JP2000070622A - 自動変速機用流体フィルタ装置 - Google Patents
自動変速機用流体フィルタ装置Info
- Publication number
- JP2000070622A JP2000070622A JP10251171A JP25117198A JP2000070622A JP 2000070622 A JP2000070622 A JP 2000070622A JP 10251171 A JP10251171 A JP 10251171A JP 25117198 A JP25117198 A JP 25117198A JP 2000070622 A JP2000070622 A JP 2000070622A
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- Japan
- Prior art keywords
- filter device
- lower case
- filter
- fluid filter
- fluid
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- Pending
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数と余分な製造工程を削減し、安価で
充分な強度を持った自動変速機用の流体フィルタ装置を
提供する。 【解決手段】 流出口を有する上ケースと、突出部を備
えた流入口を有する下ケースと、前記上下ケースの間に
介装されるフィルタとからなる自動変速機用流体フィル
タ装置において、前記流入口は前記フィルタを加締め固
定する加締部を備え、前記突出部及び前記加締部とが前
記下ケースと一体に設けられていることを特徴とする。
充分な強度を持った自動変速機用の流体フィルタ装置を
提供する。 【解決手段】 流出口を有する上ケースと、突出部を備
えた流入口を有する下ケースと、前記上下ケースの間に
介装されるフィルタとからなる自動変速機用流体フィル
タ装置において、前記流入口は前記フィルタを加締め固
定する加締部を備え、前記突出部及び前記加締部とが前
記下ケースと一体に設けられていることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機に用いられ
る流体フィルタ装置に関する。より詳細には、上下ケー
スからなる流体フィルタ装置の下ケースの流入口の改良
に関する。
る流体フィルタ装置に関する。より詳細には、上下ケー
スからなる流体フィルタ装置の下ケースの流入口の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動変速機用の流体フィルタ装置
はオイルパン上に設置されていることが多く、上ケー
ス、下ケース及び上下ケース間に介装された濾過材から
構成されている。オイルポンプ側に向けて上ケースに流
出口が設けられている。一方で下ケースにはオイルパン
に対して開口する流入口が設けられている。
はオイルパン上に設置されていることが多く、上ケー
ス、下ケース及び上下ケース間に介装された濾過材から
構成されている。オイルポンプ側に向けて上ケースに流
出口が設けられている。一方で下ケースにはオイルパン
に対して開口する流入口が設けられている。
【0003】一般に、従来の自動変速機用の流体フィル
タ装置は、流体の流入する流入口を有する下ケースと、
流体が流出する流出口を有する上ケースとで袋状の濾過
材、すなわちフィルタの縁部を狭持し、このフィルタが
ケース内を2室に区画するように配設されていて、下ケ
ースの流入口より流体が流入すると、流体はフィルタを
通過して上ケースの流出口より流出するようになってい
る。そして、流体がフィルタを通過するときに、流体中
に含まれる金属粉やダスト等の不純物がフィルタで捕捉
されて、流体が濾過される。
タ装置は、流体の流入する流入口を有する下ケースと、
流体が流出する流出口を有する上ケースとで袋状の濾過
材、すなわちフィルタの縁部を狭持し、このフィルタが
ケース内を2室に区画するように配設されていて、下ケ
ースの流入口より流体が流入すると、流体はフィルタを
通過して上ケースの流出口より流出するようになってい
る。そして、流体がフィルタを通過するときに、流体中
に含まれる金属粉やダスト等の不純物がフィルタで捕捉
されて、流体が濾過される。
【0004】このような従来の流体フィルタ装置の下ケ
ースに設けられた流入口は以下のような構成であった。
ースに設けられた流入口は以下のような構成であった。
【0005】図4に示す例では、流入口16には突出部
が成形されておらず、平らな形状になっている。また、
フィルタ15は下ケース11の部分11aを加締めるこ
とによって固定されている。
が成形されておらず、平らな形状になっている。また、
フィルタ15は下ケース11の部分11aを加締めるこ
とによって固定されている。
【0006】図5の例でも突出部は形成されていない。
フィルタ15は、別部材の鳩目12によって下ケース1
1に取り付けられている。
フィルタ15は、別部材の鳩目12によって下ケース1
1に取り付けられている。
【0007】図6の例では、鳩目の片側を延長すること
によって突出部13及びフィルタ15を加締る加締部1
3aを形成している。
によって突出部13及びフィルタ15を加締る加締部1
3aを形成している。
【0008】図7に示す例では、突出部11bが形成さ
れている下ケース11とフィルタ15とを鳩目14によ
