JPH0645621U - オイルミストフィルター - Google Patents

オイルミストフィルター

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JPH0645621U
JPH0645621U JP4239591U JP4239591U JPH0645621U JP H0645621 U JPH0645621 U JP H0645621U JP 4239591 U JP4239591 U JP 4239591U JP 4239591 U JP4239591 U JP 4239591U JP H0645621 U JPH0645621 U JP H0645621U
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JP
Japan
Prior art keywords
filter element
shape
filter
oil mist
screen
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Pending
Application number
JP4239591U
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English (en)
Inventor
孝 平野
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Orion Machinery Co Ltd
Original Assignee
Orion Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイルミスト除去のために装着されるフィル
ター要素にオイルが付着してもその保形性が維持できる
ようにすると共に圧力損失を小さくすること。 【構成】 円筒形のインナースクリーンの外周に装着さ
れたプリーツ状のフィルター要素と、該フィルター要素
の外周に装着された円筒形のアウタースクリーンと、前
記フィルター要素とアウタースクリーンの間に形成され
た空間のそれぞれに断面扇形又は三角形で多孔質の素材
からなる保形材を嵌挿させたオイルミストフィルター。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧縮空気中のオイルミストの除去の目的で使用するガラス繊維濾紙 を使用したエアーフィルターに関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来の圧縮空気中オイルミストの除去の為に使用されているエアーフィルター としては、図4に示すように円筒形のインナースクリーン1とアウタースクリー ン2との間にガラス繊維等からなる濾紙をプリーツ状に折り込んだフィルター要 素3を嵌挿したものがものが知られている。 かかるエアーフィルターでは、インナースクリーン1側からアウタースクリー ン2に向けて吹き出す圧縮空気中のオイルミストをガラス繊維等からなるフィル ター要素にて捕捉するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の構造のフィルターの場合は、濾紙であるガラス繊 維が炉材としてこしが弱く、ガラス繊維にオイルがしみこむと、保形性が悪くな り、プリーツ形状が崩れてしまうといった不都合がある。プリーツ形状が崩れる と、空気が通過するためのフィルター要素の断面積が減少し、圧力損失を起こし やすいといった不都合も生じる。 そこで本考案は、かかる従来技術の欠点に鑑みなされたもので、こしの弱いガ ラス繊維の保形材を有するオイルミストフィルターを提供することを目的とする 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわちほぼ円筒形のインナースクリーンの外周に装着されたプリーツ状のフ ィルター要素と、該フィルター要素の外周に装着された円筒形のアウタースクリ ーンと、前記フィルター要素とアウタースクリーンの間の空間のそれぞれに嵌挿 された断面扇形又は三角形で多孔質の素材からなる保形材とからなるオイルミス トフィルターにより本目的を達成する。
【0005】 またほぼ円筒形のインナースクリーンの外周に装着されたプリーツ状のフィル ター要素と、該フィルター要素の外周面と接触しながら覆う多孔質の素材からな る保形材とからなるオイルミストフィルターにて本目的を達成する。尚、保形材 の外形を円筒状とする。
【0006】 さらにほぼ円筒形のインナースクリーンの外周に装着されたプリーツ状のフィ ルター要素と、該フィルター要素の外周を所定の厚さで覆うプリーツ状でかつ多 孔質の素材からなる保形材とからなるオイルミストフィルターによリ本目的を達 成する。
【0007】 保形材としては、焼結樹脂、ポリビニルアルコールのスポンジ又はポリビニル ホルマールのスポンジ等を用いると良い。
【0008】
【作用】
本考案にかかるオイルミストフィルターでは、インナースクリーンの外周にプ リーツ状にガラス繊維からなるフィルター要素が挿入され、該フィルター要素を その外周面に多孔質の素材からなる保形材にて保持している為にガラス繊維にオ イルがしみこんでもその形状が保持される。 またガラス繊維を通過した空気は、保形材である多孔質の素材を通過してクリ ーンな空気として所定の場所に供給されることになる。 フィルター要素の外周をプリーツ状の保形材で覆ったものは、覆っている保形 材の厚さが均一なので、空気の圧力損失が生じにくく、ガラス繊維のフィルター 要素全体を均等にオイルダストの除去に使用することができる。
【0009】
【実施例】
以下に本考案を図面に示された実施例に従って詳細に説明する。 図1において、10はパンチングメタルからなり略円筒形のインナースクリーン であり、該インナースクリーン10の外周にはガラス繊維の濾紙を折り込んだプ リーツ状のフィルター要素12が装着されており、さらにフィルター要素12の 外周にはパンチングメタルからなる円筒形のアウタースクリーン14が装着され 、前記フィルター要素12とアウタースクリーン14との間の空間には、断面扇 形(三角形でも良い)の多孔質で比較的堅い素材からなる焼結樹脂、ポリビニル アルコールのスポンジ(鐘紡株式会社のPVAスポンジ)又は、ポリビニルホル マールのスポンジからなる保形材16が嵌挿されている。またフィルター要素1 2の内面には、不織布17が面に沿って接合されている。
