JPH11195982A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JPH11195982A
JPH11195982A JP10012015A JP1201598A JPH11195982A JP H11195982 A JPH11195982 A JP H11195982A JP 10012015 A JP10012015 A JP 10012015A JP 1201598 A JP1201598 A JP 1201598A JP H11195982 A JPH11195982 A JP H11195982A
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pll circuit
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dead zone
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Manabu Kawaguchi
学 川口
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION, OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/085Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal
    • H03L7/087Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal using at least two phase detectors or a frequency and phase detector in the loop
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    • H03L7/089Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal the phase or frequency detector generating up-down pulses
    • H03L7/0891Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal the phase or frequency detector generating up-down pulses the up-down pulses controlling source and sink current generators, e.g. a charge pump
    • H03L7/0895Details of the current generators

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大幅に回路規模が増加したり、外部からの制
御信号等が供給される端子の増加を伴うことなく、高速
ロック特性且つ低ジッタ特性を同時に有するPLL回路
を提供する。 【解決手段】 第1の比較手段によって電圧制御発振手
段の発振出力と基準信号との周波数/位相差を比較し、
第1のチャージポンプは第1の比較手段による比較結果
に基づいて時定数を充放電し、第1の比較回路を構成す
るフリップフロップの出力を増幅するバッファを有した
第2の比較手段によって電圧制御発振手段の発振出力と
基準信号との周波数/位相差を比較し、第2のチャージ
ポンプは第2の比較手段による比較結果に基づいて時定
数を充放電し、これら第2の比較手段は第1の比較手段
の位相差−出力電圧特性より利得が高く、第2の比較手
段は位相差−出力電圧特性に不感帯を有する場合に、第
1の比較手段に不感帯を解消するための第1の遅延回路
を挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、・・・PLL回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来からのPLL(Phase Lo
cked Loop)回路の一例を示すブロック図である。この
図に示すように一般にPLL回路は、比較回路(位相周
波数比較回路)51ならびにチャージポンプ52、LP
F(Low Pass Filter:低域通過濾波器)53、VC
O(Votage Controled Oscillator:電圧制御発振
器)54そして分周回路55から構成される帰還回路で
ある。
【0003】上述の比較回路51は、外部から入力され
る基準信号Frefと分周回路55が出力する信号Fout2
との位相および周波数を比較し、これらの差に比例し
て、この差を減少させる方向の大きさの制御信号Supお
よびSdownを出力する。
【0004】チャージポンプ52は、比較回路51がの
出力する制御信号SupおよびSdownに基づき、LPF5
3を介して制御電圧Vcntの充放電を行う。LPF53
は、チャージポンプ52からの充放電電流によって生成
される制御電圧Vcntの電位変化に対し、直流平均化を
行う。
