JPH11187374A - Ｃａｔｖ用双方向増幅器 - Google Patents
Ｃａｔｖ用双方向増幅器Info
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- JPH11187374A JPH11187374A JP9351540A JP35154097A JPH11187374A JP H11187374 A JPH11187374 A JP H11187374A JP 9351540 A JP9351540 A JP 9351540A JP 35154097 A JP35154097 A JP 35154097A JP H11187374 A JPH11187374 A JP H11187374A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 増幅器のレベル調整に手間がかかる。
【解決手段】 増幅器に入出力される上り下りの信号の
レベルが当該増幅器に内蔵されたステイタスモニタ１を
通じてセンタ側で監視可能であるＣＡＴＶ用双方向増幅
器において、増幅器に入出力される信号のレベル調整に
使用される減衰器、等価器、擬似線路減衰器等のレベル
調整回路２を制御電圧で可変可能な電圧制御式とし、こ
れらレベル調整回路２を増幅器内のステイタスモニタ１
を介してセンタ側から遠隔制御可能とした。
レベルが当該増幅器に内蔵されたステイタスモニタ１を
通じてセンタ側で監視可能であるＣＡＴＶ用双方向増幅
器において、増幅器に入出力される信号のレベル調整に
使用される減衰器、等価器、擬似線路減衰器等のレベル
調整回路２を制御電圧で可変可能な電圧制御式とし、こ
れらレベル調整回路２を増幅器内のステイタスモニタ１
を介してセンタ側から遠隔制御可能とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＣＡＴＶ用双方向増
幅器に関するものであり、増幅器に入出力される上り下
りの信号のレベル調整をセンタ側から遠隔操作で行なえ
るようにしたものである。
幅器に関するものであり、増幅器に入出力される上り下
りの信号のレベル調整をセンタ側から遠隔操作で行なえ
るようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】ＣＡＴＶ用双方向増幅器は入出力される
上り下りの信号のレベル調整を行うことができるように
なっている。このようなレベル調整を行うための回路と
しては減衰器（ＡＴＴ）、等価器（ＥＱ）、擬似線路減
衰器（ＢＯＮ）等がある。減衰器は帯域内の信号を一定
量減衰させる回路であり、等価器は線路及び中継器によ
る帯域内の減衰特性又は遅延特性を平坦にする回路、擬
似線路減衰器は伝送線路と同じ減衰特性を有する回路で
ある。
上り下りの信号のレベル調整を行うことができるように
なっている。このようなレベル調整を行うための回路と
しては減衰器（ＡＴＴ）、等価器（ＥＱ）、擬似線路減
衰器（ＢＯＮ）等がある。減衰器は帯域内の信号を一定
量減衰させる回路であり、等価器は線路及び中継器によ
る帯域内の減衰特性又は遅延特性を平坦にする回路、擬
似線路減衰器は伝送線路と同じ減衰特性を有する回路で
ある。
【０００３】従来、これらは図２に示すように増幅器の
下りアンプＡの入力側に設けられたソケットＢや、上り
アンプＣの出力側に設けられたソケットＤに着脱（例え
ば抜き差し）可能なプラグ式の部品として構成されてお
り、その特性は固定式、或いはスイッチにより可変可能
な可変式となっている。そして信号のレベル調整では、
下り入力モニタ端子Ｅや下り出力モニタ端子Ｆ、上り出
力モニタ端子Ｈにスペクトラムアナライザー等を接続し
て帯域内の信号のレベルを確認しながら、固定式の場合
は、各種特性のものの中から所望の特性のものを選択し
て、それをソケットＢ、Ｄに差し込むことにより、可変
式の場合は、そのスイッチを操作して特性を切り換える
ことにより、増幅器に入出力される下り信号や上り信号
のレベル調整を行っていた。
下りアンプＡの入力側に設けられたソケットＢや、上り
アンプＣの出力側に設けられたソケットＤに着脱（例え
ば抜き差し）可能なプラグ式の部品として構成されてお
り、その特性は固定式、或いはスイッチにより可変可能
な可変式となっている。そして信号のレベル調整では、
