JPH11196115A - 通信装置及び方法 - Google Patents

通信装置及び方法

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JPH11196115A
JPH11196115A JP35983197A JP35983197A JPH11196115A JP H11196115 A JPH11196115 A JP H11196115A JP 35983197 A JP35983197 A JP 35983197A JP 35983197 A JP35983197 A JP 35983197A JP H11196115 A JPH11196115 A JP H11196115A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の機器により構成されたネットワークに
おいて、コピーの禁止或いは制限されたデジタル情報の
記録を防止する。 【解決手段】 複数の機器により構成されたネットワー
クに出力されたデジタル情報を入力し、入力された前記
デジタル情報のコピーが禁止されているか否かを検出
し、入力された前記デジタル情報のコピーが禁止されて
いる場合、前記ネットワークを構成する複数の機器に対
してその機器の具備する記録機能を制御するコマンドを
送信すると共に、該デジタル情報を該ネットワークにブ
ロードキャストする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信装置及び方法に
係り、特に複数の通信装置を接続可能なバス型ネットワ
ークにおいて、画像情報や音声情報等の情報信号と制御
信号とを混在させて通信する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像情報や音声情報のデジタル化
に伴い、これらのデジタル情報を他の複数の外部機器と
共通のデジタルインタフェースを介して通信を行なう技
術が開発されている。
【0003】このような技術を用いて構成されたネット
ワークでは、ある機器から出力されたデジタルデータを
他の機器が中継することにより、ネットワークの全ての
機器に対してそのデジタルデータを転送(即ち、ブロー
ドキャスト)させることができる。つまり、一つのバス
に複数の機器が接続されたネットワーク(バス型ネット
ワーク)を構築することができる。
【0004】このようなネットワーク上にブロードキャ
ストされたデジタル情報(画像情報、音声情報、テキス
トデータ、グラフィックデータ等)は、そのネットワー
ク上の全ての機器に対して転送される。例えば、ネット
ワーク上にデジタルビデオカセットレコーダ等の記録装
置が存在する場合、記録装置はそのデジタル情報を受信
し、記録することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デジタ
ルデータは伝送や記録における劣化がほとんどない。更
に、一度記録してしまったデジタルデータは、何度再生
を繰り返してもほとんど劣化をすることがない。これに
より、オリジナルのデジタル情報をコピーしたユーザ
は、オリジナルと同等のクオリティーのデジタル情報を
いつでも鑑賞することができる。更に、ユーザはそのデ
ジタル情報のコピーを作ることによって、他のユーザに
対してそのデジタル情報を再配布することもできる。そ
のため、上述のデジタル情報をデジタルデータの状態で
そのまま記録してしまうことは、著作権者の利益を損う
恐れがあった。
【0006】このようなデジタルデータを保護する方法
の一つとして、例えば、伝送するデータ中にコピー許可
/禁止を示すフラグを含めることが提案されている。こ
のデジタルデータを受信した受信装置は、このフラグの
有無を検出し、その結果に応じて記録動作の禁止する。
しかし、このような方法では、バス上にこのフラグに対
する処理を行わない記録機器が接続されていた場合、そ
の機器は受信したデータがコピー禁止であるかないかに
関わらずそのデジタル情報を記録することができてしま
う欠点があった。
【0007】従って、このような記録機器が接続された
ネットワークにおいても、著作権保護の観点からデジタ
ル情報の記録を容易に行なえないように制御する仕組み
が必要であった。
【0008】以上の背景から本出願の発明の目的は、複
数の機器により構成されたネットワークにおいて、コピ
ーの禁止或いは制限されたデジタル情報の記録を防止す
ることのできる通信装置及び方法を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述のような目的を達成
するために、本発明の通信装置は、複数の機器により構
成されたネットワークに接続可能な通信装置であって、
デジタル情報を入力する入力手段と、前記入力手段によ
り入力されたデジタル情報のコピーが禁止されているか
否かを判別する判別手段と、前記入力手段により入力さ
れたデジタル情報を前記ネットワークにブロードキャス
トする第1の送信手段と、前記判別手段の判別結果に応
じて、前記ネットワークを構成する複数の機器に対して
その機器の具備する記録機能を制御するコマンドを送信
する第2の送信手段とを具備することを特徴とする。
【0010】又、本発明の通信装置は、複数の機器によ
り構成されたネットワークに接続可能な通信装置であっ
て、デジタル情報を入力する入力手段と、前記ネットワ
ークに接続された機器の具備する記録機能を制御するコ
マンドを生成する生成手段と、前記入力手段により入力
された所定量のデジタル情報と前記生成手段により生成
されたコマンドとを1つのパケットにパケッタイズする
パケット化手段と、前記パケット化手段にて生成された
パケットを前記ネットワークに送信する送信手段とを具
備することを特徴とする。
【0011】又、本発明の通信装置は、複数の機器によ
り構成されたネットワークに接続可能な通信装置であっ
て、デジタル情報を入力する入力手段と、前記ネットワ
ークに接続された機器の具備する記録機能を制御するコ
マンドを生成する生成手段と、前記入力手段により入力
された所定量のデジタル情報と前記生成手段により生成
されたコマンドとを異なるパケットにパケッタイズする
パケット化手段と、前記パケット化手段にて生成された
各パケットを1通信サイクル期間内において時分割多重
させて送信する送信手段とを具備することを特徴とす
る。
【0012】又、本発明の通信装置は、複数の機器によ
り構成されたネットワークに接続可能な通信装置であっ
て、前記ネットワーク上にブロードキャストされたデジ
タル情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受
信されたデジタル情報を記録する記録手段と、前記受信
手段が前記記録手段の記録機能を制御するコマンドを受
信した場合、前記記録手段の記録動作を停止或いは待機
するように制御する制御手段と具備することを特徴とす
る。
【0013】又、本発明の通信方法は、複数の機器によ
り構成されたネットワークに接続された機器に適用可能
な通信方法であって、デジタル情報を入力し、入力され
た前記デジタル情報のコピーが禁止されているか否かを
検出し、入力された前記デジタル情報のコピーが禁止さ
れている場合、前記ネットワークを構成する複数の機器
に対してその機器の具備する記録機能を制御するコマン
ドを送信すると共に、該デジタル情報を該ネットワーク
にブロードキャストすることを特徴とする。
【0014】又、本発明の通信方法は、複数の機器によ
り構成されたネットワークに接続された機器に適用可能
な通信方法であって、デジタル情報を入力し、前記ネッ
トワークに接続された機器の具備する記録機能を制御す
るコマンドを生成し、入力された所定量のデジタル情報
と生成された前記コマンドとを1つのパケットにパケッ
タイズし、パケッタイズされた前記パケットを前記ネッ
トワークに送信することを特徴とする。
【0015】更に、本発明の通信方法は、複数の機器に
より構成されたネットワークに接続された機器に適用可
能な通信方法であって、デジタル情報を入力し、前記ネ
ットワークに接続された機器の具備する記録機能を制御
するコマンドを生成し、入力された所定量のデジタル情
報と生成された前記コマンドとを異なるパケットにパケ
ッタイズし、パケッタイズされた前記異なるパケットの
夫々を1通信サイクル期間内において時分割多重させて
送信することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の通信装置及び方法
について図面を用いて詳細に説明する。
【0017】(第1の実施例)図1は、本発明の第1の
実施例における通信システムの構成を示す図である。図
1の通信システムを構成する通信機器は、IEEE1394シリ
アルバス規格に準拠したデジタルインタフェース(以
下、1394インタフェース)を具備し、これらを相互に接
続することによりバス型のネットワーク(以下、1394ネ
ットワーク)を構成している。
【0018】図1において、101はコピーの禁止され
たデジタル情報(デジタル化された画像情報や音声情
報、テキストデータ、グラフィックスデータ、プログラ