【0005】VCO54は、入力される制御電圧Vcnt
に比例した周波数の発振パルスFout1を出力する。分周
回路55はカウンタやディバイダ等から構成され、VC
O54が出力する発振パルスFout1の周波数を1/Nに
分周し、信号Fout2を出力する。
【0006】上述のPLL回路は、基準信号FrefとVC
Oが出力する発振パルスFout1を1/Nに分周した信号
Fout2との周波数/位相を比較し、その周波数および位
相の差を小さくする方向に帰還回路動作することによ
り、基準信号Frefと周波数・位相同期のとれた信号Fou
t2を得る。そしてVCO54の出力として、入力される
基準信号Frefと同期がとれ、且つ周波数がN逓倍(Fre
f×N)された発振パルスFout1を得ることができる。
【0007】図6は、図5に示すPLL回路の同期動作
の位相周波数特性を示す図である。まずPLL回路が動
作を開始した時点態では、VCO54は回路定数で決ま
っている自走発振周波数f0で発振している。この状態
では、出力である信号Fout2は基準信号Frefに対し、位
相ならびに周波数の何れも大きく異なっている。
【0008】比較回路51は、基準信号Frefと信号Fo
ut2を比較し、この差を小さくする方向に制御信号Supま
たはSdownを出力する。即ち、基準信号Frefに対して信
号Fout2の位相が遅れている場合や周波数が低い場合に
は、PLL回路を構成する帰還回路に対して周波数を高
くする方向の制御信号Supを出力する。逆に、基準信号
Frefに対して信号Fout2の位相が進んでいる場合や周
波数が高い場合には、周波数を低くする制御信号Sdown
を出力する。
【0009】こうして、比較回路51が求めた基準信号
Frefと信号Fout1との誤差信号に比例した制御信号Su
pおよびSdownにより、チャージポンプ52とLPF5
3とを介してVCO54の発振周波数が制御される。
【0010】このVCO54が出力する発振パルスFou
t1が、分周回路55を介して比較回路51に帰還され
る。このため分周回路55が出力する信号Fout2は、徐
々に基準信号Frefに近くなり、やがて位相ならびに周波
数が等しく安定して発振を続ける状態になる。
【0011】このように位相ならびに周波数の等しい状
態を、同期(がとれている)状態あるいはロック(し
た)状態と言う。そして、PLL回路が動作し始めてか
ら同期がとれるまでの動作を“引き込み動作”、“ロッ
ク動作”あるいは“同期動作”と呼び、同期がとれるま
での時間を“ロック時間”、“ロックアップ時間”ある
いは“引き込み時間”と呼ぶ。
【0012】こういったPLL回路は、通信分野や論理
処理分野等に幅広く用いられ、回路動作上の基本クロッ
ク信号として使用されているため、より短時間でロック
するPLL回路が求められている。
【0013】そこでPLL回路のロック時間を短くする
例として、比較回路〜チャージポンプの利得を大きくす
る方法、LPFの利得を大きくする方法、あるいはVC
Oの利得を大きくする方法等がある。
【0014】しかしながら従来のPLL回路では、ロッ
クアップ特性(引き込み特性)を向上させるために周波
数感度を増大させると、出力信号のジッタ(同期変動)
が増大してしまう。
【0015】一方、出力信号ジッタを減少させるために
周波数感度を低下させると、ロックアップ特性が増大し
てしまう。従って、低ジッタ特性且つ高速ロックアップ
特性を持つPLL回路を設計することは困難であった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】現在までに、PLL回
路の低ジッタ化、引き込み高速化のための工夫は行われ
ている。代表的なものとして、PLL回路のループ定数
を最適化し、動特性の利得切り替えを用いた例がある。
図7はこのようなPLL回路の構成例を示すブロック図
であり、実開平1−65527号公報にも示されるもの
である。
【0017】図7に示す例では、複数個の比較回路チャ
ージポンプを用いて、ロックアップ時とロック後の定常
時とで、比較回路チャージポンプの出力利得特性を変化
させ、PLL回路の動特性を制御している。
【0018】図7に示す例では、比較回路60が出力す
る制御信号Sup、Sdownは、2つのチャージポンプ61
とチャージポンプ62へ入力される。同期判定回路63
が出力する信号Contは、2つのチャージポンプ61、6
2の内、一方のチャージポンプのみをアクティブとし、
図示しないLPFへ出力を選択し切り替える。
【0019】図8は、比較回路−チャージポンプの出力
特性(図8(A))と位相周波数特性(図8(b))と
を示す図である。なお、この図中のAはチャージポンプ
61の出力特性であり、Bはチャージポンプ62の出力
特性である。
【0020】端子50-1を介して比較回路60に入力さ
れる基準信号Frefと、端子50-2を介して、図示しない
VCOあるいは分周回路から入力される信号Foutとの
間の位相誤差φ△に対し、チャージポンプ61あるいは
62から電圧CPoutが出力される。即ち位相差φ△に
比例し、その差を小さくする大きさを持った電圧CPout
が出力される。
【0021】このPLL回路では制御信号Contによっ
