JPH11188211A - 自動変速機用の流体フィルタ装置 - Google Patents

自動変速機用の流体フィルタ装置

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JPH11188211A
JPH11188211A JP9359915A JP35991597A JPH11188211A JP H11188211 A JPH11188211 A JP H11188211A JP 9359915 A JP9359915 A JP 9359915A JP 35991597 A JP35991597 A JP 35991597A JP H11188211 A JPH11188211 A JP H11188211A
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JP
Japan
Prior art keywords
fluid
filter
fluid filter
lower case
automatic transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP9359915A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Shoji
雅夫 庄司
Yoshio Kinoshita
芳男 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Warner KK
Original Assignee
NSK Warner KK
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH11188211A publication Critical patent/JPH11188211A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機用の流体フィルタ装置において、
洗浄効果が向上させ、かつ吸引抵抗が低減させる。流体
フィルタが上下のケースの内面に張り付くことを防止す
る。 【解決手段】 流入口を有する下ケースと、流出口を有
すると共に、下ケースとの間に空所を形成する上ケース
と、空所内に配置され、流体中の不純物を濾過するため
の流体フィルタとから成る自動変速機用の流体フィルタ
装置において、流体フィルタは、袋状に形成されている
と共に、流体フィルタ表面から上下ケースの内面に向か
って突出する複数の凸部と、流体フィルタ表面から流体
フィルタ内部に突出する複数の凹部とを備えていること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に用いられる
自動変速機用の流体フィルタ装置に関し、特に流体の洗
浄効果が向上し、吸引抵抗が低減した自動変速機用の流
体フィルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図2に示す従来の自動変速機用
の流体フィルタ装置100は、流体の流入する流入口1
01を有する下ケース102と、リブ106が形成され
流体が流出する流出口103を有する上ケース104と
で袋状のフィルタ105の周縁部を狭持し、このフィル
タがケース内を2室に区画するように配設されていて、
下ケースの流入口より流体が流入すると、流体はフィル
タを通過して上ケースの流出口より流出するようになっ
ている。そして、流体がフィルタを通過するときに、流
体中に含まれる金属粉やダスト等の不純物がフィルタで
捕捉されて、流体が濾過されるようになっている。
【0003】従来の自動変速機用の流体フィルタにおい
ては、フィルタには金網が使用されていたが、異物の捕
捉性を向上させるために、近年ではナイロン、ポリエス
テル等からフェルト状に加工した不織布製のフィルタが
使われ始めている。
【0004】しかしながら、不織布製のフィルタは、異
物の捕捉性が良い反面、流体が通過し難くなっているた
め、フィルタの面積をなるべく大きくして流体の通過量
を確保する必要がある。
【0005】そこで、比較的面積の大きいシート状のフ
ィルタを2つ折りにして、袋状に保持されるように上下
ケースにより画成される空所内に配置し、この袋状をな
すフィルタの内部と下ケースの流入口とを連通したもの
が現在の主流となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、表面
が平坦な袋状の形態では、十分な表面積が得られず、流
体から不純物を除去する洗浄効果が十分発揮できない。
更に、吸引抵抗を低減できないという問題点があった。
【0007】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消するもので、洗浄効果が向上し、かつ吸引抵抗が低減
できる自動変速機用の流体フィルタ装置を提供すること
である。
【0008】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の自動変速機用の流体フィルタ装置は、流入
口を有する下ケースと、流出口を有すると共に、前記下
ケースとの間に空所を形成する上ケースと、前記空所内
に配置され、流体中の不純物を濾過するための流体フィ
ルタとから成る自動変速機用の流体フィルタ装置におい
て、前記流体フィルタは、袋状に形成されていると共
に、前記流体フィルタ表面から前記上ケース及び下ケー
スの内面に向かって突出する複数の凸部と、前記流体フ
ィルタ表面から前記流体フィルタ内部に突出する複数の
凹部とを備えていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施態様】袋状の流体フィルタの表面に、外部
及び内部に突出する凸部と凹部とを設けたことにより、
流体フィルタ全体の表面積を大きくする。これにより、
洗浄効果が向上し、吸引抵抗が低減できる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
詳細に説明する。尚、図面において同一部分は同一符号
で示してある。図1は、本発明の一実施例を示す自動変
速機用の流体フィルタ装置10の断面図である。自動変
速機用の流体フィルタ装置10は、流入口4を有する下
