JP3489845B2 - フラッシュメモリ、及びデータプロセッサ - Google Patents

フラッシュメモリ、及びデータプロセッサ

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JP3489845B2
JP3489845B2 JP01809593A JP1809593A JP3489845B2 JP 3489845 B2 JP3489845 B2 JP 3489845B2 JP 01809593 A JP01809593 A JP 01809593A JP 1809593 A JP1809593 A JP 1809593A JP 3489845 B2 JP3489845 B2 JP 3489845B2
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単体のフラッシュメモ
リ、さらにはこれを内蔵したマイクロコンピュータなど
の半導体集積回路の関し、特に、消去特性の安定化に有
効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリは、電気的な消去・書
込みによって情報を書換え可能であって、EPROMと
同様にメモリセルを1個のトランジスタで構成すること
ができ、メモリセルの全てを一括して、又はメモリセル
のブロックを一括して電気的に消去する機能を持つ。し
たがって、フラッシュメモリは、システムに実装された
状態(オンボード)でそれの記憶情報を書換えることが
できると共に、その一括消去機能により書換え時間の短
縮を図ることができ、さらに、チップ占有面積の低減に
も寄与する。このようなフラッシュメモリについては、
例えば1985年の国際電子デバイス会議(インターナ
ショナル・エレクトロン・デバイス・ミーティング I
nternational Electron Device Meeting)で発表さ
れた論文の第616〜619頁に記載されている。ま
た、特開平2−289997号にも一括消去型EEPR
OMとしてフラッシュメモリが記載されている。
【0003】フラッシュメモリセルのデバイス断面構造
の概略は図2に示される。このメモリセルは、特に制限
されないが、P型シリコン基板SUBに構成された2層
ゲート構造の絶縁ゲート型電界効果トランジスタとさ
れ、浮遊ゲートFLG、制御ゲートCTG、ソースSR
C及びドレインDRNを備える。メモリセルへの書込み
はEPROMと同様に、ドレインDRNの近傍でホット
エレクトロンを発生させ、浮遊ゲートFLGに注入させ
ることにより行う。制御ゲートCTGには電圧Vg(例
えば、10〜14V)、ドレインDRNには電圧Vd
(例えば、4〜8V)の電圧を印加し、ソースSRC及
び基板SUBを接地する。消去は、EEPROMと同様
に、電子をFN(Fowler Nordheim)ト
ンネル電流により、浮遊ゲートFLGからソースSRC
に引き抜くことにより行う。ソースSRCには電圧Vs
(例えば、10〜14V)を印加し、ドレインDRNを
オープン、制御ゲートCTG及び基板SUBを接地す
る。メモリセルの読出し動作は、制御ゲートCTGにV
cc(例えば5V)、ドレインDRNにVccを降圧し
た電圧例えば1Vを印加する。浮遊ゲートFLGに負の
電荷が蓄積されている場合にはチャネル電流が流れず、
また電荷が蓄積されていない場合には電流が流れる。例
えば前者が情報”0”に対応され、後者が情報”1”に
対応させる。書込み動作によりメモリセルは、そのコン
トロールゲートCTGからみたしきい値電圧が、書込み
動作を行わなかった消去状態のメモリセルに比べて高く
なる。書込み並びに消去状態の何れにおいても記憶トラ
ンジスタのしきい値は正の電圧レベルにされる。すなわ
ちワード線からコントロールゲートCTGに与えられる
ワード線選択レベルに対して、書込み状態のしきい値電
圧は高くされ、消去状態のしきい値電圧は低くされる。
双方のしきい値電圧とワード線選択レベルとがそのよう
な関係を持つことによって、選択トランジスタを採用す
ることなく1個のトランジスタでメモリセルを構成する
ことができる。記憶情報を電気的に消去する場合は、フ
ローティングゲートFLGに蓄積された電子をソース電
極SRCに引く抜くことにより、記憶情報の消去が行わ
れるため、比較的長い時間、消去動作を続けると、書込
み動作の際にフローティングゲートFLGに注入した電
子の量よりも多くの電子が引く抜かれることになる。そ
のため、電気的消去を比較的長い時間続けるような過消
去を行うと、メモリセルのしきい値電圧は例えば負のレ
ベルになって、ワード線の非選択レベルにおいても選択
されるような不都合を生ずることになる。
【0004】図1にフラッシュメモリセルアレイの要部
概略図が示される。A2〜A5はメモリセル(Q21…
Q5n)を選択するためのワード線である。1〜nはド
レイン電圧供給端子である。S1,S2はソース電圧供
給ライン(以下単にソース線とも記す)である。メモリ
セルのレイアウトは行方向の複数のメモリセル、例えば
Q21、Q31、Q41、Q51のソース同士及びドレ
イン同士を共通に配置して高集積化を図っている。すな
わち、メモリセルQ21、Q31のソースが共通接続さ
れており、他の行に配置されているメモリセルQ22、
Q32のソース、メモリセルQ2n,Q3nのソースも
それぞれ共通接続され、それら共通ソースがさらにソー
ス電圧供給ラインS1に共通接続される。図1に示され
る例では夫々のソース電圧供給ラインS1,S2を共有
するメモリセルが一括消去ブロックの最小単位とされ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、フラッシ
ュメモリの全て、あるいはブロックの一部を一括して消
去する場合、次の問題が生ずることを見いだした。即
ち、メモリセルの偶数行と奇数行で消去特性がばらつ
き、安定な読出し動作をすることができない。すなわ
ち、図1においてメモリセルの偶数行A2,A4…と奇
数行A3,A5…で消去特性がばらつくというものであ
る。尚、本明細書において行方向とはフラッシュメモリ
セルのゲートが結合されるワード線の延在方向を意味す
る。
【0006】図3にその原理を示す。同図の(A)には
図1に示されるメモリセルQ21とQ31のようなソー
ス線を共有する2つのメモリセルA,A′のレイアウト
平面図が示され、(B)にはX−X矢視断面図が示され
る。図3において、消去時にソース側トンネル領域に印
加される電圧は、それぞれ Vs−Vfg ≒{Vs・(C1 +Cd )/Ct }+(Q /Ct )…(1) Vs−Vfg′≒{Vs・(C1′+Cd′)/Ct′}+(Q′/Ct′)…(2) ここで、Ct=C1+Cs+Cd,Ct′=C1′+Cs′+
