JPH11185000A - Icカード - Google Patents

Icカード

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JPH11185000A
JPH11185000A JP35319597A JP35319597A JPH11185000A JP H11185000 A JPH11185000 A JP H11185000A JP 35319597 A JP35319597 A JP 35319597A JP 35319597 A JP35319597 A JP 35319597A JP H11185000 A JPH11185000 A JP H11185000A
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JP
Japan
Prior art keywords
module
card
connection terminal
hole
external connection
Prior art date
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Pending
Application number
JP35319597A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihiro Takayama
文博 高山
Takashi Horimoto
岳志 堀本
Harumi Oota
陽美 太田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ICカード使用中に受けるICモジ
ュールの端子面上から圧力を吸収することができ、さら
にICモジュールに加わる折り曲げの応力を小さくする
ことができるICカードを提供することにある。 【解決手段】絶縁性の合成樹脂からなるカード基材30
の所定の位置にICモジュールの埋設孔21を形成し、
この埋設孔21周縁の長辺側e,e底面21aには突起
部g,gを設け、この埋設孔21に、外部接続端子基板
10の裏面中央部分にICチップを13配置し、この外
部接続端子基板10の端縁より内側で、かつ基板10よ
り小さいサイズで樹脂モールド14してなるICモジュ
ール20を埋設したICカードであって、前記ICモジ
ュール20が、前記カード基材30の表面とほぼ同じ高
さに埋設孔21に固着されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード基材に設け
た埋設孔にICモジュールを装着してなるICカードに
関し、詳しくは、ICカードに対し外部からの折り曲げ
応力などが加わった場合に、装着されたICモジュール
側に伝達される折り曲げ応力を小さく抑えるようにした
ICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カード形状の個人情報記録媒体と
して、マイクロプロセッサ、メモリ等の集積回路を搭載
したICカードと称されるカードが数多く開発されつつ
ある。このカードの集積回路には、一般的な情報記録媒
体から個人のID情報(秘密情報)を電気的に記録する
とともに、このICカードはハードウェア的またはソフ
トウェア的にも、ICカード外部及びICカード内部に
対し情報の保護を可能としている。この集積回路のカー
ドへの搭載は、基板上に外部との電気的接続を行う複数
の端子から構成される外部接続用端子がカード表面に露
出するように配置し、また外部接続用端子が形成された
面と反対面の基板上に集積回路を配置し、さらに、各外
部接続用端子と集積回路(以下、ICチップと記す)を
ワイヤ、孔等により接続する導通手段を組み込むことに
より行われる。このICモジュールは、部分的に、基板
上に配置されるICチップを絶縁性の合成樹脂などによ
り基板上に封止し、外部から加わる物理的、電気的な作
用から保護することになる。
【0003】このICモジュールを、カード基材に設け
た埋設孔に接着剤などにより固着することによりICカ
ードが得られる。例えば、図4は、従来の一例を示すI
Cカードを断面で表したものであり、また、図5は、他
の実施例におけるICカードを示す断面で表した説明図
である。すなわち、ICカードに用いるICモジュール
は、図4に示すように、断面が凸形状になるように基板
10の裏面側ほぼ中央部にICチップ13を配置して、
これを樹脂モールド14により封止し、また、基板10
の一方の面(表面側)に接続用端子11を設け、この裏
面にダイボンディング接着剤で固定されたICチップ1
3は、配線パターン19と接続するためにボンディング
ワイヤ12やバンプ等で電気的に接続されており、さら
に、基板10には接続端子11と配線パターン19とを
接続するためにスルーホール17が貫通し、そのスルー
ホールに施された導電メッキにより電気的に接続されて
いる。また、ICチップ13の固定及び保護のためにI
Cチップ13を含む周囲を樹脂により封止した樹脂モー
ルド14を形成することでICモジュール20が得られ
る。
【0004】さらに、図4に示すように、このICモジ
ュール20を装着するカード基材30は、ICモジュー
ル20の凸形状に対応するように、ICモジュール20
を接着固定するための埋設孔21が段差を設けて形成さ
れており、深い部分の埋設孔にはICチップ13を樹脂
で封止した樹脂モールド14が嵌め込まれる。このIC
モジュール20の埋設孔21への固着は、ICモジュー
ルのツバ部分Tu,Tuと接着剤15,15により埋設
孔21の上段部分に固着して、ICカードとしたもので
ある。また、樹脂モールド14の底面14aと埋設孔2