ムデータ等を含む)を記録した記録媒体(磁気テープ、
磁気ディスク、光磁気ディスク等により構成されてい
る。)を再生する再生装置である。ここで、再生装置1
01は、ネットワーク上に上述のデジタル情報をリアル
タイムに同期転送する機能を具備している。102はネ
ットワークに出力されたデジタル情報を記録媒体に記録
する記録装置である。本実施例の記録装置102は、磁
気テープや磁気ディスク等の記録媒体により構成された
記録カセットに上述のデジタル情報を記録するデジタル
ビデオカセットレコーダ(以下、デジタルVCR−A)
である。103はデジタルVCR−A102と同様の構
成と機能を具備する記録装置、即ち、デジタルVCR−
Bである。104はネットワークを介して入力された画
像情報や音声情報を標準テレビジョン方式(NTSC方
式やPAL方式等)の画像信号及び音声信号に変換し、
これらの信号を視聴覚的に出力するTVモニタである。
又、TVモニタ104は、ハードディスク等の記録媒体
を具備し、上述の記録装置と同様にネットワーク上のデ
ジタル情報を記録する機能を具備している。105はIE
EE1394規格に準拠した通信ポート、106は通信機器
(101〜104)の具備する通信ポート105の夫々
を接続する通信ケーブルである。通信ケーブル106
は、IEEE1394規格に準拠した通信ケーブル(以下、1394
ケーブル)であり、各通信機器から出力されたデジタル
情報をシリアルに転送する。
【0019】ここで、図1に示した各機器は、自機に関
する機器情報(機器のデバイス名、機種、その機器の具
備する機能に関する情報等)を夫々の具備するメモリに
記憶している。そして、この機器情報は、他の機器から
の問合せコマンドに応じて出力されるように構成されて
いる。
【0020】図1に示す1394ネットワークは、例えば、
ある機器をネットワークから削除したり、新たな機器を
ネットワークに追加したり、ネットワークに接続された
機器の電源をON/OFFしたりしたときに、自動的にバス
リセット(つまり、それまでのネットワーク構成をリセ
ットした後に、新たなネットワークの再認識する処理)
を行う。このバスリセットを行なうことにより1394ネッ
トワークは、各機器のID情報を自動的に設定すること
ができる。又、1394ネットワーク上の各機器は、ネット
ワーク構成を自動的に認識することができる。この機能
によって、1394ネットワークは、その時々のネットワー
クの構成を常時認識することができる。
【0021】又、1394ネットワークは、他の機器から転
送されたデータを中断する機能を有しており、各機器が
同時にバスの動作状況を把握することもできる。更に、
1394ネットワークは、Plug&Playと呼ばれる機能を有
し、ネットワーク全体の電源をOFFにすることなく、
接続するだけで自動に接続機器の認識や接続状況の認識
などを行うこともできる。
【0022】又、1394ネットワークにて対応可能なデー
タ転送速度は、100/200/400Mbpsである。上位の転送
速度を持つ機器が下位の転送速度をサポートすることに
より、異なる転送速度に対応する機器との互換をとるこ
とができる。
【0023】更に、1394ネットワークは、データ転送モ
ードとして、必要に応じて非同期に転送することが要求
されるデータ(コントロール信号やファイルデータ等)
を転送するAsynchronous転送モード、一定のデータレー
トで連続的に転送することが要求されるデータ(ビデオ
データやオーディオデータ等)を転送するIsochronous
転送モードがある。Asynchronous転送モードとIsochron
ous転送モードとは、各通信サイクル(通常1サイクル
は、125μS)内において、混在して転送することが
可能である。各通信サイクルは、サイクルの開始を示す
サイクル・スタート・パケット(CSP)の転送後に実
行される。各通信サイクル期間内において、Isochronou
s転送モードは、Asynchronous転送モードよりも優先順
位が高く設定されている。又、Isochronous転送モード
の転送帯域は、各通信サイクル内において保証されてい
る。
【0024】図2は、再生装置101、デジタルVCR
−A102、TVモニタ104の詳細な構成を示す図で
ある。
【0025】まず、再生装置101において、201は
コピーの禁止されたデジタル情報(画像情報、音声情
報、テキストデータ、グラフィックデータ等)が所定の
フォーマット形式(例えば、画像情報と音声情報であれ
ばMPEG方式)により記録されている記録媒体であ
る。又、記録媒体201には、このデジタル情報のコピ
ーが禁止されているか否かを示す情報(以下、コピー禁
止情報)も共に記録されている。202は記録媒体20
1に記録されたデジタル情報をコピー禁止情報と共に読
み出す再生処理部である。再生処理部202にて再生さ
れたデジタル情報はデータ処理部203に、コピー禁止
情報は制御部206に供給される。203は再生された
デジタル情報を通信に適した所定のフォーマット形式の
データに変換するデータ処理部、204はデータ処理部
203から出力されたデジタル情報を所定の通信プロト
コル(例えば、AVプロトコル)に基づいてIsochronou
s転送モード用パケットにパケッタイズし、各パケット
をリアルタイムにIsochronous転送する1394インタフェ
ース部、205はマイクロコンピュータと所定のプログ
ラムコードを記録可能なメモリとにより構成された制御
部で、再生装置101内部の各処理部の動作を制御す
る。制御部205は記録媒体から読み出されたコピー禁
止情報からコピーの禁止の有無を検出し、その結果に応
じて再生処理部203の動作を停止させるように制御す
る。206は操作部で、ユーザからの所定の操作命令を
制御部205に入力する。
【0026】次に、デジタルVCR−A102におい
て、211は1394インタフェース部204を介して入力
されたネットワーク上のデジタル情報(画像情報、音声
情報、テキストデータ、グラフィックスデータ等)を記
録に適した所定のフォーマット形式のデータに変換する
データ処理部、212はデータ処理部211から供給さ
れたデジタルデータを記録媒体213に記録する記録処
理部、214はマイクロコンピュータと所定のプログラ
ムコードを記録可能なメモリとにより構成された制御部
で、デジタルVCR−A102内部の各処理部の動作を
制御する。215はユーザからの所定の操作命令を制御
部214に入力する操作部である。尚、本実施例のデジ
タルVCR−B103もデジタルVCR−A102と同
様に構成されている。
【0027】更に、TVモニタ104において、221
は1394インタフェース部204を介して入力されたネッ
トワーク上のデジタル情報(画像情報、音声情報、テキ
ストデータ、グラフィックスデータ等)を表示或いは音
声出力に適した所定のフォーマット形式のデータに変換
するデータ処理部、222は画像情報、テキストデー
タ、グラフィックスデータ、警告表示等を視覚的に表示
可能なモニタ、223は音声情報、警告音等を聴覚的に
出力可能なスピーカ、224はデータ処理部221から
供給されたデジタル情報を記録媒体225(例えば、磁
気ディスク、光磁気ディスク等)に記録可能なフォーマ
ット形式のデータに変換した後に記録する記録処理部で
ある。226はマイクロコンピュータと所定のプログラ
ムコードを記録可能なメモリとにより構成された制御部
で、TVモニタ104内部の各処理部の動作を制御す
る。特に制御部226は、1394インタフェース部204
から入力されたコマンド情報に応じて所定期間、記録処
理部224の記録動作を停止或いは待機させるように制
御する。227はユーザからの所定の操作命令を制御部
226に入力する操作部である。
【0028】本実施例の通信システムにおいて、記録媒
体201に記録されたデジタル情報をTVモニタ104
に出力させたい場合、再生装置101はそのデジタル情
報をIsochronous転送モード或いはAsynchronous転送モ
ードを用いて1394ネットワーク上に出力する必要があ
る。(以下、Isochronous転送モードに基づいて構成さ
れたパケットをIsochronousパケット、Asynchronous転
送モードに基づいて構成されたパケットをAsynchronous
パケットと呼ぶ。)
【0029】1394ネットワーク上の各機器は、他の機器
から出力されたパケットを中継することによって、その
パケットをネットワーク上の全ての機器に対して転送す
ることができる(以下、本明細書においては、ネットワ
ークに接続された全ての機器に対して情報を転送するこ
とを単に「ブロードキャストする」という言葉で説明す
る)。特にIsochronous転送モードの場合、Isochronous
パケットは所定のチャネル番号によりネットワーク上に
ブロードキャストされる。そのため、ネットワーク上の
各機器はそのチャネル番号を指定することによって所定
のIsochronousパケットを受信することができ、更にそ
のパケットに含まれるデジタル情報を表示或いは記録す
ることができる。しかし、これでは上述のように、ネッ