Cd′,Q,Q′は、メモリセルA,A′に蓄積されて
いる電荷量を示す。簡単の為、C1=C1′,Cd=C
d′,Q=Q′=0とすると、 Vs−Vfg ≒Vs・(C1+Cd)/(C1+Cd+Cs )…(3) Vs−Vfg′≒Vs・(C1+Cd)/(C1+Cd+Cs′)…(4) になる。図3の(A)に示されるように、メモリセルの
ソースSRCに対応されるソース線SLは、半導体プロ
セスの性質上コーナー部分で丸みを生ずる。このとき、
図中実線で示されるように、ソース線SLがメモリセル
AとメモリセルA′との夫々のワード線WLの中央に位
置する場合は、ソースカップリング容量CsとCs′は等
しい。この場合上式(3)及び(4)より、メモリセル
AとメモリセルA′のソース側トンネル領域に印加され
る電圧は等しいので、消去特性はメモリセルAとメモリ
セルA′とで等しくなる。一方、ワード線WL(浮遊ゲ
ートFLG)とソース線SLとの間で、ホトマスクなど
の合わせずれが生じて、ソース線SLの配置が図3の点
線の状態になった場合、メモリセルAのソースカップリ
ング容量CsとメモリセルA′のソースカップリング容
量Csは、Cs>Cs′の関係となる。この場合、上式
(3)及び(4)より、Vs−Vfg<Vs−Vfg′とな
り、メモリセルA′の消去特性は、メモリセルAの消去
特性より早くなる。尚、メモリセルのコントロールゲー
トCTG,層間絶縁膜,及び浮遊ゲートFLGはホトレ
ジストなどをマスクとしてドライエッチングにより自己
整合的に形成することができる。
【0007】図4には、ワード線WLとソース線SLと
の間隔に消去特性が依存することを証明する実測データ
が示される、このデータからも明らかなように、ワード
線WLとソース線SLとの距離が大きいほど所定の消去
状態を得るまでの時間が短くなる。換言すれば、ソース
線SLが図3の破線で示される配置を採るときに一括消
去を行うと、メモリセルAのしきい値電圧は高く、メモ
リセルA′のしきい値は低くなる。このようなしきい値
電圧のばらつきがあるとき、しきい値電圧が低いとメモ
リセルがノーマリ・オンになる可能性が高くなり、致命
的な欠陥となる。また、逆にしきい値電圧が高いと電源
電圧が低くなった場合、メモリセルがアクセスできなく
なるという問題がある。メモリセルアレイにおけるこの
ような偶数行と奇数行での消去特性のばらつきをレイア
ウト的な手段で解消しようとする場合には、ソース線を
共有する隣接メモリセルのソースカップリング容量のば
らつきを実質的に無視できるようにワード線の間隔を広
げることができるが、その場合にはメモリセルの集積度
の低下若しくはチップの大型化を覚悟しなければならな
い。
【0008】本発明の目的は、ソース線を共有する隣接
メモリセルのソースカップリング容量にばらつきがあっ
ても、メモリセルの消去特性を安定化若しくはそろえる
ことができるフラッシュメモリを提供することにある。
本発明の別の目的はメモリセルの集積度の低下若しくは
チップの大型化を招くことなくメモリセルの消去特性を
安定化若しくはそろえることができるフラッシュメモリ
を提供することにある。本発明のさらに別の目的は、低
電源電圧化にも容易に対応できるフラッシュメモリを提
供することにある。本発明の前記並びにその他の目的と
新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0010】すなわち、ソースを共有する一対のフラッ
シュメモリセルの該一対の一方のメモリセルのみ消去し
てから他方のメモリセルを消去する。メモリセルアレイ
全体又は一括消去対象ブロックからみれば、まず偶数行
(または奇数行)のフラッシュメモリセルを消去し、次
に奇数行(または偶数行)のフラッシュメモリセルを消
去する。換言すれば、偶数行を消去中、奇数行には消去
防止電圧を印加し、奇数行を消去中、偶数行には消去防
止電圧を印加する。
【0011】前記メモリセルアレイの中をソース線を共
通接続したブロックに分けることができる。このとき、
メモリセルアレイの全面消去に際して消去のばらつきを
さらに低減するには、メモリセルアレイの全面を順次ブ
ロック単位で偶数、奇数行毎に消去するとよい。また、
フラッシュメモリに格納すべき情報がプログラム、デー
タテーブル、制御データなど複数種類に亘ることを考慮
すると、選択されたブロックだけに対して偶数、奇数行
毎に消去することが望ましい。
【0012】そのようなフラッシュメモリをマイクロコ
ンピュータのようなデータプロセッサに内蔵する場合
に、上記偶数,奇数行単位での消去動作の専用制御回路
を小さくするには、斯る制御を中央処理装置を利用して
実現することが望ましい。
【0013】
【作用】上記した手段によれば、ソースを共有する一対
のフラッシュメモリセルにおいて、片方ずつ2回に分け
て消去することは、前記一対のメモリセル間におけるソ
ースと浮遊ゲート間の容量結合比の相違が無視でき、ソ
ースを共有する一対のフラッシュメモリセルは夫々格別
に最適な消去状態を得る。このことがメモリセルアレイ
全体における消去特性を均一化若しくは安定化する。消
去後のしきい値電圧のばらつきを小さくできることは、
書込み状態におけるしきい値電圧を比較的低く設定する
ことを可能にし、このことが、読み出し時のメモリ電流
を大きく採れるようにして、フラッシュメモリの低電圧
読出し動作を可能に作用する。さらに、ワード線とソー
ス線との間隔を狭めても上記により消去状態を均一化若
しくは安定化できるので、このことがフラッシュメモリ
セルサイズの小型化若しくはチップサイズの小型化を可
能に働く。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を以下の項目にしたがって順
次説明する。 〔1〕消去特性の偶奇性阻止の原理 〔2〕全面一括消去タイプのフラッシュメモリの実施例 〔3〕偶数・奇数ワード線単位での消去制御 〔4〕ブロック単位での一括消去タイプのフラッシュメ
モリ 〔5〕ブロックの選択的な一括消去タイプのフラッシュ
メモリ 〔6〕フラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータ
【0015】〔1〕消去特性の偶奇性阻止の原理
【0016】図5はフラッシュメモリセルを用いたメモ
リセルアレイの構成原理が示される。同図には代表的に
4個のメモリセルQ1乃至Q4が示される。X,Y方向
にマトリクス配置されたメモリセルにおいて、同じ行に
配置されたメモリセルQ1,Q2(Q3,Q4)のコン
