JPH11192693A - 記録装置および方法 - Google Patents
記録装置および方法Info
- Publication number
- JPH11192693A JPH11192693A JP9369127A JP36912797A JPH11192693A JP H11192693 A JPH11192693 A JP H11192693A JP 9369127 A JP9369127 A JP 9369127A JP 36912797 A JP36912797 A JP 36912797A JP H11192693 A JPH11192693 A JP H11192693A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- dot
- test pattern
- correction
- density
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録ヘッドの濃度ムラ補正において、低濃度
の印字に対応する記録ヘッドの補正の精度を高める。 【解決手段】 低濃度の印字に対応した記録ヘッドにお
いては、同一箇所に複数回重ねて記録を行うテストパタ
ーンを記録し、そのテストパターンの濃度ムラに基づい
た補正処理を行う。
の印字に対応する記録ヘッドの補正の精度を高める。 【解決手段】 低濃度の印字に対応した記録ヘッドにお
いては、同一箇所に複数回重ねて記録を行うテストパタ
ーンを記録し、そのテストパターンの濃度ムラに基づい
た補正処理を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチヘッドを使
った記録を行うと共に濃度むら補正を行う記録装置およ
び方法に関する。
った記録を行うと共に濃度むら補正を行う記録装置およ
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータや通信機器の普及に伴い、
画像記録装置としてインクジェット常識や熱転写方式な
どの、記録ヘッドを用いてデジタル画像記録を行うもの
が急速に普及している。
画像記録装置としてインクジェット常識や熱転写方式な
どの、記録ヘッドを用いてデジタル画像記録を行うもの
が急速に普及している。
【0003】この記録ヘッドを用いる記録装置において
は、記録速度の向上のため、複数の画像記録素子を集積
したマルチヘッドが一般的である。例えば、インクジェ
ット記録ヘッドにおいては、ノズルを複数集積したマル
チノズルヘッドが一般的であり、熱転写のサーマルヘッ
ドも複数のヒータが集積されているものが普通である。
は、記録速度の向上のため、複数の画像記録素子を集積
したマルチヘッドが一般的である。例えば、インクジェ
ット記録ヘッドにおいては、ノズルを複数集積したマル
チノズルヘッドが一般的であり、熱転写のサーマルヘッ
ドも複数のヒータが集積されているものが普通である。
【0004】しかしながら、マルチヘッドの画像記録素
子を均一に製造するのは困難であり、画像記録素子の特
性に、ある程度のばらつきが生じる。例えば、インクジ
ェットのマルチヘッドにおいては、ノズルの形状等にば
らつきが生じ、熱転写のマルチヘッドにおいては、ヒー
タの形状や抵抗等にばらつきが生じる。これらの画像記
録素子間の形状や抵抗等の不均一は、各記録素子によっ
て記録されるドットの大きさや濃度の不均一となり、結
局記録画像に濃度むらを生ぜしめる。
子を均一に製造するのは困難であり、画像記録素子の特
性に、ある程度のばらつきが生じる。例えば、インクジ
ェットのマルチヘッドにおいては、ノズルの形状等にば
らつきが生じ、熱転写のマルチヘッドにおいては、ヒー
タの形状や抵抗等にばらつきが生じる。これらの画像記
録素子間の形状や抵抗等の不均一は、各記録素子によっ
て記録されるドットの大きさや濃度の不均一となり、結
局記録画像に濃度むらを生ぜしめる。
【0005】この問題に対して、各画像記録素子に与え
る信号を補正して、均一な画像を得る方法が、特開平1
−129667号などに提案されている。例えば、図9
(a)のように記録素子2が並んだマルチヘッド1にお
いて各画像記録素子への入力信号を同図(b)のように
均一にしたときに、同図(c)のような濃度むらが生じ
る場合、同図(d)のように入力信号を補正し、濃度の
低い部分の画像記録素子には大きい入力を、濃度の高い
部分の画像記録素子には小さい入力を与える。
る信号を補正して、均一な画像を得る方法が、特開平1
−129667号などに提案されている。例えば、図9
(a)のように記録素子2が並んだマルチヘッド1にお
いて各画像記録素子への入力信号を同図(b)のように
均一にしたときに、同図(c)のような濃度むらが生じ
る場合、同図(d)のように入力信号を補正し、濃度の
低い部分の画像記録素子には大きい入力を、濃度の高い
部分の画像記録素子には小さい入力を与える。
【0006】ドット径またはドット濃度の変調が可能な
記録方式の場合は、各画像記録素子で記録するドット径
を入力信号に応じて変調する。例えばピエゾ方式のイン
クジェットでは、各ピエゾ素子に印加する駆動電圧また
はパルス幅を、熱転写では、各ヒータに印加する駆動電
圧またはパルス幅を入力信号に応じて変化させ、各記録
素子によるドット径またはドット濃度を均一にし、濃度
分布を図9(e)のように均一化する。
記録方式の場合は、各画像記録素子で記録するドット径
を入力信号に応じて変調する。例えばピエゾ方式のイン
クジェットでは、各ピエゾ素子に印加する駆動電圧また
はパルス幅を、熱転写では、各ヒータに印加する駆動電
圧またはパルス幅を入力信号に応じて変化させ、各記録
素子によるドット径またはドット濃度を均一にし、濃度
分布を図9(e)のように均一化する。
【0007】また、ドット径もしくはドット濃度の変調
が困難な場合には、入力信号に応じてドットの数を変調
し、濃度の低い部分の画像記録素子で多くのドットを、
濃度の高い部分の画像記録素子では少ないドットを印字
することにより、濃度分布を図9(e)のように均一化
する。
が困難な場合には、入力信号に応じてドットの数を変調
し、濃度の低い部分の画像記録素子で多くのドットを、
濃度の高い部分の画像記録素子では少ないドットを印字
することにより、濃度分布を図9(e)のように均一化
する。
【0008】この入力信号の補正量は、例えば次のよう
にして求める。一例として、256ノズルのマルチヘッ
ドで濃度むらを補正する場合を説明する。いま、ある均
一な画像信号Sで印字したときの濃度むらの分布が、図
10のようになっているとする。まず、
にして求める。一例として、256ノズルのマルチヘッ
ドで濃度むらを補正する場合を説明する。いま、ある均
一な画像信号Sで印字したときの濃度むらの分布が、図
10のようになっているとする。まず、
【0009】
【外1】
【0010】を求める。次に、各ノズルに対応する部分
の濃度OD1 〜OD256 を測定する。続いて、
の濃度OD1 〜OD256 を測定する。続いて、
【0011】
【数1】
【0012】を求める。
【0013】ここで、画像信号の値と出力濃度の関係が
図11のような関係にあるとすれば、ΔODn分だけ濃
度を補正するためには、画像信号をΔSだけ補正すれば
よい。そのためには、画像信号に図12のようなテーブ
ル変換を施してやればよい。
図11のような関係にあるとすれば、ΔODn分だけ濃
度を補正するためには、画像信号をΔSだけ補正すれば
よい。そのためには、画像信号に図12のようなテーブ
ル変換を施してやればよい。
【0014】図12において、直線Aは傾きが1.0の
直線であり、入力はまったく変換されないで出力され
る。一方、Bは傾きがこれより小さい直線であり、Sを
入力したときの出力がS−ΔSになる。
直線であり、入力はまったく変換されないで出力され
る。一方、Bは傾きがこれより小さい直線であり、Sを
入力したときの出力がS−ΔSになる。
【0015】したがって、n番目のノズルに対応する画
像信号に対して、図12(B)のようなテーブル変換を
施してからヘッドを駆動すれば、
像信号に対して、図12(B)のようなテーブル変換を
施してからヘッドを駆動すれば、
【0016】
【外2】
【0017】と等しくなる。このような処理を全ノズル
に対して行えば、濃度むらが補正され、均一な濃度が得
られる。すなわち、どのようなテーブル変換を行えばよ
いかというデータをあらかじめ求めておけば、濃度むら
