JPH11296536A - ホームページ中の映像データの自動表示装置およびホームページ中の映像データの自動表示制御方法 - Google Patents

ホームページ中の映像データの自動表示装置およびホームページ中の映像データの自動表示制御方法

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JPH11296536A
JPH11296536A JP10096496A JP9649698A JPH11296536A JP H11296536 A JPH11296536 A JP H11296536A JP 10096496 A JP10096496 A JP 10096496A JP 9649698 A JP9649698 A JP 9649698A JP H11296536 A JPH11296536 A JP H11296536A
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JP
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scenario
display
information
homepage
video data
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Withdrawn
Application number
JP10096496A
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English (en)
Inventor
Atsushi Narisawa
敦 成沢
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ホームページ情報提供者のサーバーに負荷をか
けず、コンテンツ作成等の際に少い労力で、ホームペー
ジ中の映像データに次次にアクセスし、閲覧可能にす
る。 【解決手段】このホームページ中の音楽データの自動表
示装置1では、表示部11を有する表示手段と、ネット
ワーク2に接続する接続手段と、ネットワーク2を介し
て、音楽情報に関するホームページを有するWWWサー
バー6やその他のホームページを有するWWWサーバー
6a、6bにアクセスしそのホームページを表示部11
に表示するための制御手段と、アクセスしたホームペー
ジ内に自動表示を行うためのシナリオスクリプトが存在
するか否かを判定するシナリオスクリプト判断手段と、
このシナリオスクリプト判断手段によってシナリオスク
リプトが存在すると判断されたとき、シナリオ関係情報
をそのシナリオスクリプトから抽出し解析する抽出解析
手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワールドワイドウ
エブ(World Wide Web)の中の各種サイトにあるホーム
ページ中の映像データ(以下ホームページ中の映像デー
タという)をインターネット等を介して所定のシナリオ
に沿って次々と自動表示する装置およびホームページ中
の映像データの自動表示制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネット上のホームページ
(以下各サイトのトップページおよびその他のページの
いずれをも指すものとして使用)の情報であるホームペ
ージ情報を閲覧するプラウザソフトとして、各種のウエ
ブプラウザーが知られている。このプラウザソフトを使
用してユーザーは、次々とホームページ情報を閲覧し
て、いわゆるネットサーフィンを楽しんでいる。
【0003】しかし、このネットサーフィンは、ユーザ
ーの完全な能動的な行為に基づくものである。このた
め、ユーザーが特定のサイトを閲覧する場合、その中に
どのような重要な情報があるか否かが不明であるため、
時間をかけてそのサイトの全ページを閲覧するか、勘で
所定のページだけを飛ばし読みすることとなる。また、
能動的に各ウエブを閲覧することは、ユーザーにとって
自由裁量があり好ましい面はあるものの、労力がかかり
面倒な面も多い。一方、ホームページ情報を提供してい
るいわゆるコンテンツ提供側としては、アクセスしてき
た人々にそのサイトの中で特に見て欲しいページが存在
する場合がある。
【0004】このようなことから最近では、プッシュ技
術やプル技術と呼ばれるものが現れてきている。このう
ちプッシュ技術は、図11に示すように、サーバー81
にある所定のホームページ情報を複数の契約クライアン
ト82へインターネット83を介して配信するものであ
り、一種の新聞配達と言えるものである。また、定期的
に情報を送り出すこととなるこのプッシュ技術の変形と
して、ユーザーがソフトをインストールし、そのソフト
に登録されているサーバーに自動的にアクセスし、情報
が更新されていればその情報をとってくる技術も利用さ
れ始めている。
【0005】また、プル技術は、図12に示すように、
HTML(Hiper Text Markup Language)文書で書かれ
た特定のホームページ91のヘッダ91に、例えば「つ
ぎの表示はBページです。10秒後にBページを表示し
ます。」との表示をし、次に表示するホームページをリ
ンクさせておくようにする。そして、Bページとなるホ
ームページ92のヘッダ92aにも同様にCページへの
リンクを記述しておく。さらに、Cページとなるホーム
ページ93のヘッダ93aには、Dページへのリンクを
記述しておく。このように、次から次へとリンク先を記
述しておく。この結果、ユーザーとなるクライアント
は、ホームページ91をプルダウンしてくることによ
り、次から次へとホームページを閲覧することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のプッシュ技術
は、複数の契約クライアント82等へ、ホームページ情
報を次から次へまたは同時に送信するため、サーバー8
1に対して大きな負荷が加わることとなる。このため、
サーバー81を大型の高価格なものとする必要が生ず
る。また、図11に示すプッシュ技術や、登録されてい
るサーバーに自動的にアクセスし、そこの情報が更新さ
れていればその情報をとってくるプッシュ技術では、配
信されるクライアント側は、全くの受け身となり、その
クライアントにとって、時には不要な情報も配信されて
くることとなる。
【0007】また、従来のプル技術は、各ホームページ
91,92,93のヘッダ91a,92a,93aにリ
ンク記述等の記述をそれぞれ記載する必要が生ずる。こ
のため、このプル技術を採用しようとすると、従来の記
述を変更する必要が生ずる。しかも、その記述は各頁毎
に異なるものとなる。加えて、リンク関係を変更しよう
