JPH1118750A - 柑橘類ワインおよび柑橘類発酵酢の製造法 - Google Patents

柑橘類ワインおよび柑橘類発酵酢の製造法

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Abstract

(57)【要約】 柑橘類から純粋培養により柑橘類ワインおよび柑橘類発
酵酢を製造すること。 【解決手段】 ウンシュウミカンに酵母サッカロマイセ
ス セルビシェW−3(ワイン酵母)を作用させ、27
℃、初発菌数107cells/ml で3日間アルコール発酵さ
せ、ウンシュウミカンワインとし、このワインにアセト
バクター属の4菌株からなる酢酸菌を作用させ、初発酸
度を2%とし、30℃、5日間酢酸発酵させ、ウンシュ
ウミカン発酵酢を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は柑橘類ワインおよ
び柑橘類発酵酢の製造法、特にウンシュウミカンを原料
とするワインおよび発酵酢の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年我国でもリンゴ、ブドウ、柿などの
多種の果実を原料として醸造したワインおよび食酢が造
られるようになり、原料に由来する風味や発酵過程で生
成する芳香と旨味を持つことからそれらの消費量は増加
している。
【0003】しかし、これら果実ワインおよび果実酢中
には、醸造中に味を調整する目的で原料の抽出液や果汁
などが添加されることがあり、ワイン及び発酵酢すべて
が、天然果汁のみから作られているとはいいがたい。そ
してその製造法に関しての研究は他の醸造物に比べて少
なく、特に食酢醸造は大部分の工場で種酢仕込みをおこ
ない、純粋な発酵微生物を利用することは殆どない。
【0004】柑橘類を原料としたワインおよび発酵酢に
関する記載としては、例えば特開平5−123154号
公報第2ページ第1欄15〜17行、日本食品科学工学
会誌第43巻第7号(1996年)第858ページ左欄
末行〜右欄第1行があげられるが、これらはミカンを原
料としてワインおよび食酢の製造を試みる程度の簡単な
記載であり、アルコール発酵条件、酢酸発酵条件を鋭意
研究した結果の知見に基づくワインおよび食酢の製造法
に関するものではない。
【0005】したがって現在までに柑橘類を原料とした
ワインおよび発酵酢はまだ生産されていないと言っても
過言ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明のうち
請求項1記載の発明は、柑橘類ワインの製造法を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
発明の目的に加えて、高エタノール生産率を上げること
を可能とした柑橘類ワインの製造法を提供することを目
的とするものである。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明の目的のうち、柑橘類をウンシュウミカ
ンに特定した柑橘類ワインの製造法を提供することを目
的とするものである。
【0009】請求項4記載の発明は、柑橘類発酵酢の製
造法を提供することを目的とするものである。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明の目的に加えて、高酢酸生産率を上げることを可能に
した柑橘類発酵酢の製造法を提供することを目的とする
ものである。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項4又は5記
載の発明の目的のうち、柑橘類をウンシュウミカンに特
定した柑橘類発酵酢の製造法を提供することを目的とす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を構成する
ために本発明のうちで請求項1記載の発明は、柑橘類に
酵母サッカロマイセスを作用させ、アルコール発酵を行
う柑橘類ワインの製造法を特徴とするものである。
【0013】請求項2記載の発明は、柑橘類に酵母サッ
カロマイセス セルビシエ W−3(ワイン酵母)を作
用させ、発酵温度を27±7°Cとし、初発菌数を10
5 〜1010cells/mlとしてアルコール発酵を行う柑橘類
ワインの製造法を特徴とするものである。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明の構成のうち、柑橘類をウンシュウミカンとし
たことを特徴とするものである。
【0015】請求項4記載の発明は、柑橘類に酵母サッ
カロマイセスを作用させ、アルコール発酵を行い柑橘類
ワインとし、このワインに酢酸菌を作用させ、酢酸発酵
を行う柑橘類発酵酢の製造法を特徴とするものである。
【0016】請求項5記載の発明は、柑橘類に酵母サッ