の補正が可能である。
に対して行えば、濃度むらが補正され、均一な濃度が得
られる。すなわち、どのようなテーブル変換を行えばよ
いかというデータをあらかじめ求めておけば、濃度むら
の補正が可能である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インクジェ
ット記録ヘッドを用いた画像記録装置において、同一色
で濃度の異なる複数のインクを使用することによりドッ
ト濃度を変調したり、インクの吐出量を制御し、ドット
径を変調することによって、1つの画素に対して3値以
上の階調性を持たせる方法が提案されている。
ット記録ヘッドを用いた画像記録装置において、同一色
で濃度の異なる複数のインクを使用することによりドッ
ト濃度を変調したり、インクの吐出量を制御し、ドット
径を変調することによって、1つの画素に対して3値以
上の階調性を持たせる方法が提案されている。
【0019】このうち、異なる濃度のインクや、異なる
吐出量に対応して別々のヘッドを持つ構成の画像記録装
置においては、各ヘッドごとに濃度むらの補正を行う際
に、低濃度インクや吐出量の少ないヘッドによって印字
された、低記録濃度のテストパターンを用いて、記録ヘ
ッドの濃度むらを補正する必要性が生じる。
吐出量に対応して別々のヘッドを持つ構成の画像記録装
置においては、各ヘッドごとに濃度むらの補正を行う際
に、低濃度インクや吐出量の少ないヘッドによって印字
された、低記録濃度のテストパターンを用いて、記録ヘ
ッドの濃度むらを補正する必要性が生じる。
【0020】しかしながらテストパターンの濃度が低い
場合は、図13に示すように、濃度の高い場合に比べ
て、記録ヘッドの各記録素子により記録されるドットの
不均一性による濃度むらの最高濃度部と最低濃度部の差
ΔODが小さい。したがって、この濃度むらの情報を、
CCD等を有する読み取り装置で取り込む際に、高精度
に取り込むことは困難であり、結果として補正の効果が
弱くなってしまう。
場合は、図13に示すように、濃度の高い場合に比べ
て、記録ヘッドの各記録素子により記録されるドットの
不均一性による濃度むらの最高濃度部と最低濃度部の差
ΔODが小さい。したがって、この濃度むらの情報を、
CCD等を有する読み取り装置で取り込む際に、高精度
に取り込むことは困難であり、結果として補正の効果が
弱くなってしまう。
【0021】よって、本発明の目的は、低濃度のテスト
パターンにおける濃度むらの補正においても、その濃度
むらの情報を確実に取り込み、十分な濃度むら補正を実
現する記録装置および方法を提供することになる。
パターンにおける濃度むらの補正においても、その濃度
むらの情報を確実に取り込み、十分な濃度むら補正を実
現する記録装置および方法を提供することになる。
【0022】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、複数の記録素子を所定の
方向に配列したマルチヘッドにより記録部材に対してド
ット記録を行うドット形成手段と、該ドット形成手段の
複数の記録素子に濃度が均一の画像信号を与えて、前記
記録部材にテストパターンを印字させるテストパターン
作成手段と、当該印された前記記録媒体上のテストパタ
ーンを読み取る読み取り手段と、当該読み取られたテス
トパターンに基づき前記複数の記録素子の濃度むら補正
を行う画像処理手段とを有し、前記ドット形成手段によ
るテストパターンの印字において、同一領域に対して、
前記複数の記録素子により複数回の重ね打ちドット記録
を行うことを特徴とする。
るために、請求項1の発明は、複数の記録素子を所定の
方向に配列したマルチヘッドにより記録部材に対してド
ット記録を行うドット形成手段と、該ドット形成手段の
複数の記録素子に濃度が均一の画像信号を与えて、前記
記録部材にテストパターンを印字させるテストパターン
作成手段と、当該印された前記記録媒体上のテストパタ
ーンを読み取る読み取り手段と、当該読み取られたテス
トパターンに基づき前記複数の記録素子の濃度むら補正
を行う画像処理手段とを有し、前記ドット形成手段によ
るテストパターンの印字において、同一領域に対して、
前記複数の記録素子により複数回の重ね打ちドット記録
を行うことを特徴とする。
【0023】請求項2の発明は、請求項1に記載の記録
装置において、前記ドット形成手段は、異なる階調でド
ット記録可能であることを特徴とする。
装置において、前記ドット形成手段は、異なる階調でド
ット記録可能であることを特徴とする。
【0024】請求項3の発明は、請求項1に記載の記録
装置において、前記ドット形成手段は、記録材の濃度が
異なり前記複数の記録が所定方向に配列された複数の記
録ヘッドにより異なる階調のドット記録を行うことを特
徴とする。
装置において、前記ドット形成手段は、記録材の濃度が
異なり前記複数の記録が所定方向に配列された複数の記
録ヘッドにより異なる階調のドット記録を行うことを特
徴とする。
【0025】請求項4の発明は、請求項1に記載の記録
装置において、前記記録素子の記録ドットの大きさまた
は記録回数のいずれかにより前記ドット形成手段は、異
なる階調のドット記録を行うことを特徴とする。
装置において、前記記録素子の記録ドットの大きさまた
は記録回数のいずれかにより前記ドット形成手段は、異
なる階調のドット記録を行うことを特徴とする。
【0026】請求項5の発明は、請求項1に記載の記録
装置において、前記テストパターンは濃度の異なる複数
種のテストパターンを作成可能であることを特徴とす
る。
装置において、前記テストパターンは濃度の異なる複数
種のテストパターンを作成可能であることを特徴とす
る。
【0027】請求項6の発明は、請求項5に記載の記録
装置において、重ね打ちドット記録の回数は最低濃度の
テストパターンの方が最高濃度のテストパターンより多
いことを特徴とする。
装置において、重ね打ちドット記録の回数は最低濃度の
テストパターンの方が最高濃度のテストパターンより多
いことを特徴とする。
【0028】請求項7の発明は、請求項6に記載の記録
装置において、前記最高濃度のテストパターンの重ね打
ち回数は1回であることを特徴とする。
装置において、前記最高濃度のテストパターンの重ね打
ち回数は1回であることを特徴とする。
【0029】請求項8の発明は、請求項1に記載の記録
装置において、前記画像処理手段は、前記読み取り手段
の読み取り結果の取りうる値に対応させて、前記ドット
形成手段の1回のドットにおける補正量を記載した補正
テーブルを有し、該補正テーブルを使用して、前記濃度
むら補正を行うことを特徴とする。
装置において、前記画像処理手段は、前記読み取り手段
の読み取り結果の取りうる値に対応させて、前記ドット
形成手段の1回のドットにおける補正量を記載した補正
テーブルを有し、該補正テーブルを使用して、前記濃度
むら補正を行うことを特徴とする。
【0030】請求項9の発明は、請求項8に記載の記録
装置において、前記補正テーブルは複数の記録素子の各
々に対して用意されることを特徴とする。
装置において、前記補正テーブルは複数の記録素子の各
々に対して用意されることを特徴とする。
【0031】請求項10の発明は、複数の記録素子を所
定の方向に配列したマルチヘッドにより記録部材に対し
てドット記録を行うドット形成ステップと、該ドット形
成手段の複数の記録素子に濃度が均一の画像信号を与え
て、前記記録部材にテストパターンを印字させるテスト
パターン作成ステップと、当該印された前記記録媒体上
のテストパターンを読み取る読み取りステップと、当該
読み取られたテストパターンに基づき前記複数の記録素
子の濃度むら補正を行う画像処理ステップとを有し、前
記ドット形成ステップによるテストパターンの印字にお
いて、同一領域にたいして、前記複数の記録素子により
複数回の重ね打ちドット記録を行うことを特徴とする。
定の方向に配列したマルチヘッドにより記録部材に対し
てドット記録を行うドット形成ステップと、該ドット形
成手段の複数の記録素子に濃度が均一の画像信号を与え
て、前記記録部材にテストパターンを印字させるテスト
パターン作成ステップと、当該印された前記記録媒体上
のテストパターンを読み取る読み取りステップと、当該
読み取られたテストパターンに基づき前記複数の記録素
子の濃度むら補正を行う画像処理ステップとを有し、前
記ドット形成ステップによるテストパターンの印字にお
いて、同一領域にたいして、前記複数の記録素子により
