JPH11185489A - 半導体記憶装置及びデータ処理装置 - Google Patents

半導体記憶装置及びデータ処理装置

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JPH11185489A
JPH11185489A JP35461497A JP35461497A JPH11185489A JP H11185489 A JPH11185489 A JP H11185489A JP 35461497 A JP35461497 A JP 35461497A JP 35461497 A JP35461497 A JP 35461497A JP H11185489 A JPH11185489 A JP H11185489A
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driver
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正道 藤戸
Yozo Kawai
洋造 河合
Daisuke Mishina
大介 三科
Yutaka Shinagawa
裕 品川
Toshihiro Tanaka
利広 田中
Kiyoshi Matsubara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリアクセスの高速化を図ることにある。 【解決手段】 複数のワード線と、複数のワード線に結
合されたメモリセルとを含む半導体記憶装置において、
高耐圧処理されたトランジスタにより形成され、メモリ
セルへのデータ書き込みのために対応するワード線を選
択的に駆動するための第1ドライバ回路(DPE)と、
高耐圧系ドライバを構成するトランジスタより駆動能力
の高いトランジスタにより形成され、メモリセルからの
データ読み出しのためにワード線を選択的に駆動するた
めの第2ドライバ回路(DR)とを設け、データ読み出
しの際のワード線選択の高速化を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置、
特に電気的に書き換え可能な不揮発性メモリの改良技術
に関し、例えばフラッシュメモリ及びそれをプログラム
メモリとして内蔵するマイクロコンピュータに適用して
有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不揮発性半導体記憶素子(メモリ
セル)をアレイ状に配置し、メモリセル群のコントロー
ルゲート共通線すなわち、同一ワード線に接続する当該
メモリセル群(セクタ)の電気的書き換え(電気的消
去、電気的書き込み)を行う不揮発性メモリにおいて、
ワード線に正及び負の高電圧を印加することにより、ワ
ード線単位の消去を可能とする方式が提案されている。
これについては例えば、「Symposium on VLSI Technolo
gy Digest of Technical Papers pp77-78 1991」、「Sy
mposium on VLSI Circuits Digest of Technical Paper
s pp85-86 1991」に記載され、さらに書き込み動作時に
正及び負の高電位をワード線に印加する方式としては、
「Technical Digest of International Electron Devic
e Meeting pp.599-602 1992、同誌991-9931992」に記載
されている。
【0003】また、ワード線を駆動するワードデコーダ
回路を階層化構造、すなわち、メインデコーダ回路とサ
ブワードデコーダ回路により構成する方式が提案されて
いる。これについては、「International Solid-State
Circuits Conference Digestof Technical Papers pp97
-98 1993」に記載されている。
【0004】さらに、高電圧を取り扱う回路では、レベ
ル変換回路を用いて信号レベルを変換する必要があり、
それについて記載された文献の例としては、「ISSCC91/
SESSION 16/NON-VOLATILE AND SPECIALTY MEMORY/PAPER
FA 16.1」がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】フラッシュメモリなど
の不揮発性メモリはデータの書き込み/消去に高電圧が
必要なことから高耐圧トランジスタを使わざるを得な
い。MOSトランジスタの高耐圧化のためには、ゲート
酸化膜が厚くされたり、ゲート電極SGと高濃度拡散層
間、及び高濃度拡散層とLOCOS(ロコス)間に低濃
度拡散層が形成されたりする。しかしそのように高耐圧
化されたMOSトランジスタは、電流が流れ難く、駆動
能力が低いため、動作速度は、高耐圧化されていないM
OSトランジスタに比べてどうしても低下してしまう。
このため、ワード線選択の高速化が困難となる。また、
フラッシュメモリでは、データ読み出し経路にレベル変
換回路や書き換え制御回路などが存在するため、そこで
の信号遅延が大きい。このことも、フラッシュメモリの
アクセスタイムの短縮化を阻害する要因とされる。
【0006】本発明の目的は、半導体記憶装置における
読み出し動作の高速化を図ることにある。
【0007】本発明の別の目的は、そのように高速化さ
れた半導体記憶装置を備えたデータ処理装置を提供する
ことにある。
【0008】本発明の上記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0010】すなわち、半導体記憶装置(FMRY)に
おいて、1本のワード線毎に、それを駆動するための第
1ドライバ回路(DPE)及び第2ドライバ回路(D
R)を設け、上記第1ドライバ回路を形成するトランジ
スタのゲート酸化膜厚と、上記第2ドライバ回路を形成
するトランジスタのゲート酸化膜とを異ならせる。
【0011】上記した手段によれば、第2ドライバ回路
を形成するトランジスタのゲート酸化膜が第1ドライバ
回路を形成するトランジスタのゲート酸化膜よりも薄い
ものとすると、第2ドライバ回路は第1ドライバ回路に
比べて高速動作が可能とされ、データ読み出しの際のワ
ード線を高速に駆動することができる。このことが、半
導体記憶装置における読み出し動作の高速化を達成す
る。
【0012】ワード線に供給された高電圧が低耐圧系ド
ライバ回路に印加されないようにするため、上記第2ド
ライバ回路と上記ワード線との間に、上記メモリセルへ
のデータ書き換えの際に上記第2ドライバ回路を上記ワ
ード線から切り離すスイッチ回路(SW)を設けること
ができる。
【0013】上記スイッチ回路は、上記第1のゲート酸
化膜厚から成るトランジスタにより、あるいは、第1ゲ
ート及び第2ゲートを含む2層ゲートトランジスタによ
り構成することができる。上記2層ゲートトランジスタ
の第1ゲートはダイオード接続されたトランジスタを介
して電源に接続され、上記2層ゲートトランジスタの第
2ゲートは上記第2ドライバの出力端子に結合される。
【0014】上記第2ドライバ回路は、第1のアドレス
信号群から生成されるブロック選択信号と、第2のアド
レス信号群から生成される行選択信号とのアンド論理を
得る論理回路(DR1〜DRi)を含んで構成すること
ができる。
【0015】上記論理回路は、上記第1のアドレス信号
