JPH11259620A - Icモジュールおよびicカード - Google Patents

Icモジュールおよびicカード

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JPH11259620A
JPH11259620A JP5488198A JP5488198A JPH11259620A JP H11259620 A JPH11259620 A JP H11259620A JP 5488198 A JP5488198 A JP 5488198A JP 5488198 A JP5488198 A JP 5488198A JP H11259620 A JPH11259620 A JP H11259620A
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JP
Japan
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module
card
chip
wiring portion
sealing resin
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Application number
JP5488198A
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English (en)
Inventor
Mitsunori Takeda
光徳 竹田
Jun Ono
潤 小野
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ICモジュールとカード基材の間の隙間に水分
が侵入したり、水が溜まったりしても、配線部の短絡や
配線部の腐食を抑制することが可能であって耐水性を向
上させたICモジュールおよびICカードを提供する。 【解決手段】モジュール基材30と、モジュール基材3
0の一方の面上に設けられた外部端子31と、モジュー
ル基材30の他方の面上に設けられたICチップ34
と、前記他方の面上に形成され、ICチップ34と接続
する配線部33と、モジュール基板30を貫通して外部
端子31と配線部33を導通するスルーホール32と、
ICチップ34およびICチップ34近傍部分の配線部
33を封止する封止樹脂36と、封止樹脂36に封止さ
れた部分を除く部分の配線部33を被覆して形成された
保護層37とを有するICモジュール3とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子(IC
チップ)を内蔵するICカード用のICモジュールおよ
び前記ICモジュールを用いたICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報処理の効率化やセキュリティ
ーの観点から、データの記録、処理を行う半導体素子
(ICチップ)を搭載したICカードが普及しつつあ
る。このようなICカードには、カードの外部端子と外
部処理装置の端子とを接続してデータの送受信を行う接
触方式のものと、電磁波でデータの送受信を行うアンテ
ナコイルとデータ処理のための半導体素子を内蔵し、外
部処理装置との間の読み書きをいわゆる無線方式で実現
でき、IC回路の駆動電力が電磁誘導で供給され、バッ
テリを内蔵しない非接触方式のものとが開発されてい
る。
【0003】上記の従来のICカードのうち、接触型の
ICカードの一例の平面図を図3(a)に、図3(a)
中のA−A’における断面図を図3(b)に、また、図
3(b)中の領域Yの拡大図を図3(c)に示す。カー
ド基材2に形成したICモジュール用凹部21に、外部
処理装置の端子と接続してデータの送受信を行うための
端子を有する接触型のICモジュール3が装填されてお
り、接着シートあるいは接着剤などの接着層4で固定さ
れている。
【0004】ここで、ICモジュール3について説明す
る。モジュール基材30の一方の表面上には8分割され
た外部端子31が形成されている。また、モジュール基
材30の他方の表面上にはダイボンディングなどにより
ICチップ34が接着されており、さらに配線部33が
設けられていて、ICチップ34と配線部33はボンデ
ィングワイヤ35などにより接続されている。各外部端
子31はモジュール基材30を貫通して形成されている
スルーホール32を介して配線部33に接続している。
ICチップ34、ボンディングワイヤ35およびICチ
ップ34の近傍部分の配線部33は封止樹脂36により
封止されている。
【0005】また、図3に示すICカードにおいては、
ICモジュール用凹部21の外縁部には切欠22が設け
られている。これにより特許番号第2510694号公
報に記載されているように、カードにかかる応力を緩和