トワークに接続された記録装置がネットワーク上のデジ
タル情報を不正にコピーすることができる恐れがあっ
た。
【0030】従って、本発明の各実施例では、コピーの
禁止されたデジタル情報をネットワーク上にブロードキ
ャストしても、そのネットワークに接続された全ての機
器がそのデジタル情報を不正に或いは誤操作によって記
録してしまうことを防止できる処理について説明するも
のである。
【0031】以下、図2及び図3を用いて第1の実施例
における通信システムの処理動作を説明する。図3は第
1の実施例における再生装置101の処理動作を示すフ
ローチャートである。
【0032】記録媒体201に記録されたデジタル情報
をTVモニタ104に出力させたい場合、ユーザは再生
装置101の操作部207を操作し、記録媒体201の
再生を指示すると共に、TVモニタ104を通信先とし
て指定する(ステップS301)。記録媒体201の再
生が指示されると、再生処理部203は記録媒体201
に記録されたコピー禁止情報を読み出し、制御部206
に供給する。制御部206は、コピー禁止情報からその
デジタル情報のコピーが禁止されているか否かを判別す
る(ステップS302)。コピーが禁止されていない場
合、制御部206は、ステップS305以下の処理を実
行する。
【0033】ステップS302の処理の結果、コピーが
禁止されていると判別された場合、制御部206は、13
94ネットワーク上にデジタル情報を記録可能な機能をも
つ記録装置が存在するか否かを判別するために、ネット
ワーク上の全ての機器に対して機器情報の問合せを行う
(ステップS303)。ステップS303において、制
御部206は、各機器の具備するメモリに格納された機
器情報(機器のデバイス名、機種、その機器の具備する
機能に関する情報等)を問い合わせるコマンドを生成
し、1394インタフェース部204に供給する。1394イン
タフェース部204は、そのコマンドをAsynchronousパ
ケットにパケッタイズして、各機器に対して転送する。
【0034】図4は本実施例に用いられるAsynchronous
パケットの構成を示す図。Asynchronousパケットは、図
4に示すように、ヘッダ部401、ヘッダCRC40
2、データ部403、データCRC404から構成され
ている。ヘッダ部401には、目的ノードID(宛先と
なるノードのノードID)、ソースノードID(パケッ
トを送出するノードのノードID)及び各種の制御情報
を格納するフィールドがある。Asynchronousパケットは
目的ノードIDの示すノードに転送されるが、目的ノー
ドIDにブロードキャストを示すコードを書き込んだ場
合には、ネットワーク上にブロードキャストされる。本
実施例では、上述の問合せコマンド405をデータ部4
03に、ネットワーク上に存在する全ての機器のノード
IDを夫々目的ノードIDに格納したAsynchronousパケ
ットを生成する。そして、それらのパケットをネットワ
ーク上の全ての機器の夫々に対して順次Asynchronous転
送する。尚、Asynchronous転送モードは、Isochronous
転送モードに比べて1通信サイクル期間内での優先順が
低く、Isochronous転送モードの終了後、所定のギャッ
プ期間が経過した後に転送を開始することができる。
【0035】再生装置101の制御部206は、各機器
への問合せに対する応答(つまり、各機器の機器情報)
を1394インタフェース部204から受け取り、制御部2
06の具備するメモリに各機器のノードIDと共に格納
する。そして、各機器の機器情報からネットワーク上に
上述のデジタル情報を記録可能な記録装置が存在するか
否かを判別する(ステップS304)。
【0036】ステップS304の処理の結果、ネットワ
ーク上に上述のデジタル情報を記録可能な記録装置が存
在しないと判断された場合、制御部206は、記録媒体
201に記録されたデジタル情報を再生するように再生
処理部202を制御する。再生されたデジタル情報は、
データ処理部203にて所定量のパケットデータに分割
され、順次1394インタフェース部204に供給される。
1394インタフェース部204は、Isochronous転送する
ために必要な帯域を確保すると共に、その帯域を用いて
Isochronous転送されるパケットのチャネル番号(一連
のIsochronousパケットを識別するための番号情報)を
設定する。1394インタフェース部204は、そのチャネ
ル番号を用いてデータ処理部203から供給される所定
量のデジタル情報を順次Isochronousパケットにパケッ
タイズする(ステップS305)。
【0037】更に、1394インタフェース部204は、ス
テップS305にて生成されたIsochronousパケットのI
sochronous転送を開始する(ステップS306)。ここ
で、各Isochronousパケットは、Isochronous転送モード
に基づいて1通信サイクル毎に順次ブロードキャストさ
れる。再生装置101は、ステップS306の処理を実
行した後、ステップS310以下の処理を実行する。
【0038】ここで、図5に本実施例にて用いられるIs
ochronousパケットの構成を示す。Isochronousパケット
は、図5に示すようにヘッダ部501、ヘッダCRC5
02、データ部503、データCRC504から構成さ
れている。ヘッダ部501には、チャネル番号(Isochr
onousパケットを転送可能な帯域幅に対して付された番
号で、各ノードから出力された一連のIsochronousパケ
ットはこの番号により区別される。)及び各種の制御情
報を格納するフィールドがある。Isochronousパケット
は、このチャネル番号を用いて転送されるため、特定の
ノードに対して転送されるのではなく、バス全体にブロ
ードキャストされる。従って、各ノードは、所定のチャ
ネル番号を検出することにより所定のIsochronousパケ
ットを受信することができる。尚、Isochronous転送モ
ードは、1通信サイクル期間内での優先順がAsynchrono
us転送モードに比べて高く、各通信サイクル期間におけ
る一定量のデータの転送を保証している。
【0039】又、ステップS304の処理の結果、ネッ
トワーク上に上述のデジタル情報を記録可能な記録装置
(本実施例では、デジタルVTR−A102、デジタル
VTR−B103、TVモニタ104)が存在すると判
断された場合、制御部206は、各記録装置の具備する
記録処理部(212、224)の機能を停止させる各機
器に共通な制御コマンド(以下、記録制御コマンド)を
生成する。制御部206にて生成された記録制御コマン
ドは、1394インタフェース部204に供給される。1394
インタフェース部204は、ネットワークに接続された
複数の記録機器のノードIDを制御部206の具備する
メモリから読み出す。そして、各記録装置のノードID
を宛先とし、記録制御コマンドをデータ部に格納したAs
ynchronousパケットを生成する(ステップS307)。
【0040】制御部206は又、記録媒体201に記録
されたデジタル情報から所定量のIsochronousパケット
を生成するように再生処理部202、データ処理部20
3、1394インタフェース部204を制御する。制御部2
06は、記録媒体201に記録されたデジタル情報を再
生するように再生処理部202を制御する。再生された
デジタル情報は、データ処理部203にて所定量のパケ
ットデータに分割され、順次1394インタフェース部20
4に供給される。1394インタフェース部204は、Isoc
hronous転送するために必要な帯域を確保すると共に、
その帯域を用いてIsochronous転送されるパケットのチ
ャネル番号(一連のIsochronousパケットを識別するた
めの番号情報)を設定する。1394インタフェース部20
4は、そのチャネル番号を用いてデータ処理部203か
ら供給される所定量のデジタル情報を順次Isochronous
パケットにパケッタイズする(ステップS308)。
【0041】ステップS308の処理後、1394インタフ
ェース部204は、図6に示すようなタイミングで上述
のAsynchronousパケット(ステップS307にて生成)
とIsochronousパケット(ステップS308にて生成)
の転送を実行する(ステップS309)。
【0042】図6において、1394インタフェース部20
4は、ステップS308にて生成されたIsochronousパ
ケットのブロードキャスト転送に先立って、ステップS
307にて生成された複数個のAsynchronousパケット
(601〜603)を各記録装置(102〜104)に
対して転送する。本実施例においてパケット601はデ
ジタルVTR−A102を宛先とするAsynchronousパケ
ット、602はデジタルVTR−B103を宛先とする
Asynchronousパケット、603はTVモニタ103を宛
先とするAsynchronousパケットである。これらのAsynch
ronousパケット(601〜603)を受信した記録機器
