JPH11189341A - 給紙装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents

給紙装置及びインクジェット記録装置

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JPH11189341A
JPH11189341A JP35964697A JP35964697A JPH11189341A JP H11189341 A JPH11189341 A JP H11189341A JP 35964697 A JP35964697 A JP 35964697A JP 35964697 A JP35964697 A JP 35964697A JP H11189341 A JPH11189341 A JP H11189341A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙寸法誤差や用紙サイズの違いで正確に用
紙をセットできない。 【解決手段】 給紙カセット3の延長底部12には、エ
ンドフェンス22を用紙長手方向に移動可能に装着し、
延長底部12の案内溝21は歯状突起23を所定の間隔
で設け、エンドフェンス22には歯状突起23に移動可
能に係合可能な突部26,27を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給紙装置及びインク
ジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にプリンタ、ファクシミリ、複写機
のような画像記録装置においては、記録装置本体へ用紙
を給紙するための給紙装置として、従来、例えば20枚
程度を限度として複数枚の用紙を同時に載置保持できる
給紙トレイを備えるものと、100枚以上の多数枚の用
紙を同時に載置保持できる給紙カセットを使用するもの
とに大別される。ここで、前者の給紙トレイは主として
パーソナルユースを指向する記録装置に多く用いられ、
後者の給紙カセットは主としてビジネスユースを指向す
る記録装置に多く用いられる。
【0003】すなわち、前者の給紙トレイにあっては、
同時にセット(載置)できる枚数が少ないために多数枚
の記録を行おうとすると、頻繁に用紙をセットしなけれ
ばならず不便であるが、記録装置本体を比較的小型化で
きるために、パーソナルユースに向いている。これに対
して、給紙カセットにあっては、カセット本体が使用可
能な用紙サイズの大きさ以上になるために記録装置本体
が大型化することになるが、多量の用紙を同時にセット
できるので用紙のセット回数が少なくて済むために、ビ
ジネスユースに向いている。
【0004】そして、一般に使用される用紙のサイズは
規格化されているので、用紙を積載保持する給紙装置も
規格サイズに固定されたり、あるいは、給紙装置に設け
た用紙端規制部材を規格サイズに対応する位置で段階的
に脱着自在に取付けて複数の規格サイズの用紙に対応で
きるようにしたりしている。また、給紙カセットを備え
るときには、規格サイズ以外の用紙を給紙するために別
途手差しトレイを用いるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、用紙サ
イズは規格化されていても、用紙には製造ロット毎に±
1mm程度の誤差を生じるため、従来のように規格サイ
ズに対応しているのみでは用紙を正確に位置決めして給
紙装置にセットすることができない。また、給紙カセッ
トは規格サイズの用紙にのみ対応しているので、規格外
の用紙を使用するときには手差しトレイを用いる他な
く、給紙カセットで操作性を向上しようとする目的が半
減してしまう。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、用紙サイズや用紙の寸法誤差に係わらず用紙後端
を正確に位置決めできるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の給紙装置は、用紙を積載保持する用紙保
持部に前記用紙の後端を規制する後端規制部材を無段階
的に移動可能に保持し、前記用紙保持部には用紙長手方
向に歯状突起を所定の間隔で形成し、前記後端規制部材
には前記歯状突起に移動可能に係合する突部を形成した
構成とした。
【0008】請求項2の給紙装置は、上記請求項1の給
紙装置において、前記後端規制部材には前記用紙保持部
の歯状突起に移動可能に係合する前方側突部と後方側突