してカードの曲げ強度を向上させることができる。
【0006】また、特公平7−121632号公報に
は、上記のような接触型ICカードにおいて、カード基
材に形成したICモジュール用凹部の底部に、ICモジ
ュールのスルーホールと対応する位置に接着剤収納溝を
形成する技術が開示されている。カード基材とICモジ
ュールとの接着剤で固定する際に、スルーホール近傍の
接着剤が接着剤収納溝に収納されるので、接着剤がスル
ーホールを通って外部端子側に流出して外観不良を引き
起こしたり、あるいはICカードの使用時に外部処理装
置の端子とICモジュールの外部端子との接触不良を引
き起こすことを防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のICカードにおいては耐水性については考慮がな
されておらず、ICモジュールとカード基材の間に接着
シートあるいは接着剤などの接着層が介在していて裏面
側のモジュール基材上に形成されている配線部の一部は
上記の接着層で被覆されているものの、被覆されていな
い部分の配線部も存在しており、ICモジュールとカー
ド基材の間の隙間に水分が侵入したり、水が溜まったり
した場合に、配線部に短絡が発生したり、またICカー
ドの曲げや捻じれなどの負荷によって配線部表面のメッ
キに微細な亀裂が発生した場合に、水分との接触によっ
て亀裂部分から腐食が進行して導通不良を生じることが
あるという不都合があった。
【0008】また、上記の従来のICカードの例のよう
に、カードにかかる応力を緩和してカードの曲げ強度を
向上させるためにICモジュール用凹部の外縁部には切
欠を設けた場合には、水分が侵入しやすくなることか
ら、上記の問題はより顕著となっていた。
【0009】本発明は上記の事情に鑑みなされたもので
あり、従って本発明は、ICモジュールとカード基材の
間の隙間に水分が侵入したり、水が溜まったりしても、
配線部の短絡や配線部の腐食を抑制することが可能であ
って耐水性を向上させたICモジュールおよびそれを用
いたICカードを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のICモジュールは、モジュール基材と、前
記モジュール基材の一方の面上に設けられた外部端子
と、前記モジュール基材の他方の面上に設けられたIC
チップと、前記他方の面上に形成され、前記ICチップ
と接続する配線部と、前記モジュール基板を貫通して前
記外部端子と前記配線部を導通するスルーホールと、前
記ICチップおよび前記ICチップ近傍部分の配線部を
封止する封止樹脂と、前記封止樹脂に封止された部分を
除く部分の前記配線部を被覆して形成された保護層とを
有する。
【0011】上記の本発明のICモジュールは、モジュ
ール基材上に形成された配線部が封止樹脂あるいは保護
層に被覆されている形態である。従って、本発明のIC
モジュールを用いてICカードを形成すれば、ICモジ
ュールとICカードのカード基材の間の隙間に水分が侵
入したり、水が溜まったりしても、モジュール基材上に
形成された配線部の短絡や配線部の腐食を抑制すること
が可能であり、耐水性を向上させることができる。
【0012】上記の本発明のICモジュールは、好適に
は、前記保護層が、ウレタン系、ビニル系、ポリエステ
ル系、アクリル系、ポリオレフィン系、エポキシ系、シ
リコン系、合成ゴム系の樹脂材料およびこれらの混合物
から選ばれた材料から形成されている。これにより、水
分を効果的に遮断することができ、モジュール基材上に
形成された配線部の短絡や配線部の腐食を抑制すること
が可能であり、耐水性を向上させることができる。
【0013】また、上記の目的を達成するため、本発明
のICカードは、カード基材に形成されたICモジュー
ル用凹部にICチップを有するICモジュールが装填さ
れて形成されているICカードであって、前記ICモジ
ュールは、モジュール基材と、前記モジュール基材の一
方の面上に設けられた外部端子と、前記モジュール基材
の他方の面上に設けられたICチップと、前記他方の面
上に形成され、前記ICチップと接続する配線部と、前
記モジュール基板を貫通して前記外部端子と前記配線部
を導通するスルーホールと、前記ICチップおよび前記
ICチップ近傍部分の配線部を封止する封止樹脂と、前
記封止樹脂に封止された部分を除く部分の前記配線部を
被覆して形成された保護層とを有し、前記ICモジュー
ル用凹部に前記ICチップが設けられた面側から前記I
Cモジュールが装填されて形成されている。
【0014】上記の本発明のICカードは、カード基材
のICモジュール用凹部に、モジュール基材上に形成さ
れた配線部が封止樹脂あるいは保護層に被覆されている
ICモジュールが装填されて形成されている。従って、
ICモジュールとICカードのカード基材の間の隙間に