(102〜104)は、再生機器101に対してアクノ
リッジを返し、自機の具備する記録機能のみを停止或い
は待機するように制御する。これにより、各記録装置
(102〜104)は、記録制御コマンド以降に受信さ
れたパケットを記録することができない。
【0043】これらのAsynchronousパケットの全てが正
しく記録装置(102〜104)に受信されたこと確認
した後、1394インタフェース部204は、ステップS3
08にて生成された一連のIsochronousパケットをIsoch
ronous転送する。本実施例において、各パケット(60
4〜607)は、チャネル番号「0」のIsochronousパ
ケットであり、それらは1通信サイクル毎にネットワー
ク上にブロードキャストされる。
【0044】TVモニタ104は、再生装置101がチ
ャネル番号「0」を用いてIsochronous転送する一連の
パケットを受信し、それらのパケットに含まれるデジタ
ル情報を表示部222或いはスピーカ223を用いて出
力する。つまり、本実施例の通信システムでは、コピー
の禁止されたデジタル情報をネットワーク上にブロード
キャストする場合、各機器においてそのデジタル情報の
記録のみを実行不能にすることができ、それ以外の処理
動作を行なうことができる。これにより、ブロードキャ
ストされたデジタル情報の不正なコピー或いは誤操作に
よる記録を防止することができる。
【0045】再生装置101は、上述のデジタル情報を
Isochronous転送している期間にバスリセット(即ち、
ネットワーク上の機器の挿抜、新たな機器の接続、各機
器の電源のON/OFF等によるネットワークの接続構
成の変化)が生じたか否かを検出する(ステップS31
0)。バスリセットが検出された場合、本実施例のネッ
トワークは、ネットワーク構成の初期化と新たな接続構
成の認識とを実行する。このとき、再生装置101は、
記録媒体201の再生処理と再生されたデジタル情報の
転送処理とを一時中断する。
【0046】新たなネットワーク構成を認識する処理が
終了した後、再生装置101は、再びステップS303
以下の処理を再び実行し、バスリセットにより中断され
た再生処理と転送処理とを再開する。これにより、コピ
ーの禁止されたデジタル情報をネットワークに出力して
いる期間に、新たな記録装置がそのネットワークに接続
されても、その記録装置による不正なコピー或いは誤操
作による記録を防止することができる。尚、上述のバス
リセットは、ネットワークを構成している各機器がその
ネットワークに出力しているバイアス電圧の変化に応じ
て検出することができる。又、本実施例のバスリセット
処理及びネットワーク構成の自動認識処理は、IEEE1394
規格に準拠した手順より実行される。
【0047】制御部206は、上述のデジタル情報の再
生が終了するまでそのデジタル情報をIsochronous転送
する(ステップS311)。そして、デジタル情報の再
生が終了した場合、制御部206は、上述の記録制御コ
マンドの制御処理を解除する解除コマンドを生成する。
制御部206にて生成された解除コマンドは、1394イン
タフェース204を介して各記録機器にAsynchronous転
送される。再生装置101は、このAsynchronousパケッ
トが全ての記録装置に正常に受信されるまで上述の解除
コマンドを転送する(ステップS312)。再生装置1
01は、上述の解除コマンドが全ての記録機器に正常に
受信されたことが確認できた後、TV104との通信を
終了する。このように制御することにより、本実施例に
の通信システムは、コピーの禁止されたデジタル情報が
ブロードキャストされる期間は、ネットワーク上の全て
の機器の記録動作を停止或いは待機させることができ
る。これによりブロードキャストされたデジタル情報の
不正なコピー或いは誤操作による記録を防止することが
できる。
【0048】尚、本実施例では、コピーの禁止されたデ
ジタル情報をIsochronous転送する期間は、そのデジタ
ル情報を記録可能な全ての機器の記録動作を停止或いは
待機するように制御したが、それに限るものではない。
例えば、特定のチャネル番号にてブロードキャストされ
る一連のIsochronousパケットを受信したときのみ、そ
の機器が持つ記録機能を停止或いは待機させるように制
御することも可能である。これにより、バス型ネットワ
ーク上の各機器は、特定のチャネル番号以外のIsochron
ousパケットに含まれるデジタル情報を記録或いは表示
するように処理することができる。又、特定のチャネル
番号のIsochronousパケットについては、そのパケット
に含まれるデジタル情報を記録することはできないが、
視覚的或いは聴覚的に出力するように処理することはで
きる。更に、各機器による不正なコピー或いは誤操作に
よる記録を防止することができる。
【0049】又、本実施例では、コピーの禁止されたデ
ジタル情報をIsochronous転送する期間は、そのデジタ
ル情報を記録可能な全ての機器の記録動作を停止或いは
待機するように制御したが、それに限るものではない。
例えば、再生装置101が許可する記録装置に対しての
み、記録制御コマンドをAsynchronous転送しないように
制御することにより、所定の記録装置に対してのみ記録
を許可するように制御することもできる。
【0050】以上のように、バス型ネットワーク上にコ
ピーの禁止されたデジタル情報をブロードキャストする
場合、再生装置101はそのデジタル情報の転送に先立
って、そのデジタル情報を転送する期間においては、ネ
ットワークにおける全ての機器の記録機能を停止或いは
待機させるように制御している。これにより、本発明の
再生装置101は、ネットワーク上の全ての機器による
不正なコピー或いは誤操作による記録を防止できると共
に、そのデジタル情報の著作権を保護することができ
る。
【0051】(第2の実施例)第1の実施例では、コピ
ーの禁止されたデジタル情報をネットワーク上にブロー
ドキャストする場合、再生装置101はそのデジタル情
報のIsochronous転送に先立って、記録制御コマンドを
ネットワーク上の各記録装置(102〜104)の夫々
にAsynchronous転送する構成について説明した。第2の
実施例では、デジタル情報のIsochronous転送に先立っ
て、ネットワーク上の全ての記録装置(102〜10
4)に対して記録制御コマンドをブロードキャストする
構成について説明する。
【0052】図7は本発明の第2の実施例における再生
装置101の処理動作を示すフローチャートである。
【0053】記録媒体201に記録されたデジタル情報
をTVモニタ104に出力させたい場合、ユーザは再生
装置101の操作部207を操作し、記録媒体201の
再生を指示すると共に、TVモニタ104を通信先とし
て指定する(ステップS701)。記録媒体201の再
生が指示されると、再生処理部203は記録媒体201
に記録されたコピー禁止情報を読み出し、制御部206
に供給する。制御部206は、コピー禁止情報からその
デジタル情報のコピーが禁止されているか否かを判別す
る(ステップS702)。コピーが禁止されていない場
合、制御部206は、ステップS705以下の処理を実
行する。
【0054】ステップS702の処理の結果、コピーが
禁止されていると判別された場合、制御部206は、13
94ネットワーク上にデジタル情報を記録可能な機能をも
つ記録装置が存在するか否かを判別するために、ネット
ワーク上の全ての機器に対して機器情報の問合せを行う
(ステップS703)。ステップS703において、制
御部206は、各機器の具備するメモリに格納された機
器情報(機器のデバイス名、機種、その機器の具備する
機能に関する情報等)を問い合わせるコマンドを生成
し、1394インタフェース部204に供給する。1394イン
タフェース部204は、そのコマンドを図4にて説明し
たようなAsynchronousパケットにパケッタイズして、各
機器に対して転送する。
【0055】再生装置101の制御部206は、各機器
への問合せに対する応答(つまり、各機器の機器情報)
を1394インタフェース部204から受け取り、制御部2
06の具備するメモリに各機器のノードIDと共に格納
する。そして、各機器の機器情報からネットワーク上に
上述のデジタル情報を記録可能な記録装置が存在するか
否かを判別する(ステップS704)。
【0056】ステップS704の処理の結果、ネットワ
ーク上に上述のデジタル情報を記録可能な記録装置が存
在しないと判断された場合、制御部206は、記録媒体
201に記録されたデジタル情報を再生するように再生
処理部202を制御する。再生されたデジタル情報は、
データ処理部203にて所定量のパケットデータに分割
され、順次1394インタフェース部204に供給される。
1394インタフェース部204は、Isochronous転送する
ために必要な帯域を確保すると共に、その帯域を用いて
Isochronous転送されるパケットのチャネル番号(一連
のIsochronousパケットを識別するための番号情報)を
設定する。1394インタフェース部204は、そのチャネ