1の底面21aとの間には僅かな隙間Sができるように
して、モジュールに対する衝撃や圧力に対してクッショ
ン性を持たせたものである。
【0005】一方、ICモジュール20の固着をより強
固にしてなるICカードは、図5に示すように、カード
基材30に設けた埋設孔21の底面21aと、ICモジ
ュールの樹脂モールド14の底面14aとを直接接着剤
15により固着して、モジュールの接着面積を広くして
衝撃や圧力があっても剥がれないようにしたものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者
(図4に示す)のICカードにおいては、カードやモジ
ュール上に曲げ応力が加わると、樹脂モールド部が押し
下げられ、接着された4辺が相対的に押し上げられる。
この圧力が直接ICモジュールに伝わるとともに、モジ
ュールの基板と樹脂モールド部とを剥離させる力も加わ
る。この剥離させる力がさらにICチップにも加わるこ
とによって、樹脂モールド部分および内部のICチップ
が破壊されるという問題があった。また、後者(図5に
示す)のICカードにおいても、ICモジュールが樹脂
モールド部分のみで固着されているため、カード基材の
埋設孔底面の最も薄い部分が折れたり、切れたりした場
合に、ICモジュールが基材から剥離する圧力が加わ
り、離脱が生じたり、樹脂モールド部およびICチップ
が割れてしまうことがあった。
【0007】そこで本発明は、これらの点を考慮し、I
Cカード使用中に受けるICモジュールの端子面上から
圧力を吸収することができ、さらにICモジュールに加
わる折り曲げの応力を小さくすることができるICカー
ドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、絶縁性の合成樹脂からなるカード基材30
の所定の位置にICモジュールの埋設孔21を形成し、
この埋設孔21周縁の長辺側e,e底面21aには、前
記基材30の表面より低い高さに突起部g,gを設け、
この埋設孔21に、外部接続端子基板10の裏面中央部
分にICチップ13を配置し、外部接続端子基板10の
端縁より内側で、かつ接続端子基板10より小さいサイ
ズで樹脂モールド14してなるICモジュール20を埋
設したICカードで、前記ICモジュール20が、前記
カード基材30の表面とほぼ同じ高さに埋設孔21に固
着されていることを特徴とするICカードである。
【0009】前記請求項1に記載のICカードにおい
て、前記ICモジュール20が、外部接続端子基板10
の長辺側e,e裏面と埋設孔21の突起部と、さらに、
樹脂モールド14の底面14aと埋設孔21の底面21
aとに固着されていることを特徴とする。
【0010】前記請求項1又は2のいずれかに記載のI
Cカードにおいて、前記ICモジュール20の固着に用
いる接着剤15が、モジュールの長辺側e,eの接着剤
15と、樹脂モールド14底面14aに用いる接着剤1
5とが、異なる種類からなることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のICカードは、絶縁性の
合成樹脂からなるカード基材30の所定の位置にICモ
ジュールの埋設孔21を形成し、この埋設孔21周縁の
長辺側e,e底面21aには、前記基材30の表面より
低い高さに突起部g,gを設け、この埋設孔21に、外
部接続端子基板10の裏面中央部分にICチップを13
配置し、この外部接続端子基板10の端縁より内側で、
かつ接続端子基板10より小さいサイズで樹脂モールド
14してなるICモジュール20を埋設したICカード
で、前記ICモジュール20が、前記カード基材30の
表面とほぼ同じ高さに埋設孔21に固着されていること
を特徴とするものである。
【0012】図に基づき実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明のICカードに係るカード基材の形態を
示すもので、(A)は埋設孔を設けたカード基材の平面
図であり、(B)は埋設孔のT−T断面図であり、
(C)は埋設孔のN−N断面図である。また、図2は、
本発明のICカードを構成する部材を示すもので、
(A)はICカードの平面図であり、(B)はICカー
ドに用いるICモジュールの一例を示す説明図であり、
(C)はICモジュール用の埋設孔の説明図である。図
1に示すように、本発明に係るカード基材30は、カー
ド基材30の所定の位置にICモジュールの埋設孔21
をザグリ加工、或いはインジェクション成形により形成
したもので、この埋設孔21周縁の長辺側e,e底面2
1aには、前記基材30表面より低い高さで、かつ底面
中央に向かって突起部g,gを設けたものである。ま
た、図1(B)のT−T断面図に示すように、この突起
部g,gはカード基材30表面より低い高さで、底面中
央部に向かって突出した状態に段差を付けて形成したも
のである。また、図1(C)のN−N断面図に示すよう
に、埋設孔21の長辺側e,e底面21aに突起部g,
gが設けられ、中央部は埋設孔の底面21aが露出した
状態に形成される。
【0013】また、図2に示すように、前記カード基材
の埋設孔21には、図2(B)に示す、外部接続端子基
板10の裏面中央部分にICチップ13を配置し、この
外部接続端子基板10の端縁より内側で、かつ基板10
より小さいサイズで樹脂モールド14したICモジュー
ル20を埋設することによりICカード40が得られ
る。すなわち、このICモジュール20を、図2(C)
に示す埋設孔21に接着剤15を介して固着することに
よりICカードが得られる。
【0014】図3は、本発明の固着方法によるICモジ
ュールを埋設したICカードの構成を示す説明図であ
