JP3558253B2 - 給紙装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は給紙装置及びインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にプリンタ、ファクシミリ、複写機のような画像記録装置においては、記録装置本体へ用紙を給紙するための給紙装置として、従来、例えば20枚程度を限度として複数枚の用紙を同時に載置保持できる給紙トレイを備えるものと、100枚以上の多数枚の用紙を同時に載置保持できる給紙カセットを使用するものとに大別される。ここで、前者の給紙トレイは主としてパーソナルユースを指向する記録装置に多く用いられ、後者の給紙カセットは主としてビジネスユースを指向する記録装置に多く用いられる。
【0003】
すなわち、前者の給紙トレイにあっては、同時にセット(載置)できる枚数が少ないために多数枚の記録を行おうとすると、頻繁に用紙をセットしなければならず不便であるが、記録装置本体を比較的小型化できるために、パーソナルユースに向いている。これに対して、給紙カセットにあっては、カセット本体が使用可能な用紙サイズの大きさ以上になるために記録装置本体が大型化することになるが、多量の用紙を同時にセットできるので用紙のセット回数が少なくて済むために、ビジネスユースに向いている。
【0004】
そして、一般に使用される用紙のサイズは規格化されているので、用紙を積載保持する給紙装置も規格サイズに固定されたり、あるいは、給紙装置に設けた用紙端規制部材を規格サイズに対応する位置で段階的に脱着自在に取付けて複数の規格サイズの用紙に対応できるようにしたりしている。また、給紙カセットを備えるときには、規格サイズ以外の用紙を給紙するために別途手差しトレイを用いるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、用紙サイズは規格化されていても、用紙には製造ロット毎に±1mm程度の誤差を生じるため、従来のように規格サイズに対応しているのみでは用紙を正確に位置決めして給紙装置にセットすることができない。また、給紙カセットは規格サイズの用紙にのみ対応しているので、規格外の用紙を使用するときには手差しトレイを用いる他なく、給紙カセットで操作性を向上しようとする目的が半減してしまう。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、用紙サイズや用紙の寸法誤差に係わらず用紙後端を正確に位置決めできるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1の給紙装置は、用紙を積載保持する用紙保持部に用紙の後端を規制する後端規制部材を無段階的に移動可能に保持し、用紙保持部には用紙長手方向に歯状突起を所定の間隔で形成し、後端規制部材は、用紙の後端が当接するフェンス本体に、用紙保持部の歯状突起に移動可能に係合し、用紙の後端を規制する側に設けた前方側突部と、用紙保持部の歯状突起に移動可能に係合し、用紙の後端を規制する側と反対側に、前方側突部に間隔をあけて設けた後方側突部とを有し、この後方側突部はフェンス本体にこの後方側突部を歯状突起に押し付ける弾性変形可能な部分を介して設けられている構成とした。
【0008】
請求項2の給紙装置は、上記請求項1の給紙装置において、前記後端規制部材の弾性変形可能な部分の上面側に指を掛けることが可能なつまみ部を一体的に設けた構成とした。
【0009】
請求項3の給紙装置は、上記請求項1又は2の給紙装置において、前記後端規制部材の後方側突部は前方側が傾斜面で後方側が略垂直面をなす形状である構成とした。
【0010】
請求項4の給紙装置は、上記請求項1乃至3のいずれかの給紙装置において、前記用紙保持部の歯状突起は前方側が略垂直面で後方側が傾斜面をなす形状である構成とした。
【0011】
請求項5のインクジェット記録装置は、前記請求項1乃至4のいずれかに記載の給紙装置を着脱自在に装着可能な構成とした。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。図1は本発明に係る給紙装置を装着したインクジェット記録装置の一例を示す外観斜視図、図2は同記録装置の給紙カセットを引出した状態の外観斜視図、図3は同記録装置を背面側から見た外観斜視図である。
【0013】
このインクジェット記録装置は、記録装置本体1の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ、キャリッジに搭載したインクジェットヘッドからなる記録ヘッド、記録ヘッドへのインクを供給するインクカートリッジ等で構成される印字機構部2等を収納し、装置本体1の下方部には前方側から多数枚の用紙を積載して保持する給紙装置である給紙カセット3を抜き差し自在に装着することができ、給紙カセット3から給送される用紙或いは手差しトレイ4にセットされる用紙を取り込み、印字機構部2によって所要の画像を記録した後、排紙トレイ5に排紙する。