群から生成されるブロック選択信号や、上記第2のアド
レス信号群から生成される行選択信号のレベルよりも高
いレベルに変換する電圧レベル変換回路を含んで構成す
ることができる。また、外部から供給された電源電圧に
基づいて内部昇圧された電圧を動作用電源として上記論
理回路に供給することができる。
【0016】ワード線駆動を読み出しサイクルに同期さ
せるため、1度選択されたワード線を次のリードサイク
ルが始まる前に強制的に非選択状態にするための制御回
路(Az−Dr)を含めることができる。このとき、上
記制御回路は、入力されたスタンバイ信号に応じて上記
第2ドライバの出力論理をローレベルに固定すること
で、対応するワード線の蓄積電荷を放出するモードを設
けることができる。
【0017】また、上記構成の半導体記憶装置(FMR
Y)を含んでマイクロコンピュータ(10)を構成する
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図27には、本発明にかかるデー
タ処理装置の一例であるシングルチップマイクロコンピ
ュータが示される。同図に示されるシングルチップマイ
クロコンピュータ10は、フラッシュメモリFMRY、
CPU12、DMAC13、バスコントローラ(BS
C)14、ROM15、RAM16、タイマ17、シリ
アルコミュニケーションインタフェース(SCI)1
8、第1乃至第9入出力ポートIOP1〜IOP9、ク
ロック発振器(CPG)19の機能ブロック乃至はモジ
ュールから構成され、公知の半導体製造技術により1つ
の半導体基板上に半導体集積回路として形成される。
【0019】上記シングルチップマイクロコンピュータ
10は、電源端子として、グランドレベル端子Vss、
電源電圧レベル端子Vcc、フラッシュメモリFMRY
の書き込み消去用高電圧端子Vpp、その他専用制御端
子として、リセット端子RES、スタンバイ端子STB
Y、モード制御端子MODE、クロック入力端子EXT
AL、XTALを有する。それらは外部端子である。
【0020】フラッシュメモリFMRYの書き込み消去
用高電圧を電源電圧レベル端子Vccから供給される5
Vのような電圧を内部昇圧で得る場合には当該高電圧専
用の外部端子Vppを省略できる。クロック入力端子E
XTAL、XTALに接続される、図示はされない水晶
振動子に基づいて、クロック発振器9が生成するシステ
ムクロックに同期して、シングルチップマイクロコンピ
ュータ10は動作する。あるいは外部クロックをEXT
AL端子に入力してもよい。システムクロックの1周期
を1ステートと呼ぶ。
【0021】上記機能ブロックは、内部バスによって相
互に接続される。内部バスはアドレスバス・データバス
の他、リード信号、ライト信号、さらにバスサイズ信
号、そしてシステムクロックなどを含む制御バスなどに
よって構成される。内部アドレスバスには、IAB、P
ABが存在し、内部データバスにはIDB、PDBが存
在する。IAB、IDBはフラッシュメモリFMRY、
CPU12、ROM15、RAM16、バスコントロー
ラ14、入出力ポートIOP1〜IOP9の一部に接続
される。PAB、PDBはバスコントローラ14、タイ
マ17、SCI18、入出力ポートIOP1〜9に接続
される。IABとPAB、IDBとPDBは、それぞれ
バスコントローラ14でインタフェースされる。特に制
限されないが、PABとPDBはそれが接続されている
機能ブロック内のレジスタアクセスに専ら用いられる。
【0022】入出力ポートIOP1〜IOP9は、外部
バス信号と、入出力回路の入出力信号との入出力に兼用
とされている。これらは、動作モードあるいはソフトウ
エアの設定により、機能を選択されて、使用される。外
部アドレス、外部データは、それぞれ、これらの入出力
ポートに含まれる図示しないバッファ回路を介してIA
B、IDBと接続されている。PAB、PDBは入出力
ポートやバスコントローラ14などの内蔵レジスタをリ
ード/ライトするために使用され、外部バスとは直接の
関係はない。
【0023】上記リセット端子RESにシステムリセッ
ト信号が加えられると、モード制御端子MODEで与え
られる動作モードを取り込み、シングルチップマイクロ
コンピュータ(以下単にマイクロコンピュータとも記
す)10はリセット状態にされる。動作モードは、特に
制限はされないものの、内蔵ROM15の有効/無効、
アドレス空間を16Mバイトまたは1Mバイト、データ
バス幅の初期値を8ビット、16ビットあるいは32ビ
ットの何れにするかなどを決定する。必要に応じてモー
ド制御端子MODEは複数端子とされ、これらの端子へ
の入力状態の組合せで動作モードが決定される。
【0024】リセット状態を解除すると、CPU12
は、スタートアドレスをリードして、このスタートアド
レスから命令のリードを開始するリセット例外処理を行
なう。上記スタートアドレスは、特に制限はされないも
のの0番地から始まる領域に格納されているものとす
る。その後、CPU12は上記スタートアドレスから順
次命令を実行する。
【0025】このマイクロコンピュータ10においてフ
ラッシュメモリFMRYはユーザプログラム、チューニ
ング情報、データテーブルなどを適宜格納する。ROM
15は、特に制限されないが、OSのようなシステムプ
ログラムが格納される。
【0026】ここで、CPU12によるフラッシュメモ
リFMRYの動作制御について説明する。フラッシュメ
モリFMRYは内部バスIAB,IDBに結合され、C
PU12などによってアクセス可能にされる。すなわ
ち、CPU12は、書き込み/消去制御レジスタWER
EGに対する制御情報の設定、メモリセルMCからデー
タを読み出すための読み出し動作を指示するときの上記
制御信号READの供給、アドレス信号の供給、書き込
みデータの供給を制御する。消去ベリファイ及び書き込
みベリファイのためのリード動作の指示はCPU12が
行い、読み込んだデータをCPU12がベリファイす
る。
【0027】リセット端子RESへのリセットの指示は
システム上に配置されたリセット回路から与えられる。
当該図示しないリセット回路は、パワーオンリセット又
は図示しないシステム上に配置されたリセットボタンの
押下操作、あるいはマイクロコンピュータ10からに指
示に基づいて、リセット端子RESへのリセットを指示
する。
【0028】特に制限されないが、マイクロコンピュー
タ10は、複数ビットから成るモード信号MODEが所
定の値にされるとフラッシュメモリFMRYに対する外
部からの直接アクセスを可能にする動作モードが設定さ
れる。この動作モードにおいて、CPU12は外部に対
する実質的な制御動作が停止若しくはCPU12と内部
バスIDB,IABとの接続が切り離され、フラッシュ
メモリFMRYは例えば入出力ポートIOP1及びIO
P2を介して外部から直接アクセス可能にされる。この
動作モードにおいてマイクロコンピュータは見掛けフラ
ッシュメモリFMRYの単体チップと等価にされる。し
たがって、フラッシュメモリFMRYに対する上記全て
のアクセス制御情報は図示しない外部のデータプロセッ
サなどから供給されることになる。
【0029】したがって、マイクロコンピュータ10に
内蔵されたフラッシュメモリFMRYに対してプログラ
ムやデータを最初に書込む動作は、EPROMライタの
ような書き込み装置を用いて能率的に行ったり、あるい
