JPH11185050A - 動画表示システム及び記録媒体 - Google Patents

動画表示システム及び記録媒体

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JPH11185050A
JPH11185050A JP35268597A JP35268597A JPH11185050A JP H11185050 A JPH11185050 A JP H11185050A JP 35268597 A JP35268597 A JP 35268597A JP 35268597 A JP35268597 A JP 35268597A JP H11185050 A JPH11185050 A JP H11185050A
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JP35268597A
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Yusaku Nakajima
雄作 中島
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NTT Data Group Corp
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NTT Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画ファイルによる動画表示とそれ以外の情
報の表示とを連動させ、表現力に富んだ表示を可能とす
る。 【解決手段】 WWWブラウザ部11はHTML文書等
を表示し、ビューワ部12は動画ファイルを再生表示す
る。ビューワ部12の監視部123は、タイマ割り込み
により監視処理を実行する。監視部123の監視処理に
おいては、表示中のウェブページのURL及び動画ファ
イルの再生開始時からの時間情報を、HTML表示情報
ファイルと比較し、そのタイミングにおいて表示すべき
URLのウェブページがWWWブラウザ部11で表示さ
れているか否かを調べる。そのタイミングにおいて表示
すべきURLのウェブページが表示されていないときに
は、URL発行部125を介して表示すべきウェブペー
ジのURLを発行し、WWWブラウザ部11に表示させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動画再生と通常
のWWW(World Wide Web)ブラウザの表示とを連携さ
せて、表現力豊かなマルチメディア情報を比較的容易に
表示し得る動画表示システムに係り、特にインターネッ
ト等におけるマルチメディアコンテンツの作成に好適な
動画表示システム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】動画を用いるアプリケーションプログラ
ムには、例えば、単一の専用プログラムとして作成され
ているものがある。例えば、図16に示すように、ディ
スプレイD、キーボードK、マウスM及びCD−ROM
(compact disk - read only memory)ドライブRが接
続されたコンピュータCにおいて、動画を用いたアプリ
ケーションが実行される場合を考える。コンピュータC
のハードウェア上では、オペレーティングシステム(O
S)を介してアプリケーションプログラムが実行され
る。動画を用いるアプリケーションプログラムは、オペ
レーティングシステム上で実行され、コンピュータCの
オペレーティングシステム及びハードウェア並びにCD
−ROMドライブRを介してCD−ROMに格納された
動画ファイルを読み出して表示する。また、動画を用い
るアプリケーションプログラムをネットワーク上のビデ
オサーバに格納し、これを実行させてクライアントで表
示する方式も用いられている。このような方式において
も、動画を表示するための単一の専用プログラムとして
作成されることが一般的である。
【0003】一方、WWW(World Wide Web)すなわち
インターネットのウェブページを表示するWWWブラウ
ザにおいて、ウェブページを構成するHTML(Hypert
extMarkup Language)で記述されたHTML文中のリン
クされた個所をマウス等によりクリックすることによ
り、動画を表示するためのビューワアプリケーションが
起動され、動画が表示される製品が存在する。このよう
に、WWWブラウザからのリンクにより起動されるアプ
リケーションには、WWWブラウザとは別途に起動され
るアプリケーションと、WWWブラウザ内部で動作する
アプリケーションとがある。WWWブラウザからのリン
クによりWWWブラウザとは別途に起動されるアプリケ
ーションのことを総称してヘルパーアプリケーションと
称する。また、WWWブラウザからリンクによりWWW
ブラウザ内部で動作するアプリケーションのことを総称
してプラグインアプリケーションと称する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の専用の
アプリケーションを用いる方式では、動画を含む専用ア
プリケーションを作らねばならず、そのような専用アプ
リケーションの作成に多大な時間及び作業工数を必要と
する。また、提供するサービス内容、及び動画の種類等
のコンテンツが変わる毎に、ほとんどの場合、その都度
専用アプリケーションを作り直すことになる。この専用
アプリケーションの作り直しに際し、以前の類似したプ
ログラムの多くのプログラムコードを流用できる場合も
あると考えられる。しかしながら、そのように多量のプ
ログラムコードを流用することができたとしても、プロ
グラム作成に多大な作業量を要する。
【0005】さらに、動画ファイル等をCD−ROMに
格納し、該CD−ROMから読み出して表示するCD−
ROM格納型では、例えば経時的に内容を変更すること
はできず、常に最新の情報を提供したい場合に対応する
ことはできない。また、ビデオサーバからの配信型で
は、随時、動画を更新することはできるが、それにあわ
せて表示するテキスト及び静止画等を連携して更新する
ことができない。これらテキスト及び静止画等をネット
ワーク経由で更新するようにしたとしても、先に述べた
専用アプリケーション自体を変更することはできず、画
面構成、ページ構成及びボタン構成/機能の割り付け等
を変更することはできないので、ユーザに提供すること
ができるサービスが固定化して、サービスを改善しにく
くなる。
【0006】また、上記のWWWブラウザと動画ビュー
ワとを併用する方式では、WWWブラウザを利用するの
で、WWWサーバに格納されるHTMLファイル等を変
更するだけで全クライアントに最新情報を提供すること