とすると、その変更によって影響を受ける全てのページ
の記述を再び変更する必要が生ずる。このような作業は
極めて面倒であり、リンクミスも生じがちとなる。特
に、映像情報のように、最新情報が必要で、しかもその
売れ行きや人気度がめまぐるしく変化する場合、そのリ
ンク関係を変更する作業は、極めて面倒で大変な労力を
必要とする。
【0008】本発明は、上述の問題に鑑みて、ホームペ
ージ情報提供者のサーバーに負荷をかけず、また、コン
テンツ作成等の際に余分な労力をほとんどかけずに、ホ
ームページ中の映像データに次から次へとアクセスし、
閲覧できるホームページ中の映像データの自動表示装置
およびホームページ中の映像データの自動表示制御方法
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載のホームページ中の映像データの自動
表示装置では、表示部を有する表示手段と、ネットワー
クに接続する接続手段と、ネットワークを介して、映像
情報に関するホームページを有するWWWサーバーやそ
の他のホームページを有するWWWサーバーにアクセス
しそのホームページを表示部に表示するための制御手段
と、アクセスしたホームページ内に自動表示を行うため
のシナリオスクリプトが存在するか否かを判定するシナ
リオスクリプト判断手段と、このシナリオスクリプト判
断手段によってシナリオスクリプトが存在すると判断さ
れたとき、シナリオ関係情報をそのシナリオスクリプト
から抽出し解析する抽出解析手段を備え、アクセスされ
たホームページ中に映像情報に関するシナリオスクリプ
トが存在するとき、解析されたシナリオ関係情報に基づ
き、映像情報に関連する映像データが存在するホームペ
ージにネットワークを介して自動的にアクセス可能と
し、表示部にその映像データを表示している。
【0010】このため、サーバーに負担をかけずに、ホ
ームページ内のシナリオ関係情報に基づいて、次から次
へとホームページ中の映像データにアクセスすることが
可能となる。また、所定ファイル、例えばトップページ
のみにシナリオ関係情報を記述すれば良いので、コンテ
ンツ作成者等に大きな労力をかけることがない。
【0011】なお、表示手段としては、ネットワークに
接続されている液晶表示部を有するネットワークディス
プレイ、パーソナルコンピュータのCRT等のディスプ
レイ、ネットワークにつながるテレビのモニター等を採
用することができる。さらに、ネットワークとしては、
インターネットの他に、イントラネットと呼ばれている
インターネットのプロトコルを使用して企業内等の特定
の間を結んだネットワークや衛星等を一部に利用した無
線利用のネットワーク等、種々のネットワークを利用す
ることができる。また、制御手段としては、CPU、M
PU等の各種のプロセッサを採用できる。そして、この
CPUやMPU等は、シナリオスクリプト判断手段や抽
出解析手段も兼ねるようになっている。
【0012】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載のホームページ中の映像データの自動表示装置にお
いて、ネットワークをインターネットとし、シナリオ関
係情報には、他のホームページのアドレス等からなるシ
ナリオ情報およびアクセスの際の制御属性とが含まれる
と共に、映像データには画像用データが含まれ、その画
像用データを再生する画像再生手段を設けている。
【0013】このため、映像情報を含むシナリオ関係情
報が記述された所定のホームページにアクセスすると、
そのシナリオ関係情報中のシナリオに基づいて、次々と
ホームページが自動表示され、映像データを確認できる
こととなる。しかも、映像データには、画像用データが
含まれているので、ユーザーはその画像を画像再生手段
によって再生し楽しむことができる。
【0014】さらに、請求項3記載の発明では、請求項
1または2記載のホームページ中の映像データの自動表
示装置において、制御手段は、シナリオスクリプト判断
手段が動作するとき、同時または事前にホームページ中
の映像情報を表示部に表示させるためのプラウザソフト
を立ち上げるようにすると共に、シナリオ関係情報中に
組み込まれた、アクセス側の制御を許すか否かの情報の
内容、および先読み機能を有効にするか否かの情報の内
容を判断する制御判断手段を設け、アクセス側の制御を
許す場合には、インタラクティブ性を持たせるように
し、先読み機能を有効にする場合には、シナリオ上、次
に表示されるべきホームページおよび映像データをプラ
ウザのキャッシュに先読みする機能をアクセス時に持た
せるようにしている。
【0015】このように、シナリオスクリプト判断手段
と同時または事前にプラウザソフトが立ち上がるので、
シナリオ関係情報のあるホームページをまずプラウザソ
フトで取り込むことが可能となる。そして、この取り込
まれたHTML文書等のファイルをシナリオスクリプト
判断手段が受け取るようにすることができる。しかも、
シナリオ関係情報中にアクセス側の制御を許すか否かの
情報が組み込まれており、アクセス側の制御を許さない
ときは、シナリオ等に沿って完全な自動表示がなされ、
アクセス側の制御を許すときは、例えばシナリオを途中
で止めたり、逆回しや先送り等各種のインタラクティブ
性を持たせることができる。この結果、コンテンツ提供
側、アクセス側(=クライアント側)双方にとって使い
勝手の良いものとなる。また、シナリオ上、次に表示さ
れるべきホームページおよび映像データをプラウザのキ
ャッシュに先読みする機能をアクセス時に持たせるよう
にしているので、ネットワーク回線の速度に左右されな
いで、ホームページの切り替えを高速に行うことができ
る。
【0016】加えて、請求項4記載の発明では、請求項
1、2または3記載のホームページ中の映像データの自
動表示装置において、シナリオスクリプト中に記載する
ホームページとして、画像用データが含まれるホームペ
ージのみを選択すると共に、その画像用データを再生す
る画像再生手段を設けている。
【0017】このため、ユーザーは、ホームページを見
る感覚で、画像を次から次へと見ることができ、娯楽感
を満足させることができる。一方、コンテンツ作成側
は、売り上げベスト10などの表示をホームページの所
定部分に行い、そこから実際の映像紹介ページにリンク
させ、その映像の一部を流すようにすることができる。
しかも、その順位が変更になったとしても、シナリオス
クリプトのみの変更だけで済み、変更作業が極めて簡単
となる。
【0018】また、請求項5記載のホームページ中の映
像データの自動表示制御方法では、アクセスしたホーム
ページ内に自動表示を行うためのシナリオスクリプトが
存在するか否かを判定するシナリオスクリプト判断工程
