JPH11193884A - 締付力調整用クランプ - Google Patents

締付力調整用クランプ

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JPH11193884A
JPH11193884A JP1345398A JP1345398A JPH11193884A JP H11193884 A JPH11193884 A JP H11193884A JP 1345398 A JP1345398 A JP 1345398A JP 1345398 A JP1345398 A JP 1345398A JP H11193884 A JPH11193884 A JP H11193884A
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正雄 佐内
Takeshi Okumoto
武司 奥本
Takashi Okamura
隆 岡村
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Nippon Steel Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Sumiden Transmission and Distribution Systems Products Corp
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Sumiden Transmission and Distribution Systems Products Corp
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    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/08Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing
    • F16L3/10Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing divided, i.e. with two or more members engaging the pipe, cable or protective tubing
    • F16L3/1075Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing divided, i.e. with two or more members engaging the pipe, cable or protective tubing with two members, the two members being joined with a hinge on one side and fastened together on the other side

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 締付力の低下を容易に確認できるクランプを
提供する。 【解決手段】 クランプ本体3に対して開閉自在の蓋部
4を具え、本体3と蓋部4の各締付部を貫通する締付軸
9にナット12をねじ込んで締め付けを行う。締付軸9は
ばね受け10を有し、ばね受け10と本体の締付部7との間
には、締付軸9に外嵌されるばね11と締付力規定部材13
とを有する。被締付材の線細りなどで締付力が低下すれ
ば、締付力規定部材13とばね受け10との間に隙間ができ
るため、容易に締付力の低下を認識できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、斜張橋の斜材や吊
橋のロープに取り付ける防振装置や連結装置等に用いる
クランプや送電線のスペーサクランプなどに最適なクラ
ンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】斜張橋の斜材や吊橋のハンガロープに防
振装置等を取り付ける際、斜材やハンガロープを把持す
るクランプを用いる。このクランプとしては分離自在の
クランプ本体と蓋部とでハンガロープを挾んで締め付け
るものが一般的である。円弧状のクランプ本体と蓋部の
両端部には締付部があり、クランプ本体と蓋部の各締付
部にボルトを貫通し、このボルトにナットをねじ込んで
締め付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、斜張橋の斜材や
吊橋のハンガロープに用いられるケーブルには、その表
層を防食などの目的でポリエチレンやポリウレタン等の
プラスチック樹脂等で覆われている。そのため、このよ
うなクランプを長期的に使用すると、クランプの締付力
や振動現象等によりハンガロープにクリープが発生しや
すく、ハンガロープ自体が細ることがある。その結果、
クランプの締付力が低下した場合にはボルトの増し締め
を行わなければならない。しかし、上記のクランプでは
クリープにより線細りが生じても締付力の低下を容易に
確認することが難しい。実際上、クランプがハンガロー
プからずれるか脱落するまで締付力の低下はわからな
い。
【0004】従って、本発明の主目的は、クランプに締
付力の低下が発生した場合に容易にこの低下を確認でき
ると共に締付力の低下を防止するクランプを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のクランプはばね
の反発力により締付軸に締付力を付与すると共に、この
ばねの最適な締付長を規定する締付力規定部材を用いる
ことで上記の目的を達成する。すなわち、本発明クラン
プは、クランプ本体と蓋部との間で被締付材を挾み、ク
ランプ本体と蓋部の各締付部を締付軸を用いて締め付け
るクランプであって、前記クランプ本体の締付部には締
付軸が貫通され、この締付軸は一端に雄ねじが形成さ
れ、このねじ構造により蓋部の締付部を締め付けると共
に、他端にばね受けを有し、前記ばね受けとクランプ本
体の締付部との間には、締付軸に外嵌されるばねと、こ
のばねの一端に当接し、適切な締め付けを行った場合の
ばね受けとクランプ本体との間隔に相当する長さを有す
る締付力規定部材とを具えることを特徴とする。
【0006】本発明クランプは、金属線などで構成され
たロープなど、種々の線状体が締付対象となる。クラン
プ本体および蓋部はそれぞれ被締付材の外形に対応した
凹部を具える形状とする。例えば、断面が円形の吊り橋
用ハンガロープを把持する場合には、クランプ本体と蓋
部の各々に半円状の凹部を設け、この凹部の間でハンガ
ロープを挟持する。
【0007】また、上記クランプの締付機構はクランプ
の一端または両端に設けることが好ましい。例えば、上
記ハンガロープを把持する場合、クランプ本体および蓋
部を円弧状とし、両者を突き合わせて環状に形成する。
その際、この本体と蓋部との突き合わせ部分(両端)の
2箇所に締付機構を設ければよい。また、クランプの一