ができる。したがって、サービス更新が容易で、且つ画
面構成、ページ構成及びボタン構成/機能の割り付け等
の変更が容易であり、問題が解消される可能性はある。
しかしながら、現在普及しているヘルパーアプリケーシ
ョン型動画表示方式でも、プラグイン型動画表示方式で
も、動画再生が一旦開始されたら、それは完全に独立し
て終了まで再生が続き、動画表示がHTML表示と連動
することはない。
【0007】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、動画ファイルによる動画表示とそれ以外の情
報、例えば文字、静止画あるいはアニメーション等の情
報、の表示とを連動させ、表現力に富んだ表示を可能と
する動画表示システム及び記録媒体を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点による動画表示システムは、
動画ファイルを再生表示する動画ビューワ手段と、前記
動画ファイル以外の文字及び画像情報を含む表示情報を
表示するブラウザ手段と、前記ブラウザ手段が表示して
いる前記表示情報に対応する識別情報を取得するブラウ
ズ情報取得手段と、前記動画ファイルの再生表示中に、
該動画ファイルの再生経過時間を逐次取得する動画ステ
ータス取得手段と、前記動画ステータス取得手段により
取得される再生経過時間に対し前記ブラウズ情報取得手
段により取得される前記識別情報が、前記動画ファイル
に関連した表示情報ファイルに従っているか否かを監視
する監視処理手段と、前記監視処理手段により、前記再
生経過時間に対する前記識別情報が前記表示情報ファイ
ルに従っていないと判定されたときは、前記表示情報フ
ァイルに従った前記識別符号に対応する前記表示情報を
前記ブラウザ手段に表示させる表示情報制御手段と、を
具備する。
【0009】前記ブラウザ手段は、HTML(Hypertex
t Markup Language)形式で記述されたHTML情報か
らなる前記表示情報を、該表示情報に対応するURL
(Universal Resource Locator)を含む識別情報に基づ
いて、前記表示情報の格納個所からダウンロードして表
示する手段を含んでもよく、前記ブラウズ情報取得手段
は、前記ブラウザ手段に表示されている表示情報に対応
するURLを含む前記識別情報を取得する手段を含んで
もよい。
【0010】前記監視処理手段は、タイマ割り込みに応
じて、前記再生経過時間に対する前記ブラウザ手段の表
示情報が、前記表示情報ファイルに従っているか否かを
所定時間毎にチェックする手段を含んでいてもよい。
【0011】この発明の第2の観点による動画表示シス
テムは、動画ファイルを再生表示する動画ビューワ手段
と、HTML(Hypertext Markup Language)形式で記
述されたHTML情報からなる表示情報を、該表示情報
に対応する識別情報に基づいて、前記表示情報の格納個
所からダウンロードして表示するブラウザ手段と、前記
ブラウザ手段が表示している前記表示情報の格納個所を
示すURL(Universal Resource Locator)からなる前
記識別情報を取得するURL取得手段と、前記動画ファ
イルの再生表示中に、該動画ファイルの再生経過時間を
逐次取得する動画ステータス取得手段と、前記動画ファ
イルの再生経過時間と前記ブラウザ手段に表示させるべ
き表示情報の識別情報との対応関係が記述された表示情
報ファイルを、前記動画ビューワ手段による前記動画フ
ァイルの再生開始時に、該表示情報ファイルの格納個所
からダウンロードする表示情報ファイル取込手段と、所
定時間毎に、前記動画ステータス取得手段により取得さ
れる再生経過時間に対し前記URL取得手段により取得
される前記識別情報が、前記表示情報ファイルに従って
いるか否かを監視する監視処理手段と、前記監視処理手
段により、前記再生経過時間に対する前記識別情報が前
記表示情報ファイルに従っていないと判定されたとき
は、前記表示情報ファイルに従った前記識別情報に対応
する前記表示情報を前記ブラウザ手段に表示させる表示
情報制御手段と、を具備する。
【0012】この発明の第3の観点による記録媒体は、
動画ファイル以外の文字及び画像情報を含む表示情報を
表示するブラウザ手段を備えるコンピュータを、動画フ
ァイルを再生表示する動画ビューワ手段、前記ブラウザ
手段が表示している前記表示情報に対応する識別情報を
取得するブラウズ情報取得手段、前記動画ファイルの再
生表示中に、該動画ファイルの再生経過時間を逐次取得
する動画ステータス取得手段、前記動画ステータス取得
手段により取得される再生経過時間に対し前記ブラウズ
情報取得手段により取得される前記識別情報が、前記動
画ファイルに関連した表示情報ファイルに従っているか
否かを監視する監視処理手段、前記監視処理手段によ
り、前記再生経過時間に対する前記識別情報が前記表示
情報ファイルに従っていないと判定されたときは、前記
表示情報ファイルに従った前記識別情報に対応する前記
表示情報を前記ブラウザ手段に表示させる表示情報制御
手段、として機能させるためのプログラムを記憶する。
【0013】この発明の第4の観点による記録媒体は、
HTML(Hypertext Markup Language)形式で記述さ
れたHTML情報からなる表示情報を、該表示情報に対
応する識別情報に基づいて、前記表示情報の格納個所か
らダウンロードして表示するブラウザ手段を備えるコン
ピュータを、動画ファイルを再生表示する動画ビューワ
手段、前記ブラウザ手段が表示している前記表示情報に
対応するURL(UniversalResource Locator)からな
る前記識別情報を取得するURL取得手段、前記動画フ
ァイルの再生表示中に、該動画ファイルの再生経過時間
を逐次取得する動画ステータス取得手段、前記動画ファ
イルの再生経過時間と前記ブラウザ手段に表示させるべ
き表示情報の識別情報との対応関係が記述された表示情
報ファイルを、前記動画ビューワ手段による前記動作フ
ァイルの再生開始時に、該表示情報ファイルの格納個所
からダウンロードする表示情報ファイル取込手段、タイ
マ割り込みにより、前記動画ステータス取得手段により
取得される再生経過時間に対し前記URL取得手段によ
り取得される前記識別情報が、前記表示情報ファイルに
従っているか否かを監視する監視処理手段、前記監視処
理手段により、前記再生経過時間に対する前記識別情報
が前記表示情報ファイルに従っていないと判定されたと
きは、前記表示情報ファイルに従った前記識別情報に対
応する前記表示情報を前記ブラウザ手段に表示させる表
示情報制御手段、として機能させるためのプログラムを
記憶する。
【0014】この発明に係る動画表示システム及び記録
媒体は、動画ファイルの再生状況にそれ以外の情報、例