複数回の重ね打ちドット記録を行うことを特徴とする。
【0032】請求項11の発明は、請求項10に記載の
記録方法において、前記ドット形成ステップでは、異な
る階調でドット記録可能であることを特徴とする。
記録方法において、前記ドット形成ステップでは、異な
る階調でドット記録可能であることを特徴とする。
【0033】請求項12の発明は、請求項10に記載の
記録装置において、前記ドット形成ステップでは、記録
材の濃度が異なり前記複数の記録が所定方向に配列され
た複数の記録ヘッドにより異なる階調のドット記録を行
うことを特徴とする。
記録装置において、前記ドット形成ステップでは、記録
材の濃度が異なり前記複数の記録が所定方向に配列され
た複数の記録ヘッドにより異なる階調のドット記録を行
うことを特徴とする。
【0034】請求項13の発明は、請求項10に記載の
記録方法において、前記記録素子の記録ドットの大きさ
または記録回数のいずれかにより前記ドット形成ステッ
プでは、異なる階調のドット記録を行うことを特徴とす
る。
記録方法において、前記記録素子の記録ドットの大きさ
または記録回数のいずれかにより前記ドット形成ステッ
プでは、異なる階調のドット記録を行うことを特徴とす
る。
【0035】請求項14の発明は、請求項10に記載の
記録方法において、前記テストパターン作成ステップで
は濃度の異なる複数種のテストパターンを作成可能であ
ることを特徴とする。
記録方法において、前記テストパターン作成ステップで
は濃度の異なる複数種のテストパターンを作成可能であ
ることを特徴とする。
【0036】請求項15の発明は、請求項14に記載の
記録方法において、重ね打ちドット記録の回数は最低濃
度のテストパターンの方が最高濃度のテストパターンよ
り多いことを特徴とする。
記録方法において、重ね打ちドット記録の回数は最低濃
度のテストパターンの方が最高濃度のテストパターンよ
り多いことを特徴とする。
【0037】請求項16の発明は、請求項15に記載の
記録方法において、前記最高濃度のテストパターンの重
ね打ち回数は1回であることを特徴とする。
記録方法において、前記最高濃度のテストパターンの重
ね打ち回数は1回であることを特徴とする。
【0038】請求項17の発明は、請求項10に記載の
記録方法において、前記画像処理ステップでは、前記読
み取りステップの読み取り結果の取りうる値に対応させ
て、前記ドット形成手段の1回のドットにおける補正量
を記載した補正テーブルを使用して、前記濃度むら補正
を行うことを特徴とする。
記録方法において、前記画像処理ステップでは、前記読
み取りステップの読み取り結果の取りうる値に対応させ
て、前記ドット形成手段の1回のドットにおける補正量
を記載した補正テーブルを使用して、前記濃度むら補正
を行うことを特徴とする。
【0039】請求項18の発明は、請求項17に記載の
記録方法において、前記補正テーブルは複数の記録素子
の各々に対して用意されることを特徴とする。
記録方法において、前記補正テーブルは複数の記録素子
の各々に対して用意されることを特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を用いて詳細に説明する。
を用いて詳細に説明する。
【0041】(実施形態1)図2は、同一色でインク濃
度の異なるインクに対し、それぞれを吐出するためのヘ
ッドを、インクの種類分の数だけ有する、画像形成部の
斜視図である。ここでは、ブラック(Bk),シアン濃
(C),マゼンタ濃(M),イエロー濃(Y),シアン
淡(c),マゼンタ淡(m),イエロー淡(y)の、合
計7種類のインクを使用し、それぞれに対応する7つの
ヘッドを有するものを例に挙げて説明する。
度の異なるインクに対し、それぞれを吐出するためのヘ
ッドを、インクの種類分の数だけ有する、画像形成部の
斜視図である。ここでは、ブラック(Bk),シアン濃
(C),マゼンタ濃(M),イエロー濃(Y),シアン
淡(c),マゼンタ淡(m),イエロー淡(y)の、合
計7種類のインクを使用し、それぞれに対応する7つの
ヘッドを有するものを例に挙げて説明する。
【0042】図2において、紙送りモータ21は記録紙
を間欠送りするための駆動源であり、紙送りローラ2
2、給紙用第2ローラ・クラッチ23を介して給紙用第
2ローラ24を駆動している。
を間欠送りするための駆動源であり、紙送りローラ2
2、給紙用第2ローラ・クラッチ23を介して給紙用第
2ローラ24を駆動している。
【0043】走査モータ25は、走査キャリッジ26を
走査ベルト27を介して矢印のα,βの方向に走査させ
るための動力源である。本実施形態では、正確な紙送り
制御が必要なことから、紙送りモータ21、走査モータ
25にパルスモータを使用している。記録紙が給紙用第
2ローラ24に到達すると、給紙用第2ローラ・クラッ
チ23、紙送りモータ21をオンし、記録紙を紙送りロ
ーラ22までプラテン28上を搬送する。
走査ベルト27を介して矢印のα,βの方向に走査させ
るための動力源である。本実施形態では、正確な紙送り
制御が必要なことから、紙送りモータ21、走査モータ
25にパルスモータを使用している。記録紙が給紙用第
2ローラ24に到達すると、給紙用第2ローラ・クラッ
チ23、紙送りモータ21をオンし、記録紙を紙送りロ
ーラ22までプラテン28上を搬送する。
【0044】記録紙はプラテン28上に設けられた紙検
知センサ29によって検知される。この紙検知センサ2
9よりのセンサ情報は、記録紙の位置制御、ジャム制御
等に利用される。記録紙が紙送りローラ22の位置まで
到達すると、給紙用第2ローラ・クラッチ23、紙送り
モータ21をオフする。
知センサ29によって検知される。この紙検知センサ2
9よりのセンサ情報は、記録紙の位置制御、ジャム制御
等に利用される。記録紙が紙送りローラ22の位置まで
到達すると、給紙用第2ローラ・クラッチ23、紙送り
モータ21をオフする。
【0045】記録紙への画像記録動作に先立って、ホー
ムポジション・センサ210の位置に走査キャリッジ2
6を移動し、次に、矢印αの方向に往路走査を行い、所
定の位置より、Bk,C,c,M,m,Y,yのインク
を記録ヘッド20より吐出して画像記録を行う。所定の
長さ分の画像記録を終えたら、操作キャリッジ26の走
査を停止し、逆に、矢印βの方向に210の位置まで走
査キャリッジ26を戻す。この復路走査の間、記録ヘッ
ド20で記録した長さ分の記録紙を、紙送りモータ21
により紙送りローラ22を駆動することにより矢印γの
方向に搬送する。
ムポジション・センサ210の位置に走査キャリッジ2
6を移動し、次に、矢印αの方向に往路走査を行い、所
定の位置より、Bk,C,c,M,m,Y,yのインク
を記録ヘッド20より吐出して画像記録を行う。所定の
長さ分の画像記録を終えたら、操作キャリッジ26の走
査を停止し、逆に、矢印βの方向に210の位置まで走
査キャリッジ26を戻す。この復路走査の間、記録ヘッ
ド20で記録した長さ分の記録紙を、紙送りモータ21
により紙送りローラ22を駆動することにより矢印γの
方向に搬送する。
【0046】この例では、記録ヘッド20は熱により気
泡を形成して、その圧力でインク的に吐出する型式のイ
ンクジェットノズルを有するバブルインクジェットヘッ
ドで、ここでは256本のノズルが各々にアセンブリさ
れたものを、Bk,C,c,M,m,Y,yの計7個使
用している。むろん、インクジェットヘッドは、ピエゾ
方式のものでも構わない。
泡を形成して、その圧力でインク的に吐出する型式のイ
ンクジェットノズルを有するバブルインクジェットヘッ
ドで、ここでは256本のノズルが各々にアセンブリさ
れたものを、Bk,C,c,M,m,Y,yの計7個使
用している。むろん、インクジェットヘッドは、ピエゾ
方式のものでも構わない。
【0047】走査キャリッジ26がホームポジションセ
ンサ210で検知されるホームポジションに停止する
と、記録ヘッド20の回復動作を行う。これは安定した
記録動作を行うための処理であり、記録ヘッド20のノ
ズル内に残留しているインクの粘度変化等から生じる吐
出開始時間のずれなどを防止するために、給紙時間、装
置内温度、吐出時間等のあらかじめプログラムされた条
件などにより、記録ヘッド20への吸引動作、インクの
空吐出動作等を行う処理である。
ンサ210で検知されるホームポジションに停止する
と、記録ヘッド20の回復動作を行う。これは安定した