下り入力モニタ端子Ｅや下り出力モニタ端子Ｆ、上り出
力モニタ端子Ｈにスペクトラムアナライザー等を接続し
て帯域内の信号のレベルを確認しながら、固定式の場合
は、各種特性のものの中から所望の特性のものを選択し
て、それをソケットＢ、Ｄに差し込むことにより、可変
式の場合は、そのスイッチを操作して特性を切り換える
ことにより、増幅器に入出力される下り信号や上り信号
のレベル調整を行っていた。
【０００４】なお、双方向増幅器では、入出力される信
号のレベルを確認するための手段として、前記モニタ端
子を使う方法とは別に、増幅器に内蔵されたステイタス
モニタを使う方法もあった。ステイタスモニタは、セン
タから送出されるポーリング信号を受信して、それに基
づいて増幅器内部の状態を監視するものであり、前記図
２の下り入力モニタ端子Ｅや下り出力モニタ端子Ｆ、上
り入力モニタ端子Ｇや上り出力モニタ端子Ｈで監視でき
る信号レベルと同じような情報を監視することができ、
また、その情報をセンタに送信することができるように
なっていた。
号のレベルを確認するための手段として、前記モニタ端
子を使う方法とは別に、増幅器に内蔵されたステイタス
モニタを使う方法もあった。ステイタスモニタは、セン
タから送出されるポーリング信号を受信して、それに基
づいて増幅器内部の状態を監視するものであり、前記図
２の下り入力モニタ端子Ｅや下り出力モニタ端子Ｆ、上
り入力モニタ端子Ｇや上り出力モニタ端子Ｈで監視でき
る信号レベルと同じような情報を監視することができ、
また、その情報をセンタに送信することができるように
なっていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記ＣＡＴＶ用双方向
増幅器のレベル調整には次のような問題があった。 ．作業員が増幅器の設置場所に出向いて作業しなけれ
ばならず、時間がかかり、面倒でもある。 ．増幅器は通常は高所に設けられるので、レベル調整
には、高所で作業する人と、地上でスペクトラムアナラ
イザーを操作する人とが必要になり、両者間で連絡を取
り合いながらでないと調整できないという面倒がある。 ．プラグ式の部品を抜き差しする際、信号が一時停波
されるので、例えば放送時間帯にレベル調整を行なうこ
とはできないという問題がある。 ．固定式、可変式にせよ、連続的に減衰特性を変更す
ることはできないため、必ずしも最良のレベル調整を行
うことはできない。 ．ステイタスモニタからの上り信号がセンタに正しく
届いているかどうかを確認してその信号レベルを調整す
る場合には、増幅器側とセンタ側の双方に作業員が必要
であり、また調整は双方が連絡を取り合いながら行わな
ければならないので、作業に手間がかかる。
増幅器のレベル調整には次のような問題があった。 ．作業員が増幅器の設置場所に出向いて作業しなけれ
ばならず、時間がかかり、面倒でもある。 ．増幅器は通常は高所に設けられるので、レベル調整
には、高所で作業する人と、地上でスペクトラムアナラ
イザーを操作する人とが必要になり、両者間で連絡を取
り合いながらでないと調整できないという面倒がある。 ．プラグ式の部品を抜き差しする際、信号が一時停波
されるので、例えば放送時間帯にレベル調整を行なうこ
とはできないという問題がある。 ．固定式、可変式にせよ、連続的に減衰特性を変更す
ることはできないため、必ずしも最良のレベル調整を行
うことはできない。 ．ステイタスモニタからの上り信号がセンタに正しく
届いているかどうかを確認してその信号レベルを調整す
る場合には、増幅器側とセンタ側の双方に作業員が必要
であり、また調整は双方が連絡を取り合いながら行わな
ければならないので、作業に手間がかかる。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のＣＡＴＶ用双方
向増幅器は、増幅器に入出力される上り下りの信号のレ
ベルが当該増幅器に内蔵されたステイタスモニタ１を通
じてセンタ側で監視可能であるＣＡＴＶ用双方向増幅器
において、増幅器に入出力される信号のレベル調整に使
用される減衰器、等価器、擬似線路減衰器等のレベル調
整回路２を制御電圧で可変可能な電圧制御式とし、これ
らレベル調整回路２を増幅器内のステイタスモニタ１を
介してセンタ側から遠隔制御可能としたことを特徴とす