る。すなわち、前述したカード基材30へのICモジュ
ール20の固着は、図3に示すように、ICモジュール
20長辺側e,eの外部接続端子基板10裏面側と、樹
脂モールド14底面14aに接着剤15を塗布した後、
ICモジュール20とカード基材30の長辺側e,eと
短辺側f,f同志を位置合わせして埋設孔21に嵌め込
むことによりICカードが得られる。この際、長辺側
e,eの外部接続端子基板10裏面側と、樹脂モールド
14底面14aに塗布する接着剤15を種類の異なる接
着剤、例えば基板の裏面側/カード基材にホットメルト
接着剤、樹脂モールド/カード基材にシリコン系接着剤
とすることによりICモジュールの固着に適した接着力
を得ることができる。
【0015】また、本発明のICカード40は、図3
(B)のT−T断面図に示すように、ICモジュール2
0短辺側f,fの外部接続端子基板10裏面側は固着さ
れておらず隙間S,Sを設けることで、ICモジュール
に、圧力に対するクッション性が生じる。すなわち、本
発明のICカードはICカードに曲げ応力が加わり、長
辺方向が凹状に曲がった場合も、長辺方向が凸状に曲が
った場合にも、この隙間S,Sで曲げ応力がICモジュ
ールに伝わる力を小さくするか、又は直接伝わることが
なくなる。また、ICモジュールの真上から押圧された
場合も、ICモジュールを支えている基材部分が少ない
ため、モジュールが沈み込む等のクッション性が生じる
ことで、モジュールが剥離したり破壊されることがな
い。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。すなわち、ICカードはユーザー
の使用時、携帯時などの際、常に曲げ応力や押圧力を受
けているが、本発明のICカードは、この応力によるI
Cモジュールの物理的故障を低減することが可能とな
る。また、カード基材の最薄部分が曲げ応力などにより
折れ曲がり、切断された場合においても、ICモジュー
ルの長辺側の端子基板の裏面部分が接着されているの
で、ICモジュールの離脱は起こらない。さらにまた、
基板の裏面側/カード基材、樹脂モールド/カード基材
の2箇所の接着剤を異なる種類の接着剤を使用すること
により、接着強度の向上が図れる、などの種々の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICカードに係るカード基材の形態を
示すもので、(A)は埋設孔を設けたカード基材の平面
図であり、(B)は埋設孔のT−T断面図であり、
(C)は埋設孔のN−N断面図である。
【図2】本発明のICカードを構成する部材を示すもの
で、(A)はICカードの平面図であり、(B)はIC
カードに用いるICモジュールの一例を示す説明図であ
り、(C)はICモジュール用の埋設孔の説明図であ
る。
【図3】本発明の固着方法によるICモジュールを埋設
したICカードの構成を示すもので、(A)は、ICカ
ードの平面図であり、(B)は、上記ICモジュール部
分のT−T断面図であり、(C)は、同上N−N断面図
である。
【図4】従来の一例を示すICカードを断面で表した説
明図である。他の実施例におけるICカードを示す断面
で表した説明図である。
【図5】従来の他の実施例におけるICカードを断面で
表した説明図である。
【符号の説明】
10 …外部接続端子基板 11 …外部接続端子 12 …ボンディングワイヤ 13 …ICチップ 14 …樹脂モールド 14a…樹脂モールドの底面 15 …接着剤 17 …スルーホール 19 …配線パターン 20 …ICモジュール 21 …埋設孔 21a…埋設孔の底面 30 …カード基材 40 …ICカード T …モジュールのツバ部 S …隙間 e …長辺側 f …短辺側

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性の合成樹脂からなるカード基材の所
    定の位置にICモジュールの埋設孔を形成し、該埋設孔
    周縁の長辺側底面には、前記基材表面より低い高さに突
    起部を設け、該埋設孔に、外部接続端子基板の裏面中央
    部分にICチップを配置し、該外部接続端子基板の端縁
    より内側で、かつ端子基板より小さいサイズで樹脂モー
    ルドしてなるICモジュールを埋設したICカードであ
    って、前記ICモジュールが、前記カード基材の表面と
    ほぼ同じ高さに接着剤を介して埋設孔に固着されている
    ことを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】前記ICモジュールが、外部接続端子基板
    の長辺側裏面と埋設孔の突起部と、さらに、樹脂モール
    ドの底面と埋設孔の底面とに固着されていることを特徴
    とする請求項1に記載のICカード。
  3. 【請求項3】前記ICモジュールの固着に用いる接着剤
    が、モジュールの長辺側の接着剤と、樹脂モールド底面
    に用いる接着剤とが、異なる種類からなることを特徴と
    する請求項1又は2のいずれかに記載のICカード。
JP35319597A 1997-12-22 1997-12-22 Icカード Pending JPH11185000A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009098989A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Nec Tokin Corp 非接触式icカード

Cited By (1)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040601