部とを形成した構成とした。
【0009】請求項3の給紙装置は、上記請求項2の給
紙装置において、前記後端規制部材には弾性変形可能な
部分を形成し、この弾性変形可能な部分の先端に前記後
方側突部を設けた構成とした。
【0010】請求項4の給紙装置は、上記請求項3の給
紙装置において、前記後端規制部材の弾性変形可能な部
分の上面側に指を掛けることが可能なつまみ部を一体的
に設けた構成とした。
【0011】請求項5の給紙装置は、上記請求項2乃至
4のいずれかの給紙装置において、前記後端規制部材の
後方側突部は前方側が傾斜面で後方側が略垂直面をなす
形状である構成とした。
【0012】請求項6の給紙装置は、上記請求項1乃至
5のいずれかの給紙装置において、前記用紙保持部の歯
状突起は前方側が略垂直面で後方側が傾斜面をなす形状
である構成とした。
【0013】請求項7のインクジェット記録装置は、前
記請求項1乃至6のいずれかに記載の給紙装置を着脱自
在に装着可能な構成とした。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明に係る給紙装置
を装着したインクジェット記録装置の一例を示す外観斜
視図、図2は同記録装置の給紙カセットを引出した状態
の外観斜視図、図3は同記録装置を背面側から見た外観
斜視図である。
【0015】このインクジェット記録装置は、記録装置
本体1の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ、キ
ャリッジに搭載したインクジェットヘッドからなる記録
ヘッド、記録ヘッドへのインクを供給するインクカート
リッジ等で構成される印字機構部2等を収納し、装置本
体1の下方部には前方側から多数枚の用紙を積載して保
持する給紙装置である給紙カセット3を抜き差し自在に
装着することができ、給紙カセット3から給送される用
紙或いは手差しトレイ4にセットされる用紙を取り込
み、印字機構部2によって所要の画像を記録した後、排
紙トレイ5に排紙する。
【0016】次に、給紙カセット3について図4乃至図
6を参照して説明する。なお、図4は給紙カセットの概
略斜視図、図5は給紙カセットの載置面を長くしたとき
の概略斜視図、図6は給紙カセットの延長底部の概略斜
視図である。給紙カセット3は、図4及び図5に示すよ
うに、用紙を載置保持する用紙保持部となるカセット本
体11と、このカセット本体11に脱着自在に装着さ
れ、カセット本体11の底面である載置面10の一部を
延長して形成可能な載置面10aを有する延長底部12
とを備え、カセット本体11と延長底部12との係合位
置を選択することによってカセット長さを変えることが
できる。
【0017】すなわち、カセット本体11には長さ方向
の異なる複数の位置に係合溝13(前側)、14(後
側)を設け、また、延長底部12の前側両側部にはカセ
ット本体11の係合溝13,14に脱着自在で回動可能
に係合する係合軸15を形成している。ここで、カセッ
ト本体11の前側の係合溝13は延長底部12の係合軸
15を係合させたときに、載置面10が延長底部12の
載置面10aを含めてセット可能な最大用紙サイズをA
4サイズにする位置に、後側の係合溝14は延長底部1
2の係合軸15を係合させたときに、載置面10が延長
底部12の載置面10aを含めてセット可能な最大用紙
サイズをA3サイズにする位置にそれぞれ設けている。
【0018】これによって、延長底部12の係合軸15
をカセット本体11の前側の係合溝13に係合させたと
きには、この給紙カセット3は例えば最大A4サイズの
用紙をセットすることができるだけであるが、給紙カセ
ット長さが短くなるのに対し、延長底部12の係合軸1
5をカセット本体11の後側の係合溝14に係合させた
ときには、この給紙カセット3は給紙カセット長が長く
なるが例えば最大A3サイズまでの用紙をセットするこ
とができるようになる。
【0019】この場合、カセット本体11の延長底部1
2をセットする面には、載置面10を長くするために延
長底部12を後方側にセットしたときに現出する用紙給
送方向に複数本の案内リブ16を形成している。これ
は、特に、給紙カセット3を記録装置本体1から半分程
度抜き出した状態で大きなサイズの用紙をセットすると
きに、用紙の先端側を案内して延長底部12の載置面1
0a上にスムーズに用紙をセットできるようにするため
である。また、延長底部12の前端側も図6及び図7に
示すように傾斜面12aに形成することによって、同様
