JPH11196293A - 直線近似による信号処理回路 - Google Patents
直線近似による信号処理回路Info
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- JPH11196293A JPH11196293A JP9369509A JP36950997A JPH11196293A JP H11196293 A JPH11196293 A JP H11196293A JP 9369509 A JP9369509 A JP 9369509A JP 36950997 A JP36950997 A JP 36950997A JP H11196293 A JPH11196293 A JP H11196293A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 X,Y座標上での入力信号Xと出力信号Yの
入出力特性が、非線形な入出力特性曲線Aを複数の直線
で近似した特性となるように、入力信号Xを処理する信
号処理回路において、メモリ容量を大きくすることな
く、取り得る近似直線の範囲を広くした直線近似による
信号処理を行うこと。 【解決手段】 特性曲線AをX方向に沿って複数の領域
に分割する分割点及び両端点の座標値Xn,Yn(例:
nは1〜5)を予め記憶した記憶部32と、入力信号X
のレベルが複数分割領域の何れに属するかを検出し、検
出領域の両端点の座標値Xn,YnとXk,Ykを記憶
部32から選択するセレクタ34と、選択したXn,Y
nとXk,Ykで近似直線を求め、入力信号Xに対応し
た出力信号Yを演算する演算部36とを具備し、特性曲
線Aの分割点を任意に設定した直線近似の信号処理をし
て、近似直線の傾きのとり得る自由度を大きくする。
入出力特性が、非線形な入出力特性曲線Aを複数の直線
で近似した特性となるように、入力信号Xを処理する信
号処理回路において、メモリ容量を大きくすることな
く、取り得る近似直線の範囲を広くした直線近似による
信号処理を行うこと。 【解決手段】 特性曲線AをX方向に沿って複数の領域
に分割する分割点及び両端点の座標値Xn,Yn(例:
nは1〜5)を予め記憶した記憶部32と、入力信号X
のレベルが複数分割領域の何れに属するかを検出し、検
出領域の両端点の座標値Xn,YnとXk,Ykを記憶
部32から選択するセレクタ34と、選択したXn,Y
nとXk,Ykで近似直線を求め、入力信号Xに対応し
た出力信号Yを演算する演算部36とを具備し、特性曲
線Aの分割点を任意に設定した直線近似の信号処理をし
て、近似直線の傾きのとり得る自由度を大きくする。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X,Y座標上での
入力信号Xと出力信号Yの入出力特性が、非線形な入出
力特性曲線Aを複数の直線で近似した入出力特性となる
ように、入力信号Xを処理して出力信号Yを得る信号処
理回路に関するものである。例えば、PDP(プラズマ
ディスプレイパネル)やLCD(液晶ディスプレイ)パ
ネルを表示パネルに用いた表示装置において、R
(赤)、G(緑)、B(青)のディジタル映像信号の各
々の入力に対して画質補正(例えばガンマ補正)をする
場合に用いられる回路で、この画質補正用の入出力特性
が非線形な入出力特性曲線A(例えばガンマ補正用の入
出力特性曲線)を複数の直線で近似した入出力特性とな
るように、入力映像信号を処理して画質補正された出力
映像信号を得る回路に関するものである。
入力信号Xと出力信号Yの入出力特性が、非線形な入出
力特性曲線Aを複数の直線で近似した入出力特性となる
ように、入力信号Xを処理して出力信号Yを得る信号処
理回路に関するものである。例えば、PDP(プラズマ
ディスプレイパネル)やLCD(液晶ディスプレイ)パ
ネルを表示パネルに用いた表示装置において、R
(赤)、G(緑)、B(青)のディジタル映像信号の各
々の入力に対して画質補正(例えばガンマ補正)をする
場合に用いられる回路で、この画質補正用の入出力特性
が非線形な入出力特性曲線A(例えばガンマ補正用の入
出力特性曲線)を複数の直線で近似した入出力特性とな
るように、入力映像信号を処理して画質補正された出力
映像信号を得る回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回路は、図6(例えば特
開平8−223451)に示すように構成されていた。
すなわち、ディジタル信号に変換された映像信号(R、
G、B信号)のうちのR信号が入力端子10に入力する
と、R信号処理部12の信号処理によって、出力端子1
4から画質補正(例えばガンマ補正)されたR信号を出
力するように構成されていた。G信号、B信号の信号処
理を行うG信号処理部、B信号処理部もR信号処理部1
2と同様に構成されていた。そして、上述のように構成
することによって、直線近似処理のための係数デ−タを
格納するメモリ(例えばROM(リードオンリメモ
リ))の容量を低減させるようにしていた。
開平8−223451)に示すように構成されていた。
すなわち、ディジタル信号に変換された映像信号(R、
G、B信号)のうちのR信号が入力端子10に入力する
と、R信号処理部12の信号処理によって、出力端子1
4から画質補正(例えばガンマ補正)されたR信号を出
力するように構成されていた。G信号、B信号の信号処
理を行うG信号処理部、B信号処理部もR信号処理部1
2と同様に構成されていた。そして、上述のように構成
することによって、直線近似処理のための係数デ−タを
格納するメモリ(例えばROM(リードオンリメモ
リ))の容量を低減させるようにしていた。
【0003】図6のR信号処理部12は、入力端子10
に入力した8ビットのR信号に所定の傾きデ−タRaを
乗算する乗算器16と、この乗算器16の乗算結果に所
定のオフセットデ−タRbを加算する加算器18と、こ
の加算器18の加算結果に対し、オーバーフロー及びア
ンダーフローが生じないように所定範囲内に制限して出
力するリミッタ回路20と、入力したR信号の上位2ビ
ットに基づいてR信号の入力レベルを検出するデコーダ
部22と、このデコーダ部22の検出信号を制御信号と
して係数デ−タ生成部(図示省略)で生成した複数の傾
きデ−タRa1〜Ra4を切り換え、傾きデ−タRaと
して乗算器16へ出力する乗算係数切換器24と、デコ
ーダ部22の検出信号を制御信号として係数デ−タ生成
部で生成した複数のオフセットデ−タRb1〜Rb4を
切り換え、オフセットデ−タRbとして加算器18へ出
力する加算係数切換器26とからなり、非線形な入出力
特性曲線を入力R信号のレベルに応じて4つの直線(y
=(Ra1)x+Rb1からy=(Ra4)x+Rb4
までの4つの近似直線)で近似し、入力R信号のレベル
に応じて4つの直線近似処理を切り換えて出力端子14
から画質補正されたR信号を出力していた。前述の近似
直線を表すx、yは、x,y座標上での入力R信号、出
力R信号を表す。
に入力した8ビットのR信号に所定の傾きデ−タRaを
乗算する乗算器16と、この乗算器16の乗算結果に所
定のオフセットデ−タRbを加算する加算器18と、こ
の加算器18の加算結果に対し、オーバーフロー及びア
ンダーフローが生じないように所定範囲内に制限して出
力するリミッタ回路20と、入力したR信号の上位2ビ
ットに基づいてR信号の入力レベルを検出するデコーダ
部22と、このデコーダ部22の検出信号を制御信号と
して係数デ−タ生成部(図示省略)で生成した複数の傾
きデ−タRa1〜Ra4を切り換え、傾きデ−タRaと
して乗算器16へ出力する乗算係数切換器24と、デコ
ーダ部22の検出信号を制御信号として係数デ−タ生成
部で生成した複数のオフセットデ−タRb1〜Rb4を
切り換え、オフセットデ−タRbとして加算器18へ出
力する加算係数切換器26とからなり、非線形な入出力
特性曲線を入力R信号のレベルに応じて4つの直線(y
=(Ra1)x+Rb1からy=(Ra4)x+Rb4
までの4つの近似直線)で近似し、入力R信号のレベル
に応じて4つの直線近似処理を切り換えて出力端子14
から画質補正されたR信号を出力していた。前述の近似
直線を表すx、yは、x,y座標上での入力R信号、出
力R信号を表す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、傾きデ
−タRa、オフセットデ−タRbのビット数によっては
取り得る近似直線の範囲が限定され、適切な非線形特性
近似を行うことができないという問題点があった。例え
ば、傾きデ−タRaを6ビット、オフセットデ−タRb
を10ビットで構成した場合、近似直線の取り得る傾き
の範囲は、図7に示すように、0から3.9375まで
の範囲で、かつ1/16の単位幅でしか変えることがで
きるだけなので、近似直線の取り得る傾きの範囲が限定
されてしまうという問題点があった。また、傾きデ−タ
Ra、オフセットデ−タRbのビット数を上げれば、理
論的には取り得る傾きの範囲を広げることができるが、
メモリ容量や回路規模に限りがあるので現実的でないと
いう問題点があった。
−タRa、オフセットデ−タRbのビット数によっては
取り得る近似直線の範囲が限定され、適切な非線形特性
近似を行うことができないという問題点があった。例え
ば、傾きデ−タRaを6ビット、オフセットデ−タRb
を10ビットで構成した場合、近似直線の取り得る傾き
の範囲は、図7に示すように、0から3.9375まで
の範囲で、かつ1/16の単位幅でしか変えることがで
きるだけなので、近似直線の取り得る傾きの範囲が限定
されてしまうという問題点があった。また、傾きデ−タ
Ra、オフセットデ−タRbのビット数を上げれば、理
論的には取り得る傾きの範囲を広げることができるが、
メモリ容量や回路規模に限りがあるので現実的でないと
いう問題点があった。
【0005】本発明は、上述の問題点に鑑みなされたも
ので、メモリ容量や回路規模を大きくすることなく、取
り得る近似直線の範囲を広くした非線形特性近似を行う
ことができる信号処理回路を提供することを目的とす
る。例えば、画質補正のためのガンマ補正を行う場合
に、ガンマ補正用の入出力特性曲線を複数の直線で近似
した処理を行う場合、取り得る近似直線の範囲を広くし
たガンマ補正処理を行うことのできる回路を提供するこ
とを目的とする。
ので、メモリ容量や回路規模を大きくすることなく、取
り得る近似直線の範囲を広くした非線形特性近似を行う
ことができる信号処理回路を提供することを目的とす
る。例えば、画質補正のためのガンマ補正を行う場合
に、ガンマ補正用の入出力特性曲線を複数の直線で近似
した処理を行う場合、取り得る近似直線の範囲を広くし
たガンマ補正処理を行うことのできる回路を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1〜9の発明は、
X,Y座標上での入力信号Xと出力信号Yの入出力特性
が、非線形な入出力特性曲線Aを複数の直線で近似した
入出力特性となるように、入力信号Xを処理して出力信
号Yを得る信号処理回路に関するもので、そのうちの請
求項1の発明は、入出力特性曲線AをX方向に沿って複
数の領域に分割する分割点及び端点(両端点又は右端
点)の座標値を予め記憶した記憶部と、入力信号Xのレ
ベルが複数の分割領域の何れに属するかを検出し、その
検出領域の両端点又は右端点の座標値を記憶部から選択
するセレクタと、このセレクタで選択した座標値に基づ
いて近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力信号Y
を演算する演算部とを具備してなることを特徴とする。
X,Y座標上での入力信号Xと出力信号Yの入出力特性
が、非線形な入出力特性曲線Aを複数の直線で近似した
入出力特性となるように、入力信号Xを処理して出力信
号Yを得る信号処理回路に関するもので、そのうちの請
求項1の発明は、入出力特性曲線AをX方向に沿って複
数の領域に分割する分割点及び端点(両端点又は右端
点)の座標値を予め記憶した記憶部と、入力信号Xのレ