は内蔵CPU12の制御で行ったりすることができる。
後者にあってはマイクロコンピュータが回路基板に実装
された状態(オンボード状態)でも書換えが可能である
ことを意味する。
【0030】図28には上記フラッシュメモリFMRY
の構成例が示される。同図に示されるフラッシュメモリ
FMRYは、8ビットのデータ入出力端子D0〜D7を
有し、各データ入出力端子毎にメモリアレイARY0〜
ARY7を備える。各メモリアレイARY0〜ARY7
は同じ様に構成され、それらによって一つのメモリセル
アレイを成す。
【0031】それぞれのメモリアレイARY0〜ARY
7にはそれぞれ2層ゲート構造の絶縁ゲート型電界効果
トランジスタによって構成されたメモリセルがマトリク
ス配置されて成るメモリセル群SMを有する。
【0032】同図においてW11〜Wij全てのメモリ
アレイARY0〜ARY7に共通のワード線である。同
一行に配置されたメモリセルのコントロールゲートは、
それぞれ対応するワード線に接続される。
【0033】上記ソース線SLにはインバータ回路のよ
うな電圧出力回路VOUTから消去に利用される高電圧
Vppが供給される。電圧出力回路VOUTの出力動作
は、消去制御回路ECONTから出力される消去信号E
RASE*(信号*は信号反転もしくはローイネーブル
を示す)によって制御される。すなわち、消去信号ER
ASE*のローレベル期間に、電圧出力回路VOUTは
高電圧Vppをソース線SLに供給して全てのメモリセ
ルMC及びMC−Rのソース領域に消去に必要な高電圧
を供給する。これによって、フラッシュメモリFMRY
は全体が一括消去可能にされる。
【0034】上記ワード線W11〜Wijの選択は、X
アドレスラッチXALATを介して取り込まれるXアド
レス信号AXをXアドレスデコーダXADECが解読す
ることによって行われる。ワードドライバWDRVはX
アドレスデコーダXADECから出力される選択信号に
基づいてワード線を駆動する。データ読み出し動作にお
いてワードドライバWDRVは、電圧選択回路VSEL
から供給される3Vのような電圧Vccと0Vのような
接地電位とを電源として動作され、選択されるべきワー
ド線を電圧Vccによって選択レベルに駆動し、非選択
とされるべきワード線を接地電位のような非選択レベル
に維持させる。データの書き込み動作においてワードド
ライバWDRVは、−9Vのような電圧Vppと0Vの
ような接地電位とを電源として動作され、選択されるべ
きワード線を−9Vのような書き込み用高電圧レベルに
駆動する。データの消去動作においてワードドライバW
DRVの出力は9Vとされる。
【0035】それぞれのメモリアレイARY0〜ARY
7において上記データ線DL0〜DL7はY選択スイッ
チYS0〜YS7を介して共通データ線CDに共通接続
される。Y選択スイッチYS0〜YS7のスイッチ制御
は、YアドレスラッチYALATを介して取り込まれる
Yアドレス信号AYをYアドレスデコーダYADECが
解読することによって行われる。YアドレスデコーダY
ADECの出力選択信号は全てのメモリアレイARY0
〜ARY7に共通に供給される。したがって、Yアドレ
スデコーダYADECの出力選択信号のうちの何れか一
つが選択レベルにされることにより、各メモリアレイA
RY0〜ARY7の共通データ線CDには1本のデータ
線が接続される。
【0036】メモリセルMCから共通データ線CDに読
み出されたデータは選択スイッチRSを介してセンスア
ンプSAに与えられ、ここで増幅されて、データ出力バ
ッファDOBを介してデータバスに出力される。上記選
択スイッチRSは読み出し信号READによってスイッ
チ制御される。
【0037】外部から供給される書き込みデータはデー
タ入力バッファDIBを介してデータ入力ラッチDIL
に保持される。データ入力ラッチDILに保持されたデ
ータが”0”のとき、書き込み回路WRは選択スイッチ
WSを介して共通データ線CDに書き込み用の高電圧を
供給する。この書き込み用高電圧はY選択スイッチYS
0〜YS7によって選択された何れかのデータ線を通し
て、ワード線によってコントロールゲートに高電圧が印
加されるメモリセルのドレインに供給され、これによっ
て当該メモリセルが書き込みされる。上記選択スイッチ
WSは制御信号WRITEによってスイッチ制御され
る。書き込みの各種タイミングや電圧の選択制御のよう
な書き込み動作手順は書き込み制御回路WCONTが制
御する。この書き込み制御回路WCONTに対する書き
込み動作の指示や書き込みベリファイ動作の指示、そし
て上記消去制御回路ECONTに対する消去動作の指示
や消去ベリファイ動作の指示は、書き込み/消去用の制
御レジスタWEREGが与える。この制御レジスタWE
REGはデータバスに接続可能にされ、外部から制御デ
ータの書き込みが可能にされる。
【0038】上記制御レジスタWEREGは、Vppビ
ット、PVビット、Pビット、及びEビットを有する。
Pビットは書き込み動作の指示ビットとされる。Eビッ
トは消去動作の指示ビットとされる。Vppビット及び
Eビットが設定されることによって、これを参照する消
去制御回路ECONTが所定の手順に従って消去のため
の内部動作を制御する。また、Vppビット及びPビッ
トが設定されることにより、これを参照する書き込み制
御回路WCONTが所定の手順に従って書き込みのため
の内部動作を制御する。消去及び書き込みのための内部
動作は所定レベルの電圧を形成することによって行われ
る。消去ベリファイ動作は消去されたメモリセルに対し
て読み出し動作を行って消去が完了したか否かを検証す
る動作とされ、書き込みベリファイ動作は書き込みされ
たメモリセルから当該書き込みデータを読み出してこれ
を書き込みデータと比較することによって書き込みが完
了したか否かを検証する動作とされる。これらベリファ
イ動作は外部のCPU又はデータプロセッサがフラッシ
ュメモリに対するリードサイクルを起動して行われる。
【0039】図1には、上記ワードドライバWDRV付
近の構成例が示される。
【0040】ワードドライバWDRVは、XデコーダX
ADECの出力信号に基づいてワード線を駆動するため
の低耐圧系ドライバ回路DRや、XデコーダXADEC
の出力信号に基づいてワード線を駆動するための高耐圧
系ドライバ回路DPE、さらにはデータ書き込みの際に
低耐圧系ドライバ回路DRに高電圧が印加されないよう
にするための分離切り換えスイッチSWとを含む。
【0041】ここで、高耐圧系ドライバ回路DPEを構
成するMOSトランジスタには高耐圧化されたものが適
用される。MOSトランジスタの高耐圧化のためには、
ゲート酸化膜が厚くされたり、ゲート電極SGと高濃度
拡散層間、及び高濃度拡散層とLocas(ロコス)間
に低濃度拡散層が形成されたりする。しかしそのように
高耐圧化されたMOSトランジスタは、電流が流れ難
く、駆動能力が低いため、動作速度は、高耐圧化されて
いないMOSトランジスタに比べてどうしても低下して
しまう。フラッシュメモリの書き込み動作速度は、記憶
情報の読み出し速度よりも遅くなる。しかし、シングル
チップマイクロコンピュータ10に内蔵されるフラッシ
ュメモリFMRYの場合、記憶情報の読み出しがほとん
どであり、しかもこの記憶情報がプログラムであること
を考えると、書き込み動作よりも読み出し動作の高速化
が重要となる。そこで、高耐圧系ドライバDPEとは別