と、このシナリオスクリプト判断工程によってシナリオ
スクリプトが存在すると判断されたとき、シナリオ関係
情報をそのシナリオスクリプトから抽出し解析する抽出
解析工程と、アクセスされたホームページ中に映像情報
に関するシナリオスクリプトが存在するとき、解析され
たシナリオ関係情報に基づき、映像情報に関連する映像
データが存在するホームページにネットワークを介して
自動的にアクセスするアクセス工程と、表示部にその映
像データを表示する表示工程とを備えている。
【0019】このため、この制御方法を採用すると、サ
ーバーに負担をかけずに、ホームページ内のシナリオ関
係情報に基づいて、次から次へとホームページ中の映像
データにアクセスすることが可能となる。また、所定フ
ァイル、例えばトップページのみにシナリオ関係情報を
記述すれば良いので、コンテンツ作成者等に大きな労力
をかけることがない。
【0020】さらに、請求項6記載の発明では、請求項
5記載のホームページ中の映像データの自動表示制御方
法において、ネットワークをインターネットとし、シナ
リオ関係情報には、他のホームページのアドレス等から
なるシナリオ情報およびアクセスの際の制御属性とが含
まれると共に、映像データには画像用データが含まれ、
その画像用データを再生する再生工程を設けている。
【0021】このため、映像情報を含むシナリオ関係情
報が記述された所定のホームページにアクセスすると、
そのシナリオ関係情報中のシナリオに基づいて、次々と
ホームページが自動表示され、映像データを確認できる
こととなる。しかも、映像データには、画像用データが
含まれているので、ユーザーは再生工程によってその画
像を楽しむことができる。
【0022】加えて、請求項7記載の発明では、請求項
5または6記載のホームページ中の映像データの自動表
示制御方法において、シナリオスクリプト判断工程中ま
たはこの工程以前に、ホームページ中の映像情報を表示
部に表示させるためのプラウザソフトを立ち上げる表示
ソフト立ち上げ工程を設けると共に、シナリオ関係情報
中に組み込まれた、アクセス側の制御を許すか否かの情
報の内容、および先読み機能を有効にするか否かの情報
の内容を判断する制御判断工程を設け、アクセス側の制
御を許す場合には、アクセス工程中および表示工程中に
インタラクティブ性を持たせるようにし、先読み機能を
有効にする場合には、表示工程中でシナリオ上、次に表
示されるべきページおよび映像データをプラウザのキャ
ッシュに先読みする機能をアクセス工程に持たせるよう
にしている。
【0023】このように、シナリオスクリプト判断工程
と同時または事前にプラウザソフトが立ち上がるので、
シナリオ関係情報のあるホームページをまずプラウザソ
フトで取り込むことが可能となる。そして、この取り込
まれたHTML文書等のファイルをシナリオスクリプト
判断工程において受け取るようにすることができる。し
かも、シナリオ関係情報中にアクセス側の制御を許すか
否かの情報が組み込まれており、アクセス側の制御を許
さないときは、シナリオ等に沿って完全な自動表示がな
され、アクセス側の制御を許すときは、例えばシナリオ
を途中で止めたり、逆回しや先送り等各種のインタラク
ティブ性を持たせることができる。この結果、コンテン
ツ提供側、アクセス側(=クライアント側)双方にとっ
て使い勝手の良いものとなる。また、シナリオ上、次に
表示されるべきホームページおよび映像データをプラウ
ザのキャッシュに先読みする機能をアクセス時に持たせ
るようにしているので、ネットワーク回線の速度に左右
されないで、ホームページの切り替えを高速に行うこと
ができる。
【0024】また、請求項8記載の発明では、請求項
5、6または7記載のホームページ中の映像データの自
動表示制御方法において、シナリオスクリプト中に記載
するホームページとして、画像用データが含まれるホー
ムページのみを選択すると共に、その画像用データを再
生する音声再生工程を設け、画像用データを再生するよ
うにしている。
【0025】このため、ユーザーは、ホームページを閲
覧する感覚で、画像を次から次へと見ることができ、娯
楽感を満足させることができる。一方、コンテンツ作成
側は、売り上げベスト10などの表示をホームページの
所定部分に行い、そこから実際の映像紹介ページにリン
クさせ、その映像の一部を流すようにすることができ
る。しかも、その順位が変更になったとしても、シナリ
オスクリプトのみの変更だけで済み、変更作業が極めて
簡単となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図1から図10に基づき説明する。この実施の形態のホ
ームページ中の映像データの自動表示装置は、ローカル
ネットワークであるLAN3を介してネットワークとな
るインターネット2に接続されるネットワークディスプ
レイ1となっている。このネットワークディスプレイ1
は、LAN3、外部への接続のためのホストとなるパー
ソナルコンピュータ(以下パソコンという)4、デジタ
ル公衆回線網であるISDN5、プロバイダのホストコ
ンピュータ(以下WWWサーバーという)6を介してイ
ンターネット2と接続される。このWWWサーバー6
は、URL(Uniform Resource Locator)で特定される
が、通常はhttp(Hyper-Text Transfer Protocol)
を使用してアクセスされるため、「http」の表示が
なされる。なお、このネットワークディスプレイ1は、
当然のことながら、映像情報のホームページばかりでな
く、各種のホームページにアクセスできるものとなって
いる。
【0027】インターネット2には、他のWWWサーバ
ー6a,6bが接続される。また、WWWサーバー6に
は、他のLAN3a等を介してサーバーとなるサーバー
コンピュータ7やパソコン4a等が接続され、サーバー
コンピュータ7にはディスプレイ7aが接続されてい
る。なお、LAN3には、他のネットワークディスプレ
イ1a,1bやパソコン4b等が接続されている。ここ
で、ホームページ中の映像情報の自動表示装置となる装
置は、表示手段の一部を兼ねるネットワークディスプレ
イ1,1a,1bの他に、パソコン4,4a,4bやサ
ーバーコンピュータ7とディスプレイ7a等を適用して
も良い。なお、ISDN5とパソコン4との接続、IS
DN5とLAN3aとの接続等には、DSU(デジタル
サービスユニット)、ターミナルアダプタ、モデム、I
Pルーダ等のネットワークへの接続手段が用いられる。
【0028】ネットワークディスプレイ1,1a,1b
(以下、これらを代表してネットワークディスプレイ1
について説明する)は、図2に示すように、中央の液晶
からなる表示部11と、表示部11の周辺に配置される