ベルが複数の分割領域の何れに属するかを検出し、その
検出領域の両端点又は右端点の座標値を記憶部から選択
するセレクタと、このセレクタで選択した座標値に基づ
いて近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力信号Y
を演算する演算部とを具備してなることを特徴とする。
【0007】(1)記憶部に予め記憶された座標値X
n,Ynが分割点及び両端点の場合には次ぎのように作
用する。入力信号Xのレベルが分割領域の左端から1番
目の分割領域内にある時には、セレクタが座標値X1,
Y1及びX2,Y2を選択し、演算部はY=〔(Y2−
Y1)/(X2−X1)〕X+Y1の近似直線を求め、
入力信号Xに対応した出力信号Yを演算する。入力信号
Xのレベルが左端から2番目の分割領域内にある時に
は、セレクタが座標値X2,Y2及びX3,Y3を選択
し、演算部はY=〔(Y3−Y2)/(X3−X2)〕
X+Y2の近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力
信号Yを演算する。入力信号Xのレベルが左端から3番
目以降の分割領域内にある時も同様である。 (2)座標値X1,Y1が0,0で、記憶部に予め記憶
された座標値Xn,Ynが分割点及び右端点の場合に
は、次ぎのように作用する。入力信号Xのレベルが左端
から1番目の分割領域内にある時には、セレクタが座標
値X2,Y2を選択し、演算部はY=〔(Y2)/(X
2)〕Xの近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力
信号Yを演算する。入力信号Xのレベルが左端から2番
目以降の分割領域内にある時は、前記(1)の場合と同
様である。
n,Ynが分割点及び両端点の場合には次ぎのように作
用する。入力信号Xのレベルが分割領域の左端から1番
目の分割領域内にある時には、セレクタが座標値X1,
Y1及びX2,Y2を選択し、演算部はY=〔(Y2−
Y1)/(X2−X1)〕X+Y1の近似直線を求め、
入力信号Xに対応した出力信号Yを演算する。入力信号
Xのレベルが左端から2番目の分割領域内にある時に
は、セレクタが座標値X2,Y2及びX3,Y3を選択
し、演算部はY=〔(Y3−Y2)/(X3−X2)〕
X+Y2の近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力
信号Yを演算する。入力信号Xのレベルが左端から3番
目以降の分割領域内にある時も同様である。 (2)座標値X1,Y1が0,0で、記憶部に予め記憶
された座標値Xn,Ynが分割点及び右端点の場合に
は、次ぎのように作用する。入力信号Xのレベルが左端
から1番目の分割領域内にある時には、セレクタが座標
値X2,Y2を選択し、演算部はY=〔(Y2)/(X
2)〕Xの近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力
信号Yを演算する。入力信号Xのレベルが左端から2番
目以降の分割領域内にある時は、前記(1)の場合と同
様である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、演算部の回路構成を簡単にするために、演算部を、
セレクタで選択した座標値に基づいてX、Y方向の差分
値を演算する第1、第2減算器と、セレクタで選択した
座標値のX成分と入力信号Xとに基づいてX方向の変位
値を演算する第3減算器と、第1、第2減算器で求めた
差分値に基づいて傾き値を求める除算器と、この除算器
で求めた傾き値に第3減算器で求めた変位値を乗算する
乗算器と、この乗算器の演算値にセレクタで選択した座
標値のY成分を加算して出力信号Yを得る加算器とで構
成する。
て、演算部の回路構成を簡単にするために、演算部を、
セレクタで選択した座標値に基づいてX、Y方向の差分
値を演算する第1、第2減算器と、セレクタで選択した
座標値のX成分と入力信号Xとに基づいてX方向の変位
値を演算する第3減算器と、第1、第2減算器で求めた
差分値に基づいて傾き値を求める除算器と、この除算器
で求めた傾き値に第3減算器で求めた変位値を乗算する
乗算器と、この乗算器の演算値にセレクタで選択した座
標値のY成分を加算して出力信号Yを得る加算器とで構
成する。
【0009】請求項3の発明は、入出力特性曲線AをX
方向に沿って2のべき乗のレベル幅DXcで複数の領域
に分割する分割点及び端点(両端点又右端点)の座標値
のY成分を予め記憶した記憶部と、入力信号Xのレベル
が複数の分割領域の何れに属するかを検出し、その検出
領域の両端点又は右端点の座標値のY成分を記憶部から
選択するセレクタと、このセレクタで選択したY成分と
レベル幅DXcに基づいて近似直線を求め、入力信号X
に対応した出力信号Yを演算する演算部とを具備してな
ることを特徴とする。
方向に沿って2のべき乗のレベル幅DXcで複数の領域
に分割する分割点及び端点(両端点又右端点)の座標値
のY成分を予め記憶した記憶部と、入力信号Xのレベル
が複数の分割領域の何れに属するかを検出し、その検出
領域の両端点又は右端点の座標値のY成分を記憶部から
選択するセレクタと、このセレクタで選択したY成分と
レベル幅DXcに基づいて近似直線を求め、入力信号X
に対応した出力信号Yを演算する演算部とを具備してな
ることを特徴とする。
【0010】(1)記憶部に予め記憶された座標値のY
成分が分割点及び両端点の場合には、次ぎのように作用
する。入力信号Xのレベルが分割領域の左端から1番目
の分割領域内にある時には、セレクタがY1とY2を選
択し、演算部はY=〔(Y2−Y1)/DXc〕×X+
Y1の近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力信号
Yを演算する。入力信号Xのレベルが左端から2番目の
分割領域内にある時には、セレクタがY2とY3を選択
し、演算部はY=〔(Y3−Y2)/DXc〕×X+Y
2の近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力信号Y
を演算する。入力信号Xのレベルが左端から3番目以降
の分割領域内にある時も同様である。 (2)座標値X1,Y1が0,0で、記憶部に予め記憶
された座標値Xn,YnのY成分Ynが分割点及び右端
点の場合には、次ぎのように作用する。入力信号Xのレ
ベルが左端から1番目の分割領域内にある時には、セレ
クタがY2を選択し、演算部はY=〔(Y2)/DX
c〕×Xの近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力
信号Yを演算する。入力信号Xのレベルが左端から2番
目以降の分割領域内にある時は、前記(1)の場合と同
様である。
成分が分割点及び両端点の場合には、次ぎのように作用
する。入力信号Xのレベルが分割領域の左端から1番目
の分割領域内にある時には、セレクタがY1とY2を選
択し、演算部はY=〔(Y2−Y1)/DXc〕×X+
Y1の近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力信号
Yを演算する。入力信号Xのレベルが左端から2番目の
分割領域内にある時には、セレクタがY2とY3を選択
し、演算部はY=〔(Y3−Y2)/DXc〕×X+Y
2の近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力信号Y
を演算する。入力信号Xのレベルが左端から3番目以降
の分割領域内にある時も同様である。 (2)座標値X1,Y1が0,0で、記憶部に予め記憶
された座標値Xn,YnのY成分Ynが分割点及び右端
点の場合には、次ぎのように作用する。入力信号Xのレ
ベルが左端から1番目の分割領域内にある時には、セレ
クタがY2を選択し、演算部はY=〔(Y2)/DX
c〕×Xの近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力
信号Yを演算する。入力信号Xのレベルが左端から2番
目以降の分割領域内にある時は、前記(1)の場合と同
様である。
【0011】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、演算部の回路構成を簡単にするために、演算部を、
セレクタで選択したY成分に基づいてY方向の差分値を
演算する減算器と、この減算器で求めた差分地をレベル
幅DXcで除算して傾き値を求める除算器と、この除算
器で求めた傾き値に入力信号XのX方向の変位値を乗算
する乗算器と、この乗算器の演算値にセレクタで選択し
たY成分を加算して出力信号Yを得る加算器とで構成す
る。
て、演算部の回路構成を簡単にするために、演算部を、
セレクタで選択したY成分に基づいてY方向の差分値を
演算する減算器と、この減算器で求めた差分地をレベル
幅DXcで除算して傾き値を求める除算器と、この除算
器で求めた傾き値に入力信号XのX方向の変位値を乗算
する乗算器と、この乗算器の演算値にセレクタで選択し
たY成分を加算して出力信号Yを得る加算器とで構成す
る。
【0012】請求項5の発明は、入出力特性曲線AをX
方向に沿って2のべき乗のレベル幅DXcで複数の領域
に分割する分割点及び端点の座標値に基づく、各分割領
域のY方向の差分値を予め記憶した記憶部と、入力信号
Xのレベルが複数の分割領域の何れに属するかを検出
し、その検出領域の差分値を記憶部から選択するY差分
セレクタと、記憶部の差分値に基づいて複数の分割領域
の分割点及び端点の座標値のY成分を算出するY座標算
出部と、入力信号Xのレベルが複数の分割領域の何れに
属するかを検出し、Y座標算出部で算出したY成分のう
ちの対応した値を選択するY座標セレクタと、Y差分セ
レクタ及びY座標セレクタの選択値とレベル幅DXcに
基づいて近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力信
号Yを演算する演算部とを具備してなることを特徴とす
る。
方向に沿って2のべき乗のレベル幅DXcで複数の領域
に分割する分割点及び端点の座標値に基づく、各分割領
域のY方向の差分値を予め記憶した記憶部と、入力信号
Xのレベルが複数の分割領域の何れに属するかを検出
し、その検出領域の差分値を記憶部から選択するY差分
セレクタと、記憶部の差分値に基づいて複数の分割領域
の分割点及び端点の座標値のY成分を算出するY座標算
出部と、入力信号Xのレベルが複数の分割領域の何れに
属するかを検出し、Y座標算出部で算出したY成分のう
ちの対応した値を選択するY座標セレクタと、Y差分セ
レクタ及びY座標セレクタの選択値とレベル幅DXcに
基づいて近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力信
号Yを演算する演算部とを具備してなることを特徴とす
る。
【0013】(1)記憶部に予め記憶された差分値DY
nが分割点及び両端点の座標値Xn,Ynに基づく場合
には、次ぎのように作用する。入力信号Xのレベルが左
端から1番目の分割領域内にある時には、Y差分セレク
タが差分値のDY1(=Y2−Y1)を選択し、Y座標
セレクタがY座標算出部で算出したY成分Ynのうちの
対応した1番目のY1を選択し、演算部はY=(DY1
/DXc)×X+Y1の近似直線を求め、入力信号Xに
対応した出力信号Yを演算する。入力信号Xのレベルが
左端から2番目の分割領域内にある時には、Y差分セレ
クタがDY2(=Y3−Y2)を選択し、Y座標セレク
タがY座標算出部で算出したYnのうちの対応したY2
(=Y1+DY1)を選択し、演算部はY=(DY2/
DXv)×X+Y2の近似直線を求め、入力信号Xに対
応した出力信号Yを演算する。入力信号Xのレベルが左
端から3番目以降の分割領域内にある時も同様である。 (2)座標値X1,Y1が0,0で、記憶部に予め記憶
された差分値DYnが分割点及び右端点の座標値Xn,
Ynに基づく場合には、次ぎのように作用する。入力信
号Xのレベルが左端から1番目の分割領域内にある時に
