース線をねじ端子に対して接続でき
るので、アース線の接続作業を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す住宅用分電盤
のカバーを外した状態の正面図である。
【図2】同上アース中継端子の一部を省略した正面図で
ある。
【図3】同上アース中継端子の断面図である。
【図4】同上住宅用分電盤の扉体を開いた状態の正面図
である。
【図5】同上住宅用分電盤の扉体を開いた状態の斜視図
である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示すアース中継端
子の正面図である。
【符号の説明】
1 ケース 24 開口部 34 分岐ブレーカ38,39 配線スペース 41 アース中継端子43 アース線挿入孔 47 取付ねじ 50 ねじなし端子としての速結端子 54 リリースボタン 55 ねじ端子 62 アース線接続端子としてのねじ端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−236109(JP,A) 特開 平8−237821(JP,A) 特開 平10−155212(JP,A) 実開 昭64−2504(JP,U) 実開 平6−17155(JP,U) 実開 平6−141420(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 1/16,1/20 H02B 1/40 - 1/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アース線を引き込み可能とする開口部を
    し、内部に配線スペースを形成するケースと; ケース内に収納される複数の分岐ブレーカと; 地面などにアース接続するアース線が接続されるアース
    線接続端子、アース線挿入孔をケースの前方へ向けた
    数のねじなし端子、ケースの前方へ向けて設けられ
    じなし端子用の複数のリリースボタンを有し、アース線
    接続端子およびねじなし端子が互いに電気的に接続さ
    れ、かつ、複数のねじなし端子およびリリースボタンが
    1列に並設され、アース線挿入孔をケースの配線スペー
    ス側に、リリースボタンをアース線挿入孔の位置よりケ
    ースの外側寄りにしてケース内にケースの側縁部に沿っ
    て配設され、分岐ブレーカに接続される電線とともにケ
    ース内に引き込まれるアース線をアース接続るアース
    中継端子と; アース中継端子をケースに取り付ける取付ねじと; を具備していることを特徴とする住宅用分電盤。
  2. 【請求項2】 アース中継端子には、複数のねじなし端
    子と複数のリリースボタンとが1列に並設された両端部
    に一対のねじ端子が設けられたことを特徴とする請求項
    1記載の住宅用分電盤。
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