【0014】
次に、給紙カセット3について図4乃至図6を参照して説明する。なお、図4は給紙カセットの概略斜視図、図5は給紙カセットの載置面を長くしたときの概略斜視図、図6は給紙カセットの延長底部の概略斜視図である。
給紙カセット3は、図4及び図5に示すように、用紙を載置保持する用紙保持部となるカセット本体11と、このカセット本体11に脱着自在に装着され、カセット本体11の底面である載置面10の一部を延長して形成可能な載置面10aを有する延長底部12とを備え、カセット本体11と延長底部12との係合位置を選択することによってカセット長さを変えることができる。
【0015】
すなわち、カセット本体11には長さ方向の異なる複数の位置に係合溝13(前側)、14(後側)を設け、また、延長底部12の前側両側部にはカセット本体11の係合溝13,14に脱着自在で回動可能に係合する係合軸15を形成している。ここで、カセット本体11の前側の係合溝13は延長底部12の係合軸15を係合させたときに、載置面10が延長底部12の載置面10aを含めてセット可能な最大用紙サイズをA4サイズにする位置に、後側の係合溝14は延長底部12の係合軸15を係合させたときに、載置面10が延長底部12の載置面10aを含めてセット可能な最大用紙サイズをA3サイズにする位置にそれぞれ設けている。
【0016】
これによって、延長底部12の係合軸15をカセット本体11の前側の係合溝13に係合させたときには、この給紙カセット3は例えば最大A4サイズの用紙をセットすることができるだけであるが、給紙カセット長さが短くなるのに対し、延長底部12の係合軸15をカセット本体11の後側の係合溝14に係合させたときには、この給紙カセット3は給紙カセット長が長くなるが例えば最大A3サイズまでの用紙をセットすることができるようになる。
【0017】
この場合、カセット本体11の延長底部12をセットする面には、載置面10を長くするために延長底部12を後方側にセットしたときに現出する用紙給送方向に複数本の案内リブ16を形成している。これは、特に、給紙カセット3を記録装置本体1から半分程度抜き出した状態で大きなサイズの用紙をセットするときに、用紙の先端側を案内して延長底部12の載置面10a上にスムーズに用紙をセットできるようにするためである。また、延長底部12の前端側も図6及び図7に示すように傾斜面12aに形成することによって、同様に大きなサイズのみならず小さなサイズの用紙の場合も含めて、セットする用紙をスムーズに延長底部12の載置面10a上に案内できるようにしている。
【0018】
次に、カセット本体11と延長底部12との係合について図8乃至図10をも参照して説明する。
先ず、図8を参照して、延長底部12には断面略長孔形状をなす係合軸15を設け、一方、カセット本体11には長孔形状の溝部17に延長底部12を立てた状態で係合軸15を抜き差し可能にする差込み口18を連続させた形状をなす係合溝13(係合溝14も同様であるので図示省略)を設けている。
【0019】
ここで、カセット本体11の係合溝13,14は、図9及び図10に示すように、差込み口18及び延長底部12の係合軸15の略上半分側が係合する溝部分19と、延長底部12の係合軸15の略下半分側が係合する溝部分20に分割して、これらの溝部分19及び20をカセット本体11上の係合軸15の軸方向の異なる位置に形成し、軸方向から見たときに1つの係合溝13,14となるようにしている。このように係合溝を分割することによって、カセット本体11の成形が容易になる。
【0020】
したがって、図11を参照して、給紙カセット3の載置面の長さを長くするには、カセット本体11の前側の係合溝13に延長底部12の係合軸15が係合している状態から、矢示丸付き数字1で示すように延長底部12の後方側を持ち上げて破線図示のように略垂直に立ち上げ、矢示丸付き数字2で示すように延長底部12を持ち上げて係合軸15を係合溝13から抜き出した後、延長底部12を矢示丸付き数字3で示すように移動してカセット本体11の係合溝14に係合軸15を合わせて、矢示丸付き数字4で示すように延長底部12を降ろしてカセット本体11の係合溝14に係合軸15を係合させ、次いで矢示丸付き数字5で示すように延長底部12を回動させることで、給紙カセット3の載置面10が全体として延長底部12の載置面10aの長さ相当分延長されて、大きなサイズの用紙をセットできるようになる。給紙カセット3の載置面の長さを短くするには、上記と逆の順序で延長底部12を移動させればよい。
【0021】
