JP2010158983A - レーザー溶接とスポット溶接を併用した車体構造、及びその製造方法 - Google Patents

レーザー溶接とスポット溶接を併用した車体構造、及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、スポット溶接時にレーザー溶接痕を経由する電流経路を長くしながらも、スポット溶接点とレーザー溶接痕とを近接させてフランジ部の幅を短くすることを可能にするレーザー溶接とスポット溶接を併用した車体構造を提供することを目的とする。
【解決手段】レーザー溶接痕32eよりフランジ部32Aの幅方向外端部側においてスポット溶接点4b、23がアウタパネル32aの長手方向に離間して並ぶよう、Bピラーアウタ4、インナ20がスポット溶接され、フランジ部32c、32dの少なくともいずれかにおいて、フランジ部32Aの幅方向におけるスポット溶接点4b、23とレーザー溶接痕32eとの間に、厚み方向に貫通し、かつフランジ部32Aの平面方向において所定長さを有するスリット部32fを開穿した。
【選択図】図2

Description

この発明は、第1と第2の板状部材の端部をそれぞれ外向きに突出するよう重ねたフランジ部を、前記板状部材の長手方向にレーザー溶接することにより形成した閉断面体に対し、第3の板状部材が前記フランジ部にてスポット溶接されてなる車体構造、及びその製造方法に関する。
従来より、車体構造においては、複数の板状部材の端部をそれぞれ外向きに突出するように重ねたフランジ部を、前記板状部材の長手方向に溶接することによって閉断面体を構成しているものが多数使用されている。
下記特許文献1では、上述した閉断面体の剛性及び強度を向上させるべく、第1と第2の板状部材を、その端部のフランジ部にて、長手方向にレーザー溶接したものが開示されている。
また、下記特許文献1では、閉断面体の捻れ等に起因するフランジ部の開きを防止するため、レーザー溶接は、フランジ部の根元付近でなされている。
特開2003−200852号公報
ところで、車体構造の中には、図12、図13に示すように、第1、第2の板状部材532a、532bをフランジ部532Aで溶接することにより形成された閉断面体532に対し、さらに第3の板状部材504、520を溶接によって結合することが求められる部位がある。
そこで、第1と第2の板状部材532a、532bを、前記特許文献1に開示されているようにフランジ部532Aでレーザー溶接して1つの閉断面体532としたものに対し、例えば、図示のようなスポットガン(電極)60a、60bを用いて、第3の板状部材504、520をフランジ部532Aにスポット溶接することが考えられる。
一般的に、スポット溶接では、2つのスポットガン60a、60bにより、結合対象となる板状部材532a、532b、504、520を厚み方向の両外側で挟み、そして、該532a、532b、504、520を押圧した状態でスポットガン60a、60bの間に電流を供給することにより溶接が行われる。
ところで、スポット溶接を行うにあたっては、スポット溶接点間において最低限必要とされる間隔(最小ピッチ)が予め実験的に決められており、その最小ピッチを確保した上で溶接を行うことにより、電流が隣接するスポット溶接点に分流することを防止でき、スポット溶接点の位置で厚み方向に電流が適切に供給されて確実に溶接を行うことができる。
しかしながら、図12、図13に示すように、フランジ部532Aにおいて、スポット溶接を行おうとした時、図示のように、そのスポット溶接点504b、523をレーザー溶接痕(線)532eの近傍に設定すると、レーザー溶接痕532eでは板状部材532a、532bが電気的に短絡した状態となっているために、スポットガン60a、60bの間に供給される電流の大部分が図13中矢印i0で示すようにレーザー溶接痕532eを経由して分流するという問題が生じる。
この場合、スポット溶接点504b、523の位置で厚み方向に電流が十分供給されないことから、レーザー溶接痕532e近傍ではスポット溶接が適切に行えないことになる。
