JPH11192569A - 車体用リブ付き補強部材及びその製造方法 - Google Patents

車体用リブ付き補強部材及びその製造方法

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JPH11192569A
JPH11192569A JP10002048A JP204898A JPH11192569A JP H11192569 A JPH11192569 A JP H11192569A JP 10002048 A JP10002048 A JP 10002048A JP 204898 A JP204898 A JP 204898A JP H11192569 A JPH11192569 A JP H11192569A
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JP
Japan
Prior art keywords
rib
reinforcing member
manufacturing
flange
same
Prior art date
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Pending
Application number
JP10002048A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sakurai
寛 桜井
Hironori Sakamoto
宏規 坂元
Hiroshi Tarui
大志 樽井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP10002048A priority Critical patent/JPH11192569A/ja
Publication of JPH11192569A publication Critical patent/JPH11192569A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品の軽量化、部品精度の向上、及び、部品
の曲げ剛性の向上を図ることのできる自動車車体用リブ
付き補強部材及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 パネル部材11とパネル部材12は、そ
れぞれフランジ13−1,13−2を有する。パネル部
材11とパネル部材12のフランジ13−1,13−2
を重ね合わせて、フランジ稜線14に沿って、CO2
ーザ15で一方向溶接を行うことによって、フランジ1
3の重ね合わせ部をリブとする補強部材を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リブを有する自動
車車体用補強部材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリブを有する自動車車体用補強部
材としては、例えば図4に示すような構造のものがあっ
た。図4は、リブを有する自動車車体用補強部品の例で
ある。この従来技術は、パネル材1に対して、リブとな
る板材2をアーク溶接で溶接して組み立てられる構造で
ある。リブとなる板材2は、板の両側にフィラーワイヤ
ーによる盛り金3を行うことによって溶接されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のリブを有する自動車車体用補強部品にあって
は、後からアーク溶接によってリブとなる部材を溶接し
て製造する構造となっていたため、大量のフィラーワイ
ヤーの使用により部品重量が重くなる、あるいは、部品
精度の確保が難しい、という問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、部品の軽量化、部品精度の向上、
及び、部品の曲げ剛性の向上を図ることのできる自動車
車体用リブ付き補強部材及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、自動車車体用リブ付き補強部材及びその
製造方法において、複数のパネル部品のフランジを合わ
せ面として、あるいは、フランジの合わせ面に第3の板
材を挿んで一方向溶接を行うことによって、2つのパネ
ルを縫合すると同時にリブを形成することを特徴とす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明による自動車車体用
リブ付き補強部材及びその製造方法の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明による自動車車体
用リブ付き補強部材及びその製造方法の第1の実施の形
態を示す図である。
【0007】図1を用いて、構成を説明する。パネル部
材11とパネル部材12からなり、パネル部材11とパ
ネル部材12は、それぞれフランジ13−1,13−2
を有する。パネル部材11とパネル部材12のフランジ
13−1,13−2を重ね合わせて、フランジ稜線14
に沿って、CO2 レーザ15で一方向溶接を行うことに
よって、フランジ13の重ね合わせ部をリブとする補強
部材を製造する。なお、重ね合わせたフランジ13を溶
接するレーザは、CO2 レーザの他、YAGレーザでも
よい。
【0008】リブの高さは、プレス成形品のフランジ1
3の長さに応じて変化させることができる。
【0009】重ね合わせられるフランジ13の曲げ半径
は、1mm以上の大きさを確保することによって楔形状
を成し、レーザの照射によって溶接が行われるときに、
キーホール内の反射を増加して、深い溶け込み深さを確
保することができる。
【0010】(第2の実施の形態)図2は、本発明によ
る自動車車体用リブ付き補強部材及びその製造方法の第
2の実施の形態を示す図である。パネル部材21とパネ
ル部材22からなり、パネル部材21とパネル部材22
は、それぞれフランジ23−1,23−2を有する。パ
ネル部材21とパネル部材22のフランジ23−1,2
3−2に、一部、第3の板材26を挿み込んで、、フラ
ンジ稜線24に沿って、2つのCO2 レーザ25で同時
に一方向溶接を行うことによって、補強部材を製造す
る。
【0011】第3の板材26を挟む部位のフランジ23
にはジョッグル27を設け、また、フランジ23にしご
き成形を加えて面精度を上昇させ、第3の板材26が挿
み込まれても隙間が生じないようになっている。第3の
板材26は、リブの板厚を厚くするために挿入され、第
3の板材26の材質は必要に応じて高強度材を使用する
ことができる。
【0012】リブの高さは、プレス成形品のフランジ2
3の長さならびに挿入される第3の板材26の形状に応
じて変化させることができる。
【0013】(第3の実施の形態)図3は、本発明によ
る自動車車体用リブ付き補強部材及びその製造方法の第
3の実施の形態を示す図である。なお、図3(b)は、
図3(a)のA−A断面図である。
【0014】パネル部材31とパネル部材32からな
り、パネル部材31とパネル部材32は、それぞれフラ
ンジ33−1,33−2を有する。パネル部材31とパ
