JPH11191445A - 配線装置 - Google Patents

配線装置

Info

Publication number
JPH11191445A
JPH11191445A JP9361183A JP36118397A JPH11191445A JP H11191445 A JPH11191445 A JP H11191445A JP 9361183 A JP9361183 A JP 9361183A JP 36118397 A JP36118397 A JP 36118397A JP H11191445 A JPH11191445 A JP H11191445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
electric wire
release
wire
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9361183A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3709908B2 (ja
Inventor
Tomonobu Masuko
智信 益子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP36118397A priority Critical patent/JP3709908B2/ja
Publication of JPH11191445A publication Critical patent/JPH11191445A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3709908B2 publication Critical patent/JP3709908B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 解除ボタン53を解除具の差込方向と交差する
方向でかつ鎖錠端子61の方向に押動させて鎖錠端子61に
よる電線の接続を解除させる構造において、マイナスお
よびプラスドライバーなどの解除具でも差込解除操作可
能とする。 【解決手段】 配線装置本体11に、電線挿入孔を形成す
るとともに、孔部25およびこの孔部25の中央縁部に拡大
孔部26を有する解除具差込孔24を形成する。配線装置本
体11内に、電線挿入孔に挿入される電線が接続される鎖
錠端子51を配置する。配線装置本体11内に鎖錠端子51に
隣接して、解除具差込孔24を通じて差し込まれる解除具
により押動されて鎖錠端子61による電線の接続を解除さ
せる解除ボタン53を配置する。解除ボタン53は、解除具
差込孔24の孔部25を通じて差し込まれる解除具が接触す
る第1の接触部86、および解除具差込孔24の拡大孔部26
を通じて差し込まれる解除具が接触する第2の接触部87
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線が接続される
配線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンセント、スイッチおよび端子
台などの配線器具や、電気機器などに、電源線などの電
線を接続するための配線装置が用いられている。
【0003】この配線装置は、例えば、特開平4−21
8272号公報に記載されているように、配線装置本体
の電線挿入孔に電線を挿入することにより、電線が配線
装置本体内の鎖錠端子に電気的に接続されるとともに機
械的に抜け止めされる。また、メンテナンスなどのため
に配線装置に接続された電線を外す場合には、配線装置
本体に配置された解除ボタンを操作することにより、鎖
錠端子による電線の接続(鎖錠)が解除され、電線を抜
き外すことができる。
【0004】そして、解除ボタンによる解除構造には、
一般に、解除ボタンを電線挿入方向と平行に押動させて
解除する押込解除構造と、解除ボタンを電線挿入方向と
交差する方向でかつ鎖錠端子の方向に押動させて解除す
る差込解除構造とのいずれかが採用されている。
【0005】解除ボタンを電線挿入方向と平行に押動さ
せて鎖錠端子による電線の接続を解除させる押込解除構
造では、解除ボタンを配線装置本体内に押し込めばよい
ため、上記公報に記載されているように、解除具として
ドライバーで操作しようとした場合、マイナスドライバ
ー、プラスドライバーのいずれでも押込解除操作が可能
である。
【0006】また、解除ボタンを電線挿入方向と交差す
る方向でかつ鎖錠端子の方向に押動させて鎖錠端子によ
る電線の接続を解除させる差込解除構造では、解除ボタ
ンと配線装置本体の内壁部との間の狭い隙間にドライバ
ーの先端を差し込んで解除ボタンを電線挿入方向と交差
する方向に押動させるため、解除具としてドライバーで
操作しようとした場合、解除ボタンと配線装置本体の内
壁部との間の狭い隙間に先端を差し込むことができるマ
イナスドライバーでのみ差込解除操作が可能であり、プ
ラスドライバーでは差込解除操作できない。
【0007】そのため、配線装置本体に形成されるドラ
イバーの差込孔は、マイナスドライバーの先端形状に対
応して長方形孔状に形成され、マイナスドライバーのみ