なお、ここでは、延長底部をカセット本体から取り外してその係合位置を変えるようにしているが、例えば延長底部をカセット本体に対してスライド自在にして、延長底部を任意の位置にスライド位置決めすることによっても、給紙カセットの載置面の長さを変えてセット可能な用紙サイズを変更するようにすることもできる。
【0022】
次に、この給紙カセット3を記録装置本体1に対して抜き差しする場合について図12及び図13を参照して説明する。
この記録装置本体1内には、同図(a)に示すように、給紙カセット3を直線的に抜き差しするときにカセット本体11の後端部11aに当接する突起部材1aが存在しているため、給紙カセット3をそのまま水平方向に抜き差しすることはできない。
【0023】
そこで、給紙カセット3を記録装置本体1から抜くときには、同図(b)に示すようにカセット本体11の後端部11aが記録装置本体1内の突起部材1aに当接する付近まで給紙カセット3を抜いた後、同図(c)に示すように給紙カセット3の前側を上方に持ち上げて斜めにして抜き出すことになる。
【0024】
この場合、この給紙カセット3のようにカセット本体11に対して載置面を延長して大きなサイズの用紙をセットできるようにする延長底部12を設けた給紙カセットにあっては、延長底部12をカセット本体11にスライド自在に設けるようにすると、同図(c)に仮想線で示すように給紙カセット3を斜めにしたとき延長底部12の後端がかなり下方に移動しなければならなくなり、その結果、記録装置本体1を高さ方向に大型化しなければならなくなる。
【0025】
そこで、この給紙カセット3においては前述したようにカセット本体11に対して延長底部12を揺動可能に係合させている。
したがって、図13(a)に示すように延長底部12を引出した状態で給紙カセット3を記録装置本体11にセットしている状態から給紙カセット3を抜き出すとき、同図(b)に示すようにカセット本体11の後端部11aが記録装置本体1内の突起部材1aに当接する付近まで給紙カセット3を抜いた後、同図(c)に示すように給紙カセット3の前側を上方に持ち上げて斜めにしたとき、延長底部12はカセット本体11に対して回動して水平方向の状態に維持されるので、そのまま給紙カセット3を引出すことができる。
【0026】
次に、給紙カセット3の延長底部12について図14乃至図17をも参照して説明する。なお、図14は延長底部の要部拡大部分正断面図、図15は延長底部の案内溝の要部拡大側断面図、図16はエンドフェンスの側面図、図17はエンドフェンスの背面(後面)図である。
延長底部12の載置面10a中央部には、図4乃至図6及び図14にも示すように、給紙方向(用紙の長手方向)に案内溝21を形成して、この案内溝21内に用紙の後端を規制する後端規制部材である樹脂成型品等からなるエンドフェンス22を無段階的に移動可能に装着している。
【0027】
この案内溝21底面には、図15に示すように断面略半円形状の歯状突起23を所定の間隔で多数形成している。この歯状突起23の間隔は、前述したように用紙の製造ロット間誤差が±1mm程度生じることから、1mm以下にすることが好ましい。なお、所定の間隔とは高精度の等間隔という意味ではなく、低い精度でもよい。また、案内溝21の側面には図14に示すようにエンドフェンス22を案内するためのガイド溝24を形成している。
【0028】
一方、エンドフェンス22は、図16及び図17にも示すように用紙の後端が当接するフェンス本体25の底部に、案内溝21の歯状突起23,23…に移動可能に係合する側断面略三角形状の前方側突部26及び後方側突部27を設けている。この前方側突部26及び後方側突部27の先端には丸みを持たせて移動をスムーズに行えるようにしている。ここで、前方側とは用紙後端を規制する側(用紙給送方向下流方向)、後方側とはその反対側(用紙給送方向上流方向)の意味である。
【0029】
また、エンドフェンス22のフェンス本体25には、図14及び図17にも示すように前方側突部26及び後方側突部27の上方部分に位置して透孔28,29を形成して、前方側突部26及び後方側突部27の上側部分に弾性を持たせている。これによって、エンドフェンス22を案内溝21に沿って移動させる場合、エンドフェンス22の突部26,27が案内溝21の歯状突起23を乗り越えるときに僅かに上下動することができて、クリック感が出るようになる。また、エンドフェンス22のフェンス本体25両側部にはガイド溝24に摺動可能にはまり込むガイド鍔25aを形成している。
【0030】