記録動作を行うための処理であり、記録ヘッド20のノ
ズル内に残留しているインクの粘度変化等から生じる吐
出開始時間のずれなどを防止するために、給紙時間、装
置内温度、吐出時間等のあらかじめプログラムされた条
件などにより、記録ヘッド20への吸引動作、インクの
空吐出動作等を行う処理である。
【0048】以上説明した動作を繰り返すことにより、
記録紙上にカラーで画像記録を行うことができる。
記録紙上にカラーで画像記録を行うことができる。
【0049】図3は、上記のような装置での記録ヘッド
の濃度むら補正におけるデータ処理を行う回路構成を示
すブロック図である。なお、ここでは、ドット径もしく
はドット濃度の変調が困難であり、入力信号に応じてド
ットの数を変調し、濃度の低い部分の画像記録素子で多
くのドットを、濃度の高い部分の画像記録素子では少な
いドットを印字することにより、補正を行う例について
述べる。また、簡単のため、以下の説明においては1つ
のヘッドに対する処理を説明する。
の濃度むら補正におけるデータ処理を行う回路構成を示
すブロック図である。なお、ここでは、ドット径もしく
はドット濃度の変調が困難であり、入力信号に応じてド
ットの数を変調し、濃度の低い部分の画像記録素子で多
くのドットを、濃度の高い部分の画像記録素子では少な
いドットを印字することにより、補正を行う例について
述べる。また、簡単のため、以下の説明においては1つ
のヘッドに対する処理を説明する。
【0050】図3において、30は対数変換、マスキン
グ、UCR、色バランス調整、濃淡振り分け等の処理が
なされた後の画像信号、31はむら補正テーブル、32
は補正後画像信号、33は2値化回路、34は256ノ
ズルのインクジェットヘッド、35はCCDを具備する
読み取り部、36は読み取り部35から出力される読み
取り信号、37は信号を一時記憶するRAM、38は信
号をもとにむら補正データを演算するCPU、39はむ
ら補正データ、310はむら補正RAM、311はむら
補正信号である。
グ、UCR、色バランス調整、濃淡振り分け等の処理が
なされた後の画像信号、31はむら補正テーブル、32
は補正後画像信号、33は2値化回路、34は256ノ
ズルのインクジェットヘッド、35はCCDを具備する
読み取り部、36は読み取り部35から出力される読み
取り信号、37は信号を一時記憶するRAM、38は信
号をもとにむら補正データを演算するCPU、39はむ
ら補正データ、310はむら補正RAM、311はむら
補正信号である。
【0051】画像信号30は、むら補正テーブル31に
よりヘッド34のむらを補正するように変換される。む
ら補正テーブルは、図4のようにY=0.070Xから
Y=1.30Xまでの傾きが0.01ずつ異なる補正直
線を61本持っており、むら補正信号311に応じて補
正直線を切り換える。例えば、ドット径が大きいノズル
で印字する画素の信号が入力したときには、傾きの小さ
い補正直線を選択し、ドット系の小さいノズルのときに
は、傾きの大きい補正直線を選択することにより画像信
号を補正する。
よりヘッド34のむらを補正するように変換される。む
ら補正テーブルは、図4のようにY=0.070Xから
Y=1.30Xまでの傾きが0.01ずつ異なる補正直
線を61本持っており、むら補正信号311に応じて補
正直線を切り換える。例えば、ドット径が大きいノズル
で印字する画素の信号が入力したときには、傾きの小さ
い補正直線を選択し、ドット系の小さいノズルのときに
は、傾きの大きい補正直線を選択することにより画像信
号を補正する。
【0052】むら補正RAM310は、それぞれのヘッ
ドのむらを補正するのに必要な補正直線の選択信号を記
憶している。すなわち、0〜66の61種類の値を持つ
むら補正信号を256ノズル分記憶しており、入力する
画像信号と同期してむら補正信号311を出力する。選
択された直線で補正された補正後画像信号32は、ディ
ザ法、誤差拡散法等を用いた2値化回路33で2値化さ
れマルチノズルインクジェットヘッド34を駆動する。
この結果、ドット径の大きいノズルのドット数は少な
く、ドット径の小さいノズルのドット数は多くなるよう
に補正されている。このようにしてむらのない均一な画
像を得る。
ドのむらを補正するのに必要な補正直線の選択信号を記
憶している。すなわち、0〜66の61種類の値を持つ
むら補正信号を256ノズル分記憶しており、入力する
画像信号と同期してむら補正信号311を出力する。選
択された直線で補正された補正後画像信号32は、ディ
ザ法、誤差拡散法等を用いた2値化回路33で2値化さ
れマルチノズルインクジェットヘッド34を駆動する。
この結果、ドット径の大きいノズルのドット数は少な
く、ドット径の小さいノズルのドット数は多くなるよう
に補正されている。このようにしてむらのない均一な画
像を得る。
【0053】続いて、本実施形態における濃度むら補正
データの作り方の手順を、図1のフローチャートを参照
して説明する。この処理手順はCPU38により実行さ
れる。まず、図示しない制御信号により、むら補正テー
ブルをすべて傾き1.0の直線とし、むら補正をまった
く行わない状態とする(ステップS11)。続いて図示
しない信号源からむら補正用パターンを出力し、ヘッド
によりこれを印字出力する(ステップS12)。むら補
正用パターンは任意の印字デューティーの均一パターン
でよいが、30〜70程度のデューティーのものが適当
である。
データの作り方の手順を、図1のフローチャートを参照
して説明する。この処理手順はCPU38により実行さ
れる。まず、図示しない制御信号により、むら補正テー
ブルをすべて傾き1.0の直線とし、むら補正をまった
く行わない状態とする(ステップS11)。続いて図示
しない信号源からむら補正用パターンを出力し、ヘッド
によりこれを印字出力する(ステップS12)。むら補
正用パターンは任意の印字デューティーの均一パターン
でよいが、30〜70程度のデューティーのものが適当
である。
【0054】ここでは、50%デューティーの均一ハー
フトーンをBk,C,c,M,m,Y,yの各色で印字
する。なお本発明では、淡いインクを用いて印字するテ
ストパターンに関しては、同一領域に同じヘッドで2度
印字する。このことにより微弱なむらも強調されるた
め、このむらのデータを読み項際に高精度にむらを取り
込むことができる。
フトーンをBk,C,c,M,m,Y,yの各色で印字
する。なお本発明では、淡いインクを用いて印字するテ
ストパターンに関しては、同一領域に同じヘッドで2度
印字する。このことにより微弱なむらも強調されるた
め、このむらのデータを読み項際に高精度にむらを取り
込むことができる。
【0055】次に、本実施形態では、出力されたパター
ンをユーザが確認することにより、補正を行うか行わな
いかの判断を下し(ステップS13)、ユーザから補正
を行わない旨の指示を受けた場合は処理手順を終了す
る。補正を行う旨の指示をユーザから受けた場合は、テ
ストパターンを読み取り部35で読み取り、その時の3
色の読み取り信号36はRAM37に一度記憶される
(ステップS14)。読み取り部35のCCD(固体撮
像素子を使用した画像読み取り手段)は、ヘッド記録密
度と同じ読み取り密度であり、本実施形態の場合は40
0dpiである。また、CCDの画素数は少なくともヘ
ッドのノズル数256よりも多くなっている。この読み
取りにより得られたレッド、グリーン、ブルー信号のう
ちレッド信号からはシアンヘッドのむら分布が、グリー
ン信号からマゼンタヘッドのむら分布が、ブルー信号か
らイエローヘッドのむら分布が得られる。ここでは簡単
のため、シアン淡のインクのヘッドのむら分布を得て、
むら補正を行う場合を説明する。
ンをユーザが確認することにより、補正を行うか行わな
いかの判断を下し(ステップS13)、ユーザから補正
を行わない旨の指示を受けた場合は処理手順を終了す
る。補正を行う旨の指示をユーザから受けた場合は、テ
ストパターンを読み取り部35で読み取り、その時の3
色の読み取り信号36はRAM37に一度記憶される
(ステップS14)。読み取り部35のCCD(固体撮
像素子を使用した画像読み取り手段)は、ヘッド記録密
度と同じ読み取り密度であり、本実施形態の場合は40
0dpiである。また、CCDの画素数は少なくともヘ
ッドのノズル数256よりも多くなっている。この読み
取りにより得られたレッド、グリーン、ブルー信号のう
ちレッド信号からはシアンヘッドのむら分布が、グリー