に大きなサイズのみならず小さなサイズの用紙の場合も
含めて、セットする用紙をスムーズに延長底部12の載
置面10a上に案内できるようにしている。
【0020】次に、カセット本体11と延長底部12と
の係合について図8乃至図10をも参照して説明する。
先ず、図8を参照して、延長底部12には断面略長孔形
状をなす係合軸15を設け、一方、カセット本体11に
は長孔形状の溝部17に延長底部12を立てた状態で係
合軸15を抜き差し可能にする差込み口18を連続させ
た形状をなす係合溝13(係合溝14も同様であるので
図示省略)を設けている。
【0021】ここで、カセット本体11の係合溝13,
14は、図9及び図10に示すように、差込み口18及
び延長底部12の係合軸15の略上半分側が係合する溝
部分19と、延長底部12の係合軸15の略下半分側が
係合する溝部分20に分割して、これらの溝部分19及
び20をカセット本体11上の係合軸15の軸方向の異
なる位置に形成し、軸方向から見たときに1つの係合溝
13,14となるようにしている。このように係合溝を
分割することによって、カセット本体11の成形が容易
になる。
【0022】したがって、図11を参照して、給紙カセ
ット3の載置面の長さを長くするには、カセット本体1
1の前側の係合溝13に延長底部12の係合軸15が係
合している状態から、矢示で示すように延長底部12
の後方側を持ち上げて破線図示のように略垂直に立ち上
げ、矢示で示すように延長底部12を持ち上げて係合
軸15を係合溝13から抜き出した後、延長底部12を
矢示で示すように移動してカセット本体11の係合溝
14に係合軸15を合わせて、矢示で示すように延長
底部12を降ろしてカセット本体11の係合溝14に係
合軸15を係合させ、次いで矢示で示すように延長底
部12を回動させることで、給紙カセット3の載置面1
0が全体として延長底部12の載置面10aの長さ相当
分延長されて、大きなサイズの用紙をセットできるよう
になる。給紙カセット3の載置面の長さを短くするに
は、上記と逆の順序で延長底部12を移動させればよ
い。
【0023】なお、ここでは、延長底部をカセット本体
から取り外してその係合位置を変えるようにしている
が、例えば延長底部をカセット本体に対してスライド自
在にして、延長底部を任意の位置にスライド位置決めす
ることによっても、給紙カセットの載置面の長さを変え
てセット可能な用紙サイズを変更するようにすることも
できる。
【0024】次に、この給紙カセット3を記録装置本体
1に対して抜き差しする場合について図12及び図13
を参照して説明する。この記録装置本体1内には、同図
(a)に示すように、給紙カセット3を直線的に抜き差
しするときにカセット本体11の後端部11aに当接す
る突起部材1aが存在しているため、給紙カセット3を
そのまま水平方向に抜き差しすることはできない。
【0025】そこで、給紙カセット3を記録装置本体1
から抜くときには、同図(b)に示すようにカセット本
体11の後端部11aが記録装置本体1内の突起部材1
aに当接する付近まで給紙カセット3を抜いた後、同図
(c)に示すように給紙カセット3の前側を上方に持ち
上げて斜めにして抜き出すことになる。
【0026】この場合、この給紙カセット3のようにカ
セット本体11に対して載置面を延長して大きなサイズ
の用紙をセットできるようにする延長底部12を設けた
給紙カセットにあっては、延長底部12をカセット本体
11にスライド自在に設けるようにすると、同図(c)
に仮想線で示すように給紙カセット3を斜めにしたとき
延長底部12の後端がかなり下方に移動しなければなら
なくなり、その結果、記録装置本体1を高さ方向に大型
化しなければならなくなる。
【0027】そこで、この給紙カセット3においては前
述したようにカセット本体11に対して延長底部12を
揺動可能に係合させている。したがって、図13(a)
に示すように延長底部12を引出した状態で給紙カセッ
ト3を記録装置本体11にセットしている状態から給紙
カセット3を抜き出すとき、同図(b)に示すようにカ
セット本体11の後端部11aが記録装置本体1内の突
起部材1aに当接する付近まで給紙カセット3を抜いた
後、同図(c)に示すように給紙カセット3の前側を上
方に持ち上げて斜めにしたとき、延長底部12はカセッ
ト本体11に対して回動して水平方向の状態に維持され
るので、そのまま給紙カセット3を引出すことができ
る。
【0028】次に、給紙カセット3の延長底部12につ