は、Y差分セレクタがDY1(=Y2)を選択し、演算
部がY=(DY1/DXc)×Xの近似直線を求め、入
力信号Xに対応した出力信号Yを演算する。入力信号X
のレベルが左端から2番目以降の分割領域内にある時
は、前記(1)の場合と同様に作用する。
nが分割点及び両端点の座標値Xn,Ynに基づく場合
には、次ぎのように作用する。入力信号Xのレベルが左
端から1番目の分割領域内にある時には、Y差分セレク
タが差分値のDY1(=Y2−Y1)を選択し、Y座標
セレクタがY座標算出部で算出したY成分Ynのうちの
対応した1番目のY1を選択し、演算部はY=(DY1
/DXc)×X+Y1の近似直線を求め、入力信号Xに
対応した出力信号Yを演算する。入力信号Xのレベルが
左端から2番目の分割領域内にある時には、Y差分セレ
クタがDY2(=Y3−Y2)を選択し、Y座標セレク
タがY座標算出部で算出したYnのうちの対応したY2
(=Y1+DY1)を選択し、演算部はY=(DY2/
DXv)×X+Y2の近似直線を求め、入力信号Xに対
応した出力信号Yを演算する。入力信号Xのレベルが左
端から3番目以降の分割領域内にある時も同様である。 (2)座標値X1,Y1が0,0で、記憶部に予め記憶
された差分値DYnが分割点及び右端点の座標値Xn,
Ynに基づく場合には、次ぎのように作用する。入力信
号Xのレベルが左端から1番目の分割領域内にある時に
は、Y差分セレクタがDY1(=Y2)を選択し、演算
部がY=(DY1/DXc)×Xの近似直線を求め、入
力信号Xに対応した出力信号Yを演算する。入力信号X
のレベルが左端から2番目以降の分割領域内にある時
は、前記(1)の場合と同様に作用する。
【0014】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、演算部の回路構成を簡単にするために、演算部を、
Y差分セレクタの選択値をレベル幅DXcで除算して傾
き値を求める除算器と、この除算器で求めた傾き値に入
力信号XのX方向の変位値を乗算する乗算器と、この乗
算器の演算値にY座標セレクタの出力値を加算して出力
信号Yを得る加算器とで構成する。
て、演算部の回路構成を簡単にするために、演算部を、
Y差分セレクタの選択値をレベル幅DXcで除算して傾
き値を求める除算器と、この除算器で求めた傾き値に入
力信号XのX方向の変位値を乗算する乗算器と、この乗
算器の演算値にY座標セレクタの出力値を加算して出力
信号Yを得る加算器とで構成する。
【0015】請求項7の発明は、入出力特性曲線AをX
方向に沿って2のべき乗のレベル幅DXcで複数の領域
に分割する分割点及び左端点又は分割点の座標値のY成
分と右端分割領域のY方向の差分値を予め記憶した記憶
部と、入力信号Xのレベルが複数の分割領域の何れに属
するかを検出し、対応したY成分又は差分値を記憶部か
ら選択する第1セレクタと、この第1セレクタで選択し
たY成分に基づいて対応した差分値を演算する減算部
と、入力信号Xのレベルが複数の分割領域の何れに属す
るかを検出し、第1セレクタと減算部の出力側から対応
した差分値を選択する第2セレクタと、第1、第2セレ
クタの選択値とレベル幅DXcに基づいて近似直線を求
め、入力信号Xに対応した出力信号Yを演算する演算部
とを具備してなることを特徴とする。
方向に沿って2のべき乗のレベル幅DXcで複数の領域
に分割する分割点及び左端点又は分割点の座標値のY成
分と右端分割領域のY方向の差分値を予め記憶した記憶
部と、入力信号Xのレベルが複数の分割領域の何れに属
するかを検出し、対応したY成分又は差分値を記憶部か
ら選択する第1セレクタと、この第1セレクタで選択し
たY成分に基づいて対応した差分値を演算する減算部
と、入力信号Xのレベルが複数の分割領域の何れに属す
るかを検出し、第1セレクタと減算部の出力側から対応
した差分値を選択する第2セレクタと、第1、第2セレ
クタの選択値とレベル幅DXcに基づいて近似直線を求
め、入力信号Xに対応した出力信号Yを演算する演算部
とを具備してなることを特徴とする。
【0016】(1)記憶部に予め記憶された座標値X
n,YnのY成分Ynが分割点及び左端点の場合には、
次ぎのように作用する。入力信号Xのレベルが左端から
1番目の分割領域内にある時には、第1セレクタがY1
とY2を選択し、第2セレクタが減算部で演算したDY
1(=Y2−Y1)を選択し、演算部はY=(DY1/
DXc)×X+Y1の近似直線を求め、入力信号Xに対
応した出力信号Yを演算する。入力信号Xのレベルが左
端から2番目以降で最終番目以外の分割領域内にある時
には、入力信号Xのレベルが左端から1番目の分割領域
内にある時と同様に作用する。入力信号Xのレベルが左
端から数えて最終のn番目(例えばn=4)の分割領域
内にある時には、第1セレクタが差分値DYn(例えば
n=4)を選択し、第2セレクタが第1セレクタで選択
したDYnを選択し、演算部はY=(DYn/DXc)
×X+Ynの近似直線を求め、入力信号Xに対応した出
力信号Yを演算する。 (2)座標値X1,Y1が0,0で、記憶部に予め記憶
された座標値Xn,YnのY成分Ynが分割点及び右端
点の場合には、次ぎのように作用する。入力信号Xのレ
ベルが左端から1番目の分割領域内にある時には、第1
セレクタがY2を選択し、第2セレクタがDY1(=Y
2)を選択し、演算部はY=(DY1/DXc)×Xの
近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力信号Yを演
算する。入力信号Xのレベルが左端から2番目の分割領
域内にある時には、第1セレクタがY2、Y3を選択
し、第2セレクタが減算部の演算値DY2(=Y3−Y
2)を選択し、演算部はY=(DY2/DXc)×X+
Y2の近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力信号
Yを演算する。入力信号Xのレベルが左端から3番目以
降で最終番目以外の分割領域内にある時も同様である。
入力信号Xのレベルが左端から数えて最終のn番目(例
えばn=4)の分割領域内にある時には、第1セレクタ
がDYn(例えばn=4)を選択し、第2セレクタが第
1セレクタで選択したDYn(例えばn=4)を選択
し、演算部はY=(DYn/DXc)×X+Yn(例え
ばn=4)の近似直線を求め、入力信号Xに対応した出
力信号Yを演算する。
n,YnのY成分Ynが分割点及び左端点の場合には、
次ぎのように作用する。入力信号Xのレベルが左端から
1番目の分割領域内にある時には、第1セレクタがY1
とY2を選択し、第2セレクタが減算部で演算したDY
1(=Y2−Y1)を選択し、演算部はY=(DY1/
DXc)×X+Y1の近似直線を求め、入力信号Xに対
応した出力信号Yを演算する。入力信号Xのレベルが左
端から2番目以降で最終番目以外の分割領域内にある時
には、入力信号Xのレベルが左端から1番目の分割領域
内にある時と同様に作用する。入力信号Xのレベルが左
端から数えて最終のn番目(例えばn=4)の分割領域
内にある時には、第1セレクタが差分値DYn(例えば
n=4)を選択し、第2セレクタが第1セレクタで選択
したDYnを選択し、演算部はY=(DYn/DXc)
×X+Ynの近似直線を求め、入力信号Xに対応した出
力信号Yを演算する。 (2)座標値X1,Y1が0,0で、記憶部に予め記憶
された座標値Xn,YnのY成分Ynが分割点及び右端
点の場合には、次ぎのように作用する。入力信号Xのレ
ベルが左端から1番目の分割領域内にある時には、第1
セレクタがY2を選択し、第2セレクタがDY1(=Y
2)を選択し、演算部はY=(DY1/DXc)×Xの
近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力信号Yを演
算する。入力信号Xのレベルが左端から2番目の分割領
域内にある時には、第1セレクタがY2、Y3を選択
し、第2セレクタが減算部の演算値DY2(=Y3−Y
2)を選択し、演算部はY=(DY2/DXc)×X+
Y2の近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力信号
Yを演算する。入力信号Xのレベルが左端から3番目以
降で最終番目以外の分割領域内にある時も同様である。
入力信号Xのレベルが左端から数えて最終のn番目(例
えばn=4)の分割領域内にある時には、第1セレクタ
がDYn(例えばn=4)を選択し、第2セレクタが第
1セレクタで選択したDYn(例えばn=4)を選択
し、演算部はY=(DYn/DXc)×X+Yn(例え
ばn=4)の近似直線を求め、入力信号Xに対応した出
力信号Yを演算する。
【0017】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、演算部の回路構成を簡単にするために、演算部を、
第2セレクタの選択値をレベル幅DXcで除算して傾き
値を求める除算器と、この除算器で求めた傾き値に入力
信号XのX方向の変位値を乗算する乗算器と、この乗算
器の演算値に第1セレクタの選択値を加算して出力信号
Yを得る加算器とで構成する。
て、演算部の回路構成を簡単にするために、演算部を、
第2セレクタの選択値をレベル幅DXcで除算して傾き
値を求める除算器と、この除算器で求めた傾き値に入力
信号XのX方向の変位値を乗算する乗算器と、この乗算
器の演算値に第1セレクタの選択値を加算して出力信号
Yを得る加算器とで構成する。
【0018】請求項9の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6、7又は8の発明において、画質補正用のガ
ンマ補正回路に利用するために、入力信号XをR、G、
Bのディジタル映像信号とし、入出力特性曲線Aをガン
マ補正特性曲線とする。
4、5、6、7又は8の発明において、画質補正用のガ
ンマ補正回路に利用するために、入力信号XをR、G、
Bのディジタル映像信号とし、入出力特性曲線Aをガン
マ補正特性曲線とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明による信号処理回路
の一実施形態例を図面を用いて説明する。図1は第1実
施形態例(主に請求項1、2の発明に対応)を示すもの
で、これに限るものではないが、説明の便宜上、非線形
な入出力特性曲線A(例えば画質補正用のガンマ補正曲
線)を4つの領域に分割し、分割領域の特性を4つの直
線で近似処理する場合を示す。図1において、30は入
力端子、32は記憶部、34はセレクタ、36は演算
部、38は出力端子である。
の一実施形態例を図面を用いて説明する。図1は第1実
施形態例(主に請求項1、2の発明に対応)を示すもの
で、これに限るものではないが、説明の便宜上、非線形
な入出力特性曲線A(例えば画質補正用のガンマ補正曲
線)を4つの領域に分割し、分割領域の特性を4つの直
線で近似処理する場合を示す。図1において、30は入
力端子、32は記憶部、34はセレクタ、36は演算
部、38は出力端子である。
【0020】前記記憶部32は例えばROMで構成さ
れ、この記憶部32には、入力信号X(例えばガンマ補
正処理前のR信号)のレベルをX方向(X軸方向)、出
力信号Y(例えばガンマ補正処理後のR信号)のレベル
をY方向(Y軸方向)にとったときの、X,Y座標上で
の特定の5つの座標点の座標値X1,Y1〜X5,Y5
が予め記憶されている。これらの座標値X1,Y1〜X
5,Y5は次ぎのようにして設定される。すなわち、
X,Y座標上での非線形な入出力特性曲線AをX方向に
沿って4つの領域に分割する分割点(X2,Y2)、
(X3,Y3)、(X4,Y4)及び両端点(X1,Y
1)、(X5,Y5)の座標値が、X2,Y2、X3,
Y3、X4,Y4及びX1,Y1、X5,Y5として設
定、記憶されている。
れ、この記憶部32には、入力信号X(例えばガンマ補
正処理前のR信号)のレベルをX方向(X軸方向)、出
力信号Y(例えばガンマ補正処理後のR信号)のレベル
をY方向(Y軸方向)にとったときの、X,Y座標上で