操作部12と、音を出力するスピーカー部13と、特定
のウエブページにアクセスできる磁気カードが挿入され
そのアドレスを読み取ったり、その他の磁気カードを読
み取る磁気カードリーダ部14と、電源ラインやホスト
となるパソコン4に接続される接続部15とから主に構
成されている。
【0029】表示部11の左右の操作部12は、1〜1
0の10種類のメニュー釦12があり、この各釦12a
に近接した表示部11に、対応する操作メニューの表示
がなされる。例えば、パソコン4内に保管されている各
種のアニメーションをその番号によって選択するように
する。すなわち、1番のメニュー釦12aを押すと、1
番のアニメーションが再生されるようにする。また、表
示部11の下側には、インターネット上のホームページ
にアクセスしたときの各種の操作釦部12bが配置され
ている。また、磁気カードリーダ部14の近傍に、画面
の操作矢印を上下左右に動かすための指示操作部12c
が設けられている。
【0030】このようなネットワークディスプレイ1の
回路構成は次のとおりとなっている。すなわち、ネット
ワークディスプレイ1は、図3に示すように、LCD
(液晶)からなる表示部11と、制御手段となるCPU
メモリ(=中央処理装置)21と、専用グラフィックス
LSI22と、プログラムROM23と、パソコン4等
の外部情報源24からの指示を受けCPUメモリ21に
伝えたり、CPUメモリ21からの指示をパソコン4に
伝えるデータ受送信回路25と、専用グラフィックスL
SI22に接続されるVRAM(ビデオラム)26と、
外部のアンプやスピーカー部13に音を供給するサウン
ド回路27と、表示部11を駆動制御する表示部用LS
I28と、表示用プログラム等を記憶するメモリ29と
から構成される。なお、専用グラフィックスLSI22
と、専用グラフィックスLSI22に接続されるVRA
M(ビデオラム)26とで画像再生手段を構成してい
る。
【0031】なお、外部情報源24は、ネットワークデ
ィスプレイ1の外部にあって、ネットワークディスプレ
イ1の表示内容を大極的に制御するものとなっている。
また、プログラムROM23には、CPUメモリ21が
ウエブプラウザーや表示用プログラムから特定のデータ
を取り込み、表示の制御をするためのプログラムと、外
部情報源24からの指令を受け取り、表示の流れを切り
替えたり、指示された特定の画像を指定された特定の位
置へ表示する処理を行うためのプログラムとが格納され
ている。
【0032】ここで、専用グラフィックスLSI22
は、CPUメモリ21によって各画面間のシーケンスの
制御を受ける一方、各画面内での一連の画像やスプライ
トの表示については、メモリ29中のプログラムやデー
タを見に行ってそのプログラムやデータに基づいて、そ
のスプライト等の一連の動きを制御するようになってい
る。さらに、VRAM26は、2画面分を取り込めるも
のとなっている。2画面としたのは、1画面を表示用と
して、もう1画面を書き込み用としたためである。この
2画面方式により書き込み途中のちらつきをなくし、画
質を向上させている。また、サウンド回路27は、8ビ
ット、8KHz、1チャンネルのものとなっているが、
他の値のものを適宜採用できる。
【0033】このネットワークディスプレイ1のメモリ
29またはハードディスク(図示省略)上に、ホームペ
ージ情報の自動表示用プログラム(以下表示用プログラ
ムという)をインストールする。このインストールは、
インターネット2や他のネットワークを利用して通信に
よる配信、配送によって行っているが、ネットワークデ
ィスプレイ1にCD−ROM読み取り機構等の情報記憶
媒体読み取り部を設けるようにすればCD−ROM等の
情報記憶媒体を利用しても良い。
【0034】一方、アクセスされるホームページ情報、
例えば他のWWWサーバー6a上に書かれたホームペー
ジ情報中にシナリオスクリプトを記述しておく。なお、
シナリオスクリプトの記述されたページへのリンクリス
トをトップページに書き込んでおいても良い。シナリオ
スクリプトは、シナリオ情報および制御属性から構成さ
れるシナリオ関係情報とコメントとを有し、HTMLフ
ァイルの中にスクリプトタグを用いて記述される。例え
ば、〈script language="○○○ Script"〉...〈/scrip
t〉と記述される。このスクリプトタグを表示用プログ
ラムが発見し、その中に”○○○ Script"と書かれてあ
ることによって表示用プログラムが起動することとな
る。
【0035】また、スクリプトタグの間にシナリオ情報
と制御属性を次のように書き込む。すなわち、シナリオ
情報は、Page属性に書き込まれる。そして、HTM
Lファイル中で、スクリプトタグで囲まれた間に出現す
る順番どおりにシナリオが組まれる。シナリオ情報の記
述は、 Page="http://.........../123.html" Page="http://.........../abc/html" Page="http://.........../xyz/jpg 等のようにして行う。
【0036】制御属性は、シナリオ情報に基づいて表示
される表示形態を調整するもので、次の5つの機能制御
が可能となっている。第1は、ユーザーの介入の有無を
制御するもので、UserCtrl="ON"またはUserCtrl="OFF"
と記述される。前者の記述を行うと、アクセスするユー
ザー(クライアント)が表示速度を制御できるようにな
る。後者の記述を行うと、ユーザーの制御が不可能とな
り、記述されたどおりの表示がなされる。なお、初期値
は、"ON"とされている。第2は、ページ切替の時間間隔
を制御する「Interval」で、1(=Short)から1
0秒(=Long)の間の整数値を設定できる。例えば
Interval=”3”とすれば3秒間隔でページが切り替
わっていくこととなる。なお、初期値は5秒となってい
る。
【0037】第3は、1頁が表示画面に納まっていない
ときに表示部分を移動させる際のスクロール速度で「Sc
roll」の記述で設定される。設定は、低速から高速まで
20段階に切り替えることができるようになっている。
この実施の形態では、必ずスクロールするようにされて
いるが、スクロールをオフにできるようにしても良い。
第4は、シナリオの繰り返し回数を制御する「Loop」
で、「−1」から「127」回までの整数値を設定でき
る。ここで「0」は「1」と同じと解釈され、「−1」
は無限ループとなる。なお、初期値は1回とされる。第
5は、ネットワークの回線が高速でない場合、表示ペー
ジの次のページを先読みし、プラウザソフトのキャッシ
ュに登録することにより、次ページへの切り替えを高速
に行うための機能で「PreLoad」で記述される。設定