ネル部材32のフランジ33−1,33−2に、一部、
第3の板材36を挿み込んで、、フランジ稜線34に沿
って、2つのCO2 レーザ35で同時に一方向溶接を行
うことによって、補強部材を製造する。
【0015】第3の板材36を挟む部位のフランジ33
にはジョッグル37を設け、また、フランジ33にしご
き成形を加えて面精度を上昇させ、第3の板材36が挿
み込まれても隙間が生じないようになっている。第3の
板材36は、リブの板厚を厚くするために挿入され、第
3の板材36の材質は必要に応じて高強度材を使用する
ことができる。
【0016】補強部材のリブは、リブを両側からちょう
ど挟んで保持する形状の部材38によって支持されてい
る。リブを支持する部材38は、別の機能上必要となる
機器の形状、例えば、シートベルトを取り付ける機器の
形状として設ければよく、リブを両側から支持するため
だけに設けられなくてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、複数のパネル部品のフランジを合わせ面とし
て、あるいは、フランジの合わせ面に第3の板材を挿ん
で一方向溶接を行うことによって、2つのパネルを縫合
すると同時にリブを形成する構成としたため、リブをア
ーク溶接で溶接する構造に比べて、大量のフィラーワイ
ヤーを使用する必要が無いため、軽量な部品が得られ、
かつ、熱によるひずみが減少するため部品精度が向上す
る。また、フランジの稜線が部品の骨格を成すことによ
って、完成した部品の曲げ剛性を大幅に向上できるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車車体用リブ付き補強部材及
びその製造方法の第1の実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図2】第2の実施の形態の構成を示す図である。
【図3】第3の実施の形態の構成を示す図で、図3
(b)は図3(a)のA−A断面図である。
【図4】従来技術による、リブを有する自動車車体用補
強部品を示す図である。
【符号の説明】
11,12,21,22,31,32 パネル部材 13,23,33 フランジ 14,24,34 フランジ稜線 15,25,35 CO2 レーザ 26,36 第3の板材 27,37 ジョッグル 38 リブを支持する部材 39 溶接部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リブを有する補強部材の製造方法におい
    て、 フランジを有する複数のパネルのフランジを互いに重ね
    合わせて溶接することによって部品形状を成し、同時に
    リブを形成することを特徴とする自動車車体用リブ付き
    補強部材及びその製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車車体用リブ付き
    補強部材及びその製造方法において、 前記重ね合わせたフランジの溶接は、フランジの稜線の
    一部または全部を稜線側から一方向溶接してリブを形成
    することを特徴とする自動車車体用リブ付き補強部材及
    びその製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の自動車車体用
    リブ付き補強部材及びその製造方法において、 前記重ね合わせたフランジの稜線側からの一方向溶接に
    レーザを用いることを特徴とする自動車車体用リブ付き
    補強部材及びその製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の自動
    車車体用リブ付き補強部材及びその製造方法において、 前記フランジを有する複数のパネルのフランジの重ね溶
    接は、フランジ長の一部分あるいは全部に対して、フラ
    ンジとフランジの間に第3の板を挿んで重ね合わせて溶
    接することによって部品形状を成し、同時にリブを形成
    することを特徴とする自動車車体用リブ付き補強部材及
    びその製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の自動車車体用リブ付き
    補強部材及びその製造方法において、 前記フランジの間に第3の板を挿んで行う重ね合わせ溶
    接は、2つのレーザを用いて同時に一方向溶接を行うこ
    とを特徴とする自動車車体用リブ付き補強部材及びその
    製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の自動
    車車体用リブ付き補強部材及びその製造方法において、 前記重ね合わせ溶接が行われるフランジは、しごき加工
    によって成形されることを特徴とする自動車車体用リブ
    付き補強部材及びその製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の自動
    車車体用リブ付き補強部材及びその製造方法において、 補強部材の内側に置かれる部品あるいは部材は、ちょう
    どリブが位置決めされる形状を有し、前記補強部材の内
    側に置かれる部品あるいは部材のリブの保持機構によっ
    て少なくとも1カ所以上リブを支持することを特徴とす
    る自動車車体用リブ付き補強部材及びその製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の自動
    車車体用リブ付き補強部材及びその製造方法において、 前記溶接される板は、それぞれに設けられた少なくも2
    カ所のロケート穴を重ね合わせて位置決めした後、溶接
    されることを特徴とする自動車車体用リブ付き補強部材
    及びその製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載の自動
    車車体用リブ付き補強部材及びその製造方法において、 パネルの接合部となるフランジの曲げ半径は、1mm以
    上であることを特徴とする自動車車体用リブ付き補強部
    材及びその製造方法。
JP10002048A 1998-01-08 1998-01-08 車体用リブ付き補強部材及びその製造方法 Pending JPH11192569A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007119808A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corp 溶接部低温強度に優れたフェライト系ステンレス鋼板製容器およびその溶接方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007119808A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corp 溶接部低温強度に優れたフェライト系ステンレス鋼板製容器およびその溶接方法

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