差し込み可能で、プラスドライバーは差し込めないよう
になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、解除ボ
タンを電線挿入方向(ドライバーの差込方向)と交差す
る方向でかつ鎖錠端子の方向に押動させて鎖錠端子によ
る電線の接続を解除させる差込解除構造では、解除ボタ
ンと配線装置本体の内壁部との間の狭い隙間にドライバ
ーの先端を差し込んで解除ボタンを電線挿入方向と交差
する方向に押動させるため、解除具としてドライバーで
操作しようとした場合、解除ボタンと配線装置本体の内
壁部との間の狭い隙間に先端を差し込むことができるマ
イナスドライバーでのみ差込解除操作が可能であり、プ
ラスドライバーでは差込解除操作できない不都合があ
る。
【0009】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、解除ボタンを電線挿入方向(解除具の差込方向)
と交差する方向でかつ鎖錠端子の方向に押動させて鎖錠
端子による電線の接続(鎖錠)を解除させる差込解除構
造において、マイナスドライバーなどに限らず、プラス
ドライバーなどの解除具でも差込解除操作可能とする配
線装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の配線装置
は、電線挿入孔が形成されるとともに、孔部およびこの
孔部の中央縁部に拡大孔部を有する解除具差込孔が形成
される配線装置本体と;配線装置本体内に配置され、電
線挿入孔に挿入される電線に接続される鎖錠端子と;配
線装置本体内に鎖錠端子に隣接して配置され、解除具差
込孔の孔部を通じて差し込まれる解除具が接触する第1
の接触部、および解除具差込孔の拡大孔部を通じて差し
込まれる解除具が接触する第2の接触部を有し、解除具
差込孔を通じて差し込まれる解除具によりその差込方向
と交差する方向でかつ鎖錠端子の方向に押動されて鎖錠
端子による電線の接続を解除させる解除ボタンと;を具
備しているものである。
【0011】そして、この構成により、解除ボタンを解
除具の差込方向と交差する方向でかつ鎖錠端子の方向に
押動させて鎖錠端子による電線の接続(鎖錠)を解除さ
せる差込解除構造において、解除具差込孔の孔部を通じ
て差し込まれるマイナスドライバーなどの解除具が解除
ボタンの第1の接触部に接触し、または解除具差込孔の
拡大孔部を通じて差し込まれるプラスドライバーなどの
解除具が解除ボタンの第2の接触部に接触し、これら第
1または第2の接触部に接触される解除具により解除ボ
タンが押動されて鎖錠端子による電線の接続を解除させ
る。したがって、マイナスドライバーなどに限らず、プ
ラスドライバーなどの解除具でも差込解除操作可能とす
る。
【0012】請求項2記載の配線装置は、請求項1記載
の配線装置において、鎖錠端子は、鎖錠端子に対して接
続された電線を接続状態に保持する鎖錠端子側電線保持
部を有しているものである。
【0013】そして、この構成により、鎖錠端子側電線
保持部で、電線の位置ずれを防止し、電線の接続状態を
確実に維持する。
【0014】請求項3記載の配線装置は、請求項1また
は2記載の配線装置において、鎖錠端子との間に電線を
接続する端子板を具備し、端子板は、鎖錠端子と端子板
との間に対して接続された電線を接続状態に保持する端
子板側電線保持部を有しているものである。
【0015】そして、この構成により、端子板側電線保
持部で、電線の位置ずれを防止し、電線の接続状態を確
実に維持する。
【0016】請求項4記載の配線装置は、請求項1ない
し3いずれか一記載の配線装置において、配線装置本体
は、鎖錠端子に対して接続された電線を接続状態に保持
する本体側電線保持部を有しているものである。
【0017】そして、この構成により、本体側電線保持
部で、電線の位置ずれを防止し、電線の接続状態を確実
に維持する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の配線装置の一実施
の形態を図面を参照して説明する。
【0019】図1ないし図5に第1の実施の形態を示
し、図1はコンセントの断面図、図2はコンセントの底
面図、図3は図1のA−A断面図、図4はマイナスドラ
イバーを差し込んだ状態の断面図、図5はプラスドライ
バーを差し込んだ状態の断面図である。
【0020】図において、11はコンセントの配線装置本
体で、この配線装置本体11は、ケース12およびこのケー
ス12の上面に着脱可能に被着されるカバー13を有し、図
示しない連結金具で一体的に結合固定されている。な
お、ケース12側を下面、カバー13側を上面として以下説
明する。
【0021】ケース12は、絶縁性を有する合成樹脂製
で、両端方向(図1および図2の左右方向)に横長で上
面が開口された箱状に形成され、内側両端に端子収納部
21の空間が形成され、内底部の中央から両端の端子収納
部21を区画する仕切壁部22が立設されている。
【0022】各端子収納部21の底面には、一対の電線挿
入孔23が上下方向に貫通形成されているとともに、これ
ら電線挿入孔23の間でケース端部寄りに1つの解除具差
込孔24が上下方向に貫通形成されている。この解除具差
込孔24は、ケース端部側にマイナスドライバーなどの平