は、"ON"で有効、"OFF"で無効に設定される。
【0038】以上のようなシナリオ情報および制御属性
の記述例を図4に示す。この図中で示される”<!−
−”は、コメントタグで、通常のウエブプラウザーにお
けるコメントの終了は、”−−>”で記述される。この
ため、この表示用プログラムを使用すると、図4の例で
は、シナリオ情報と制御属性部分は、コメントアウトさ
れず検知される。しかし、通常のウエブプラウザーで
は、図4の矢示Aで示す行から矢示Bに示す行までがコ
メントとされ、無視される。なお、これらの記述は、ウ
エブプラウザー中のソースコマンドを選択すると、内容
を表示することが可能である。
【0039】次に、このように構成され、かつ表示用プ
ログラムがインストールされたネットワークディスプレ
イ1の動作について説明する。
【0040】まず、電源をオンにし、ネットワークディ
スプレイ1を動作状態にする。そして、LAN3、パソ
コン4、ISDN5、WWWサーバータ6を介してイン
ターネット2へ接続する。このとき、インターネットア
クセス用の操作釦部12b、指示操作部12cを利用し
て接続を行う。その後、図5のフローチャートに示され
るように、まずウエブプラウザーを立ち上げる(ステッ
プS11)。次にこの表示用プログラムを立ち上げる
(ステップS12)。なお、表示用プログラムを立ち上
げることによって、ウエブプラウザーが自動的に立ち上
がるようにしても良い。
【0041】表示用プログラムが立ち上がると、パーソ
ナルコンピュータ版(以下PC版という)の場合は、図
7に示すようなメインダイアログボックス31が表示さ
れる。しかし、ネットワークディスプレイ1の場合、表
示部11に、図7に示すようなメインダイアログボック
ス31を表示しても良いが、各釦12aや操作釦部12
b等で代用するようにしても良い。ここで、上部の第1
のスライドボタン表示部32は、ページ切替時間間隔設
定スライドで、ページ切替のインターバルを変更でき
る。その下の第2のスライドボタン表示部33は、スク
ロール速度設定スライドで、スクロール速度を変更でき
る。
【0042】「>」で表示されるボタン画面は、次ペー
ジへ移動させるフォワードボタン34で、「<」で表示
されるボタン画面は、前ページへ移動させるバックボタ
ン35である。「‖」で表示されるボタン画面は、自動
巡回モードと手動巡回モードを切り替えるポーズボタン
36で、「STOP」表示されるボタン画面は、この表
示用プログラムに基づく巡回を終了させるストップボタ
ン37となっている。また、「QUIT」のボタン画面
からなる終了ボタン38と最上部右側の「×」印部分
は、この表示用プログラムを終了させ、メインダイアロ
グボックスの表示を消失させるものとなっている。
【0043】この実施の形態では、表示用プログラム
は、起動時に存在するウエブプラウザーの情報を獲得し
動作する。すなわち、まずステップS13によってウエ
ブプラウザーのHTMLファイルを表示用プログラムが
読み込む。なお、表示用プログラムが起動されていない
状態で、ウエブプラウザーがシナリオスクリプトを読み
込んでもそれは無視される。
【0044】ウエブプラウザーが読み込んだすべてのH
TMLファイルは、表示用プログラムに引き渡され処理
される。そして、引き渡されたHTMLファイル中にシ
ナリオスクリプトがあるか否かをCPUメモリ21は判
断する(ステップS14)。HTMLファイルにシナリ
オスクリプトがある場合、表示用プログラムは、シナリ
オ情報と制御属性をシナリオスクリプトから抽出解析す
る(ステップS15)。シナリオスクリプトが存在しな
い場合、ウエブプラウザーは通常の動作をする。そし
て、ユーザーの制御によって他のホームページ情報にア
クセスすると(ステップS16)、ステップS13に戻
り同じ動作を繰り返す。
【0045】制御属性を抽出した結果に基づき、CPU
メモリ21は、ユーザーの制御の可否を判断する(ステ
ップS17)。UserCtrl="OFF"となっていると、CPU
メモリ21は否定的であると判断し、メインダイアログ
ボックス31中の終了ボタン38と上部のスライドボタ
ン表示不32,33等以外の表示を薄くし、制御不可表
示とする(ステップS18)。そして、表示用プログラ
ムは、ウエブプラウザーの制御を開始する(ステップS
19)。その後、シナリオ情報に基づき、ホームページ
情報に次から次へアクセスする(ステップS20)。す
なわち、ネットワークディスプレイ1は、シナリオスク
リプトに書かれてあるホームページを次から次へとダウ
ンロードし、表示していく。この際の表示は、ウエブプ
ラウザーで行われる。なお、所定のページが表示された
後は、シナリオスクリプトにて設定されている切り替え
時間間隔だけ待機し、その後に次のページをダウンロー
ドしてくる。
【0046】シナリオ情報に基づいた1回目のシナリオ
をすべて完了すると、設定されているループパラメータ
に従いシナリオを繰り返す。なお、表示用プログラムと
ウエブプラウザーとの情報のやり取りは、PC版の場
合、ウエブプラウザーのアプリケーションインターフェ
ースのOLE(Object Linking and Embodding)オート
メーション、DDEにより、またネットワークディスプ
レイ1等の場合は、ライブラリの関数呼び出しにより実
現している。
【0047】設定されたシナリオ(ループ回数を含む)
を終了すると、表示用プログラムはウエブプラウザーの
制御を終了する(ステップS21)。すると、表示用プ
ログラムは、シナリオスクリプトの書かれてあったペー
ジのリンクがあったページを表示して制御を終える(ス
テップS22)。その後、もし、他のホームページ情報
にユーザーがアクセスすると(ステップS23)、ステ
ップS13に戻り、ステップS13以降のステップを繰
り返す。
【0048】ステップS17において、ユーザーの制御
が可(UserCtrl="ON")であると、CPUは肯定的であ
ると判断し、図7に示すメインダイアログボックス31
内の各ボタン等の制御部の各表示を濃くする(ステップ
S31)。そして、ウエブプラウザーの制御を開始する
(ステップS32)。そのとき、表示用プログラムは、
まずシナリオスクリプトに書かれてある設定に基づいて
自動巡回を開始する(ステップS33)。その後、CP
Uメモリ21は、ポーズボタン36が押されたかどうか
(ステップS34)、ストップボタン37が押されたか
否か(ステップS35)、それ以外のボタン等が押され
たかどうか(ステップS36)を判断する。ユーザーが
何も行わないと、自動巡回を継続する。
【0049】ポーズボタン36が押されると、ユーザー
が制御可能な手動巡回モードへ移行する(ステップS3
7)。この後は、フォワードボタン34やバックボタン