ル番号を用いてデータ処理部203から供給される所定
量のデジタル情報を図5にて説明したようなIsochronou
sパケットにパケッタイズする(ステップS705)。
【0057】更に、1394インタフェース部204は、ス
テップS705にて生成されたIsochronousパケットのI
sochronous転送を開始する(ステップS706)。ここ
で、各Isochronousパケットは、Isochronous転送モード
に基づいて1通信サイクル毎に順次ブロードキャストさ
れる。再生装置101は、ステップS706の処理を実
行した後、ステップS710以下の処理を実行する。
【0058】又、ステップS704の処理の結果、ネッ
トワーク上に上述のデジタル情報を記録可能な記録装置
(本実施例では、デジタルVTR−A102、デジタル
VTR−B103、TVモニタ104)が存在すると判
断された場合、制御部206は、各記録装置の具備する
記録処理部(212、224)の機能を停止させる各機
器に共通な制御コマンド(以下、記録制御コマンド)を
生成する。制御部206にて生成された記録制御コマン
ドは、1394インタフェース部204に供給される。1394
インタフェース部204は、その記録制御コマンドをIs
ochronous転送する際に必要となる帯域の確保とチャネ
ル番号の設定とを行う。1394インタフェース部204
は、そのチャネル番号を用いて、記録制御コマンドをデ
ータ部に格納したIsochronousパケットを生成する(ス
テップS707)。
【0059】制御部206は又、記録媒体201に記録
されたデジタル情報から所定量のIsochronousパケット
を生成するように再生処理部202、データ処理部20
3、1394インタフェース部204を制御する。制御部2
06は、記録媒体201に記録されたデジタル情報を再
生するように再生処理部202を制御する。再生された
デジタル情報は、データ処理部203にて所定量のパケ
ットデータに分割され、順次1394インタフェース部20
4に供給される。1394インタフェース部204は、Isoc
hronous転送するために必要な帯域を確保すると共に、
その帯域を用いてIsochronous転送されるパケットのチ
ャネル番号(一連のIsochronousパケットを識別するた
めの番号情報)を設定する。1394インタフェース部20
4は、そのチャネル番号を用いてデータ処理部203か
ら供給される所定量のデジタル情報を順次Isochronous
パケットにパケッタイズする(ステップS708)。
【0060】ステップS708の処理後、1394インタフ
ェース部204は、図8に示すようなタイミングで上述
のIsochronousパケット(ステップS707にて生成)
とIsochronousパケット(ステップS708にて生成)
の転送を実行する(ステップS709)。
【0061】図8において、1394インタフェース部20
4は、ステップS708にて生成された一連のIsochron
ousパケット(コピーの禁止されたデジタル情報を含
む)のブロードキャスト転送に先立って、ステップS7
07にて生成されたIsochronousパケット801(記録
制御コマンドを含む)をネットワーク上の全ての機器
(102〜104)に対してブロードキャストする。本
実施例においてパケット801はチャネル番号「0」の
Isochronousパケットである。ネットワーク上の全ての
機器は、このIsochronousパケット801の受信後、自
機の具備する記録機能のみを停止或いは待機するように
制御する。これにより、各機器は記録制御コマンド以降
に受信されたパケットの記録を行なうことができなくな
る。
【0062】ネットワーク上にIsochronousパケット8
01をブロードキャストした後、1394インタフェース部
204は、ステップS708にて生成された一連のIsoc
hronousパケットをIsochronous転送する。本実施例にお
いて、各パケット(802〜805)は、チャネル番号
「1」のIsochronousパケットであり、それらは1通信
サイクル毎にネットワーク上にブロードキャストされ
る。
【0063】TVモニタ104は、再生装置101がチ
ャネル番号「1」を用いてIsochronous転送する一連の
パケットを受信し、それらのパケットに含まれるデジタ
ル情報を表示部222及びスピーカ223を用いて出力
する。つまり、本実施例の通信システムでは、コピーの
禁止されたデジタル情報をネットワーク上にブロードキ
ャストする場合、各機器においてそのデジタル情報の記
録のみを実行不能にすることができ、それ以外の処理動
作を行なうことができる。これにより、ブロードキャス
トされたデジタル情報の不正なコピー或いは誤操作によ
る記録を防止することができる。
【0064】再生装置101は、上述のデジタル情報を
Isochronous転送している期間にバスリセット(即ち、
ネットワーク上の機器の挿抜、新たな機器の接続、各機
器の電源のON/OFF等によるネットワークの接続構
成の変化)が生じたか否かを検出する(ステップS71
0)。バスリセットが検出された場合、本実施例のネッ
トワークは、ネットワーク構成の初期化と新たな接続構
成の認識とを実行する。このとき、再生装置101は、
記録媒体201の再生処理と再生されたデジタル情報の
転送処理とを一時中断する。
【0065】新たなネットワーク構成を認識する処理が
終了した後、再生装置101は、再びステップS703
以下の処理を実行し、バスリセットにより中断された再
生処理と転送処理とを再開する。これにより、コピーの
禁止されたデジタル情報をネットワークに出力している
期間に、新たな記録装置がそのネットワークに接続され
ても、その記録装置による不正なコピー或いは誤操作に
よる記録を防止することができる。尚、上述のバスリセ
ットは、ネットワークを構成している各機器がそのネッ
トワークに出力しているバイアス電圧の変化に応じて検
出することができる。又、本実施例のバスリセット処理
及びネットワーク構成の自動認識処理は、IEEE1394規格
に準拠した手順より実行される。
【0066】制御部206は、上述のデジタル情報の再
生が終了するまでそのデジタル情報をIsochronous転送
する(ステップS711)。そして、デジタル情報の再
生が終了した場合、制御部206は、上述の記録制御コ
マンドの制御処理を解除する解除コマンドを生成する。
制御部206にて生成された解除コマンドは、1394イン
タフェース204を介して各記録機器にIsochronous転
送される(ステップS712)。再生装置101は、上
述の解除コマンドが全ての記録機器に正常に受信された
ことが確認できた後、TV104との通信を終了する。
このように制御することにより、本実施例にの通信シス
テムは、コピーの禁止されたデジタル情報がブロードキ
ャストされる期間は、ネットワーク上の全ての機器の記
録動作を停止或いは待機させることができる。これによ
りブロードキャストされたデジタル情報の不正なコピー
或いは誤操作による記録を防止することができる。
【0067】尚、本実施例では、コピーの禁止されたデ
ジタル情報をIsochronous転送する期間は、そのデジタ
ル情報を記録可能な全ての機器の記録動作を停止或いは
待機するように制御したが、それに限るものではない。
例えば、特定のチャネル番号にてブロードキャストされ
る一連のIsochronousパケットを受信したときのみ、そ
の機器が持つ記録機能を停止或いは待機させるように制
御することも可能である。これにより、バス型ネットワ
ーク上の各機器は、特定のチャネル番号以外のIsochron
ousパケットに含まれるデジタル情報を記録或いは表示
するように処理することができる。又、特定のチャネル
番号のIsochronousパケットについては、そのパケット
に含まれるデジタル情報を記録することはできないが、
視覚的或いは聴覚的に出力するように処理することはで
きる。更に、各機器による不正なコピー或いは誤操作に
よる記録を防止することができる。
【0068】又、本実施例では、コピーの禁止されたデ
ジタル情報をIsochronous転送する期間は、そのデジタ
ル情報を記録可能な全ての機器の記録動作を停止或いは
待機するように制御したが、それに限るものではない。
例えば、再生装置101が許可する記録装置に対しての
み、記録制御コマンドを解除する解除コマンドをAsynch
ronous転送するように制御することにより、所定の記録
装置に対してのみ記録を許可するように制御することも
できる。
【0069】以上のように、バス型ネットワーク上にコ
ピーの禁止されたデジタル情報をブロードキャストする
場合、再生装置101はそのデジタル情報の転送に先立
って、そのデジタル情報を転送する期間においては、ネ
ットワークにおける全ての機器の記録機能を停止或いは
待機させるように制御している。これにより、本発明の
再生装置101は、ネットワーク上の全ての機器による
不正なコピー或いは誤操作による記録を防止できると共
に、そのデジタル情報の著作権を保護することができ
る。
【0070】(第3の実施例)第1の実施例では、コピ