るものである。
向増幅器は、増幅器に入出力される上り下りの信号のレ
ベルが当該増幅器に内蔵されたステイタスモニタ１を通
じてセンタ側で監視可能であるＣＡＴＶ用双方向増幅器
において、増幅器に入出力される信号のレベル調整に使
用される減衰器、等価器、擬似線路減衰器等のレベル調
整回路２を制御電圧で可変可能な電圧制御式とし、これ
らレベル調整回路２を増幅器内のステイタスモニタ１を
介してセンタ側から遠隔制御可能としたことを特徴とす
るものである。
【０００７】
【発明の実施の形態１】図１は本発明のＣＡＴＶ用双方
向増幅器の実施形態を示した回路図である。この双方向
増幅器はセンタ側の同軸ケーブルが接続される入力端子
３と、端末側の同軸ケーブルが接続される出力端子４と
を備え、内部に前記入力端子３に入力される下り信号
（一般的には７０ＭＨｚ以上）を増幅する下りアンプ５
と、前記出力端子４に入力される上り信号（一般的には
５５ＭＨｚ以下）を増幅する上りアンプ６、さらにステ
イタスモニタ１を備える。前記入力端子３には、同端子
３に入力される下り信号を分波して下りアンプ５に送り
込み、且つ上りアンプ６で増幅された上り信号を入力端
子３に合波して送り込むための入力側分波フィルタ７が
設けられ、対する出力端子４側には、同端子４に入力さ
れた上り信号を分波して上りアンプ６に送り込み、且つ
下りアンプ５で増幅された下り信号を出力端子４に合波
して送り込むための出力側分波フィルタ８が設けられて
いる。即ち、入力端子３に入力された下り信号が下りア
ンプ５で増幅されて出力端子４から出力され、出力端子
４に入力された上り信号が上りアンプ６で増幅されて入
力端子３から出力されるようになっている。
向増幅器の実施形態を示した回路図である。この双方向
増幅器はセンタ側の同軸ケーブルが接続される入力端子
３と、端末側の同軸ケーブルが接続される出力端子４と
を備え、内部に前記入力端子３に入力される下り信号
（一般的には７０ＭＨｚ以上）を増幅する下りアンプ５
と、前記出力端子４に入力される上り信号（一般的には
５５ＭＨｚ以下）を増幅する上りアンプ６、さらにステ
イタスモニタ１を備える。前記入力端子３には、同端子
３に入力される下り信号を分波して下りアンプ５に送り
込み、且つ上りアンプ６で増幅された上り信号を入力端
子３に合波して送り込むための入力側分波フィルタ７が
設けられ、対する出力端子４側には、同端子４に入力さ
れた上り信号を分波して上りアンプ６に送り込み、且つ
下りアンプ５で増幅された下り信号を出力端子４に合波
して送り込むための出力側分波フィルタ８が設けられて
いる。即ち、入力端子３に入力された下り信号が下りア
ンプ５で増幅されて出力端子４から出力され、出力端子
４に入力された上り信号が上りアンプ６で増幅されて入
力端子３から出力されるようになっている。
【０００８】この双方向増幅器の入力側分波フィルタ７
と下りアンプ５との間の下り信号ライン９には、電圧制
御型の可変減衰器１０（レベル調整回路２）が挿入され
ており、さらに電圧制御型の可変等価器１２（レベル調
整回路２）と電圧制御型の可変擬似線路減衰器１１（レ
ベル調整回路１１）とを取り付けた電圧制御型の切換え
器１３が挿入されている。これら電圧制御型の可変減衰
器１０、可変等価器１２、可変擬似線路減衰器１１は、
制御電圧によってその減衰量や減衰特性を連続的に可変
できるようにしたものであり、この場合、ステイタスモ
ニタ１から出力される夫々の制御電圧により個別に、し
かも連続的に可変されるようになっている。電圧制御型
の切換え器１３は、制御電圧により可変等価器１２と可
変擬似線路減衰器１１のどちらか一方を下り信号ライン
９に切り換えて挿入できるようにしたものであり、これ
もステイタスモニタ１から出力される制御電圧により切
り換えられるようにしてある。
と下りアンプ５との間の下り信号ライン９には、電圧制
御型の可変減衰器１０（レベル調整回路２）が挿入され
ており、さらに電圧制御型の可変等価器１２（レベル調
整回路２）と電圧制御型の可変擬似線路減衰器１１（レ
ベル調整回路１１）とを取り付けた電圧制御型の切換え
器１３が挿入されている。これら電圧制御型の可変減衰
器１０、可変等価器１２、可変擬似線路減衰器１１は、
制御電圧によってその減衰量や減衰特性を連続的に可変