坦状の解除具を差し込み可能とする孔部としての長方形
孔部25、この長方形孔部25の中央縁部にプラスドライバ
ーなどの棒状の解除具を差し込み可能とする拡大孔部26
を有している。なお、解除具としては、マイナスドライ
バーMD、およびプラスドライバーPDについて説明する。
【0023】長方形孔部25のケース端部側に対応する縁
部には、ケース12の内壁面12a に連続する傾斜導入面27
が形成されている。拡大孔部26は、傾斜導入面27の中央
部に形成された凹部28、この凹部28に対向して形成され
た凹部29、これら凹部28,29と直交して形成された一対
の凹部30を有し、すなわち、これら凹部28〜30が十字形
状にそれぞれ配置されて、プラスドライバーPDの先端の
十字形状が差し込み可能に構成されている。
【0024】各端子収納部21内には、一対の電線挿入孔
23の間に対応して支柱部31が立設されているとともに、
端子収納部21の内壁面から図示しない端子保持壁部が形
成されている。これら支柱部31および端子保持片部によ
り、後述する一対の鎖錠端子および端子板が、上方から
抜き差し可能に構成されているとともに、差し込まれた
状態で保持可能に構成されている。
【0025】支柱部31の両側の底面部には、ケース端部
側に上昇傾斜する一対の鎖錠端子載置部32が形成されて
いるとともに、これら鎖錠端子載置部32よりケース端部
側に位置してそのケース端部側に下降傾斜する一対の段
部33が形成されている。この一対の段部33間でかつ拡大
孔部24の凹部29の上方域には、押動空間部34が形成され
ている。
【0026】また、カバー13は、上面中央から突部41が
突出形成され、この突部41の上面にプラグの一対の刃が
差し込まれる一対のプラグ差込孔42が貫通形成されてい
る。突部41の内側は下方に開口形成され、一対のプラグ
差込孔42に対向する空間を区画して仕切壁部43が突設さ
れている。
【0027】また、配線装置本体11の各端子収納部21に
は、一対の鎖錠端子51、端子板52および解除ボタン53が
それぞれ収容されている。すなわち、一対の鎖錠端子51
が支柱部31の両側の鎖錠端子載置部32上に配置され、端
子板52が一対の鎖錠端子51に被さるように配置され、解
除ボタン53が一対の鎖錠端子51に隣接して解除具差込孔
24上に配置されている。これら一対の鎖錠端子51、端子
板52および解除ボタン53は、ケース12の各端子収納部21
に対して上方から抜き差し可能に構成されているととも
に、差し込まれた状態で保持可能に構成されている。
【0028】鎖錠端子51は、導電性を有する板ばねにて
形成され、下側の一端に斜め上方に突出する鎖錠片部61
が形成され、上側の他端にほぼS字状に折曲された接続
片部62が形成されている。これら鎖錠片部61および接続
片部62が電線挿入孔23の上方域内に進入され、電線挿入
孔23に挿入される電線によって弾性的に押動されて、鎖
錠片部61が電線に食い付いて抜け止めされるとともに、
接続片部62が電線に圧着して電気的に接続される。
【0029】端子板52は、導電性を有する金属板にて形
成され、ほぼコ字形に形成された端子部71を有し、この
端子部71の一端の端子板部72には、各電線挿入孔23の上
方域の側部位置に対応して一対の接続片部73が形成さ
れ、この一対の接続片部73間に解除ボタン53が係合する
係合溝部74が形成されている。各接続片部73は、各鎖錠
端子51の鎖錠片部61および接続片部62と互いに対向さ
れ、電線挿入孔23に挿入される電線が各鎖錠端子51との
間に挿入接続される。さらに、各接続片部73の上端側に
は、鎖錠端子51と接続片部73との間に挿入される電線を
接続状態に保持する端子板側電線保持部としてのダボ75
が電線挿入孔23の上方域の側部に突出形成されている。
【0030】端子板52の端子部71の他端の端子板部76の
上縁から一方の刃受片部77が上方へ延設されているとと
もに、端子板部76の下縁から上方へ屈曲されて一方の刃
受片部77に隣接される他方の刃受片部78が延設され、こ
れら一対の刃受片部77,78間がプラグ差込孔42に臨んで
配置されている。そして、プラグ差込孔42に差し込まれ
るプラグの刃が一対の刃受片部77,78間に差し込まれて
接続される。
【0031】解除ボタン53は、絶縁性を有する合成樹脂
製で、端子板52の係合溝部74に係合される本体部81を有
し、この本体部81の上部から一対の鎖錠片部51間に配置
される仕切部82が突出形成され、この仕切部82の両側下
部に鎖錠片部61に係合する押動部83が形成されている。
押動部83の下面には、ケース端部側に下降傾斜して段部
33上に係合される係合面部84が形成されている。
【0032】本体部81の下部には操作部85が突出形成さ
れ、この操作部85の外側面すなわちケース12の内壁面12
a に対向する側面には、解除具差込孔24の長方形孔部25
を通じて差し込まれるマイナスドライバーMDが接触する
第1の接触部86が形成されているとともに、解除具差込
孔24の拡大孔部26を通じて差し込まれるプラスドライバ
ーPDが接触する第2の接触部87が形成されている。これ
ら第1および第2の接触部86,87は、解除具差込孔24側
に向かって拡開する傾斜面にそれぞれ形成され、内壁面