カロマイセス セルビシエ W−3(ワイン酵母)を作
用させ、発酵温度を27±7°Cとし、初発菌数を10
5 〜1010cells/mlとしてアルコール発酵を行い柑橘類
ワインとし、このワインに酢酸菌アセトバクター アセ
ティNo.1株、アセトバクター パストゥリアヌスNo.2
株、アセトバクター リクエファシエンスNo.3株、No.4
株を作用させ、発酵温度を30±7℃とし、初発酸度を
2±1%として酢酸発酵を行う柑橘類発酵酢の製造法を
特徴とするものである。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項4又は5記
載の発明の構成のうち柑橘類をウンシュウミカンとした
ことを特徴とするものである。
【0018】請求項1、2、4、5でいう柑橘類とは、
柑橘および雑柑すべてを包含し、具体的にはウンシュウ
ミカン、ナツミカン、イヨカン、グレープフルーツ、マ
ンダリンオレンジ、レモン等の柑橘およびユズ、カボ
ス、スダチ、ダイダイ、サンポウカン等の雑柑があげら
れる。
【0019】請求項1、3、4、6でいう酵母サッカロ
マイセスとは、発酵期間が短く、高アルコール生産能を
有し、臭いや味等の優れたアルコールを生産するサッカ
ロマイセスに属するすべてのアルコール酵母をいい、具
体的には、酵母サッカロマイセス セルビシエ W−3
(ワイン酵母)、SW−10(ワイン酵母)、K−7
(清酒酵母)、SH−4(焼酎酵母)等があげられる。
特にワイン酵母W−3は発酵初期に増殖力が優れ、増殖
時のアルコール生産能が高いため好適である。
【0020】アルコール発酵条件としては、芳香を有
し、味、色等の良いアルコールを生産し、高アルコール
生産率をあげるすべての発酵条件をいい、具体的には発
酵期間、発酵温度、初発菌数等があげられる。
【0021】発酵期間は、他の菌に汚染される危険度お
よび工業化の際の製造時間、回転率、燃料費等を考慮す
ると、短いほど良い。
【0022】発酵温度としては27±7℃が好適であ
り、特に27℃が最良である。このアルコール発酵温度
の限定範囲外では、アルコール酵母菌は活性力を低下し
発酵がきわめて緩慢となる。(その結果エタノールの生
産率が40〜50%に低下する現象が認められた。) 初発菌数としては105cells/ml 〜1010cells/mlが好
適であり、特に107cells/mlが最良である。初発菌数
がこの範囲以下であれば糖が菌の増殖に使用され、エタ
ノール生産に使用する糖が減少し、この範囲以上であれ
ば、菌の増殖力が低下し、増殖時のエタノール生産能力
が低下するからである。
【0023】請求項4、請求項6でいう酢酸菌とは、発
酵期間が短く、酢酸生産能力が高く、味や臭いの良い発
酵酢を生産するアセトバクター属に属するすべての酢酸
菌をいい、具体的にはアセトバクター アセティ No.1
株、アセトバクター パストゥリアヌスNo.2株、アセト
バクター リクエファシエンスNo.3株、No.4株等があげ
られ、これらの菌株は混合培養で発酵を行っても、単菌
株で発酵を行ってもよい。
【0024】なお、本発明に係る微生物の保存機関およ
び保存番号は表1の通りである。
【0025】
【表1】
【0026】酢酸の発酵条件としては、芳香を有し、
味、色等の良い酢酸を生産し、高酢酸生産率をあげるす
べての発酵条件をいい、具体的には発酵期間、発酵温
度、初発酵度等があげられる。
【0027】発酵期間は他の菌に汚染される危険度およ
び工業化の際の製造時間、回転率、燃料費等を考慮する
と、短いほど良い。
【0028】発酵温度としては、30±7℃が好適であ
り、特に30℃が最良である。菌膜下の液温がこの酢酸
発酵温度の限定範囲外では、菌体の活性の劣化が起こ
り、アルコールから酢酸への生産が緩慢となるか一時停
止するからである。
【0029】初発酸度としては、2±1%が好適であ
る。この値にすると汚染菌特に酸膜酵母の汚染菌増殖が
防止され、弱耐酸性酢酸菌が淘汰されるからである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、実施
例に基づいて詳細に説明する。
【0031】(実施例1) ウンシュウミカンワインの
製造法 糖度(Brix以下同様)11.0以上の早生ウンシュウミ
カンを用い、果皮に付着する微生物の除菌とはく皮を容
易にするため、80℃で30分間熱処理を行った。
【0032】搾汁は果皮を取り除いたミカンを、チョッ
パー パルパー フィニッシャー搾汁機を用いて行い、
搾汁した果汁は砂じょう膜を取り除くため、900rp
m、5分間遠心濾過した。
【0033】得られたウンシュウミカン果汁は糖度11.
6、総酸度0.792 %(クエン酸換算)、アミノ態窒素60.
90 mg%、灰分1.275 %であった。
【0034】上記ミカン果汁1lに、ペプトン0.5 %、
酵母抽出物0.3 %、モルト抽出物0.3 %、グルコース1.