いて図14乃至図17をも参照して説明する。なお、図
14は延長底部の要部拡大部分正断面図、図15は延長
底部の案内溝の要部拡大側断面図、図16はエンドフェ
ンスの側面図、図17はエンドフェンスの背面(後面)
図である。延長底部12の載置面10a中央部には、図
4乃至図6及び図14にも示すように、給紙方向(用紙
の長手方向)に案内溝21を形成して、この案内溝21
内に用紙の後端を規制する後端規制部材である樹脂成型
品等からなるエンドフェンス22を無段階的に移動可能
に装着している。
【0029】この案内溝21底面には、図15に示すよ
うに断面略半円形状の歯状突起23を所定の間隔で多数
形成している。この歯状突起23の間隔は、前述したよ
うに用紙の製造ロット間誤差が±1mm程度生じること
から、1mm以下にすることが好ましい。なお、所定の
間隔とは高精度の等間隔という意味ではなく、低い精度
でもよい。また、案内溝21の側面には図14に示すよ
うにエンドフェンス22を案内するためのガイド溝24
を形成している。
【0030】一方、エンドフェンス22は、図16及び
図17にも示すように用紙の後端が当接するフェンス本
体25の底部に、案内溝21の歯状突起23,23…に
移動可能に係合する側断面略三角形状の前方側突部26
及び後方側突部27を設けている。この前方側突部26
及び後方側突部27の先端には丸みを持たせて移動をス
ムーズに行えるようにしている。ここで、前方側とは用
紙後端を規制する側(用紙給送方向下流方向)、後方側
とはその反対側(用紙給送方向上流方向)の意味であ
る。
【0031】また、エンドフェンス22のフェンス本体
25には、図14及び図17にも示すように前方側突部
26及び後方側突部27の上方部分に位置して透孔2
8,29を形成して、前方側突部26及び後方側突部2
7の上側部分に弾性を持たせている。これによって、エ
ンドフェンス22を案内溝21に沿って移動させる場
合、エンドフェンス22の突部26,27が案内溝21
の歯状突起23を乗り越えるときに僅かに上下動するこ
とができて、クリック感が出るようになる。また、エン
ドフェンス22のフェンス本体25両側部にはガイド溝
24に摺動可能にはまり込むガイド鍔25aを形成して
いる。
【0032】このように給紙カセット3のカセット本体
11に装着する延長底部12に用紙の後端を規制するエ
ンドフェンス22を無段階的に移動可能に設け、延長底
部12の案内溝21底面に用紙長手方向に歯状突起23
を所定の間隔で形成し、エンドフェンス22には歯状突
起23に移動可能に係合する突部26,27を形成する
ことによって、用紙の誤差及び用紙サイズに係わらず、
用紙後端を精度良く規制できるようにすることができ
る。この場合、エンドフェンス22に前方側突部26及
び後方側突部27を設けることで、エンドフェンス22
を安定して係合させることができる。
【0033】次に、エンドフェンス22の他の例につい
て図18乃至図20を参照して説明する。なお、図18
はエンドフェンスの側断面図、図19はエンドフェンス
の平面図、図20はエンドフェンスの背面図である。こ
の例のエンドフェンス22は、フェンス本体25の後部
部分に2本の切込み31,31を入れることで弾性変形
可能な部分32を形成し、この弾性変形可能な部分32
の先端部に後方側突部27を一体的に形成している。
【0034】このようにすれば、エンドフェンス22を
案内溝21に沿って移動させるとき、後方側突部27が
歯状突起23を乗り越えるときに弾性変形可能な部分3
2が弾性変形し易くなるって後方側突部27の上下動が
容易になり、エンドフェンス22の移動をスムーズに行
える。また、弾性変形可能な部分32による弾性力(加
圧力)で後方側突部27を歯状突起23間に押し付ける
ことが可能になり、後方側突部27をロック爪として使
用することができるようになる。これによって、積載さ
れた用紙の重量やカセット脱着に伴う衝撃に対してエン
ドフェンス22が簡単に後方に移動しなくなり、より安
定して用紙後端を規制することができる。
【0035】次に、エンドフェンス22及び案内溝21
の歯状突起23の他の例について図21及び図22を参
照して説明する。なお、図21は更に他のエンドフェン
スの側断面図、図22は同エンドフェンス及び案内溝の
要部拡大側断面図である。この例の案内溝21の歯状突
起23は前方側が略垂直面23aで後方側が傾斜面23
bをなす形状に形成している。また、エンドフェンス2