ン信号からマゼンタヘッドのむら分布が、ブルー信号か
らイエローヘッドのむら分布が得られる。ここでは簡単
のため、シアン淡のインクのヘッドのむら分布を得て、
むら補正を行う場合を説明する。
【0056】まず、シアン淡ヘッドの各ノズルに対応し
て得られたレッド信号をRn(n=1〜256)とす
る。これに対し、
て得られたレッド信号をRn(n=1〜256)とす
る。これに対し、
【0057】
【数2】
【0058】なる演算を施して、シアンの濃度信号に変
換し、濃度むら分布を得る(ステップS15)。
換し、濃度むら分布を得る(ステップS15)。
【0059】次に、平均濃度
【0060】
【数3】
【0061】を演算で求める(ステップS16)。
【0062】続いて、各ノズルに対応する濃度が、平均
濃度に対してどの程度ずれているかを次のようにして演
算する(ステップS17)。
濃度に対してどの程度ずれているかを次のようにして演
算する(ステップS17)。
【0063】
【数4】
【0064】次にΔCnに対応した信号補正量ΔSnを
【0065】
【数5】ΔSn=K×ΔCn で求める(ステップS18)。ここでKはヘッドの階調
特性によって決定される係数である。しかも、本実施形
態では、淡インクを2度打ちしているため、画像信号に
対する、2度打ち込んだ場合の階調性を反映させなけれ
ばならない。これを図5を用いて説明すると、階調特性
がαのように傾き1の直線で表されれば、ΔCn1だけ
濃度が高い場合は、ΔSn=1×ΔCn1分だけ画像信
号を下げるように補正を行えばよい。しかしここでは、
ヘッド特有の階調性を持つ上、2度打ちするには、階調
の特性はβのようになり、信号補正量ΔSnは
特性によって決定される係数である。しかも、本実施形
態では、淡インクを2度打ちしているため、画像信号に
対する、2度打ち込んだ場合の階調性を反映させなけれ
ばならない。これを図5を用いて説明すると、階調特性
がαのように傾き1の直線で表されれば、ΔCn1だけ
濃度が高い場合は、ΔSn=1×ΔCn1分だけ画像信
号を下げるように補正を行えばよい。しかしここでは、
ヘッド特有の階調性を持つ上、2度打ちするには、階調
の特性はβのようになり、信号補正量ΔSnは
【0066】
【数6】
【0067】のようになる。階調特性曲線βの傾きは各
画像信号レベル毎に変わるため、Kの値もそれに合わせ
て異なる値を持ちうるが、場合によってば、ハーフトー
ン部分の画像信号レベルだけのKの値を1つだけ、ある
いは複数設定しておくようにしても構わない。
画像信号レベル毎に変わるため、Kの値もそれに合わせ
て異なる値を持ちうるが、場合によってば、ハーフトー
ン部分の画像信号レベルだけのKの値を1つだけ、ある
いは複数設定しておくようにしても構わない。
【0068】続いて、ΔSnに応じて選択すべき補正直
線の選択信号を求め、0〜60の61種類の値をもつむ
ら補正信号を256ノズル分むら補正RAM310に記
憶させる(ステップS19,S110)。
線の選択信号を求め、0〜60の61種類の値をもつむ
ら補正信号を256ノズル分むら補正RAM310に記
憶させる(ステップS19,S110)。
【0069】むらの効果を確認する場合はステップS1
2に戻り、そうでない場合は、むら補正データの作成は
完了となる。
2に戻り、そうでない場合は、むら補正データの作成は
完了となる。
【0070】同様の作業をm,yのヘッドに対しても行
うことにより、低濃度の印字パターンにおけるむらの補
正を十分に行うことができる。なお、Bk,C,M,Y
のヘッドに対しては、テストパターンの印字を1回だけ
にし、Kの値を適当にとって、前記と同一の処理を行え
ばよい。
うことにより、低濃度の印字パターンにおけるむらの補
正を十分に行うことができる。なお、Bk,C,M,Y
のヘッドに対しては、テストパターンの印字を1回だけ
にし、Kの値を適当にとって、前記と同一の処理を行え
ばよい。
【0071】また、以上の手順にとって、前記と同一の
処理を行えばよい。
処理を行えばよい。
【0072】また、以上の手順による補正の効果が十分
でない場合は、図1のフローチャートの、ステップS1
2以降を何度か繰り返すことにより、十分な補正の効果
を得ることができる。
でない場合は、図1のフローチャートの、ステップS1
2以降を何度か繰り返すことにより、十分な補正の効果
を得ることができる。
【0073】なお、本実施形態で、ステップS13のむ
らの確認と補正を行うかどうかの決定は、人が判断する
だけでなく、CCD等でこれを取り込み、濃度むらの分
布の標準偏差を求めるなどして、自動的に決定を行うも
のでもよい。
らの確認と補正を行うかどうかの決定は、人が判断する
だけでなく、CCD等でこれを取り込み、濃度むらの分
布の標準偏差を求めるなどして、自動的に決定を行うも
のでもよい。
【0074】また、本実施形態では、濃度の異なるイン
クを用いる方法により階調性を実現させる例を示した
が、吐出量の異なる複数のヘッドを用いる方法や、吐出
量が同一のヘッドを複数用いて、重ね打ち印字を行い、
階調性を実現する構成に対してこの方法を実施してもよ
い。
クを用いる方法により階調性を実現させる例を示した
が、吐出量の異なる複数のヘッドを用いる方法や、吐出
量が同一のヘッドを複数用いて、重ね打ち印字を行い、
階調性を実現する構成に対してこの方法を実施してもよ
い。
【0075】(実施形態2)続いて、第2の実施形態を
説明する。
説明する。
【0076】実施形態1が、濃淡インクそれぞれに対し
て別々のヘッドを持つ構成であったのに対し、第2の実
施形態は、同一のヘッドにおいてドット径を変調させ、
1つの画素に対して3値以上の階調性を持たせる方法を
用いた画像形成装置に対して、実施形態1の方法を応用
したものである。例えば、一つのノズルの中にヒータを
2つもち、両方のヒータを加熱することにより大きなド
ットを形成し、片方だけの加熱で小さいドットを形成す
るという方法でドット径を変調させるヘッドにおいて
は、ヒータの量産上のばらつきから、濃度むらの特性
は、大ドットによる印字と小ドットによる印字では異な
ることが予想されるため、別々に補正することが必要で
あり、この場合においても低濃度のテストパターンによ
る濃度むら補正が必須となる。
て別々のヘッドを持つ構成であったのに対し、第2の実
施形態は、同一のヘッドにおいてドット径を変調させ、
1つの画素に対して3値以上の階調性を持たせる方法を
用いた画像形成装置に対して、実施形態1の方法を応用
したものである。例えば、一つのノズルの中にヒータを
2つもち、両方のヒータを加熱することにより大きなド
ットを形成し、片方だけの加熱で小さいドットを形成す
るという方法でドット径を変調させるヘッドにおいて
は、ヒータの量産上のばらつきから、濃度むらの特性
は、大ドットによる印字と小ドットによる印字では異な
ることが予想されるため、別々に補正することが必要で
あり、この場合においても低濃度のテストパターンによ
る濃度むら補正が必須となる。
【0077】図6は、実施形態2における画像形成部の
構成を示す。紙搬送部の構成や回復動作等は実施形態1
と同様であるが、1色のインクに対し、1つのヘッドで
ドット径を変調させるため、ヘッドの数は少ない。ここ
では、ブラック(Bk),シアン(C),マゼンタ
(M),イエロー(Y)の、4種類のインクを使用し、
それぞれに対応する4つのヘッドを具備するものを例に
挙げた。
構成を示す。紙搬送部の構成や回復動作等は実施形態1
と同様であるが、1色のインクに対し、1つのヘッドで
ドット径を変調させるため、ヘッドの数は少ない。ここ
では、ブラック(Bk),シアン(C),マゼンタ
(M),イエロー(Y)の、4種類のインクを使用し、
それぞれに対応する4つのヘッドを具備するものを例に
挙げた。
【0078】ちなみに、ヘッドの吐出量の変調方法は、
ピエゾ素子や発泡ヒータに加える駆動パルスの幅や電圧
を制御して行うものや、1つのノズルの中に複数のヒー
タを有する構成のものなど、様々なものが提案されてい
るが、本発明はこれらのどれに対して実施しても十分な
効果を得ることができる。
ピエゾ素子や発泡ヒータに加える駆動パルスの幅や電圧
を制御して行うものや、1つのノズルの中に複数のヒー
タを有する構成のものなど、様々なものが提案されてい
るが、本発明はこれらのどれに対して実施しても十分な
効果を得ることができる。
【0079】以上のような構成の装置において、各記録
ヘッドの濃度むら補正を行う場合のデータ処理を行うた