に低耐圧系ドライバDRを設け、読み出し動作の場合に
のみ低耐圧系ドライバDRを使うようにする。また、高
耐圧系ドライバDPEが使用されるとき、低耐圧系ドラ
イバDRを構成するMOSトランジスタに高電圧が印加
されて当該MOSトランジスタが破損しないようにする
ため、分離切り換えスイッチSWを設け、低耐圧系ドラ
イバDRを構成するMOSトランジスタへの高電圧印加
防止を図っている。
【0042】図2には、上記低耐圧系ドライバ回路D
R、高耐圧系ドライバ回路DPE、及び分離切り換えス
イッチSWの詳細な構成例が示される。
【0043】ブロック分割にかかる複数個のワードドラ
イバWDRV1〜WDRViが設けられ、それに対応し
てメモりセル群SM1〜SMiが設けられている。
【0044】ワードドライバWDRV1〜WDRViは
互いに同一構成とされ、そのうちの一つであるワードド
ライバWDRV1についての構成が代表的に示される。
【0045】ワードドライバWDRV1は、読み出し専
用である低耐圧系ドライバDR1〜DRiと、それに対
応して配置された分離切り換えスイッチSW1〜SWi
と、書き込み専用である高耐圧系ドライバDPE1〜D
PEi、及びレベル変換回路(BP−Dr,BN−D
r)を含む。
【0046】低耐圧系ドライバDR1〜DRiは、それ
ぞれブロック選択信号AD1〜ADiと、プリデコーダ
Az−Drの出力信号とのアンド論理を得るアンド回路
とされ、低耐圧MOSトランジスタ(高耐圧化されてい
ないMOSトランジスタ)によって構成される。この低
耐圧系ドライバDR1〜DRiの出力信号は、それぞれ
後段の分離切り換えスイッチSW1〜SWiを介して、
対応するワード線W11〜W1iに結合される。分離切
り換えスイッチSW1〜SWiは、切り換え制御信号S
ELによってオンオフ制御される。切り換え制御信号S
ELによって分離切り換えスイッチSW1〜SWiがオ
ンされた状態でのみ、低耐圧系ドライバDR1〜DRi
によるワード線駆動が可能とされる。
【0047】高耐圧系ドライバDPEは、それぞれワー
ド線W11〜W1iに対応して配置された高耐圧系ドラ
イバDPE1〜DPEiによって構成される。高耐圧系
ドライバDPE1〜DPEiは、高耐圧化されたPチャ
ンネル型MOSトランジスタと高耐圧化されたnチャン
ネル型MOSトランジスタとが直列接続されて成る。高
耐圧系ドライバDPE1〜DPEiにおいて、Pチャン
ネル型MOSトランジスタのソース電極はレベル変換回
路BP−Dr,BN−Drの第1出力端子B1Pに結合
され、nチャンネル型MOSトランジスタのソース電極
はレベル変換回路BP−Dr,BN−Drの第2出力端
子B1Nに結合される。Pチャンネル型MOSトランジ
スタとnチャンネル型MOSトランジスタとの直列接続
箇所がそれぞれ対応するワード線W11〜W1iに結合
される。高耐圧系ドライバDPE1〜DPEiにおいて
Pチャンネル型MOSトランジスタ、及びnチャンネル
型MOSトランジスタのウェルには、それぞれ所定のウ
ェル電位VBP、及びVNNが印加される。また、高耐
圧系ドライバDPE1〜DPEiにおいてPチャンネル
型MOSトランジスタのゲート電極には、レベル変換回
路Gj−Drの出力信号GP1〜GPiが供給され、n
チャンネル型MOSトランジスタのゲート電極にはレベ
ル変換回路Gj−Drの出力信号GN1〜GNiが供給
される。
【0048】レベル変換回路BP−Dr,BN−Drは
ブロック選択信号によって選択/非選択の切り換えが行
われ、読み出し書き換え制御信号RWCによって出力電
圧の切り換えが行われる。
【0049】図24にはメモリセル群SM1〜SMiの
構成例が示される。
【0050】一般にメモりセルをMijmで示すと、添
え字のiはワード線を選択する第1の信号群から生成さ
れるブロック選択アドレス信号に、jはワード線を選択
する第2のアドレス信号群から生成されるゲート選択ア
ドレス信号、mはデータ線を選択するアドレス信号に、
それぞれ対応している。
【0051】図24に示される構成はNOR(ノア)型
と称されるもので、ワード線Wijにはメモリセルij
1〜Mijmが接続され、データ線Dmには、メモリセ
ルM11m〜Mijmが接続されている。また、メモリ
セルのソース線は共通ソース線CSに接続されている。
【0052】図11にはレベル変換回路BP−Dr,B
N−Drに入力される電圧が示され、図12にはレベル
変換回路BP−Dr,BN−Drの出力状態例が示され
る。
【0053】レベル変換回路BP−Dr,BN−Drに
は、特に制限されないが、高電位側電源Vcc、9V、
0V、−9Vが入力れ、読み出し書き込み制御信号RW
Cnによって読み出し、書き込み、消去が指示されると
き、レベル変換回路BP−Dr,BN−Drの第1出力
電圧BiP、第2出力電圧BiNは、それぞれ図12に
示されるようになる。
【0054】読み出し状態において、選択ブロックでは
第1出力電圧BiPは高電位側電源Vccレベル、第2
出力電圧BiNは0Vとされ、非選択ブロックでは第1
出力電圧BiP及び第2出力電圧BiNはともに0Vと
される。
【0055】書き込み状態において、選択ブロックでは
第1出力電圧BiPは0V、第2出力電圧BiNは−9
Vとされ、非選択ブロックでは第1出力電圧BiP及び
第2出力電圧BiNはともに0Vとされる。
【0056】消去状態において、選択ブロックでは第1
出力電圧BiPは9V、第2出力電圧BiNは0Vとさ
れ、非選択ブロックでは第1出力電圧BiP及び第2出
力電圧BiNはともに0Vとされる。
【0057】上記分離切り換えスイッチSW1〜SWi
は、特に制限されないが、それぞれ図13(a),
(b)及び図14に示されるように構成することができ
る。
【0058】例えば図13(a)に示されるように、n
チャンネル型MOSトランジスタ121とPチャンネル
型MOSトランジスタ122とが並列接続されて成るC
MOSトランスファゲートにより分離切り換えスイッチ
SW1〜SWiを構成することができる。nチャンネル
型MOSトランジスタ121のゲート電極には、ゲート
電位Vgが、また、Pチャンネル型MOSトランジスタ
122のゲート電極にはVgと相補レベルの電位Vg*
が入力されるゲート電位Vg,Vg*は、切り換え制御
信号SELに基づいてチップ内で形成される。Vwはワ
ード線の電位、Vdはブロック選択信号AD1〜ADi
の電位である。
【0059】また、図13(b)に示されるように1個
のn型MOSトランジスタ131により構成することが
できる。ここで、Vgは、nチャンネル型MOSトラン
ジスタ131を確実にオンさせるために、高電位電源V
ccよりもnチャンネル型MOSトランジスタのしきい
値以上高い電位とされ、それは切り換え制御信号SEL
に基づいてチップ内で形成される。
【0060】さらに、図14に示されるように、ブート
ストラップ昇圧機能を利用して分離切り換えスイッチS
W1〜SWiを構成することができる。第1ゲートG1
及び第2ゲートG2を有する2層ゲートMOSトランジ
スタ142が設けられる。この2層ゲートMOSトラン
ジスタ142の第1ゲート電極にはドライバ出力電圧V
dが供給され、第2ゲート電極はnチャンネル型OSト
ランジスタ141を介して高電位側電源Vccに結合さ
れる。図15に示されるように、ドライバ出力電圧Vd
が0VからVccに切り換わることにより、第1ゲート
電極G1の電圧V1gが(Vcc−Vthn)から(2