の特定の5つの座標点の座標値X1,Y1〜X5,Y5
が予め記憶されている。これらの座標値X1,Y1〜X
5,Y5は次ぎのようにして設定される。すなわち、
X,Y座標上での非線形な入出力特性曲線AをX方向に
沿って4つの領域に分割する分割点(X2,Y2)、
(X3,Y3)、(X4,Y4)及び両端点(X1,Y
1)、(X5,Y5)の座標値が、X2,Y2、X3,
Y3、X4,Y4及びX1,Y1、X5,Y5として設
定、記憶されている。
【0021】前記セレクタ34は、入力信号Xのレベル
が4つの分割領域の何れに属するかを検出し、その検出
領域の両端点の座標値Xn,Yn、Xk,Yk(k=n
+1)を前記記憶部32から選択して出力する。具体的
には、入力信号Xのレベルが4つの分割領域の左端から
1番目の領域にあるときには、その両端点(X1,Y
1)と(X2,Y2)の座標値X1,Y1とX2,Y2
を選択し、入力信号Xのレベルが左端から2、3、4番
目の領域にあるときには、それぞれ両端点の座標値X
2,Y2とX3,Y3、X3,Y3とX4,Y4、X
4,Y4とX5,Y5を選択する。
が4つの分割領域の何れに属するかを検出し、その検出
領域の両端点の座標値Xn,Yn、Xk,Yk(k=n
+1)を前記記憶部32から選択して出力する。具体的
には、入力信号Xのレベルが4つの分割領域の左端から
1番目の領域にあるときには、その両端点(X1,Y
1)と(X2,Y2)の座標値X1,Y1とX2,Y2
を選択し、入力信号Xのレベルが左端から2、3、4番
目の領域にあるときには、それぞれ両端点の座標値X
2,Y2とX3,Y3、X3,Y3とX4,Y4、X
4,Y4とX5,Y5を選択する。
【0022】前記演算部36は、前記セレクタ34で選
択したn番目(図1ではnは1〜4)の分割領域の座標
値Xn,YnとXk,Ykに基づいて近似直線を求め、
入力信号Xに対応した出力信号Yを演算する。前記演算
部36は、具体的には、第1、第2、第3減算器40、
42、44、除算器46、乗算器48及び加算器50で
構成されている。
択したn番目(図1ではnは1〜4)の分割領域の座標
値Xn,YnとXk,Ykに基づいて近似直線を求め、
入力信号Xに対応した出力信号Yを演算する。前記演算
部36は、具体的には、第1、第2、第3減算器40、
42、44、除算器46、乗算器48及び加算器50で
構成されている。
【0023】前記第1、第2減算器40、42は、前記
セレクタ34で選択した第n番目の分割領域の左端点と
右端点の座標値Xn,YnとXk,Ykに基づいてX、
Y方向の差分値DXn(=Xk−Xn)、DYn(=Y
k−Yn)を演算して出力する。前記第3減算器44
は、入力端子30に入力した入力信号Xから前記セレク
タ34で選択した左端点の座標値Xn,YnのX成分X
nを減算してX方向の変位値dX(=X−Xn)を出力
する。前記除算器46は前記第1、第2減算器40、4
2の出力に基づいて傾き値DYn/DXnを演算し、前
記乗算器48は前記除算器46で求めたDYn/DXn
に前記第3減算器44で求めたdXを乗算し、加算器5
0は前記乗算器48の演算値に前記セレクタ34の選択
値Ynを加算して前記出力端子38へ出力する。
セレクタ34で選択した第n番目の分割領域の左端点と
右端点の座標値Xn,YnとXk,Ykに基づいてX、
Y方向の差分値DXn(=Xk−Xn)、DYn(=Y
k−Yn)を演算して出力する。前記第3減算器44
は、入力端子30に入力した入力信号Xから前記セレク
タ34で選択した左端点の座標値Xn,YnのX成分X
nを減算してX方向の変位値dX(=X−Xn)を出力
する。前記除算器46は前記第1、第2減算器40、4
2の出力に基づいて傾き値DYn/DXnを演算し、前
記乗算器48は前記除算器46で求めたDYn/DXn
に前記第3減算器44で求めたdXを乗算し、加算器5
0は前記乗算器48の演算値に前記セレクタ34の選択
値Ynを加算して前記出力端子38へ出力する。
【0024】つぎに、図1の作用を説明する。入力端子
30に入力した入力信号Xのレベルが分割領域の左端か
ら1番目(n=1のとき)の分割領域内にある時には、
セレクタ34が座標値X1,Y1とX2,Y2を選択
し、第1、第2減算器40、42がDX1(=X2−X
1)、DY1(=Y2−Y1)を演算し、第3減算器4
4がdX(=X−X1)を演算し、除算器46がDY1
/DX1を演算し、乗算器48が(DY1/DX1)×
dXを演算し、加算器50が乗算器48の演算値にY1
を加算して出力端子38へ出力するので、出力端子38
からは座標点(X1,Y1)と(X2,Y2)を結ぶ直
線で近似処理された信号Y(=(DY1/DX1)×d
X+Y1)が出力する。
30に入力した入力信号Xのレベルが分割領域の左端か
ら1番目(n=1のとき)の分割領域内にある時には、
セレクタ34が座標値X1,Y1とX2,Y2を選択
し、第1、第2減算器40、42がDX1(=X2−X
1)、DY1(=Y2−Y1)を演算し、第3減算器4
4がdX(=X−X1)を演算し、除算器46がDY1
/DX1を演算し、乗算器48が(DY1/DX1)×
dXを演算し、加算器50が乗算器48の演算値にY1
を加算して出力端子38へ出力するので、出力端子38
からは座標点(X1,Y1)と(X2,Y2)を結ぶ直
線で近似処理された信号Y(=(DY1/DX1)×d
X+Y1)が出力する。
【0025】入力端子30に入力した入力信号Xのレベ
ルが左端から2番目(n=2のとき)の分割領域内にあ
る時には、セレクタ34が座標値X2,Y2とX3,Y
3を選択し、1番目の領域内の場合と同様にして、第
1、第2減算器40、42、第3減算器44、除算器4
6、乗算器48及び加算器50が対応した演算をし、出
力端子38からは座標点(X2,Y2)と(X3,Y
3)を結ぶ直線で近似処理された信号Y(=(DY2/
DX2)×dX+Y2)が出力する。入力端子30に入
力した入力信号Xのレベルが左端から3、4番目(n=
3、4のとき)の分割領域内にある時も同様に作用す
る。
ルが左端から2番目(n=2のとき)の分割領域内にあ
る時には、セレクタ34が座標値X2,Y2とX3,Y
3を選択し、1番目の領域内の場合と同様にして、第
1、第2減算器40、42、第3減算器44、除算器4
6、乗算器48及び加算器50が対応した演算をし、出
力端子38からは座標点(X2,Y2)と(X3,Y
3)を結ぶ直線で近似処理された信号Y(=(DY2/
DX2)×dX+Y2)が出力する。入力端子30に入
力した入力信号Xのレベルが左端から3、4番目(n=
3、4のとき)の分割領域内にある時も同様に作用す
る。
【0026】図1の実施形態例では、記憶部に予め記憶
する座標値が分割点(X2,Y2)、(X3,Y3)、
(X4,Y4)及び両端点(X1,Y1)、(X5,Y
5)の座標値X2,Y2、X3,Y3、X4,Y4及び
X1,Y1、X5,Y5の場合について説明したが、本
発明はこれに限るものでなく、座標値X1,Y1が0,
0で記憶する必要がないような場合には、記憶部に予め
記憶する座標値を分割点(X2,Y2)、(X3,Y
3)、(X4,Y4)及び右端点(X5,Y5)の座標
値X2,Y2、X3,Y3、X4,Y4及びX5,Y5
とした場合についても利用することができ、記憶部のメ
モリ容量を少なくできる。この場合、入力信号Xのレベ
ルが左端から1番目の分割領域内にある時には、セレク
タが座標値X2,Y2を選択し、出力端子からは座標点
(0,0)と(X2,Y2)を結ぶ直線で近似処理され
たデ−タY(=(Y2/X2)×dX)が出力する。入
力信号Xのレベルが左端から2番目以降の分割領域内に
ある時は、図1の場合と同様である。
する座標値が分割点(X2,Y2)、(X3,Y3)、
(X4,Y4)及び両端点(X1,Y1)、(X5,Y
5)の座標値X2,Y2、X3,Y3、X4,Y4及び
X1,Y1、X5,Y5の場合について説明したが、本
発明はこれに限るものでなく、座標値X1,Y1が0,
0で記憶する必要がないような場合には、記憶部に予め
記憶する座標値を分割点(X2,Y2)、(X3,Y
3)、(X4,Y4)及び右端点(X5,Y5)の座標
値X2,Y2、X3,Y3、X4,Y4及びX5,Y5
とした場合についても利用することができ、記憶部のメ
モリ容量を少なくできる。この場合、入力信号Xのレベ
ルが左端から1番目の分割領域内にある時には、セレク
タが座標値X2,Y2を選択し、出力端子からは座標点
(0,0)と(X2,Y2)を結ぶ直線で近似処理され
たデ−タY(=(Y2/X2)×dX)が出力する。入
力信号Xのレベルが左端から2番目以降の分割領域内に
ある時は、図1の場合と同様である。
【0027】図2は本発明の第2実施形態例(主に請求
項3、4の発明に対応)を示すもので、図1と同一部分
は同一符号とする。図2において、30は入力端子、3
2aは記憶部、34aはセレクタ、36aは演算部、3
8は出力端子である。前記記憶部32aは例えばROM
で構成され、この記憶部32aには、X,Y座標上での
非線形な入出力特性曲線AをX方向に沿って2のm乗
(例えばm=6)のレベル幅DXc(例えばDXc=6
4)で4つの領域に分割する分割点(X2,Y2)、
(X3,Y3)、(X4,Y4)及び右端点(X5,Y
5)の座標値のY成分Y2、Y3、Y4及びY5が予め
記憶されている。このため、第1実施形態例の場合の記
憶部32よりもメモリ容量を少なくできる。
項3、4の発明に対応)を示すもので、図1と同一部分
は同一符号とする。図2において、30は入力端子、3
2aは記憶部、34aはセレクタ、36aは演算部、3
8は出力端子である。前記記憶部32aは例えばROM
で構成され、この記憶部32aには、X,Y座標上での
非線形な入出力特性曲線AをX方向に沿って2のm乗
(例えばm=6)のレベル幅DXc(例えばDXc=6
4)で4つの領域に分割する分割点(X2,Y2)、
(X3,Y3)、(X4,Y4)及び右端点(X5,Y
5)の座標値のY成分Y2、Y3、Y4及びY5が予め
記憶されている。このため、第1実施形態例の場合の記
憶部32よりもメモリ容量を少なくできる。
【0028】前記セレクタ34aは、入力信号Xに基づ
いて(例えば8ビットのうちの上位2ビットのデ−タに
基づいて)、入力信号Xのレベルが4つの分割領域の何
れに属するかを検出し、その検出領域が左端から1番目
の分割領域の時にはその右端点(X2,Y2)の座標値
X2,Y2のY成分Y2を、その検出領域が左端から2
番目以降n番目(n=2〜4)の分割領域の時にはその
両端点(Xn,Yn)、(Xk,Yk)(kはn+1)
の座標値Xn,Yn、Xk,YkのY成分Yn、Ykを
出力する。前記演算部36aは、X方向の変位値dX
と、レベル幅DXc(一定値)と、前記セレクタ34a
で選択したY2又はYn及びYkとに基づいて、近似直
線を求め、入力信号Xに対応した出力信号Yを演算す
る。
いて(例えば8ビットのうちの上位2ビットのデ−タに
基づいて)、入力信号Xのレベルが4つの分割領域の何
れに属するかを検出し、その検出領域が左端から1番目
の分割領域の時にはその右端点(X2,Y2)の座標値
X2,Y2のY成分Y2を、その検出領域が左端から2
番目以降n番目(n=2〜4)の分割領域の時にはその
両端点(Xn,Yn)、(Xk,Yk)(kはn+1)
の座標値Xn,Yn、Xk,YkのY成分Yn、Ykを
出力する。前記演算部36aは、X方向の変位値dX
と、レベル幅DXc(一定値)と、前記セレクタ34a
で選択したY2又はYn及びYkとに基づいて、近似直
線を求め、入力信号Xに対応した出力信号Yを演算す
る。
【0029】前記演算部36aは、具体的には、減算器
42a、除算器46a、乗算器48a及び加算器50a
で構成されている。このため、第1実施形態例の演算部
36よりも、その回路規模を小さくできる。前記減算器
42aは、前記セレクタ34aで選択したn番目の領域
の左端点と右端点のYnとYkに基づいてY方向の差分
値DYn(=Yk−Yn)を演算して出力する。前記除
算器46aは前記減算器42aの演算値DYnを一定値
DXcで除算して傾き値を求め、前記乗算器48aは、