このように給紙カセット3のカセット本体11に装着する延長底部12に用紙の後端を規制するエンドフェンス22を無段階的に移動可能に設け、延長底部12の案内溝21底面に用紙長手方向に歯状突起23を所定の間隔で形成し、エンドフェンス22には歯状突起23に移動可能に係合する突部26,27を形成することによって、用紙の誤差及び用紙サイズに係わらず、用紙後端を精度良く規制できるようにすることができる。この場合、エンドフェンス22に前方側突部26及び後方側突部27を設けることで、エンドフェンス22を安定して係合させることができる。
【0031】
次に、エンドフェンス22の他の例について図18乃至図20を参照して説明する。なお、図18はエンドフェンスの側断面図、図19はエンドフェンスの平面図、図20はエンドフェンスの背面図である。
この例のエンドフェンス22は、フェンス本体25の後部部分に2本の切込み31,31を入れることで弾性変形可能な部分32を形成し、この弾性変形可能な部分32の先端部に後方側突部27を一体的に形成している。
【0032】
このようにすれば、エンドフェンス22を案内溝21に沿って移動させるとき、後方側突部27が歯状突起23を乗り越えるときに弾性変形可能な部分32が弾性変形し易くなるって後方側突部27の上下動が容易になり、エンドフェンス22の移動をスムーズに行える。また、弾性変形可能な部分32による弾性力(加圧力)で後方側突部27を歯状突起23間に押し付けることが可能になり、後方側突部27をロック爪として使用することができるようになる。これによって、積載された用紙の重量やカセット脱着に伴う衝撃に対してエンドフェンス22が簡単に後方に移動しなくなり、より安定して用紙後端を規制することができる。
【0033】
次に、エンドフェンス22及び案内溝21の歯状突起23の他の例について図21及び図22を参照して説明する。なお、図21は更に他のエンドフェンスの側断面図、図22は同エンドフェンス及び案内溝の要部拡大側断面図である。
この例の案内溝21の歯状突起23は前方側が略垂直面23aで後方側が傾斜面23bをなす形状に形成している。また、エンドフェンス22の弾性変形可能な部分32に設けた後方側突部27は、これとは反対に、前方側が傾斜面27bで後方側が略垂直面27aをなす形状にしている。
【0034】
したがって、エンドフェンス22を前方向に移動するときには、後方側突部27の傾斜面27bが歯状突起23の傾斜面23bに倣って歯状突起23を容易に乗り越えることができるが、図22に示すようにエンドフェンス22に後方向へ移動させる力が加わってもそのままでは後方側突部27の略垂直面27aが歯状突起23の略垂直面23aに係合当接するので、ロックがかかってエンドフェンス22は歯状突起23の間隔程度しか移動することができない。
【0035】
これによって、給紙カセット3を記録装置本体1に装着するときの衝撃や用紙をセットするときの用紙の重量による衝撃がエンドフェンス22に加わってもエンドフェンス22がぶれることが防止され、高精度に用紙後端を規制することができるようになる。
【0036】
次に、エンドフェンス22の更に他の例について図23を参照して説明する。
この例のエンドフェンス22は、上記図21に示すエンドフェンス22の弾性変形可能な部分32の上面側に指を掛けることができるつまみ部33を一体的に形成している。
【0037】
したがって、エンドフェンス22を後方向に移動するときには、同図に仮想線で示すようにつまみ部33とフェンス本体25とに指を掛けて弾性変形可能な部分32を上方に持ち上げ、後方側突部27と歯状突起23との係合を解くことができる。これによって、エンドフェンス22を後方向に容易に移動することができるようになり、エンドフェンス22の位置調整が容易になる。
【0038】
なお、上記実施例においては、本発明を延長底部を有する給紙カセットに適用した例で説明しているが、図24に示すように、カセット本体11にエンドフェンス(後端規制部材)22を直接移動可能に装着することもできる。
また、上記実施例においては、本発明に係る給紙装置をインクジェット記録装置の給紙カセットに適用したが、給紙トレイにも適用することができ、また、インクジェット記録装置以外の前述した各種記録装置の給紙装置にも同様に適用できる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の給紙装置によれば、用紙を積載保持する用紙保持部に用紙の後端を規制する後端規制部材を無段階的に移動可能に保持し、用紙保持部には用紙長手方向に歯状突起を所定の間隔で形成し、後端規制部材は、用紙の後端が当接するフェンス本体に、用紙保持部の歯状突起に移動可能に係合し、用紙の後端を規制する側に設けた前方側突部と、用紙保持部の歯状突起に移動可能に係合し、用紙の後端を規制する側と反対側で、前記前方側突部に間隔をあけて設けた後方側突部とを有し、この後方側突部はフェンス本体にこの後方側突部を歯状突起に押し付ける弾性変形可能な部分を介して設けられている構成としたので、後端規制部材の移動をスムーズに行えると共に用紙や装着時に係る衝撃で動くことが防止できるようになる。