35を押すことによってシナリオを前後進させる。な
お、この手動巡回モードでは、何らかのボタンを押さな
い限りページの切り替えは起こらない。この手動巡回モ
ードにおいて、CPUメモリ21は、ポーズボタン36
が押されたかどうか(ステップS38)、ストップボタ
ン37が操作されたか(テップS39)、その他の制御
がなされたか否か(ステップS40)を監視している。
何も操作されないときは、そのページをスクロールする
のみで、スクロール終了後、当該ページを表示し続け
る。
【0050】自動巡回モード時にストップボタン37を
押すと、表示用プログラムは、ウエブプラウザーの制御
を終了し(ステップS41)、シナリオスクリプトの書
かれたページのリンクがあったページを表示すること
で、当該シナリオを終了する(ステップS42)。その
後、ユーザーが他のホームページにアクセスすると(ス
テップS43)、ステップS13に戻り、上述のステッ
プを繰り返す。
【0051】また、自動巡回モード時に、ポーズボタン
36やストップボタン37以外のボタン、例えば終了ボ
タン38を押すと、この表示用プログラム自体が終了
し、また、第1のスライドボタン表示部32を操作する
とページ切り替え間隔を変更できる。このように、その
動作に沿った制御が行われる(ステップS44)。な
お、自動巡回モード時は、フォワードボタン34とバッ
クボタン35の表示が薄くなり、それらの操作が行えな
いようになる。
【0052】手動巡回モード時に、ポーズボタン36を
押すと、自動巡回モードに戻りステップS33から以降
のステップを実行する。また、ストップボタン37を押
すと、自動巡回モード時と同様のステップS41,S4
2,S43が実行される。さらに、手動巡回モード時に
ポーズボタン36等以外の動作が行われると、その動作
に沿った制御が行われる(ステップS44)。なお、手
動巡回モード時においては、メインダイアログボックス
31の表示はすべて濃いものとなり、すべての制御が可
能となる。また、設定に沿って自動巡回が終了したか否
かをステップS45によって確認しており、その判断が
肯定的な場合は、ステップS42へ移行する。その判断
が否定的な場合は、ステップS33に戻る。
【0053】ここで、映像データを自動表示させる場合
の例について説明する。まず、A映像会社は、図8
(A)に示すような、映像情報に関するホームページ5
1を作成する。その中には、ビデオ売り上げベスト10
やアダルト系ベスト10などの表示をさせる記述をして
おく。そして、そのリストの各部分にリンクを張ってお
く。例えば、ビデオ売り上げベスト10の部分をクリッ
クすると、図8(B)に示すように、売り上げ1位から
10位のビデオ名が記載された他の映像情報に関するホ
ームページ52に飛ぶようにする。
【0054】このホームページのHTML文書53中
に、その順位に沿って各ビデオのページを、シナリオ情
報54として順次記述しておく。一方、図9に示すよう
に、各ビデオの紹介ページ61,62,63,64,6
5,66等には、映像データ、例えば、そのビデオの内
容を紹介した記述等の文字情報Wや主演男優や女優の画
像などの画像情報Yを埋め込んでおく。このようにする
と、そのときの順位が、Aビデオ、Dビデオ、Cビデ
オ、Fビデオ、・・・の順位であると、シナリオに基づ
き、ページ61、ページ64、ページ63、ページ66
のような順で各ホームページを閲覧できることとなる。
また、順位が入れ替わっても、シナリオの記述を変える
のみで対応できる。なお、ビデオの紹介ページ61,6
2,63,64,65,66等には、文字情報Wのみを
記述したり、画像情報Yのみをを表示させる記述をした
り、両者を記述するようにしても良い。
【0055】また、ときには、画像用データ、すなわち
映像そのものの画像用データZを入れておくようにして
も良い。すなわち、例えば、紹介ページ61中に、画像
用データZが入っているビットマップファイル71とリ
ンクさせる記述を行っておく。このようにすると、紹介
ページがウエブプラウザーに読み込まれると、文字や他
の画像の表示と共に、または独立してその映像も見るこ
とができるようになり、趣向性の面で好ましいものとな
る。なお、映像そのものの表示をさせる場合は、その映
像の一部のみ、具体的には、例えばそのビデオの面白い
部分のみを表示させるようにするのが好ましい。また、
その表示に当たっては、音声も併せて再生するのが好ま
しい。
【0056】この実施の形態のホームページ中の映像デ
ータの自動表示装置1等や表示用プログラムは、ホーム
ページ情報、例えば映像情報や映像データを所定のシナ
リオに沿って次々と自動表示できるようになる。これに
よって、ユーザーは能動的な情報閲覧という形態ではな
く、ただ見ているだけで映像情報や映像データを楽しむ
ことができるようになる。しかも、実施に当たり、ユー
ザー制御不可とすることでインタラクション性を弱くす
ることができる。このような場合には、店頭やショーで
のデモンストレーション、広告塔などへの利用が考えら
れる。一方、ユーザーの制御を可とすることで、インタ
ラクティブ性を活用でき、シナリオを途中で止めたり、
逆回し先送りなどがサーバーへ特別な負荷をかけない形
で実現できる。しかも、この自動表示装置1や表示用プ
ログラムは、大部分がクライアント側で実現される技術
であるため、WWWサーバーとなる標準的なHTTPサ
ーバーが利用でき、通常以外のメンテナンスは必要ない
ものとなる。一方、サービス管理側の作業としては、シ
ナリオ作りのみとなる。
【0057】上述の実施の形態では、特別にこの表示用
プログラム専用のサーバーを設置する必要がなく、HT
MLファイルに専用のタグを追加するだけでよい。この
ように、サーバーの種類を問わないため、エディタとH
TTPサーバーの存在する環境さえあれば、誰でも簡単
にシナリオの発信者になれる。また、シナリオの分岐も
可能である。すなわち、HTMLファイルを読むたびに
シナリオスクリプトを検知するため、検知したシナリオ
スクリプト中のあるファイルに別のシナリオスクリプト
が存在すれば、シナリオが切り替えられる。なお、シナ
リオスクリプト中のスクリプトタグは、上述したよう
に、この表示用プログラムの無い環境において無害であ
り、この表示用プログラムが無ければウエブプラウザー
によって通常の表示がなされる。
【0058】以上のようなネットワークディスプレイ1
をインターネット2に接続せず、クローズドされた中で
使用する場合の使い方の1例を図10に示す。1台のパ
ソコン40に複数のネットワークディスプレイ1が接続
されている。パソコン40では画面一杯に画像表示がな
されているが、各ネットワークディスプレイ1には、そ
の画像の一部のみが表示されるようになっている。ただ