Vcc−Vthn)に変化され、ワード線電位Vwが0
VからVccに変化される。つまり、ドライバ出力電圧
VdがVccに切り換わることで2層ゲートMOSトラ
ンジスタ142がオンされてワード線にVccが供給さ
れる。ここで、書き換え時は第1ゲートを基板と同電位
とすることで、ワード線に高電圧が供給されても2層ゲ
ートMOSトランジスタ142はオンされない。PWは
Pウェルであり、このPウェルには所定のウェル電圧が
供給される。
【0061】図16には、図14に示される分離切り換
えスイッチを適用した場合の読み出し、書き込み、消去
の際の状態例が示される。
【0062】先ず選択ブロックについて説明する。
【0063】読み出し状態において、第1ゲート電圧G
1の電圧V1g、ドライバ出力電圧Vd、及びワード線
電位VwはVccレベルとされる。ウェル電位Vbは0
Vとされる。書き込状態においては高耐圧系ドライバを
介して高電圧供給が行われるので、第1ゲート電圧G1
の電圧V1g、ウェル電位Vb、及びワード線電位Vw
は−9Vとされる。ドライバ出力電圧Vdは0Vであ
り、ワード線の高電圧が低耐圧系ドライバに印加されず
に済む。消去状態において、第1ゲートG1の電圧V1
g、ドライバ出力電圧Vd、ウェル電位Vbは0Vとさ
れ、ワード線電位は9Vとされる。
【0064】次に非選択ブロックについて説明する。
【0065】別のブロックが選択された場合の読み出し
状態においては、第1ゲート電圧G1の電圧V1g、ド
ライバ出力電圧Vd、ウェル電位Vb、及びワード線電
位Vwは0Vとされる。また、別ブロックが選択された
の書き込み状態において、第1ゲートG1の電圧V1
g、ウェル電位Vbは−9Vとされ、ドライバ出力電圧
Vd、ワード線電圧Vwは0Vとされる。ウェル電位V
bは−9Vとされる。消去状態において、第1ゲートG
1の電圧V1g、ドライバ出力電圧Vd、ウェル電位V
b、及びワード線電位は0Vとされる。
【0066】図6にはレベル変換回路BP−Dr,BN
−Dr、Gj−Drの構成例が示される。
【0067】レベル変換回路BP−Dr,BN−Dr、
Gj−Drは、特に制限されないが、それ自体公知のラ
ッチ型電圧変換回路を含んで構成される。ブロック選択
アドレス信号B1Nを駆動するドライバ回路の前段の回
路が2段の構成をとっているのは、トランジスタの最小
ソース・ドレイン間耐圧を確保するためである。電圧V
FFの電位はメモリセルのしきい値を下げる動作中(ベ
リファイ動作を含む)には、負の電圧とし、それ以外の
動作では接地電位Vssである。AXBは第1のアドレ
ス信号群を入力とするアドレスバッファの出力信号の相
補アドレス信号である。WWVはメモリセルのしきい値
を下げる動作中(ベリファイ動作を含む)、ハイレベル
に活性する信号であり、WWVBはその否定信号であ
る。WVBは低いしきい値をベリファイする動作と電圧
切り換え動作で、ローレベルに活性する信号である。R
EVは読み出し動作中でハイレベルに活性し、ワード線
を選択前にnチャンネル型MOSトランジスタを介して
接地電位Vssにリセットする信号である。
【0068】図7には、入力アドレスとデコーダ及びそ
れに対応する低耐圧系ドライバの階層化構成例が示され
る。説明の便宜上、アドレスを4本としている。
【0069】尚、図7ではメモリセル群SM1に対応す
る回路の構成例が代表的に示される。
【0070】低耐圧系ドライバDR1〜DR4の前段に
は、第1のアドレス群をデコードするためのアンドゲー
ト71〜74が設けられ、低耐圧系ドライバDR1〜D
R4は、それぞれ各アンドゲート71〜74の出力信号
と、第2のアドレス群をデコードするデコーダ回路Az
−Drの出力信号とのナンド論理を得るナンドゲート7
5、及びその出力信号を反転するインバータ76とを含
んで成る。低耐圧系ドライバDR1〜DR4において各
インバータ76の出力信号が対応する分離切り換えスイ
ッチSW1〜SW4を介してワード線WL11〜WL1
4に入力される。メモリセル群SM2〜SM4に対応す
る回路も同様に構成される。図8には入力アドレス信号
A0,A1,A2,A3の論理の組み合わせと、それに
よって選択されるワード線WLとの関係が示される。A
0〜A3の論理組み合わせによって1本のワード線が選
択される。
【0071】図7の例では1本のワード線例えばWL1
1に対して、スイッチ回路SW1が1個、ドライバ回路
DR1が1個、及びアンドゲート71が1個必要とされ
るが、上記第2のデコード回路Az−Drはメモリマッ
ト一つ当たり一組で良い。
【0072】図9及び図10には上記低耐圧系ドライバ
DR1の階層化構造が示される。
【0073】図9に示される構成例では、低耐圧系ドラ
イバについての構成が代表的に示されるように、nチャ
ンネル型MOSトランジスタ91,92が並列接続さ
れ、nチャンネル型MOSトランジスタ92にpチャン
ネル型MOSトランジスタ93が直列接続されて成る。
アドレス信号のナンド論理出力Noutがハイレベルの
とき、ブロック選択が行われ、Az−Drの出力がロー
レベルにされたところのドライバ出力によって、対応す
るワード線が選択レベルに駆動される。
【0074】図9に示される例では、ワード線WL11
に対してSW1、DR1がそれぞれ1個必要であるが、
前段のナンドゲート、インバータはワード線32本に1
組のみで良い。
【0075】また、図10に示される構成例では、上記
低耐圧系ドライバDR1についての構成例が代表的に示
されるように、pチャンネル型MOSトランジスタ10
1とnチャンネル型MOSトランジスタ102とが直列
接続され、上記pチャンネル型MOSトランジスタ10
1にnチャンネル型MOSトランジスタ103が並列接
続されて成る。アドレス信号のアンド論理出力Aout
がローレベルのとき、ブロック選択が行われ、Az−D
rの出力がハイレベルにされたところのドライバ出力に
よって、対応するワード線が選択されるようになってい
る。
【0076】上記した例によれば、以下の作用効果を得
ることができる。
【0077】(1)低耐圧系ドライバを構成する素子と
して、耐圧が低いトランジスタを使用しており、それは
高耐圧化されたものに比べて動作速度が速いから、その
ようなトランジスタを使用する低耐圧系ドライバを使う
ことで、データ読み出しの際のワード線選択の高速化を
図ることができ、半導体記憶装置における読み出し動作
の高速化を図ることができる。
【0078】(2)上記メモリセルへのデータ書き込み
の際に上記低耐圧系ドライバ回路を上記ワード線から切
り離すためのスイッチ回路を設けることにより、ワード
線に供給された高電圧によって低耐圧系ドライバ回路が
破損するのを防止することができる。
【0079】(3)アドレスデコーダ回路を階層化する
ことによりメモリモジュール全体としての回路規模及び
レイアウト面積を低減及び縮小することができる。
【0080】(4)そのようなフラッシュメモリをプロ
グラムメモリとして搭載するデータ処理装置において
は、プログラムを高速に読み出すことができるので、処
理の高速化を図ることができる。
【0081】以上本発明者によってなされた発明を具体
的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは言うまでもない。
【0082】例えば、図3に示されるように高耐圧系ド
ライバDPEを構成することができる。すなわち、レベ