えばテキスト、静止画あるいはアニメーション等の情
報、の表示内容を対応させて表示する。このような表示
により、例えば、動画に合わせて注釈が変わっていくプ
レゼンテーションや、動画に合わせて説明資料文が随時
表示される研修教材を実現することができる。この動画
表示システム及び記録媒体では、動画ファイルによる動
画表示とそれ以外の情報の表示とを連動させることがで
き、表現力に富んだプレゼンテーション等の表示を可能
とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1〜図4を参照して、この発
明の実施の形態に係る動画ビューワ/WWWブラウザの
連動による動画表示システムを説明する。
【0016】図1は、この発明の実施の形態に係る動画
表示システムの構成を模式的に示している。図2は、図
1の動画表示システムの構築環境の構成を模式的に示し
ている。図3は、図1の動画表示システムのハードウェ
ア/ソフトウェアを総合したシステム構成を模式的に示
している。図4は、図1の動画表示システムを構成する
ソフトウェア構成を模式的に示している。
【0017】図1に示す動画表示システムは、ネットワ
ーク等を含む通信系により互いに結合されるクライアン
ト(端末)1及びサーバ2を備えている。
【0018】クライアント1は、WWW(World Wide W
eb)ブラウザ部11及びビューワ部12を具備してお
り、ビューワ部12は、初期化部121、表示情報ファ
イル格納部122、監視部123、URL(Universal
Resource Locator)取得部124、URL発行部12
5、動画再生/特殊再生部126及び動画ステータス取
得部127を有している。
【0019】WWWブラウザ部11は、ウェブブラウザ
(Webブラウザ)とも称され、HTML(Hypertext
Markup Language)形式にて記述されたHTML文書等
を表示する。WWWブラウザ部11は、その他、通常の
テキスト、静止画及び特定の形式のアニメーション等の
表示も行う。HTML文書等は、インターネット上のW
WWを構成するウェブページ(Webページ、本来その
ベースページを意味する「ホームページ」と呼ばれるこ
ともある)に用いられており、WWWブラウザ部11は
主として該ウェブページを表示するために用いられる。
【0020】ビューワ部12は、動画ファイルを再生表
示するものであり、例えばWWWブラウザ部11の表示
ウィンドウにおける動画起動ファイルへのリンクによ
り、ヘルパーアプリケーションとして起動される。この
際、WWWブラウザ部11は、動画ファイルを特定する
ための情報が記述されている動画起動ファイルをダウン
ロードするとともに、該動画起動ファイルをコマンドラ
インとして、ビューワ部12を起動する。ビューワ部1
2は、コマンドラインの動画起動ファイルが示す動画フ
ァイルを再生する。なお、ビューワ部12は、例えばW
WWブラウザ部11における動画ファイルへのリンクに
よって、WWWブラウザ部11のプラグインアプリケー
ションとして起動され、WWWブラウザ部11の表示ウ
ィンドウ内で該動画ファイルを再生してもよい。
【0021】ビューワ部12の初期化部121は、ビュ
ーワ部12が起動すると直ちにサーバ2からWWWブラ
ウザ部11が表示すべきHTML文書に関する情報を記
録したHTML表示情報ファイルをダウンロードして、
表示情報ファイル格納部122に格納する。また、初期
化部121は、動画起動ファイルにより指定された動画
ファイルを動画再生/特殊再生部126により再生させ
る。さらに初期化部121は、監視部123を制御し
て、所定時間間隔で、例えば1秒毎にタイマ割り込みを
発生させて監視処理を行わせる。
【0022】表示情報ファイル格納部122は、例えば
クライアント1のメモリ(図示せず)の一部の領域に設
定され、サーバ2からダウンロードされたHTML表示
情報ファイルを格納する。
【0023】監視部123は、初期化部121によるタ
イマ割り込みに応じて、URL取得部124を介してW
WWブラウザ部11から、その時点でWWWブラウザ部
11で表示しているウェブページのURLを取得し、且
つ動画ステータス取得部127から当該ビューワ部12
で表示中の動画ファイルの再生開始時からの時間情報を
取得する。監視部123は、取得したURL及び時間情
報を、表示情報ファイル格納部122に格納されている
HTML表示情報ファイルの情報と比較し、そのタイミ
ングにおいて表示すべきURLのウェブページがWWW
ブラウザ部11で表示されているか否かを調べる。監視
部123は、そのタイミングにおいて表示すべきURL
のウェブページがWWWブラウザ部11で表示されてい
るときには何もせず、そのタイミングにおいて表示すべ
きURLのウェブページがWWWブラウザ部11で表示
されていないときには、URL発行部125を介して表
示すべきウェブページのURLを発行し、WWWブラウ
ザ部11に該当するウェブページを表示させる。
【0024】URL取得部124は、WWWブラウザ部
11から表示中のウェブページのURLを取得し、監視
部123に供給する。なお、URL取得部124が表示
中のURL情報を取得するタイミングは任意であり、例
えば、監視部123におけるタイマ割り込み発生時でも
よい。URL発行部125は、表示すべきURLのウェ
ブページがWWWブラウザ部11で表示されていないと
きに監視部123により制御され、表示すべきウェブペ
ージのURLを発行して、WWWブラウザ部11に供給
する。
【0025】動画再生/特殊再生部126は、初期化部
121により起動され、動画起動ファイルにより指定さ
れた動画ファイルを再生する。動画ステータス取得部1
27は、当該ビューワ部12で表示中の動画ファイルの
再生開始時からの時間情報を取得し、監視部123に供
給する。なお、動画ステータス取得部127が表示中の
URL情報を取得するタイミングは任意であり、例え
ば、監視部123におけるタイマ割り込み発生時でもよ
い。
【0026】図1に示す動画表示システムは、図2に示
すようなシステム環境において構築される。図2に示す
動画表示システムの構築環境においては、クライアント
1がネットワーク3を介してサーバ2に結合されてい
る。サーバ2は、WWWサーバ21及びビデオサーバ2
2を有する。なお、サーバ2のビデオサーバ22に代え
てクライアント1に結合したCD−ROM装置等のよう
なディスク装置23を用いるようにしてもよい。ネット
ワーク3は、例えばインターネット又はイントラネット
等である。
【0027】ハードウェア及びソフトウェアによるシス
テム構成を示す図3においては、図1に示す動画表示シ
ステムのクライアント1の機能構成を詳細に示してい