めの回路構成を図7に示した。ここでは、簡単のために
1つのヘッドに対する処理の説明を行う。実施形態1と
同様に、むら読み取り部75から取り込まれた情報は、
CPU78で処理され、大ドット印字によるむら補正デ
ータ79と、小ドット印字によるむら補正データ713
が、それぞれむら補正RAM710,714に記憶され
る。そして、むら補正テーブル71,716に対してむ
ら補正信号711,715を送り、補正テーブル上の補
正直線を切り替える。一方、対数変換、マスキング、U
CR、色バランス調整、濃淡振り分け等の処理がなされ
た後の画像信号70,712は、それぞれのむら補正テ
ーブルによって補正され、2値化回路73,718を経
て、多値ヘッド74の大小それぞれのヒータを駆動し、
画像を形成する。
ヘッドの濃度むら補正を行う場合のデータ処理を行うた
めの回路構成を図7に示した。ここでは、簡単のために
1つのヘッドに対する処理の説明を行う。実施形態1と
同様に、むら読み取り部75から取り込まれた情報は、
CPU78で処理され、大ドット印字によるむら補正デ
ータ79と、小ドット印字によるむら補正データ713
が、それぞれむら補正RAM710,714に記憶され
る。そして、むら補正テーブル71,716に対してむ
ら補正信号711,715を送り、補正テーブル上の補
正直線を切り替える。一方、対数変換、マスキング、U
CR、色バランス調整、濃淡振り分け等の処理がなされ
た後の画像信号70,712は、それぞれのむら補正テ
ーブルによって補正され、2値化回路73,718を経
て、多値ヘッド74の大小それぞれのヒータを駆動し、
画像を形成する。
【0080】濃度むら補正データの作成については、実
施形態1と同様な方法によって行えばよい。以上のよう
な方法で補正を行うことにより、多値記録が可能なヘッ
ドを用いた画像記録装置においても、むらのない均一な
画像を得ることができる。
施形態1と同様な方法によって行えばよい。以上のよう
な方法で補正を行うことにより、多値記録が可能なヘッ
ドを用いた画像記録装置においても、むらのない均一な
画像を得ることができる。
【0081】なお、本実施形態では、一つのヘッドにお
いて、ドット径を変えることによって濃度変調を行うも
のを例に挙げたが、一つのヘッドで、ドットの濃度の変
調を実現するものに対してもこの方法を実施しても構わ
ない。
いて、ドット径を変えることによって濃度変調を行うも
のを例に挙げたが、一つのヘッドで、ドットの濃度の変
調を実現するものに対してもこの方法を実施しても構わ
ない。
【0082】また、濃度むらの補正方法は、ドットの数
を変えることによるだけでなく、ドットの濃度を変調さ
せることや、駆動パルスの幅や電圧を制御してドットの
面積を変えることによって行ってもよい。
を変えることによるだけでなく、ドットの濃度を変調さ
せることや、駆動パルスの幅や電圧を制御してドットの
面積を変えることによって行ってもよい。
【0083】(実施形態3)続いて、実施形態3を説明
する。
する。
【0084】実施形態3は、低い印字デューティーの補
正用のテストパターンに対して濃度むらの補正をする場
合に、実施形態1の方法を用いたものである。
正用のテストパターンに対して濃度むらの補正をする場
合に、実施形態1の方法を用いたものである。
【0085】濃度の異なる複数のテストパターンそれぞ
れに対して、むら補正データを求め、各むら補正データ
を単純平均、または加重平均することによって、最適な
むらの補正を行うというむら補正の方法が提案されてい
るが、このときの、特に低濃度(低duty)のテスト
パターンによる濃度むら補正において、濃度むらの情報
を高精度に取り込むことは困難であり、実施形態1と同
様な補正方法が有効となる。
れに対して、むら補正データを求め、各むら補正データ
を単純平均、または加重平均することによって、最適な
むらの補正を行うというむら補正の方法が提案されてい
るが、このときの、特に低濃度(低duty)のテスト
パターンによる濃度むら補正において、濃度むらの情報
を高精度に取り込むことは困難であり、実施形態1と同
様な補正方法が有効となる。
【0086】プリンタ部の構成は、実施形態1,2とほ
ぼ同様であり、ヘッドについては、1画素に対し2階調
のもの、あるいは3階調以上のもの、さらには、1色に
対して1つのヘッドで印字するものや複数のヘッドで印
字するものなど、様々な形態が考えられるが、どのよう
な場合に対しても、低dutyのテストパターンによる
濃度むら補正において、十分な効果が得られる。
ぼ同様であり、ヘッドについては、1画素に対し2階調
のもの、あるいは3階調以上のもの、さらには、1色に
対して1つのヘッドで印字するものや複数のヘッドで印
字するものなど、様々な形態が考えられるが、どのよう
な場合に対しても、低dutyのテストパターンによる
濃度むら補正において、十分な効果が得られる。
【0087】本実施形態における濃度むら補正データの
作り方の手順を、図8に示す。なお、ここでは簡単のた
め、2値のヘッドを、ブラック、シアン、マゼンタ、イ
エローの4色分、計4つを具備する画像形成装置におけ
る、一つのヘッドについての補正データの作成手順を説
明する。
作り方の手順を、図8に示す。なお、ここでは簡単のた
め、2値のヘッドを、ブラック、シアン、マゼンタ、イ
エローの4色分、計4つを具備する画像形成装置におけ
る、一つのヘッドについての補正データの作成手順を説
明する。
【0088】まず、デューティー50%のテスト画像を
印字し、それに対するむら補正値ΔSn50を求める
(ステップS81〜S83)。この手順は、テストパタ
ーンの印字で、重ね打ちしないという点を除いて、実施
形態1で示した方法とまったく同じである。次に、デュ
ーティー30%のものについても、むら補正値ΔSn3
0を求める(ステップS84〜S86)が、本発明で
は、テストパターンを印字する際に、同一のパターンを
重ね打ちすることにより濃度むらを強調させ、テスト画
像の読み取り精度を向上させる。最後に、ΔSn75に
ついてもΔSn50と同様の方法で算出し(ステップS
87〜S89)、これをむら補正RAMに記憶された後
(ステップS810)、3つの平均を取って(ステップ
S811)補正直線の選択信号を求める(ステップS8
12)。残りの3つのヘッドについても同様の処理を行
えばよい。
印字し、それに対するむら補正値ΔSn50を求める
(ステップS81〜S83)。この手順は、テストパタ
ーンの印字で、重ね打ちしないという点を除いて、実施
形態1で示した方法とまったく同じである。次に、デュ
ーティー30%のものについても、むら補正値ΔSn3
0を求める(ステップS84〜S86)が、本発明で
は、テストパターンを印字する際に、同一のパターンを
重ね打ちすることにより濃度むらを強調させ、テスト画
像の読み取り精度を向上させる。最後に、ΔSn75に
ついてもΔSn50と同様の方法で算出し(ステップS
87〜S89)、これをむら補正RAMに記憶された後
(ステップS810)、3つの平均を取って(ステップ
S811)補正直線の選択信号を求める(ステップS8
12)。残りの3つのヘッドについても同様の処理を行
えばよい。
【0089】以上のような手順によってデータを作成す
ることにより、低dutyのテストパターンによる濃度
むら補正も、高精度に行えることにより、むらのない均
一な画像を得ることができる。
ることにより、低dutyのテストパターンによる濃度
むら補正も、高精度に行えることにより、むらのない均
一な画像を得ることができる。
【0090】上述の実施形態の他に次の形態を実施でき
る。
る。
【0091】1)以上の実施形態1,2,3では、印字
手段と、読み取り手段と、演算手段が一体となった画像
記録装置について述べたが、印字手段と読み取り手段が
別々になっているものに対してこの方法を応用してもよ
い。また、むら補正のための演算を、ホストのコンピュ
ータ側で行う構成であってもよい。
手段と、読み取り手段と、演算手段が一体となった画像
記録装置について述べたが、印字手段と読み取り手段が
別々になっているものに対してこの方法を応用してもよ
い。また、むら補正のための演算を、ホストのコンピュ
ータ側で行う構成であってもよい。
【0092】2)むら補正用のテストパターンの重ね打
ちは、ドットが淡インクや小ドットであるとき、また低
dutyである場合について述べたが、CCDの感度が