って固定している。
れている下ケース11とフィルタ15とを鳩目14によ
って固定している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
各従来技術は、図4の例を除いて、別部品の鳩目を設け
ていたためにコストが増し、組立工程が余計に必要とな
っていた。
各従来技術は、図4の例を除いて、別部品の鳩目を設け
ていたためにコストが増し、組立工程が余計に必要とな
っていた。
【0010】また樹脂ケースでフィルタを加締めている
ものについては強度がやや弱いという難点があった。
ものについては強度がやや弱いという難点があった。
【0011】また、図4の例では別部品としての鳩目は
不要であるが、オイルパンに挿入される突出部がないと
いう問題点があった。
不要であるが、オイルパンに挿入される突出部がないと
いう問題点があった。
【0012】従って、本発明の目的は、部品点数と余分
な製造工程を削減し、安価で充分な強度を持った自動変
速機用の流体フィルタ装置を提供することである。
な製造工程を削減し、安価で充分な強度を持った自動変
速機用の流体フィルタ装置を提供することである。
【0013】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の流体フィルタ装置は、流出口を有する上ケ
ースと、突出部を備えた流入口を有する下ケースと、前
記上下ケースの間に介装されるフィルタとからなる自動
変速機用流体フィルタ装置において、前記流入口は前記
フィルタを加締め固定する加締部を備え、前記突出部及
び前記加締部とが前記下ケースと一体に設けられている
ことを特徴としてる。
め、本発明の流体フィルタ装置は、流出口を有する上ケ
ースと、突出部を備えた流入口を有する下ケースと、前
記上下ケースの間に介装されるフィルタとからなる自動
変速機用流体フィルタ装置において、前記流入口は前記
フィルタを加締め固定する加締部を備え、前記突出部及
び前記加締部とが前記下ケースと一体に設けられている
ことを特徴としてる。
【0014】実施例では、流入口の突出部とフィルタの
加締めを下ケースに一体成形した。また下ケースを金属
製とし、突出部をプレスの絞り加工によって成形した。
加締めを下ケースに一体成形した。また下ケースを金属
製とし、突出部をプレスの絞り加工によって成形した。
【0015】
【発明の実施態様】充分な強度を維持した状態で鳩目を
廃止することができ、製造工程を削減することができ
た。
廃止することができ、製造工程を削減することができ
た。
【0016】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の実施例の流体フィルタ装
置10の上面図である。図2は、図1の正面図である。
自動変速機用の流体フィルタ装置10は、流入口4を有
する下ケース2と、流出口3を有する上ケース1とで流
体フィルタ、すなわちフィルタ5を狭持して、フィルタ
5を上ケース1と下ケース2とで画成する空所内に保持
している。
置10の上面図である。図2は、図1の正面図である。
自動変速機用の流体フィルタ装置10は、流入口4を有
する下ケース2と、流出口3を有する上ケース1とで流
体フィルタ、すなわちフィルタ5を狭持して、フィルタ
5を上ケース1と下ケース2とで画成する空所内に保持
している。
【0018】下ケース2は、一方が開口する箱形をなす
とともに、その内側と外側とを導通させる流入口4が形
成されている。また、上ケース1は、一方が開口する箱
形をなすとともに、その内側と外側とを導通させる流出
口3が形成されている。上ケース1の開口部と下ケース
2の開口部とを対向させて結合することにより、上下ケ
ース間にほぼ密閉された空所が形成される。
とともに、その内側と外側とを導通させる流入口4が形
成されている。また、上ケース1は、一方が開口する箱
形をなすとともに、その内側と外側とを導通させる流出
口3が形成されている。上ケース1の開口部と下ケース
2の開口部とを対向させて結合することにより、上下ケ
ース間にほぼ密閉された空所が形成される。
【0019】下ケース2の流入口4より流体、すなわち
ATF(オートマチックトランスミッションフルード)
などのオイルが流入すると、オイルは、フィルタ5で濾
過されたのち上ケース1の流出口3(不図示のオイルポ
ンプにより吸引されている)より流出するようになって
いる。
ATF(オートマチックトランスミッションフルード)
などのオイルが流入すると、オイルは、フィルタ5で濾
過されたのち上ケース1の流出口3(不図示のオイルポ
ンプにより吸引されている)より流出するようになって
いる。
【0020】フィルタ5は所定の厚さを有し、金属製ネ
ット、あるいはナイロンまたはポリエステルからできた
フェルト材の不織布である。不図示の自動変速機内のオ
イルパンから吸い上げられ、下ケース2の流入口4より
流入するオイルは、フィルタ5で金属粉やダスト等の不
純物を濾過された後、オイルポンプにより吸引され空所
を介して流出口3から自動変速機(不図示)に向かって
流出する。尚、フィルタ5をフェルトなどの不織布で作
る場合は、所定の剛性を得るため、例えば線状に加熱圧
縮した部分を設けても良い。
ット、あるいはナイロンまたはポリエステルからできた
フェルト材の不織布である。不図示の自動変速機内のオ
イルパンから吸い上げられ、下ケース2の流入口4より
流入するオイルは、フィルタ5で金属粉やダスト等の不
純物を濾過された後、オイルポンプにより吸引され空所