トロールゲート(メモリセルの選択ゲート)は、それぞ
れ対応するワード線WL1(WL2)に接続され、同じ
列に配置されたメモリセルQ1,Q3(Q2,Q4)の
ドレイン(メモリセルの入出力ノード)は、それぞれ対
応するデータ線DL1(DL2)に共通接続されてい
る。上記メモリセルQ1,Q3(Q2,Q4)のソース
はソース線SLに共通接続される。便宜上ワード線WL
1方向を偶数行、ワード線WL2方向を奇数行とする。
【0017】図6にはメモリセルに対する消去動作及び
書込み動作のための正電圧使用時の電圧条件の一例が示
される。同図においてメモリ素子はメモリセルを意味
し、ゲートはメモリセルの選択ゲートとしてのコントロ
ールゲートを意味する。同図においてソース線を共有す
るメモリセルの偶数行,奇数行単位で消去を行うには、
消去すべきメモリセルのゲートには0Vが印加されて消
去に必要な高電界が形成され、消去を抑止すべきメモリ
セルのゲートには6Vが印加される。図7にはメモリセ
ルに対する消去動作及び書込み動作のための正負電圧使
用時の電圧条件の一例が示される。同図においてソース
線を共有するメモリセルの偶数行,奇数行単位で消去を
行うには、消去すべきメモリセルのゲートには−10V
が印加されて消去に必要な高電界が形成され、消去を抑
止すべきメモリセルのゲートには0Vが印加される。し
たがって、ソース線を共有する一括消去可能なブロック
において、偶数行,奇数行単位でゲート電圧を制御する
ことによって、偶数行,奇数行単位での一括消去が可能
にされる。そのような制御の詳細については後述する
が、消去対象が偶数行か奇数行かの指示は、モード信
号、アドレス信号の所定ビット、或はフラッシュメモリ
の制御論理回路で一定の順番に従って指示することがで
き、例えばその指示を受けてワードドライバ回路の電源
を12Vのような消去電圧と6Vのような消去阻止電圧
に切り替えるようにすればよい。
【0018】図5の構成が適用された前記図1にしたが
って偶数行,奇数行単位での一括消去の動作をさらに説
明する。
【0019】ソースを共用する1対のメモリセルQ2
1,Q31と他の1対のメモリセルQ22,Q32及び
Q2n,Q3nの共通のソース電圧供給ラインS1に対
して、ワード線A2の行のメモリセル(Q21,Q22
…Q2n)のデータを消去する場合、まず、ワード線A
2を0V、ドレイン電圧供給端子1〜nをオープンと
し、ソース電圧供給ラインS1に12Vを印加する。一
方、ソース電圧供給ラインS1に対して、ワード線A3
の行のメモリセル(Q31,Q32…Q3n)を非選択
とするため、ワード線に上記消去電圧12Vの約半分の
6Vを印加する。このような電圧関係により、ワード線
A2の行のメモリセルのデータが消去される。
【0020】また、ソース電圧供給ラインS2に対して
ワード線A4の行のメモリセルのデータの消去も上記と
同様な電圧関係で、かつワード線A2の行のメモリセル
のデータを消去する場合と同時に行うことができる。
【0021】次にワード線A3の行のメモリセルのデー
タを消去する場合、まず、ワード線A3を0V、ドレイ
ン電圧供給端子1〜nをオープンとし、ソース電圧供給
ラインS1に12Vを印加する。一方、ソース電圧供給
ラインS1に対して、ワード線A2の行のメモリセルは
非選択とするため、ワード線A2に6Vを印加する。こ
のような電圧関係により、ワード線A3の行のメモリセ
ルのデータが消去される。また、ソース電圧供給ライン
S2に対してワード線A5の行のメモリセルのデータの
消去も上記と同様な電圧関係で、かつワード線A3の行
のメモリセルのデータを消去する場合と同時に行うこと
ができる。
【0022】上記のようにワード線A2,A4…の偶数
行のメモリセルを消去し、その後、ワード線A3,A5
…の奇数行のメモリセルを消去する。メモリセルアレイ
の全メモリセルを消去する場合は偶数行のメモリセルと
奇数行のメモリセルに分けて2回で消去することもでき
る。
【0023】次に図8に基づきフラッシュメモリセルの
消去アルゴリズムを説明する。ここで説明する消去アル
ゴリズムは、図1の構成に対応され、1本のソース線に
は2行分のメモリセルのソースが結合されている。ま
ず、全メモリセルに対して、同一のデータを書込むプレ
ライトが行われる。このプレライトの処理は、消去前の
フローティングゲート内の電荷量を全ビット均一にし
て、消去状態を均一化するために行われる。次にメモリ
セルアレイの偶数行を消去する為のアドレスが設定が行
われる。そして、偶数行のメモリセルデータの消去動作
が行われる。この消去動作における消去時間は、1回で
消去動作を完結することができる時間に比べて短い時間
とされている。係る消去動作が行われた後、偶数行先頭
アドレスでのベリファイが行われる。実際には、消去し
過ぎによってメモリセルのしきい値電圧が負の値になっ
てしまうような過消去を防止するために、1回毎にベリ
ファイを行いながら10msecというような短時間づ
つ徐々に消去がくり返し行われていく。ベリファイがY
ESとなるまで消去動作が繰返され、YESとなれば次
の偶数行アドレスに処理が移る。そして偶数行最終アド
レスのベリファイがYESとなるまで上記消去動作とベ
リファイ動作が繰り返される。偶数行の消去を行った
後、奇数行を消去する為のアドレス設定が行われる。奇
数行のメモリセルデータの消去動作を行った後、奇数行
先頭アドレスでのベリファイを行う。ベリファイがYE
Sとなるまで消去動作を繰返し、YESとなれば次の奇
数行アドレスに移る。そして奇数行最終アドレスのベリ
ファイがYESとなるまで上記消去動作が繰り返される
ことにより全ビットの消去が完了する。尚、上記アルゴ
リズムは、1本のソース線を共有するメモリセルの行数
が何行であっても同様に適用することができる。
【0024】〔2〕全面一括消去タイプのフラッシュメ
モリの実施例
【0025】図9には本発明が適用されたフラッシュメ
モリの一実施例のブロック図が示されている。この実施
例のフラッシュメモリFMRYは、特に制限されない
が、プログラムや固定データ等を格納するためのメモリ
として利用される。
【0026】図9において、この実施例のフラッシュメ
モリFMRYは、メモリセルアレイMARYがその大半
の面積を占めて、単結晶シリコンのような1個の半導体
基板に形成される。メモリセルアレイMARYは、同図
の水平方向に配置されるm+1本のワード線と、垂直方
向に配置されるn+1本のビット線と、これらワード線
及びビット線の交点にマトリクス配置された(m+1)
×(n+1)個の不揮発性のフラッシュメモリセル(以
下単にメモリセルとも記す)とを含む。