2の弾性変形可能な部分32に設けた後方側突部27
は、これとは反対に、前方側が傾斜面27bで後方側が
略垂直面27aをなす形状にしている。
【0036】したがって、エンドフェンス22を前方向
に移動するときには、後方側突部27の傾斜面27bが
歯状突起23の傾斜面23bに倣って歯状突起23を容
易に乗り越えることができるが、図22に示すようにエ
ンドフェンス22に後方向へ移動させる力が加わっても
そのままでは後方側突部27の略垂直面27aが歯状突
起23の略垂直面23aに係合当接するので、ロックが
かかってエンドフェンス22は歯状突起23の間隔程度
しか移動することができない。
【0037】これによって、給紙カセット3を記録装置
本体1に装着するときの衝撃や用紙をセットするときの
用紙の重量による衝撃がエンドフェンス22に加わって
もエンドフェンス22がぶれることが防止され、高精度
に用紙後端を規制することができるようになる。
【0038】次に、エンドフェンス22の更に他の例に
ついて図23を参照して説明する。この例のエンドフェ
ンス22は、上記図21に示すエンドフェンス22の弾
性変形可能な部分32の上面側に指を掛けることができ
るつまみ部33を一体的に形成している。
【0039】したがって、エンドフェンス22を後方向
に移動するときには、同図に仮想線で示すようにつまみ
部33とフェンス本体25とに指を掛けて弾性変形可能
な部分32を上方に持ち上げ、後方側突部27と歯状突
起23との係合を解くことができる。これによって、エ
ンドフェンス22を後方向に容易に移動することができ
るようになり、エンドフェンス22の位置調整が容易に
なる。
【0040】なお、上記実施例においては、本発明を延
長底部を有する給紙カセットに適用した例で説明してい
るが、図24に示すように、カセット本体11にエンド
フェンス(後端規制部材)22を直接移動可能に装着す
ることもできる。また、上記実施例においては、本発明
に係る給紙装置をインクジェット記録装置の給紙カセッ
トに適用したが、給紙トレイにも適用することができ、
また、インクジェット記録装置以外の前述した各種記録
装置の給紙装置にも同様に適用できる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の給紙装
置によれば、用紙を積載保持する用紙保持部に用紙の後
端を規制する後端規制部材を無段階的に移動可能に保持
し、用紙保持部には用紙長手方向に歯状突起を所定の間
隔で形成し、後端規制部材には歯状突起に移動可能に係
合する突部を形成した構成としたので、用紙の寸法誤差
や用紙サイズに係わらず高精度に用紙をセットすること
ができる。
【0042】請求項2の給紙装置によれば、上記請求項
1の給紙装置において、後端規制部材には用紙保持部の
歯状突起に移動可能に係合する前方側突部と後方側突部
とを形成した構成としたので、後端規制部材を安定して
係合させることができる。
【0043】請求項3の給紙装置によれば、上記請求項
2の給紙装置において、後端規制部材には弾性変形可能
な部分を形成し、この弾性変形可能な部分の先端に後方
側突部を設けた構成としたので、後端規制部材の移動を
スムーズに行えると共に用紙や装着時に係る衝撃で動く
ことが防止できるようになる。
【0044】請求項4の給紙装置によれば、上記請求項
3の給紙装置において、後端規制部材の弾性変形可能な
部分の上面側に指を掛けることが可能なつまみ部を一体
的に設けた構成としたので、後端規制部材を後方側への
移動をスムーズに行える。
【0045】請求項5の給紙装置によれば、上記請求項
2乃至4のいずれかの給紙装置において、後端規制部材
の後方側突部は前方側が傾斜面で後方側が略垂直面をな
す形状である構成としたので、用紙や装着時に係る衝撃
で動くことをより確実に防止できるようになる。
【0046】請求項6の給紙装置によれば、上記請求項
1乃至5のいずれかの給紙装置において、用紙保持部の
歯状突起は前方側が略垂直面で後方側が傾斜面をなす形
状である構成としたので、用紙や装着時に係る衝撃で後
端規制部材が動くことをより確実に防止できるようにな
る。
【0047】請求項7のインクジェット記録装置によれ
ば、請求項1乃至6のいずれかに記載の給紙装置を着脱
自在に装着可能な構成としたので、用紙を正確に位置決
めして保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給紙カセットを装着したインクジ
ェット記録装置の一例を示し外観斜視図