ル変換回路BP−Dr,BN−Drの出力信号B1P,
B1Nが、高耐圧系ドライバDPE1〜DPEjを構成
するMOSトランジスタのゲート電極に入力され、ま
た、レベル変換回路Gj−Drの出力信号GP1〜GP
i,GN1〜GNiが、高耐圧系ドライバDPE1〜D
PEjを構成するMOSトランジスタのソース電極に入
力されるようになっている。このように構成しても、レ
ベル変換回路BP−Dr,BN−Drの出力信号B1
P,B1Nの出力信号に基づいてワード線を選択レベル
に駆動することができる。
【0083】メモリセル群SM1〜SMiには種々の構
成がある。
【0084】図25に示されるメモリセル群SM1〜S
Miは、データ線を階層化したもので、少なくとも二つ
以上のメモリセルを1ブロックとし(例えばM111〜
M1j1)、そのドレインをローカルドレイン配線DL
11,DL1m,DLi1,SiDmを介してデータ線
D1〜Dmに接続して成る。
【0085】図26に示されるメモリセル群SM1〜S
Miは、データ線に加え、ソース線も階層化したもので
ある。メモリセルと共通ソース線CSとの接続を階層化
した構成で、一つのブロックを構成するメモリセルのソ
ースをローカルソース配線SL11,SL1m,SLi
1,SLimに接続し、これらのローカルソース線と共
通ソース線CSとの接続信号線S1S、SiSをゲート
入力とするソース選択トランジスタS1S1,S1S
m,SiS1,SiSmを介して行った構成となってい
る。
【0086】図25に示されるようにメモリセル群が構
成されるとき、図4に示されるように、ドレイン側選択
トランジスタのゲート信号線S1D〜SiDを形成する
ためのドライバZDPEが設けられる。ドライバZDP
Eは、Pチャンネル型MOSトランジスタ、及びnチャ
ンネル型MOSトランジスタが直列接続されて成り、高
電圧VZN,VZPが印加される。この場合、読み出し
書き換え制御信号RWCに基づいて高耐圧系ドライバZ
DPEを駆動するためのレベルシフタC1P,C1Nが
設けられる。データ書き換えの際にはレベルシフタC1
P,C1Nの出力信号に基づいてドライバZDPEが駆
動されることにより、ドレイン側選択トランジスタのゲ
ート信号線S1Dが選択レベルに駆動される。このと
き、低耐圧系ドライバDR1Zに高電圧が印加されるの
を防ぐため、切り換え制御信号SELによって分離切り
換えスイッチSWC1がオフされる。
【0087】それに対してデータ読み出しの際には、切
り換え制御信号SELによって分離切り換えスイッチS
WC1がオンされ、さらに低耐圧系ドライバDR1Zに
よってドレイン側選択トランジスタのゲート信号線S1
Dが選択レベルに駆動されて高電圧が印加される。
【0088】このように、ワード線駆動のための低耐圧
系ドライバSW1などや分離切り換えスイッチSW1な
どに加えて、ドレイン側選択トランジスタのゲート信号
線S1Dを駆動するための低耐圧系ドライバDR1Z
や、それに高電圧が印加されるのを防ぐための分離切り
換えスイッチSWC1を設けることができる。そして、
SWC1によってDR1Zへの高電圧印加が阻止される
ので、DR1Zは、低耐圧MOSトランジスタを使用す
ることができ、ゲート信号線S1D駆動の高速化を図る
ことができる。
【0089】また、図26に示されるようにメモリセル
が構成されるとき、図5に示されるように、ローカルソ
ース線と共通ソース線CSとの接続信号線S1Sを駆動
するのに高耐圧系ドライバZDPEが設けられ、データ
書き換えのためにこの高耐圧系ドライバZDPEを駆動
するためのレベルシフタD1P,D1Nが設けられる。
DR1SはS1Sを駆動するための低耐圧系ドライバで
あり、この低耐圧系ドライバDR1Sに高電圧が印加さ
れるのを防ぐため、切り換え制御信号SELによって分
離切り換えスイッチSWD1がオフされる。データ読み
出しの際には切り換え制御信号SELによって分離切り
換えスイッチSWD1がオンされ、さらに低耐圧系ドラ
イバDR1Sによってドレイン側選択トランジスタのゲ
ート信号線S1Sが選択レベルに駆動される。分離切り
換えスイッチSWD1がオフされることで、DR1Sへ
高電圧が印加されるのが防止されるため、分離切り換え
スイッチSWD1には低耐圧MOSトランジスタを適用
することができる。低耐圧MOSトランジスタは高速動
作が可能であるから、読み出し時のゲート信号線S1S
の駆動を高速に行うことができ、メモリアクセスの高速
化を図ることができる。
【0090】このようにローカルソース線と共通ソース
線CSとの接続信号線S1Sを駆動するための低耐圧系
ドライバDR1Sや、それに高電圧が印加されるのを防
ぐための分離切り換えスイッチSWD1を設けることが
できる。
【0091】図17には、低耐圧系ドライバ付近の別の
構成例が示される。
【0092】図17に示される構成では、プリデコーダ
Az−Drが、2入力ナンドゲート171と、その出力
信号を反転するためのインバータ172とを含んで構成
される。上記ナンドゲート171の一方の入力端子には
クロック信号CKが入力され、他方の入力端子にはアド
レス信号あるいはアドレスデコード信号が入力される。
【0093】図18には、図17に示される回路の動作
タイミングが示される。
【0094】上記ナンドゲート171により、クロック
信号CKとアドレスあるいはアドレスデコード信号との
ナンド論理が得られ、それに基づいてワード線駆動が行
われるようになっているので、クロック信号の1サイク
ル毎にワード線駆動が行われ、それは、ワード線デコー
ド及び駆動、ビット線プリチャージ、メモリセルからの
読み出し信号の電流センス、及び読み出しデータ出力と
いう一連の動作において、読み出し信号のセンス期間の
後半から読み出しデータ出力期間においては、ワード線
WLが非選択状態とされる。換言すれば、1度選択され
たワード線は次のリードサイクルが始まる前に強制的に
非選択状態とされる。すなわち、図18の例では、選択
ワード線にハイレベルが印加されている期間は約1/2
サイクルとなる。そのようにすると、ワード線を1サイ
クル分選択する従来方式に比べてワード線WLの選択期
間を可能な限り短くすることができる。特にマイクロコ
ンピュータに内蔵されるようなフラッシュメモリでは、
読み出し動作回数が非常に多く、この読み出し動作に対
するディスターブ耐性を向上させることが重要とされ
る。図17に示される構成では、上記のようにワード線
WLの選択期間を可能な限り短くすることができるの
で、ディスターブ耐性の向上を図ることができる。
【0095】また、図19に示されるように、低耐圧系
ドライバDR1に、レベル変換回路兼用ワード線ドライ
バを適用することができる。すなわち、pチャンネル型
MOSトランジスタ192,195、及びnチャンネル
型MOSトランジスタ193,194,196が結合さ
れて成るレベルシフト回路と、pチャンネル型MOSト
ランジスタ197とnチャンネル型MOSトランジスタ
198とが直列接続されて成るインバータとを含んで低
耐圧系ドライバDR1を構成する。低耐圧系ドライバD
R1の前段に配置された回路例えばインバータ191や
プリデコーダAz−Drの動作用電源電圧をVccとす
るとき、低耐圧系ドライバDR1の動作用電源電圧はV
ccの変動範囲の上限に設定されたVcrとされる。電
圧Vcrは、電圧Vccに基づいて昇圧回路(図示せ