【0027】前記夫々のメモリセルは上記2層ゲート構
造の絶縁ゲート型電界効果トランジスタによって構成さ
れ、メモリセルのソースは、共通のN型拡散層によって
形成され、所定のアルミニウム配線層からなるソース線
を介して、ソーススイッチSSに結合される。メモリセ
ルアレイMARYを構成するワード線は、Xアドレスデ
コーダXDの出力に結合され、選択的に選択状態とされ
る。XアドレスデコーダXDには、Xアドレスバッファ
XBからi+1ビットの内部アドレス信号X0〜Xiが
供給され、タイミング発生回路TGから内部制御信号W
C,AE及びBEが供給される。また、ソーススイッチ
SSには、タイミング発生回路TGから内部制御信号A
E及びBEが供給される。XアドレスバッファXBに
は、アドレス入力端子を介して外部アドレス信号AX0
〜AXiが供給される。
【0028】ここで、内部制御信号WCは、フラッシュ
メモリが書込みモードで選択状態とされるとき選択的に
電源電圧Vccのようなハイレベルとされる。また、内
部制御信号AEは、フラッシュメモリが偶数行の消去モ
ードで選択状態とされるとき選択的にハイレベルとさ
れ、内部制御信号BEは、フラッシュメモリが奇数行の
消去モードで選択状態とされるとき選択的にハイレベル
とされる。タイミング発生回路TGには外部制御信号と
してチップイネーブル信号CEB、ライトイネーブル信
号WEB、及びアウトプットイネーブル信号OEBが供
給される。フラッシュメモリにおける消去・書込み、読
出しなどの動作モードはそれら信号レベルの組合せにし
たがって決定され、それに応じた内部制御信号がタイミ
ング活性回路TGからフラッシュメモリFMRYの各部
に供給される。
【0029】XアドレスバッファXBは、アドレス入力
端子を介して供給されるXアドレス信号AX0〜AXi
を取り込んで保持するとともに、これらのXアドレス信
号をもとに内部アドレス信号X0〜Xiを形成して、X
アドレスデコーダXDに供給する。Xアドレスデコーダ
XDは、XアドレスバッファXBから供給される内部ア
ドレス信号X0〜Xiをデコードして、メモリセルアレ
イMARYの対応するワード線を選択的にハイレベルの
選択状態とする。この実施例において、ワード線の非選
択レベルは、0Vすなわち接地電位Vssとされる。ま
た、ワード線の選択レベルは、フラッシュメモリが書込
みモードとされ内部制御信号WCがハイレベルとされる
とき、+12Vのような電源電圧Vppとされる。フラ
ッシュメモリが読出しモードとされ内部制御信号WCが
ロウレベルとされるとき、+5Vのような電源電圧Vc
cとされる。フラッシュメモリが偶数行の消去モードと
され内部制御信号AEがハイレベル,BEがロウレベル
とされるとき、偶数行のワード線は接地電位Vssとし
ての0Vのような消去電圧、奇数行のワード線は6
(V)のような消去防止電圧が印加される。フラッシュ
メモリが奇数行の消去モードとされ内部制御信号AEが
ローレベル,BEがハイレベルとされるとき、奇数行の
ワード線は接地電位Vssとしての0Vのような消去電
圧、偶数行のワード線は6(V)のような消去防止電圧
が印加される。そのようなワード線駆動用電圧Vpp1
は、電圧発生回路VGENにて形成される。
【0030】一方、ソーススイッチSSは、内部制御信
号AE又はBEがハイレベルとされるとき、ソースに電
源電圧Vppすなわち+12Vのような比較的高電位の
ソース電圧を選択的に供給する。フラッシュメモリが書
込み又は読出しモードとされるとき、あるいは消去モー
ドにおいて消去が指定されないブロックには、接地電位
Vssのような低電位のソース電圧が供給される。
【0031】前記メモリセルアレイMARYを構成する
n+1本のビット線は、YスイッチYSに結合され、さ
らにアドレスで指定される8本がこのYスイッチYSを
介して選択的に共通データ線CD0からCD7に接続さ
れる。YスイッチYSには、YアドレスデコーダYDか
らビット線選択信号が供給される。また、Yアドレスデ
コーダYDには、YアドレスバッファYBからj+1ビ
ットの内部アドレス信号Y0〜Yjが供給され、Yアド
レスバッファYBには、アドレス入力端子を介して外部
Yアドレス信号AY0〜AYjが供給される。Yアドレ
スバッファYBは、アドレス入力端子を介して供給され
る外部Yアドレス信号AY0〜AYjを取り込んで保持
するとともに、これらのYアドレス信号をもとに内部ア
ドレス信号Y0〜Yjを形成して、Yアドレスデコーダ
YDに供給する。YアドレスデコーダYDは、Yアドレ
スバッファYBから供給される内部アドレス信号Y0〜
Yjをデコードして、対応するビット線選択信号を選択
的にハイレベルとする。YスイッチYSは、メモリセル
アレイMARYの各ビット線に対応して設けられるn個
のスイッチMOSFETを含む。これらのスイッチMO
SFETは、ビット線選択信号が選択的にハイレベルと
されることで8個ずつ選択的にオン状態となり、メモリ
セルアレイMARYの対応する8本のビット線と共通デ
ータ線CD0〜CD7とを選択的に接続状態とする。
【0032】共通データ線CD0〜CD7は、リードラ
イト回路RWの対応する単位回路に結合される。リード
ライト回路RWは、共通データ線CD0〜CD7に対応
して設けられる8個の単位回路を含む。各単位回路は、
それぞれ1個のライトアンプ及びリードアンプを含む。
リードライト回路RWの各単位回路を構成するライトア
ンプは、フラッシュメモリが書込みモードとされ内部制
御信号WCがハイレベルとされることで、選択的に動作
状態とされる。この動作状態において、各ライトアンプ
は、対応するデータ入出力端子D0〜D7を介して供給
される書込みデータをもとに所定の書込み信号を形成
し、共通データ線CD0〜CD7を介してメモリセルア
レイMARYの選択された8個のメモリセルに書き込
む。なお、リードライト回路RWから共通データ線CD
0〜CD7を介して選択されたメモリセルに与えられる
書込み信号のハイレベルは、電源電圧Vppを降圧した
電圧、例えば+6Vとされ、そのロウレベルは、接地電
位Vssすなわち0Vとされる。一方、リードライト回
路RWの各単位回路を構成するリードアンプは、フラッ
シュメモリが読出しモードとされるとき選択的に動作状
態とされ、メモリセルアレイMARYの選択された8個
のメモリセルから共通データ線CD0〜CD7を介して
出力される読出し信号を増幅し、データ入出力端子D0
〜D7を介して出力する。このとき、リードアンプは、
メモリセルアレイMARYの選択されたメモリセルに対
して、+1Vのような所定のバイアス電圧を与える。
【0033】図10には図9のフラッシュメモリにおけ