12a との間にマイナスドライバーMDおよびプラスドライ
バーPDの差込空間88が形成されている。
【0033】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0034】電線(絶縁被覆が剥離された芯線)を電線
挿入孔23に挿入すると、電線は鎖錠端子51の鎖錠片部61
および接続片部62を弾性的に押動させながら端子板52の
接続片部73との間に挿入され、鎖錠片部61が電線に食い
付いて抜け止めされるとともに、接続片部62と接続片部
73との間に電線に圧着されて電気的に接続される。
【0035】電線の接続状態では、電線挿入孔23の上方
域の側部に突出形成されているダボ75で電線が保持さ
れ、電線の位置ずれが防止されて電線の接続状態が確実
に維持される。
【0036】また、例えばメンテナンスなどのために接
続された電線を外す場合で、マイナスドライバーMDを使
用する場合には、まず、図1に示すように、マイナスド
ライバーMDの先端を、解除具差込孔24の長方形孔部25を
通じて解除ボタン53と内壁面12a との間の差込空間88に
差し込み、解除ボタン53の操作部85の第1の接触部86に
接触させる。さらに、マイナスドライバーMDの先端を押
し込み、図4に示すように、第1の接触部86を通じて解
除ボタン53の本体部81と内壁面12a との間に差し込む。
これにより、解除ボタン53がマイナスドライバーMDの差
込方向と交差する方向でかつ鎖錠端子51の方向に押動さ
れ、解除ボタン53の押動部83で鎖錠端子51の鎖錠片部61
を電線から離反する方向に押圧し、鎖錠片部61による電
線への食い付きを解除する。この状態で、電線を引き抜
き操作することにより、電線を電線挿入孔23から外すこ
とができる。
【0037】また、例えばメンテナンスなどのために接
続された電線を外す場合で、プラスドライバーPDを使用
する場合には、まず、図1に示すように、プラスドライ
バーPDの先端を、解除具差込孔24の拡大孔部26を通じて
解除ボタン53と内壁面12a との間の差込空間88に差し込
み、解除ボタン53の操作部85の第2の接触部87に接触さ
せる。さらに、プラスドライバーPDの先端を押し込み、
図5に示すように、第2の接触部87を通じて解除ボタン
53の本体部81と内壁面12a との間に差し込む。これによ
り、解除ボタン53がプラスドライバーPDの差込方向と交
差する方向でかつ鎖錠端子51の方向に押動され、解除ボ
タン53の押動部83で鎖錠端子51の鎖錠片部61を電線から
離反する方向に押圧し、鎖錠片部61による電線への食い
付きを解除する。この状態で、電線を引き抜き操作する
ことにより、電線を電線挿入孔23から外すことができ
る。
【0038】このように、解除ボタン53をマイナスドラ
イバーMDまたはプラスドライバーPDの差込方向と交差す
る方向でかつ鎖錠端子51の方向に押動させて鎖錠端子51
による電線の接続(施錠)を解除させる差込解除構造に
おいて、解除具差込孔24の長方形孔部25を通じて差し込
まれるマイナスドライバーMDが解除ボタン53の第1の接
触部86に接触し、または解除具差込孔24の拡大孔部26を
通じて差し込まれるプラスドライバーPDが解除ボタン53
の第2の接触部87に接触し、これら第1または第2の接
触部86,87に接触されるマイナスドライバーMDまたはプ
ラスドライバーPDにより解除ボタン53が押動されて鎖錠
端子51による電線の接続(施錠)を解除させることがで
き、マイナスドライバーMDなどに限らず、プラスドライ
バーPDでも差込解除操作できる。
【0039】しかも、端子板52が、鎖錠端子51と端子板
52との間に対して接続された電線を接続状態に保持する
ダボ75を有していることにより、電線の位置ずれを防止
し、電線の接続状態を確実に維持できる。
【0040】なお、解除具としては、マイナスドライバ
ーMDまたはプラスドライバーPDに限らず、マイナスドラ
イバーMDまたはプラスドライバーPDに類似した先端形状
を有する物品を用いても解除操作できる。
【0041】次に、図6に第2の実施の形態を示し、図
6はコンセントの断面図である。
【0042】この実施の形態では、配線装置本体11のケ
ース12の内壁面12a に、鎖錠端子61に対して接続された
電線を接続状態に保持する本体側電線保持部としてのダ
ボ91が突出形成されている。
【0043】そして、ダボ91により、電線の位置ずれを
防止し、電線の接続状態を確実に維持できる。
【0044】なお、鎖錠端子61が、鎖錠端子61に対して
接続された電線を接続状態に保持する鎖錠端子側電線保
持部(ダボなど)を有していても、電線の位置ずれを防
止し、電線の接続状態を確実に維持できる。
【0045】また、各電線保持部は、ダボに限らず、突
起部、切り起こし部、あるいは別部材を用いてもよい。
【0046】また、配線装置は、コンセントに限らず、
スイッチおよび端子台などの配線器具や、電気機器など
にも適用できる。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の配線装置によれば、解除
ボタンを解除具の差込方向と交差する方向でかつ鎖錠端
子の方向に押動させて鎖錠端子による電線の接続を解除