そこで、板状部材532a、532bの長手方向と直交する幅方向においてフランジ部532Aを長く設定し、レーザー溶接痕532eとスポット溶接の溶接点504b、523とを大きく離間させることも考えられるが、そのようにした場合、フランジ部532Aを長くした分、車体構造の重量化を招くとともに、見栄えの低下を招くという問題が生じてしまう。
この発明は、スポット溶接時にレーザー溶接痕を経由する電流経路を長くしながらも、スポット溶接点とレーザー溶接痕とを近接させてフランジ部の幅を短くすることを可能にするレーザー溶接とスポット溶接を併用した車体構造、及びその製造方法を提供することを目的とする。
この発明のレーザー溶接とスポット溶接を併用した車体構造は、第1と第2の板状部材の端部をそれぞれ外向きに突出するよう重ねたフランジ部を、前記板状部材の長手方向にレーザー溶接することにより形成した閉断面体に対し、第3の板状部材が前記フランジ部にてスポット溶接されてなる車体構造であって、前記フランジ部は、前記長手方向と直交するフランジ部幅方向の根元側に隣接して前記長手方向に連続するレーザー溶接痕を有するとともに、該レーザー溶接痕よりフランジ部幅方向外端部側においてスポット溶接点が前記長手方向に離間して並ぶよう、前記第3の板状部材がスポット溶接され、前記フランジ部をなす前記第1、第2の板状部材の部位の少なくともいずれかにおいて、フランジ部幅方向における前記スポット溶接点と前記レーザー溶接痕との間に、厚み方向に貫通し、かつフランジ部平面方向において所定長さを有するスリット部を開穿したものである。
この構成によれば、レーザー溶接痕とスポット溶接点との間に、電流経路を遮断するスリット部を開穿したことにより、レーザー溶接痕側に分流する電流経路を長くすることができ、電流をスポット溶接点の位置で厚み方向に適切に供給することができる。このため、レーザー溶接痕とスポット溶接点とを近接させることができ、その結果フランジ部の幅を短くすることができる。
この発明の一実施態様においては、前記スリット部が、その前記長手方向両端部が、前記各スポット溶接点の前記長手方向両側でフランジ部幅方向外端部側を向くように開口しており、前記フランジ部の平面視において、前記各スポット溶接点の周囲で凹状をなしているものである。
この構成によれば、レーザー溶接痕を経由する電流経路が、スポット溶接点から、先ずフランジ部の幅方向外端部側に延びるスリット部の端部に向かい、そしてスリット部の端部を迂回してレーザー溶接痕に向かう経路となる。従って、スリット部を第1、第2の板状部材の長手方向に直線状に形成したものに比べ、前記端部がフランジ部の幅方向外端部側に延びている分、前記電流経路をより長くすることができる。
この発明の一実施態様においては、前記フランジ部の平面視において、前記スポット溶接点から前記スリット部の端部を迂回して最短距離で前記レーザー溶接痕に至る経路が、前記長手方向に並んだ前記スポット溶接点の間の距離と略同一となるように、前記スリット部の形状を設定したものである。
この構成によれば、スポット溶接点間において最低限必要とされる間隔(最小ピッチ)が確実に確保されるため、スポット溶接をより確実に行うことができる。
この発明の一実施態様においては、前記フランジ部をなす前記第1、第2の板状部材の部位のそれぞれにおいて、フランジ部幅方向における前記スポット溶接点と前記レーザー溶接痕との間に、厚み方向に連続して貫通するように前記スリット部を開穿したものである。
この構成によれば、スポット溶接時にレーザー溶接痕側に向かって分流する電流をより確実に遮断でき、その結果スポット溶接をより確実に行うことができる。