できるようにしたものであり、この場合、ステイタスモ
ニタ１から出力される夫々の制御電圧により個別に、し
かも連続的に可変されるようになっている。電圧制御型
の切換え器１３は、制御電圧により可変等価器１２と可
変擬似線路減衰器１１のどちらか一方を下り信号ライン
９に切り換えて挿入できるようにしたものであり、これ
もステイタスモニタ１から出力される制御電圧により切
り換えられるようにしてある。
【０００９】前記入力側分波フィルタ７と上りアンプ６
との間の上り信号ライン１６には、電圧制御型の可変減
衰器１４（レベル調整回路２）と、電圧制御型の可変等
価器１５（レベル調整回路２）が挿入されている。これ
ら電圧制御型の可変減衰器１４、可変等価器１５は、夫
々の制御電圧によってその減衰量や減衰特性を連続的に
可変することができ、この場合、ステイタスモニタ１か
ら出力される夫々の制御電圧により可変されるようにし
てある。
との間の上り信号ライン１６には、電圧制御型の可変減
衰器１４（レベル調整回路２）と、電圧制御型の可変等
価器１５（レベル調整回路２）が挿入されている。これ
ら電圧制御型の可変減衰器１４、可変等価器１５は、夫
々の制御電圧によってその減衰量や減衰特性を連続的に
可変することができ、この場合、ステイタスモニタ１か
ら出力される夫々の制御電圧により可変されるようにし
てある。
【００１０】前記下り信号ライン９の下りアンプ５の信
号入力側には、分岐器１７に接続されて７３ＭＨｚのパ
イロット信号の入力レベルを検出する第１のレベル検出
回路１８と、４５１．２５ＭＨｚのパイロット信号の入
力レベルを検出する第２のレベル検出回路１９とが設け
られ、下りアンプ５の信号出力側には、分岐器２１に接
続されて４５１．２５ＭＨｚのパイロット信号の出力レ
ベルを検出する第３のレベル検出回路２０が設けられて
いる。また上り信号ライン１６の上りアンプ６の信号入
力側には、分岐器２２に接続されて１０ＭＨｚの上り側
のパイロット信号の入力レベルを検出する第４のレベル
検出回路２３と、５５ＭＨｚのパイロット信号の入力レ
ベルを検出する第５のレベル検出回路２４とが設けら
れ、同上りアンプ６の信号出力側には、分岐器２５に接
続されて５５ＭＨｚのパイロット信号の出力レベルを検
出する第６のレベル検出回路２６が設けられている。こ
れら６つのレベル検出回路１８、１９、２０、２３、２
４、２６はいずれも、バンドパスフィルタ、アンプ、検
波器、比較器からなり、夫々分岐器１７、２１、２２、
２５で分岐された信号からバンドパスフィルタで所定の
パイロット信号を選択し、これをアンプで増幅し、検波
器で検波して、パイロット信号のレベルを代表する検波
電圧を発生し、この検波電圧を比較器で基準電圧と比較
して、パイロット信号のレベルを表す信号として出力す
るものである。この結果はステイタスモニタ１に入力さ
れるようになっている。
号入力側には、分岐器１７に接続されて７３ＭＨｚのパ
イロット信号の入力レベルを検出する第１のレベル検出
回路１８と、４５１．２５ＭＨｚのパイロット信号の入
力レベルを検出する第２のレベル検出回路１９とが設け
られ、下りアンプ５の信号出力側には、分岐器２１に接
続されて４５１．２５ＭＨｚのパイロット信号の出力レ
ベルを検出する第３のレベル検出回路２０が設けられて
いる。また上り信号ライン１６の上りアンプ６の信号入
力側には、分岐器２２に接続されて１０ＭＨｚの上り側
のパイロット信号の入力レベルを検出する第４のレベル
検出回路２３と、５５ＭＨｚのパイロット信号の入力レ
ベルを検出する第５のレベル検出回路２４とが設けら
れ、同上りアンプ６の信号出力側には、分岐器２５に接
続されて５５ＭＨｚのパイロット信号の出力レベルを検
出する第６のレベル検出回路２６が設けられている。こ
れら６つのレベル検出回路１８、１９、２０、２３、２
４、２６はいずれも、バンドパスフィルタ、アンプ、検
波器、比較器からなり、夫々分岐器１７、２１、２２、
２５で分岐された信号からバンドパスフィルタで所定の
パイロット信号を選択し、これをアンプで増幅し、検波
器で検波して、パイロット信号のレベルを代表する検波
電圧を発生し、この検波電圧を比較器で基準電圧と比較
して、パイロット信号のレベルを表す信号として出力す
るものである。この結果はステイタスモニタ１に入力さ
れるようになっている。