て、引き込み過程においては位相差φ△−出力特性利得
の大きいチャージポンプ61の特性を用い、ロック後は
利得の小さいチャージポンプ62へ切り替える。
【0022】即ち、ロックアップ過程では比較回路−チ
ャージポンプの利得を大きくして高速のロック特性を利
用し、ロック後には利得を小さい比較回路−チャージポ
ンプへ切り替え、低ジッタ特性を達成している。
【0023】この制御には端子50-3を介して入力され
る、PLL回路がロックアップ過程かあるいはロックし
たかを判定する同期判定回路63、およびこの判定結果
に基づいて制御される制御信号Cont、または外部から
の制御信号が用いられる。
【0024】しかしながら、上述のように利得を切り替
える従来のPLL回路では、入力端子数の増加や回路規
模の増大という問題がある。この発明は、このような背
景の下になされたもので、大幅に回路規模が増加した
り、外部からの制御信号等が供給される端子の増加を伴
うことなく、高速ロック特性且つ低ジッタ特性を同時に
有するPLL回路を提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明にあっては、電圧制御発
振手段の発振出力と基準信号とに基づいて、時定数回路
を介して前記電圧制御発振手段の周波数を制御する帰還
回路から構成されるPLL回路であって、前記電圧制御
発振手段の発振出力と前記基準信号との周波数/位相差
を比較する第1の比較手段と、前記第1の比較手段によ
る比較結果に基づいて前記時定数を充放電する第1のチ
ャージポンプと、前記電圧制御発振手段の発振出力と前
記基準信号との周波数/位相差を比較する第2の比較手
段と、前記第2の比較手段による比較結果に基づいて前
記時定数を充放電する第2のチャージポンプとを具備す
ることを特徴とする。また、請求項2に記載の発明にあ
っては、請求項1に記載のPLL回路では、前記第2の
比較手段は、前記第1の比較回路を構成するフリップフ
ロップの出力を増幅するバッファを有しており、前記第
2の比較手段と前記第2のチャージポンプとは、前記第
1の比較手段と前記第1のチャージポンプの位相差−出
力電圧特性より利得が高いことを特徴とする。また、請
求項3に記載の発明にあっては、請求項1または請求項
2の何れかに記載のPLL回路では、前記第2の比較手
段と前記第2のチャージポンプとは位相差−出力電圧特
性に不感帯を有することを特徴とする。また、請求項4
に記載の発明にあっては、請求項3に記載のPLL回路
では、前記第1の比較手段は、不感帯を解消するための
遅延回路を有することを特徴とする。また、請求項5に
記載の発明にあっては請求項1ないし請求項4の何れか
に記載のPLL回路では、前記第2の比較手段は、前記
不感帯の幅を調整するための遅延手段を有することを特
徴とする。また、請求項6に記載の発明にあっては、請
求項5に記載のPLL回路では、前記第2の遅延手段
は、遅延時間を大きくすることにより、前記第2の比較
手段の前記不感帯の幅が広くなることを特徴とする。ま
た、請求項7に記載の発明にあっては、請求項1に記載
のPLL回路では、前記第1の比較手段と前記第2の比
較手段との各々には、入力された前記電圧制御発振手段
の発振出力と前記基準信号とが供給されることを特徴と
する。また、請求項8に記載の発明にあっては、請求項
7に記載のPLL回路では、前記第1の比較手段と前記
第1のチャージポンプと、前記第2の比較手段と前記第
2のチャージポンプとは、各々位相差−出力電圧特性に
不感帯を有することを特徴とする。また、請求項9に記
載の発明にあっては、請求項8に記載のPLL回路で
は、前記第1の比較手段は、不感帯を解消するための第
3の遅延回路を有することを特徴とする。
【0026】この発明によれば、第1の比較手段によっ
て電圧制御発振手段の発振出力と基準信号との周波数/
位相差を比較し、第1のチャージポンプは第1の比較手
段による比較結果に基づいて時定数を充放電し、第1の
比較回路を構成するフリップフロップの出力を増幅する
バッファを有した第2の比較手段によって電圧制御発振
手段の発振出力と基準信号との周波数/位相差を比較
し、第2のチャージポンプは第2の比較手段による比較
結果に基づいて時定数を充放電し、これら第2の比較手
段と第2のチャージポンプとは、第1の比較手段と第1
のチャージポンプの位相差−出力電圧特性より利得が高
く、第2の比較手段と第2のチャージポンプとは位相差
−出力電圧特性に不感帯を有する場合に、第1の比較手
段に不感帯を解消するための第1の遅延回路を挿入す
る。また、第2の比較手段に遅延時間を大きくすること
によって不感帯の幅を広く調整するための第2の遅延手
段を挿入する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に本発明について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるPLL回路
の構成を示す接続図である。なお、本実施の形態が適用
されるPLL回路の帰還回路の構成は従来のものと同様
であるため、図示ならびに詳細な説明は省略する。
【0028】図1において10ならびに20は比較回路