【0040】
請求項2の給紙装置によれば、上記請求項1の給紙装置において、後端規制部材の弾性変形可能な部分の上面側に指を掛けることが可能なつまみ部を一体的に設けた構成としたので、後端規制部材を後方側への移動をスムーズに行える。
【0041】
請求項3の給紙装置によれば、上記請求項1又は2の給紙装置において、後端規制部材の後方側突部は前方側が傾斜面で後方側が略垂直面をなす形状である構成としたので、用紙や装着時に係る衝撃で動くことをより確実に防止できるようになる。
【0042】
請求項4の給紙装置によれば、上記請求項1乃至3のいずれかの給紙装置において、用紙保持部の歯状突起は前方側が略垂直面で後方側が傾斜面をなす形状である構成としたので、用紙や装着時に係る衝撃で後端規制部材が動くことをより確実に防止できるようになる。
【0043】
請求項5のインクジェット記録装置によれば、請求項1乃至4のいずれかの給紙装置を着脱自在に装着可能な構成としたので、用紙を正確に位置決めして保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給紙カセットを装着したインクジェット記録装置の一例を示し外観斜視図
【図2】同記録装置の給紙カセットを引出した状態の外観斜視図
【図3】同記録装置を背面側から見た外観斜視図
【図4】同給紙カセットの概略斜視図
【図5】同給紙カセットの載置面を長くしたときの概略斜視図
【図6】同給紙カセットの延長底部の概略斜視図
【図7】同延長底部の前端部分の拡大説明図
【図8】同給紙カセットのカセット本体と延長底部の係合部分の説明に供する説明図
【図9】同カセット本体の延長底部との係合部分の説明に供する斜視図
【図10】同カセット本体の延長底部との係合部分の説明に供する説明図
【図11】同給紙カセットのサイズ変更手順の説明に供する説明図
【図12】同給紙カセットを小サイズのまま記録装置本体から抜き出すときの説明に供する説明図
【図13】同給紙カセットを大サイズにして記録装置本体から抜き出すときの説明に供する説明図
【図14】延長底部の要部拡大部分正断面図
【図15】延長底部の案内溝の要部拡大側断面図
【図16】同延長部のエンドフェンスの側面図
【図17】同エンドフェンスの背面図
【図18】他のエンドフェンスの側断面図
【図19】同エンドフェンスの平面図
【図20】同エンドフェンスの背面図
【図21】更に他のエンドフェンスの側断面図
【図22】同エンドフェンス及び案内溝の要部拡大側断面図
【図23】更にまた他のエンドフェンスの要部拡大側断面図
【図24】本発明の他の実施例を示す給紙カセットの斜視図
【符号の説明】
1…記録装置本体、2…印字機構部、3…給紙カセット、4…手差しトレイ、5…排紙トレイ、11…カセット本体、12…延長底部、13,14…係合溝、15…係合軸、16…案内リブ、21…案内溝、22…エンドフェンス、23…歯状突起、26…前方側突部、27…後方側…突部、32…弾性変形可能な部分、33…つまみ部。
Claims (5)
- 用紙を積載保持する給紙装置において、前記用紙を積載保持する用紙保持部に前記用紙の後端を規制する後端規制部材を無段階的に移動可能に保持し、前記用紙保持部には用紙長手方向に歯状突起を所定の間隔で形成し、前記後端規制部材は、前記用紙の後端が当接するフェンス本体に、前記用紙保持部の歯状突起に移動可能に係合し、前記用紙の後端を規制する側に設けた前方側突部と、前記用紙保持部の歯状突起に移動可能に係合し、前記用紙の後端を規制する側と反対側に、前記前方側突部に間隔をあけて設けた後方側突部とを有し、この後方側突部は前記フェンス本体にこの後方側突部を前記歯状突起に押し付ける弾性変形可能な部分を介して設けられていることを特徴とする給紙装置。
- 請求項1に記載の給紙装置において、前記後端規制部材の弾性変形可能な部分の上面側に指を掛けることが可能なつまみ部を一体的に設けたことを特徴とする給紙装置。
- 請求項1又は2に記載の給紙装置において、前記後端規制部材の後方側突部は前方側が傾斜面で後方側が略垂直面をなす形状であることを特徴とする給紙装置。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の給紙装置において、前記用紙保持部の歯状突起は前方側が略垂直面で後方側が傾斜面をなす形状であることを特徴とする給紙装置。
- 給紙装置から給紙された用紙に画像を記録するインクジェット記録装置において、前記請求項1乃至4のいずれかに記載の給紙装置を着脱自在に装着可能なことを特徴とするインクジェット記録装置。
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