し、各ネットワークディスプレイ1では、スクロール機
能により、パソコン40上の画面の一部をスクロールさ
せることにより画面全体の内容を把握できる。なお、こ
のネットワークディスプレイ1のデータ圧縮方式をソフ
トウエアのみで再生が可能なものとすることにより、専
用のハードウエアを不要とでき、小型化および低価格化
に有利なものとすることができる。
【0059】さらに、パソコン40の画像全体ではな
く、図10に示すように、その一部分のみを表示するよ
うにすると、画像全体をデコードする必要がなくなり、
表示用メモリを小さくできる。なお、各ネットワークデ
ィスプレイ1によって、その表示用メモリと表示用パネ
ルの大きさを変えるようにしても良い。例えば、あるネ
ットワークディスプレイ1は、「ABCD」を表示でき
るようにし、他のネットワークディスプレイ1は、「A
B」を表示できるようにし、さらに他の根とワークディ
スプレイ1は、「A」のみを表示できるような大きさと
しても良い。
【0060】なお、上述の実施の形態は、本発明の好適
な実施の形態の例であるが、これに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変
形実施可能である。例えば、インターネット2ではな
く、イントラネットと呼ばれる特定企業内のみのネット
ワーク等各種のネットワークにも利用できる。すなわ
ち、HTMLファイルを扱うWWWサーバーを有するシ
ステムであれば、本発明を適用することができる。
【0061】また、シナリオの分岐が行われたとき、上
述の実施の形態では、分岐先のシナリオが終了すると、
その時点で巡回シナリオが終了するようにしているの
で、メモリ容量を軽いものにできる。しかし、メモリの
余裕がある場合等においては、分岐先のシナリオが終了
したら元のシナリオに戻るようにしても良い。
【0062】また、表示用プログラムがシナリオスクリ
プトの存在を検知する際の記述として上述の実施の形態
では、〈SCRIPT LANGUAGE="○○○”〉のように、スク
リプトラングエッジを使用しているが他のタグを採用し
ても良い。例えば、コメントのタグ中に書かれる所定の
テキスト文等を検出して表示用プログラムにシナリオを
取り込むようにする等各種の方法を採用できる。
【0063】さらに、この表示用プログラムを情報記憶
媒体に記憶させて、その媒体をパソコンなどで読み取ら
せ、実行するようにしても良い。このような場合の情報
記憶媒体としては、CD−ROM、デジタルビデオディ
スク、ミニディスク、リムーバブルハードディスク、フ
ロッピーディスク(高圧縮のものを含む)、メモリカー
トリッジ、フラッシュメモリ、テープ媒体等の各種媒体
を採用できる。しかも、CD−ROMのようにリードオ
ンリー(読み出し専用)のもの以外に、HDD等のよう
に読み書き可能なものでも良く、さらに、DVDのよう
にディスク形状のもの、フラッシュメモリのようにメモ
リそのもの、デジタルオーディオテープ(DAT)のよ
うにテープ状のもの等各種の形状の媒体が利用できる。
また、プログラムをネットワークを通じて配信するよう
な場合は、配給元のホストコンピュータ等に装備される
ハードディスクが情報記憶媒体となる。
【0064】なお、上述の実施の形態では、WWWサー
バーのホームページにシナリオスクリプトを埋め込むも
のとしたが、ネットワークディスプレイ1等、手元にあ
る装置中に、シナリオスクリプトを入れたHTMLファ
イルを保存し、そのHTMLファイルをまず表示用プロ
グラムに読み込んでから、そのシナリオに沿って巡回さ
せるようにしても良い。このようにすると、各自の好み
に合った巡回シナリオを簡単に作成できると共に実行す
ることができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1から4記
載のホームページ中の映像データの自動表示装置や請求
項5から8記載のホームページ中の映像データの自動表
示制御方法では、ホームページ情報提供者のサーバーに
負荷をかけず、しかもコンテンツ作成等の際に余分な労
力がほとんどかからずに、ユーザーは映像データが存在
するホームページを次から次へとアクセスし、閲覧でき
ることとなる。また、ときには、映像、たとえばビデオ
の一部も見ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるホームページ中の映
像データの自動表示装置が接続されるインターネットシ
ステムの概要を示す図である。
【図2】図1のインターネットシステム中のホームペー
ジ中の映像データの自動表示装置の概観を示す斜視図で
ある。
【図3】図2のホームページ中の映像データの自動表示
装置の回路構成を示すブロック図である。
【図4】図1のインターネットシステム中のWWWサー
バーに置かれているホームページ中に埋め込まれたシナ
リオスクリプトの例を示す図である。
【図5】図1のインターネットシステム中のホームペー
ジ中の映像データの自動表示装置が行う動作を説明する
ためのフローチャートの一部を示す図である。
【図6】図1のインターネットシステム中のホームペー
ジ中の映像データの自動表示装置が行う動作を説明する
ためのフローチャートの一部で、図5のフローに続くフ
ローを示す図である。
【図7】図1のインターネットシステム中のホームペー
ジ中の映像データの自動表示装置にインストールされた
表示用プログラムが立ち上がったときのメインダイヤロ
グボックスの画面を示す図である。
【図8】図1のインターネットシステム中の映像情報に
関するホームページの例を示す図で、(A)はある映像
会社のビデオの売り上げベスト10等を記載した例で、
(B)は(A)からリンクされた映像情報に関する他の
ホームページの例を示す図である。
【図9】図8(B)に示されたホームページからリンク
される、各ビデオの紹介ページを示す図である。
【図10】図1のインターネットシステム中のホームペ
ージ中の映像データの自動表示装置がインターネットに
接続されずに使用される場合の例を示す図である。
【図11】従来のインターネットシステムにおいて、ホ
ームページ情報を閲覧するために使用されているプッシ
ュ技術を説明するための図である。
【図12】従来のインターネットシステムにおいて、ホ
ームページ情報を閲覧するために使用されているプル技
術を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ネットワークディスプレイ(ホームページ中の映像
データの自動表示装置) 2 インターネット(ネットワーク) 3 LAN(ローカルネットワーク) 6 WWWサーバー 11 表示部 21 CPUメモリ(制御手段兼シナリオスクリプト判