である。この比較回路10はデッドゾーン(不感帯)の
ない特性を有しており、基準信号Frefと周波数が制御さ
れるVCO(図示省略)が出力する発振信号Foutとが
入力される。
【0029】これら比較回路10ならびに20は、例え
ばUSP−4281259やIEEE reference Vol
CE−27、No.3、1981、8月第220頁−第2
26頁等にも示されるように、論理ゲートやFF(フリ
ップフロップ)等を用いた一般的な回路であるので、詳
細な説明は省略する。なお比較回路10が有する11
は、インバータ(反転素子)により構成された遅延回路
であり、上述のデッドゾーンを解消する。
【0030】比較回路20はデッドゾーンのある特性の
ものであってもよく、図1に示すように比較回路10の
回路内における点n01、n02、n03およびn04から信号
が入力される。
【0031】比較回路10が出力する制御信号Sup1と
Sdown1とは、チャージポンプ30に供給される。一
方、比較回路20が出力する制御信号Sup2とSdown2と
は、チャージポンプ40に供給される。
【0032】図2は、図1に示す比較回路−チャージポ
ンプの、基準信号Frefと被比較信号である発振信号Fou
t間の位相誤差φ△に対する、出力電圧の特性を示す特性
図である。
【0033】図中のCは、比較回路10とチャージポン
プ30との接続に対する特性であり、Dは比較回路20
とチャージポンプ40との接続に対する特性、そしてE
は特性Cと特性Dとの和である。
【0034】図1に示す構成では、上述のように比較回
路20はデッドゾーンを有している。そこでデッドゾー
ンのない比較回路10の位相誤差φ△−出力特性は、比
較回路20の特性に比べて、その利得を低く設定する。
【0035】入力された基準信号Frefと発振信号Fout
とは比較回路10に供給され、これら基準信号Frefと
発振信号Foutとに基づく信号が並列して比較回路20
に供給される。この結果、図2に示す特性Eのように、
チャージポンプ30の出力とチャージポンプ40の出力
との和である電圧CPoutが出力される。
【0036】以下に、本実施の形態の動作について説明
する。入力される基準信号Frefと発振信号Foutとの間
の位相差がデッドゾーンを越えて大きい時は、比較回路
10の特性と比較回路20の特性との和である利得の大
きい電圧が出力される。一方、2つの入力信号の位相差
がデッドゾーンの幅の内側である時は、比較回路10の
特性で決定される、利得の小さい電圧が出力される。
【0037】即ちPLL回路のロックアップ過程におい
て、2つの入力信号FrefとFoutとの間の位相差が大き
い時は、出力電圧特性の利得が大きいので、高速なロッ
ク特性となる。そして位相差が小さくなってきた状態、
およびロックした状態では、位相差出力電圧特性に利得
が小さいので、微少な位相周波数特性の制御となり、低
ジッタ(低ノイズ出力)特性となる。
【0038】図3は、本発明の第2の実施の形態かかる
PLL回路の構成を示す接続図である。なお本実施の形
態においても、適用されるPLL回路の帰還回路の構成
は従来のものと同様であるため、図示ならびに詳細な説
明は省略する。また、図3において図1に示す各部と対
応する部分には同一の符号を付し、その説明は省略す
る。
【0039】図3に示す比較回路20aには、デッドゾ
ーンの幅を調整するための遅延回路21a、21b、2
2aならびに22bが挿入されている。これら遅延回路
21a、21b、22aならびに22bの遅延時間を大
きくすることにより、デッドゾーンの幅を大きくするこ
とができる。
【0040】即ち本実施の形態では、入力低ジッタ特性
の領域を制御することが可能である。位相誤差−出力特
性については、例えば図2に示したようなデッドゾーン
の幅が設定可変となる他は、利得等は同等である。また
詳細な動作は、図1ならびに図2に示すものと同じであ
る。
【0041】図4は、本発明の第3の実施の形態かかる
PLL回路の構成を示す接続図である。なお本実施の形
態においても、適用されるPLL回路の帰還回路の構成
は従来のものと同様であるため、図示ならびに詳細な説
明は省略する。また、図4においても図1あるいは図3
に示す各部と対応する部分には同一の符号を付し、その
説明は省略する。
【0042】図4において10aは比較回路であり、比
較回路10と同様に構成されていない。ただし、比較回
路10aは遅延回路11を有していない。本実施の形態
では、比較回路10と比較回路10aとには同一の基準
信号Frefが供給される。また発振信号Foutも、比較回
路10と比較回路10aとに供給される。本実施の形態
の詳細な動作についても、図1ないし図3に示すものと
同じであるが、回路規模の増大は大きくないことがわか
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、第1の比較手段によって電圧制御発振手段の発振出
力と基準信号との周波数/位相差を比較し、第1のチャ
ージポンプは第1の比較手段による比較結果に基づいて
時定数を充放電し、第1の比較回路を構成するフリップ
フロップの出力を増幅するバッファを有した第2の比較
手段によって電圧制御発振手段の発振出力と基準信号と