ケース2と、流出口3を有する上ケース1とで2つ折り
の流体フィルタ、すなわちフィルタ5を狭持して、フィ
ルタ5を上ケース1と下ケース2とで画成する空所7で
袋状に保持している。
【0011】下ケース2は、一方が開口する箱形をなす
とともに、その内側と外側とを導通させる流入口4が形
成されている。また、上ケース1は、一方が開口する箱
形をなすとともに、その内側と外側とを導通させる流出
口3が形成されている。上ケース1の開口部と下ケース
2の開口部とを対向させて結合することにより、ケース
内に空所7が形成される。
【0012】袋状のフィルタ5の内部と下ケース2の流
入口4とは連通されている。下ケース2の流入口4より
流体、すなわちミッションオイルなどのオイルが流入す
ると、オイルは、フィルタ5で濾過されたのち上ケース
1の流出口3より流出するようになっている。このとき
フィルタ5はオイルの通油量が比較的多くなるように設
定されている。
【0013】フィルタ5は所定の厚さを有し、ナイロン
またはポリエステルからできたフェルト様の不織布であ
って、2つの折り曲げ部5bおよび5cを有する、ほぼ
袋状の形状を有する。
【0014】また、フィルタ5の下面には開口部5aが
形成されていて、この開口部5aに下ケース2の流入口
4の円筒部4aが嵌合している。従って、流入口4とフ
ィルタ5の内部は連通している。不図示のオイルパンか
ら吸い上げられ、下ケース2の流入口4より流入するオ
イルは、袋状となっているフィルタ5の内部に導入さ
れ、フィルタ5で金属粉やダスト等の不純物を濾過され
た後、空所7を介して流出口3から自動変速機(不図
示)に向かって流出する。
【0015】図1から分かるように、フィルタ5は、そ
の表面から上ケース1と下ケース2に向かって突出する
複数の凸部6と、流体フィルタ内部に突出する複数の凹
部8とを備えている。凸部6の先端はそれぞれ、上ケー
ス1の内面1aと下ケース2の内面2aとに接触してい
る。従って、フィルタ5は、空所7内で安定的に支持さ
れている。
【0016】図1では、凸部6及び凹部8は、中空のピ
ン状の突起として設けられているが、所定の長さを有す
る稜線状に延在した突条として設けることもできる。い
ずれの場合でも、凸部6及び凹部8により、フィルタ5
の表面積は大幅に拡大している。
【0017】また、通油量が変化する際に凸部6と凹部
8とが潰れることを防止するため、凸部6の垂直面6a
及び凹部8の垂直面8aを部分的に加熱圧縮して、所定
の剛性を与えることもできる。
【0018】凸部6が上ケース1と下ケース2に接触し
ているので、上ケース1及び下ケース2とフィルタ5と
の間に所定の間隙を維持することが容易となり、通油量
が増大した際にフィルタ5が上下に広がって、上ケース
1の内面1aや下ケース2の内面2aに対して張付くこ
とを防止でき、フィルタ5からのオイルの流出(フィル
タ5の濾過能力)に影響を与えない。
【0019】
【発明の効果】流体フィルタに複数の凸部及び凹部を設
けたので、流体フィルタの表面積が増大し、洗浄効果が
向上し、かつ吸引抵抗が低減できる。また、凸部により
流体フィルタが上下のケースの内面に張り付くことを防
止できるので、流体フィルタからの流出に影響を与えな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す流体フィルタの断面
図。
【図2】従来の流体フィルタの断面図。
【符号の説明】
1・・・上ケース 2・・・下ケース 3・・・流出口 4・・・流入口 5・・・フィルタ 5b,5c,・・・折り曲げ部 6・・・凸部 8・・・凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入口を有する下ケースと、流出口を有
    すると共に、前記下ケースとの間に空所を形成する上ケ
    ースと、前記空所内に配置され、流体中の不純物を濾過
    するための流体フィルタとから成る自動変速機用の流体
    フィルタ装置において、 前記流体フィルタは、袋状に形成されていると共に、前
    記流体フィルタ表面から前記上ケース及び下ケースの内
    面に向かって突出する複数の凸部と、前記流体フィルタ
    表面から前記流体フィルタ内部に突出する複数の凹部と
    を備えていることを特徴とする自動変速機用の流体フィ
    ルタ装置。
  2. 【請求項2】 前記凸部は、前記流体フィルタの上面及
    び下面に設けられ、前記上ケースの内面と前記下ケース
    の内面にそれぞれ接触していることを特徴とする請求項
    1に記載の流体フィルタ装置。
  3. 【請求項3】 前記凸部及び凹部の少なくとも一方は、
    加熱圧縮された部分を有することを特徴とする請求項1
    または2に記載の流体フィルタ装置。
JP9359915A 1997-12-26 1997-12-26 自動変速機用の流体フィルタ装置 Pending JPH11188211A (ja)

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JP9359915A JPH11188211A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 自動変速機用の流体フィルタ装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06339607A (ja) * 1992-03-04 1994-12-13 Nippon Kanaami Shoko Kk 濾過体及びその製造方法
JPH0824523A (ja) * 1994-07-14 1996-01-30 Toyo Roki Seizo Kk フィルタ装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06339607A (ja) * 1992-03-04 1994-12-13 Nippon Kanaami Shoko Kk 濾過体及びその製造方法
JPH0824523A (ja) * 1994-07-14 1996-01-30 Toyo Roki Seizo Kk フィルタ装置

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