0 %、pH5.5 〜6.0 のYM培地で前培養した、酵母サ
ッカロマイセス セルビシエの菌液1mlを接種し、表1
に示す発酵条件下でアルコール発酵を行い、アルコール
発酵液を得た。
【0035】発酵条件は発酵期間が短く、エタノール生
産率の高い酵母、発酵温度、初発菌数などについて検討
し、それぞれ好適条件を選出したものであり、種々のア
ルコール発酵条件がエタノール生産率に与える効果は表
2に示す通りであった。
【0036】
【表2】
【0037】表2からアルコール酵母がサッカロマイセ
ス セルビシエ W−3(ワイン酵母)、発酵温度が2
7℃、初発菌数が107 cells/mlの発酵条件の時、発酵
期間3日間でエタノール生産率81.2%の最良の結果が得
られたことがわかる。
【0038】上記した最良の酵母、発酵温度、初発菌数
の条件で発酵を行った時のエタノール量、総酸度、全糖
量および菌数を測定した結果は図1に示す通りであり、
発酵開始24時間後に全糖量の多くが減少し、菌数およ
びエタノール量の増加が見られ、72時間後(3日後)
のエタノール量は3.90%、全糖量は0.606 %、菌数は5.
0 ×108 cells/mlであり、アルコール発酵がほぼ終了
していることがわかる。発酵後の培養液は60℃、30
分間熱殺菌を行い、さらに菌体を取り除くために900
rpm、5分間遠心濾過を行い、ウンシュウミカンワイ
ンを得た。得られたワインは有機酸としてクエン酸を多
く含み、ウンシュウミカン特有の香気を有し、透明で輝
き、艶と光沢を有したミカン果汁の色調を残し、爽快で
円やかな独特な風味を有するものであった。
【0039】(実施例2)ウンシュウミカン発酵酢の製
造法 実施例1で得たアルコール発酵後の培養液にグルコース
0.5 %、グリセロール1.0 %、ペプトン0.2 %、酵母抽
出物0.2 %、エタノール4.0 %、酢酸1.0 %からなる酢
酸菌用培地に前培養したT社分譲の酢酸菌を100ml
接種し、さらに総酸度が2.0 %になる様に酢酸を添加
し、30℃でアルコール残量が0.3 〜0.4%になるまで
表面発酵を行い、酢酸発酵液を得た。
【0040】発酵中のエタノール量、総酸度、全糖量、
総生菌数は図2に示す通りであり、発酵期間5日間でほ
ぼ酢酸発酵は終了し、エタノールからの酢酸生産率は9
3.4%(果汁中に含まれる糖からの生産率75.8%)、総
酸度は約5.9 %であった。残存アルコールが0.3 〜0.4
%で発酵を終えるのは、酢酸の過酸化を防ぐためであ
る。
【0041】発酵後、培養液を0.45μmのメンブランフ
ィルターを用いて菌体を除去し、70℃、20分間熱殺
菌を行い、ウンシュウミカン発酵酢を得た。得られた発
酵酢は透明で輝き、艶と光沢があり、ミカン果汁の色調
を残し、爽快で独特な風味を有する。又本発明のミカン
酢は有機酸を多く含むことから独特の円やかで爽快な酸
味を呈し、単に調味料としてではなく体調調節をする健
康維持食品(飲料)としても有用である。
【0042】表3は本発明のミカン酢の成分分析結果を
米酢と比較したものであり、本発明のミカン酢は総酸度
が高く、程良い苦味と渋味を呈し、嗜好性を示すナリン
ギンを含有するのが特徴である。
【0043】
【表3】
【0044】米酢に比べてミカン酢の方が総酸度が高い
のは、ミカン酢中にクエン酸をはじめとする有機酸が多
く含まれているためと思われ、特にクエン酸量は、米酢
の180〜773倍含まれていることが、米酢と比較し
たミカン酢中の有機酸の定量分析結果を示す表4より明
らかである。
【0045】
【表4】
【0046】ミカン酢中の遊離アミノ酸量は、他の果汁
酢よりは多いが、大体においては米酢より少なく、唯一
プロリン量が米酢に比べて多いのが特徴である。
【0047】酢酸菌の分離同定は、実施例2において発
酵中の酢酸菌膜と培養液から酢酸菌を分離し、分離株全
てがグラム染色陰性で、短桿菌、オキシターゼ反応陰
性、カタラーゼ反応陽性であり、エタノールの酢酸への
酸化、酢酸耐性、乳酸ナトリウム又は酢酸ナトリウムの
CO2 への酸化から、アセトバクター属に同定し、さら
に種は形態学的、培養学的、生理学的特徴よりNo.1菌株
はアセトバクター アセティ、No.2菌株はアセトバクタ
ー パストウリアヌス、No.3菌株、No.4菌株はアセトバ
クター リクエファシエンスに同定した。各菌株のエタ
ノールを酢酸に酸化する能力は、図3に示す通りであ
り、No.1〜No.3株は優良菌株といえる。一方No.4株は酸
化能力は劣るが、表面発酵においては混合培養が一般的
であり、この混合培養では数種の菌は、増殖時期のずれ