端にしか締付機構を設けない場合は、クランプ本体と蓋
部との一端をヒンジで開閉自在に連結し、他端に締付機
構を設ければよい。
【0008】締付軸の一端は蓋部の締付部を締め付ける
ように構成されているが、具体的な構成としては次のも
のが挙げられる。 締付軸の一端に雄ねじを形成し、蓋部の締付部に締付
軸の貫通孔または切欠を形成して、雄ねじ部分をこの貫
通孔(切欠)にはめ込み、雄ねじにナットをねじ込んで
締め付ける。 締付軸の一端に雄ねじを形成し、蓋部の締付軸に雌ね
じを形成して、雄ねじを雌ねじにねじ込んで蓋部を締め
付ける。このとき、締付軸の他端には締付軸を回し易い
ようにボルトの頭部状の突起を形成しておくことが好ま
しい。
【0009】締付力調整部材は、ばねの端部に当接する
ばね当接部と、ばねの締付長を規定する規定部とを具え
るものであれば、特に形状は限定されない。例えば、ば
ね当接部を薄い環状部材とし、規定部はばね当接部と一
体で、その軸方向に伸びる矩形板状部材とすることが挙
げられる。この構成であれば、ばね当接部を締付軸で貫
通することができ、締付力規定部材が締付軸から脱落す
ることもない。そして、規定部の長さは、適切な締め付
けを行った場合のばね受けとクランプ本体との間隔に相
当する長さとすればよい。被締付材にクリープなどによ
る線細りが生じてクランプの締付力が低下した場合、締
付力調整部材とばね受けの間または締付力調整部材とク
ランプ本体の締付部との間に隙間が生じ、この隙間を目
視することで締付力の低下を認識することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、吊り橋のハンガーロープ用
防振装置を例として本発明の実施の形態を説明する。図
1は同装置の平面図、図2はその正面図である。
【0011】この防振装置は、吊り橋のハンガロープを
把持するクランプ1を両端に具え、両クランプ1を中央
部の防振ゴム2で連結し、クランプ1から伝わる振動を
緩衝するよう構成されている。
【0012】このクランプ1は、円弧状のクランプ本体
3と蓋部4とをヒンジ5を介して開閉自在に連結したも
のである。本体3と蓋部4の各内周には半円型の凹部が
形成され、両者を閉じたときにハンガロープが挟まれる
断面が円形の空間6を形成する。
【0013】このクランプ1には、本体3と蓋部4を閉
じたときにヒンジ5とほぼ対向する位置に締付機構が設
けられている。本体3と蓋部4の各端部には平面状の締
付部7,8が形成され、この締付部7,8を貫通する締
付軸9を用いて締付機構を構成する。すなわち、各締付
部7,8には締付軸9の貫通孔が形成されている。本例
では、各クランプ毎に2本の締付軸9を用いた(図2参
照)。締付軸9は、一端に雄ねじが形成され、他端にフ
ランジ状のばね受け10を具え、雄ねじ側が蓋部の締付部
8に貫通され、ばね受け10が本体の締付部7に対向して
いる。そして、ばね受け10と本体の締付部7との間にお
いて、締付軸9に圧縮ばね11が外嵌されている。蓋部4
を閉じた状態で蓋部の締付部8に締付軸9を貫通し、そ
の雄ねじにナット12をねじ込むと、ばね11の反発力によ
りばね受け10が本体の締付部7から離れる方向に押圧さ
れ、本体3と蓋部4とを締め付ける。
【0014】さらに、ばね受け10と本体の締付部7との
間に締付力を規定する締付力規定部材13を装着した。締
付力規定部材13は、薄い環状のばね当接部13A (図2参
照)と、この当接部13A と一体で軸方向に伸びる矩形板
状の規定部13B とを具える。規定部13B はばね当接部13
A の対向する位置に一対設けた。ばね当接部13A は締付
軸9に貫通されると共に、ばね11の端部と本体の締付部
7との間に挟まれ、規定部13B の先端がばね受け10に対
向している。締付力規定部材13は締付力に耐えられるよ
う、鋼などの金属で構成することが好ましい。
【0015】ここで、締付軸9にナット12をねじ込んで
最適な締付力が得られるときのばね11の長さに締付力規
定部材13の長さ(ばね当接部から規定部先端までの長
さ)を合わせておけば、規定部13B の先端がばね受け10
に当接するまでナット12をねじ込むことで最適な締付力
を得ることができる。
【0016】そして、ハンガーロープがクリープにより
線細りしてクランプの締付力が低下したとき、規定部13
B の先端とばね受け10との間に隙間ができるため、この
隙間を目視することで容易に締付力の低下を確認するこ
とができる。隙間の確認は橋げた上から双眼鏡などを使
って行えばよい。この隙間が発生したり、隙間が規定値
(例えば3mm)以上になればナット12の増し締めを行う
ことでクランプの締付力を適切に維持することができ
る。増し締めを行ったときも、規定部13B の先端がばね
受け10に当接するまで締め付けを行うことで所定の締付
力が得られ、締め付けの過不足を防止できる。
【0017】上記の説明は吊り橋のハンガロープ用防振
装置を例に行ったが、本発明クランプはこれ以外の種々
の分野で利用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明クランプに
よれば、被締付材の線細りが発生しても容易に締付力の
低下を確認することができ、締付機構の増し締めの作業
性を改善することができる。また、増し締めを行っても
締め付けの過不足を防止でき、最適な締付力をクランプ
に付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明クランプを具えるハンガーロープ用防振
装置の平面図である。
【図2】本発明クランプを具えるハンガーロープ用防振
装置の正面図である。
【符号の説明】
1 クランプ 2 防振ゴム 3 本体 4 蓋部 5
ヒンジ 6 空間 7 締付部 8 締付部 9 締付軸 10 ばね受け
11 圧縮ばね 12 ナット 13 締付力規定部材 13A ばね当接部 13
B 規定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥本 武司 東京都千代田区大手町2丁目6番3号 新 日本製鐵株式会社内 (72)発明者 岡村 隆 兵庫県伊丹市北河原字当田20番地の2 朝 日金属精工株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプ本体と蓋部との間で被締付材を
    挾み、クランプ本体と蓋部の各締付部を締付軸を用いて
    締め付けるクランプであって、 前記クランプ本体の締付部には締付軸が貫通され、 この締付軸は一端に雄ねじが形成され、このねじ構造に
    より蓋部の締付部を締め付けると共に、他端にばね受け
    を有し、 前記ばね受けとクランプ本体の締付部との間には、 締付軸に外嵌されるばねと、 このばねの一端に当接し、適切な締め付けを行った場合
    のばね受けとクランプ本体との間隔に相当する長さを有
    する締付力規定部材とを具えることを特徴とする締付力
    調整用クランプ。
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