水分が侵入したり、水が溜まったりしても、モジュール
基材上に形成された配線部の短絡や配線部の腐食を抑制
することが可能であり、耐水性を向上させることができ
る。
【0015】上記の本発明のICカードは、好適には、
前記ICモジュール用凹部の周縁に沿って切欠が形成さ
れている。ICモジュール用凹部の周縁に沿って切欠を
形成することで、カードにかかる応力を緩和してカード
の曲げ強度を向上させることができるが、切欠部分に水
分が侵入しやすく、モジュール基材上に形成された配線
部の耐水性を向上させることが望まれていたが、本発明
の配線部が封止樹脂あるいは保護層に被覆されているI
Cモジュールを用いてICカードを形成することで、効
果的に耐水性を向上させることができる。
【0016】上記の本発明のICカードは、好適には、
前記保護層が、前記ICモジュールを前記カード基材に
接着する接着層としての機能を有する。これによりIC
モジュールを前記カード基材に接着するための接着層を
別途設けなくともよくなり、製造コストを削減して形成
することが可能である。
【0017】上記の本発明のICカードは、好適には、
前記保護層が、ウレタン系、ビニル系、ポリエステル
系、アクリル系、ポリオレフィン系、エポキシ系、シリ
コン系、合成ゴム系の樹脂材料およびこれらの混合物か
ら選ばれた材料から形成されている。これにより、水分
を効果的に遮断することができ、モジュール基材上に形
成された配線部の短絡や配線部の腐食を抑制することが
可能であり、耐水性を向上させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0019】第1実施形態 図1(a)は、本実施形態にかかるICモジュール3の
外部端子31側からの平面図であり、図1(b)は封止
樹脂36で封止されたICチップおよび配線層33側か
らの平面図であり、図1(c)は図1(a)中のB−
B’における断面図である。
【0020】モジュール基板30は、例えばガラスエポ
キシ、ガラスBTレジン、ポリイミドなどの強度に優れ
た材料から形成されている。モジュール基板30の一方
の表面上に外部端子31が設けられ、他方の表面上に配
線部33が設けられている。外部端子31および配線部
33はいずれも銅箔の銅メッキ、ニッケルメッキ、およ
び金メッキを施して形成されている。また、外部端子3
1には絶縁溝31aが形成されて、8分割されている。
【0021】また、モジュール基板30の配線部33側
の面に、ICチップ34が図示しないダイボンディング
接着剤などで接着固定され、配線部33との間でボンデ
ィングワイヤ35によって必要な配線が行われている。
【0022】また、ICチップ34、ボンディングワイ
ヤ35およびICチップ34の近傍部分の配線部33が
封止樹脂36により封止されている。なお、モジュール
基板30上の封止樹脂36周縁に、封止樹脂36とモジ
ュール基板30との密着性を高めるため、図示しない保
護レジスト層が形成されている。
【0023】この場合、封止樹脂36による封止はトラ
ンスファーモールド法により行うことが好ましく、成形
する封止樹脂36の寸法および形状はICチップ34や
ICモジュールを組み込むICカードのカード基材に合
わせて適宜決定される。
【0024】また、外部端子31、モジュール基板3
0、および配線層33を貫通してスルーホール32が複
数(図面上は外部端子31が8分割されていることから
8個)設けられており、スルーホール32内面には外部
端子31と配線層33とを導通させる導電メッキが形成
されている。
【0025】さらに、封止樹脂36に封止された部分を
除く部分の配線部33を被覆して、本実施形態において
は全面に保護層37(斜線部)が形成されている。保護
層は、例えばウレタン系、ビニル系、ポリエステル系、
アクリル系、ポリオレフィン系、エポキシ系、シリコン
系、合成ゴム系の液状樹脂材料を塗布し、固化させるこ
とで形成することができる。
【0026】上記のICモジュール3は、例えば、AB
S(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体)などの絶縁体材料によりICモジュール用凹部を有
する形状に射出成形して形成する、あるいは、前記材料
のシート基材に例えばざぐり(NC)加工などによりI
Cモジュール用凹部を形成して得たカード基材のICモ
ジュール用凹部に装填し、接着シートあるいは接着剤な
どの接着層で固定することで、所望のICカードとする
ことができる。
【0027】上記の本実施形態のICモジュールは、モ
ジュール基材上に形成された配線部が封止樹脂あるいは
保護層に被覆されている形態である。従って、本発明の
ICモジュールを用いてICカードを形成すれば、IC
モジュールとICカードのカード基材の間の隙間に水分