や代謝産物の違いにより互いに関係し、これによって発
酵液の旨味成分が生ずるものと考えると、酸化能力の強
弱、速度のみで不良菌株とは言えないものと思われる。
【0048】有機酸による各酢酸菌株の酢酸発酵促進効
果は、有機酸がクエン酸である場合には、No.1〜No.4菌
株共総酸度は増加し、なかでもNo.4菌株では、総酸度の
高い増加がみられることから、クエン酸に酢酸発酵促進
効果があることがわかった。
【0049】本発明のウンシュウミカンワイン中にはク
エン酸が多く含まれるため、これが酢酸発酵期間の短縮
および酢酸生産率の向上に貢献したものと思われる。
【0050】
【発明の効果】本発明によると、生鮮果実の市場取引上
においての形状等から商品価値の低い柑橘類、特にウン
シュウミカンを利用して、柑橘類由来の色調、風味、芳
香を有する柑橘類ワインおよび柑橘類発酵酢を製造出
来、得られた発酵酢は食酢としてのみならず、マヨネー
ズ、ドレッングなどの原料としても利用でき、独特の酸
味を有するため、嗜好食品、健康維持食品(飲料)とし
ても利用できる。
【0051】本発明の柑橘類ワインおよび柑橘類発酵酢
の製造法によると、共に高生産率の発酵が短い発酵期間
で行われる。特に、ウンシュウミカンワインは27°
C、3日間でアルコール発酵を終了し、糖からエタノー
ルの生産率は81.2%と高く、ウンシュウミカン発酵酢
は、30°C、5日間で酢酸発酵を終了し、エタノール
から酢酸の生産率は93.4%と非常に高い。そしてウンシ
ュウミカン中の糖からウンシュウミカン発酵酢の生産率
は75.8%、製造期間は8週間であり、5〜10ケ月かか
る一般的な種酢仕込みの食酢製造法に比べ、実験室レベ
ルとはいえ製造期間を非常に短縮できる。このように生
産率が高く、製造期間が短いことは、工業化する場合、
製造時間、回転率、燃料費の面から非常に期待が持てる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 最良の酵母、発酵温度、初発菌数の条件で、
ウンシュウミカン果汁のアルコール発酵を行った時の、
エタノール量、総酸度、全糖量および菌数を24時間ご
とに測定した図面である。
【図2】 T社から分譲を受けた酢酸菌で、初発酸度2.
0 %、発酵温度30℃で酢酸発酵を行った時の、エタノ
ール量、総酸度、全糖量および総生菌数を日ごとに測定
した図面である。
【図3】 No.1〜No.4菌株の酢酸菌による、エタノール
を酢酸に酸化する能力を示す図面である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C12J 1/00 C12R 1:02)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柑橘類に酵母サッカロマイセスを作用さ
    せ、アルコール発酵を行うことを特徴とする柑橘類ワイ
    ンの製造法。
  2. 【請求項2】 柑橘類に酵母サッカロマイセス セルビ
    シエ W−3(ワイン酵母)を作用させ、発酵温度を2
    7±7℃とし、初発菌数を105 〜1010cells/mlとし
    てアルコール発酵を行うことを特徴とする柑橘類ワイン
    の製造法。
  3. 【請求項3】 柑橘類をウンシュウミカンとすることを
    特徴とする請求項1又は2記載の柑橘類ワインの製造
    法。
  4. 【請求項4】 柑橘類に酵母サッカロマイセスを作用さ
    せ、アルコール発酵を行い柑橘類ワインとし、このワイ
    ンに酢酸菌を作用させ、酢酸発酵を行うことを特徴とす
    る柑橘類発酵酢の製造法。
  5. 【請求項5】 柑橘類に酵母サッカロマイセス セルビ
    シェ W−3(ワイン酵母)を作用させ、発酵温度を2
    7±7℃とし、初発菌数を105 〜1010cells/mlとし
    てアルコール発酵を行い柑橘類ワインとし、このワイン
    に酢酸菌アセトバクター アセティNo.1株、アセトバク
    ター パストゥリアヌスNo.2株、アセトバクター リク
    エファシエンスNo.3株、No.4株を作用させ、発酵温度を
    30±7℃とし、初発酸度を2±1%として酢酸発酵を
    行うことを特徴とする柑橘類発酵酢の製造法。
  6. 【請求項6】 柑橘類をウンシュウミカンとしたことを
    特徴とする請求項4又は5記載の柑橘類発酵酢の製造
    法。
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