入力端子30に入力した入力信号XのうちのX方向の変
位値dXに前記除算器46aで求めた傾き値を乗算し、
前記加算器50aは、検出領域が左端の分割領域の時
(Y1=0の場合)には前記乗算器48aの演算値をそ
のまま出力端子38へ出力し、検出領域が左端から2番
目以降のn番目(n=2〜4)の分割領域の時には前記
乗算器48aの演算値にYnを加算した値を前記出力端
子38へ出力する。
42a、除算器46a、乗算器48a及び加算器50a
で構成されている。このため、第1実施形態例の演算部
36よりも、その回路規模を小さくできる。前記減算器
42aは、前記セレクタ34aで選択したn番目の領域
の左端点と右端点のYnとYkに基づいてY方向の差分
値DYn(=Yk−Yn)を演算して出力する。前記除
算器46aは前記減算器42aの演算値DYnを一定値
DXcで除算して傾き値を求め、前記乗算器48aは、
入力端子30に入力した入力信号XのうちのX方向の変
位値dXに前記除算器46aで求めた傾き値を乗算し、
前記加算器50aは、検出領域が左端の分割領域の時
(Y1=0の場合)には前記乗算器48aの演算値をそ
のまま出力端子38へ出力し、検出領域が左端から2番
目以降のn番目(n=2〜4)の分割領域の時には前記
乗算器48aの演算値にYnを加算した値を前記出力端
子38へ出力する。
【0030】つぎに、図2の作用を説明する。入力端子
30に入力した入力信号Xのレベルが左端から1番目の
分割領域内にある時には、セレクタ34aがY2を選択
し、減算器42aがDY1(=Y2)を演算し、除算器
46aがDY1/DXcを演算し、乗算器48aが(D
Y1/DXc)×dXを演算し、加算器50aが乗算器
48aの演算値をそのまま出力端子38へ出力するの
で、出力端子38からは座標点(0,0)と(DXc,
Y2)を結ぶ直線で近似処理された出力信号Y(=(D
Y1/DXc)×dX)が出力する。
30に入力した入力信号Xのレベルが左端から1番目の
分割領域内にある時には、セレクタ34aがY2を選択
し、減算器42aがDY1(=Y2)を演算し、除算器
46aがDY1/DXcを演算し、乗算器48aが(D
Y1/DXc)×dXを演算し、加算器50aが乗算器
48aの演算値をそのまま出力端子38へ出力するの
で、出力端子38からは座標点(0,0)と(DXc,
Y2)を結ぶ直線で近似処理された出力信号Y(=(D
Y1/DXc)×dX)が出力する。
【0031】入力端子30に入力した入力信号Xのレベ
ルが左端から2番目の分割領域内にある時には、セレク
タ34aがY2とY3を選択し、減算器42aがDY2
(=Y3−Y2)を演算し、除算器46aがDY2/D
Xcを演算し、乗算器48aが(DY2/DXc)×d
Xを演算し、加算器50aが乗算器48aの演算値にY
2を加算して出力端子38へ出力するので、出力端子3
8からは座標点(DYc,Y2)と(2DYc,Y3)
を結ぶ直線で近似処理された信号Y(=(DY2/DX
c)×dX+Y2)が出力する。入力端子30に入力し
た入力信号Xのレベルが左端から3、4番目(n=3、
4のとき)の分割領域内にある時も同様に作用する。
ルが左端から2番目の分割領域内にある時には、セレク
タ34aがY2とY3を選択し、減算器42aがDY2
(=Y3−Y2)を演算し、除算器46aがDY2/D
Xcを演算し、乗算器48aが(DY2/DXc)×d
Xを演算し、加算器50aが乗算器48aの演算値にY
2を加算して出力端子38へ出力するので、出力端子3
8からは座標点(DYc,Y2)と(2DYc,Y3)
を結ぶ直線で近似処理された信号Y(=(DY2/DX
c)×dX+Y2)が出力する。入力端子30に入力し
た入力信号Xのレベルが左端から3、4番目(n=3、
4のとき)の分割領域内にある時も同様に作用する。
【0032】図2の実施形態例では、分割領域の左端点
の座標値X1,Y1が0,0で記憶部に記憶する必要が
ないため、記憶部に予め記憶する座標値が分割点及び右
端点の座標値のY成分Y2、Y3、Y4及びY5の場合
について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、
分割領域の左端点の座標値X1,Y1が0,0又は0,
0以外で記憶する必要があり、記憶部に予め記憶する座
標値が分割点及び両端点の座標値のY成分Y2、Y3、
Y4及びY1、Y5の場合についても利用することがで
きる。
の座標値X1,Y1が0,0で記憶部に記憶する必要が
ないため、記憶部に予め記憶する座標値が分割点及び右
端点の座標値のY成分Y2、Y3、Y4及びY5の場合
について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、
分割領域の左端点の座標値X1,Y1が0,0又は0,
0以外で記憶する必要があり、記憶部に予め記憶する座
標値が分割点及び両端点の座標値のY成分Y2、Y3、
Y4及びY1、Y5の場合についても利用することがで
きる。
【0033】図3は本発明の第3実施形態例(主に請求
項5、6の発明に対応)を示すもので、図1と同一部分
は同一符号とする。図3において、30は入力端子、3
2bは記憶部、52はY差分セレクタ、54はY座標算
出部、56はY座標セレクタ、36bは演算部、38は
出力端子である。前記記憶部32bは例えばROMで構
成され、この記憶部32bには、X,Y座標上での非線
形な入出力特性曲線AをX方向に沿って2のm乗(例え
ばm=6)のレベル幅DXc(例えばDXc=64)で
4つの領域に分割したときの各分割領域のY方向の差分
値DY1(=Y2)、DY2(=Y3−Y2)、DY3
(=Y4−Y3)、DY4(=Y5−Y4)が予め記憶
されている(座標値X1,Y1が0,0の場合)。
項5、6の発明に対応)を示すもので、図1と同一部分
は同一符号とする。図3において、30は入力端子、3
2bは記憶部、52はY差分セレクタ、54はY座標算
出部、56はY座標セレクタ、36bは演算部、38は
出力端子である。前記記憶部32bは例えばROMで構
成され、この記憶部32bには、X,Y座標上での非線
形な入出力特性曲線AをX方向に沿って2のm乗(例え
ばm=6)のレベル幅DXc(例えばDXc=64)で
4つの領域に分割したときの各分割領域のY方向の差分
値DY1(=Y2)、DY2(=Y3−Y2)、DY3
(=Y4−Y3)、DY4(=Y5−Y4)が予め記憶
されている(座標値X1,Y1が0,0の場合)。
【0034】前記Y差分セレクタ52は、入力信号X
(例えば8ビット)に基づいて(例えば上位2ビットの
デ−タに基づいて)、入力信号Xのレベルが4つの分割
領域の何れに属するかを検出し、その検出領域が左端か
らn番目(n=1〜4)の分割領域の時には前記記憶部
32bから対応した差分値DYnを選択する。前記Y座
標算出部54は、前記記憶部32bの差分値DY1〜D
Y4に基づいて分割点及び右端点のY成分Y2(=DY
1)、Y3(=Y2+DY2)、Y4(=Y3+DY
3)、Y5(=Y4+DY4)を算出する。前記Y座標
セレクタ56は、入力信号Xに基づいて(例えば8ビッ
トのうちの上位2ビットのデ−タに基づいて)、入力信
号Xのレベルが4つの分割領域の何れに属するかを検出
し、前記Y座標算出部54の算出値の中から対応したY
成分Ynを選択する。
(例えば8ビット)に基づいて(例えば上位2ビットの
デ−タに基づいて)、入力信号Xのレベルが4つの分割
領域の何れに属するかを検出し、その検出領域が左端か
らn番目(n=1〜4)の分割領域の時には前記記憶部
32bから対応した差分値DYnを選択する。前記Y座
標算出部54は、前記記憶部32bの差分値DY1〜D
Y4に基づいて分割点及び右端点のY成分Y2(=DY
1)、Y3(=Y2+DY2)、Y4(=Y3+DY
3)、Y5(=Y4+DY4)を算出する。前記Y座標
セレクタ56は、入力信号Xに基づいて(例えば8ビッ
トのうちの上位2ビットのデ−タに基づいて)、入力信
号Xのレベルが4つの分割領域の何れに属するかを検出
し、前記Y座標算出部54の算出値の中から対応したY
成分Ynを選択する。
【0035】前記演算部36bは、X方向の変位値dX
と、一定の分割レベル幅DXcと、前記Y差分セレクタ
52の選択したDYnと、前記Y座標セレクタ56の選
択したYnとに基づいて近似直線を求め、入力信号Xに
対応した出力信号Yを演算する。具体的には、除算器4
6b、乗算器48b及び加算器50bで構成されてい
る。前記除算器46bは前記Y差分セレクタ52の選択
したDYnをDXcで除算して傾き値を求め、前記乗算
器48aは、入力端子30に入力した入力信号Xのうち
のX方向の変位値dX(例えば8ビットのデ−タのうち
の下位6ビットのデ−タ)に前記除算器46bで求めた
傾き値を乗算し、前記加算器50aは、検出領域が左端
の分割領域の時(Y1=0の場合)には前記乗算器48
bの演算値をそのまま出力端子38へ出力し、検出領域
が左端から2番目以降n番目(n=2〜4)の分割領域
の時には前記乗算器48bの演算値(DYn/DXc)
×dXにYnを加算した信号を前記出力端子38へ出力
する。
と、一定の分割レベル幅DXcと、前記Y差分セレクタ
52の選択したDYnと、前記Y座標セレクタ56の選
択したYnとに基づいて近似直線を求め、入力信号Xに
対応した出力信号Yを演算する。具体的には、除算器4
6b、乗算器48b及び加算器50bで構成されてい
る。前記除算器46bは前記Y差分セレクタ52の選択
したDYnをDXcで除算して傾き値を求め、前記乗算
器48aは、入力端子30に入力した入力信号Xのうち
のX方向の変位値dX(例えば8ビットのデ−タのうち
の下位6ビットのデ−タ)に前記除算器46bで求めた
傾き値を乗算し、前記加算器50aは、検出領域が左端
の分割領域の時(Y1=0の場合)には前記乗算器48
bの演算値をそのまま出力端子38へ出力し、検出領域
が左端から2番目以降n番目(n=2〜4)の分割領域
の時には前記乗算器48bの演算値(DYn/DXc)
×dXにYnを加算した信号を前記出力端子38へ出力
する。
【0036】つぎに、図3の作用を、入力信号Xが8ビ
ット、mが6(すなわち、DXc=64)、非線形な入
出力特性曲線Aが図4に点線で示すようなガンマ補正曲
線の場合を例として説明する。入力端子30に入力した
入力信号Xのレベルが左端から1番目の分割領域内にあ
る時には、Y差分セレクタ52がDY1を選択し、除算
器46bがDY1/64を演算し、乗算器48bが(D
Y1/64)×dXを演算し、加算器50bが乗算器4
8bの演算値をそのまま出力端子38へ出力するので、
出力端子38からは座標点(0,0)と(64,Y2)
を結ぶ直線L1で近似処理された出力信号Y(=(DY
1/64)×dX)が出力する。
ット、mが6(すなわち、DXc=64)、非線形な入
出力特性曲線Aが図4に点線で示すようなガンマ補正曲
線の場合を例として説明する。入力端子30に入力した
入力信号Xのレベルが左端から1番目の分割領域内にあ
る時には、Y差分セレクタ52がDY1を選択し、除算
器46bがDY1/64を演算し、乗算器48bが(D
Y1/64)×dXを演算し、加算器50bが乗算器4
8bの演算値をそのまま出力端子38へ出力するので、
出力端子38からは座標点(0,0)と(64,Y2)
を結ぶ直線L1で近似処理された出力信号Y(=(DY
1/64)×dX)が出力する。
【0037】入力端子30に入力した入力信号Xのレベ
ルが分割領域の左端から2番目の分割領域内にある時に
は、Y差分セレクタ52がDY2を選択し、除算器46
bがDY2/64を演算し、乗算器48bが(DY2/
64)×dXを演算し、加算器50bが乗算器48bの
演算値にY座標セレクタ56の選択値Y2を加算して出
力端子38へ出力するので、出力端子38からは座標点
(64,Y2)と(128,Y3)を結ぶ直線L2で近
似処理された出力信号Y(=(DY2/64)×dX+
Y2)が出力する。dXは直線L2の左端点からの信号
XのX方向への変位値である。入力端子30に入力した
入力信号Xのレベルが分割領域の左端から3、4番目の