の周波数/位相差を比較し、第2のチャージポンプは第
2の比較手段による比較結果に基づいて時定数を充放電
し、これら第2の比較手段と第2のチャージポンプと
は、第1の比較手段と第1のチャージポンプの位相差−
出力電圧特性より利得が高く、第2の比較手段と第2の
チャージポンプとは位相差−出力電圧特性に不感帯を有
する場合に、第1の比較手段に不感帯を解消するための
第1の遅延回路を挿入する。また、第2の比較手段に遅
延時間を大きくすることによって不感帯の幅を広く調整
するための第2の遅延手段を挿入するので、大幅に回路
規模が増加したり、外部からの制御信号等が供給される
端子の増加を伴うことなく、高速ロック特性且つ低ジッ
タ特性を同時に有するPLL回路が実現可能であるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態にかかるPLL回
路の構成を示す接続図である。
【図2】 図1に示す比較回路−チャージポンプの特性
を示す特性図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態かかるPLL回路
の構成を示す接続図である。
【図4】 本発明の第3の実施の形態かかるPLL回路
の構成を示す接続図である。
【図5】 従来からのPLL回路の一例を示すブロック
図である。
【図6】 図5に示すPLL回路の同期動作の位相周波
数特性を示す図である。
【図7】 ループ定数を最適化し、動特性の利得切り替
えを用いたPLL回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【図8】 比較回路−チャージポンプの出力特性と位相
周波数特性とを示す図である。
【符号の説明】
10 比較回路 10a 比較回路 11 遅延回路 20 比較回路 20a 比較回路 21a、21b 遅延回路 22a、22b 遅延回路 30 チャージポンプ 40 チャージポンプ 50-1〜50-3 端子 51 比較回路 52 チャージポンプ 53 LPF 54 VCO 55 分周回路 60 比較回路 61 チャージポンプ 62 チャージポンプ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧制御発振手段の発振出力と基準信号
    とに基づいて、時定数回路を介して前記電圧制御発振手
    段の周波数を制御する帰還回路から構成されるPLL回
    路であって、 前記電圧制御発振手段の発振出力と前記基準信号との周
    波数/位相差を比較する第1の比較手段と、 前記第1の比較手段による比較結果に基づいて前記時定
    数を充放電する第1のチャージポンプと、 前記電圧制御発振手段の発振出力と前記基準信号との周
    波数/位相差を比較する第2の比較手段と、 前記第2の比較手段による比較結果に基づいて前記時定
    数を充放電する第2のチャージポンプとを具備すること
    を特徴とするPLL回路。
  2. 【請求項2】 前記第2の比較手段は、 前記第1の比較回路を構成するフリップフロップの出力
    を増幅するバッファを有しており、 前記第2の比較手段と前記第2のチャージポンプとは、 前記第1の比較手段と前記第1のチャージポンプの位相
    差−出力電圧特性より利得が高いことを特徴とする請求
    項1に記載のPLL回路。
  3. 【請求項3】 前記第2の比較手段と前記第2のチャー
    ジポンプとは位相差−出力電圧特性に不感帯を有するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載
    のPLL回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の比較手段は、 不感帯を解消するための第1の遅延回路を有することを
    特徴とする請求項3に記載のPLL回路。
  5. 【請求項5】 前記第2の比較手段は、 前記不感帯の幅を調整するための第2の遅延手段を有す
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに
    記載のPLL回路。
  6. 【請求項6】 前記第2の遅延手段は、遅延時間を大き
    くすることにより、 前記第2の比較手段の前記不感帯の幅が広くなることを
    特徴とする請求項5に記載のPLL回路。
  7. 【請求項7】 前記第1の比較手段と前記第2の比較手
    段との各々には、 入力された前記電圧制御発振手段の発振出力と前記基準
    信号とが供給されることを特徴とする請求項1に記載の
    PLL回路。
  8. 【請求項8】 前記第1の比較手段と前記第1のチャー
    ジポンプと、前記第2の比較手段と前記第2のチャージ
    ポンプとは、各々位相差−出力電圧特性に不感帯を有す
    ることを特徴とする請求項7に記載のPLL回路。
  9. 【請求項9】 前記第1の比較手段は、 不感帯を解消するための第3の遅延回路を有することを
    特徴とする請求項8に記載のPLL回路。
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