るメモリセルアレイMARYの回路図が示される。同図
においてMCはメモリセル、W0〜Wmはワード線、B
0〜Bnはビット線、SLはソース線である。特に制限
されないが、各ソース線は、縦8列分のメモリセルMC
単位で設けられる。図の縦方向に延在されるソース線は
アルミニウムによって構成され、当該アルミニウムのソ
ース線に横方向から接続されるソース線は拡散層にて構
成される。前記夫々のソース線SLの電圧は全て同じ様
に制御される。すなわち、本実施例のフラッシュメモリ
における消去はメモリセルアレイMARYに対する偶
数、奇数ワード毎の全面一括消去とされる。
【0034】図11の(A),(B)には前記電圧発生
回路VGENの一例回路図が示される。同図(A)に示
される回路は、12Vのような高電圧Vppを抵抗分圧
して得られる電圧でMOS抵抗をバイアスして6Vのよ
うな消去阻止電圧を形成し、この消去阻止電圧、高電圧
Vpp、電源電圧Vccを、スイッチSWで排他的に選
択し、これをワード線駆動用電圧Vpp1として出力す
る。図11の(B)はチャージポンプ回路を利用して電
源電圧Vccを昇圧することによって前記同様のワード
線駆動用電圧Vpp1を形成する回路である。図11に
おけるスイッチSWは、前記タイミング発生回路TGの
出力制御信号に基づいて形成された制御信号でスイッチ
制御され、内部動作モードに応じた電圧レベルを選択す
る。
【0035】〔3〕偶数・奇数ワード線単位での消去制
【0036】ここで、偶数・奇数番目のワード線単位で
の消去の一例を説明する。図12には前記Xアドレスデ
コーダXDの一例が示される。同図にはワード線2本分
に対応される構成が代表的に示される。Xアドレス信号
X0〜Xiはプリデコード論理PDECとその出力をデ
コードするデコード論理DECと、プリデコード論理P
DECの所定の出力とデコード論理DECの所定の出力
を受ける複数個(ワード線本数分)のノアゲートNOR
と、ノアゲートNORの出力に基づいてワード線を駆動
する駆動部DRVから成る。プリデコード論理PDEC
及びデコード論理DECは5V系のような電源電圧Vc
cで動作される。駆動部DRVは前記電圧Vpp1のよ
うな電圧で駆動される高圧駆動系とされる。M1は5V
系と高圧系を分離するため高耐圧Nチャンネル型MOS
トランジスタである。ノアーゲートNORの出力がハイ
レベルのとき、対応するワード線はトランジスタM2を
介して0Vのような接地電位Vssに駆動される。ノア
ーゲートNORの出力がローレベルのとき、対応するワ
ード線はトランジスタM3を介して電圧Vpp1に駆動
される。
【0037】デコード論理DECの出力は、選択すべき
ワード線に対応される信号がローレベルにされる。読出
しモード及び書込みモードではアドレス信号AX0〜A
Xiに対応される一つの出力信号がローレベルにされ
る。消去モードでは全ての出力信号がローレベルにされ
る。プリデコード論理PDECからノアゲートNORに
供給される信号は、特に制限されないが、アドレスビッ
トAXiに対応される内部相補アドレス信号Xi,Xi
*(記号*はそれが付されていない信号に対してレベル
反転若しくは位相反転を意味する)とされる。アドレス
ビットAXiは、メモリセルの一括消去に際して偶数番
目のワード線(偶数ワード線)を一括消去するか奇数番
目のワード線(奇数ワード線)を一括消去するかを指示
するビットとみなされる。したがって、消去モードにお
いて信号Xiがローレベルで信号Xi*がハイレベルの
ときは、偶数ワード線が0V、奇数ワード線がVpp1
に駆動され、メモリセルアレイMARYの偶数ワード線
のメモリセルが消去可能にされ、メモリセルアレイMA
RYの奇数ワード線のメモリセルは消去が阻止される。
一方信号Xiがハイレベルで信号Xi*がローレベルの
ときは、偶数ワード線がVpp1、奇数ワード線が0V
に駆動され、メモリセルアレイMARYの奇数ワード線
のメモリセルが消去可能にされ、メモリセルアレイMA
RYの偶数ワード線のメモリセルは消去が阻止される。
尚、消去モードにおいて電圧Vpp1は6Vのような消
去阻止電圧にされている。
【0038】以上のような制御に基づく消去ベリファイ
のアルゴリズムを図8に基づいて説明する。先ず、外部
から消去制御信号をラッチして内部に取り込む。次に、
プレライトを行う。プレライトは消去後におけるメモリ
セルのしきい値電圧を収束させて揃えるために行われ
る。プレライト終了後、偶数行の消去/ベリファイのシ
ーケンスに移る。まず、偶数行のアドレス設定が行わ
れ、偶数行の消去が行われる。このとき奇数行のワード
線には、6Vのような消去防止電圧にされている電圧V
pp1が印加されている。最初のアドレスに対して読出
し(ベリファイ)を行う。メモリセルのしきい値電圧が
消去状態にされていれば次の偶数行のアドレスの読出し
を行う。消去が不十分なビットが見つかるまで消去/ベ
リファイのシーケンスを繰り返す。消去が不十分なビッ
トにあたれば、また一定時間消去をし、同じアドレスか
ら読出しを行う。以上を偶数行の最終アドレスに到達す
るまで繰り返す。次に、奇数行の消去/ベリファイのシ
ーケンスに移る。このとき偶数行には、消去防止電圧が
印加される。
【0039】〔4〕ブロック単位での一括消去タイプの
フラッシュメモリ
【0040】図13にはブロック単位での一括消去タイ
プのフラッシュメモリにおけるメモリアレイMARYが
示される。図においてメモリセルアレイMARYは一括
消去単位としてのブロックに16分割されている。16
個のブロックBL1〜BL16は、夫々一括消去単位で
あるから、ソース線は各ブロックBL1〜BK16毎に
分離されている。図に代表的に示されたS1A,S1B
は相互に接続されたブロックBL1のソース線であり、
S16A,S16Bは相互に接続されたブロックBL1
6のソース線である。
【0041】斯るブロック分割を行った場合には、ブロ
ック単位で順次消去を行うことができる。このときのメ
モリセルアレイMARYの全面消去の手順は図14に示
される通りであり、ブロック単位で偶数ワード線と奇数
ワード線に分けてブロック単位での一括消去が行われ
る。すなわち、プレライトを行った後、第1ブロックB
L1の偶数行の消去を行う。このとき、第1ブロックB
L1の奇数行及び他のブロックには、消去防止電圧が印
加される。第1ブロックBL1の偶数行の消去が終了し
た後は、第1ブロックBL1の奇数行の消去を行う。こ
のとき、第1ブロックBL1の偶数行、及び他のブロッ
クBL2〜BL16には消去防止電圧が印加される。第
1ブロックBL1の消去が行われた後は、第2ブロック
BL2の偶数行の消去を行い、以下同様の処理をブロッ