この発明の車体構造の製造方法は、第1と第2の板状部材の端部をそれぞれ外向きに突出するように重ねたフランジ部を、前記板状部材の長手方向にレーザー溶接することにより閉断面体を形成する工程と、該閉断面体に対し、第3の板状部材を前記フランジ部にてスポット溶接する工程とを備えた車体構造の製造方法であって、前記フランジ部をなす前記第1、第2の板状部材の部位の少なくともいずれかにおいて、厚み方向に貫通し、フランジ部平面方向において所定長さを有するスリット部を開穿する工程と、前記長手方向と直交するフランジ部幅方向の根元側に隣接して前記長手方向にレーザー溶接痕が連続するように、前記フランジ部をレーザー溶接する工程と、前記レーザー溶接痕よりフランジ部幅方向外端部側においてスポット溶接点が前記長手方向に離間して並び、かつフランジ部幅方向における前記スポット溶接点と前記レーザー溶接痕との間に、前記スリット部が位置するように前記第3板状部材をスポット溶接する工程とを備えたものである。
この構成によれば、レーザー溶接痕とスポット溶接点との間に、電流経路を遮断するスリット部を開穿したことにより、レーザー溶接痕側に分流する電流経路を長くすることができ、電流をスポット溶接点の位置で厚み方向に適切に供給することができる。このため、レーザー溶接痕とスポット溶接点とを近接させることができ、その結果フランジ部の幅を短くすることができる。
この発明の一実施態様においては、前記第1、第2の板状部材の前記フランジ部をなす部位のそれぞれにおいて、厚み方向に貫通するように予め前記スリット部を開穿する工程と、前記第1、第2の板状部材に開穿された前記スリット部が連続するように前記第1、第2の板状部材を重ねて、前記フランジ部をレーザー溶接する工程とを備えたものである。
この構成によれば、スポット溶接時にレーザー溶接痕側に向かって分流する電流をより確実に遮断でき、その結果スポット溶接をより確実に行うことができる。
この発明の一実施態様においては、前記第1、第2の板状部材を重ねて前記フランジ部をレーザー溶接する工程と、前記第1、第2の板状部材の前記フランジ部をなす部位のそれぞれにおいて、厚み方向に連続して貫通するように前記スリット部を開穿する工程とを備えたものである。
この構成によれば、スポット溶接時にレーザー溶接痕側に向かって分流する電流をより確実に遮断でき、その結果スポット溶接をより確実に行うことができる。
そして、スリット部を一度の作業で形成でき、かつ第1、第2の板状部材をレーザー溶接するにあたり、スリット部の位置合わせを行う手間を省略できるため、作業の効率化を図ることができる。
この発明によれば、レーザー溶接痕とスポット溶接点との間に、電流経路を遮断するスリット部を開穿したことにより、レーザー溶接痕側に分流する電流経路を長くすることができ、電流をスポット溶接点の位置で厚み方向に適切に供給することができる。このため、レーザー溶接痕とスポット溶接点とを近接させることができ、その結果フランジ部の幅を短くすることができる。
この発明の実施形態に係る車体側部構造を示す分解斜視図。 Bピラー部組付け時の図1のX−X線矢視相当の断面図。 中間部のアウタパネル、インナパネルを加工する工程を示す図であり、(a)アウタパネルにスリット部を開穿する工程を示す図、(b)アウタパネル、インナパネルをレーザー溶接する工程を示す図。 中間部に対し、Bピラーアウタ、Bピラーインナをスポット溶接する工程を説明するための図。 中間部のフランジ部周辺を拡大して示す平面図。 スポット溶接の対象となる板状部材の板厚と、スポット溶接点の最小ピッチとの関係を示すグラフ。 図1〜図6に示す実施形態の構成と、アウタパネルの長手方向において直線状に延びるようにスリット部を形成した構成とを比較説明するための図であり、(a)図1〜図6に示す実施形態の構成を示す図、(b)アウタパネルの長手方向において直線状に延びるようにスリット部を形成した構成を示す図。 この発明の他の実施形態を示す図4相当の図。 この発明のさらに他の実施形態を示す図4相当の図。 図9に示す実施形態に係る車体構造の製造方法を説明するための図。 図9に示す実施形態に係る車体構造の他の製造方法を説明するための図。 従来の車体構造を示す要部拡大断面図。 従来の車体構造を示す閉断面体に対し、第3の板状部材を溶接する工程を説明するための要部拡大断面図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1に示す車体側部構造では、サイドアウタパネル1の前後2つのドア用開口部2、3の間に前部センタピラー(いわゆるBピラー)アウタ4が設けられるとともに、該Bピラーアウタ4と、その前方に位置するフロントピラー(いわゆるAピラー)アウタ5とが上下に延びて、これらの上端が、ドア用開口部2、3の上縁を構成するルーフレールアウタ6に接続されている。