る。図3に示すように、サーバ2は、例えばWWWサー
バ21及びビデオサーバ22で構成されている。クライ
アント1は、WWWブラウザ11P、ビューワ12P、
HTTP処理13P、オペレーティングシステム(O
S)14P、TCP/IP処理15P、通信デバイスド
ライバ16P、通信インタフェース17H、ディスクデ
バイスドライバ18P及びCD−ROMドライブ19H
を備えている。ここで参照符号に付したP又はHの添字
は、それぞれこの実施の形態において、ソフトウェアプ
ロセス及びハードウェアで構成されていることを示して
いる。
【0028】WWWブラウザ11P及びビューワ12P
は、上述した図1に示すWWWブラウザ部11及びビュ
ーワ部12の機能をそれぞれ実現するソフトウェアプロ
セスである。なお、WWWブラウザ11Pの表示URL
等の情報をビューワ12Pで取得し、且つビューワ12
PがURLをWWWブラウザ11Pに与えて所要のウェ
ブページを表示させる際の両者間の情報の授受は、DD
E(Dynamic Data Exchange)又はOLE(Object Link
ing and Embedding)等のプロセス間通信によって行
う。例えばWWWブラウザ11Pに所要のウェブページ
を表示させる際には、指定したURLのページを表示せ
よという命令(例えばOpen URL等)を、ビューワ12P
からWWWブラウザ11Pに与える。
【0029】WWWブラウザ11Pは、例えばHTML
形式にて記述されたHTML文書、通常のテキスト、静
止画及び特定の形式のアニメーション等からなるウェブ
ページを表示する。動画ファイルを再生表示するビュー
ワ12Pは、例えばWWWブラウザ11Pにおけるリン
クによって、ヘルパーアプリケーションとして起動され
る。WWWブラウザ11Pは、動画起動ファイルをコマ
ンドラインとして、ビューワ12Pを起動し、ビューワ
12Pはコマンドラインとして受けた動画起動ファイル
が示す動画ファイルを再生する。なお、ビューワ12P
は、例えばWWWブラウザ11Pにおけるリンクによっ
て、WWWブラウザ11Pのプラグインアプリケーショ
ンとして起動され、WWWブラウザ11Pの表示ウィン
ドウ内に、動画を表示するようにしてもよい。
【0030】HTTP処理13Pは、WWWにおけるク
ライアントとサーバとの間の通信プロトコルであるHT
TP(Hypertext Transfer Protocol)の処理を行うプ
ロセスである。オペレーティングシステム(OS)14
Pは、クライアント1を動作させるための基本操作シス
テムであり、典型的には例えばマイクロソフト社の提供
するウィンドウズ95(Windows95)又はウィンドウズ
NT(WindowsNT)(「Windows」はMicrosoft社の商
標)等が用いられる。WWWブラウザ11P及びビュー
ワ12P等のアプリケーション(アプリケーションプロ
グラム)、並びにHTTP処理13等は、オペレーティ
ングシステム14P上で動作する。
【0031】TCP/IP処理15Pは、インターネッ
ト等のネットワークにおける通信プロトコルであるTC
P/IP(Transmission Control Protocol / Internet
Protocol)の処理を行うプロセスである。通信デバイ
スドライバ16Pは、通信インタフェース17Hを駆動
するプロセスである。通信インタフェース17Hは、ク
ライアント1がサーバ2との間の通信を行うためのイン
タフェースハードウェアである。
【0032】ディスクデバイスドライバ18Pは、オペ
レーティングシステム14Pにより制御されて、CD−
ROMドライブ19Hを駆動するプロセスである。CD
−ROMドライブ19Hは、クライアント1におけるデ
ィスク読取装置であり、例えばビデオサーバ22の代わ
りに画像データを供給するディスク装置23のデータを
読み取る。
【0033】図4に示すこの動画表示システムのソフト
ウェア構成において、クライアント1は、WWWブラウ
ザ11P及びビューワ12Pを具備しており、これらW
WWブラウザ11P及びビューワ12Pは、オペレーテ
ィングシステム14P上で動作する。ビューワ12P
は、初期化処理121P、HTML表示情報ファイル1
22F、監視処理123P、URL取得処理124P、
URL発行処理125P、動画再生/特殊再生処理12
6P及び動画ステータス取得処理127Pを有してい
る。特に、動画再生/特殊再生処理126P及び動画ス
テータス取得処理127Pは、オペレーティングシステ
ム14PのMCI(Media Control Interface)14a
P上で動作する。
【0034】ビューワ12Pを構成する初期化処理12
1P、監視処理123P、URL取得処理124P、U
RL発行処理125P、動画再生/特殊再生処理126
P及び動画ステータス取得処理127Pは、図1に示す
初期化部121、監視部123、URL取得部124、
URL発行部125、動画再生/特殊再生部126及び
動画ステータス取得部127をそれぞれ実現するプロセ
スである。そして、HTML表示情報ファイル122F
は、表示情報ファイル格納部122に格納される。
【0035】初期化処理121Pは、ビューワ12Pが
起動すると直ちにサーバ2から例えばHTML文書の表
示情報を記録した表示情報ファイルをダウンロードし
て、HTML表示情報ファイル122Fとして格納す
る。また、初期化処理121Pは、動画起動ファイルに
より指定された動画ファイルを動画再生/特殊再生処理
126Pにより再生させる。さらに初期化処理121P
は、監視処理123Pに対して、所定時間間隔で、例え
ば1秒毎にタイマ割り込みを発生させて監視処理を行わ
せる。
【0036】監視処理123Pは、初期化処理121P
によるタイマ割り込みに応じて監視処理を実行する。監
視処理においては、その時点でWWWブラウザ11Pで
表示しているウェブページのURLを取得し、且つ当該
ビューワ12Pで表示中の動画ファイルの再生開始時か
らの時間情報を取得する。そして、取得したURL及時
間情報を、HTML表示情報ファイル122Fに格納さ
れているHTML表示情報ファイルの情報と比較し、そ
のタイミングにおいて表示すべきURLのウェブページ
がWWWブラウザ11Pで表示されているか否かを調べ
る。そのタイミングにおいて表示すべきURLのウェブ
ページがWWWブラウザ11Pで表示されていないとき
には、URL発行処理125Pにより表示すべきウェブ
ページのURLを発行させ、WWWブラウザ11Pに該
当するウェブページを表示させる。
【0037】URL取得処理124Pは、WWWブラウ
ザ11Pにおいて表示しているウェブページのURLを
随時取得し、監視処理123Pに供給する。URL発行
処理125Pは、監視処理123Pにより指示に応じ