クBL16まで繰り返す。この説明では、第1ブロック
BL1から順次ブロック単位で消去を行っているが、各
ブロックの偶数行の消去を同時にスタートし、消去が終
わったブロックから、待機又は奇数行の消去をスタート
すると、消去時間の短縮を図ることができる。メモリセ
ルアレイMARYをブロックに分割して消去することに
より、全面一括消去に比べて消去のばらつきを低減する
ことが可能になる。ブロック単位での全面消去におい
て、上記のように最初からブロック単位で行わずに、最
初は全てのブロックをまとめて一定時間消去動作を行
い、その後でブロック単位に偶数ワード線と奇数ワード
線に分けて消去を行ってもよい。これにより、上記手法
よりも一括消去の能率を一層向上させることができる。
【0042】〔5〕ブロックの選択的な一括消去タイプ
のフラッシュメモリ
【0043】図15には所望のブロックを選択してこれ
を一括消去可能なフラッシュメモリの実施例が示され
る。この場合のメモリセルアレイMARYの構成は、各
ブロックの記憶容量の点を除いて図13と同様に構成さ
れる。すなわち、ブロックBL1〜BL6は比較的小さ
なブロックとされ、ブロックBL7〜BL16は比較的
大きなブロックとされる。各ブロックのメモリセルのソ
ースは、共通のN型拡散層によって、しかも他のブロッ
クを構成するメモリセルのソースとは独立して形成さ
れ、所定のアルミニウム配線層からなるソース線S1
A,S1B乃至S16A,S16Bを介してソーススイ
ッチSSに結合される。したがって、夫々のブロックに
は、対応するソース線を介して異なるソース電圧を選択
的に供給でき、これによって記憶データの消去・書込み
即ち書換えをブロック単位で行うことができる。ブロッ
クBL1を消去する場合、ソーススイッチSSにより、
ソース線S1A及びS1Bを+12Vとし、非選択ブロ
ックのソース線は接地電位Vssしておく。このとき、
選択ブロックは、偶数行を消去した後、奇数行の消去を
行う。尚、消去ブロックの選択は、アドレス信号X0〜
Xiの所定の4ビットにてソーススイッチSSが行う。
【0044】〔6〕フラッシュメモリ内蔵マイクロコン
ピュータ
【0045】図16には上記フラッシュメモリを内蔵し
たマイクロコンピュータの実施例ブロック図が示され
る。同図に示されるマイクロコンピュータMCUは、中
央処理装置CPU、フラッシュメモリFMRY、シリア
ル・コミュニケーション・インタフェースSCI、制御
回路CONT、及びランダム・アクセス・メモリRA
M、16ビット・インテグレーテッド・タイマ・パルス
ユニットIPUと、ウォッチドッグタイマWDTMRを
備える。また、入出力回路に相当するものとして、ポー
トPORT1乃至PORT12を備える。更にその他の
機能ブロックとして、クロック発振器CPG、割り込み
コントローラIRCONT、アナログ・ディジタル変換
器ADC、及びウェートステートコントローラWSCO
NTが設けられている。前記中央処理装置CPU、フラ
ッシュメモリFMRY、ランダム・アクセス・メモリR
AM、及び16ビット・インテグレーテッド・タイマ・
パルスユニットIPUは、アドレスバスABUS、下位
データバスLDBUS(例えば8ビット)、及び上位デ
ータバスHDBUS(例えば8ビット)に接続される。
前記シリアル・コミュニケーション・インタフェースS
CI、ウォッチドッグタイマWDTMR、割り込みコン
トローラIRCONT、アナログ・ディジタル変換器A
DC、ウェートステートコントローラWSCONT、及
びポートPORT1乃至PORT12は、アドレスバス
ABUS、及び上位データバスHDBUSに接続され
る。上記フラッシュメモリFMRYは、特に制限されな
いが、プログラムや固定データ等を格納するために利用
される。図16に示される各ブロックを構成する回路素
子は、マイクロコンピュータを構成する図示されない他
の回路素子とともに、単結晶シリコンのような1個の半
導体基板上に形成される。
【0046】図16において、Vppはフラッシュメモ
リFMRYの書換え用高電圧である。EXTAL及びX
TALはマイクロコンピュータのチップに外付けされる
図示しない振動子から前記クロック発振器CPGに与え
られる信号である。φはクロック発振器CPGから外部
に出力される同期クロック信号である。MD0乃至MD
2はマイクロコンピュータの動作モードを設定するため
に制御回路CONTに供給されるモード信号である。R
ES*はリセット信号、STBY*はスタンバイ信号で
あり、中央処理装置CPU並びにその他の回路ブロック
に供給される。NMIはノン・マスカブル・インタラプ
ト信号であり、マスク不可能な割り込みを前記割り込み
コントローラICONTに与える。図示しないその他の
割り込み信号はポートPORT8,PORT9を介して
割り込みコントローラICONTに与えられる。AS*
は外部に出力されるアドレス信号の有効性を示すアドレ
スストローブ信号、RD*はリードサイクルであること
を外部に通知するリード信号、HWR*は上位8ビット
のライトサイクルであることを外部に通知するアッパー
バイト・ライト信号、LWR*は下位8ビットのライト
サイクルであることを外部に通知するロアーバイト・ラ
イト信号であり、それらはマイクロコンピュータMCU
の外部に対するアクセス制御信号とされる。
【0047】上記実施例の単体フラッシュメモリにおい
ては、消去・書込みの制御をタイミング発生回路で行っ
たが、本実施例のようにマイクロコンピュータに内蔵さ
れる場合には、フラッシュメモリに対する消去・書込み
の制御をCPUのソフトウェアで制御することもでき
る。
【0048】例えば、図17には本実施例のマイクロコ
ンピュータのメモリマップが示される。同図においてフ
ラッシュメモリFMRYの所定の領域には書換え制御プ
ログラムと、転送制御プログラムが予め書き込まれてい
る。中央処理装置CPUは、書換えモードが指示される
と、転送制御プログラムを実行して書換え制御プログラ
ムをランダム・アクセス・メモリRAMに転送する。転
送終了後、中央処理装置CPUの処理は、そのランダム
・アクセス・メモリRAM上の書換え制御プログラムの
実行に分岐され、これによって、フラッシュメモリFM
RYに対する消去並びに書込み(ベリファイを含む)が
繰り返される。前記制御回路CONTは、フラッシュメ
モリにおけるデータの読出し動作、書込み消去のための
各種タイミングや電圧の選択制御などを中央処理装置C
PUの指示にしたがって行う制御回路である。
【0049】前記制御回路CONTは、図18に示すコ
ントロールレジスタCREGを備える。コントロールレ
ジスタCREGは、それぞれ8ビットのプログラム/イ