そして、上述したBピラーアウタ4及びAピラーアウタ5の下端は、ドア用開口部2、3の下縁を構成するサイドシルアウタ7にそれぞれ接続されている。
また、サイドアウタパネル1には、ドア用開口部3の後方にて、後部センタピラー(いわゆるCピラー)アウタ8と、その後方のクォーターピラー(いわゆるDピラー)アウタ9との間に三角窓用の開口部10が形成されており、Cピラーアウタ8及びDピラーアウタ9の上端がルーフレールアウタ6に接続されている。
また、図1に示す車体側部構造において、Bピラー部BPでは、Bピラーアウタ4に対してその車室内側に図1に示すようにBピラーインナ20が取付けられている。そして、図示はしていないが、Aピラー部AP、及び後部センタピラー部CP、クォーターピラー部DPでは、同様にピラーインナが取付けられ、ルーフレールアウタ6、サイドシルアウタ7には、ルーフレールインナ、サイドシルインナが取付けられる。
そのうち、Bピラー部BPを例に挙げてさらに詳細に説明すると、Bピラー部BPにおいては、Bピラーアウタ4とBピラーインナ20とによって閉断面が形成されており、内部に後述するレインフォースメント30が配設されている。なお、図1においては、図示の便宜上、Bピラーインナ20及びレインフォースメント30を、サイドアウタパネル1よりも拡大して示している。
ここで、Bピラーアウタ4においては、その幅方向両側において車両前後方向に突出するフランジ部4aが形成されており、後述するBピラーインナ20に形成されたフランジ部21と接合されている。
Bピラーインナ20には、Bピラーアウタ4のフランジ部4aと接合されるフランジ部21、21がその幅方向両側に形成される他、その上部においては、例えば、不図示のシートベルト装置を構成するショルダーアンカを上下動させるためのレール部材が取付けられる取付け部が形成され、下部には、リトラクタ装置を収容するための収容孔22が形成されている。
また、レインフォースメント30は、主にその長手方向に並ぶように結合された上部31、中間部32、下部33により構成されている。なお、リトラクタ収納孔22に対応してレインフォースメント30に形成されている孔部34は、インナパネル側に形成されたリトラクタ収納孔である。
ここで、レインフォースメント30を構成するもののうち、中間部32を例に挙げて説明すると、中間部32は、車外側のアウタパネル32aが後述するフランジ部32cにて車内側のインナパネル32bの端部32dと溶接されることによりフランジ部32Aを有する閉断面状に構成されている。そして、図示はしていないが、図中二点鎖線で示す上部31、下部33についてもこれらがインナパネル、アウタパネルにより閉断面状に構成されている。
そして、上部31の下端部では、その閉断面部の断面積が他よりも広げられ、中間部32の上端部と嵌合している。そして、上部31の下端部が前記嵌合状態で隅肉溶接されることにより、上部31と中間部32とが結合されている。
また、下部33の上端部では、その閉断面部の断面積が他よりも広げられ、中間部32の下端部と嵌合している。そして、下部33の上端部が前記嵌合状態で隅肉溶接されることにより、下部33と中間部32とが結合されている。但し、上部31、中間部32、下部33の結合を隅肉溶接により行うことには必ずしも限定されず、例えば、閉断面の周面に沿ってレーザー溶接することにより互いを結合してもよい。
このように、上部31、中間部32、下部33が上下に結合されることで、各閉断面が上下に連続しており、レインフォースメント30が1つの閉断面体を構成している。
次に、Bピラー部BPの構造についてさらに詳細に説明する。なお、上部31、中間部32、下部32においては、閉断面をなす構造が略同様であるため、以降の説明では、中間部32を例に挙げて説明する。