て、指定されたウェブページのURLをWWWブラウザ
11Pに供給する。
【0038】動画再生/特殊再生処理126Pは、初期
化処理121Pにより起動され、動画起動ファイルによ
り指定された動画ファイルを再生する。動画ステータス
取得処理127Pは、当該ビューワ12Pで表示中の動
画ファイルの再生開始時からの時間情報を随時取得す
る。
【0039】次に、上述のように構成された動画ビュー
ワ/WWWブラウザの連動による動画表示システムにお
ける動作について具体的に説明する。上述した動画表示
システムにおいては、動画を再生するビューワ部12が
動画の再生に合わせて、予め設定したタイミングで、指
定するURLのHTMLを表示せよという命令(プロセ
ス間通信コマンド)を、WWWブラウザ部11に送り、
WWWブラウザ部11がWWWサーバ21から該当する
URLのウェブページのHTML文書等をダウンロード
して表示する仕組みを基本としている。
【0040】まず、この動画表示システムの起動手順に
ついて説明する。起動に際しては、WWWブラウザ部1
1及びビューワ部12の両者を起動する。これらWWW
ブラウザ部11及びビューワ部12の両者を起動する方
法として、WWWブラウザ部11が先に起動してヘルパ
ーアプリケーションとしてビューワ部12を起動する方
法、又はビューワ部12が先に起動してWWWブラウザ
部11を連携起動させる方法のいずれを用いてもよい。
【0041】(a) WWWブラウザ部11が先に起動して
ヘルパーアプリケーションとしてビューワ部12を起動
する方法では、図5に示すように、先にWWWブラウザ
部11を起動しておき、ユーザがWWWブラウザ部11
の表示におけるリンク個所をマウス等のポインティング
デバイスによりクリックする。リンク個所にビューワ部
12を用いる動画ファイルが指定されている場合には、
このクリック操作により、図示するようにビューワ部1
2が起動する。
【0042】図5の場合には、WWWブラウザ部11の
表示画面内の「料理番組」という表示個所にビューワ部
12を必要とする動画へのリンクが設定されているとす
る。この「料理番組」という表示個所をクリックすると
動画ファイルによりビューワ部12が起動されて、該ビ
ューワ部12により動画を表示する。このとき、WWW
ブラウザ部11は元の表示をそのまま継続する。
【0043】(b) ビューワ部12が先に起動してWWW
ブラウザ部11を連携起動させる方法の場合、図6に示
すように、メニュー等において、所定のアイコンをクリ
ックすると、まず、ビューワ部12が起動して動画を表
示するとともに、そのビューワ部12がWWWブラウザ
部11の起動コマンドを発行する。この起動コマンドに
よりWWWブラウザ部11が起動され、起動コマンドの
パラメータ等により指定されたURLのウェブページの
HTML文書等がWWWブラウザ部11により表示され
る。
【0044】これら両者のいずれの方法においても、ビ
ューワ部12で再生される動画に合わせて、対応するウ
ェブページのHTML文書等がWWWブラウザ部11に
より表示される。上述したように、これらのいずれの方
法を用いてもよいが、以下においては、(a) のWWWブ
ラウザ部11が先に起動してヘルパーアプリケーション
としてビューワ部12を起動する方法を例として具体的
に説明する。
【0045】図7に示すように、WWWブラウザ部11
を起動中に、図5に示した「料理番組」という表示は、
所定の動画起動ファイル、例えば「a.mml」というファ
イルにリンクされている。WWWブラウザ部11の表示
画面上で「料理番組」という表示部分をクリックする
と、WWWブラウザ部11は、サーバ2のWWWサーバ
21から動画起動ファイル「a.mml」をダウンロードす
る。WWWブラウザ部11は、ダウンロードされた動画
起動ファイル「a.mml」をコマンドラインとしてビュー
ワ部12を起動する。ビューワ部12が起動されて、コ
マンドラインの動画起動ファイル「a.mml」が読み込ま
れると、該動画起動ファイル「a.mml」には、サーバ2
のビデオサーバ22又はCD−ROM等のような表示す
べき動画ファイルの格納個所を示すID(identifier:
識別子)番号又はフルパス名が記述されていて、ビュー
ワ部12は、その動画ファイルを再生表示する。
【0046】上述したようにヘルパーアプリケーション
としてのビューワ部12によりロードされる動画起動フ
ァイル(例えば「mml」という拡張子を有するファイル
「*.mml」)は、例えば次のようなファイルである。
【0047】(i) ビューワ部12とサーバ2のビデオサ
ーバ22との間のインタフェースで、動画ファイルのI
D番号をわたす仕様の場合には、図8に示すように「ID
=581329」等のようにID番号が記述されたファイルで
ある。 (ii) ビデオサーバ「vserver」22の動画ファイルを再
生する場合には、図9に示すように、ビデオサーバ22
における動画ファイル「abc.mpg」のパス名を示す「\\v
server\video\abc.mpg」等が記述されたファイルであ
る。 (iii) CD−ROM内の動画ファイルを再生する場合に
は、図10に示すようにCD−ROMにおける動画ファ
イルのパス名を示す「\video\abc.mpg」等が記述された
ファイルである。
【0048】次に、図4に示す動画ビューワ/WWWブ
ラウザの連動による動画表示システムの動作を詳細に説
明する。なお、以下に示す項目番号(1)〜(13)のうちの
番号(1)〜(12)はそれぞれ図4に付記した番号(1)〜(12)
にそれぞれ対応する。
【0049】(1) WWWブラウザ11Pのヘルパーアプ
リケーションとして、ビューワ12Pが起動される。 (2) 初期化処理121Pは、サーバ2からHTML表示
情報ファイル122Fをクライアント1のメモリ(図示
していない)にダウンロードする。
【0050】(3) 上述の(1)項において、動画起動ファ
イル(*.mml)に記述されている動画ファイルを動画再
生処理/特殊再生処理126Pにより再生する。 (4) 初期化処理121Pの制御に基づき、監視処理12
3Pは、例えば1秒毎にタイマ割り込みが発生するよう
に、タイマを生成する。以後、タイマによるタイマ割り
込みに従って監視処理123Pが実行される。
【0051】(5) 監視処理123Pは、URL取得処理
124Pによって、WWWブラウザ11Pから、表示中
のウェブページ(ホームページ)のURLを取得する。 (6) URL取得処理124Pは、例えばDDE、OLE
等のプロセス間通信によってWWWブラウザ11Pから
URLを取得する。
【0052】(7) 監視処理123Pは、動画ステータス
取得処理127Pより、再生中の動画ファイルの映像の