レーズ制御レジスタPEREGと、消去ブロック指定レ
ジスタMBREG1およびMBREG2によって構成さ
れる。プログラム/イレーズ制御レジスタPEREGに
おいて、Vppは書換え用高電圧印加に応じて”1”に
される高電圧印加フラグである。EEビットは偶数行の
消去動作を指示するビットとされ、EOは奇数行の消去
動作を指示するビット、EVEビットは偶数行の消去に
おけるベリファイ動作の指示ビットとされ、EVOは奇
数行におけるベリファイ動作の指示ビットとされる。P
ビットは書込み動作(プログラム動作)の指示ビットと
され、PVビットは書込みにおけるベリファイ動作の指
示ビットとされる。消去ブロック指定レジスタMBRE
G1およびMBREG2は、それぞれ16分割されたブ
ロックに含まれる何れのメモリブロックを消去するかを
指定するレジスタであり、例えば”1”は対応メモリブ
ロックの選択を意味し、ビット”0”は対応メモリブロ
ックの非選択を意味する。例えば、消去ブロック指定レ
ジスタMBREG2の第7ビットが”1”のときは、メ
モリブロックBL16の消去が指定される。斯るコント
ロールレジスタCREGを利用した消去動作では、中央
処理装置CPUはコントロールレジスタCREGへの書
込みと参照を繰返しながら書換え制御プログラムに従っ
た手順で処理を実行する。消去の基本的な手順は上記実
施例と同様であり、先ず中央処理装置CPUは、前記書
換え制御プログラムにしたがって、消去を行うべきアド
レス範囲のメモリセルに対してプレライトを行う。これ
によって消去前のメモリセルの状態は全て書込み状態に
そろえられる。次いで、消去対象メモリセルに対して、
少しずつ消去を行いながらその都度消去の度合をベリフ
ァイし(イレーズ/ベリファイ)、過消去を防止して消
去動作を完了する。このとき、偶数行ワード線と奇数行
ワード線とを別々に消去する制御はコントロールレジス
タCREGのEEビットとEOビットに従う。例えば、
消去動作が指示されると、中央処理装置CPUは最初に
EOビットを”1”、EEビットを”0”に初期設定し
て、消去対象ブロックの奇数行ワード線に対して消去・
ベリファイを行い、それが完了した後にEOビットを”
0”、EEビットを”1”に書換えて消去対象ブロック
の偶数行ワード線に対して消去・ベリファイを行う。奇
数行ワード線を消去対象とするとき中央処理装置CPU
は図12で説明した信号Xiをハイレベル、Xi*をロ
ーレベルにするアドレス信号をフラッシュメモリFMR
Yに供給し、偶数行ワード線を消去対象とするとき前記
信号Xiをローレベル、Xi*をハイレベルにするアド
レス信号をフラッシュメモリFMRYに供給する。尚、
コントロールレジスタCREGを用いて消去対象ブロッ
クを指定する場合、図15に示されるようなソーススイ
ッチSSには消去ブロック指定レジスタMBREG1お
よびMBREG2の値が供給されて、一括消去ブロック
のソース線に消去用電圧を印加するようにされる。
【0050】さらに最初のデータ書込み効率を上げるた
めに、PROMライタのような外部装置にマイクロコン
ピュータを接続してフラッシュメモリの消去・書込みを
可能にする場合には、そのようなPROMライタによる
書換えモードを前記モード信号MD0〜MD2によって
指定できるようにする。例えばそのような書換えモード
が指示されると前記制御回路CONTは、PROMライ
タとインタフェースされるべきI/Oポートを指定し
て、内蔵フラッシュメモリFMRYを直接外部のPRO
Mライタでアクセス可能に制御する。このときの書換え
の制御は、例えばPROMライターからマイクロコンピ
ュータに書込まれたコマンドを中央処理装置CPUが解
読することによって前記同様の書換え制御プログラムに
従って実現できる。
【0051】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、
偶数ワード線と奇数ワード線とに分けた消去は必ずしも
最初から行わなくてもよい。即ち、過消去防止の観点か
ら段階的な消去及び消去ベリファイを繰り返す消去手順
を採用する性質上、最初の段階では偶数ワード線と奇数
ワード線とを分けずに消去動作を行い、その途中から偶
数ワード線と奇数ワード線とを分けて消去を行う。これ
によれば消去特性のばら付きを抑えつつ一括消去を能率
化できる。
【0052】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である単体フ
ラッシュメモリやフラッシュメモリを内蔵するマイクロ
コンピュータに適用した場合について説明したが、その
他のデータプロセッサにも広く適用することができる。
本発明は、少なくともソースを共有した一対のフラッシ
ュメモリセルをマトリクス配置した条件のものに適用で
きる。
【0053】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0054】(1)ソースを共有する一対のフラッシュ
メモリセルにおいて、片方ずつ2回に分けて消去するの
で、前記一対のフラッシュメモリセル間におけるソース
と浮遊ゲート間の容量結合比の相違が無視でき、ソース
を共有する一対のフラッシュメモリセルは夫々格別に最
適な消去状態を得ることができる。これによって、メモ
リセルアレイ全体における消去特性を均一化若しくは安
定化できる。 (2)上記により、消去後のしきい値電圧のばらつきを
小さくできるので、書込み状態におけるしきい値電圧を
比較的低く設定することを可能になり、以って、読み出
し時のメモリ電流を大きく採れ、フラッシュメモリの低
電圧読出し動作への対応が容易になる。 (3)ワード線とソース線との間隔を狭めても上記によ
り消去状態を均一化若しくは安定化できるので、フラッ
シュメモリセルサイズの小型化若しくはチップサイズの
小型化を実現できる。 (4)メモリセルアレイの中をソース線を共通接続した
一括消去単位としてのブロックに分け、メモリセルアレ
イの全面を順次ブロック単位で偶数、奇数行毎に消去す
ることにより、メモリセルアレイの全面消去に際して消
去のばらつきをさらに低減できる。 (5)フラッシュメモリに格納すべき情報がプログラ
ム、データテーブル、制御データなど複数種類に亘るこ
とを考慮すると、選択されたブロックだけに対して偶
数、奇数行毎に消去できることにより、オン・ボード若
しくはシステム上でのフラッシュメモリの使い勝手を向
上させることができる。 (6)マイクロコンピュータのようなデータプロセッサ
に内蔵したフラッシュメモリをに対するその様な偶奇行
単位での消去の制御を中央処理装置とその動作プログラ
ムによって実現することにより、消去のための専用制御