レインフォースメント30においては、例えば、図1、図2において実線で示す中間部32のように、アウタパネル32aの水平方向の断面形状が略ハット状とされ、その幅方向両端部には、フランジ部32cが形成されている。
そして、このフランジ部32cとインナパネル32bの端部32dとが外向きに突出するように重なることで、フランジ部32Aが形成されており、アウタパネル32a、インナパネル32bの長手方向と直交する幅方向の根元部近傍でフランジ部32Aがレーザー溶接されることにより、閉断面体としての中間部32が形成されている。
ここで、レーザー溶接が施されたフランジ部32Aには、その根元部に隣接して前記長手方向に連続するレーザー溶接痕32eが形成されている。
さらに、中間部32では、フランジ部32Aの表側、裏側(車外側、車内側)において、Bピラーアウタ4及びBピラーインナ20のフランジ部4a、21がスポット溶接により結合されており、その溶接部にはスポット溶接点4b、23が形成されている。
ここで、上述したBピラーアウタ4a、Bピラーインナ20は、レーザー溶接痕32eよりフランジ部32Aの幅方向外端部側にて、前記長手方向に所定間隔D0だけ離間して並ぶようにスポット溶接されている。
また、本実施形態では、フランジ部32Aを構成するフランジ部32cにおいて、その厚み方向に貫通し、フランジ部32Aの平面方向において所定長さを有するスリット部32f、…が複数形成されている。そして、このスリット部32fは、フランジ部32Aの幅方向におけるレーザー溶接痕32eとスポット溶接点4bとの間に形成されている。
さらに、スリット部32fの前記長手方向の両端部は、各スポット溶接点4bの前記長手方向両側でフランジ部32Aの幅方向外端部側を向くように開口しており、フランジ部32Aの平面視において、各スポット溶接点4bの周囲で凹状をなしている。
次に、図3〜図6をさらに参照して、Bピラー部の製造方法について詳細に説明する。Bピラー部BPの製造工程では、先ず、レインフォースメント32のアウタパネル32aが、略断面ハット状にプレス成形される。そして、このプレス成形に伴って形成されたフランジ部32cでは、図3(a)に示すように周知のレーザー走査装置40を用いてレーザービーム41が照射され、根元部から幅方向において所定距離離間した位置に、フランジ部32cの厚み方向に貫通し、フランジ部32Aの平面方向において所定長さを有するスリット部32fが開穿される。
ここで、レーザー走査装置40において使用されるレーザーは、COレーザー、YAGレーザー等が用いられ、YAGレーザーであれば、約0.1mm程度の幅を有するスリット部32fを形成できる。但し、実際には、スリット部32fの加工精度等を考慮し、そのスリット幅は約0.5mm程度とされる。
次に、スリット部32fが形成されたアウタパネル32aは、図3(b)に示すように、その端部のフランジ部32cにてインナパネル32bの端部32dと重ね合わされる。そして、フランジ部32cの根元部に隣接する位置では、別のレーザー走査装置50を用いてレーザービーム51が照射される。この時、アウタパネル32a、インナパネル32bの長手方向に連続するようにレーザー溶接痕32e(図1、図2、図4参照)を形成しながら、アウタパネル32aとインナパネル32bとが接合され、フランジ部32Aを有する閉断面体として中間部32が形成される。
次に、アウタパネル32aとインナパネル32bとの接合によって形成された中間部32に対し、フランジ部32Aのアウタパネル32a側には、Bピラーアウタ4のフランジ部4aが、インナパネル32b側には、Bピラーインナ20のフランジ部21が重ね合わされる。この時、各部32c、32d、4a、21は、最大で幅約0.7mm程度の空隙Gを残しながら、厚み方向に並ぶように重ね合わされる。
そして、これら各部32c、32d、4a、21は、その厚み方向の両外側から、図2、図4に示すように、スポットガン(電極)60a、60bによって挟まれ、後述するスポット溶接が行われる。この時、スポットガン60a、60bの押圧力によってフランジ部4a、フランジ部21は、空隙Gをなくす方向に部分的に変形させられ、それぞれフランジ部32c、端部32dと当接する。