断手段兼抽出解析手段) 25 データ送受信回路(接続手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部を有する表示手段と、ネットワー
    クに接続する接続手段と、上記ネットワークを介して、
    映像情報に関するホームページを有するWWWサーバー
    やその他のホームページを有するWWWサーバーにアク
    セスしそのホームページを上記表示部に表示するための
    制御手段と、アクセスしたホームページ内に自動表示を
    行うためのシナリオスクリプトが存在するか否かを判定
    するシナリオスクリプト判断手段と、このシナリオスク
    リプト判断手段によってシナリオスクリプトが存在する
    と判断されたとき、シナリオ関係情報をそのシナリオス
    クリプトから抽出し解析する抽出解析手段を備え、アク
    セスされたホームページ中に上記映像情報に関する上記
    シナリオスクリプトが存在するとき、解析された上記シ
    ナリオ関係情報に基づき、上記映像情報に関連する映像
    データが存在するホームページに上記ネットワークを介
    して自動的にアクセス可能とし、上記表示部にその映像
    データを表示したことを特徴とするホームページ中の映
    像データの自動表示装置。
  2. 【請求項2】 前記ネットワークをインターネットと
    し、前記シナリオ関係情報には、他のホームページのア
    ドレス等からなるシナリオ情報およびアクセスの際の制
    御属性とが含まれると共に、前記映像データには画像用
    データが含まれ、その画像用データを再生する画像再生
    手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のホームペ
    ージ中の映像データの自動表示装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記シナリオスクリプ
    ト判断手段が動作するとき、同時または事前に前記ホー
    ムページ中の映像情報を前記表示部に表示させるための
    プラウザソフトを立ち上げるようにすると共に、前記シ
    ナリオ関係情報中に組み込まれた、アクセス側の制御を
    許すか否かの情報の内容、および先読み機能を有効にす
    るか否かの情報の内容を判断する制御判断手段を設け、
    アクセス側の制御を許す場合には、インタラクティブ性
    を持たせるようにし、先読み機能を有効にする場合に
    は、シナリオ上、次に表示されるべきホームページおよ
    び映像データをプラウザのキャッシュに先読みする機能
    をアクセス時に持たせるようにしたことを特徴とする請
    求項1または2記載のホームページ中の映像データの自
    動表示装置。
  4. 【請求項4】 前記シナリオスクリプト中に記載するホ
    ームページとして、画像用データが含まれるホームペー
    ジのみを選択すると共に、その画像用データを再生する
    画像再生手段を設け、上記画像用データを上記画像再生
    手段によって再生するようにしたことを特徴とする請求
    項1、2または3記載のホームページ中の映像データの
    自動表示装置。
  5. 【請求項5】 アクセスしたホームページ内に自動表示
    を行うためのシナリオスクリプトが存在するか否かを判
    定するシナリオスクリプト判断工程と、このシナリオス
    クリプト判断工程によってシナリオスクリプトが存在す
    ると判断されたとき、シナリオ関係情報をそのシナリオ
    スクリプトから抽出し解析する抽出解析工程と、アクセ
    スされたホームページ中に映像情報に関する上記シナリ
    オスクリプトが存在するとき、解析された上記シナリオ
    関係情報に基づき、上記映像情報に関連する映像データ
    が存在するホームページにネットワークを介して自動的
    にアクセスするアクセス工程と、表示部にその映像デー
    タを表示する表示工程とを備えたことを特徴とするホー
    ムページ中の映像データの自動表示制御方法。
  6. 【請求項6】 前記ネットワークをインターネットと
    し、前記シナリオ関係情報には、他のホームページのア
    ドレス等からなるシナリオ情報およびアクセスの際の制
    御属性とが含まれると共に、前記映像データには画像用
    データが含まれ、その画像用データを再生する画像再生
    工程を設けたことを特徴とする請求項5記載のホームペ
    ージ中の映像データの自動表示制御方法。
  7. 【請求項7】 前記シナリオスクリプト判断工程中また
    はこの工程以前に、前記ホームページ中の映像情報を前
    記表示部に表示させるためのプラウザソフトを立ち上げ
    る表示ソフト立ち上げ工程を設けると共に、前記シナリ
    オ関係情報中に組み込まれた、アクセス側の制御を許す
    か否かの情報の内容、および先読み機能を有効にするか
    否かの情報の内容を判断する制御判断工程を設け、アク
    セス側の制御を許す場合には、前記アクセス工程中およ
    び前記表示工程中にインタラクティブ性を持たせるよう
    にし、先読み機能を有効にする場合には、表示工程中で
    シナリオ上、次に表示されるべきページおよび映像デー
    タをプラウザのキャッシュに先読みする機能を前記アク
    セス工程に持たせるようにすることを特徴とする請求項
    5または6記載のホームページ中の映像データの自動表
    示制御方法。
  8. 【請求項8】 前記シナリオスクリプト中に記載するホ
    ームページとして、画像用データが含まれるホームペー
    ジのみを選択すると共に、その画像用データを再生する
    画像再生工程を設け、上記画像用データを再生するよう
    にしたことを特徴とする請求項5、6または7記載のホ
    ームページ中の映像データの自動表示制御方法。
JP10096496A 1998-04-08 1998-04-08 ホームページ中の映像データの自動表示装置およびホームページ中の映像データの自動表示制御方法 Withdrawn JPH11296536A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001063503A1 (fr) * 2000-02-25 2001-08-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Systeme de distribution d'information
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