分割領域内にある時には、2番目の場合と同様にして、
出力端子38からは直線L3、L4で近似処理された出
力信号Y(=(DY3/64)×dX+Y3)、Y(=
(DY4/64)×dX+Y4)が出力する。dXは直
線L3、L4の左端点からの信号XのX方向への変位値
である。
ルが分割領域の左端から2番目の分割領域内にある時に
は、Y差分セレクタ52がDY2を選択し、除算器46
bがDY2/64を演算し、乗算器48bが(DY2/
64)×dXを演算し、加算器50bが乗算器48bの
演算値にY座標セレクタ56の選択値Y2を加算して出
力端子38へ出力するので、出力端子38からは座標点
(64,Y2)と(128,Y3)を結ぶ直線L2で近
似処理された出力信号Y(=(DY2/64)×dX+
Y2)が出力する。dXは直線L2の左端点からの信号
XのX方向への変位値である。入力端子30に入力した
入力信号Xのレベルが分割領域の左端から3、4番目の
分割領域内にある時には、2番目の場合と同様にして、
出力端子38からは直線L3、L4で近似処理された出
力信号Y(=(DY3/64)×dX+Y3)、Y(=
(DY4/64)×dX+Y4)が出力する。dXは直
線L3、L4の左端点からの信号XのX方向への変位値
である。
【0038】前記のような、入力信号Xのレベルが分割
領域の左端から4番目の最終の分割領域内にある時に
は、図2の実施態様例の対応する場合と比べて、近似直
線の傾きのずれをなくした歪みのない直線近似を行うこ
とができる。すなわち、入力信号Xと記憶部32、32
aに記憶するデ−タが8ビットの場合、図2の実施形態
例の場合では、記憶部32に記憶するY5の最大値が所
望値の256より1小さい255となるので、近似直線
の傾き値〔(Y5−Y4)/64〕が望ましい値より小
さくなり、歪みのある直線近似となってしまう。これに
対して、図3の実施形態例の場合では、記憶部32aに
記憶する差分値DY4が8ビットの最大値255以下で
あっても、Y座標算出部54で算出するY5(=Y4+
DY4)を最大の256にすることができるので、歪み
のない直線近似を行うことができる。
領域の左端から4番目の最終の分割領域内にある時に
は、図2の実施態様例の対応する場合と比べて、近似直
線の傾きのずれをなくした歪みのない直線近似を行うこ
とができる。すなわち、入力信号Xと記憶部32、32
aに記憶するデ−タが8ビットの場合、図2の実施形態
例の場合では、記憶部32に記憶するY5の最大値が所
望値の256より1小さい255となるので、近似直線
の傾き値〔(Y5−Y4)/64〕が望ましい値より小
さくなり、歪みのある直線近似となってしまう。これに
対して、図3の実施形態例の場合では、記憶部32aに
記憶する差分値DY4が8ビットの最大値255以下で
あっても、Y座標算出部54で算出するY5(=Y4+
DY4)を最大の256にすることができるので、歪み
のない直線近似を行うことができる。
【0039】図3の実施形態例では、分割領域の左端点
の座標値X1,Y1が0,0で記憶部に記憶する必要が
ないため、記憶部に予め記憶する座標値が各分割領域の
Y方向の差分値DY1〜DY4、Y座標算出部の算出値
がY2〜Y5の場合について説明したが、本発明はこれ
に限るものでなく、座標値X1,Y1が0,0又は0,
0以外で記憶する必要があり、記憶部に予め記憶する座
標値が差分値DY1〜DY4とY成分Y1、Y座標算出
部の算出値がY1〜Y5の場合についても利用すること
ができる。
の座標値X1,Y1が0,0で記憶部に記憶する必要が
ないため、記憶部に予め記憶する座標値が各分割領域の
Y方向の差分値DY1〜DY4、Y座標算出部の算出値
がY2〜Y5の場合について説明したが、本発明はこれ
に限るものでなく、座標値X1,Y1が0,0又は0,
0以外で記憶する必要があり、記憶部に予め記憶する座
標値が差分値DY1〜DY4とY成分Y1、Y座標算出
部の算出値がY1〜Y5の場合についても利用すること
ができる。
【0040】図5は本発明の第4実施形態例(主に請求
項7、8の発明に対応)を示すもので、図1と同一部分
は同一符号とする。図4において、30は入力端子、3
2cは記憶部、62は第1セレクタ、64は減算部、6
6は第2セレクタ、36cは演算部、38は出力端子で
ある。前記記憶部32cは例えばROMで構成され、こ
の記憶部32cには、X,Y座標上での非線形な入出力
特性曲線AをX方向に沿って2のm乗(例えばm=6)
のレベル幅DXc(例えばDXc=64)で4つの領域
に分割する分割点(X2,Y2)、(X3,Y3)、
(X4,Y4)の座標値のY成分Y2、Y3、Y4と4
番目の分割領域のY方向の差分値DY4(=Y5−Y
4)が予め記憶されている(座標値X1,Y1が0,0
の場合)。
項7、8の発明に対応)を示すもので、図1と同一部分
は同一符号とする。図4において、30は入力端子、3
2cは記憶部、62は第1セレクタ、64は減算部、6
6は第2セレクタ、36cは演算部、38は出力端子で
ある。前記記憶部32cは例えばROMで構成され、こ
の記憶部32cには、X,Y座標上での非線形な入出力
特性曲線AをX方向に沿って2のm乗(例えばm=6)
のレベル幅DXc(例えばDXc=64)で4つの領域
に分割する分割点(X2,Y2)、(X3,Y3)、
(X4,Y4)の座標値のY成分Y2、Y3、Y4と4
番目の分割領域のY方向の差分値DY4(=Y5−Y
4)が予め記憶されている(座標値X1,Y1が0,0
の場合)。
【0041】前記第1セレクタ62は、入力信号Xに基
づいて(例えば8ビットのうちの上位2ビットのデ−タ
に基づいて)、入力信号Xのレベルが4つの分割領域の
何れに属するかを検出し、その検出領域が左端から1番
目の分割領域の時にはY2のみを選択し、2、3番目の
分割領域の時にはY2とY3、Y3とY4を選択し、最
後の4番目の分割領域の時には差分値DY4を選択す
る。前記減算部64は、前記第1セレクタ62の選択値
に基づいて対応した差分値DY1(=Y2)、DY2
(=Y3−Y2)、DY3(=Y4−Y3)を演算す
る。前記第2セレクタ66は、入力信号Xに基づいて入
力信号Xのレベルが4つの分割領域の何れに属するかを
検出し、その検出領域が左端から1、2、3番目の分割
領域の時には減算部64から出力するDY1、DY2、
DY3を選択し、最後の4番目の分割領域の時には第1
セレクタ62で選択したDY4を選択する。
づいて(例えば8ビットのうちの上位2ビットのデ−タ
に基づいて)、入力信号Xのレベルが4つの分割領域の
何れに属するかを検出し、その検出領域が左端から1番
目の分割領域の時にはY2のみを選択し、2、3番目の
分割領域の時にはY2とY3、Y3とY4を選択し、最
後の4番目の分割領域の時には差分値DY4を選択す
る。前記減算部64は、前記第1セレクタ62の選択値
に基づいて対応した差分値DY1(=Y2)、DY2
(=Y3−Y2)、DY3(=Y4−Y3)を演算す
る。前記第2セレクタ66は、入力信号Xに基づいて入
力信号Xのレベルが4つの分割領域の何れに属するかを
検出し、その検出領域が左端から1、2、3番目の分割
領域の時には減算部64から出力するDY1、DY2、
DY3を選択し、最後の4番目の分割領域の時には第1
セレクタ62で選択したDY4を選択する。
【0042】前記演算部36cは、X方向の変位値dX
と、一定のレベル幅DXcと、前記第1セレクタ62の
選択したYnと、前記第2セレクタ66の選択したDY
nとに基づいて近似直線を求め、入力信号Xに対応した
出力信号Yを演算する。具体的には、除算器46c、乗
算器48c及び加算器50cで構成されている。前記除
算器46cは前記第2セレクタ66の選択したDYnを
DXcで除算して傾き値を求め、前記乗算器48cは、
入力端子30に入力した入力信号XのうちのX方向の変
位値dX(例えば8ビットのデ−タのうちの下位6ビッ
トのデ−タ)に除算器46cで求めた傾き値を乗算し、
前記加算器50cは、検出領域が左端の分割領域の時に
は前記乗算器48cの演算値をそのまま出力端子38へ
出力し、検出領域が左端から2番目以降n番目(n=2
〜4)の分割領域の時には乗算器48cの演算値にYn
を加算した値を出力端子38へ出力する。
と、一定のレベル幅DXcと、前記第1セレクタ62の
選択したYnと、前記第2セレクタ66の選択したDY
nとに基づいて近似直線を求め、入力信号Xに対応した
出力信号Yを演算する。具体的には、除算器46c、乗
算器48c及び加算器50cで構成されている。前記除
算器46cは前記第2セレクタ66の選択したDYnを
DXcで除算して傾き値を求め、前記乗算器48cは、
入力端子30に入力した入力信号XのうちのX方向の変
位値dX(例えば8ビットのデ−タのうちの下位6ビッ
トのデ−タ)に除算器46cで求めた傾き値を乗算し、
前記加算器50cは、検出領域が左端の分割領域の時に
は前記乗算器48cの演算値をそのまま出力端子38へ
出力し、検出領域が左端から2番目以降n番目(n=2
〜4)の分割領域の時には乗算器48cの演算値にYn
を加算した値を出力端子38へ出力する。
【0043】つぎに、図5の作用を、入力信号Xが8ビ
ット、mが6(すなわち、DXc=64)、非線形な入
出力特性曲線Aが図4に点線で示すようなガンマ補正曲
線の場合を例として説明する。入力端子30に入力した
入力信号Xのレベルが左端から1番目の分割領域内にあ
る時には、第1セレクタ62がY2(k=2)を選択し
て減算部64に入力し、第2セレクタ66が減算部64
から出力したDY1(=Y2)を選択し、除算器46c
がDY1/64を演算し、乗算器48cが(DY1/6
4)×dXを演算し、加算器50cが乗算器48cの演
算値を出力端子38へ出力するので、出力端子38から
は座標点(0,0)と(64,Y2)を結ぶ直線L1で
近似処理された信号Y(=(DY1/64)×dX)が
出力する。
ット、mが6(すなわち、DXc=64)、非線形な入
出力特性曲線Aが図4に点線で示すようなガンマ補正曲
線の場合を例として説明する。入力端子30に入力した
入力信号Xのレベルが左端から1番目の分割領域内にあ
る時には、第1セレクタ62がY2(k=2)を選択し
て減算部64に入力し、第2セレクタ66が減算部64
から出力したDY1(=Y2)を選択し、除算器46c
がDY1/64を演算し、乗算器48cが(DY1/6
4)×dXを演算し、加算器50cが乗算器48cの演
算値を出力端子38へ出力するので、出力端子38から
は座標点(0,0)と(64,Y2)を結ぶ直線L1で
近似処理された信号Y(=(DY1/64)×dX)が
出力する。
【0044】入力端子30に入力した入力信号Xのレベ
ルが左端から2、3番目の分割領域内にある時には、第
1セレクタ62がY2とY3、Y3とY4を選択し減算
部64に入力し、第2セレクタ66が減算部64から出
力したDY2、DY3を選択し、除算器46cがDY2
/64、DY3/64を演算し、乗算器48cが(DY
2/64)×dX、(DY3/64)×dXを演算し、
加算器50cが乗算器48cの演算値に第1セレクタ6
2の選択値Y2、Y3を加算して出力端子38へ出力す
るので、出力端子38からは直線L2、L3で近似処理
された信号Y(=(DY2/64)×dX+Y2、(D
Y3/64)×dX+Y3)が出力する。
ルが左端から2、3番目の分割領域内にある時には、第
1セレクタ62がY2とY3、Y3とY4を選択し減算
部64に入力し、第2セレクタ66が減算部64から出
力したDY2、DY3を選択し、除算器46cがDY2
/64、DY3/64を演算し、乗算器48cが(DY
2/64)×dX、(DY3/64)×dXを演算し、
加算器50cが乗算器48cの演算値に第1セレクタ6
2の選択値Y2、Y3を加算して出力端子38へ出力す
るので、出力端子38からは直線L2、L3で近似処理
された信号Y(=(DY2/64)×dX+Y2、(D
Y3/64)×dX+Y3)が出力する。
【0045】入力端子30に入力した入力信号Xのレベ
ルが左端から4番目の最後の分割領域内にある時には、
第1セレクタ62がDY4を選択し、第2セレクタ66