そして、フランジ部4aとフランジ部32c、及びフランジ部21と端部32dとが当接した状態で、スポットガン60a、60bの間に電流を供給することにより、レーザー溶接痕32eよりフランジ部32Aの幅方向外端部側において、フランジ部32Aとフランジ部4a、21とがスポット溶接される。
また、この時、フランジ部32Aの幅方向におけるスポット溶接点4bとレーザー溶接痕32eとの間にスリット部32fが位置するようにスポット溶接がなされる。
そして、スポット溶接点4b、23が、図2、図5に示すように前記長手方向に離間して複数並ぶようにスポット溶接を行うことで、アウタパネル32a、インナパネル32bにより形成された閉断面体としての中間部32に、第3の板状部材としてのBピラーアウタ4及びBピラーインナ20が結合され、Bピラー部BPの中間部が完成する。
ところで、スポット溶接を行うにあたっては、その対象となる板状部材(ここでは、アウタパネル32a)の厚みに応じて、スポット溶接点4b、23間において最低限必要とされる間隔(最小ピッチ)D0(図2、図参照)が、図6に示すグラフのように予め実験的に決められている。この間隔D0を確保した上で溶接を行うことにより、電流が隣接するスポット溶接点4b、23に分流することを防止でき、スポット溶接点4b、23の位置で厚み方向に電流が適切に供給されて確実に溶接を行うことができる。
図6では、スポットガンのプラス電極側に位置する板状部材の板厚が基準とされている。そして、本実施形態では、プラス電極側がスポットガン60aとされており、このスポットガン60a側に位置するアウタパネル32aの板厚は約1.2mmとされている。このことから、前記間隔D0は図6のグラフに基づき約20mmに設定されている。
本実施形態では、先の工程で行われたレーザー溶接により、そのレーザー溶接痕32eにおいてアウタパネル32aとインナパネル32bとが電気的に短絡している。その一方で、フランジ部32Aの幅方向におけるスポット溶接点4bとレーザー溶接痕32eとの間の距離D1は、スポット溶接点4b(23)間の間隔D0よりも短く設定されている。このため、通常であれば、スポット溶接時には、スポット溶接点4b、23となる位置を迂回するようにレーザー溶接痕32eを経由して電流が分流する可能性がある。
本実施形態では、レーザー溶接痕32eとスポット溶接点4bとの間に、電流経路を遮断するスリット部32fを開穿したことにより、レーザー溶接痕32e側に分流する電流経路を長くすることができ、図4中矢印i1で示すように電流をスポット溶接点4b、23の位置で厚み方向に適切に供給することができる。このため、レーザー溶接痕32eとスポット溶接点4b、23とを近接させることができ、その結果フランジ部32Aの幅を短くすることができる。
また、本実施形態の場合、スリット部32fの、アウタパネル32aの長手方向両端部が、各スポット溶接点4bの前記長手方向両側でフランジ部32Aの幅方向外側を向くように開口し、フランジ部32Aの平面視において、各スポット溶接点4bの周囲で凹状をなしていることで、レーザー溶接痕32eを経由する電流経路は、図5及び図7(a)に示すように、フランジ部32Aにおいて、スポット溶接点4bから、先ずスリット部32fの端部に向かい、そしてスリット部32fの端部を迂回してレーザー溶接痕32eに向かう経路となる。
つまり、スポット溶接点4bとレーザー溶接痕32eとの間の電流経路の長さは、スポット溶接点4bとスリット部32fの端部とを結ぶ最短距離D2、及びスリット部32fの端部とレーザー溶接痕32eとを結ぶ最短距離D3の和(D2+D3)となる。
ここで、図7(a)等に示す本実施形態の構成と、図7(b)に示すように、アウタパネル32aの長手方向に直線状にスリット部32f′を形成したもの(電流経路の長さD4+D5)とを比較した場合、スリット部32f、32f′の前記長手方向における長さ、及び前記距離D1を同じに設定すると、本実施形態の構成のほうが、スリット部32fの端部がフランジ部32Aの幅方向外端部側に延びている分、前記電流経路をより長くすることができる。このため、凹状をなすスリット部32fによりさらに前記距離D1を短くすることが可能になり、その分フランジ部32Aの幅をさらに短くすることができる。