ーの禁止されたデジタル情報をネットワーク上にブロー
ドキャストする場合、再生装置101はそのデジタル情
報のIsochronous転送に先立って、記録制御コマンドを
ネットワーク上の各記録装置(102〜104)の夫々
にAsynchronous転送する構成について説明した。又、第
2の実施例では、デジタル情報のIsochronous転送に先
立って、ネットワーク上の全ての記録装置(102〜1
04)に対して記録制御コマンドをブロードキャストす
る構成について説明した。
【0071】第3の実施例では、コピーの禁止されたデ
ジタル情報をネットワーク上にブロードキャストする場
合、そのデジタル情報から生成される全てのパケットに
記録制御コマンドを格納し、それらをブロードキャスト
する構成について説明する。
【0072】図9は本発明の第3の実施例における再生
装置101の処理動作を示すフローチャートである。
【0073】記録媒体201に記録されたデジタル情報
をTVモニタ104に出力させたい場合、ユーザは再生
装置101の操作部207を操作し、記録媒体201の
再生を指示すると共に、TVモニタ104を通信先とし
て指定する(ステップS901)。記録媒体201の再
生が指示されると、再生処理部203は記録媒体201
に記録されたコピー禁止情報を読み出し、制御部206
に供給する。制御部206は、コピー禁止情報からその
デジタル情報のコピーが禁止されているか否かを判別す
る(ステップS902)。コピーが禁止されていない場
合、制御部206は、ステップS905以下の処理を実
行する。
【0074】ステップS902の処理の結果、コピーが
禁止されていると判別された場合、制御部206は、13
94ネットワーク上にデジタル情報を記録可能な機能をも
つ記録装置が存在するか否かを判別するために、ネット
ワーク上の全ての機器に対して機器情報の問合せを行う
(ステップS903)。ステップS903において、制
御部206は、各機器の具備するメモリに格納された機
器情報(機器のデバイス名、機種、その機器の具備する
機能に関する情報等)を問い合わせるコマンドを生成
し、1394インタフェース部204に供給する。1394イン
タフェース部204は、そのコマンドを図4にて説明し
たようなAsynchronousパケットにパケッタイズして、各
機器に対して転送する。
【0075】再生装置101の制御部206は、各機器
への問合せに対する応答(つまり、各機器の機器情報)
を1394インタフェース部204から受け取り、制御部2
06の具備するメモリに各機器のノードIDと共に格納
する。そして、各機器の機器情報からネットワーク上に
上述のデジタル情報を記録可能な記録装置が存在するか
否かを判別する(ステップS904)。
【0076】ステップS904の処理の結果、ネットワ
ーク上に上述のデジタル情報を記録可能な記録装置が存
在しないと判断された場合、制御部206は、記録媒体
201に記録されたデジタル情報を再生するように再生
処理部202を制御する。再生されたデジタル情報は、
データ処理部203にて所定量のパケットデータに分割
され、順次1394インタフェース部204に供給される。
1394インタフェース部204は、Isochronous転送する
ために必要な帯域を確保すると共に、その帯域を用いて
Isochronous転送されるパケットのチャネル番号(一連
のIsochronousパケットを識別するための番号情報)を
設定する。1394インタフェース部204は、そのチャネ
ル番号を用いてデータ処理部203から供給される所定
量のデジタル情報を図5にて説明したようなIsochronou
sパケットにパケッタイズする(ステップS905)。
【0077】更に、1394インタフェース部204は、ス
テップS905にて生成されたIsochronousパケットのI
sochronous転送を開始する(ステップS906)。ここ
で、各Isochronousパケットは、Isochronous転送モード
に基づいて1通信サイクル毎に順次ブロードキャストさ
れる。再生装置101は、ステップS906の処理を実
行した後、ステップS910以下の処理を実行する。
【0078】又、ステップS904の処理の結果、ネッ
トワーク上に上述のデジタル情報を記録可能な記録装置
(本実施例では、デジタルVTR−A102、デジタル
VTR−B103、TVモニタ104)が存在すると判
断された場合、制御部206は、各記録装置の具備する
記録処理部(212、224)の機能を停止させる各機
器に共通な制御コマンド(以下、記録制御コマンド)を
生成する(ステップS907)。制御部206にて生成
された記録制御コマンドは、1394インタフェース部20
4に供給される。
【0079】制御部206は又、記録媒体201に記録
されたデジタル情報を再生するように再生処理部202
を制御する。再生されたデジタル情報は、データ処理部
203にて所定量のパケットデータに分割され、順次13
94インタフェース部204に供給される。1394インタフ
ェース部204は、Isochronous転送するために必要な
帯域を確保すると共に、その帯域を用いてIsochronous
転送されるパケットのチャネル番号(一連のIsochronou
sパケットを識別するための番号情報)を設定する。139
4インタフェース部204は、そのチャネル番号を用い
て、データ処理部203から供給される所定量のデジタ
ル情報と制御部206にて生成された記録制御コマンド
とを順次Isochronousパケットにパケッタイズする(ス
テップS908)。
【0080】図10にステップS908にて生成される
Isochronousパケットの構成を示す。図10において、
1001はヘッダ部、1002はヘッダ部用のCRC、
1003はデータ部の一部で、このフィールドにソース
側(再生装置101)のノードIDと記録制御コマンド
とを格納する。1004もデータ部の一部で、所定量の
デジタル情報を格納するフィールド、1005はデータ
部用のCRCである。
【0081】ステップS908にて生成されたIsochron
ousパケットは、1394インタフェース部204を介して
図11に示すようなタイミングで転送される(ステップ
S909)。
【0082】図11において、1394インタフェース部2
04は、ステップS908にて生成された一連のIsochr
onousパケット(各パケットは、コピーの禁止されたデ
ジタル情報と記録制御コマンドを含む)をネットワーク
上の全ての機器(102〜104)に対してブロードキ
ャストする。本実施例においてパケット1101〜11
05はチャネル番号「0」のIsochronousパケットであ
る。ネットワーク上の全ての機器は、各Isochronousパ
ケット1101〜1105に含まれる記録制御コマンド
を検出することにより、そのコマンドの含まれるパケッ
トを受信する期間は自機の具備する記録機能のみを停止
或いは待機するように制御する。これにより、各機器は
記録制御コマンドを含むIsochronousパケットの記録を
行なうことができなくなる。
【0083】TVモニタ104は、再生装置101がチ
ャネル番号「0」を用いてIsochronous転送する一連の
パケット(1101〜1105)を受信し、それらのパ
ケットに含まれるデジタル情報を表示部222及びスピ
ーカ223を用いて出力する。つまり、本実施例の通信
システムでは、コピーの禁止されたデジタル情報をネッ
トワーク上にブロードキャストする場合、各機器におい
てそのデジタル情報の記録のみを実行不能にすることが
でき、それ以外の処理動作を行なうことができる。これ
により、ブロードキャストされたデジタル情報の不正な
コピー或いは誤操作による記録を防止することができ
る。
【0084】再生装置101は、上述のデジタル情報を
Isochronous転送している期間にバスリセット(即ち、
ネットワーク上の機器の挿抜、新たな機器の接続、各機
器の電源のON/OFF等によるネットワークの接続構
成の変化)が生じたか否かを検出する(ステップS91
0)。バスリセットが検出された場合、本実施例のネッ
トワークは、ネットワーク構成の初期化と新たな接続構
成の認識とを実行する。このとき、再生装置101は、
記録媒体201の再生処理と再生されたデジタル情報の
転送処理とを一時中断する。
【0085】新たなネットワーク構成を認識する処理が
終了した後、再生装置101は、再びステップS903
以下の処理を実行し、バスリセットにより中断された再
生処理と転送処理とを再開する。これにより、コピーの
禁止されたデジタル情報をネットワークに出力している
期間に、新たな記録装置がそのネットワークに接続され
ても、その記録装置による不正なコピー或いは誤操作に
よる記録を防止することができる。尚、上述のバスリセ
ットは、ネットワークを構成している各機器がそのネッ
トワークに出力しているバイアス電圧の変化に応じて検
出することができる。又、本実施例のバスリセット処理
及びネットワーク構成の自動認識処理は、IEEE1394規格
に準拠した手順より実行される。
【0086】制御部206は、上述のデジタル情報の再