させる差込解除構造において、解除具差込孔の孔部を通
じて差し込まれるマイナスドライバーなどの解除具が解
除ボタンの第1の接触部に接触し、または解除具差込孔
の拡大孔部を通じて差し込まれるプラスドライバーなど
の解除具が解除ボタンの第2の接触部に接触し、これら
第1または第2の接触部に接触される解除具により解除
ボタンが押動されて鎖錠端子による電線の接続を解除さ
せることができ、マイナスドライバーなどに限らず、プ
ラスドライバーなどの解除具でも差込解除操作できる。
【0048】請求項2記載の配線装置によれば、請求項
1記載の配線装置の効果に加えて、鎖錠端子が、鎖錠端
子に対して接続された電線を接続状態に保持する鎖錠端
子側電線保持部を有していることにより、電線の位置ず
れを防止し、電線の接続状態を確実に維持できる。
【0049】請求項3記載の配線装置によれば、請求項
1または2記載の配線装置の効果に加えて、鎖錠端子と
の間に電線を接続する端子板を具備し、端子板が、鎖錠
端子と端子板との間に対して接続された電線を接続状態
に保持する端子板側電線保持部を有していることによ
り、電線の位置ずれを防止し、電線の接続状態を確実に
維持できる。
【0050】請求項4記載の配線装置によれば、請求項
1ないし3いずれか一記載の配線装置の効果に加えて、
配線装置本体が、鎖錠端子に対して接続された電線を接
続状態に保持する本体側電線保持部を有していることに
より、電線の位置ずれを防止し、電線の接続状態を確実
に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配線装置の第1の実施の形態を示すコ
ンセントの断面図である。
【図2】同上コンセントの底面図である。
【図3】同上図1のA−A断面図である。
【図4】同上マイナスドライバーを差し込んだ状態の断
面図である。
【図5】同上プラスドライバーを差し込んだ状態の断面
図である。
【図6】本発明の配線装置の第2の実施の形態を示すコ
ンセントの断面図である。
【符号の説明】
11 配線装置本体 23 電線挿入孔 24 解除具差込孔 25 孔部としての長方形孔部 26 拡大孔部 51 鎖錠端子 52 端子板 53 解除ボタン 75 端子板側電線保持部としてのダボ 86 第1の接触部 87 第2の接触部 91 本体側電線保持部としてのダボ MD 解除具としてのマイナスドライバー PD 解除具としてのプラスドライバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線挿入孔が形成されるとともに、孔部
    およびこの孔部の中央縁部に拡大孔部を有する解除具差
    込孔が形成される配線装置本体と;配線装置本体内に配
    置され、電線挿入孔に挿入される電線に接続される鎖錠
    端子と;配線装置本体内に鎖錠端子に隣接して配置さ
    れ、解除具差込孔の孔部を通じて差し込まれる解除具が
    接触する第1の接触部、および解除具差込孔の拡大孔部
    を通じて差し込まれる解除具が接触する第2の接触部を
    有し、解除具差込孔を通じて差し込まれる解除具により
    その差込方向と交差する方向でかつ鎖錠端子の方向に押
    動されて鎖錠端子による電線の接続を解除させる解除ボ
    タンと;を具備していることを特徴とする配線装置。
  2. 【請求項2】 鎖錠端子は、鎖錠端子に対して接続され
    た電線を接続状態に保持する鎖錠端子側電線保持部を有
    していることを特徴とする請求項1記載の配線装置。
  3. 【請求項3】 鎖錠端子との間に電線を接続する端子板
    を具備し、 端子板は、鎖錠端子と端子板との間に対して接続された
    電線を接続状態に保持する端子板側電線保持部を有して
    いることを特徴とする請求項1または2記載の配線装
    置。
  4. 【請求項4】 配線装置本体は、鎖錠端子に対して接続
    された電線を接続状態に保持する本体側電線保持部を有
    していることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一
    記載の配線装置。
JP36118397A 1997-12-26 1997-12-26 配線装置 Expired - Lifetime JP3709908B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36118397A JP3709908B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 配線装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36118397A JP3709908B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 配線装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11191445A true JPH11191445A (ja) 1999-07-13
JP3709908B2 JP3709908B2 (ja) 2005-10-26