また、本実施形態では、フランジ部32Aの平面視においてスポット溶接点4bからスリット部32fの端部を迂回して最短距離でレーザー溶接痕32eに至る電流経路の長さD2+D3が、前記間隔D0と略同一となるようにスリット部32fの形状を設定している。この場合、スポット溶接点4b、23の間において最低限必要とされる間隔D0が確実に確保されるため、スポット溶接をより確実に行うことができる。
なお、図1〜図7に示す実施形態では、スポットガン60aのプラス電極側に位置するアウタパネル32aのフランジ部32cにスリット部32fを形成することとしたが、必ずしもこれに限定されることはなく、フランジ部32Aを構成するフランジ部32c、端部32dの少なくともいずれかにスリット部が形成されていればよい。
例えば、図8に示すように、マイナス電極側に位置するインナパネル32bの端部32dにスリット部132fを形成しても、同様の効果を得ることができる。なお、図8において、図1〜図7に示す最初の実施形態と同様の構成要素については、同一の番号を付して説明を省略する。
そして、本発明では、例えば、図9に示すように、アウタパネル32a、インナパネル32aの両方を貫通するスリット部232fを形成してもよい。この場合、スポット溶接時にレーザー溶接痕32e側に向かって分流する電流i0をより確実に遮断でき、その結果スポット溶接をより確実に行うことができる。なお、図9において、図1〜図7に示す最初の実施形態と同様の構成要素については、同一の番号を付して説明を省略する。
ここで、図9に示すようなスリット部232fは、例えば、図10に示すような製造方法により形成できる。図10に示す製造方法では、先ず、図10(a)、(b)に示すように、アウタパネル32a、インナパネル32bのフランジ部32c、端部32dのそれぞれに対し、レーザー走査装置40を用いて、予めスリット部232f1、232f2(図10(c)参照)が開穿される。
そして、後の工程で、アウタパネル32a、インナパネル32bに開穿されたスリット部232f1、232f2が連続するようにアウタパネル32a、インナパネル32bが重ね合わされ、アウタパネル32a、インナパネル32bがレーザー走査装置50によってレーザー溶接される。
但し、これに限らず、例えば、図11(a)に示すように、先ずアウタパネル32a、インナパネル32bを重ね合わされてフランジ部32Aをレーザー溶接した後、アウタパネル32a、インナパネル32bのフランジ部32c、端部32dのそれぞれにおいて、フランジ部32Aの厚み方向に連続して貫通するようにスリット部232fを開穿するようにしてもよい。
この場合、スリット部232fを一度の作業で形成でき、かつ図10に示す製造方法のように、インナパネル32b、アウタパネル32aをレーザー溶接するにあたり、スリット部232f1、232f2の位置合わせを行う手間を省略できるため、作業の効率化を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の、第1と第2の板状部材は、アウタパネル32a、インナパネル32bに対応し、
以下同様に、
フランジ部は、フランジ部32Aに対応し、
閉断面体は、レインフォースメント30、中間部32に対応し、
第3の板状部材は、Bピラーアウタ4、Bピラーインナ20に対応し、
前記フランジ部をなす前記第1、第2の板状部材の部位は、フランジ部32c、端部32dに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
4…Bピラーアウタ
4b、23…スポット溶接点
20…Bピラーインナ
30…レインフォースメント
32a…アウタパネル
32b…インナパネル
32A…フランジ部
32c…フランジ部
32d…端部
32e…レーザー溶接痕
32f、32f′、132f、232f…スリット部