が第1セレクタ62の選択したDY4を選択し、除算器
46cがDY4/64を演算し、乗算器48cが(DY
4/64)×dXを演算し、加算器50cが乗算器48
cの演算値に第1セレクタ62の選択値Y4を加算して
出力端子38へ出力するので、出力端子38からは直線
L4で近似処理された出力信号Y(=(DY4/64)
×dX+Y4)が出力する。このとき、図3の実施形態
例と同様に、近似直線の傾きのずれをなくして歪みのな
い直線近似を行うことができると共に、図3の実施形態
例の場合よりも回路規模を小さくすることができる。
ルが左端から4番目の最後の分割領域内にある時には、
第1セレクタ62がDY4を選択し、第2セレクタ66
が第1セレクタ62の選択したDY4を選択し、除算器
46cがDY4/64を演算し、乗算器48cが(DY
4/64)×dXを演算し、加算器50cが乗算器48
cの演算値に第1セレクタ62の選択値Y4を加算して
出力端子38へ出力するので、出力端子38からは直線
L4で近似処理された出力信号Y(=(DY4/64)
×dX+Y4)が出力する。このとき、図3の実施形態
例と同様に、近似直線の傾きのずれをなくして歪みのな
い直線近似を行うことができると共に、図3の実施形態
例の場合よりも回路規模を小さくすることができる。
【0046】図5の実施形態例では、分割領域の左端点
の座標値X1,Y1が0,0で記憶部に記憶する必要が
ないため、記憶部に予め記憶する座標値がY2〜Y4及
びDY4、第1セレクタの選択値がY2、Y2とY3、
Y3とY4、DY4の場合について説明したが、本発明
はこれに限るものでなく、座標値X1,Y1が0,0又
は0,0以外で記憶する必要があり、記憶部に予め記憶
する座標値がY1〜Y4及びDY4、第1セレクタの選
択値がY1とY2、Y2とY3、Y3とY4、DY4の
場合についても利用することができる。
の座標値X1,Y1が0,0で記憶部に記憶する必要が
ないため、記憶部に予め記憶する座標値がY2〜Y4及
びDY4、第1セレクタの選択値がY2、Y2とY3、
Y3とY4、DY4の場合について説明したが、本発明
はこれに限るものでなく、座標値X1,Y1が0,0又
は0,0以外で記憶する必要があり、記憶部に予め記憶
する座標値がY1〜Y4及びDY4、第1セレクタの選
択値がY1とY2、Y2とY3、Y3とY4、DY4の
場合についても利用することができる。
【0047】図1から図4までに示した実施形態例で
は、非線形な入出力特性曲線Aを4つの領域に分割する
場合について説明したが、本発明はこれに限るものでな
く、非線形な入出力特性曲線Aを4つ以外の複数の領域
に分割する場合についても利用することができる。
は、非線形な入出力特性曲線Aを4つの領域に分割する
場合について説明したが、本発明はこれに限るものでな
く、非線形な入出力特性曲線Aを4つ以外の複数の領域
に分割する場合についても利用することができる。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明は、非線形な入出力特性
曲線AをX方向に沿って複数の領域に分割する分割点及
び端点の座標値を予め記憶した記憶部と、入力信号Xの
レベルが複数の分割領域の何れに属するかを検出し、そ
の検出領域の両端点又は右端点の座標値を記憶部から選
択するセレクタと、このセレクタで選択した座標値に基
づいて近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力信号
Yを演算する演算部とを具備してなるので、入出力特性
曲線Aの分割点を任意に設定した直線近似による信号処
理を行うことができる。このため、記憶部のメモリ容量
を増やさずに近似直線の傾きのとり得る自由度を大きく
することができる。請求項2の発明は、請求項1の発明
において、演算部を、第1、第2、第3減算器、除算
器、乗算器及び加算器で構成したので、演算部の回路構
成を簡単にすることができる。
曲線AをX方向に沿って複数の領域に分割する分割点及
び端点の座標値を予め記憶した記憶部と、入力信号Xの
レベルが複数の分割領域の何れに属するかを検出し、そ
の検出領域の両端点又は右端点の座標値を記憶部から選
択するセレクタと、このセレクタで選択した座標値に基
づいて近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力信号
Yを演算する演算部とを具備してなるので、入出力特性
曲線Aの分割点を任意に設定した直線近似による信号処
理を行うことができる。このため、記憶部のメモリ容量
を増やさずに近似直線の傾きのとり得る自由度を大きく
することができる。請求項2の発明は、請求項1の発明
において、演算部を、第1、第2、第3減算器、除算
器、乗算器及び加算器で構成したので、演算部の回路構
成を簡単にすることができる。
【0049】請求項3の発明は、非線形な入出力特性曲
線AをX方向に沿って2のべき乗のレベル幅DXcで複
数の領域に分割する分割点及び端点の座標値のY成分を
予め記憶した記憶部と、入力信号Xのレベルが複数の分
割領域の何れに属するかを検出し、その検出領域の両端
点又は右端点の座標値のY成分を記憶部から選択するセ
レクタと、このセレクタで選択したY成分とレベル幅D
Xcに基づいて近似直線を求め、入力信号Xに対応した
出力信号Yを演算する演算部とを具備してなるので、近
似直線の傾きのとり得る自由度を大きくすることができ
るとともに、記憶部に必要なメモリ容量を請求項1、2
の発明よりも少なくすることができる。請求項4の発明
は、請求項3の発明において、演算部を、減算器、除算
器、乗算器及び加算器で構成したので、演算部の回路構
成を簡単にすることができる。
線AをX方向に沿って2のべき乗のレベル幅DXcで複
数の領域に分割する分割点及び端点の座標値のY成分を
予め記憶した記憶部と、入力信号Xのレベルが複数の分
割領域の何れに属するかを検出し、その検出領域の両端
点又は右端点の座標値のY成分を記憶部から選択するセ
レクタと、このセレクタで選択したY成分とレベル幅D
Xcに基づいて近似直線を求め、入力信号Xに対応した
出力信号Yを演算する演算部とを具備してなるので、近
似直線の傾きのとり得る自由度を大きくすることができ
るとともに、記憶部に必要なメモリ容量を請求項1、2
の発明よりも少なくすることができる。請求項4の発明
は、請求項3の発明において、演算部を、減算器、除算
器、乗算器及び加算器で構成したので、演算部の回路構
成を簡単にすることができる。
【0050】請求項5の発明は、非線形な入出力特性曲
線AをX方向に沿って2のべき乗のレベル幅DXcで複
数の領域に分割する分割点及び端点の座標値に基づく、
各分割領域のY方向の差分値を予め記憶した記憶部と、
入力信号Xのレベルが分割領域の何れに属するかを検出
し、その検出領域の差分値を記憶部から選択するY差分
セレクタと、記憶部の差分値に基づいて複数の分割領域
の分割点及び端点の座標値のY成分を算出するY座標算
出部と、入力信号Xのレベルが複数の分割領域の何れに
属するかを検出し、Y座標算出部で算出したYnのうち
の対応した値を選択するY座標セレクタと、Y差分セレ
クタ及びY座標セレクタの選択値とレベル幅DXcに基
づいて近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力信号
Yを演算する演算部とを具備してなるので、近似直線の
傾きのとり得る自由度を大きくできるとともに、一番右
端の分割領域の近似直線の傾きのずれを少なくして、歪
みのない直線近似を行うことができる。請求項6の発明
は、請求項5の発明において、演算部を、除算器、乗算
器及び加算器で構成したので、演算部の回路構成を簡単
にすることができる。
線AをX方向に沿って2のべき乗のレベル幅DXcで複
数の領域に分割する分割点及び端点の座標値に基づく、
各分割領域のY方向の差分値を予め記憶した記憶部と、
入力信号Xのレベルが分割領域の何れに属するかを検出
し、その検出領域の差分値を記憶部から選択するY差分
セレクタと、記憶部の差分値に基づいて複数の分割領域
の分割点及び端点の座標値のY成分を算出するY座標算
出部と、入力信号Xのレベルが複数の分割領域の何れに
属するかを検出し、Y座標算出部で算出したYnのうち
の対応した値を選択するY座標セレクタと、Y差分セレ
クタ及びY座標セレクタの選択値とレベル幅DXcに基
づいて近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力信号
Yを演算する演算部とを具備してなるので、近似直線の
傾きのとり得る自由度を大きくできるとともに、一番右
端の分割領域の近似直線の傾きのずれを少なくして、歪
みのない直線近似を行うことができる。請求項6の発明
は、請求項5の発明において、演算部を、除算器、乗算
器及び加算器で構成したので、演算部の回路構成を簡単
にすることができる。
【0051】請求項7の発明は、非線形な入出力特性曲
線AをX方向に沿って2のべき乗のレベル幅DXcで複
数の領域に分割する分割点及び左端点又は分割点のY成
分と右端の分割領域のY方向の差分値を予め記憶した記
憶部と、入力信号Xのレベルが複数の分割領域の何れに
属するかを検出し、対応したY成分又は差分値を記憶部
から選択する第1セレクタと、この第1セレクタで選択
したY成分に基づいて対応した差分値を演算する減算部
と、入力信号Xのレベルが複数の分割領域の何れに属す
るかを検出し、第1セレクタと減算部の出力側から対応
した差分値を選択する第2セレクタと、第1、第2セレ
クタの選択値とレベル幅DXcに基づいて近似直線を求
め、入力信号Xに対応した出力信号Yを演算する演算部
とを具備してなるので、近似直線の傾きのとり得る自由
度を大きくできるとともに、一番右端の分割領域につい
て歪みのない直線近似を行うことができると共に、回路
規模を小さくすることができる。請求項8の発明は、請
求項7の発明において、演算部を、除算器、乗算器及び
加算器で構成してなるので、演算部の回路構成を簡単に
することができる。
線AをX方向に沿って2のべき乗のレベル幅DXcで複
数の領域に分割する分割点及び左端点又は分割点のY成
分と右端の分割領域のY方向の差分値を予め記憶した記
憶部と、入力信号Xのレベルが複数の分割領域の何れに
属するかを検出し、対応したY成分又は差分値を記憶部
から選択する第1セレクタと、この第1セレクタで選択
したY成分に基づいて対応した差分値を演算する減算部
と、入力信号Xのレベルが複数の分割領域の何れに属す
るかを検出し、第1セレクタと減算部の出力側から対応
した差分値を選択する第2セレクタと、第1、第2セレ
クタの選択値とレベル幅DXcに基づいて近似直線を求
め、入力信号Xに対応した出力信号Yを演算する演算部
とを具備してなるので、近似直線の傾きのとり得る自由
度を大きくできるとともに、一番右端の分割領域につい
て歪みのない直線近似を行うことができると共に、回路
規模を小さくすることができる。請求項8の発明は、請
求項7の発明において、演算部を、除算器、乗算器及び
加算器で構成してなるので、演算部の回路構成を簡単に
することができる。
【0052】請求項9の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6、7又は8の発明において入力信号XをR、
G、Bのディジタル映像信号とし、入出力特性曲線Aを
ガンマ補正特性曲線としたので、表示装置(例えばPD
P表示装置)において、R(赤)、G(緑)、B(青)
のディジタル映像信号の各々の入力に対して画質補正の
ためのガンマ補正をする場合に、画質補正に使用する記
憶部(例えばROM)に必要なメモリ容量を増やすこと
なく、近似直線の傾きのとり得る自由度を大きくでき
る。
4、5、6、7又は8の発明において入力信号XをR、
G、Bのディジタル映像信号とし、入出力特性曲線Aを
ガンマ補正特性曲線としたので、表示装置(例えばPD
P表示装置)において、R(赤)、G(緑)、B(青)
のディジタル映像信号の各々の入力に対して画質補正の