が侵入したり、水が溜まったりしても、モジュール基材
上に形成された配線部の短絡や配線部の腐食を抑制する
ことが可能であり、耐水性を向上させることができる。
【0028】第2実施形態 図2(a)は、本実施形態にかかるICカードの平面図
であり、図2(a)中のA−A’における断面図を図2
(b)に、また、図2(b)中の領域Xの拡大図を図2
(c)に示す。カード基材2に形成したICモジュール
用凹部21に、上記の第1実施形態にかかるICモジュ
ール3が装填されており、接着シートあるいは接着剤な
どの接着層4で固定されている。また、ICモジュール
用凹部21の外縁部には切欠22が設けられており、カ
ードにかかる応力を緩和してカードの曲げ強度を向上さ
せることができる。ICモジュールとカード基材との接
着は、上記にかかわらず、接着シート又は液状接着剤も
しくはその両方を用いて接着することができる。
【0029】カード基材2は、例えばABS、PVC
(ポリ塩化ビニル)、あるいはPET(ポリエチレンテ
レフタレート)などの絶縁体材料によりICモジュール
用凹部21を有する形状に射出成形して形成する、ある
いは、前記材料のシート基材に例えばざぐり(NC)加
工などによりICモジュール用凹部21を形成して得る
ことができる。また、複数のシート基材を熱融着、ある
いは接着剤による接着などによりラミネート加工して所
望のカード基材とすることもできる。
【0030】ICモジュール用凹部21の深さは、IC
モジュール3が装填されたときにICモジュール3の封
止樹脂36部分とICモジュール用凹部21底面との間
に空間が生じるか、あるいは接触状態あるいは非接触状
態とするように形成する。
【0031】ICモジュール用凹部21の水平方向の長
さは、ICモジュール3を挿入しやすいように、ICモ
ジュール3のサイズと同等もしくは若干大きい(0.0
5〜0.1mm)程度とすることが望ましい。
【0032】また、ICモジュール用凹部21の周縁全
周に、切欠22を設けることが好ましい。切欠22はI
Cモジュール用凹部21と同様、射出成形あるいはざぐ
り加工などにより形成することが可能である。切欠22
を設けることにより、カードにかかる応力を緩和してカ
ードの曲げ強度を向上させることができる。
【0033】上記のカード基材2のICモジュール用凹
部21のICモジュール3との接着面に接着層4を配置
し、ICモジュール3を挿入し、ホットスタンパーなど
により熱押圧(例えば100〜170℃、5〜15kg
/cm2 、5〜10秒)することでICモジュール3を
ICモジュール用凹部21に装着固定し、ICカード1
を得ることができる。この場合、接着層4としてはポリ
エステル系の接着シートが好ましく用いられる。
【0034】また、不織布の両面にアクリル系粘着剤を
塗布した両面粘着シートや、常温硬化型ウレタン系接着
剤、エポキシ系接着剤、シアノアクリレート系接着剤な
どの液状接着剤により接着することもできる。この場
合、熱押圧はせず、常温押圧を行ってもよい。
【0035】さらに、ICモジュール3の保護層37を
用いてカード基材2のICモジュール用凹部21とIC
モジュール3とを接着することもできる。この場合に
は、保護層37を形成する材料の液状樹脂材料で配線部
33を被覆して塗布し、固化させる前にICモジュール
用凹部21にICモジュール3を挿入し、保護層37を
固化させて形成することができる。これによりICモジ
ュールをカード基材に接着するための接着層を別途設け
なくともよく、製造コストを削減して形成することが可
能である。
【0036】上記の本実施形態のICカードは、カード
基材のICモジュール用凹部に、モジュール基材上に形
成された配線部が封止樹脂あるいは保護層に被覆されて
いるICモジュールが装填されて形成されている。従っ
て、ICモジュールとICカードのカード基材の間の隙
間に水分が侵入したり、水が溜まったりしても、モジュ
ール基材上に形成された配線部の短絡や配線部の腐食を
抑制することが可能であり、耐水性を向上させることが
できる。
【0037】また、ICモジュール用凹部21の周縁全
周に、切欠22を設けることによりカードにかかる応力
を緩和してカードの曲げ強度を向上させることができる
が、切欠部分に水分が侵入しやすく、モジュール基材上
に形成された配線部の耐水性を向上させることが望まれ
ていたが、本実施形態の配線部が封止樹脂あるいは保護
層に被覆されているICモジュールを用いてICカード
を形成することで、効果的に耐水性を向上させることが
できる。
【0038】本発明は上記の実施形態に限定されない。
例えば、モジュール基材、カード基材は単層構成でも多
層構成でもよい。また、接触型のICモジュールの他に
非接触型のICモジュールを有するハイブリッド型のI
Cカードとすることもできる。その他、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