低い色に対してなど、必要によっては、高濃度のテスト
パターンの出力に対してもこの方法を応用してもよい。
ちは、ドットが淡インクや小ドットであるとき、また低
dutyである場合について述べたが、CCDの感度が
低い色に対してなど、必要によっては、高濃度のテスト
パターンの出力に対してもこの方法を応用してもよい。
【0093】3)上述の実施形態では、低濃度のシア
ン、マゼンタ、イエローのテストパターンに対して重ね
打ちを行う例を挙げたが、CCDの感度が低い色に対し
てのみ重ね打ちを行うなど、この例以外の他の組み合わ
せについてこの方法を採用してもよい。
ン、マゼンタ、イエローのテストパターンに対して重ね
打ちを行う例を挙げたが、CCDの感度が低い色に対し
てのみ重ね打ちを行うなど、この例以外の他の組み合わ
せについてこの方法を採用してもよい。
【0094】4)上述の実施形態では、むら補正用のテ
ストパターンの印字は2度の重ね打ちであったが、むら
の強調がさらに必要である場合には、重ね打ちは3回以
上であってもよい。
ストパターンの印字は2度の重ね打ちであったが、むら
の強調がさらに必要である場合には、重ね打ちは3回以
上であってもよい。
【0095】5)上述の実施形態では、複数のインクを
用いることによるカラー出力の可能な画像記録装置につ
いて述べたが、単色のみを用いる画像記録装置において
実施してもよい。
用いることによるカラー出力の可能な画像記録装置につ
いて述べたが、単色のみを用いる画像記録装置において
実施してもよい。
【0096】6)マルチヘッドは、ここではインクジェ
ットヘッドを例に挙げたが、熱転写用のサーマルヘッド
において、本発明を実施してもよい。
ットヘッドを例に挙げたが、熱転写用のサーマルヘッド
において、本発明を実施してもよい。
【0097】マルチヘッドは、セミマルチヘッドだけで
なく画像幅と同じ幅を持つフルマルチヘッドであっても
よい。
なく画像幅と同じ幅を持つフルマルチヘッドであっても
よい。
【0098】7)濃度むら補正は、必ずしも1画素記録
素子ごとに行う必要はなく、並びある複数の画像記録素
子を1ブロックとし、ブロックごとに行ってもよい。
素子ごとに行う必要はなく、並びある複数の画像記録素
子を1ブロックとし、ブロックごとに行ってもよい。
【0099】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1〜18の発
明では、濃度むらの補正において、特に低濃度のテスト
パターンを印字する際に、同一の領域に同じ記録素子に
重ね打ち、例えば、2度打ち込むことによって、微弱な
むらも強調されるため、このむらの読み込みの際に、確
実にむらの情報を取り込むことができる。
明では、濃度むらの補正において、特に低濃度のテスト
パターンを印字する際に、同一の領域に同じ記録素子に
重ね打ち、例えば、2度打ち込むことによって、微弱な
むらも強調されるため、このむらの読み込みの際に、確
実にむらの情報を取り込むことができる。
【0100】さらに、ユーザがテストパターンを印字し
て、再度むら補正を行うかどうかを判断する場合に、低
濃度のテストパターンでは、むらの確認が難しいが、重
ね打ちをすることにより、そのむらをはっきりと確認す
ることができるため、再度補正を行うかの判断がしやす
くなるという利点もある。
て、再度むら補正を行うかどうかを判断する場合に、低
濃度のテストパターンでは、むらの確認が難しいが、重
ね打ちをすることにより、そのむらをはっきりと確認す
ることができるため、再度補正を行うかの判断がしやす
くなるという利点もある。
【0101】これらの重ね打ち処理は、異なる濃度の記
録材(インク)を使用したり、ドット記録回数を異なら
せる等の各種の方法で異なる濃度で記録を行う記録装置
に対して有用である。
録材(インク)を使用したり、ドット記録回数を異なら
せる等の各種の方法で異なる濃度で記録を行う記録装置
に対して有用である。
【図1】実施形態1における、濃度むら補正データ作成
の処理手順を示すフローチャートである。
の処理手順を示すフローチャートである。
【図2】実施形態1における、画像形成部分の斜視図で
ある。
ある。
【図3】実施形態1での、記録ヘッドの濃度むら補正に
おける、データ処理のブロック図である。
おける、データ処理のブロック図である。
【図4】実施形態1で用いる、濃度むら補正直線を示す
説明図である。
説明図である。
【図5】実施形態1における、2度打ちしたときの階調
特性を示す説明図である。
特性を示す説明図である。
【図6】実施形態2における、画像形成部分の斜視図で
ある。
ある。
【図7】実施形態2での、記録ヘッドの濃度むら補正に
おける、データ処理のブロック図である。
おける、データ処理のブロック図である。
【図8】実施形態3での、濃度むら補正データ作成の手
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
【図9】従来の濃度むら補正方法を説明するための説明
図である。
図である。
【図10】濃度むらの説明図である。
【図11】画像信号と画像信号の関係を示す説明図であ
る。
る。
【図12】濃度むら補正直線の説明図である。
【図13】高濃度と低濃度の濃度むらの比較説明図であ
る。
る。
20 記録ヘッド 21 紙送りモータ 22 紙送りローラ 25 走査モータ 26 走査キャリッジ 31 むら補正テーブル 33 2値化回路 34 ヘッド 35 むら読み取り部 38 CPU 310 むら補正RAM
Claims (18)
- 【請求項1】 複数の記録素子を所定の方向に配列した
マルチヘッドにより記録部材に対してドット記録を行う
ドット形成手段と、 該ドット形成手段の複数の記録素子に濃度が均一の画像
信号を与えて、前記記録部材にテストパターンを印字さ
せるテストパターン作成手段と、 当該印された前記記録媒体上のテストパターンを読み取
る読み取り手段と、 当該読み取られたテストパターンに基づき前記複数の記
録素子の濃度むら補正を行う画像処理手段とを有し、前
記ドット形成手段によるテストパターンの印字におい
て、同一領域に対して、前記複数の記録素子により複数
回の重ね打ちドット記録を行うことを特徴とする記録装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の記録装置において、前
記ドット形成手段は、異なる階調でドット記録可能であ
ることを特徴とする記録装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の記録装置において、前
記ドット形成手段は、記録材の濃度が異なり前記複数の
記録が所定方向に配列された複数の記録ヘッドにより異
なる階調のドット記録を行うことを特徴とする記録装
置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の記録装置において、前
記記録素子の記録ドットの大きさまたは記録回数のいず
れかにより前記ドット形成手段は、異なる階調のドット
記録を行うことを特徴とする記録装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の記録装置において、前
記テストパターンは濃度の異なる複数種のテストパター
ンを作成可能であることを特徴とする記録装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の記録装置において、重
ね打ちドット記録の回数は最低濃度のテストパターンの
方が最高濃度のテストパターンより多いことを特徴とす
る記録装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の記録装置において、前
記最高濃度のテストパターンの重ね打ち回数は1回であ
ることを特徴とする記録装置。 - 【請求項8】 請求項1に記載の記録装置において、前
記画像処理手段は、前記読み取り手段の読み取り結果の
取りうる値に対応させて、前記ドット形成手段の1回の
ドットにおける補正量を記載した補正テーブルを有し、
該補正テーブルを使用して、前記濃度むら補正を行うこ
とを特徴とする記録装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の記録装置において、前
記補正テーブルは複数の記録素子の各々に対して用意さ
れることを特徴とする記録装置。 - 【請求項10】複数の記録素子を所定の方向に配列した