ためのガンマ補正をする場合に、画質補正に使用する記
憶部(例えばROM)に必要なメモリ容量を増やすこと
なく、近似直線の傾きのとり得る自由度を大きくでき
る。
【図1】本発明による信号処理回路の第1実施形態例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】本発明による信号処理回路の第2実施形態例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図3】本発明による信号処理回路の第3実施形態例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図4】図3の作用を説明する入出力特性図である。
【図5】本発明による信号処理回路の第4実施形態例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図6】従来例を示すブロック図である。
【図7】図6における傾きデ−タRaの説明図である。
30…入力端子、 32、32a、32b、32c…記
憶部、 34、34a…セレクタ、 36、36a、3
6b、36c…演算部、 38…出力端子、40…第1
減算器、 42…第2減算器、 44…第3減算器、
46、46a、46b、46c…除算器、 48、48
a、48b、48c…乗算器、 50、50a、50
b、50c…加算器、 52…Y差分セレクタ、 54
…Y座標算出部、 56…Y座標セレクタ、 62…第
1セレクタ、 64…減算部、66…第2セレクタ、
A…非線形な入出力特性曲線(例えばガンマ補正用の入
出力特性曲線)、 L1〜L4…近似直線、 DXc…
一定のレベル幅値、 DXn…X方向の差分値、 DY
1〜DY4、DYn…Y方向の差分値、 dX…X方向
の変位値、 X1〜X5、Xn、Xk…座標値のX成
分、 Y1〜Y5、Yn、Yk…座標値のY成分。
憶部、 34、34a…セレクタ、 36、36a、3
6b、36c…演算部、 38…出力端子、40…第1
減算器、 42…第2減算器、 44…第3減算器、
46、46a、46b、46c…除算器、 48、48
a、48b、48c…乗算器、 50、50a、50
b、50c…加算器、 52…Y差分セレクタ、 54
…Y座標算出部、 56…Y座標セレクタ、 62…第
1セレクタ、 64…減算部、66…第2セレクタ、
A…非線形な入出力特性曲線(例えばガンマ補正用の入
出力特性曲線)、 L1〜L4…近似直線、 DXc…
一定のレベル幅値、 DXn…X方向の差分値、 DY
1〜DY4、DYn…Y方向の差分値、 dX…X方向
の変位値、 X1〜X5、Xn、Xk…座標値のX成
分、 Y1〜Y5、Yn、Yk…座標値のY成分。
Claims (9)
- 【請求項1】X,Y座標上での入力信号Xと出力信号Y
の入出力特性が、非線形な入出力特性曲線Aを複数の直
線で近似した入出力特性となるように、入力信号Xを処
理して出力信号Yを得る信号処理回路において、前記入
出力特性曲線AをX方向に沿って複数の領域に分割する
分割点及び端点(両端点又は右端点)の座標値を予め記
憶した記憶部と、入力信号Xのレベルが複数の分割領域
の何れに属するかを検出し、その検出領域の両端点又は
右端点の座標値を前記記憶部から選択するセレクタと、
このセレクタで選択した座標値に基づいて近似直線を求
め、入力信号Xに対応した出力信号Yを演算する演算部
とを具備してなることを特徴とする直線近似による信号
処理回路。 - 【請求項2】演算部は、セレクタで選択した座標値に基
づいてX、Y方向の差分値を演算する第1、第2減算器
と、前記セレクタで選択した座標値のX成分と入力信号
Xとに基づいてX方向の変位値を演算する第3減算器
と、前記第1、第2減算器で求めた差分値に基づいて傾
き値を演算する除算器と、この除算器で求めた傾き値に
前記第3減算器で求めた変位値を乗算する乗算器と、こ
の乗算器の演算値に前記セレクタで選択した座標値のY
成分を加算して出力信号Yを得る加算器とからなる請求
項1記載の直線近似による信号処理回路。 - 【請求項3】X,Y座標上での入力信号Xと出力信号Y
の入出力特性が、非線形な入出力特性曲線Aを複数の直
線で近似した入出力特性となるように、入力信号Xを処
理して出力信号Yを得る信号処理回路において、前記入
出力特性曲線AをX方向に沿って2のべき乗のレベル幅
DXcで複数の領域に分割する分割点及び端点(両端点
又右端点)の座標値のY成分を予め記憶した記憶部と、
入力信号Xのレベルが複数の分割領域の何れに属するか
を検出し、その検出領域の両端点又は右端点の座標値の
Y成分を前記記憶部から選択するセレクタと、このセレ
クタで選択したY成分と前記レベル幅DXcに基づいて
近似直線を求め、入力信号Xに対応した出力信号Yを演
算する演算部とを具備してなることを特徴とする直線近
似による信号処理回路。 - 【請求項4】演算部は、セレクタで選択したY成分に基
づいてY方向の差分値を演算する減算器と、この減算器
で求めた差分値をレベル幅DXcで除算して傾き値を求
める除算器と、この除算器で求めた傾き値に入力信号X
のX方向の変位値を乗算する乗算器と、この乗算器の演
算値に前記セレクタで選択したY成分を加算して出力信
号Yを得る加算器とからなる請求項3記載の直線近似に
よる信号処理回路。 - 【請求項5】X,Y座標上での入力信号Xと出力信号Y
の入出力特性が、非線形な入出力特性曲線Aを複数の直
線で近似した入出力特性となるように、入力信号Xを処
理して出力信号Yを得る信号処理回路において、前記入
出力特性曲線AをX方向に沿って2のべき乗のレベル幅
DXcで複数の領域に分割する分割点及び端点(両端点
又は右端点)の座標値に基づく、各分割領域のY方向の
差分値を予め記憶した記憶部と、入力信号Xのレベルが
複数の分割領域の何れに属するかを検出し、その検出領
域の差分値を前記記憶部から選択するY差分セレクタ
と、前記記憶部の差分値に基づいて複数の分割領域の分
割点及び端点の座標値のY成分を算出するY座標算出部
と、入力信号Xのレベルが複数の分割領域の何れに属す
るかを検出し、前記Y座標算出部で算出したY成分のう
ちの対応した値を選択するY座標セレクタと、前記Y差
分セレクタ及びY座標セレクタの選択値と前記レベル幅
DXcに基づいて近似直線を求め、入力信号Xに対応し
た出力信号Yを演算する演算部とを具備してなることを
特徴とする直線近似による信号処理回路。 - 【請求項6】演算部は、Y差分セレクタの選択値をレベ
ル幅DXcで除算して傾き値を求める除算器と、この除
算器で求めた傾き値に入力信号XのX方向の変位値を乗
算する乗算器と、この乗算器の演算値にY座標セレクタ
の選択値を加算して出力信号Yを得る加算器とからなる
請求項5記載の直線近似による信号処理回路。 - 【請求項7】X,Y座標上での入力信号Xと出力信号Y
の入出力特性が、非線形な入出力特性曲線Aを複数の直
線で近似した入出力特性となるように、入力信号Xを処
理して出力信号Yを得る信号処理回路において、前記入
出力特性曲線AをX方向に沿って2のべき乗のレベル幅
DXcで複数の領域に分割する分割点及び左端点又は分
割点の座標値のY成分と右端分割領域のY方向の差分値
を予め記憶した記憶部と、入力信号Xのレベルが複数の
分割領域の何れに属するかを検出し、対応したY成分又
は差分値を前記記憶部から選択する第1セレクタと、こ
の第1セレクタで選択したY成分に基づいて対応した差
分値を演算する減算部と、入力信号Xのレベルが複数の
分割領域の何れに属するかを検出し、前記第1セレクタ
と減算部の出力側から対応した差分値を選択する第2セ
レクタと、前記第1、第2セレクタの選択値と前記レベ
ル幅DXcに基づいて近似直線を求め、入力信号Xに対
応した出力信号Yを演算する演算部とを具備してなるこ
とを特徴とする直線近似による信号処理回路。 - 【請求項8】演算部は、第2セレクタの選択値をレベル
幅DXcで除算して傾き値を求める除算器と、この除算
器で求めた傾き値に入力信号XのX方向の変位値を乗算
する乗算器と、この乗算器の演算値に第1セレクタの選
択値を加算して出力信号Yを得る加算器とからなる請求
項7記載の直線近似による信号処理回路。 - 【請求項9】入力信号XはR、G、Bのディジタル映像
信号としてなり、入出力特性曲線Aはガンマ補正特性曲
線としてなる請求項1、2、3、4、5、6、7又は8
記載の直線近似による信号処理回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9369509A JPH11196293A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 直線近似による信号処理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9369509A JPH11196293A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 直線近似による信号処理回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11196293A true JPH11196293A (ja) | 1999-07-21 |
Family
ID=18494606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9369509A Pending JPH11196293A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 直線近似による信号処理回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11196293A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6795091B2 (en) | 2001-02-28 | 2004-09-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Display apparatus and method for gamma correcting a video signal therein |
US7382416B2 (en) | 2003-04-02 | 2008-06-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Nonlinear process circuit used for image processing |
CN106816138A (zh) * | 2015-12-02 | 2017-06-09 | 群创光电股份有限公司 | 显示装置及其色彩调整方法 |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP9369509A patent/JPH11196293A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6795091B2 (en) | 2001-02-28 | 2004-09-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Display apparatus and method for gamma correcting a video signal therein |
US7382416B2 (en) | 2003-04-02 | 2008-06-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Nonlinear process circuit used for image processing |
CN106816138A (zh) * | 2015-12-02 | 2017-06-09 | 群创光电股份有限公司 | 显示装置及其色彩调整方法 |
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