【図2】同記録装置の給紙カセットを引出した状態の外
観斜視図
【図3】同記録装置を背面側から見た外観斜視図
【図4】同給紙カセットの概略斜視図
【図5】同給紙カセットの載置面を長くしたときの概略
斜視図
【図6】同給紙カセットの延長底部の概略斜視図
【図7】同延長底部の前端部分の拡大説明図
【図8】同給紙カセットのカセット本体と延長底部の係
合部分の説明に供する説明図
【図9】同カセット本体の延長底部との係合部分の説明
に供する斜視図
【図10】同カセット本体の延長底部との係合部分の説
明に供する説明図
【図11】同給紙カセットのサイズ変更手順の説明に供
する説明図
【図12】同給紙カセットを小サイズのまま記録装置本
体から抜き出すときの説明に供する説明図
【図13】同給紙カセットを大サイズにして記録装置本
体から抜き出すときの説明に供する説明図
【図14】延長底部の要部拡大部分正断面図
【図15】延長底部の案内溝の要部拡大側断面図
【図16】同延長部のエンドフェンスの側面図
【図17】同エンドフェンスの背面図
【図18】他のエンドフェンスの側断面図
【図19】同エンドフェンスの平面図
【図20】同エンドフェンスの背面図
【図21】更に他のエンドフェンスの側断面図
【図22】同エンドフェンス及び案内溝の要部拡大側断
面図
【図23】更にまた他のエンドフェンスの要部拡大側断
面図
【図24】本発明の他の実施例を示す給紙カセットの斜
視図
【符号の説明】
1…記録装置本体、2…印字機構部、3…給紙カセッ
ト、4…手差しトレイ、5…排紙トレイ、11…カセッ
ト本体、12…延長底部、13,14…係合溝、15…
係合軸、16…案内リブ、21…案内溝、22…エンド
フェンス、23…歯状突起、26…前方側突部、27…
後方側…突部、32…弾性変形可能な部分、33…つま
み部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を積載保持する給紙装置において、
    前記用紙を積載保持する用紙保持部に前記用紙の後端を
    規制する後端規制部材を無段階的に移動可能に保持し、
    前記用紙保持部には用紙長手方向に歯状突起を所定の間
    隔で形成し、前記後端規制部材には前記歯状突起に移動
    可能に係合する突部を形成したことを特徴とする給紙装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の給紙装置において、前
    記後端規制部材には前記用紙保持部の歯状突起に移動可
    能に係合する前方側突部と後方側突部とを形成したこと
    を特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の給紙装置において、前
    記後端規制部材には弾性変形可能な部分を形成し、この
    弾性変形可能な部分の先端に前記後方側突部を設けたこ
    とを特徴とする給紙装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の給紙装置において、前
    記後端規制部材の弾性変形可能な部分の上面側に指を掛
    けることが可能なつまみ部を一体的に設けたことを特徴
    とする給紙装置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれかに記載の給紙
    装置において、前記後端規制部材の後方側突部は前方側
    が傾斜面で後方側が略垂直面をなす形状であることを特
    徴とする給紙装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の給紙
    装置において、前記用紙保持部の歯状突起は前方側が略
    垂直面で後方側が傾斜面をなす形状であることを特徴と
    する給紙装置。
  7. 【請求項7】 給紙装置から給紙された用紙に画像を記
    録するインクジェット記録装置において、前記請求項1
    乃至6のいずれかに記載の給紙装置を着脱自在に装着可
    能なことを特徴とするインクジェット記録装置。
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CN105236165A (zh) * 2014-07-02 2016-01-13 柯尼卡美能达株式会社 供纸盒

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