回路を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ソースを共有するフラッシュメモリアレイの概
略を示す回路図である。
【図2】フラッシュメモリセルに対する消去、書込み、
読出しの電圧条件をデバイス構造と共に示す説明図であ
る。
【図3】ソースを共有する2つのフラッシュメモリセル
のレイアウト図及び断面図である。
【図4】消去特性がワード線とソース線の間隔寸法に依
存することを示す説明図である。
【図5】ソースを共有するフラッシュメモリアレイの一
部を示す回路図である。
【図6】正電圧を利用して偶数行と奇数行に分けて消去
及び消去阻止を行うときの電圧条件の一例を示す説明図
である。
【図7】正負電圧を利用して偶数行と奇数行に分けて消
去及び消去阻止を行うときの電圧条件の一例を示す説明
図である。
【図8】消去・ベリファイの処理手順を示す一例フロー
チャートである。
【図9】フラッシュメモリの一実施例ブロック図であ
る。
【図10】フラッシュメモリのメモリセルアレイの一例
を示す回路図である。
【図11】ワード線駆動用電圧を形成する電圧発生回路
の説明図である。
【図12】消去電圧と消去阻止電圧を選択的にワード線
に印加するための回路が適用されたXアドレスデコーダ
の一例回路図である。
【図13】一括消去単位としてブロックに分割されたメ
モリセルアレイの一例回路図である。
【図14】ブロック毎に偶数ワードと奇数ワードを分け
て順次全面消去を行う消去手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図15】消去ブロックを選択して偶数ワードと奇数ワ
ードを分けてた消去を実現するフラッシュメモリの一例
ブロック図である。
【図16】フラッシュメモリアを内蔵したマイクロコン
ピュータの一実施例ブロック図である。
【図17】図16に示されるマイクロコンピュータの一
例アドレスマップ図である。
【図18】偶数ワードと奇数ワードを分けた消去をソフ
トウェア制御で実現するときに利用されるコントロール
レジスタの一例構成図である。
【符号の説明】
CTG コントロールゲート FLG フローティングゲート SRC ソース DRN ドレイン Q21〜Q5n フラッシュメモリセル A2〜A5 ワード線 S1,S2 ソース線 1〜n ビット線 WL ワード線 SL ソース線 Cs,Cs′ ソースカップリング容量 A,A′ フラッシュメモリセル WL1,WL2 ワード線 DL1,DL2 ビット線 Q1〜Q4 フラッシュメモリセル MARY メモリセルアレイ SS ソーススイッチ TG タイミング発生回路 VGEN 電圧発生回路 XD Xアドレスデコーダ Vpp1 ワード線駆動用電圧 MC フラッシュメモリセル B0〜Bn ビット線 W0〜Wm ワード線 PDEC プリデコード論理 DEC デコード論理 NOR ノアゲート DRV 駆動部 BL1〜BL16 ブロック W100〜W1608 ワード線 S1A,S1B〜S16A,S16B ソース線 CPU 中央処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺沢 正明 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日立超エル・エス・アイ・エンジニアリ ング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−127179(JP,A) 特開 平5−81884(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 16/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通ソースを挟んで対向する一対のフラ
    ッシュメモリセルをマトリクス状に複数配置したメモリ
    セルアレイと、 前記フラッシュメモリセルの前記共通ソースに第1消去
    電圧を印加する第1の電圧印加手段と、 前記フラッシュメモリセルのゲートに第2消去電圧又は
    消去阻止電圧を選択的に印加する第2の電圧印加手段
    と、前記共通ソースを挟んで対向する前記一対のフラッシュ
    メモリセルの双方が一括消去の対象に含まれるとき、前
    記第2の電圧印加手段に対し、前記共通ソースを挟んで
    対向する前記一対のフラッシュメモリセルの一方のフラ
    ッシュメモリセルのゲートに第2消去電圧を印加し且つ
    他方のフラッシュメモリセルのゲートに消去阻止電圧を
    印加する第1の状態と、前記一方のフラッシュメモリセ
    ルのゲートに消去阻止電圧を印加し且つ前記他方のフラ
    ッシュメモリセルのゲートに第2消去電圧を印加する第
    2の状態とを前後して別々に選択させる 選択手段と、を
    含んで成るものであることを特徴とするフラッシュメモ
    リ。
  2. 【請求項2】 前記メモリセルアレイは、前記共通ソー
    スを挟んで対向する一対のフラッシュメモリセルの複数
    組から成り前記共通ソースがソース線に共通接続された
    ブロックを、一括消去の最小単位として複数個備え、 メモリセルアレイの全面を一括消去するとき、前記選択
    手段は、前記第2の電圧印加手段に、順次ブロック単位
    で前記第1の状態と第2の状態とを別々に選択させる
    とを特徴とする請求項1記載のフラッシュメモリ。
  3. 【請求項3】 前記メモリセルアレイは、前記共通ソー
    スを挟んで対向する一対のフラッシュメモリセルの複数
    組から成り前記共通ソースがソース線に共通接続された
    ブロックを、一括消去の最小単位として複数個備え、 メモリセルアレイの一部のブロックを一括消去すると
    き、前記選択手段は、前記第2の電圧印加手段に、前記
    一部のブロックで前記第1の状態と第2の状態とを別々
    に選択させることを特徴とする請求項1記載のフラッシ
    ュメモリ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れか1項記載のフラ
    ッシュメモリと共に中央処理装置を共通の半導体基板に
    備え、 前記フラッシュメモリに対する消去制御のための中央処
    理装置の動作プログラムを当該フラッシュメモリのメモ
    リセルアレイが保有して成るものであることを特徴とす
    るデータプロセッサ。
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