【0010】 次に図2に示すものは、第2実施例を示すもので略円筒形のインナースクリー ン10の外周にはガラス繊維の濾紙を折り込んだプリーツ状のフィルター要素1 2が装着されており、該フィルター要素12の外周にはポリビニルアルコールの スポンジからなり、外形が円筒形で、内面が前記フィルター要素12の外周面に 沿って接触するように構成されたひだ18を有する保形材20が嵌挿されている 。またフィルター要素12の内面には、前述同様に不織布17が面に沿って接合 されている。
【0011】 また図3に示すものは、円筒形のインナースクリーン10の外周に装着された 前述同様のガラス繊維等からなる濾紙を折り込んだプリーツ状のフィルター要素 12と、該フィルター要素12の外周を所定の厚さを維持しながら覆う外形プリ ーツ状の保形材22とからなり、該保形材22を焼結樹脂又はポリビニルアルコ ールのスポンジからなる多孔質で、堅い素材からなるもので一体成型している。 またフィルター要素12の内面には、前述同様に不織布17が面に沿って接合さ れている。
【0012】 以上述べたように本実施例にかかるフィルター装置では、インナースクリーン 10から外へ向けて吹き出す圧縮空気は、スクリーンメッシュを通過してまず不 織布17と当接する。該布17は、目の荒い濾材であるために比較的大きな塵を 除去する。布17を通過した空気は、ガラス繊維の濾紙からなるフィルター要素 12と当接し圧縮空気中に含まれるオイルダスト等の小さな塵が捕捉される。
【0013】 フィルター要素12を通過した空気は、クリーンな空気となり、さらに保形材 を通過して2次側へ流れていく。保形材は、フィルター要素12にてオイルミス トが多数捕捉され、大きな油滴となった場合に圧縮空気の勢いで2次側へ飛ばさ れるおそれがあるので、これらを捕らえ滴下させている。さらにガラス繊維に多 数のオイルミストが付着した場合に、フィルター要素12が柔らかくなりプリー ツ形状を維持できなくなるおそれがあるので、かかる場合にプリーツの保形性を 維持するために作用する。また、図2及び図3に示すものは保形材が、一体成型 されている関係から、アウタースクリーンとしての役目も果たすと共に、アウタ ースクリーンをなくすことにより、フィルターを軽量化することになる。
【0014】 次に図3に示す実施例のものでは、プリーツ状のフィルター要素12の外周に 沿ってほぼ均等の厚さとなるように外形がプリーツ状の保形材22を嵌挿してい るので、フィルター要素12の各面にかかる圧力抵抗が均等となるので、保形材 を装着したことに伴う圧力損失を最小限度に留めることになる。
【0015】 本実施例(図2)にかかるフィルターを油分捕捉率が同じフィルターエレメン ト(保形材を有しない従来品)とをフィルター装置に装着しその性能を比較した ところ、フィルターエレメントは長さを3分の1程度短くでき、圧力損失を20 %に抑えることができ、さらにフィルターエレメントの寿命をかなり長くするこ とができた。
【0016】
【効果】
以上述べたように本考案にかかるオイルミストフィルターは、従来のものに比 較して、フィルター要素の保形性を保つことができるので、フィルター要素の寿 命を長くすることができると共に、フィルター要素からのオイルの飛散を防止す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる実施例の横断面図である。
【図2】本考案にかかる実施例2の横断面図である。
【図3】本考案にかかる実施例3の横断面図である。
【図4】従来技術を示すフィルターの横断面図である。
【符号の説明】
10 インナースクリーン 12 フィルター要素 14 アウタースクリーン 16 保形材 17 不織布 18 ひだ 20,22 保形材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ円筒形のインナースクリーンの外周
    に装着されたプリーツ状のフィルター要素と、該フィル
    ター要素の外周に装着された円筒形のアウタースクリー
    ンと、前記フィルター要素とアウタースクリーンの間の
    空間のそれぞれに嵌挿された断面扇形又は三角形で多孔
    質の素材からなる保形材とからなるオイルミストフィル
    ター。
  2. 【請求項2】 ほぼ円筒形のインナースクリーンの外周
    に装着されたプリーツ状のフィルター要素と、該フィル
    ター要素の外周面と接触しながら覆う多孔質の素材から
    なる保形材とからなるオイルミストフィルター。
  3. 【請求項3】 保形材が、焼結樹脂、ポリビニルアルコ
    ールのスポンジ又はポリビニルホルマールのスポンジで
    形成されている請求項1又は請求項2記載のオイルミス
    トフィルター。
JP4239591U 1991-05-10 1991-05-10 オイルミストフィルター Pending JPH0645621U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11165019A (ja) * 1997-12-01 1999-06-22 Kumakura Kogyo Kk カートリッジ式フィルタ用バンド
JP2008246366A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Anlet Co Ltd ミスト捕集装置
JP2018176029A (ja) * 2017-04-05 2018-11-15 株式会社エフテック プリーツタイプフィルタ用スペーサ
JP2019005735A (ja) * 2017-06-29 2019-01-17 株式会社エフテック プリーツタイプフィルタ用スペーサ

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