生が終了するまでそのデジタル情報をIsochronous転送
する(ステップS911)。このように制御することに
より、本実施例にの通信システムは、コピーの禁止され
たデジタル情報がブロードキャストされる期間は、ネッ
トワーク上の全ての機器の記録動作を停止或いは待機さ
せることができる。これによりブロードキャストされた
デジタル情報の不正なコピー或いは誤操作による記録を
防止することができる。
【0087】尚、第3の実施例では、コピーの禁止され
たデジタル情報をネットワーク上にブロードキャストす
る場合、そのデジタル情報から生成される全てのパケッ
トに記録制御コマンドを格納し、それらをブロードキャ
ストする構成について説明したがこれに限るものではな
い。例えば、図12及び図13に示すように、記録制御
コマンドをデジタル情報と共にIsochronousパケットに
パケッタイズすることなく、互いに異なるパケットにパ
ケッタイズし、それらを1通信サイクル期間内に時分割
多重させて送信してもよい。
【0088】ここで、図12は、記録制御コマンドをAs
ynchronousパケットにパケッタイズし、Isochronous転
送されるデジタル情報と共に転送する様子を示す図であ
る。本実施例において、パケット1201はデジタルV
TR−A102を宛先とするAsynchronousパケット、1
202はデジタルVTR−B103を宛先とするAsynch
ronousパケット、1203はTVモニタ103を宛先と
するAsynchronousパケットである。又、図13は、記録
制御コマンドをIsochronousパケット(チャネル番号
「0」)にパケッタイズし、Isochronous転送されるデ
ジタル情報(チャネル番号「1」)と共に転送する様子
を示す図である。本実施例において、パケット1301
は記録制御コマンドを格納したIsochronousパケットで
ある。
【0089】又、本実施例では、コピーの禁止されたデ
ジタル情報を含むIsochronousパケットを受信する期間
は、ネットワーク上の全ての機器の記録動作を停止或い
は待機するように制御したが、それに限るものではな
い。例えば、再生装置101が許可する記録装置に対し
てのみ、記録制御コマンドを解除する解除コマンドを事
前にAsynchronous転送するように制御することにより、
所定の記録装置に対してのみ記録を許可するように制御
することもできる。
【0090】以上のように、バス型ネットワーク上にコ
ピーの禁止されたデジタル情報をブロードキャストする
場合、そのデジタル情報から生成される全てのパケット
に記録制御コマンドを格納し、それらをブロードキャス
トする。そして、このパケットを受信した全ての機器は
そのパケットを受信する期間、記録機能を停止或いは待
機させるように制御している。これにより、本発明の再
生装置101は、ネットワーク上の全ての機器による不
正なコピー或いは誤操作による記録を防止できると共
に、そのデジタル情報の著作権を保護することができ
る。
【0091】尚、本発明はその精神、又はその主要な特
徴から逸脱することなく、様々な形で実施することがで
きる。
【0092】例えば本発明は、本実施例のシステム或い
は装置の具備する制御部(マイクロコンピュータを含
む)に対して、前述した実施例の機能を実現するソフト
ウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステ
ム或いは装置に供給するように構成することもできる。
そして、本実施例のシステム或いは装置の具備する制御
部が、該記録媒体に格納されたプログラムコードを読み
出し、前述した実施例の機能を実現するようにシステム
或いは装置の具備する各種の処理回路を動作させること
によっても本発明の実施例を達成することが可能であ
る。
【0093】例えば、第1の実施例の図3、第2の実施
例の図7及び第3の実施例の図9に示した処理及び機能
を実現するプログラムコードを図2に示す制御部20
6、214、226の夫々の具備するメモリに格納させ
る。そして、制御部206、214、226の夫々がそ
のプログラムコードをメモリから読み出し、各実施例の
機能を実現させるように再生装置101、デジタルVT
R−A102、デジタルVTR−B103、TVモニタ
104の具備する各処理回路の動作を制御してもよい。
【0094】この場合、前記記憶媒体から読み出された
プログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒
体は本発明の一部の構成要件になる。
【0095】プログラムコードを供給するための記録媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0096】また、前記制御部が前記記録媒体より読み
出したプログラムコードの指示に基づき、該制御部上で
稼動しているOS(オペレーティングシステム)或いは
他のアプリケーションソフト等などが、本実施例のシス
テム或いは装置の具備する各種の処理回路の動作を制御
することにより、前述した実施例の機能が実現される場
合も本発明に含まれることは言うまでもない。
【0097】更に、前記記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコードが、前記制御部に接続された機能拡張ボー
ド或いは機能拡張ユニットの具備するメモリに書き込ま
れた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機
能拡張ボードや機能拡張ユニットの具備するCPUなど
が本実施例のシステム或いは装置の具備する各種の処理
回路の動作を制御することにより、前述した実施例の機
能が実現される場合も本発明に含まれることは言うまで
もない。
【0098】したがって前述の実施例はあらゆる点おい
て単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ス型ネットワーク上にコピーの禁止されたデジタル情報
をブロードキャストする場合、そのデジタル情報を転送
する期間においては、ネットワークにおける全ての機器
の記録機能を停止或いは待機させる制御コマンドをその
デジタル情報の転送に先立って送信するように制御して
いる。これにより、ネットワーク上の全ての機器による
不正なコピー或いは誤操作による記録を防止できると共
に、そのデジタル情報の著作権を保護することができ
る。
【0100】又、本発明によれば、バス型ネットワーク
上にコピーの禁止されたデジタル情報をブロードキャス
トする場合、そのデジタル情報から生成される全てのパ
ケットに記録制御コマンドを格納し、それらをブロード
キャストする。そして、このパケットを受信した全ての
機器はそのパケットを受信する期間、記録機能を停止或
いは待機させるように制御している。これにより、ネッ
トワーク上の全ての機器による不正なコピー或いは誤操
作による記録を防止できると共に、そのデジタル情報の
著作権を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における通信システムの
構成を示す図。
【図2】第1の実施例における再生装置101、デジタ
ルVCR−A102、TVモニタ104の詳細な構成を
示す図。
【図3】第1の実施例における再生装置101の処理動
作を示すフローチャート。
【図4】本実施例にて用いられるAsynchronousパケット
の構成を示す図。
【図5】本実施例にて用いられるIsochronousパケット
の構成例を示す図。
【図6】第1の実施例の再生装置101が出力する転送
パケットの様子を示す図。
【図7】本発明の第2の実施例における再生装置101
の処理動作を示すフローチャート。
【図8】第3の実施例の再生装置101が出力する転送
パケットの様子を示す図。
【図9】本発明の第3の実施例における再生装置101
の処理動作を示すフローチャート。
【図10】第3の実施例の再生装置101が生成するIs
ochronousパケットの構成を示す図。
【図11】第3の実施例の再生装置101が出力する転
送パケットの様子を示す図。
【図12】第3の実施例の再生装置101が出力する転
送パケットの様子を示す図。
【図13】第3の実施例の再生装置101が出力する転
送パケットの様子を示す図。

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機器により構成されたネットワー
    クに接続可能な通信装置であって、 デジタル情報を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力されたデジタル情報のコピーが
    禁止されているか否かを判別する判別手段と、 前記入力手段により入力されたデジタル情報を前記ネッ
    トワークにブロードキャストする第1の送信手段と、 前記判別手段の判別結果に応じて、前記ネットワークを
    構成する複数の機器に対してその機器の具備する記録機
    能を制御するコマンドを送信する第2の送信手段とを具