マルチヘッドにより記録部材に対してドット記録を行う
ドット形成ステップと、 該ドット形成手段の複数の記録素子に濃度が均一の画像
信号を与えて、前記記録部材にテストパターンを印字さ
せるテストパターン作成ステップと、 当該印された前記記録媒体上のテストパターンを読み取
る読み取りステップと、 当該読み取られたテストパターンに基づき前記複数の記
録素子の濃度むら補正を行う画像処理ステップとを有
し、前記ドット形成ステップによるテストパターンの印
字において、同一領域にたいして、前記複数の記録素子
により複数回の重ね打ちドット記録を行うことを特徴と
する記録方法。 - 【請求項11】 請求項10に記載の記録方法におい
て、前記ドット形成ステップでは、異なる階調でドット
記録可能であることを特徴とする記録方法。 - 【請求項12】 請求項10に記載の記録装置におい
て、前記ドット形成ステップでは、記録材の濃度が異な
り前記複数の記録が所定方向に配列された複数の記録ヘ
ッドにより異なる階調のドット記録を行うことを特徴と
する記録方法。 - 【請求項13】 請求項10に記載の記録方法におい
て、前記記録素子の記録ドットの大きさまたは記録回数
のいずれかにより前記ドット形成ステップでは、異なる
階調のドット記録を行うことを特徴とする記録方法。 - 【請求項14】 請求項10に記載の記録方法におい
て、前記テストパターン作成ステップでは濃度の異なる
複数種のテストパターンを作成可能であることを特徴と
する記録方法。 - 【請求項15】 請求項14に記載の記録方法におい
て、重ね打ちドット記録の回数は最低濃度のテストパタ
ーンの方が最高濃度のテストパターンより多いことを特
徴とする記録方法。 - 【請求項16】 請求項15に記載の記録方法におい
て、前記最高濃度のテストパターンの重ね打ち回数は1
回であることを特徴とする記録方法。 - 【請求項17】 請求項10に記載の記録方法におい
て、前記画像処理ステップでは、前記読み取りステップ
の読み取り結果の取りうる値に対応させて、前記ドット
形成手段の1回のドットにおける補正量を記載した補正
テーブルを使用して、前記濃度むら補正を行うことを特
徴とする記録方法。 - 【請求項18】 請求項17に記載の記録方法におい
て、前記補正テーブルは複数の記録素子の各々に対して
用意されることを特徴とする記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9369127A JPH11192693A (ja) | 1997-12-29 | 1997-12-29 | 記録装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9369127A JPH11192693A (ja) | 1997-12-29 | 1997-12-29 | 記録装置および方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11192693A true JPH11192693A (ja) | 1999-07-21 |
Family
ID=18493633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9369127A Pending JPH11192693A (ja) | 1997-12-29 | 1997-12-29 | 記録装置および方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11192693A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001092020A1 (fr) * | 2000-05-30 | 2001-12-06 | Seiko Epson Corporation | Reglage du decalage des positions de points d'une imprimante |
JP2010214662A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-30 | Ricoh Co Ltd | 記録装置、制御方法及びプログラム |
-
1997
- 1997-12-29 JP JP9369127A patent/JPH11192693A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001092020A1 (fr) * | 2000-05-30 | 2001-12-06 | Seiko Epson Corporation | Reglage du decalage des positions de points d'une imprimante |
US7198347B2 (en) | 2000-05-30 | 2007-04-03 | Seiko Epson Corporation | Adjustment of shift of dot position of printer |
US7556336B2 (en) | 2000-05-30 | 2009-07-07 | Seiko Epson Corporation | Adjustment of positional misalignment of dots in printing apparatus |
JP2010214662A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-30 | Ricoh Co Ltd | 記録装置、制御方法及びプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2950950B2 (ja) | 画像記録装置 | |
JP3040433B2 (ja) | 補正データ作成方法 | |
JP3829508B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法および印刷装置 | |
JPH02286341A (ja) | 画像記録装置 | |
JP5517833B2 (ja) | 画像処理装置および画像処理方法 | |
EP0456449B1 (en) | Image recording apparatus and image correcting method | |
JP6415080B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、記録装置及びプログラム | |
US5075698A (en) | Method of driving a recording head and a recording apparatus utilizing this method | |
US20080158281A1 (en) | Image forming apparatus and control method thereof | |
JP2000141624A (ja) | プリント装置およびプリント方法 | |
US6188486B1 (en) | Printing method and printing system | |
JP2002096460A (ja) | インクジェット記録方法、記録装置およびデータ処理方法 | |
JP2004174751A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JPH06122211A (ja) | 画像形成方法及び装置 | |
JP3040407B2 (ja) | 画像記録装置 | |
JP3069413B2 (ja) | 記録装置 | |
JPH11192693A (ja) | 記録装置および方法 | |
JPH0532023A (ja) | 記録装置および濃度むら補正方法 | |
JP2012111183A (ja) | 記録装置及び記録方法 | |
JP2000127461A (ja) | 濃度むら補正方法および記録装置 | |
JP2006224616A (ja) | 記録方法および記録システム | |
JP2003001803A (ja) | 記録制御装置および記録制御方法 | |
JP2006224454A (ja) | 記録装置及び画像処理方法 | |
JP3593877B2 (ja) | 印刷装置および印刷方法並びに記録媒体 | |
JP3437252B2 (ja) | 画像複写方法及びその装置 |