【0039】
【発明の効果】本発明のICモジュールによれば、モジ
ュール基材上に形成された配線部が封止樹脂あるいは保
護層に被覆されている形態であるので、本発明のICモ
ジュールを用いてICカードを形成すれば、ICモジュ
ールとICカードのカード基材の間の隙間に水分が侵入
したり、水が溜まったりしても、モジュール基材上に形
成された配線部の短絡や配線部の腐食を抑制することが
可能であり、耐水性を向上させることができる。
【0040】また、本発明のICカードによれば、カー
ド基材のICモジュール用凹部に、モジュール基材上に
形成された配線部が封止樹脂あるいは保護層に被覆され
ているICモジュールが装填されて形成されているの
で、ICモジュールとICカードのカード基材の間の隙
間に水分が侵入したり、水が溜まったりしても、モジュ
ール基材上に形成された配線部の短絡や配線部の腐食を
抑制することが可能であり、耐水性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、第1実施形態にかかるICモジ
ュールの外部端子側からの平面図であり、図1(b)は
封止樹脂で封止されたICチップおよび配線層側からの
平面図であり、図1(c)は図1(a)中のB−B’に
おける断面図である。
【図2】図2(a)は、第2実施形態にかかるICカー
ドの平面図であり、図2(b)は図2(a)中のA−
A’における断面図であり、図2(c)は図2(b)中
の領域Xの拡大図である。
【図3】図3(a)は、従来例にかかるICカードの平
面図であり、図3(b)は図3(a)中のA−A’にお
ける断面図であり、図3(c)は図3(b)中の領域Y
の拡大図である。
【符号の説明】
1…ICカード、2…カード基材、21…ICモジュー
ル用凹部、22…切欠、3…ICモジュール、30…モ
ジュール基材、31…外部端子、32…スルーホール、
33…配線部、34…ICチップ、35…ボンディング
ワイヤ、36…封止樹脂、37…保護層、4…接着層。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モジュール基材と、 前記モジュール基材の一方の面上に設けられた外部端子
    と、 前記モジュール基材の他方の面上に設けられたICチッ
    プと、 前記他方の面上に形成され、前記ICチップと接続する
    配線部と、 前記モジュール基板を貫通して前記外部端子と前記配線
    部を導通するスルーホールと、 前記ICチップおよび前記ICチップ近傍部分の配線部
    を封止する封止樹脂と、 前記封止樹脂に封止された部分を除く部分の前記配線部
    を被覆して形成された保護層とを有するICモジュー
    ル。
  2. 【請求項2】前記保護層が、ウレタン系、ビニル系、ポ
    リエステル系、アクリル系、ポリオレフィン系、エポキ
    シ系、シリコン系、合成ゴム系の樹脂材料およびこれら
    の混合物から選ばれた材料から形成されている請求項1
    記載のICモジュール。
  3. 【請求項3】カード基材に形成されたICモジュール用
    凹部にICチップを有するICモジュールが装填されて
    形成されているICカードであって、 前記ICモジュールは、 モジュール基材と、 前記モジュール基材の一方の面上に設けられた外部端子
    と、 前記モジュール基材の他方の面上に設けられたICチッ
    プと、 前記他方の面上に形成され、前記ICチップと接続する
    配線部と、 前記モジュール基板を貫通して前記外部端子と前記配線
    部を導通するスルーホールと、 前記ICチップおよび前記ICチップ近傍部分の配線部
    を封止する封止樹脂と、 前記封止樹脂に封止された部分を除く部分の前記配線部
    を被覆して形成された保護層とを有し、 前記ICモジュール用凹部に前記ICチップが設けられ
    た面側から前記ICモジュールが装填されて形成されて
    いるICカード。
  4. 【請求項4】前記ICモジュール用凹部の周縁に沿って
    切欠が形成されている請求項3記載のICカード。
  5. 【請求項5】前記保護層が、前記ICモジュールを前記
    カード基材に接着する接着層としての機能を有する請求
    項3または4に記載のICカード。
  6. 【請求項6】前記保護層が、ウレタン系、ビニル系、ポ
    リエステル系、アクリル系、ポリオレフィン系、エポキ
    シ系、シリコン系、合成ゴム系の樹脂材料およびこれら
    の混合物から選ばれた材料から形成されている請求項3
    〜5のいずれかに記載のICカード。
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