ず)で昇圧されたものであり、電圧Vccがある程度変
動しても電圧Vcrは変動しない。特に制限されない
が、電圧Vccを3Vとするとき、電圧Vcrは4Vと
することができ、この程度の電圧であれば、低耐圧系ド
ライバDR1を構成するMOSトランジスタを高耐圧化
する必要はない。つまり、低耐圧系ドライバDR1に高
速動作可能な低耐圧MOSトランジスタを適用すること
ができる。
【0096】図20には、図19に示される回路の動作
タイミングが示される。低耐圧系ドライバDR1の動作
用電源として、電圧Vcrが供給されるため、ノードN
1,N2の振幅は、図20に示されるようにVcrとな
る。電圧Vcrが、電圧Vccに基づいて昇圧回路で
(図示せず)昇圧されたものであり、電圧Vccがある
程度変動しても電圧Vcrは変動しないため、ノードN
1,N2の振幅の安定化を図ることができる。ここで、
デコーダAz−Drの出力信号であるAzN信号がロー
レベルになると、選択されたブロック信号(ADi=ハ
イレベル)とでノードN2がローレベルに引かれ、pチ
ャンネル型MOSトランジスタ197がオンされ、nチ
ャンネル型MOSトランジスタ198がオフされ、ノー
ドN2がハイレベルにされてワード線WLが立ち上げら
れる。図20においても図18と同様にADiの切り換
えより前にワード線すなわちノードN2を立ち下げてい
る。また、Vccではなく、それを昇圧した電圧Vcr
をワード線に供給することにより、フラッシュメモリセ
ルの電流を増やすことができるので、センスアンプでの
センス期間を短くすることができる、という利点もあ
る。
【0097】図21には、スタンバイ時におけるワード
線ディスチャージを考慮した場合の構成が示される。
【0098】デコーダAz−Drは、クロック信号CK
と、アドレス又はアドレスデコード信号と、スタンバイ
信号STBYN*とのナンド論理を得るナンドゲート2
11と、それの後段に配置されたインバータ212とを
含んで成る。アドレス又はアドレスデコード信号と、ス
タンバイ信号STBYN*とのナンド論理を得るように
しているため、スタンバイ信号STBYN*がローレベ
ルにアサートされた場合に、低耐圧系ドライバDR1が
ローレベル出力となって、ワード線の電荷が速やかに放
出される。
【0099】図22には、図21に示される構成の動作
タイミングが示される。
【0100】スタンバイ信号STBYN*がハイレベル
の期間においては、クロック信号CKに同期してワード
線WLが駆動される。しかし、スタンバイ信号STBY
N*がローレベルにされた期間では、ナンドゲート21
1の出力端子がハイレベルに固定されることから、ワー
ド線WLは選択されない。このワード線非選択期間は、
ワード線WLのディスチャージ期間であり、このディス
チャージ期間において、それまでワード線に蓄積されて
いた電荷が、低耐圧系ドライバDR1の最終段インバー
タを介してディスチャージされる。通常スタンバイ信号
STBYN*はクロック信号に非同期でアサートされる
が、そのように非同期でアサートされた場合でも、ワー
ド線に蓄積されていた電荷を放出することができる。
【0101】図23にはワード線ディスチャージを考慮
した場合の別の構成が示される。
【0102】例えば高耐圧系ドライバDPE1がpチャ
ンネル型MOSトランジスタ231とnチャンネル型M
OSトランジスタ232とが結合されて成るとき、この
nチャンネル型MOSトランジスタ232を介してワー
ド線WLの電荷をディスチャージすることができる。す
なわち、スタンバイ信号STBYN*がローレベルにア
サートされることにより、レベル変換回路Gj−Drの
出力信号GjN,GjPがハイレベルにされ、それによ
り、pチャンネル型MOSトランジスタ231がオフさ
れ、nチャンネル型MOSトランジスタ232がオンさ
れるため、nチャンネル型MOSトランジスタ232を
介してワード線WLの電荷がディスチャージされる。
【0103】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるフラッ
シュメモリに適用した場合について説明したが、本発明
はそれに限定されるものではなく、EEPROMやEP
ROMなどの不揮発性メモリ、さらには揮発性メモリな
どの各種半導体記憶装置及びそれを含むデータ処理装置
に広く適用することができる。
【0104】本発明は少なくとも複数のメモリセルを含
むことを条件に適用することができる。
【0105】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0106】すなわち、第2ドライバ回路を形成するト
ランジスタのゲート酸化膜が第1ドライバ回路を形成す
るトランジスタのゲート酸化膜よりも薄いものとする
と、第2ドライバ回路は第1ドライバ回路に比べて高速
動作が可能とされ、それをデータ読み出しの際のワード
線駆動に使用することで、データ読み出しの際のワード
線を高速に駆動することができる。それにより、半導体
記憶装置における読み出し動作の高速化を図ることがで
きる。
【0107】上記第2ドライバ回路と上記ワード線との
間に、上記メモリセルへのデータ書き換えの際に上記第
2ドライバ回路を上記ワード線から切り離すスイッチ回
路を設けることで、ワード線に供給された高電圧が第2
ドライバ回路に印加されて第2ドライバ回路が破損され
るのを防止することができる。
【0108】さらに、上記半導体記憶装置をプログラム
メモリとして搭載するデータ処理装置においては、プロ
グラムを高速に読み出すことができるので、処理の高速
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる半導体記憶装置の一例であるフ
ラッシュメモリにおけるワードドライバ付近の構成例ブ
ロック図である。
【図2】上記フラッシュメモリにおけるワードドライバ
付近の構成例回路図である。
【図3】上記フラッシュメモリにおけるワードドライバ
付近の別の構成例回路図である。
【図4】上記フラッシュメモリにおけるワードドライバ
付近の別の構成例回路図である。
【図5】上記フラッシュメモリにおけるワードドライバ
付近の別の構成例回路図である。
【図6】図2に示されるブロックの詳細な回路図であ
る。
【図7】図2に示される低耐圧系ドライバの論理構成図
である。
【図8】図7に示される回路においてアドレス信号と選
択されるワード線との関係説明図である。
【図9】上記低耐圧系ドライバの構成例回路図である。
【図10】上記低耐圧系ドライバの別の構成例回路図で
ある。
【図11】図2に示される主要ブロックの入力電圧及び
入力信号説明図である。
【図12】図11に示されるレベル変換回路の読み出し
/書き込み/消去の状態例説明図である。
【図13】図2に示される分離切り換えスイッチの構成
例回路図である。
【図14】図2に示される分離切り換えスイッチの別の
構成例回路図である。
【図15】図14に示される分離切り換えスイッチの動
作波形図である。
【図16】図14に示される分離切り換えスイッチの読
み出し/書き込み/消去の状態例説明図である。
【図17】図2に示される主要ブロックの内部構成例回
路図である。
【図18】図11に示される回路の動作タイミング図で
ある。
【図19】図2に示される主要ブロックの内部構成例回
路図である。
【図20】図19に示される回路構成の動作タイミング
図である。
【図21】図2に示される別の主要ブロックの内部構成