再生開始からの経過時間を示す時間情報を取得する。 (8) 監視処理123Pは、上述の(5)及び(7)項で取得し
た情報と(2)項でダウンロードしたHTML表示情報フ
ァイル122Fの情報とに基づいて、HTML表示情報
ファイル122Fにその時点で表示すべきであると指定
されたURLのウェブページ等が実際に表示されている
か否かを判定する。
【0053】(9) 上述の(8)項で表示すべきURLが表
示されていると判定された場合には、監視処理123P
は何もせずに、次のタイマ割り込みが発生するのを待
つ。すなわち、(5)〜(8)項を繰り返す。 (10) 上述の(8)項で表示すべきURLが表示されていな
いと判定された場合には、監視処理123Pは、HTM
L表示情報ファイル122Fから表示すべきURLの情
報を取得する。
【0054】(11) 監視処理123Pは、HTML表示
情報ファイル122Fから取得した表示すべきURLを
URL発行処理125Pに渡す。 (12) URL発行処理125Pは、指示されたURLで
示されるウェブページ等を表示させるコマンドをWWW
ブラウザ11Pに対してプロセス間通信により発行す
る。 (13) 以後、監視処理123Pは、次のタイマ割り込み
が発生するのを待つ。すなわち、上述の(5)項以後の処
理を繰り返す。
【0055】このようにして、ビューワ12Pによる動
画表示に連動し、HTML表示情報ファイル122Fで
設定した情報に従って、所定のHTML文書等がWWW
ブラウザ11Pにより逐次表示される。
【0056】図11にHTML表示情報ファイル122
Fの記述内容の一例を示す。図示するように、HTML
表示情報ファイル122Fには、再生開始からの経過時
間とそれに対応して表示すべきURLが、「00:00:00
http://www.xyz.co.jp/efoo1.htm」、「00:00:31 htt
p://www.xyz.co.jp/efoo2.htm」…「01:45:52 http://
www.xyz.co.jp/efoo9.htm」等のように記述されてい
る。これらは、それぞれの経過時間、例えば「00:00:0
0」になったら「http://www.xyz.co.jp/efoo1.htm」な
るURLの情報(ホームページ)を表示し、「00:00:3
1」になったら「http://www.xyz.co.jp/efoo2.htm」な
るURLの情報を表示し、以後同様にして、「01:45:5
2」になったら「http://www.xyz.co.jp/efoo9.htm」な
るURLの情報を表示することを意味する。
【0057】このようなHTML表示情報ファイル12
2Fの情報をビューワ12Pが取得する契機は、例えば
次のいずれかによる。
【0058】(a) このHTML表示情報ファイル122
Fが格納されている場所等の情報を先に述べた動画起動
ファイル(*.mml)に含めておき、ビューワ12Pがヘ
ルパーアプリケーションとして起動されるときに取得す
る。 (b) ビューワ12Pの起動時に、ビデオサーバ22等の
ある予め設定されている場所から取得する。
【0059】次に、上述したようなHTML表示情報フ
ァイル122Fの作り方を説明する。HTML表示情報
ファイル作成システムの一例を図12に模式的に示す。
なお、以下に示す項目番号〈1〉〜〈10〉のうちの番号
〈2〉〜〈9〉はそれぞれ図12に付記した番号〈2〉
〜〈9〉にそれぞれ対応する。
【0060】〈1〉まず、動画ファイルの動画映像と連
動させたい内容を記述したHTML文書のウェブページ
を作成する。 〈2〉そのウェブページのURL、例えば http://www.xyz.co.jp/df01.htm http://www.xyz.co.jp/df02.htm http://www.xyz.co.jp/df03.htm http://www.xyz.co.jp/av.htm http://www.xyz.co.jp/ax.htm をそれぞれ各行に図13に示すように記述したHTML
表示情報元ファイルF1を作成する。
【0061】〈3〉HTML表示情報ファイル作成処理
プログラムP5を起動し、該HTML表示情報ファイル
作成処理プログラム5Pに含まれる動画再生画面表示処
理P51により、対象とする動画ファイルの動画映像を
再生する。 〈4〉HTML表示情報元ファイル1Fの最初の行に0
0:00:00(経過時間ゼロ)を 00:00:00 http://www.xyz.co.jp/df01.htm のように挿入する。挿入した状態を図14に示す。
【0062】〈5〉WWWブラウザ11Pに、この最初
の行のURLのページの表示コマンドを送る。 〈6〉オペレータが再生画像を見ながらWWWブラウザ
P11に表示するウェブページを切換えたいときに、切
替操作用のボタンをクリックする(あるいは予め定めら
れた切替操作用のキーを押下する)。
【0063】〈7〉HTML表示情報ファイル作成プロ
グラム5Pは、切替操作用のボタンがクリックされたと
き、動画ステータス取得コマンド(MCI14aPに標
準で用意されているコマンド)を発行し、動画再生経過
時間を取得する。 〈8〉HTML表示情報元ファイル1Fの次の行に、取
得した動画再生経過時間を、 00:00:00 http://www.xyz.co.jp/df01.htm 00:01:27 http://www.xyz.co.jp/df02.htm のように挿入して、図15に示すような記述内容とす
る。
【0064】〈9〉WWWブラウザ11Pに、当該行に
記述されたURLのページの表示コマンドを送る。 〈10〉上述した〈6〉〜〈8〉項を、全ての行に経過時
間が挿入されるまで繰り返し実行する(上述の例の場合
には、http://www.xyz.co.jp/ax.htmの行に経過時間が
書きこまれるまで)。
【0065】このようにすれば、動画だけでなく、動
画、静止画及びテキスト等の表示を逐時組み合わせた表
示による情報提供を行うことができ、表現力の豊かな情
報提供のシステムを構築することができる。例えば、研
修システムにおいて、講師が話している様子を示す動画
表示に関連付けたタイミングで、HTML等で記述した
図あるいは説明文等を並行して表示することができる。
HTMLの記述部分をアンケート入力形式のようなウェ
ブページとすれば、教育又は研修等における設問及びそ
れに対する回答のシステムも実現することが可能であ
る。
【0066】静止画及びテキスト表示に既存のWWWブ
ラウザを利用するので、システムの開発コストを削減す
ることができる。また、既存のWWWブラウザを利用す
るので、異なるシステム間での移植性にも優れている。
【0067】なお、上述における監視処理は一定時間毎
のタイマ割り込みにより行うようにしたが、表示情報フ
ァイルに記述したタイミングにおいてのみ割り込みを発