Family

ID=18472537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36118397A Expired - Lifetime JP3709908B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 配線装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3709908B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002010429A (ja) * 2000-06-21 2002-01-11 Jimbo Electric Co Ltd 配線器具

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS522187U (ja) * 1975-06-23 1977-01-08
JPS61135474U (ja) * 1985-02-13 1986-08-23
JPS62165671U (ja) * 1986-04-11 1987-10-21
JPH04121664U (ja) * 1991-04-16 1992-10-30 サトーパーツ株式会社 自己鎖錠端子装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS522187U (ja) * 1975-06-23 1977-01-08
JPS61135474U (ja) * 1985-02-13 1986-08-23
JPS62165671U (ja) * 1986-04-11 1987-10-21
JPH04121664U (ja) * 1991-04-16 1992-10-30 サトーパーツ株式会社 自己鎖錠端子装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002010429A (ja) * 2000-06-21 2002-01-11 Jimbo Electric Co Ltd 配線器具
JP4535568B2 (ja) * 2000-06-21 2010-09-01 神保電器株式会社 配線器具

Also Published As

Publication number Publication date
JP3709908B2 (ja) 2005-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1012294A (ja) プラグ、レセプタクル及びそれらを備える中継コネクタ
US4997385A (en) Electrical connector
JPH11191445A (ja) 配線装置
JP4116159B2 (ja) 端子台
JPH0955238A (ja) 端子装置
US20020086571A1 (en) Card edge connector
JPH099420A (ja) 電気機器の接続取付構造
JP3044663B2 (ja) 配線器具
JP2000323222A (ja) ケーブルコネクタ
JP2552743Y2 (ja) 電気コネクタ
JP3105951B2 (ja) ハーネスプラグ
JP3210594B2 (ja) 電気接続箱
JPS5825580Y2 (ja) コネクタのロック装置
JPH0612615Y2 (ja) 端子台
JP2810723B2 (ja) 多極型モジュラジャック
KR200397590Y1 (ko) 안전 콘센트
JP3278040B2 (ja) レバー式コネクタ
JP3243766B2 (ja) ヒューズボックス
JP3118234B2 (ja) 回路基板への電気コネクタの取付構造
JPH0626148B2 (ja) 圧接型電気端子
JPH0740304Y2 (ja) 電気コネクタのコンタクト保持装置
JPS5936863Y2 (ja) コネクタ内雌コンタクト抜き治具
JPS607020Y2 (ja) 電気接続子
JPH02288166A (ja) 電気器具
JPH05205793A (ja) 電線接続装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050720

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050802

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090819

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090819

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090819

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100819

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110819

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120819

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130819

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term