【００１１】ステイタスモニタ１は、入力端子３と分波
フィルタ７との間に設けられた分岐器２７に接続されて
おり、この分岐器２７を通じて、入力端子３に入力され
るセンタからのポーリング信号を受信したり、このポー
リング信号に対する応答の信号を入力端子３に出力して
センタ側に送信したりできるようになっている。このス
テイタスモニタ１は、第１〜第６のレベル検出回路１
８、１９、２０、２３、２４、２６から出力される信号
（パイロット信号のレベルを代表する信号）を受けて、
その情報（パイロット信号のレベル情報）をポーリング
信号の応答としてセンタに送信することができるように
なっている。またこのステイタスモニタ１は、センタか
らのポーリング信号に基づいた動作として、前記電圧制
御型の可変減衰器１０、１４、可変等価器１２、１５、
可変擬似線路減衰器１１の夫々に個別に任意の電圧値の
制御電圧を出力することができ、この制御電圧の大きさ
を可変することにより電圧制御型の可変減衰器１０、１
４の減衰量や、可変等価器１２、１５、可変擬似線路減
衰器１１の減衰特性を連続的に可変することができるよ
うにしてある。また切換え器１３への制御電圧を可変し
て可変等価器１２と可変擬似線路減衰器１１との切換え
を行うことができるようにしてある。
フィルタ７との間に設けられた分岐器２７に接続されて
おり、この分岐器２７を通じて、入力端子３に入力され
るセンタからのポーリング信号を受信したり、このポー
リング信号に対する応答の信号を入力端子３に出力して
センタ側に送信したりできるようになっている。このス
テイタスモニタ１は、第１〜第６のレベル検出回路１
８、１９、２０、２３、２４、２６から出力される信号
（パイロット信号のレベルを代表する信号）を受けて、
その情報（パイロット信号のレベル情報）をポーリング
信号の応答としてセンタに送信することができるように
なっている。またこのステイタスモニタ１は、センタか
らのポーリング信号に基づいた動作として、前記電圧制
御型の可変減衰器１０、１４、可変等価器１２、１５、
可変擬似線路減衰器１１の夫々に個別に任意の電圧値の
制御電圧を出力することができ、この制御電圧の大きさ
を可変することにより電圧制御型の可変減衰器１０、１
４の減衰量や、可変等価器１２、１５、可変擬似線路減
衰器１１の減衰特性を連続的に可変することができるよ
うにしてある。また切換え器１３への制御電圧を可変し
て可変等価器１２と可変擬似線路減衰器１１との切換え
を行うことができるようにしてある。
【００１２】
【使用例】前記ＣＡＴＶ用双方向増幅器を取り付けたＣ
ＡＴＶシステムでの増幅器のレベル調整を、下り回線の
例で以下に説明する。 ．センタからポーリング信号を使って目的とする増幅
器のステイタスモニタ１を呼び出し、当該増幅器の第
１、第２のレベル検出回路１８、１９で検出されるパイ
ロット信号のレベル情報をセンタに送信させ、下りアン
プ５で増幅される前のパイロット信号のレベルを確認す
る。 ．７３ＭＨｚのパイロット信号が４５１．２５ＭＨｚ
のパイロット信号より高いことが観測された場合は、切
換え器１３を操作して可変等価器１２を下り信号ライン
９に挿入し、４５１．２５ＭＨｚのパイロット信号が７
３ＭＨｚのパイロット信号より高いことが観測された場
合は、可変擬似線路減衰器１１を下り信号ライン９に挿
入する。 ．また７３ＭＨｚのパイロット信号が高い場合は、可
変等価器１２を制御して同パイロット信号を４５１．２
５ＭＨｚのパイロット信号と同レベルになるよう調整
し、４５１．２５ＭＨｚのパイロット信号が高い場合
は、可変擬似線路減衰器１１を制御して同パイロット信
号を７３ＭＨｚのパイロット信号と同レベルになるよう
に調整する。 ．そして何れの場合も、最後に可変減衰器１０を制御
して、７３ＭＨｚと４５１．２５ＭＨｚのパイロット信
号が規定レベルになるように調整する。 ．第３のレベル検出回路２０で検出される４５１．２
５ＭＨｚのパイロット信号のレベル情報をセンタに送信
させ、下りアンプ５で増幅された後のパイロット信号の
レベルを確認する。このパイロット信号のレベルにより
増幅器から出力される下り信号が標準レベルに合ってい
るかどうかの最終確認を行うことができる。上り信号に
ついても同様にしてレベル調整を行うことができる。
ＡＴＶシステムでの増幅器のレベル調整を、下り回線の