生させるようにスケジュールされたタイマ割り込みとし
てもよい。
【0068】また、この発明の動画表示システムは、専
用のシステムとして構成することなく、通常のコンピュ
ータシステムを用いて実現することができる。例えば、
コンピュータシステムに上述の動作を実行するためのプ
ログラムを格納した媒体(フロッピーディスク、CD−
ROM等)から該プログラムをインストールすることに
より、上述の処理を実行する動画表示システムを構築す
ることができる。なお、上述の機能を、OSが分担又は
OSとアプリケーションの共同により実現する場合等に
は、OS以外の部分のみを媒体に格納してもよい。ま
た、OSと上記WWWブラウザ部11以外の部分のみを
媒体に格納し、例えばOSと上記WWWブラウザ部11
と同様の機能を有するブラウザを備えるコンピュータシ
ステムに、インストールするようにしてもよい。
【0069】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための媒体は、狭義の記憶媒体に限らず、通信回線、
通信ネットワーク及び通信システムのように、一時的且
つ流動的にプログラム等の情報を保持する通信媒体等を
含む広義の記憶媒体であってもよい。
【0070】例えば、インターネット等の通信ネットワ
ーク上に設けたFTP(File Transfer Protocol)サー
バに当該プログラムを登録し、FTPクライアントにネ
ットワークを介して配信してもよく、通信ネットワーク
の電子掲示板(BBS:Bulletin Board System)等に
該プログラムを登録し、これをネットワークを介して配
信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OS
(Operating System)の制御下において実行することに
より、上述の処理を達成することができる。さらに、通
信ネットワークを介してプログラムを転送しながら起動
実行することによっても、上述の処理を達成することが
できる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、動画ファイルによる動画表示とそれ以外の情報、例
えば文字、静止画あるいはアニメーション等の情報、の
表示とを表示情報ファイルに従って逐時監視することに
より連動させ、表現力に富んだ表示を可能とする動画表
示システム及び媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る動画ビューワ/W
WWブラウザの連動による動画表示システムの構成を模
式的に示すブロック図である。
【図2】図1の動画ビューワ/WWWブラウザの連動に
よる動画表示システムの構築環境の構成を模式的に示す
ブロック図である。
【図3】図1の動画ビューワ/WWWブラウザの連動に
よる動画表示システムのハードウェア/ソフトウェアを
総合したシステム構成を模式的に示すブロック図であ
る。
【図4】図1の動画ビューワ/WWWブラウザの連動に
よる動画表示システムのソフトウェア構成を模式的に示
すブロック図である。
【図5】図1の動画ビューワ/WWWブラウザの連動に
よる動画表示システムの動作におけるヘルパー型のビュ
ーワ起動を説明するための模式図である。
【図6】図1の動画ビューワ/WWWブラウザの連動に
よる動画表示システムの動作における他のビューワ及び
WWWブラウザの連動起動を説明するための模式図であ
る。
【図7】図1の動画ビューワ/WWWブラウザの連動に
よる動画表示システムの動作におけるヘルパー型のビュ
ーワ起動の動作を説明するための模式図である。
【図8】図1の動画ビューワ/WWWブラウザの連動に
よる動画表示システムに用いられる動画起動ファイルの
一例を説明するための模式図である。
【図9】図1の動画ビューワ/WWWブラウザの連動に
よる動画表示システムに用いられる動画起動ファイルの
他の一例を説明するための模式図である。
【図10】図1の動画ビューワ/WWWブラウザの連動
による動画表示システムに用いられる動画起動ファイル
のその他の一例を説明するための模式図である。
【図11】図1の動画ビューワ/WWWブラウザの連動
による動画表示システムに用いられるHTML表示情報
ファイルの一例を説明するための模式図である。
【図12】図1の動画ビューワ/WWWブラウザの連動
による動画表示システムに用いられるHTML表示情報
ファイルの作成方法を説明するための模式的ブロック図
である。
【図13】図1の動画ビューワ/WWWブラウザの連動
による動画表示システムに用いられるHTML表示情報
ファイルの作成途中の状態を説明するための模式図であ
る。
【図14】図1の動画ビューワ/WWWブラウザの連動
による動画表示システムに用いられるHTML表示情報
ファイルの作成途中の他の状態を説明するための模式図
である。
【図15】図1の動画ビューワ/WWWブラウザの連動
による動画表示システムに用いられるHTML表示情報
ファイルの作成途中のその他の状態を説明するための模
式図である。
【図16】従来の動画表示システムを説明するためのコ
ンピュータシステムの概略構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 クライアント 2 サーバ 3 ネットワーク 11 WWWブラウザ部 12 ビューワ部 21 WWWサーバ 22 ビデオサーバ 23 ディスク装置 121 初期化部 122 表示情報ファイル格納部 123 監視部 124 URL取得部 125 URL発行部 126 動画再生/特殊再生部 127 動画ステータス取得部 11P WWWブラウザ 12P ビューワ 13P HTTP処理部 14P オペレーティングシステム(OS) 15P TCP/IP処理部 16P 通信デバイスドライバ 17H 通信インタフェース 18P ディスクデバイスドライバ 19H CD−ROMドライブ 121P 初期化処理 122F HTML表示情報ファイル 123P 監視処理 124P URL取得処理 125P URL発行処理 126P 動画再生/特殊再生処理 127P 動画ステータス取得処理 14aP MCI
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/14 G09G 5/14 Z 5/36 510 5/36 510M

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動画ファイルを再生表示する動画ビューワ
    手段と、 前記動画ファイル以外の文字及び画像情報を含む表示情
    報を表示するブラウザ手段と、 前記ブラウザ手段が表示している前記表示情報に対応す