Claims (7)

  1. 第1と第2の板状部材の端部をそれぞれ外向きに突出するよう重ねたフランジ部を、前記板状部材の長手方向にレーザー溶接することにより形成した閉断面体に対し、第3の板状部材が前記フランジ部にてスポット溶接されてなる車体構造であって、
    前記フランジ部は、前記長手方向と直交するフランジ部幅方向の根元側に隣接して前記長手方向に連続するレーザー溶接痕を有するとともに、
    該レーザー溶接痕よりフランジ部幅方向外端部側においてスポット溶接点が前記長手方向に離間して並ぶよう、前記第3の板状部材がスポット溶接され、
    前記フランジ部をなす前記第1、第2の板状部材の部位の少なくともいずれかにおいて、フランジ部幅方向における前記スポット溶接点と前記レーザー溶接痕との間に、厚み方向に貫通し、かつフランジ部平面方向において所定長さを有するスリット部を開穿した
    レーザー溶接とスポット溶接を併用した車体構造。
  2. 前記スリット部は、その前記長手方向両端部が、前記各スポット溶接点の前記長手方向両側でフランジ部幅方向外端部側を向くように開口しており、
    前記フランジ部の平面視において、前記各スポット溶接点の周囲で凹状をなしている
    請求項1記載のレーザー溶接とスポット溶接を併用した車体構造。
  3. 前記フランジ部の平面視において、前記スポット溶接点から前記スリット部の端部を迂回して最短距離で前記レーザー溶接痕に至る経路が、前記長手方向に並んだ前記スポット溶接点の間の距離と略同一となるように、前記スリット部の形状を設定した
    請求項1または2記載のレーザー溶接とスポット溶接を併用した車体構造。
  4. 前記フランジ部をなす前記第1、第2の板状部材の部位のそれぞれにおいて、フランジ部幅方向における前記スポット溶接点と前記レーザー溶接痕との間に、厚み方向に連続して貫通するように前記スリット部を開穿した
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のレーザー溶接とスポット溶接を併用した車体構造。
  5. 第1と第2の板状部材の端部をそれぞれ外向きに突出するように重ねたフランジ部を、前記板状部材の長手方向にレーザー溶接することにより閉断面体を形成する工程と、
    該閉断面体に対し、第3の板状部材を前記フランジ部にてスポット溶接する工程とを備えた車体構造の製造方法であって、
    前記フランジ部をなす前記第1、第2の板状部材の部位の少なくともいずれかにおいて、厚み方向に貫通し、フランジ部平面方向において所定長さを有するスリット部を開穿する工程と、
    前記長手方向と直交するフランジ部幅方向の根元側に隣接して前記長手方向にレーザー溶接痕が連続するように、前記フランジ部をレーザー溶接する工程と、
    前記レーザー溶接痕よりフランジ部幅方向外端部側においてスポット溶接点が前記長手方向に離間して並び、かつフランジ部幅方向における前記スポット溶接点と前記レーザー溶接痕との間に、前記スリット部が位置するように前記第3板状部材をスポット溶接する工程とを備えた
    レーザー溶接とスポット溶接を併用した車体構造の製造方法。
  6. 前記第1、第2の板状部材の前記フランジ部をなす部位のそれぞれにおいて、厚み方向に貫通するように予め前記スリット部を開穿する工程と、
    前記第1、第2の板状部材に開穿された前記スリット部が連続するように前記第1、第2の板状部材を重ねて、前記フランジ部をレーザー溶接する工程とを備えた
    請求項1記載のレーザー溶接とスポット溶接を併用した車体構造の製造方法。
  7. 前記第1、第2の板状部材を重ねて前記フランジ部をレーザー溶接する工程と、
    前記第1、第2の板状部材の前記フランジ部をなす部位のそれぞれにおいて、厚み方向に連続して貫通するように前記スリット部を開穿する工程とを備えた
    請求項1記載のレーザー溶接とスポット溶接を併用した車体構造の製造方法。
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