例で以下に説明する。 ．センタからポーリング信号を使って目的とする増幅
器のステイタスモニタ１を呼び出し、当該増幅器の第
１、第２のレベル検出回路１８、１９で検出されるパイ
ロット信号のレベル情報をセンタに送信させ、下りアン
プ５で増幅される前のパイロット信号のレベルを確認す
る。 ．７３ＭＨｚのパイロット信号が４５１．２５ＭＨｚ
のパイロット信号より高いことが観測された場合は、切
換え器１３を操作して可変等価器１２を下り信号ライン
９に挿入し、４５１．２５ＭＨｚのパイロット信号が７
３ＭＨｚのパイロット信号より高いことが観測された場
合は、可変擬似線路減衰器１１を下り信号ライン９に挿
入する。 ．また７３ＭＨｚのパイロット信号が高い場合は、可
変等価器１２を制御して同パイロット信号を４５１．２
５ＭＨｚのパイロット信号と同レベルになるよう調整
し、４５１．２５ＭＨｚのパイロット信号が高い場合
は、可変擬似線路減衰器１１を制御して同パイロット信
号を７３ＭＨｚのパイロット信号と同レベルになるよう
に調整する。 ．そして何れの場合も、最後に可変減衰器１０を制御
して、７３ＭＨｚと４５１．２５ＭＨｚのパイロット信
号が規定レベルになるように調整する。 ．第３のレベル検出回路２０で検出される４５１．２
５ＭＨｚのパイロット信号のレベル情報をセンタに送信
させ、下りアンプ５で増幅された後のパイロット信号の
レベルを確認する。このパイロット信号のレベルにより
増幅器から出力される下り信号が標準レベルに合ってい
るかどうかの最終確認を行うことができる。上り信号に
ついても同様にしてレベル調整を行うことができる。
【００１３】以上説明の実施形態では、レベル調整回路
２として、下り側では可変減衰器１０と、可変等価器１
２或いは可変擬似線路減衰器１１を用い、上り側では可
変減衰器１４と可変等価器１５を用いたが、下り側や上
り側に設ける可変減衰器や可変等価器、可変擬似線路減
衰器の組み合わせ方や取り付け個数、取り付けの順番は
図１の例に限られない。
２として、下り側では可変減衰器１０と、可変等価器１
２或いは可変擬似線路減衰器１１を用い、上り側では可
変減衰器１４と可変等価器１５を用いたが、下り側や上
り側に設ける可変減衰器や可変等価器、可変擬似線路減
衰器の組み合わせ方や取り付け個数、取り付けの順番は
図１の例に限られない。
【００１４】
【発明の効果】本発明のＣＡＴＶ用双方向増幅器によれ
ば次のような効果がある。 ．増幅器のレベル調整をセンタで集中的に遠隔操作で
行うことができ、レベル調整にかかる手間を大幅に削減
することができる。例えば、センタ側でのステイタスモ
ニタの監視と制御をプログラムで自動化すれば、レベル
調整を完全自動化するようなことも可能となる。 ．レベル調整の際に放送信号が停波されることもない
ので、放送時間帯でのレベル調整も可能となる。
ば次のような効果がある。 ．増幅器のレベル調整をセンタで集中的に遠隔操作で
行うことができ、レベル調整にかかる手間を大幅に削減
することができる。例えば、センタ側でのステイタスモ
ニタの監視と制御をプログラムで自動化すれば、レベル
調整を完全自動化するようなことも可能となる。 ．レベル調整の際に放送信号が停波されることもない
ので、放送時間帯でのレベル調整も可能となる。
【図１】本発明のＣＡＴＶ用双方向増幅器の実施形態を
示した回路図。
示した回路図。
【図２】従来のＣＡＴＶ用双方向増幅器の一例を示した
回路図。
回路図。
１ ステイタスモニタ ２ レベル調整回路
Claims (1)
- 【請求項１】増幅器に入出力される上り下りの信号のレ
ベルが当該増幅器に内蔵されたステイタスモニタ（１）
を通じてセンタ側で監視可能であるＣＡＴＶ用双方向増
幅器において、増幅器に入出力される信号のレベル調整
に使用される減衰器、等価器、擬似線路減衰器等のレベ
ル調整回路（２）を制御電圧で可変可能な電圧制御式と
し、これらレベル調整回路（２）を増幅器内のステイタ
スモニタ（１）を介してセンタ側から遠隔制御可能とし