例回路図である。
【図22】図21に示される回路構成の動作タイミング
図である。
【図23】図2に示される別の主要ブロックの内部構成
例回路図である。
【図24】図2に示されるメモリセル群の構成例回路図
である。
【図25】図2に示されるメモリセル群の別の構成例回
路図である。
【図26】図2に示されるメモリセル群の別の構成例回
路図である。
【図27】上記フラッシュメモリを含むマイクロコンピ
ュータの構成例ブロック図である。
【図28】上記フラッシュメモリの全体的な構成例ブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 マイクロコンピュータ 12 CPU 13 DMAC 14 BSC 15 ROM 16 RAM 17 タイマ 18 SCI 19 CPG FMRY フラッシュメモリ WDRV ワードドライバ DP 低耐圧系ドライバ回路 DPE 高耐圧系ドライバ回路 SW 分離切り換えスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤戸 正道 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 河合 洋造 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 三科 大介 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 品川 裕 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 田中 利広 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 松原 清 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワード線と、上記複数のワード線
    に結合されたメモリセルとを含む半導体記憶装置におい
    て、 1本のワード線毎に、それを駆動するための第1ドライ
    バ回路及び第2ドライバ回路を設け、上記第1ドライバ
    回路を形成するトランジスタのゲート酸化膜厚と、上記
    第2ドライバ回路を形成するトランジスタのゲート酸化
    膜とを異ならせたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 複数のワード線と、上記複数のワード線
    に結合された不揮発性メモリセルとを含む半導体記憶装
    置において、 第1のゲート酸化膜厚のトランジスタにより形成され、
    上記メモリセルのデータ書き換えのために対応するワー
    ド線を選択的に駆動するための第1ドライバ回路と、 上記第1のゲート酸化膜厚よりも薄い第2のゲート酸化
    膜のトランジスタにより形成され、上記メモリセルから
    のデータ読み出しのために対応するワード線を選択的に
    駆動するための第2ドライバ回路と、 を含むことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記第2ドライバ回路と上記ワード線と
    の間に設けられ、上記メモリセルへのデータ書き換えの
    際に上記第2ドライバ回路を上記ワード線から切り離す
    スイッチ回路を含む請求項1又は2記載の半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 上記スイッチ回路は、上記第1のゲート
    酸化膜厚から成るトランジスタで構成された請求項3記
    載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 上記スイッチ回路は、第1ゲート及び第
    2ゲートを含む2層ゲートトランジスタで構成された請
    求項3記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 上記2層ゲートトランジスタの第1ゲー
    トはダイオード接続されたトランジスタを介して電源に
    接続され、上記2層ゲートトランジスタの第2ゲートは
    上記第2ドライバの出力端子に結合されて成る請求項5
    記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 上記2層ゲートトランジスタの第1ゲー
    トはダイオード接続されたトランジスタを介して電源に
    接続され、上記2層ゲートトランジスタの第2ゲートは
    上記第2ドライバの出力端子に結合されて成るる請求項
    6又は7記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 上記スイッチ回路の2層ゲートトランジ
    スタの基板電位が、当該スイッチ回路に結合されるワー
    ド線の非選択時の電位と同電位に制御されて成る請求項
    6又は7記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 上記第2ドライバ回路は、第1のアドレ
    ス信号群から生成されるブロック選択信号と、第2のア
    ドレス信号群から生成される行選択信号とのアンド論理
    を得る論理回路を含む請求項1乃至8のいずれか1項記
    載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 上記論理回路は、上記第1のアドレス
    信号群から生成されるブロック選択信号や、上記第2の
    アドレス信号群から生成される行選択信号のレベルより
    も高いレベルに変換する電圧レベル変換回路を含む請求
    項9記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 上記論理回路は、外部から供給された
    電源電圧に基づいて内部昇圧された電圧が動作用電源と
    して供給される請求項9又は10記載の半導体記憶装
    置。
  12. 【請求項12】 1度選択されたワード線を次のリード
    サイクルが始まる前に強制的に非選択状態にするための
    制御回路を含む請求項1乃至11のいずれか1項記載の
    半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 上記制御回路は、入力されたスタンバ
    イ信号に応じて上記第2ドライバの出力論理をローレベ
    ルに固定することで、対応するワード線の蓄積電荷を放
    出するモードを有する請求項12記載の半導体記憶装
    置。
  14. 【請求項14】 上記メモリセルは、コントロールゲー
    トとフローティングゲートとを含む不揮発性メモリセル
    とされた請求項1乃至13のいずれか1項記載の半導体
    記憶装置。
  15. 【請求項15】 プログラムメモリと、上記プログラム
    メモリに格納されたプログラムを実行する中央処理装置
    とを含んで1チップ化されたデータ処理装置において、
    上記プログラムメモリとして請求項1乃至14のいずれ
    か1項記載の半導体記憶装置を適用したことを特徴とす
    るデータ処理装置。
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