を介して流出口3から自動変速機(不図示)に向かって
流出する。尚、フィルタ5をフェルトなどの不織布で作
る場合は、所定の剛性を得るため、例えば線状に加熱圧
縮した部分を設けても良い。
【0021】上ケース1は、樹脂または金属製であり、
下ケース2は後述のように流入口をプレス加工するため
金属製である。
下ケース2は後述のように流入口をプレス加工するため
金属製である。
【0022】図3は、図1のA−A線に沿った断面図で
ある。下ケース2の流入口4の詳細を示す断面図であ
る。流入口4は、下ケース2から下方に垂れ下がり、断
面U字型の突出部2aを備え、突出部2aから上方にフ
ィルタ5を加締め固定する加締部2bが形成されてい
る。図3では、省略してあるが、フィルタ5は全体とし
て袋状であり、流入口4から入った流体はまず、袋状の
フィルタ5内に入り、フィルタで濾過された後流出口3
より外へ排出される。
ある。下ケース2の流入口4の詳細を示す断面図であ
る。流入口4は、下ケース2から下方に垂れ下がり、断
面U字型の突出部2aを備え、突出部2aから上方にフ
ィルタ5を加締め固定する加締部2bが形成されてい
る。図3では、省略してあるが、フィルタ5は全体とし
て袋状であり、流入口4から入った流体はまず、袋状の
フィルタ5内に入り、フィルタで濾過された後流出口3
より外へ排出される。
【0023】突出部及び加締部は、金属製の下ケースの
流入口をプレスの絞り加工して下ケース2と一体に成形
されている。
流入口をプレスの絞り加工して下ケース2と一体に成形
されている。
【0024】
【発明の効果】以上説明した、本発明の流体フィルタ装
置によれば、以下のような効果が得られる。
置によれば、以下のような効果が得られる。
【0025】充分な強度を維持した状態で鳩目などの別
部材を廃止することができ、製造工程を削減することが
できるので、安価で充分な強度を持った自動変速機用の
流体フィルタ装置を提供することができる。
部材を廃止することができ、製造工程を削減することが
できるので、安価で充分な強度を持った自動変速機用の
流体フィルタ装置を提供することができる。
【図1】本発明の実施例の自動変速機用流体フィルタ装
置の上面図。
置の上面図。
【図2】図1の流体フィルタ装置の側面図。
【図3】図1のA−A線に沿った断面図。
【図4】従来の流体フィルタ装置の流入口部の断面図。
【図5】従来の流体フィルタ装置の流入口部の他例の断
面図。
面図。
【図6】従来の流体フィルタ装置の流入口部の更に他例
の断面図。
の断面図。
【図7】従来の流体フィルタ装置の流入口部の更に他例
の断面図。
の断面図。
1・・・上ケース 2・・・下ケース 3・・・流出口 4・・・流入口 5・・・フィルタ 10・・・流体フィルタ装置
Claims (2)
- 【請求項1】 流出口を有する上ケースと、突出部を備
えた流入口を有する下ケースと、前記上下ケースの間に
介装されるフィルタとからなる自動変速機用流体フィル
タ装置において、 前記流入口は前記フィルタを加締め固定する加締部を備
え、前記突出部及び前記加締部とが前記下ケースと一体
に設けられていることを特徴とする自動変速機用流体フ
ィルタ装置。 - 【請求項2】 前記下ケースが金属製であり、前記突出
部がプレスの絞り加工によって成形されていることを特
徴とする請求項1に記載の自動変速機用流体フィルタ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10251171A JP2000070622A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 自動変速機用流体フィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10251171A JP2000070622A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 自動変速機用流体フィルタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000070622A true JP2000070622A (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=17218746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10251171A Pending JP2000070622A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 自動変速機用流体フィルタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000070622A (ja) |
-
1998
- 1998-09-04 JP JP10251171A patent/JP2000070622A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050809 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071206 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071210 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080414 |