たことを特徴とするＣＡＴＶ用双方向増幅器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9351540A JPH11187374A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | Ｃａｔｖ用双方向増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9351540A JPH11187374A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | Ｃａｔｖ用双方向増幅器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11187374A true JPH11187374A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=18417983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9351540A Pending JPH11187374A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | Ｃａｔｖ用双方向増幅器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11187374A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001326582A (ja) * | 2000-05-18 | 2001-11-22 | Toshiba Corp | 双方向ブースタ |
| JP2003199067A (ja) * | 2001-12-26 | 2003-07-11 | Miharu Communications Co Ltd | Ｃａｔｖ用増幅器 |
| KR100572681B1 (ko) | 2004-06-14 | 2006-04-24 | 주식회사 대경바스컴 | 제어신호 양방향 증폭전송 회로 |
| JP2012114794A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Miharu Communications Co Ltd | Ｃａｔｖシステム用線路機器のレベル設定方法と、ｃａｔｖシステム用線路機器と、ｃａｔｖシステム用線路機器のレベル設定装置 |
| JP2018164246A (ja) * | 2017-03-27 | 2018-10-18 | ミハル通信株式会社 | 受信装置 |
| JP2020036313A (ja) * | 2018-08-22 | 2020-03-05 | 日本アンテナ株式会社 | 棟内共聴装置、増幅装置および測定ユニット |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP9351540A patent/JPH11187374A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001326582A (ja) * | 2000-05-18 | 2001-11-22 | Toshiba Corp | 双方向ブースタ |
| JP2003199067A (ja) * | 2001-12-26 | 2003-07-11 | Miharu Communications Co Ltd | Ｃａｔｖ用増幅器 |
| KR100572681B1 (ko) | 2004-06-14 | 2006-04-24 | 주식회사 대경바스컴 | 제어신호 양방향 증폭전송 회로 |
| JP2012114794A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Miharu Communications Co Ltd | Ｃａｔｖシステム用線路機器のレベル設定方法と、ｃａｔｖシステム用線路機器と、ｃａｔｖシステム用線路機器のレベル設定装置 |
| JP2018164246A (ja) * | 2017-03-27 | 2018-10-18 | ミハル通信株式会社 | 受信装置 |
| JP2020036313A (ja) * | 2018-08-22 | 2020-03-05 | 日本アンテナ株式会社 | 棟内共聴装置、増幅装置および測定ユニット |
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