    る識別情報を取得するブラウズ情報取得手段と、 前記動画ファイルの再生表示中に、該動画ファイルの再
    生経過時間を逐次取得する動画ステータス取得手段と、 前記動画ステータス取得手段により取得される再生経過
    時間に対し前記ブラウズ情報取得手段により取得される
    前記識別情報が、前記動画ファイルに関連した表示情報
    ファイルに従っているか否かを監視する監視処理手段
    と、 前記監視処理手段により、前記再生経過時間に対する前
    記識別情報が前記表示情報ファイルに従っていないと判
    定されたときは、前記表示情報ファイルに従った前記識
    別符号に対応する前記表示情報を前記ブラウザ手段に表
    示させる表示情報制御手段と、を具備することを特徴と
    する動画表示システム。
  2. 【請求項2】前記ブラウザ手段は、HTML(Hypertex
    t Markup Language)形式で記述されたHTML情報か
    らなる前記表示情報を、該表示情報に対応するURL
    (Universal Resource Locator)を含む識別情報に基づ
    いて、前記表示情報の格納個所からダウンロードして表
    示する手段を含み、 前記ブラウズ情報取得手段は、前記ブラウザ手段に表示
    されている表示情報に対応するURLを含む前記識別情
    報を取得する手段を含む、 ことを特徴とする請求項1に記載の動画表示システム。
  3. 【請求項3】前記監視処理手段は、タイマ割り込みに応
    じて、前記再生経過時間に対する前記ブラウザ手段の表
    示情報が、前記表示情報ファイルに従っているか否かを
    所定時間毎にチェックする手段を含むことを特徴とする
    請求項1又は2に記載の動画表示システム。
  4. 【請求項4】動画ファイルを再生表示する動画ビューワ
    手段と、 HTML(Hypertext Markup Language)形式で記述さ
    れたHTML情報からなる表示情報を、該表示情報に対
    応する識別情報に基づいて、前記表示情報の格納個所か
    らダウンロードして表示するブラウザ手段と、 前記ブラウザ手段が表示している前記表示情報の格納個
    所を示すURL(Universal Resource Locator)からな
    る前記識別情報を取得するURL取得手段と、 前記動画ファイルの再生表示中に、該動画ファイルの再
    生経過時間を逐次取得する動画ステータス取得手段と、 前記動画ファイルの再生経過時間と前記ブラウザ手段に
    表示させるべき表示情報の識別情報との対応関係が記述
    された表示情報ファイルを、前記動画ビューワ手段によ
    る前記動画ファイルの再生開始時に、該表示情報ファイ
    ルの格納個所からダウンロードする表示情報ファイル取
    込手段と、 所定時間毎に、前記動画ステータス取得手段により取得
    される再生経過時間に対し前記URL取得手段により取
    得される前記識別情報が、前記表示情報ファイルに従っ
    ているか否かを監視する監視処理手段と、 前記監視処理手段により、前記再生経過時間に対する前
    記識別情報が前記表示情報ファイルに従っていないと判
    定されたときは、前記表示情報ファイルに従った前記識
    別情報に対応する前記表示情報を前記ブラウザ手段に表
    示させる表示情報制御手段と、 を具備することを特徴とする動画表示システム。
  5. 【請求項5】動画ファイル以外の文字及び画像情報を含
    む表示情報を表示するブラウザ手段を備えるコンピュー
    タを、 動画ファイルを再生表示する動画ビューワ手段、 前記ブラウザ手段が表示している前記表示情報に対応す
    る識別情報を取得するブラウズ情報取得手段、 前記動画ファイルの再生表示中に、該動画ファイルの再
    生経過時間を逐次取得する動画ステータス取得手段、 前記動画ステータス取得手段により取得される再生経過
    時間に対し前記ブラウズ情報取得手段により取得される
    前記識別情報が、前記動画ファイルに関連した表示情報
    ファイルに従っているか否かを監視する監視処理手段、 前記監視処理手段により、前記再生経過時間に対する前
    記識別情報が前記表示情報ファイルに従っていないと判
    定されたときは、前記表示情報ファイルに従った前記識
    別情報に対応する前記表示情報を前記ブラウザ手段に表
    示させる表示情報制御手段、 として機能させるためのプログラムを記憶したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】HTML(Hypertext Markup Language)
    形式で記述されたHTML情報からなる表示情報を、該
    表示情報に対応する識別情報に基づいて、前記表示情報
    の格納個所からダウンロードして表示するブラウザ手段
    を備えるコンピュータを、 動画ファイルを再生表示する動画ビューワ手段、 前記ブラウザ手段が表示している前記表示情報に対応す
    るURL(UniversalResource Locator)からなる前記
    識別情報を取得するURL取得手段、 前記動画ファイルの再生表示中に、該動画ファイルの再
    生経過時間を逐次取得する動画ステータス取得手段、 前記動画ファイルの再生経過時間と前記ブラウザ手段に
    表示させるべき表示情報の識別情報との対応関係が記述
    された表示情報ファイルを、前記動画ビューワ手段によ
    る前記動作ファイルの再生開始時に、該表示情報ファイ
    ルの格納個所からダウンロードする表示情報ファイル取
    込手段、 タイマ割り込みにより、前記動画ステータス取得手段に
    より取得される再生経過時間に対し前記URL取得手段
    により取得される前記識別情報が、前記表示情報ファイ
    ルに従っているか否かを監視する監視処理手段、 前記監視処理手段により、前記再生経過時間に対する前
    記識別情報が前記表示情報ファイルに従っていないと判
    定されたときは、前記表示情報ファイルに従った前記識
    別情報に対応する前記表示情報を前記ブラウザ手段に表
    示させる表示情報制御手段、 として機能させるためのプログラムを記憶したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001057673A (ja) * 1999-08-18 2001-02-27 Daiei Media Solutions Inc 放映配信システム
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