    備することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1の送信手段
    は、前記入力手段により入力された所定量のデジタル情
    報を1通信サイクル毎に順次送信することを特徴とする
    通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記第1の送信手段
    は、前記入力手段により入力された所定量のデジタル情
    報をIEEE1394規格に準拠したIsochronous転送モードを
    用いて送信することを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記第
    2の送信手段は、前記コマンドを前記デジタル情報の送
    信に先立って、前記ネットワークを構成する夫々の機器
    に対して送信することを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記第2の送信手段
    は、前記コマンドをIEEE1394規格に準拠したAsynchrono
    us転送モードを用いて送信することを特徴とする通信装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記第
    2の送信手段は、前記コマンドを前記デジタル情報の送
    信に先立って、前記ネットワークにブロードキャストす
    ることを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記第2の送信手段
    は、前記コマンドをIEEE1394規格に準拠したIsochronou
    s転送モードを用いて送信することを特徴とする通信装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかにおいて、前記判
    別手段は更に、前記ネットワーク上に前記デジタル情報
    の記録が可能か機能を具備する機器があるか否かを判別
    することを特徴とする通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記通
    信装置は、前記ネットワークの接続構成の変化を検出す
    る検出手段を具備し、 前記検出手段が前記ネットワークの接続構成の変化を検
    出した場合には、再び前記判別手段の判別結果に基づい
    て前記コマンドを送信することを特徴とする通信装置。
  10. 【請求項10】 複数の機器により構成されたネットワ
    ークに接続可能な通信装置であって、 デジタル情報を入力する入力手段と、 前記ネットワークに接続された機器の具備する記録機能
    を制御するコマンドを生成する生成手段と、 前記入力手段により入力された所定量のデジタル情報と
    前記生成手段により生成されたコマンドとを1つのパケ
    ットにパケッタイズするパケット化手段と、 前記パケット化手段にて生成されたパケットを前記ネッ
    トワークに送信する送信手段とを具備することを特徴と
    する通信装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記送信手段
    は、前記パケット化手段にて生成された複数のパケット
    を1通信サイクル毎に順次送信することを特徴とする通
    信装置。
  12. 【請求項12】 請求項10若しくは11において、前
    記送信手段は、前記パケット化手段にて生成されたパケ
    ットをブロードキャストすることを特徴とする通信装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記パケット化
    手段は、前記入力手段により入力された所定量のデジタ
    ル情報をIEEE1394規格に準拠したIsochronous転送用の
    パケットにパケッタイズすることを特徴とする通信装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項10〜13の何れかにおいて、
    前記デジタル情報は、コピーの禁止されたデジタル情報
    であることを特徴とする通信装置。
  15. 【請求項15】 複数の機器により構成されたネットワ
    ークに接続可能な通信装置であって、 デジタル情報を入力する入力手段と、 前記ネットワークに接続された機器の具備する記録機能
    を制御するコマンドを生成する生成手段と、 前記入力手段により入力された所定量のデジタル情報と
    前記生成手段により生成されたコマンドとを異なるパケ
    ットにパケッタイズするパケット化手段と、 前記パケット化手段にて生成された各パケットを1通信
    サイクル期間内において時分割多重させて送信する送信
    手段とを具備することを特徴とする通信装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、前記送信手段
    は、前記入力手段により入力された所定量のデジタル情
    報を含むパケットをブロードキャストすることを特徴と
    する通信装置。
  17. 【請求項17】 請求項16において、前記パケット化
    手段は、前記入力手段により入力された所定量のデジタ
    ル情報をIEEE1394規格に準拠したIsochronous転送用の
    パケットにパケッタイズすることを特徴とする通信装
    置。
  18. 【請求項18】 請求項15〜17の何れかにおいて、
    前記パケット化手段は、前記生成手段により生成された
    コマンドをIEEE1394規格に準拠したAsynchronous転送用
    のパケットにパケッタイズすることを特徴とする通信装
    置。
  19. 【請求項19】 請求項15〜18の何れかにおいて、
    前記デジタル情報は、コピーの禁止されたデジタル情報
    であることを特徴とする通信装置。
  20. 【請求項20】 複数の機器により構成されたネットワ
    ークに接続可能な通信装置であって、 前記ネットワーク上にブロードキャストされたデジタル
    情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信されたデジタル情報を記録する
    記録手段と、 前記受信手段が前記記録手段の記録機能を制御するコマ
    ンドを受信した場合、前記記録手段の記録動作を停止或
    いは待機するように制御する制御手段と具備することを
    特徴とする通信装置。
  21. 【請求項21】 請求項20において、前記デジタル情
    報は、コピーの禁止されたデジタル情報であることを特
    徴とする通信装置。
  22. 【請求項22】 請求項1〜21の何れかにおいて、前
    記入力手段は、所定の記録媒体から読み出されたデジタ
    ル情報を入力することを特徴とする通信装置。
  23. 【請求項23】 請求項22において、前記デジタル情
    報は、デジタル化された画像情報、音声情報、グラフィ
    ックスデータ、テキストデータ等であることを特徴とす
    る通信装置。
  24. 【請求項24】 請求項1〜23の何れかにおいて、前
    記ネットワークは、IEEE1394規格に準拠したネットワー
    クであることを特徴とする通信装置。
  25. 【請求項25】 複数の機器により構成されたネットワ
    ークに接続された機器に適用可能な通信方法であって、 デジタル情報を入力し、 入力された前記デジタル情報のコピーが禁止されている
    か否かを検出し、 入力された前記デジタル情報のコピーが禁止されている
    場合、前記ネットワークを構成する複数の機器に対して
    その機器の具備する記録機能を制御するコマンドを送信
    すると共に、該デジタル情報を該ネットワークにブロー
    ドキャストすることを特徴とする通信方法。
  26. 【請求項26】 複数の機器により構成されたネットワ
    ークに接続された機器に適用可能な通信方法であって、 デジタル情報を入力し、 前記ネットワークに接続された機器の具備する記録機能
    を制御するコマンドを生成し、 入力された所定量のデジタル情報と生成された前記コマ
    ンドとを1つのパケットにパケッタイズし、 パケッタイズされた前記パケットを前記ネットワークに
    送信することを特徴とする通信方法。
  27. 【請求項27】 複数の機器により構成されたネットワ
    ークに接続された機器に適用可能な通信方法であって、 デジタル情報を入力し、 前記ネットワークに接続された機器の具備する記録機能
    を制御するコマンドを生成し、 入力された所定量のデジタル情報と生成された前記コマ
    ンドとを異なるパケットにパケッタイズし、 パケッタイズされた前記異なるパケットの夫々を1通信
    サイクル期間内において時分割多重させて送信すること
    を特徴とする通信方法。
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